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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

診断・検査に関する文献

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((SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2024)) and ((SH=診断,画像診断,X線診断,放射性核種診断,超音波診断) or (検査/TI or 診断/TI or PCR/TI or test/TI)) or (COVID-19検査/TH)) not (PT=症例報告,事例)

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2024年5月1日更新

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y325460012<Pre 医中誌>】(解説)
ERにおける臨床検査技師によるタスク・シフト/シェアについて
抄録
2022年4月より、当院救急外来(以下八戸ER)初となる救命救急検査士Emergency Room Medical Technologist(以下ERMT)の常駐が開始された。参入にはタスク・シフト/シェアを意識した業務体制を並行して整えた。さらに検査技師の専門性を発揮することを中心とした実務の構築に務めた。これにより2018年12月より施行された医療法等の一部改正により必要であったER内の検査機器の管理作業日誌作成と記録を開始し、救急医が担当していたCOVID-19関連の検体採取・結果判定をERMTへ業務移管できた。採血業務では静脈路確保の時点から業務支援する事により、再採血の回避や検体滞留時間の短縮に貢献していると考える。検査前工程を実務担当することは精度管理上の意義も非常に大きい。救急医療現場において多職種と共に業務遂行する事は、臨床検査に関するニーズと課題をリアルタイムに知る機会になり、リエゾンとしての行動がタスク・シフト/シェア推進への鍵である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者奥沢 悦子(八戸市立市民病院/救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁八戸市立市民病院医誌 (0389-5122)/41巻 p.57-63発行年月2024.03
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【Y325440012<Pre 医中誌>】(解説)
2022年病理部/病理診断科業務統計
抄録
2022年1月から12月までの病理部/病理診断科の業務統計をまとめた。総依頼件数は前年より約1,000件減少し16,972件であった。内訳は組織診が9,109件,細胞診が7,861件で,病理解剖は2件であった。迅速診断は組織診が3.5%減の640件,細胞診が6.5%減の963件であった。院外受託は4.6%増の459件であった。業務件数については,作製ブロック数が4.3%増の57,922個,普通染色が1.5%増の81,847枚,特殊染色が7.3%減の4,758枚,免疫染色は0.4%減の18,172枚,HER2-IHCは5.0%増の984件であった。遺伝子検査の総依頼件数は4,236件で倍増した。依頼件数はこれまで減少傾向にあったが,新型コロナウイルス感染症の集団感染による病棟閉鎖などで,さらに減少した。しかし,業務件数は,作製ブロック数,染色枚数が増加傾向にあり,業務量は減少していない。院外受託は,微増した。免疫染色は,治療法選択のための詳細な検討の必要性から増加傾向が続いていたが,わずかに減少した。コンパニオン診断やゲノム医療を念頭に置いた検体の取り扱いが必要となることから手術室でのホルマリン固定までの間,摘出材料を冷蔵保存することにしている。今後も新潟県がん診療連携拠点病院,がんゲノム連携病院の病理部/病理診断科としての役割を果たしていきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 由美(新潟県立がんセンター新潟病院/病理部・病理診断科)ほか収載誌/巻号頁県立がんセンター新潟病院医誌 (0549-4788)/62巻1号 p.91-97発行年月2024.02
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【Y322100005<Pre 医中誌>】(解説)
【新時代の認知症医療における診断・生活支援の意義と課題】デジタル技術は認知症医療をどのように変え得るか?医療提供者はどうあるべきか? 認知症診療におけるデジタル技術活用の意義と臨床的課題
抄録
認知症診療において,神経心理検査は不可欠である.しかし,心理士などのマンパワーの不足,さらには新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による対面での検査の制限から,必要な対象者すべてに十分に施行できているとは言い難い.そこで期待されるのがデジタル技術の活用である.本稿では,既存の検査のデジタル化やテレビ会議システムを用いた神経心理検査の信頼性について述べたあとに,われわれが作成したオンラインで施行可能な認知機能検査「脳検」と,本邦に初めて登場するアルツハイマー病の根本治療薬の適用者の決定に「脳検」か果たしうる役割について,私見を交えて紹介する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 正之(国立長寿医療研究センター もの忘れセンター)収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/35巻35 p.42-47発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y314280002<Pre 医中誌>】(原著論文)
令和4年度和歌山市における新型コロナウイルス感染症の検査状況について
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医中誌Web
著者池端 孝清(和歌山市衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁和歌山市衛生研究所報 (0913-5235)/28号 p.30-31発行年月2024.02
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論文タイトル
【Y313340001<Pre 医中誌>】(原著論文)
尼崎市における新型コロナウイルス検査(2022年7月1日から2023年5月7日)
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医中誌Web
著者村山 隆太郎(尼崎市立衛生研究所 感染症制御)ほか収載誌/巻号頁尼崎市立衛生研究所報 (0913-5146)/49号 p.29-33発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y313220007<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ抗原検査陰性の発熱患者について 2023年9、10月
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医中誌Web
著者布施 健生(やまのべ耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁山形県医師会学術雑誌 (1340-783X)/65巻 p.38発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y313140032<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染症先行寒冷凝集素症を契機に診断した若年男性のSLE合併混合型AIHAの一例
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医中誌Web
MedicalOnline
著者平沼 直子(兵庫県立尼崎総合医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本輸血細胞治療学会誌 (1881-3011)/70巻1号 p.65発行年月2024.02
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論文タイトル
【Y312180047<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症の検査体制の振り返り
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医中誌Web
著者野村 俊仁(広島大学病院 感染症科)収載誌/巻号頁広島医学 (0367-5904)/77巻2号 p.82発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y312180003<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症の検査体制の振り返り
抄録
新型コロナウイルス感染症の広島県内での最初の発生から3年以上が経過した。現在では,医療機関の規模に応じたさまざまな検査が可能となっているが,初期には検査体制の確立に難渋した。広島県新型コロナウイルス感染症に関わるPCR検査等の標準化に向けた会議では,PCR法,LAMP法,迅速抗原検査などの精度管理について検討し,県内の検査精度の確保に努めた。現在の感染症疾患に対してだけでなく,今後の新興・再興感染症への対策にも重要であるため,新型コロナウイルス感染症検査の問題と対応について振り返り,報告する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者野村 俊仁(広島大学病院 感染症科)収載誌/巻号頁広島医学 (0367-5904)/77巻2号 p.47-50発行年月2024.02
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【Y312030020<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19(診断検査と教育) これからのSARS-CoV-2検査の考え方・用い方
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医中誌Web
著者太田 賢治(長崎大学病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁JARMAM (0915-1753)/33巻1号 p.43発行年月2023.12
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【Y312030019<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19(診断検査と教育) ポストコロナへの課題 COVID-19の検査が本当に"できる"ようになったのか?
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医中誌Web
著者米谷 正太(杏林大学 保健学部臨床検査技術学科)収載誌/巻号頁JARMAM (0915-1753)/33巻1号 p.42発行年月2023.12
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【Y312030014<Pre 医中誌>】(会議録)
パンデミック後の検査戦略 医療機関ごとに考える新型コロナの最適な検査法
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医中誌Web
著者明石 祐作(あかし内科クリニック)収載誌/巻号頁JARMAM (0915-1753)/33巻1号 p.37発行年月2023.12
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【Y307331096<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスPCR検査で鼻咽頭スワブを誤飲し,11日後に自然排泄した2歳男児例
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医中誌Web
著者下山 恭平(東京女子医科大学附属八千代医療センター 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/128巻2号 p.417発行年月2024.02
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【Y307330806<Pre 医中誌>】(会議録)
6ヵ月前のCOVID-19罹患歴から診断に苦慮したMIS-C症例
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医中誌Web
著者石橋 信弘(国立病院機構長崎医療センター 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/128巻2号 p.344発行年月2024.02
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【Y307330537<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍以後も百日咳はcommon diseaseであり続ける 百日咳早期診断の試みからの報告
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医中誌Web
著者松田 正(みさとファミリークリニック)収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/128巻2号 p.276発行年月2024.02
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【Y307330405<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19に感染した未就学児における抗原検査キット陽性期間
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医中誌Web
著者大塚 真理子(順天堂大学 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/128巻2号 p.242発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y307330398<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染後に血性心嚢液貯留を繰り返し,腫瘍直接生検で診断に至った心膜原発滑膜肉腫の症例
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医中誌Web
著者森 雅啓(大阪府立病院機構大阪母子医療センター 小児循環器科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/128巻2号 p.240発行年月2024.02
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【Y307190037<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19パンデミック期間中の国際渡航時に必要な検査の変遷
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著者楯 和馬(福島県立医科大学 医学部・医学科学部)ほか収載誌/巻号頁宇宙航空環境医学 (0387-0723)/61巻1号 p.42発行年月2024.03
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【Y306350165<Pre 医中誌>】(会議録)
長期にpost COVID-19 conditionと診断されていたバセドウ病の1例
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医中誌Web
著者澤村 俊孝(浅ノ川総合病院 内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.167発行年月2023.08
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【Y306350163<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19に対するmRNAワクチン接種後に症状出現し悪性リンパ種と診断された2例
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医中誌Web
著者小野瀬 剛生(岩手県立胆沢病院 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.167発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y306340261<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19罹患後に全身倦怠感を認め二次性副腎皮質機能低下症と診断した1例
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医中誌Web
著者藤原 稜(兵庫県立丹波医療センター 内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.266発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y306130159<Pre 医中誌>】(会議録)
肝細胞癌の診断と治療におけるCOVID-19パンデミックの影響 全国規模の肝癌・肝硬変レジストリ(REgistry for Advanced Liver diseases:REAL)の解析
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医中誌Web
著者奥新 和也(東京大学 消化器内科)ほか収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/113巻113 p.170発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y305380128<Pre 医中誌>】(会議録)
胃癌術前検査のFDG/PET-CTで認められたCOVID-19ワクチン接種後の腋窩リンパ節への反応性集積
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医中誌Web
著者佐々木 陽典(東邦大学 医学部総合診療・救急医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/18巻18 p.O-097発行年月2022.02
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【Y305380029<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行中に複数医療機関を受診したが,診断に至らず重症化したマラリア症例
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医中誌Web
著者西谷 高広(国立病院機構北海道医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/18巻18 p.N-005発行年月2022.02
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【Y305060013<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19罹患後に腹痛で発症し診断に難渋したIgA血管炎の日本人男児例
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者松梨 聡史(国立国際医療研究センター病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁小児科 (0037-4121)/65巻2号 p.183-188発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y304480080<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19軽症者療養施設医療対応のための検査体制とその有用性
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医中誌Web
著者高山 真(東北大学病院 総合地域医療教育支援部総合診療科・漢方内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.178発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y304480079<Pre 医中誌>】(会議録)
厚木市立病院における新型コロナウイルス核酸検出検査陽性者数の推移
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医中誌Web
著者小此木 英男(厚木市立病院 内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.177発行年月2021.09
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論文タイトル
【Y304480073<Pre 医中誌>】(会議録)
当科におけるSARS-CoV-2 PCRによるCOVID-19診断エラー症例のまとめ
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医中誌Web
著者埴岡 裕介(大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.174発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y304480071<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19陽性患者における、早期の胸部CT画像所見と身体症状、血液生化学検査データの関連性の検討
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医中誌Web
著者福田 聡史(国際医療福祉大学塩谷病院 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.173発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y304480067<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症抗原定量検査を利用した疑似症患者対応の有用性
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医中誌Web
著者島田 恵(東海大学医学部付属大磯病院 総合内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.171発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y304470149<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19の流行下で誤嚥性肺炎が疑われ,診断が遅れた関節リウマチの1例
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医中誌Web
著者山崎 愛子(東京ベイ・浦安市川医療センター 内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.173発行年月2021.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y304470125<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19抗原検査偽陽性と考えられた伝染性単核球症の1例
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医中誌Web
著者大北 莉奈(住友病院 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.160発行年月2021.02
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【Y304470113<Pre 医中誌>】(会議録)
わが国のコロナウィルスのPCRのCt値について
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医中誌Web
著者橋本 直樹(三田市民病院 救急科)収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.154発行年月2021.02
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【Y304470109<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19に対する利用性バイアスにより診断エラーに陥ったツツガムシ病の一例
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医中誌Web
著者井原 紫逸(千葉大学 医学部)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/17巻17 p.152発行年月2021.02
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【Y304170002<Pre 医中誌>】(解説)
医療経営士のための臨床講座 臨床入門(第116回) 新型コロナ感染症のPCR検査と抗原検査の原理
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医中誌Web
著者山田 幸宏(昭和伊南総合病院 健診センター)収載誌/巻号頁医療経営士/116号 p.38-39発行年月2024.02
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【Y301480050<Pre 医中誌>】(会議録)
PCR検査陽性が6週間以上持続したCOVID-19の一症例
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医中誌Web
著者佐藤 晴紀(永寿総合病院 総合内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/16巻16 p.97発行年月2020.09
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【Y301480049<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスPCR検査のピットフォール 二度目のPCR検査で診断確定に至ったCOVID-19の一例
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医中誌Web
著者久保 徳彦(国立病院機構別府医療センター 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/16巻16 p.96発行年月2020.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y301480036<Pre 医中誌>】(会議録)
複数回の咽頭拭い液検査が陰性であったが、気管内吸引液PCR検査にてCOVID-19を診断した1例
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医中誌Web
著者斎藤 雅也(埼玉医科大学附属病院 総合診療内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/16巻16 p.87発行年月2020.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y301480030<Pre 医中誌>】(会議録)
鼻咽頭検体で2度PCR陰性も、喀痰検体で診断に至ったCOVID-19肺炎の一例
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医中誌Web
著者西村 拓人(東海大学医学部付属病院 総合内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/16巻16 p.84発行年月2020.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y229180017<Pre 医中誌>】(解説)
【新しい検査,慣れない検査Q&A】(Part2)感染症 (Question16)COVID-19検査について教えてください.
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医中誌Web
著者石橋 令臣(東京医科大学八王子医療センター 感染症科)収載誌/巻号頁Visual Dermatology (2186-6589)/23巻3号 p.248-249発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228380003<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19流行が内分泌検査数に与えた変化
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者大塚 勇輝(岡山大学 学術研究院医歯薬学域総合内科学)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/20巻1号 p.18-21発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228290002<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検体プール検査法の検討と実態
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医中誌Web
著者平田 翔子(尼崎市立衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁尼崎市立衛生研究所報 (0913-5146)/48号 p.33-35発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228290001<Pre 医中誌>】(原著論文)
尼崎市における新型コロナウイルス検査 2020年2月3日から2022年6月30日
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医中誌Web
著者村山 隆太郎(尼崎市立衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁尼崎市立衛生研究所報 (0913-5146)/48号 p.29-32発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228250214<Pre 医中誌>】(会議録)
入院時SARS-CoV-2 PCR検査で陽性と判明した無症候COVID-19症例の検討
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医中誌Web
著者宮崎 幹規(名古屋記念病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/92回・65回・70回 p.291発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228250083<Pre 医中誌>】(会議録)
産業医科大学病院における入院予定患者ならびに救急受診患者を対象としたCOVID-19スクリーニングPCR検査の効果の検討
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医中誌Web
著者赤田 憲太朗(産業医科大学病院 感染制御部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/92回・65回・70回 p.248発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228250013<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19濃厚接触者においてレジオネラ肺炎を診断した一例
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医中誌Web
著者夫津木 遼(長崎大学病院 医療教育開発センター)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/92回・65回・70回 p.224発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228240134<Pre 医中誌>】(会議録)
定量的SARS-CoV-2抗体検査が診断補助に有用な可能性が示唆された、低ウイルス量持続のCOVID-19の1例
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医中誌Web
著者太田 賢治(長崎大学病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.251発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240122<Pre 医中誌>】(会議録)
海外渡航目的の新型コロナウイルス検査への長崎大学病院としての対応
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医中誌Web
著者太田 賢治(長崎大学病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.247発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240113<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスワクチンの副反応が疑われたが、菌血症と診断された2例
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医中誌Web
著者岩本 伸紀(京都市立病院 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.245発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240110<Pre 医中誌>】(会議録)
病院を持たない医療系大学による地域感染制御への貢献を目指した新型コロナウイルスPCR検査体制の確立
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医中誌Web
著者山本 隆敏(熊本保健科学大学 医学検査学科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.244発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240109<Pre 医中誌>】(会議録)
人工呼吸器管理を行ったCOVID-19患者における鼻咽頭ぬぐい液のSARS-CoV-2抗原検査の検討
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医中誌Web
著者堀元 絵梨花(愛媛大学 大学院血液・免疫・感染症内科学)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.244発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240105<Pre 医中誌>】(会議録)
当院における新型コロナウイルス感染患者へのインターフェロンλ3測定検査の臨床的有効性とその実際
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医中誌Web
著者武藤 義和(公立陶生病院)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.242発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240103<Pre 医中誌>】(会議録)
臨床的特徴の記述研究を活用したCOVID-19診断スコアリングの試み
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医中誌Web
著者山田 豊(京都民医連中央病院 総合内科)収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.242発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240096<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス中和抗体検査と抗RBD抗体検査の臨床的妥当性の検証
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医中誌Web
著者森永 芳智(富山大学 学術研究部医学系微生物学講座)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.240発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240094<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断における鼻咽頭拭い液検体と比較した鼻腔拭い液検体の有用性の検証
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医中誌Web
著者倭 正也(りんくう総合医療センター 総合内科・感染症内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.239発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228240093<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルス(COVID-19)のリアルタイムPCRによるウィルス定量
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医中誌Web
著者井上 唯史(洛和会音羽病院 形成外科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.239発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228140124<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染症流行後における成人RSV感染症例の診断状況と臨床像
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医中誌Web
著者高橋 洋(坂総合病院 呼吸器科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/71回・69回 p.150発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228140077<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスに対する細胞性免疫の新規検査法の開発とワクチン接種者を中心とした臨床評価
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医中誌Web
著者齊藤 太郎(ミナリスメディカル 経営戦略室新規事業推進部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/71回・69回 p.131発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228140074<Pre 医中誌>】(会議録)
SARS-CoV2検査陽性が長期間持続した抗CD20抗体投与歴のあるCOVID-19の1例
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医中誌Web
著者松田 直也(成田赤十字病院 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/71回・69回 p.130発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228140028<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19第一波初期に迅速に診断しえたジカウイルス感染症の一例
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医中誌Web
著者山下 耕平(さいたま市立病院 内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/71回・69回 p.112発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130087<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスのPCRで偽陽性と判断された1例
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医中誌Web
著者高橋 夏衣(坂総合病院 呼吸器科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.184発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130075<Pre 医中誌>】(会議録)
感染流行期に、新型コロナウイルス抗原定量検査は入院時スクリーニングとして有用か
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医中誌Web
著者森島 雅世(国家公務員共済組合連合会虎の門病院 臨床感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.180発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130074<Pre 医中誌>】(会議録)
地域PCRセンターにおける新型コロナウイルス迅速抗原検査キットの検討
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医中誌Web
著者喜安 嘉彦(筑波メディカルセンター病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.180発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130072<Pre 医中誌>】(会議録)
鼻腔検体を用いた新型コロナウイルス抗原検査の診断性能と鼻咽頭採取と比較した鼻腔採取の咳・くしゃみや痛みの特徴
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医中誌Web
著者竹内 優都(筑波大学附属病院 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.179発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130067<Pre 医中誌>】(会議録)
大学病院付属PCRセンターにおける新型コロナウイルス検出例の分子疫学的解析
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医中誌Web
著者石川 文博(昭和大学病院 PCRセンター)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.178発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y228130013<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍で複数回の発熱・血栓症が生じ、複数回受診するも見逃されていた感染性心内膜炎の診断検証
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医中誌Web
著者宇藤 薫(セコメディック病院)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.163発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y227130230<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルス肺炎診断支援臨床実装システムの開発 初期報告
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医中誌Web
著者小塚 健倫(近畿大学 放診)ほか収載誌/巻号頁Japanese Journal of Radiology (1867-1071)/41巻Suppl. p.30発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y227120063<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ肺炎の画像診断
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医中誌Web
著者山田 大輔(聖路加国際病院 放射線科)収載誌/巻号頁Japanese Journal of Radiology (1867-1071)/40巻Suppl. p.9発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y226200006<Pre 医中誌>】(解説)
【小児COVID-19の現在地と小児医療に与えたインパクト】COVID-19の総論update 検査
抄録
<文献概要>▼周囲の流行状況や患者との接触歴,家族内の有症状者の有無について確認し,その結果をもとに検査にすすむ.▼検査を実施する際は,適切な個人防護具の装着が必要となる.▼核酸検出検査は,最も感度が高い検査法だが,感染後,長期間,持続的に検出される可能性がある.▼抗原定性検査は,簡易で迅速に結果が得られるため,感染症の早期診断には有用であるが,他の方法に比べ感度が低い.▼抗S抗体は自然感染とワクチン接種により誘導されるのに対し,抗N抗体は自然感染のみで誘導される.
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者石和田 稔彦(千葉大学真菌医学研究センター 感染症制御分野)収載誌/巻号頁小児科診療 (0386-9806)/87巻3号 p.273-278発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y222390002<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19が遺したもの】抗体検査
抄録
SARS-CoV-2に対する抗体はCOVID-19既感染者もしくはワクチン接種者より検出される.SARS-CoV-2を構成するタンパクのうち,抗体認識の対象となるのは,スパイクタンパク(S)と,ヌクレオカプシドタンパク(N)であり,それぞれに対する抗体が測定可能である.抗S抗体はCOVID-19既感染者,ワクチン接種者において産生されるが,抗N抗体はCOVID-19既感染者にのみ産生される.抗体検査により検査時点でのCOVID-19感染を診断することはできず,また,現在日本国内で体外診断用医薬品として承認を得た抗体検査はない.臨床現場において抗体検査が用いられる場面は限られているが,COVID-19後遺症やCOVID-19関連多系統炎症性症候群が疑われるも,病原体診断を受けていない,もしくは無症状感染者であった患者に対して,感染歴の有無を調べることが可能である.また特定の集団に対し抗N抗体保有率を調査することで,その集団のCOVID-19疾病負荷を推定することも可能である.ただし,抗体検査の結果をCOVID-19に対する免疫能の指標とすることは推奨されていない.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者加勢田 富士子(長崎大学 医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野)ほか収載誌/巻号頁臨床とウイルス (0303-8092)/51巻5号 p.247-251発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y222390001<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19が遺したもの】呼吸器ウイルス感染症診断における遺伝子検出法のこれまでと今後の展望
抄録
新感染症の流行初期において真先に構築可能な検査方法は遺伝子検出法である.新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって,わが国でも呼吸器ウイルス感染症の臨床診断において,リアルタイムPCRベースの検査法が普及するようになった.つぎのパンデミックに備えるためには,せっかく普及した検査インフラを衰退させないことが重要であり,SARS-CoV-2以外の呼吸器病原体検出へも応用をひろげて検査需要を確保し,必要試薬,消耗品類の輸入・生産体制を維持していくことが必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者白戸 憲也(国立感染症研究所 ウイルス第3部第5室)収載誌/巻号頁臨床とウイルス (0303-8092)/51巻5号 p.239-246発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221370110<Pre 医中誌>】(会議録)
佐賀県のCOVID-19予防対策における臨床検査技師としての活動について
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医中誌Web
著者森屋 一雄(佐賀県庁健康福祉部 健康福祉政策課内佐賀県IHEAT事務局)ほか収載誌/巻号頁日臨技九州支部医学検査学会/57回 p.np113発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221370109<Pre 医中誌>】(会議録)
保健所臨床検査技師としてのCOVID-19への関わり
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医中誌Web
著者嘉陽 ゆりや(沖縄県立北部病院)収載誌/巻号頁日臨技九州支部医学検査学会/57回 p.np112発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221370044<Pre 医中誌>】(会議録)
当館における新型コロナウイルススクリーニング検査の遍歴とその解析
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医中誌Web
著者矢野 智彦(佐賀県医療センター好生館)ほか収載誌/巻号頁日臨技九州支部医学検査学会/57回 p.np46発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221370043<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス抗原定量検査の有用性の検討
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医中誌Web
著者樋渡 まこ(国立病院機構鹿児島医療センター)ほか収載誌/巻号頁日臨技九州支部医学検査学会/57回 p.np45発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221270013<Pre 医中誌>】(原著論文)
長崎県環境保健研究センターにおける新型コロナウイルス検査の概要(2022年度)
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医中誌Web
著者松本 文昭(長崎県環境保健研究センター)ほか収載誌/巻号頁長崎県環境保健研究センター所報 (1883-7441)/68号 p.143-146発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y221270002<Pre 医中誌>】(原著論文)
インシリコ解析/LC-MS検出法に基づく新型コロナウイルス検査の実用性評価
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医中誌Web
著者辻村 和也(長崎県環境保健研究センター)ほか収載誌/巻号頁長崎県環境保健研究センター所報 (1883-7441)/68号 p.51-59発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y220240220<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染拡大前後における画像検査の地域差
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医中誌Web
著者岡野 員人(国際医療福祉大学 保健医療学部放射線情報科学科)ほか収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/28巻28 p.154発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y219430008<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルスにおけるリアルタイムPCR検査,変異株スクリーニング検査及びゲノム解析結果(2022年4月~2023年3月)
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医中誌Web
著者江原 勇登(埼玉県衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁埼玉県衛生研究所報 (2433-9962)/57号 p.60-64発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y216460150<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染症罹患後に中枢性副腎皮質機能低下症と診断した3症例
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医中誌Web
著者山下 真(福岡徳洲会病院 心療内科・内分泌・糖尿病内科)ほか収載誌/巻号頁日本心身医学会総会ならびに学術講演会プログラム・抄録集/64回 p.169発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y216220008<Pre 医中誌>】(会議録)
機械学習を用いた新型コロナウイルス感染症診断支援プログラムの開発
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医中誌Web
MedicalOnline
著者新井 映美(富山大学 感染症学講座)ほか収載誌/巻号頁Toyama Medical Journal (2189-2466)/34巻1号 p.48-49発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y216050022<Pre 医中誌>】(解説)
【POCUSの決め手。早く、正確な診断のために】(4章)症状別検査の進め方 呼吸困難
抄録
<文献概要>はじめに POCUS領域で注目を浴びる肺エコーは呼吸困難の鑑別ツールとして有用で,COVID-19パンデミックを経て爆発的な普及をみせている.本稿では,まず肺エコーの総論について簡単に述べ,次に各論として,代表的な病態である気胸,胸水貯留,sonographic interstitial syndrome(SIS)について,病態生理を簡潔に説明する.その後,実際の画像を提示しながら,診断に至る過程,肺エコーに関する代表的なエビデンス,最後に肺エコーの注意点・限界点について解説する.超音波の設定や肺エコーに関する基本操作,基本画像については,3章「肺・気道」を参照されたい.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者柳沼 和史(自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座)ほか収載誌/巻号頁検査と技術 (0301-2611)/52巻3号 p.298-304発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y215430162<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染症を契機に診断されたACTH単独欠損症の一例
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医中誌Web
著者清水 里奈(春日井市民病院)ほか収載誌/巻号頁日本内分泌学会雑誌 (0029-0661)/99巻4号 p.983発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y215380416<Pre 医中誌>】(会議録)
流行期(波)の新型コロナウイルス感染者数と、健康成人対象試験入院日における新型コロナウイルス核酸増幅検査(TMA検査)陽性率との関連性の検討
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医中誌Web
著者小川 静香(相生会臨床薬理センター墨田病院)ほか収載誌/巻号頁日本臨床薬理学会学術総会抄録集 (2436-5580)/44回 p.3-C-P-F3発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y215380382<Pre 医中誌>】(会議録)
本邦及び米国における新型コロナウイルス感染症検査キットの承認状況
リンク情報
医中誌Web
著者出居 真由美(順天堂大学 革新的医療技術開発研究センター)ほか収載誌/巻号頁日本臨床薬理学会学術総会抄録集 (2436-5580)/44回 p.2-C-P-H2発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y215380292<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19パンデミック下での事業継続及び感染拡大防止を目指した唾液PCR検査による無症候性感染者積極的スクリーニングの有用性の検討
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医中誌Web
著者冨田 典子(国立国際医療研究センター 臨床研究センター)ほか収載誌/巻号頁日本臨床薬理学会学術総会抄録集 (2436-5580)/44回 p.3-C-O17-4発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y213170003<Pre 医中誌>】(解説)
診断と治療のTopics HIV感染者とlong-COVID
抄録
Long-COVIDは,COVID-19急性期を過ぎた時期において,遷延する症状や新規に出現する症状全般を指す。倦怠感,呼吸困難,記憶障害,集中力低下,嗅覚・味覚障害,脱毛など,症状は多岐にわたる。病態機序として炎症に伴う臓器機能障害,ウイルス長期残存,自己免疫応答,ほかの持続感染ウイルス再活性化などが想定される。女性,高齢者,ワクチン未接種者などにおいてlong-COVIDのリスクが高いといわれ,HIV感染者においても同様の傾向がある。未治療あるいはCD4陽性リンパ球数低値のHIV感染者は非HIV感染者に比しlong-COVID発症リスクが高い可能性はあるものの,不明な点が多い。(著者抄録)
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医中誌Web
著者田中 勝(がん・感染症センター都立駒込病院)収載誌/巻号頁HIV感染症とAIDSの治療 (2185-1689)/14巻1号 p.16-21発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y209040028<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスの院内PCR検査体制の構築と拡充に向けた取り組み
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医中誌Web
著者武藤 沙起里(東京都立豊島病院 検査科)ほか収載誌/巻号頁板橋区医師会医学会誌 (1342-9795)/26巻 p.91発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y207260011<Pre 医中誌>】(解説)
臨床検査技師によるSARS-CoV-2検体採取の取り組み
抄録
SARS-CoV-2感染拡大に伴い医師・看護師の不足で医療業界が逼迫している中,2022年12月時点での臨床検査技師が新型コロナウイルスのための検体採取を行っている施設は33.3%と半数を下回っている1).当院では2001年から医師の承諾書と指示の下にインフルエンザとマイコプラズマ抗原の採取を行なっている.その経験を活かしタスクシフト/シェアの一環として臨床検査技師が主体となり鼻咽頭からの検体採取や感染対策マニュアルの作成などの業務を行っている.検体採取時に検査説明を行うことで安全に採取ができ,検査に適した検体の採取に繋がった.実際に検査を行う臨床検査技師が検体採取業務,マニュアル作成を行なうことでチーム医療の中で大きく貢献することができた.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者今知 良太(国家公務員共済組合連合会吉島病院 臨床検査科)ほか収載誌/巻号頁広島臨床検査 (2187-4263)/12巻 p.63-66発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y207100002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
古典的テスト理論と項目反応理論を用いた成人におけるCOVID-19感染恐怖尺度日本語版の検討(Examination of the Japanese version of the Fear of COVID-19 Scale among Adults Using Classical Test Theory and Item Response Theory)
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医中誌Web
著者Adachi Keiichiro(Yamaguchi University)ほか収載誌/巻号頁Japanese Psychological Research (0021-5368)/66巻1号 p.98-107発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y207070002<Pre 医中誌>】(解説)
アフターコロナ時代における臨床検査の未来を考える 救急車iPad、ドクターヘリ、ドローン・ロボット、そして宇宙への挑戦の実例から
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医中誌Web
MedicalOnline
著者円城寺 雄介(佐賀県庁)収載誌/巻号頁生物試料分析 (0913-3763)/46巻5号 p.215-223発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y202450012<Pre 医中誌>】(原著論文)
2022年度性器クラミジア感染症及び淋菌感染症の抗原検査結果概要
抄録
2022年度に当所に検査依頼された性器クラミジア感染症及び淋菌感染症に係る抗原検査の検体数は、244件(男性176件、女性68件)であり、2020年から3年連続で低水準を維持している。これは、新型コロナウイルス感染症の流行が継続したことによる窓口業務の縮小や、検査受診の自粛等の影響と考えられる。性器クラミジア抗原陽性検体は244件中10件(男性4件、女性6件)で、陽性率は4.1%であった。一方、淋菌抗原陽性検体は242件中1件(男性0件、女性1件)で、陽性率は0.4%であった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者江藤 良樹(福岡県保健環境研究所)ほか収載誌/巻号頁福岡県保健環境研究所年報 (0918-9173)/50号 p.125-126発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y201460076<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19診療の総括とこれから COVID-19の病態と診断・治療のこれから
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医中誌Web
著者馬場 啓聡(東北大学病院 総合感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻1号 p.58発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y201120003<Pre 医中誌>】(解説)
【コロナ禍によって変化した思春期世代の意識と行動~性感染症動向から見えてきたもの~】思春期の性感染症防止における性感染症郵送検査の現状について
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医中誌Web
著者渡會 睦子(東京医療保健大学 医療保健学部看護学科)収載誌/巻号頁思春期学 (0287-637X)/41巻4号 p.390-396発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130400305<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行下の嚥下内視鏡検査の実際
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医中誌Web
著者山手 佳苗(国立病院機構九州医療センター 歯科口腔外科・口腔腫瘍・口腔ケアセンター)ほか収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/5巻Suppl.2 p.222-223発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130400079<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスPCR検査拒否のため栄養障害の診断・治療に苦慮した発達障害児の一例
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医中誌Web
著者田川 学(筑波大学 医学医療系小児科学)ほか収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/5巻Suppl.2 p.64発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130390231<Pre 医中誌>】(会議録)
市中病院でのCOVID-19の診断におけるNEAR法の偽陽性・偽陰性の検証
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医中誌Web
著者水堂 祐広(麻生総合病院 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁感染症学雑誌 (0387-5911)/98巻1号 p.105-106発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130390200<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍で大腿骨転子部骨折を契機に診断された非結核性抗酸菌症の1例
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医中誌Web
著者馬庭 厚(瀬尾記念慶友病院 内科)収載誌/巻号頁感染症学雑誌 (0387-5911)/98巻1号 p.96発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130390079<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19診療の総括とこれから COVID-19の病態と診断・治療のこれから
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医中誌Web
著者馬場 啓聡(東北大学病院 総合感染症科)ほか収載誌/巻号頁感染症学雑誌 (0387-5911)/98巻1号 p.50-51発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y130350003<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
Enhanced measures, including PCR-based screening and syndromic surveillance for nosocomial outbreaks of the COVID-19 Omicron variant, using descriptive epidemiology and whole-genome sequencing in a Japanese tertiary care hospital(タイトル和訳中)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Kawamura Hideki(Department of Infection Control and Prevention, Kagoshima University Hospital)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/30巻2号 p.104-110発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y129270087<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染後の蘇生事象・心機能低下から救命した一例 検査・診断の重要性
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医中誌Web
著者岡村 航(聖マリアンナ医科大学附属病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁神奈川医学会雑誌 (0285-0680)/51巻1号 p.65発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480606<Pre 医中誌>】(会議録)
当院におけるCOVID-19流行前後の喀痰培養検査状況
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医中誌Web
著者鈴木 亜希子(宮城厚生協会坂総合病院 検査室)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.351発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480511<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19患者における肺炎球菌とレジオネラ症の重複感染症と迅速検査の有用性
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医中誌Web
著者関根 円香(奈良県立病院機構奈良県総合医療センター 臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.326発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480456<Pre 医中誌>】(会議録)
ウイルス培養に基づく新型コロナウイルスのPCR及び抗原定量検査のカットオフ値の検討
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医中誌Web
著者岡本 道子(東北大学 医学系研究科微生物学分野)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.312発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480391<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症検査におけるTRC法と抗原定量法の比較解析
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医中誌Web
著者杉本 優子(東京慈恵会医科大学附属第三病院 中央検査部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.296発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480345<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス遺伝子検出検査(TRC法)後の残余核酸抽出液を利用したウイルス変異株の同定
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医中誌Web
著者河野 緑(東京慈恵会医科大学 臨床検査医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.284発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480344<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスPCR検査におけるCt値を活用した感染リスクの評価に関する検討
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医中誌Web
著者木村 裕子(東北大学病院 診療技術部臨床検査部門)ほか収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.284発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480230<Pre 医中誌>】(会議録)
Withコロナ時代の呼吸器感染症診療 感染症遺伝子検査の進歩と抗微生物薬適正使用
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医中誌Web
著者石和田 稔彦(千葉大学真菌医学研究センター 感染症制御分野)収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.250発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y126480167<Pre 医中誌>】(会議録)
感染症危機に必要なリサーチマインド 臨床検査技師のリサーチマインドを養うには COVID-19感染症拡大を経験して
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医中誌Web
著者中山 麻美(東北大学病院 診療技術部臨床検査部門)収載誌/巻号頁日本臨床微生物学会雑誌 (2434-866X)/34巻Suppl.1 p.204発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y125300013<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19流行下での病児保育利用前の抗原検査の意義
抄録
国内での新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、病児保育施設においてのクラスター発生予防が喫緊の課題になっている。病児保育施設内のクラスター発生の予防には、病児の中の新型コロナウイルス感染症患者の「紛れ込み」を防ぐことが必須であり、一方、日常診療の中での簡便性と導入の容易さが求められることから、今回、我々は入室時の抗原迅速検査によるスクリーニングに着目し、その効果を検証した。今回、国内の新型コロナウイルス感染症の流行の第4波から第5波にあたる2021年1月から同年8月に、全国病児保育協議会感染症対策委員会のチェックポイントに異常がなかった病児保育利用児に対して、入室時に新型コロナウイルス抗原迅速検査を行い、入室の可否を決定することとした。その結果、591名の対象者から3名の陽性者を検出し、「紛れ込み」を未然に防ぐことができた。2021年1月から同年6月末までは陽性者は出なかったが、同年7月からのデルタ株の流行以降に陽性者が出現した。同時に保護者に今回の新型コロナウイルススクリーニングについてのアンケート調査を行ったところ、92%が「安心できる」との良好な回答を得た。導入、実施が比較的容易である抗原迅速検査を入室時スクリーニング検査として用いることは、病児保育施設における新型コロナウイルス感染症によるクラスター発生を防ぐ上で有用である可能性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者森 幸菜(OCFC病児保育室うさぎのママ・うさぎのママII)ほか収載誌/巻号頁病児保育研究 (2187-6118)/14号 p.75-80発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y124290105<Pre 医中誌>】(会議録)
With COVID-19時代の消化管診療 COVID-19時代における消化器癌診断数、病期、診断契機の検討
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医中誌Web
著者田村 繁樹(横浜市立大学附属病院 内視鏡センター)ほか収載誌/巻号頁日本消化管学会雑誌 (2433-3840)/8巻Suppl. p.197発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y124290103<Pre 医中誌>】(会議録)
With COVID-19時代の消化管診療 COVID-19の5類感染症移行後の上部消化管内視鏡検査への取り組み状況 香川県内アンケート調査結果
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医中誌Web
著者今川 敦(今川内科医院)ほか収載誌/巻号頁日本消化管学会雑誌 (2433-3840)/8巻Suppl. p.196発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y123240007<Pre 医中誌>】(原著論文)
三重県松阪市と東京都および大阪府とのPCRおよびNGSを用いたCOVID-19感染状況の比較
抄録
【目的】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,2019年末以降2023年5月8日まで2類感染症として世界に脅威を与え続けた。当院ではリアルタイムPCRとNGS装置を導入し,第二種感染症指定医療機関としてSARS-CoV-2の検査を積極的に行っている。今回約2年間のSARS-CoV-2検査結果を集計し,松阪市の感染状況をまとめたので報告する。【方法】2021年1月から2023年4月までに当院においてリアルタイムPCR検査が陽性となった9,007検体の結果について,陽性者数や各流行波のピークまでの立ち上がり,主な変異株の発生時期を東京都や大阪府と比較した。またそのうちの64検体についてNGSを用いた全ゲノム解析も行った。【結果】それぞれの陽性数のグラフを比較すると,当院のデータは松阪市の陽性数を反映していると考えられた。また三重県とは同様のグラフ曲線を示していたが,東京都や大阪府と比較すると各波の感染ピークまでは時間がかかっていることがわかった。変異株の発生も東京都や大阪府の方が早期に発見されていた。また全ゲノム解析においては,松阪市独自で変異したと考えられる変異株は存在しなかった。【結論】都市部の感染状況を把握することで感染対策を行う時間が確保できるものと考えられた。リアルタイムPCRとNGSを兼ね備えている当院検査室は,今後も松阪市の感染対策への貢献が期待される。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者西尾 美帆(松阪市民病院 中央検査室)ほか収載誌/巻号頁医学検査 (0915-8669)/73巻1号 p.61-68発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y123240001<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19罹患後における肺機能検査指標の経時的変化と低下に関連する因子の検討
抄録
2019年以降世界的大流行をもたらしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は呼吸器系に多大な影響を及ぼし,特に拘束性換気障害および肺拡散能低下をきたすと報告されている。しかし,本邦における肺機能検査指標の検討についての報告はない。本研究の目的はCOVID-19罹患後における肺機能検査指標の経時的変化および低下に関連する因子について検討することである。対象はCOVID-19と診断され,入院加療後に肺機能検査を施行した患者50例である。対象患者は退院後3ヵ月,6ヵ月,9~12ヵ月後に肺機能検査を実施した。患者背景では,低下群においてCOVID-19の重症度が有意に高く,入院日数が長く,後遺症症状が多かった。肺機能検査指標では,低下群で退院後9~12ヵ月後の%全肺気量(%TLC)は改善を認めるものの,正常群と比較して実測値の低下を認め,肺の線維化や炎症の残存が示唆された。また,退院後3ヵ月の肺機能検査指標を用いて検討した結果,12ヵ月後の肺機能指標の低下に最も関連する因子は%肺拡散能(%DLCO)であったが,その実測値は経時的な改善に乏しく,長期にわたる肺機能障害への関与が示唆された。今回の検討で低下群では持続する拘束性換気障害および肺拡散能の低下を認めた。また,退院後3ヵ月の%DLCOはCOVID-19罹患12ヵ月後の肺機能検査指標の低下に関連する因子である。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者濱野 葵(神戸市立医療センター中央市民病院 臨床検査技術部)ほか収載誌/巻号頁医学検査 (0915-8669)/73巻1号 p.1-8発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y119220085<Pre 医中誌>】(会議録)
術中にCOVID-19感染と診断された急性A型大動脈解離の1例
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医中誌Web
MedicalOnline
著者小野田 翔(日本医科大学千葉北総病院 心臓血管外科)ほか収載誌/巻号頁日本医科大学医学会雑誌 (1349-8975)/19巻4号 p.394発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y119220049<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染後遷延性咳嗽に対する臨床検査学的分析
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医中誌Web
MedicalOnline
著者天野 智香(日本医科大学呼吸ケアクリニック)ほか収載誌/巻号頁日本医科大学医学会雑誌 (1349-8975)/19巻4号 p.384発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y118390058<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19ワクチン接種後に肺障害で発症,筋生検で診断された抗EJ抗体陽性筋炎の74歳女性例
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医中誌Web
著者富永 健太(自治医科大学附属さいたま医療センター 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁臨床神経学 (0009-918X)/64巻1号 p.53発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y118210004<Pre 医中誌>】(解説)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 岩手医科大学におけるポストコロナ時代の臨床検査と研究
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医中誌Web
著者小野寺 直人(岩手医科大学 医学部臨床検査医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻12号 p.848-852発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y118210003<Pre 医中誌>】(解説)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 当院の新型コロナウイルスへの対応と宿泊療養者の解析から見えてきたモノ
リンク情報
医中誌Web
著者藤岡 優樹(秋田大学医学部附属病院 中央検査部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻12号 p.843-847発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y112330012<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染拡大下のもの忘れ外来において妄想性障害と診断された患者の特徴
抄録
目的:新型コロナウィルス感染症拡大の影響から,当院もの忘れセンターでは受診者数が大幅に減少した.一方で感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令以降,初診患者に妄想を訴える患者が多い印象を持った.そこで初診患者のうち妄想性障害と診断された患者の特徴を感染拡大前後で比較検討した.方法:2017年1月~2021年12月の間に杏林大学病院もの忘れセンターを受診した,65歳以上の初診患者1,884名を調査対象とし,コロナ禍前後の診断名の比較を行った.そのうち,妄想性障害と診断した17名において,第1回緊急事態宣言発令前と発令後に分けて,対象患者背景,高齢者総合機能評価の特徴について調べた.結果:コロナ前後で初診患者数は減少したが認知機能障害,精神障害の出現頻度は,コロナ前後でほぼ同様であり,有意差は認められなかった.一方で第1回緊急事態宣言発令後の初診患者において,妄想性障害と診断した患者数は,発令前7名に対して,緊急事態宣言発令後は10名,割合にして約3倍に増加した.それらの患者では発令後患者でVitality Indexが有意に低く(p=0.047),また精神疾患の既往が無い方が多かった(p=0.036).また発令後患者では,70%が妄想の訴えが確認されてから1年以内にもの忘れセンター初診外来を受診していた.結論:第1回緊急事態宣言発令後,もの忘れ外来初診患者において,妄想性障害を急性に発症する高齢者が増加した.精神疾患の既往が無い高齢者が比較的急な経過で妄想を呈して受診するケースが増加した.新型コロナウィルス感染症拡大と緊急事態宣言による行動制限は,高齢者の精神状態に影響を及ぼしたと考えられ,高齢者の健康状態・精神状態に注意する必要がある.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者碩 みはる(杏林大学 医学部高齢医学教室)ほか収載誌/巻号頁日本老年医学会雑誌 (0300-9173)/60巻4号 p.406-413発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y109250110<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を契機に診断され、COVID-19が遷延したHIV感染症
リンク情報
医中誌Web
著者須釜 佑介(札幌医科大学附属病院 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本エイズ学会誌 (1344-9478)/25巻4号 p.416発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y109250108<Pre 医中誌>】(会議録)
HIVスクリーニング検査陽性で近医より紹介受診となった当日にCOVID-19で即入院、膀胱癌も判明しARTを導入した一例
リンク情報
医中誌Web
著者石橋 令臣(東京医科大学八王子医療センター 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本エイズ学会誌 (1344-9478)/25巻4号 p.415発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y109250104<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍前後のセックスワーカーの就労状況とHIV予防と検査受検に関する行動
リンク情報
医中誌Web
著者宮階 真紀(SWASH)ほか収載誌/巻号頁日本エイズ学会誌 (1344-9478)/25巻4号 p.413発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y109250010<Pre 医中誌>】(会議録)
「治療の手引き」 HIV感染者におけるCOVID-19 診断・治療・予後
リンク情報
医中誌Web
著者中本 貴人(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター)収載誌/巻号頁日本エイズ学会誌 (1344-9478)/25巻4号 p.282発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC29310014<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍期間における山形県臨床検査技師会輸血細胞治療部門の取り組み
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者加藤 美加(山形県立中央病院)ほか収載誌/巻号頁日本輸血細胞治療学会誌 (1881-3011)/69巻6号 p.680発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC29310009<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における輸血検査実技研修会の取り組み
抄録
【はじめに】公益社団法人愛知県臨床検査技師会輸血検査研究班では愛知県内の輸血検査技術向上および標準化を図るため,毎年実技研修会を開催してきた.今回,コロナ禍で実施した新しい実技研修会の内容およびその効果について報告する.【方法】2021年度は開催形式をWebに変更した.2022年度は事前に検体を送付し検査を実施してもらうことにした.いずれの研修会でもグループワークの時間を設け,受講生全員が発言できるように工夫した.【結果】アンケートの結果,2021年度と2022年度はそれぞれ「満足」が81%,85%であった.また実技研修会に対しては好意的な意見が多数寄せられた.【考察】コロナ禍において感染拡大を防ぐ社会の要請と輸血検査技術の維持,向上への貢献という狭間で新様式での研修会を開催した.既存の形にとらわれない柔軟な発想をもって受講生に有益な実技研修会のあり方を継続して検討していきたい.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者加藤 静帆(日本赤十字社東海北陸ブロック血液センター 品質部)ほか収載誌/巻号頁日本輸血細胞治療学会誌 (1881-3011)/69巻6号 p.667-673発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC28380002<Pre 医中誌>】(解説)
【最新のインフルエンザ診療-COVID-19を見据えて-】インフルエンザの診断
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医中誌Web
MedicalOnline
著者新庄 正宜(慶応義塾大学 医学部小児科学)収載誌/巻号頁臨牀と研究 (0021-4965)/100巻12号 p.1435-1439発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC27080014<Pre 医中誌>】(原著論文)
健康診断受診者の飲酒実態調査
抄録
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による飲酒習慣の変化及び飲酒状況を明らかにするために、健康診断受診者の飲酒実態調査を行った。2019年度および2022年度に受診歴のある1,706名を対象とし、新型コロナウイルス感染症拡大影響前の2019年度と飲酒状況を比較した。家庭の飲酒頻度が増えた者は、男性6.7%、女性4.5%、家庭の1回あたり飲酒量が増えた者は、男性4.0%、女性1.9%だった。男性では家庭の飲酒量が増加した者は、感染症拡大影響の飲酒回数や飲酒量が多い傾向がみられた。感染症拡大など社会環境の変化による影響を受けた者は多く、今後のアルコール健康障害の予防対策には、実態の把握とともに状況に応じた情報提供や生活指導が必要と考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者吉中 由美子(労働者健康安全機構中国労災病院 治療就労両立支援センター)ほか収載誌/巻号頁中国労災病院医誌 (0918-9564)/32巻1号 p.54-58発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC21470133<Pre 医中誌>】(会議録)
DWHを活用した業務改善 COVID-19検査結果のタイムリーな一覧表作成
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医中誌Web
著者相馬 泰子(NTT東日本関東病院)収載誌/巻号頁日本看護管理学会学術集会抄録集/27回 p.208発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC21410641<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
イタリアにおけるCOVID-19パンデミック前と渦中の診断時大腸癌病期(Colorectal Cancer Stage at Diagnosis Before vs During the COVID-19 Pandemic in Italy)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Pellino Gianluca(Vall d'Hebron University Hospital, Universitat Autonoma de Barcelona(UAB))ほか収載誌/巻号頁日本消化器病学会雑誌 (0446-6586)/120巻120 p.A869発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC21190002<Pre 医中誌>】(解説)
【インフルエンザ[その他の呼吸器感染症]】インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の同時診断検査キットの展望
抄録
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は症状や臨床経過に類似点が多く問診や診察のみでは鑑別が難しい.一方で治療薬や合併症に相違点があるため確実な診断が求められる.主な診断法として抗原検査と核酸検査がある.抗原定性検査は迅速・簡便に実施できる利点があるものの感度が十分でないことに留意する.一方で核酸検査は抗原検査より感度が高いものの機器を必要とするなど,それぞれの検査法に特徴がある.インフルエンザウイルスと新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を同時に検出できる検査やシステムにはさまざまな種類がある.それぞれの特徴を踏まえることにより各検査法を有効に活用できる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者小佐井 康介(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野)ほか収載誌/巻号頁インフルエンザ (1345-8345)/24巻4号 p.221-226発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC20390021<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19流行初期に診断に苦慮した乳癌術前化学療法中の薬剤性肺障害の1例
抄録
薬剤性肺障害(drug-induced interstitial lung disease:DILD)とは,薬剤投与中に起きた薬剤と関連がある呼吸器系障害と定義される。診断には,類似の疾患を鑑別することが重要である。今回,COVID-19流行初期に乳癌術前化学療法中に重篤なDILDを来し,診断に苦慮した1例を経験したため報告する。症例は48歳,女性。主訴は発熱と呼吸困難感である。現病歴は,左乳癌(ER30~40%,PR0%,HER2 1+,Ki-67 84%),cT4bN1M0,cStage IIIBの診断にて,術前化学療法として,dose-dense AC療法とdocetaxelの順次投与を予定し開始した。docetaxel 1コース目の21日目に呼吸不全に至った。CT検査で両側肺野にすりガラス陰影を認めており,COVID-19による重症肺炎が示唆されたため感染症病棟へ入院し挿管人工呼吸器管理とした。PCR検査ならびにLAMP法で陰性を確認し,COVID-19は否定的であった。臨床経過とCT画像所見からDILDを念頭にステロイドパルス療法を開始した。治療が奏効し呼吸状態は安定したため発症後5日目で抜管となった。術前化学療法は中止の方針とし,左乳房全切除術および腋窩郭清術を施行した。今回COVID-19を否定し,DILDを念頭にすることで治療の中断を最低限にできた。(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
MedicalOnline
PierOnline
著者平田 碧子(市立ひらかた病院 乳腺・内分泌外科)ほか収載誌/巻号頁癌と化学療法 (0385-0684)/50巻12号 p.1343-1345発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC19410002<Pre 医中誌>】(原著論文)
「遺伝子染色体検査に関するアンケート」調査の報告
抄録
埼玉県臨床検査技師会に所属する298施設の会員を対象に、遺伝子検査と染色体検査の実情や会員の認識についてWebツールを利用したアンケート調査を実施した。調査期間は2022年8月10日から10月15日であった。75施設(一般病院38、地域医療支援病院13、検査受託会社11、特定機能病院4)、88名から回答を得た。遺伝子染色体検査を自施設で実施している施設は50施設(67%)、遺伝子検査のみが46施設(92%)であった。遺伝子検査について82%が感染症検査を実施しており、2019年からの新型コロナウイルス感染症に対応するため、一般医療期間で感染症遺伝子検査を実施する施設が多くなったと推測された。「染色体検査はどの分野を実施していますか」については、4施設から回答があり、すべての施設で先天性染色体検査を実施していた。「検査結果の解釈に悩む」との回答が40%の施設からあり、回答者の研修会への関心は高く、研修会の企画が望まれていると考えられた。
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医中誌Web
MedicalOnline
著者園山 政行(ビーエムエル総合研究所 第4検査部染色体検査課)ほか収載誌/巻号頁埼臨技会誌 (0287-1823)/70巻2号 p.92-102発行年月2023.12
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論文タイトル
【XC18481068<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナウイルスの流行は,肺がん検診の精密検査受診に影響を与えたのか? 健康増進事業報告を用いた分析
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MedicalOnline
著者宮澤 仁(国立がん研究センターがん対策研究所 検診研究部)ほか収載誌/巻号頁肺癌 (0386-9628)/63巻5号 p.662発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC15040010<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19 associated coagulopathyと血栓止血関連検査 抗PF4抗体測定の意義 COVID-19ワクチンで判明した新しい疾患概念
抄録
新型コロナウイルス感染症に対して開発されたワクチンの中でアデノウイルスベクターワクチン接種後にワクチン起因性免疫性血栓性血小板減少症(VITT)という出血と血栓が併発する致死性の病態が合併することが報告された.VITTの原因はHIT抗体として知られている抗PF4抗体と判明し,これをきっかけとして抗PF4抗体の研究が進み,抗PF4抗体疾患という新しい概念が生まれた.ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)はヘパリン投与後,VITTはアデノウイルスベクターワクチン接種後に起こると考えていると,抗PF4抗体疾患は見逃す危険性がある.抗PF4抗体疾患には古典的HIT,自己免疫性HIT,自然発生型HIT,VITTがあり,それぞれ抗体産生を誘導する原因が異なることを認識する必要があり,血栓症や血小板減少を認めた際には抗PF4抗体の検索は必須であるが,その検査法の選択にも注意が必要となってくる.本邦ではラテックス凝集法と化学発光免疫測定法のほかに,イムノクロマト法で測定できるが,VITTの診断には酵素結合免疫吸着測定法を用いる必要があるため,臨床研究を介して測定する必要がある.ただし,これらの検査は偽陽性も多く,確定診断には機能的測定法が必要となる.抗PF4抗体疾患の分類について習熟し,必要な検査を的確に選ぶことで見逃さないようにしていかないといけない.(著者抄録)
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著者安本 篤史(北海道大学病院 検査・輸血部)収載誌/巻号頁日本検査血液学会雑誌 (1347-2836)/24巻3号 p.466-476発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC15040009<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19 associated coagulopathyと血栓止血関連検査 COVID-19重症化のメカニズムを考える
抄録
SARS-CoV-2ウイルス感染に伴う新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,無症状から軽症で経過する症例が多いものの,一部の症例で重症化する.重症化のメカニズムは完全には解明されていないが,ウイルスに対する免疫応答の先天的もしくは後天的な機能低下が関連していることが示唆されている.I型インターフェロンはウイルス感染に対する抵抗性を示す重要な宿主因子だが,SARS-CoV-2ウイルスの検知からI型インターフェロンの機能発現までの経路に遺伝的欠失があるケースが,人口の1%程度に潜んでいて,COVID-19の重症化に関連している.また,高齢になるにつれてI型インターフェロンに対する自己抗体を保有している割合が増加し,このこともCOVID-19の重症化に関連している.さらに,COVID-19では,濾胞外B細胞によって自己反応性抗体が産生されやすいことが報告されていて,この抗体の一部は,好中球の活性化や血栓症の誘発に関連していることが報告されている.COVID-19に合併する血栓症は肺の血管床を主座とすることが多く,致死的血栓症に至ることがあるので注意が必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者新貝 茜(熊本大学 医学部保健学科検査技術科学専攻)ほか収載誌/巻号頁日本検査血液学会雑誌 (1347-2836)/24巻3号 p.460-465発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC15040008<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19 associated coagulopathyと血栓止血関連検査 COVID-19の止血異常と血小板活性化
抄録
Coronavirus disease 2019(COVID-19)は世界中に広がり,血栓性合併症の報告は増加している.しかし,COVID-19で見られる血栓症は,細菌感染症により起こる敗血症に伴う血栓症とは相違がみられる.COVID-19における血栓症発症頻度は報告により異なり,静脈血栓症が4.8~21.0%で,動脈血栓症は0.3~3.7%である.COVID-19では播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation;DIC)の報告は少数であるが,敗血症ではDICの合併は高頻度に見られる.D-dimerなどのフィブリン関連産物は敗血症で著しく高値であり,soluble C-type lectin-like receptor 2(sCLEC-2)はCOVID-19で著しく高値であり,敗血症では過凝固・過線溶状態であり,COVID-19では著明な血小板活性化ならびに過凝固・低線溶状態であると推測される.以上,著明な血小板活性化ならびに過凝固・低線溶状態が,COVID-19における血栓形成に関与すると考えられる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者和田 英夫(三重県立総合医療センター 総合内科)ほか収載誌/巻号頁日本検査血液学会雑誌 (1347-2836)/24巻3号 p.448-459発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC14040001<Pre 医中誌>】(原著論文)
2022年病理診断科業務統計
抄録
2022年1月から12月までの病理診断科業務統計をまとめた。全般的に新型コロナウイルス感染症の影響を受けていると思われ、総依頼件数は前年比10%減の8251件である。内訳は組織診が12%減の5074件、細胞診が8%減の3170件、病理解剖がほぼ横ばいの7件である。迅速診断は組織診で17%減の160件、細胞診は11%減の119件である。院外受託は2021年3月を以て受託を停止したので0件である。業務件数では、作製ブロック数は15%減の24693個、普通染色が12%減の33865枚、特殊染色が27%減の4346枚、免疫染色が29%減の8115枚である。遺伝子検索(全て外部委託)は前年比3倍強の319件である。(著者抄録)
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著者川口 洋子(新潟県立新発田病院)ほか収載誌/巻号頁新潟県立新発田病院医誌/29巻1号 p.1-5発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC12482278<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナにおける院内感染対策 結核の院内感染対策において重要となる抗酸菌検査
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医中誌Web
著者小林 昌弘(国立病院機構東京医療センター 臨床検査科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.808発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12482277<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナにおける院内感染対策 ポストコロナの院内感染対策について 臨床検査科の立場から
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医中誌Web
著者福田 修(国立病院機構大阪医療センター 臨床検査科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.808発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12481598<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍におけるスモン患者のメンタルヘルス検査の取り組み
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医中誌Web
著者古村 健(国立病院機構東尾張病院 社会復帰科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.623発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12480953<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ陽性職員に係る院内スクリーニング検査の意義の検討
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医中誌Web
著者安江 亜由美(国立病院機構長良医療センター ICT)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.461発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12480312<Pre 医中誌>】(会議録)
内視鏡検査における事前COVID-19抗原検査の現状
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医中誌Web
著者橋爪 俊和(国立病院機構南和歌山医療センター 診療部)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.300発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12480180<Pre 医中誌>】(会議録)
当院におけるCOVID-19核酸増幅検査・抗原検査同時実施の状況
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医中誌Web
著者熊谷 祐一(国立病院機構福島病院 研究検査科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.267発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC12480176<Pre 医中誌>】(会議録)
当院におけるFilmArray呼吸器パネル2.1の検出状況とアフターコロナを見据えたFilmArrayの検査運用について
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医中誌Web
著者竹次 渉(国立病院機構北海道医療センター 臨床検査科)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.266発行年月2023.10
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論文タイトル
【XC11270059<Pre 医中誌>】(会議録)
当院におけるCOVID-19鑑別検査の有用性について
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医中誌Web
著者岡山 祐己(留萠市立総合病院)ほか収載誌/巻号頁日臨技北日本支部医学検査学会抄録集/11回 p.12発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC11270058<Pre 医中誌>】(会議録)
GeneXpertにおけるCOVID-19検査の現状
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医中誌Web
著者増子 七海(脳神経疾患研究所附属総合南東北病院)ほか収載誌/巻号頁日臨技北日本支部医学検査学会抄録集/11回 p.11発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC11270057<Pre 医中誌>】(会議録)
当施設におけるPCR法での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査の実施状況
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医中誌Web
著者工藤 清生(秋田県総合保健事業団 児桜検査センター)ほか収載誌/巻号頁日臨技北日本支部医学検査学会抄録集/11回 p.10発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC11190018<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 Digital PCR法を用いた甲状腺腫瘍術前遺伝子検査法の開発
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医中誌Web
著者金子 裕眠(福島県立医科大学 臨床検査医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻11号 p.804発行年月2023.11
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【XC11190017<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 岩手医科大学におけるポストコロナ時代の臨床検査と研究
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医中誌Web
著者小野寺 直人(岩手医科大学 医学部臨床検査医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻11号 p.803発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC11190016<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 心因性身体症状を有する患者において血清3ヒドロキシ酪酸はSSRI治療効果の予測マーカーとなるか
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医中誌Web
著者齋藤 紀先(弘前大学 大学院医学研究科臨床検査医学講座)収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻11号 p.799-802発行年月2023.11
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【XC11190015<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ時代における臨床検査と研究 当院の新型コロナウイルスへの対応と宿泊療養者の解析から見えてきたモノ
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医中誌Web
著者藤岡 優樹(秋田大学医学部附属病院 中央検査部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻11号 p.798発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC07250006<Pre 医中誌>】(原著論文)
当院におけるCOVID-19術前スクリーニング検査の妥当性の検討
抄録
【背景】周術期COVID-19による呼吸器合併症リスクが報告され、術前スクリーニング検査の重要性が認識された。これに対して当院で行った鼻腔swab法によるスクリーニングPCR検査の妥当性を検証する。【対象】2020年10月から2022年12月まで、当院の全手術7,277例に対して行ったCOVID-19術前スクリーニング検査。【方法】術前検査で判明したCOVID-19陽性率と患者の術後の予後と、術前検査陰性で術後3日以内に陽性が判明した偽陰性例の発生率と患者の予後などを検討する。【結果】術前スクリーニング検査陽性例は22例(0.30%)で偽陰性例は2例(0.03%)であり、いずれも重篤な呼吸器合併症は発生していなかった。陽性患者が感染源となって手術室スタッフに感染が広がったケースはなかった。【結語】当院におけるCOVID-19術前スクリーニング検査・周術期の感染管理は概ね妥当であった。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者武田 圭佐(地域医療機能推進機構札幌北辰病院 外科)ほか収載誌/巻号頁KKR札幌医療センター医学雑誌 (1881-6207)/20巻1号 p.44-49発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC05470007<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
上部消化管(GI)出血患者における緊急内視鏡検査までの時間と臨床的治療成績に対する新型コロナウィルスパンデミックの影響(Impact of the COVID-19 pandemic on the time to emergency endoscopy and clinical outcomes in patients with upper gastrointestinal bleeding)
抄録
本研究の目的は、非静脈瘤性上部消化管出血患者における、内視鏡治療と臨床的治療成績に対する新型コロナウィルスパンデミックの影響について検討することである。パンデミック中(2020年4月から2021年6月)およびパンデミック前(2019年1月から2020年3月)に、3施設で緊急上部GI内視鏡検査を施行した、非静脈瘤性上部GI出血の332例を後方視的に解析した。緊急上部GI内視鏡施行数、病院到着から内視鏡までの時間、30日以内死亡率、30日以内再出血率、インターベンショナル・ラジオロジー(IVR)/外科手術適応、複合転帰、内視鏡的止血術施行率、セカンドルック内視鏡に関して、ロジスティック回帰分析法を用いて検討を行った。緊急内視鏡検査施行例は、パンデミック中が152例、パンデミック前が180例であった。病院到着から内視鏡までの時間は、パンデミック中がパンデミック前と比較して長かった(11.7対6.1時間、P<0.01)。多変量解析の結果、30日以内死亡率(オッズ比(OR) 2.27、P=0.26)、30日以内再出血(OR 0.43、P=0.17)、IVR/外科適応(OR 1.79、P=0.33)、複合転帰(OR 0.98、P=0.96)に関しては、時期による有意差が認められなかった。内視鏡的止血処置(OR 0.38、P<0.01)およびセカンドルック内視鏡(OR 0.04、P<0.01)は、パンデミック前と比較してパンデミック中は有意に少なかった。パンデミック中には病院到着から内視鏡施行までの時間が長かったが、死亡率および再出血率に対する影響は認められなかった。
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医中誌Web
著者Komatsu Takumi(Department of Gastroenterology, St Marianna University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁DEN Open (2692-4609)/4巻1号 p.1 of 10-10 of 10発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC05180002<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルスreal-time RT-PCR法におけるThreshold Cycle(Ct)値の適切な活用に向けた検査動作環境(プラットフォーム)情報共有の必要性
抄録
【背景】新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019,以下COVID-19とする)の臨床的,疫学的判断においてreal-time RT-PCRから得られるThreshold Cycle(Ct)値の活用が注目されている。しかしCt値は,異なった検査系における比較は慎重でなければならない。本研究では,Ct値の性質を理解することを目的に,同一検体における分析方法の違いによるCt値の乖離について検討した。【方法】新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性コントロールを使用し,感染研法,Takaraキット精製法,Takaraキット簡易抽出法におけるThreshold pointの設定方法,検出試薬,核酸精製方法の違いによるCt値を比較した。【結果】Threshold pointの設定方法の違いにより,各バッチ間での再現性が異なっていた。検出感度においては感染研法,Takaraキット精製法が同等である一方で,Takaraキット簡易抽出法は2法に比して1/100に低下した。またTakaraキット法は,簡易抽出試薬の添加により検出感度が1/100に低下した。【考察】PCRデザインの異なる感染研法とTakaraキット精製法の検出感度はほぼ同等である一方,同一Takaraキット法間であっても精製法と簡易抽出法では,データ乖離が認められた。従って,Ct値を活用するにあたっては核酸抽出方法も含んだ検査プラットフォーム情報を加味した解釈が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者神田 莉沙(長野県立こども病院 医療技術部臨床検査科)ほか収載誌/巻号頁長野県立こども病院医学雑誌 (2433-9032)/5巻 p.9-16発行年月2022.09
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【XB20260003<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の診療報酬データベースに記録された呼吸器疾患診断の妥当性(Validity of diagnoses of respiratory diseases recorded in a Japanese administrative database)
抄録
日本のDPC(Diagnosis Procedure Combination)データベースは大規模な患者集団を対象とした臨床研究に広く使用されているが、記録データの正確性を包括的に検証した研究はない。本研究では、DPCデータベースにおける呼吸器疾患診断の妥当性を評価した。2019年4月1日~2021年3月31日の間に東京都内の二つの急性期病院である日本赤十字社医療センター(JRCMC)に入院した患者200例と東京大学医学部附属病院に入院した200例を対象とした。カルテの閲覧結果を参照基準とし、25種類の呼吸器疾患に関するDPCデータの感度、特異度、陽性的中率(PPV)、陰性的中率(NPV)を求めた。その結果、感度は22.2%(誤嚥性肺炎)から100%(慢性好酸球性肺炎と悪性胸膜中皮腫)の範囲で、八つの疾患では50%未満であったが、特異度はすべての疾患で90%以上であった。PPVは40.0%(誤嚥性肺炎)から100%(COVID-19、気管支拡張症、慢性好酸球性肺炎、肺高血圧症、扁平上皮癌、小細胞癌、その他の組織型の肺癌、悪性胸膜中皮腫)の範囲で、16の疾患で80%以上であった。慢性閉塞性肺疾患(82.9%)と間質性肺炎(特発性肺線維症以外)(85.4%)を除き、すべての疾患でNPVは90%以上であった。
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医中誌Web
PubMed
著者Awano Nobuyasu(Department of Respiratory Medicine, Japanese Red Cross Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Respiratory Investigation (2212-5345)/61巻3号 p.314-320発行年月2023.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB20250013<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19症状出現から診断までと診断から治療までの間隔は高リスク患者における疾患進行と入院の有意な予測因子である リアルワールド分析(COVID-19 symptom-onset to diagnosis and diagnosis to treatment intervals are significant predictors of disease progression and hospitalization in high-risk patients: A real world analysis)
抄録
高リスクCOVID-19患者において、症状出現から治療までの間隔に着目して、疾患進行と入院の潜在的な因子を調査した。本研究は後ろ向き観察研究であり、当院で抗ウイルス療法を受けた高リスクCOVID-19患者206例を対象とした。このうち、49例(当院群)は当院を直接受診し、SARS-CoV-2陽性が判明した直後に治療を行った。102例(健康センター群)は健康センターでCOVID-19が判明した後に当院紹介となった。55例(隔離群)は当院紹介前に隔離施設に入院していた。123例が軽症、83例が中等症と診断された。多変量解析の結果、症状発生-診断の間隔と診断-治療の間隔が中等症疾患の有意な独立予測因子であった。当院群、健康センター群、隔離群における症状発生-診断の間隔の中央値はそれぞれ1、1、1日であり、有意な群間差はなかった。診断-治療の間隔の中央値はそれぞれ0、2、3日、症状発生-治療の間隔の中央値はそれぞれ1、3、5日であり、有意な群間差があった。診断-治療の間隔は入院の有意な独立した予測因子であった。以上より、診断と介入の遅延はCOVID-19進行と関連する可能性があると考えられた。
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医中誌Web
PubMed
著者Shimizu Hideyasu(Department of Medicine, Toshiwakai Clinica)ほか収載誌/巻号頁Respiratory Investigation (2212-5345)/61巻2号 p.220-229発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB14460004<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
MRIおよびPSMA-PET時代の最終病理検査でがんが認められなかったGleason grade group 4の前立腺生検(Gleason Grade Group 4 prostate biopsy with no cancer seen on final pathology in the magnetic resonance imaging and Prostate Specific Membrane Antigen-Positron Emission Tomography era)
抄録
症例は63歳男性で、前立腺肥大と高血圧の既往があり、PSA上昇のため近医を受診し、前立腺癌と診断された。経直腸的超音波検査ガイド下の前立腺生検で、12コア中1コアに管状腺癌がみられていた。患者はロボット支援根治的前立腺摘除術(RP)を選択したが、COVID-19流行のため手術が延期されていた。その間、患者は本学の臨床試験に登録し、マルチパラメトリックMRI(mpMRI)の再検査と前立腺特異的膜抗原(PSMA)-PETを受けた。mpMRIでは異常がみられなかったが、PSMA-PETで前立腺の左底部/中腔に臓器限局性の病変が認められた。この病変のPSMA発現スコアは1であり、解剖学的異常を示すPSMA-RADSスコアは4点で、前立腺癌の典型的な病変であるが、決定的な解剖学的異常はないと考えられた。その後、神経非温存RPが施工され、術後1日目に退院となった。最終病理検査で浸潤癌は認められなかった。前立腺底部では、生検での癌病変と同じような位置に高度前立腺上皮内腫瘍の病巣が時折確認されたのみであった。術後1年時点でPSAは検出されなかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Mookerji Nikhile(Division of Urology, Departments of Surgery, University of Alberta)ほか収載誌/巻号頁IJU Case Reports (2577-171X)/6巻6号 p.337-340発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB13200009<Pre 医中誌>】(解説)
感染制御に現場から一言 新型コロナウイルス,インフルエンザウイルス,RSウイルスの検査キットの有効活用
抄録
現在,新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の検査は核酸検出検査,抗原定量検査および抗原定性検査が実施されている.検体は,鼻咽頭,鼻腔および唾液を用いることができるが,症状の有無や発症からの日数などに応じて使い分ける必要がある.インフルエンザウイルスやRSウイルスの検査は抗原定性検査が広く用いられている.SARS-CoV-2との同時検査キットも販売されており,流行期には有用性が高いと考えられている.また,緊急性が高い場合にはSARS-CoV-2を含む複数のウイルスや細菌を同時に検出できる多項目遺伝子検査も有用であり,状況に応じた適切な検査の実施が重要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者満井 友美(大阪大学医学部附属病院 臨床検査部)収載誌/巻号頁感染と消毒 (1346-2326)/30巻2号 p.115-118発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB13200008<Pre 医中誌>】(解説)
感染制御に現場から一言 COVID-19対応を踏まえた内視鏡検査室の感染制御
抄録
消化器内視鏡では,体液や粘膜への接触は避けられず,処置具の出し入れや嘔吐反射に伴う消化液の噴出など,体液の汚染・飛散をきたしやすい医療行為でもある.新型コロナウイルスの感染拡大により,消化器内視鏡の感染対策において従来から中心であった患者-患者間の接触感染対策に加えて,飛沫やエアロゾルによる感染対策についても模索が続いている.当院は年間15,000件以上の消化器内視鏡検査を行っているが,コロナウイルス感染拡大の初期には30%程度にまで検査数を制限して対応した.一方でCOVID-19感染拡大に伴う内視鏡検査の制限により,早期に診断される癌患者数の低下も報告されており,現場においては問診および体温測定等による感染リスクの評価を行いつつ,適切にPPEを着用して感染リスクを抑えつつ,内視鏡診療を維持してゆくことが求められている.(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 公(地域医療機能推進機構山梨病院)収載誌/巻号頁感染と消毒 (1346-2326)/30巻2号 p.112-114発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB10150007<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染対策における臨床検査の社会貢献 今後の新型コロナウイルス対策 新興・再興感染症対策へ向けての臨床検査の役割と備え
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医中誌Web
著者柳原 克紀(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野(臨床検査医学))収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻10号 p.697-703発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB10150006<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染対策における臨床検査の社会貢献 群馬県臨床検査技師会における新型コロナワクチン接種への対応
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医中誌Web
著者井田 伸一(群馬県臨床検査技師会)収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻10号 p.695-696発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB10150005<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染対策における臨床検査の社会貢献 福井市休日急患センターにおける福井県臨床検査技師会の対応 検体採取からイムノクロマトでの検査
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医中誌Web
著者米倉 久剛(福井赤十字病院 検査部)収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻10号 p.690-694発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB10150004<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染対策における臨床検査の社会貢献 新型コロナウイルス検査の体制 日臨技アンケート結果より
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医中誌Web
著者深澤 恵治(日本臨床衛生検査技師会)収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻10号 p.688-689発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB07380004<Pre 医中誌>】(原著論文)
当院における血管撮影検査時の新型コロナウイルス感染対策について
抄録
【背景】2020年初頭より、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)のパンデミックが発生した。われわれは血管撮影治療(interventional radiology;IVR)時における、疑似症を含むCOVID-19患者に対する感染対策システムの構築を行った。【方法】(1)検査マニュアルの作成:血管撮影室への入退室の流れ、個人感染防護具(personal protective equipment;PPE)の着脱手順、ゾーニング、各スタッフの役割を明確にしマニュアルを作成した。(2)シミュレーションの実施:作成したマニュアルに従い、循環器領域のIVRを想定したシミュレーションを実施した。(3)スタッフへの周知:各科スタッフへマニュアルの周知を行った。【結果・考察】関連学会が提言している感染対策に沿ったマニュアルの作成をすることができた。また各診療科におけるマニュアルの作成、合同シミュレーションを行うことが重要であると考える。【結論】スタッフ一人ひとりが感染対策に留意し取り組み、刻々と変化する社会状況に応じて随時マニュアルの見直しを行い、改定することが望ましい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者吉村 佳悟(慈泉会相澤病院 放射線画像診断センター)ほか収載誌/巻号頁安全医学 (1349-5224)/19巻1号 p.40-42発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB01430002<Pre 医中誌>】(解説)
札幌市におけるHIV感染症の発生動向と検査 新型コロナウイルス感染症流行時の状況
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医中誌Web
著者扇谷 陽子(札幌市衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁病原微生物検出情報月報 (0915-5813)/44巻10号 p.155-157発行年月2023.10
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論文タイトル
【XB01430001<Pre 医中誌>】(解説)
東京都新宿東口検査・相談室の現状とCOVID-19流行の影響
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医中誌Web
著者城所 敏英(東京都新宿東口検査・相談室)収載誌/巻号頁病原微生物検出情報月報 (0915-5813)/44巻10号 p.154-155発行年月2023.10
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論文タイトル
【XB01140024<Pre 医中誌>】(解説)
【抗菌薬治療に関連した主な検査とその周辺】耐性遺伝子検出のための簡易自動機器の種類と特徴
抄録
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大に伴い,病原体核酸検査のための全自動の簡易自動機器が普及した.耐性遺伝子の検出のための試薬キットが市販されている全自動機器もあり,SARS-CoV-2の検査目的で導入された機器の活用に期する.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者石井 良和(東邦大学 医学部微生物・感染症学講座)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/50巻50 p.612-619発行年月2023.10
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論文タイトル
【XB01140018<Pre 医中誌>】(解説)
【抗菌薬治療に関連した主な検査とその周辺】主要な耐性菌の検査法 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)の検査法
抄録
新型コロナウイルス感染症の世界的流行が落ち着きを見せる中,次なる感染症として薬剤耐性菌は,水面下で広がりを見せている.本稿では,カルバペネマーゼ産生腸内細菌目細菌を中心に,一般的な検査室で実施できる検査法について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者山田 景士(東邦大学 医学部微生物・感染症学講座)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/50巻50 p.585-590発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA31180015<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
Basophil activation tests with cryopreserved mRNA-based COVID-19 vaccines(タイトル和訳中)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Alcaraz-Serna Ana(Division of Immunology and Allergy, Department of Medicine, Lausanne University Hospital and University of Lausanne)ほか収載誌/巻号頁Allergology International (1323-8930)/72巻4号 p.600-603発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA27480655<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
COVID-19の流行が口腔がんの診断と治療に与える影響について
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医中誌Web
著者青木 健剛(大阪府立病院機構大阪国際がんセンター)ほか収載誌/巻号頁日本癌治療学会学術集会抄録集/61回 p.O29-6発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA26260002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
食道・胃癌の診断、病期、治療に対する新型コロナウィルス感染症パンデミックの影響(The impact of the COVID-19 pandemic on the diagnosis, stage, and treatment of esophagogastric cancer)
抄録
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)パンデミックがオランダにおいて食道・胃癌の診断、病期、治療に対して与えた影響について検討した。2020年に診断された患者を、オランダにおけるCOVID-19パンデミックの程度により五つの時期に分け、2017~2019年の同時期に診断された患者と比較した。患者特性と治療を食道癌(EC)および胃癌(GC)別個に評価した。COVID-19パンデミックの初期2ヵ月間には、食道・胃癌診断症例数は著明に減少した。この期間中、非治癒のGC症例が有意に多かった(2017~2019年52.5%、2020年67.7%、P=0.011)。切除およびネオアジュバント化学放射線療法により治癒が見込めるEC患者の有意な減少も認められた(2017~2019年35.0%、2020年27.3%、P<0.001)。2020年後半では、GC患者に対して非治癒切除が行われる割合が低かった(2017~2019年4.6%、2020年1.5%、P=0.009)。以前と比較して、食道・胃癌の診断数はCOVID-19パンデミックの初期2ヵ月間で減少しており、その一方で非治癒症例の占める割合が増加していた。治癒切除例、非治癒切除例ともに外科手術が行われることは少なかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Doeve Benthe H.(Department of Medical Oncology, Amsterdam UMC, Location University of Amsterdam)ほか収載誌/巻号頁Journal of Gastroenterology (0944-1174)/58巻10号 p.965-977発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA25170033<Pre 医中誌>】(解説)
【治療標的がみえてきた 脂質疾患学 がん、不妊症、免疫・神経・皮膚・代謝性疾患のメカニズムから臨床検体による診断、層別化まで】(第4章)臨床展開に向けた脂質研究 リゾリン脂質の臨床検査への導入
抄録
リゾリン脂質の臨床検査への導入に関しては,現在では,オートタキシンが肝線維化マーカーとして臨床検査の現場で測定されている.リゾリン脂質は,COVID-19をはじめとした多種多様な疾患病態においてもダイナミックに変動しており,さらなる臨床検査への応用が期待される.サンプリングおよび検体処理中の生理活性脂質の体外における変動が最大の課題ではあるが,リゾリン脂質関連タンパク質のサロゲートマーカーとしての利用,髄液・尿といったリゾリン脂質が変動しにくい検体種を対象とするなどによる課題の克服が期待されている.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者蔵野 信(東京大学 大学院医学系研究科内科学専攻病態診断医学講座臨床病態検査医学分野)収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/41巻17号 p.2920-2926発行年月2023.11
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【XA24040033<Pre 医中誌>】(原著論文)
心臓マーカーが早期鑑別診断に有用であった小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children:MIS-C)の1例
抄録
6歳11ヵ月、女児。持続する発熱、腹痛、下痢を主訴に、前医で炎症反応高値を指摘され、当院へ紹介となった。入院後、細菌感染症を考慮してCTXの投与が行われたが、一過性の血圧低下や心機能低下が認められた。本症例は3週間前にCOVID-19の罹患歴があり、川崎病様症状は乏しかったものの、BNPやトロポニンなど心臓マーカーの上昇を認められた。以上、これらのことからCOVID-19関連多系統炎症性症候群と診断され、治療としてガンマグロブリンの大量療法ほか、アスピリンやプレドニゾロンの投与を行った結果、症状は徐々に改善し、第17病日に退院となった。
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者秋山 実季(さいたま市民医療センター 小児科)ほか収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻10号 p.1659-1664発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA23220022<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
耳鼻咽喉科検査におけるCOVID-19所見 日本耳鼻咽喉科学会質問票で得られた知見(Letter to the editor: COVID-19 findings revealed via otolaryngological examination: Findings of a Japan Otorhinolaryngologist Association questionnaire)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Kimura Yurika(Department of Otolaryngology, Tokyo Metropolitan Ebara Hospital)収載誌/巻号頁Auris・Nasus・Larynx (0385-8146)/50巻6号 p.979発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA20420021<Pre 医中誌>】(原著論文)
生涯教育研修制度に基づくオンライン型Off-the-Job trainingの集客力とビデオオンデマンド配信のワークライフバランス改善効果 臨床検査技師を対象としたオンライン調査
抄録
奈良県臨床検査技師会では,COVID-19パンデミックを機に2020年度よりオンライン型Off-JTを導入している。本研究では従来の対面型とは異なる特徴を持つオンライン型Off-JTを評価した。まずオンライン型の開催数と受講者数から対面型と集客力を比較した。その結果,オンライン型は対面型よりも開催数が40.8%(116対196)下回っていたものの平均受講者数は105.4%(39.7対19.3)上回った。次に受講者の利便性向上を目的としてライブとvideo on demand(VOD)を併用した配信をYouTubeで限定的に行いオンライン調査によりその有用性をwork-life balance(WLB)で評価した。その結果WLB改善効果は回答者の81.9%(458/559)で示された。視聴方法別のWLB改善効果は,VOD:84.1%(376/447),ライブ:73.2%(82/112)となった。オンライン型Off-JTにおける集客力の向上は,インターネット接続端末での視聴による移動の負担の消失が主な要因と考える。ライブとVODの併用によるWLB改善効果は,視聴時間の自己調整が可能となったことによる自由時間の確保がその実感に繋がったと考える。オンライン型Off-JTとVOD配信による地理的・時間的制約からの解放は,受講者の利便性を向上させ前向きな効果を生むことが示された。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者池嶋 拓弥(奈良県立医科大学附属病院 中央臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁医学検査 (0915-8669)/72巻4号 p.628-635発行年月2023.10
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論文タイトル
【XA20420012<Pre 医中誌>】(原著論文)
日本の臨床微生物検査室における核酸増幅法を用いた薬剤耐性遺伝子検出検査の実施状況 奈良県臨床検査技師会が主催する講習会の参加者を対象としたオンライン調査
抄録
新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックにより,核酸増幅検査(NAAT)はSARS-CoV-2検査需要の増加と共に普及した。NAATはパンデミック以前より薬剤耐性(AMR)遺伝子の検出に用いられてきたが,一部の施設で実施される検査であった。我々はパンデミックにより一般化したNAATにおける遺伝子型の薬剤感受性試験(AST)への利用を調査し,現状と背景を調べた。調査は奈良県臨床検査技師会が主催する講習会への事前申し込み者を対象にオンラインで行い,GeneXpertとGENECUBE,FilmArray,そして他のNAAT機器での実施状況を質問した。その結果,NAAT保有回答者の59%が遺伝子型ASTを行っていた。GeneXpertとFilmArrayはパンデミックによる導入が多かった(62.5%,82.6%)。導入の経緯は「検出の迅速化(56.0%)」と「ICT関連(52.4%)」が半数以上を占めた。運用面では「診療貢献度が高い(74.1%)」が最も高い割合を示した。未実施の回答では「予定はないが行いたい(38.1%)」と「診療からの要望次第(33.3%)」が多く,導入していない理由として「業務負担を増やせない(52.9%)」が最も多かった。これはパンデミックによる労働環境の変化や日本社会の特徴が影響していると考える。今後,遺伝子型ASTの普及には,国内施設からの有用性の報告や業務の改善,効率化などの働き方へのアプローチが必要と考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者李 相太(奈良県立医科大学附属病院 中央臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁医学検査 (0915-8669)/72巻4号 p.562-569発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA20420006<Pre 医中誌>】(原著論文)
公開データからの臨床検査技師業務の需給予測
抄録
我が国の総人口は減少に転じており,2007年に超高齢社会を迎えた。近年では情報技術や人工知能が大きく進歩し,新型コロナの流行も相まって予測不能な時代にいる。2024年から医師の働き方改革が始まり,我々をとり巻く環境は絶えず,大きく変化している。この激動の中,臨床検査技師という仕事の需要と供給を把握しておくことは将来を見据える上で重要である。需要は2019年10月の推計人口を基準に,NDBオープンデータを用いて,性・年齢階級別一人当たりの実施件数に,将来推計人口を乗じることで将来臨床検査件数を求めた。その他,患者調査の受療率等も参照した。供給は,医療施設調査および病床機能報告による臨床検査技師の医療施設での従事者数および国家試験合格状況を参照した。将来臨床検査件数は,2030年頃をピークにそれ以降は減少に転じ,2045年頃以降は総件数自体が2019年よりも減少することが示された。供給は,臨床検査技師が勤務する病院自体が減少しており,直近の医療施設調査においても勤務する臨床検査技師数の増加は低調であった。また養成校の増加に伴い,2011年頃を境に受験者も合格者ともに増加していた。これから,今後,需要と供給が見合わない状況に突入する可能性が高いことが示唆され,専門性および強みを発揮しつつも,タスクシフト/シェア業務への積極的な参画,この時代に切望される人材への転身など,活躍の場を積極的,能動的に広げていく必要があると思われた。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者古賀 秀信(麻生飯塚病院 臨床研究支援室)ほか収載誌/巻号頁医学検査 (0915-8669)/72巻4号 p.522-531発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA13330025<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック下の日本の地方におけるがんスクリーニング検査への態度 匿名化調査(Attitudes toward cancer screening in regional Japan during the COVID-19 pandemic: An anonymous survey)
抄録
日本の農村地域の住民を対象に、COVID-19パンデミック中におけるがんスクリーニング検査の受検状況と同検査への認識を調査した。2021年に福井県の基本住民台帳から、背景因子が様々に異なる被験者集団をバランス良く代表させるような層化抽出法のアプローチを採用して2500名を抽出して本調査を行い、1262名から回答を得た。パンデミック中の2020年にがんスクリーニング検査を受けた回答者の割合は、パンデミック以前の2019年に定期スクリーニング検査を受けた割合と同程度であった。定期受検していた集団のうち82%は2020年にも受検していたが、以前の受検状況が不定期であった集団での2020年受検率はわずかに21%であった。自身は健康であり受検の必要は無いと信じていた回答者の数は時間が経過するとともに増加していた。その理由はおそらく、パンデミック期間中の外出制限と活動謹慎にあった。パンデミック以前にがんスクリーニング検査を定期的に受検していることは、パンデミック中におけるスクリーニング検査への前向きな態度と関連していることが明らかになった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Inoue Daisuke(Department of Obstetrics and Gynecology, University of Fukui)ほか収載誌/巻号頁Cancer Science (1347-9032)/114巻10号 p.4081-4088発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA12270014<Pre 医中誌>】(解説)
FOCUS 髄膜炎の迅速診断
抄録
<文献概要>はじめに 従来,感染症診療における遺伝子検査は,主に,遅発育性細菌や培養・同定が困難な細菌,抗原検査キットが市販されていないウイルスの検出などのために用いられてきた.遺伝子検査には知識や技術,特殊な機器が必要で,時間と費用もかかるため,限られた施設でのみ導入されていた.しかし近年では,核酸の抽出から増幅,検出まで迅速かつ簡便に行える機器が登場しており,特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行を契機に,遺伝子検査は全国規模で広まった.遺伝子検査は呼吸器感染症診断以外にも応用されており,菌血症に対する核酸多項目同時検出が2017年6月より保険収載され,最適な抗菌薬治療開始までの時間を短縮する効果などの有用性が報告されている.髄膜炎・脳炎に対しては,2015年10月に米国食品医薬品局により,脳脊髄液検体を用いたウイルス・細菌核酸多項目同時検出が承認されていた.わが国でも2022年10月より,保険請求が可能となったため,今後は全国的に普及が進むと考えられる.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者水野 真介(兵庫県立こども病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁検査と技術 (0301-2611)/51巻11号 p.1280-1283発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA11060002<Pre 医中誌>】(解説)
当院におけるCOVID-19検査室の運用と検査統計
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医中誌Web
著者栗原 康平(自治医科大学附属病院)ほか収載誌/巻号頁自治医科大学臨床検査技師年報 (0919-3448)/45号 p.8-10発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA11050007<Pre 医中誌>】(解説)
当院生理機能検査室における新型コロナウイルス対策
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医中誌Web
著者浅見 李奈(自治医科大学附属さいたま医療センター)ほか収載誌/巻号頁自治医科大学臨床検査技師年報 (0919-3448)/44号 p.31-34発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA11020017<Pre 医中誌>】(解説)
判決紹介 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第3波の渦中において、患児の母親がクラスター発生病院に勤務していることを契機として手術前検査を延期したことについて、病院の対応が違法ではないと判断された事例
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医中誌Web
著者三谷 和歌子収載誌/巻号頁医事法学 (0912-7194)/38巻 p.176-181発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA10460094<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19罹患後症状の受診から診断に至った内分泌代謝疾患の検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中野 靖浩(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本内分泌学会雑誌 (0029-0661)/99巻2号 p.562発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA10330004<Pre 医中誌>】(原著論文)
抗原定量検査など多角的な対策を活用した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下での合唱コンサートの感染対策の試み
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下において,合唱活動はもっとも感染拡大リスクが高い活動とされている.歌唱中のマスク着用は有効な感染対策だが,音楽の質は低下する.2023年1月の流行期に,24人がオンステージした合唱コンサートにおいて,開催日当日に抗原定量検査で陰性を確認し,ステージ上のソーシャルディスタンスを確保しマスクなしで演奏を行った.開催1週間後にPCR検査を行い,1名のみ陽性で集団発生はなかった.潜伏期間の短いオミクロン株流行期においても,換気のよい会場の選択,体調管理,開催日当日の抗原定量検査など多角的な対策により,マスクなしでの合唱コンサートが開催できる可能性が示された.(著者抄録)
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医中誌Web
Crossref
著者加藤 英明(横浜市立大学附属病院 感染制御部)収載誌/巻号頁日本環境感染学会誌 (1882-532X)/38巻5号 p.241-244発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA10300018<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
Caution to psychiatry ward: COVID-19 pneumonia can manifest weeks or months after testing positive with a PCR test in individuals on preexisting immune-suppressing medication(タイトル和訳中)
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医中誌Web
著者Nakano Masaki(Department of Neuropsychiatry, Ashikaga Red Cross Hospital)ほか収載誌/巻号頁Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports (2769-2558)/2巻3号 p.1 of 4-4 of 4発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA10020019<Pre 医中誌>】(原著論文)
当院における新型コロナウイルス検査について 新型コロナウイルス感染第2波から24時間体制で院内対応したSARS-CoV-2検査の運用と検査結果から得た知見について
抄録
新型コロナウイルス陽性患者数は,2022年12月現在累計患者数は2000万人を超え,今なお増加傾向にある。大型クルーズ船内で集団発生が確認された感染者を認めたのち多くの国内発生例が確認された。当院でも2020年2月より行政検査や委託検査での検査受付を開始し,第2波より抗原定性検査を院内で実施,その後抗原定量検査や核酸増幅検査を導入し,現在も24時間体制で検査報告を行っている。今回我々は2020年2月より検査を行った16,206件の結果集計について解析を行った。その結果,検査件数は第1波より第7波まで増加傾向を示した。年齢別検査数では,第1波より60代以上の検査件数は半数以上を占めているが,第2波以降20代の検査も増加し,第3波以降は20代のみならず40代から50代の親世代の増加も認められた。男女差は検査件数及び陽性件数では,いずれの期間も認められなかったが,第6波以降は,若い世代の陽性件数が急増した。大阪府の公開資料と比較したが,当院のデータは同様の傾向を示した。しかし,試薬,消耗品の不足や,既感染者の急増による検査結果の判断の変化等問題も多く,今後も起こるであろう新たな病源体に対する検査体制の確立に役立てたいと考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者兼田 信子(景岳会南大阪病院 診療支援部臨床検査科)ほか収載誌/巻号頁南大阪病院医学雑誌 (0540-1259)/70巻1号 p.109-117発行年月2023.05
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論文タイトル
【XA05140004<Pre 医中誌>】(総説)
診査時に求められる検査項目 歴史とこれから
抄録
日本の生命保険医学,特に保険加入時の医師による診査の歴史を振り返ると,診査ではなず,臨床医学における内科診断学を基本とした視診,聴診などが医師により行われるが,この部分については保険医学の黎明期から大きくは変わってはいない。大きな変化は各種の生体あるいは検体検査の導入である。医師による理学的所見確認を補完する形で各種検査が導入され,現在の一般的な診査の形が完成するに至っている。その後業界の関心は診査関連情報のデジタル化,自動査定への取組みに移り,診査項目そのものについての議論は必ずしも活発とは言えない。コロナ禍の臨床の現場ではオンライン診察などが進む中,加入時診査の項目を検討することで診査もオンライン化・遠隔化を進める余地はないのだろうか。本稿では日本における健康診断の流れ,生命保険加入時診査の流れ,法定健診での検査項目の見直しの視点,医療現場の遠隔化などを見た上で,現行の診査・検査項目について考察を試みた。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者千田 尚毅(ジェネラル・リインシュアランス・エイジイ)収載誌/巻号頁日本保険医学会誌 (0301-262X)/121巻2号 p.141-154発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X928190004<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス再感染疑い時のPCR検査Ct値の有用性
抄録
目的:新型コロナウイルス感染症のPCR検査において,Ct値はその再感染か既往感染かを判断するうえで有用であるかを検討した.対象と方法:2022年3月から6月までに,岩見沢市立総合病院小児科の発熱外来を受診した0歳~16歳までの小児を対象とした.初感染の診断後に再度発熱をきたし,新型コロナウイルスの再感染が疑われた症例に対し,PCR検査を行うとともにCt値を測定しまとめた.結果:再感染が疑われPCR検査を行った54例のうち,22例がPCR検査陽性となった.そのうち,20例はCt値が29以上,2例はCt値が29未満であった.また複数回にわたりCt値を測定しその経過を追った8例では,いずれも時間経過とともにCt値が上昇していた.結語:新型コロナウイルス感染症のPCR検査において,Ct値を測定することは再感染か既往感染かを判断するうえで有用であった.(著者抄録)
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医中誌Web
著者大山 和紗(岩見沢市立総合病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁岩見沢市立総合病院医誌 (0289-1484)/49巻1号 p.15-20発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X926260012<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症の私の考え方 PCR検査機買っちゃった
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医中誌Web
著者内藤 雪(ユキクリニック耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁藤門医林/34号 p.31-32発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X914440075<Pre 医中誌>】(会議録)
当院におけるCOVID-19流行前後のサルコイドーシス新規診断状況
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医中誌Web
MedicalOnline
著者森 和貴(静岡市立清水病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌 (1883-1273)/43巻43 p.81発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X913270008<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
体外サイトカイン吸着を施行されたICU入室中の重症COVID-19患者の臨床的特徴と検査所見の評価(Evaluation of clinical features and laboratory findings in critical intensive care unit patients with severe coronavirus disease-19 who underwent extracorporeal cytokine adsorption)
抄録
体外サイトカイン吸着(CA)によるCOVID-19肺炎患者の酸素化能と炎症パラメータの改善を後ろ向きに調査した。2020年4月~11月にCOVID-19感染のため集中治療室(ICU)に入室し、サイトカインストームに対して体外CAを施行された患者36例(男性29例、女性7例、年齢中央値66歳)を対象とした。これらの患者をCA単回実施群(単回群)12例および複数回実施群(複数群)24例に分け、主要評価項目を乳酸脱水素酵素(LDH)、n-ダイマー、フェリチン、C反応性タンパク質(CRP)等の炎症亢進マーカー、血清乳酸値、酸素化能(PaO2/FiO2)の変化として両群間で比較評価した。また15、30、90日死亡率も調査した。CA後、時間経過とともにヘモグロビン(Hb)、血小板、CRPは減少し、PaO2/FiO2比が増加した。単回群では、CRPおよびフィブリノーゲン直接的の低下とPaO2/FiO2比増加、複数群ではHb、血小板、プロカルシトニン、CRP直接的の低下とPaO2/FiO2比の増加が見られた。15、30、90日目の死亡率はそれぞれ61.1%、83.3%、88.9%であった。血液灌流を伴う体外CAは、CRPを低下させ酸素化能を改善したが、死亡率は高かった。
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PubMed
著者Yavuz Tunzala(Intensive Care Unit, Afyonkarahisar Health Sciences University)ほか収載誌/巻号頁Therapeutic Apheresis and Dialysis (1744-9979)/27巻5号 p.890-897発行年月2023.10
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【X912360177<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナスクリーニングにおける検体プール方式PCR検査と抗原定量検査の性能比較
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MedicalOnline
著者吉岡 範(大阪大学医学部附属病院 医療技術部検査部門)ほか収載誌/巻号頁医療検査と自動化 (2435-7391)/48巻4号 p.416発行年月2023.08
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【X912360173<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19におけるSARS-CoV2抗原定量検査活用法の検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者角野 忠昭(金沢市立病院 中央診療部臨床検査室)ほか収載誌/巻号頁医療検査と自動化 (2435-7391)/48巻4号 p.414発行年月2023.08
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【X912360068<Pre 医中誌>】(会議録)
With COVID-19時代の検査を考える
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医中誌Web
MedicalOnline
著者三鴨 廣繁(愛知医科大学 医学部臨床感染症学講座)収載誌/巻号頁医療検査と自動化 (2435-7391)/48巻4号 p.345発行年月2023.08
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論文タイトル
【X911400002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
Effect of COVID-19 infection on the gastrointestinal tract considering preventive methods during endoscopic procedures(タイトル和訳中)
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医中誌Web
著者Naito Sakiko(Department of Gastroenterology and Hepatology, Tokyo Medical University)ほか収載誌/巻号頁DEN Open (2692-4609)/4巻1号 p.1 of 9-9 of 9発行年月2024.04
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【X907390007<Pre 医中誌>】(会議録)
臨床検査のガイドライン2021の概要とトピックス 感染症関連検査 新型コロナウイルス感染症を含む【抄録】
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医中誌Web
著者飯沼 由嗣(金沢医科大学 臨床感染症学講座)収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻8号 p.531発行年月2023.08
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【X907390001<Pre 医中誌>】(原著論文)
唾液を用いたCOVID-19抗体検査の精度に関する研究
抄録
新型コロナウイルスに対する3回目のワクチンを接種した者および未接種者を対象に、Elecsys Anti-SARS-CoV-2 S(以下、Elecsys CoV-2)による新型コロナウイルススパイク蛋白質に対する血中IgG抗体検査結果とCovAb SARS-CoV-2 Ab Test(以下、CovAb Test)による唾液中のIgA、IgG、IgMの定性結果を比較した。当院グループの職員および外来患者100名(男性19名、女性81名、年齢22~76歳)が本研究に参加し、そのうち新型コロナワクチンに対する3回目のワクチン接種後2週間以降の者は90名、ワクチン未接種者は10名であった。CovAb TestのElecsys CoV-2に対する感度および特異度を算出した結果、感度99%、特異度100%であった。CovAb Testの精度について検討した。その結果、定性結果については同時再現性、日内変動、日差再現性、干渉物質の影響のいずれかの検討において、すべての検査で陽性の判定結果が得られた。CovAb Testは日本人においても測定精度はきわめて高いことが示され、血中IgG抗体価の半定量評価が可能であることが示唆された。
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著者尾形 宗士郎(国立循環器病研究センター 予防医学・疫学情報部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床検査医学会誌 (2436-2727)/71巻8号 p.499-503発行年月2023.08
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【X905400013<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19罹患後に川崎病様症状を呈し小児多系統炎症性症候群の診断基準を満たした1例
抄録
症例は8歳男児で、COVID-19罹患後に発熱、腹痛、水様性下痢が出現し、前医にて感染性胃腸炎として内服加療を受けるも改善せず、精査目的に当科紹介となった。初診時、川崎病様症状(発熱、眼球結膜充血、頸部リンパ節腫脹、発疹)を呈し、多臓器障害を伴うことから小児多系統炎症症候群の診断基準を満たした。入院後は免疫グロブリン大量療法、アスピリン、プレドニゾロンによる治療を開始した。経過中に心機能低下、軽度の僧帽弁逆流が出現したが、入院6日目に心機能や弁逆流は改善し、川崎病様症状も徐々に消失し、入院18日目に軽快退院した。
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医中誌Web
MedicalOnline
著者今岡 亜理紗(広島大学病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁外来小児科 (1345-8043)/26巻2号 p.170-175発行年月2023.08
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【X822310007<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症モニタリング検査(PCR検査)の取り組み
抄録
[目的]感染リスクの高い学生に内閣府モニタリング検査(唾液PCR検査)を実施し、検査の機会を利用した学生への感染予防に対する啓蒙活動の取り組みができることを目的とした。[方法]本大学の体育館を実施会場とし、密を避けるために3日間の時間差を設けて実施した。本人の同意のもと実施し、検査結果の周知は本人と事務局で厳重に管理することを伝えた。[結果・考察]本大学は医療従事者を育成する大学であり、学生は、(1)各自がモニタリング検査を実施することでコロナ感染拡大防止についての認識を深めること、(2)各自が患者や療養者の立場を体験することで、医療従事者になった場合の検査の説明、接し方、感染防止の技術についてイメージづくり、(3)もし陽性になったらという不安から、個人情報遵守について学ぶことができたのではないかと推測した。また教員と事務局の協同作業で実施でき、今後の大学教育での教員と事務局の連携についても期待された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者栃本 千鶴(岐阜保健大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁岐阜保健大学紀要 (2435-0877)/3巻 p.72-76発行年月2022.03
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