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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

予後・後遺症に関する文献

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(COVID-19後遺症/TH or (COVID-19/TH and SH=予後) or ((コロナ/TA and DT=2020:2024) and (予後/TH or 予後/TI or 後遺症/TH or 後遺症/TI or prognosis/TI or "Secondary Disease"/TI or Sequela/TI)) or (COVID-19/TH and (予後/TH or 予後/TI or 後遺症/TH or 後遺症/TI or prognosis/TI or "Secondary Disease"/TI or Sequela/TI)))

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2024年4月16日更新

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論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y306340109<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス後遺症に合併する体位性頻脈症候群の治療経過について
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医中誌Web
著者土田 知也(聖マリアンナ医科大学/総合診療内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.174発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y305390152<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症外来におけるCOVID-19罹患後症状の特徴と抗体価との関連
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医中誌Web
著者櫻田 泰江(岡山大学病院/総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/18巻18 p.243発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228130092<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予後予測因子としてのRNA血症の重要性
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医中誌Web
著者佐々木 裕明(横浜市立市民病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.185発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228130080<Pre 医中誌>】(会議録)
医療従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の後遺症とSARS-CoV-2抗体の維持に関する研究
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医中誌Web
著者日下 祐(青梅市立総合病院)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.181発行年月2021.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228120025<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症の現状と今後の展望-脳とこころの最前線- 指定発言
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医中誌Web
著者神庭 重信(九州大学)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.59-60発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228120024<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症の現状と今後の展望-脳とこころの最前線- 脳神経内科医の立場から 当院におけるコロナ後遺症外来の経験
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医中誌Web
著者高尾 昌樹(国立精神・神経医療研究センター 臨床検査部・総合内科)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.57-59発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228120023<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ後遺症の現状と今後の展望-脳とこころの最前線- COVID-19感染後の精神症状に関する実態調査
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医中誌Web
著者中尾 智博(九州大学 大学院医学研究院精神病態医学分野)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.55-57発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228120022<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ後遺症の現状と今後の展望-脳とこころの最前線- COVID-19の臨床の現在
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医中誌Web
著者大曲 貴夫(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.51-54発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y228120021<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症の現状と今後の展望-脳とこころの最前線- グローバルな公衆衛生上の課題とコロナ罹患後症状のこれから
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医中誌Web
著者高松 直岐(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.49-51発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y219060028<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症の咳,喀痰,集中力低下,抑うつに半夏厚朴湯が有効であった3例
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医中誌Web
著者中田 薫(中田医院中国医学研究所)ほか収載誌/巻号頁山梨医学 (0912-2958)/51巻 p.89発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y219020001<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症 後遺症診療の風景
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医中誌Web
著者横山 周平(沖縄県立中部病院 感染症内科)収載誌/巻号頁那覇市医師会報 (0286-1828)/52巻1号 p.32-33発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y216460208<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症難治例における社会的処方の有用性
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医中誌Web
著者宮崎 博喜(寿量会熊本機能病院 総合診療科)収載誌/巻号頁日本心身医学会総会ならびに学術講演会プログラム・抄録集/64回 p.200発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y214040005<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症COVID-19の現在 後遺症 予防と治療
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医中誌Web
著者中村 造(東京医科大学病院 感染制御部・感染症科)収載誌/巻号頁都薬雑誌 (0285-1733)/46巻2号 p.41-43発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y213020013<Pre 医中誌>】(会議録)
エネルギー療法(波動療法)で改善した難治性コロナ後遺症の一例
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医中誌Web
著者永野 剛造(永野医院)ほか収載誌/巻号頁日本東方医学会抄録集/41回 p.14発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y209030012<Pre 医中誌>】(解説)
漢方シリーズ(第11回)新型コロナウイルス感染後遺症で学んだこと コロナ後遺症外来で役立つ漢方治療を中心に
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医中誌Web
著者西田 拓司(幸輝会みんな幸せクリニック)収載誌/巻号頁大阪府内科医会会誌 (1881-669X)/32巻2号 p.180-184発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y129270061<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ罹患後症状をもつ慢性上咽頭炎(コロナ後遺症)ともたない慢性上咽頭炎の違い
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医中誌Web
著者茂木立 学(もぎたて耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁神奈川医学会雑誌 (0285-0680)/51巻1号 p.54-55発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y124100019<Pre 医中誌>】(会議録)
長期療養を要したコロナ後遺症に対する産業医対応の経験
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医中誌Web
MedicalOnline
著者浅海 洋(JR九州病院 人事部勤労課健康管理室)ほか収載誌/巻号頁交通医学 (0022-5274)/77巻3-4号 p.75発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XC29190133<Pre 医中誌>】(会議録)
アフターコロナにおける海外渡航の諸問題 コロナ感染患者における後遺症としての味覚障害
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医中誌Web
著者田中 健一(北京天衛診所)収載誌/巻号頁グローバルヘルス合同大会プログラム・抄録集/2023巻 p.143発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XC01140188<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染後社会復帰に影響を与える後遺症の特徴 高齢者と非高齢者との比較
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医中誌Web
著者根来 政徳(労働者健康安全機構大阪労災病院 中央リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁日本職業・災害医学会会誌 (1345-2592)/71巻71 p.別155発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XB22260005<Pre 医中誌>】(原著論文)
漢方臨床レポート 中等症IIの新型コロナウイルス感染症の後遺症に対する人参養栄湯の処方経験
抄録
COVID-19の後遺症は、いまだ病態が明らかでない点が多く、管理指針が十分に確立されていない。著者らは、クラシエ人参養栄湯エキス細粒の内服を開始後にCOVID-19後遺症の症状が軽快した症例を4例経験したので文献的考察を加えて報告した。症例は35~69歳の男性で、後遺症の症状はそれぞれ「労作時息切れ+乾性咳嗽」「倦怠感+乾性咳嗽+労作時息切れ」「倦怠感+乾性咳嗽」「労作時息切れ」であった。
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医中誌Web
著者緒方 大聡(国立病院機構福岡病院 呼吸器内科)収載誌/巻号頁Phil漢方 (1347-6882)/98号 p.20-22発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB09120076<Pre 医中誌>】(会議録)
精神疾患診療における器質因へのアプローチ コロナ後遺症としてのうつ病を考える
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医中誌Web
著者國井 泰人(東北大学災害科学国際研究所 災害精神医学分野)収載誌/巻号頁総合病院精神医学 (0915-5872)/35巻Suppl. p.S-111発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XB01120023<Pre 医中誌>】(解説)
【新型コロナウイルス感染症の検証-腎疾患診療を中心に】慢性腎臓病および透析患者の治療 後遺症と後遺症に対する治療戦略 後遺症の定義,漢方以外の一般的治療も含め
抄録
<文献概要>はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の症状はlong COVID,post-acute sequelae of SARS-CoV-2(PASC),post-acute COVID-19 syndrome(PACS),post COVID-19 conditionなどとよばれ,わが国でも類似のさまざまな表記が行われているが,本稿では「後遺症」と表記することとする。「後遺症」と表記するが,COVID-19の急性期から回復したのちに持続的な症状が残るだけでなく,回復したのちに新たな症状が現れるものも含んでいることに留意されたい。
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者吉野 鉄大(慶応義塾大学医学部漢方医学センター)収載誌/巻号頁腎と透析 (0385-2156)/95巻4号 p.537-542発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA27030002<Pre 医中誌>】(総説)
北欧諸国における子どもの「コロナ後遺症」問題と発達の困難・リスクに関する議論の動向
抄録
北欧諸国のCOVID-19政策におけるコロナ後遺症対応の現状と、子どものコロナ後遺症に関する代表的研究や当事者組織の見解について、文献資料をもとに以下の国別に概説した。1)スウェーデン。2)デンマーク。3)ノルウェー。4)フィンランド。5)アイスランド。
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者高橋 智(日本大学文理学部人文科学研究所)ほか収載誌/巻号頁日本大学文理学部人文科学研究所研究紀要 (0286-6447)/106号 p.217-233発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA23380002<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第8波における発熱外来受診患者の病態検討(経口抗ウイルス薬投与による予後と後遺症の評価)
抄録
背景:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は拡大と収束を繰り返し、遂に第8波に至るが、京都府の無床診療所発熱外来を受診した患者の病態検討は数少ないため、今回報告を行う。方法:第8波前後の時期に当院の発熱外来に受診され、COVID-19のpolymerase chain reaction(PCR)もしくは抗原定性検査を受けた発熱患者連続1559名の症状、診察所見、経口ウイルス薬投与による予後と後遺症につき検討を行った。結果:全患者のうち、検査の陽性者が366名、陰性者が1193名であった。陽性者と陰性者の比較では、陽性者で有意に家庭内感染者、全身倦怠感、咳嗽等の割合が高かったが、両群に死亡者はなく、入院回避の予後は同等であった(3.6% vs.2.3%;p=0.18)。また、陽性者で有意にインフルエンザウイルス感染合併者が少なく、後遺症発症率が高かった(31.7% vs.11.0%;p<0.001)。一方で、陽性者で経口抗ウイルス薬の投与がなかった患者より、エンシトレルビルフマル酸投与があった患者で、後遺症発症率が低かった(38.1% vs.21.1%;p=0.002)。結語:発熱外来受診患者の病態は、感染拡大の第8波に至り大きく変化していた。COVID-19の拡大防止のため、継続評価が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者小西 正則(仏光会小西仏光寺診療所)収載誌/巻号頁京都医学会雑誌 (0453-0039)/70巻2号 p.33-39発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XA12270010<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19後遺症(long COVID)としての呼吸器疾患
抄録
<文献概要>はじめに 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,変異しながら流行の波を何度も繰り返し現在に至っている.急性期には全く無症状あるいは風邪様症状から急性呼吸不全,急性呼吸促迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)となって死に至るものまで極めて多様な病像であり,心臓血管系,凝固系,消化器系,脳・神経系など多臓器に障害をもたらしうる疾患である.また,COVID-19では,急性期がすぎウイルスが排除された後にも症状が持続する場合があり,さまざまな呼び方がなされている.本稿では,まずこのような罹患後に生じる病態の定義を述べた後,COVID-19感染後に生じる多様な呼吸器疾患について概説する.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者横山 彰仁(高知大学 医学部呼吸器・アレルギー内科学)収載誌/巻号頁検査と技術 (0301-2611)/51巻11号 p.1268-1271発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA10460166<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ後遺症にみられる睡眠障害とその内分泌変化の検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者砂田 匠彦(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本内分泌学会雑誌 (0029-0661)/99巻2号 p.584発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X929250002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
新型コロナ後遺症患者に対する5-アミノレブリン酸+クエン酸塩化ナトリウム投与とプラセボ投与の効果に関する第2相ランダム化臨床試験(Phase 2 randomized clinical trial of 5-Aminolevulinic acid plus sodium citrate chloride vs placebo for Covid-19 infected patients recovered with sequelae)
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医中誌Web
著者Imamura Kyoko(Social Cooperation Program of IT Healthcare, Graduate School of Pharmaceutica Sciences, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁ALA-Porphyrin Science (2187-1639)/10巻1号 p.15-22発行年月2021.
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【X809480142<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2感染症の小児患者における重症病態と長期後遺症のマーカー(Markers for severe disease and long-term sequelae in pediatric patients with severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 infection)
抄録
COVID-19小児症例での重症急性病態および慢性合併症に関連している患者情報パラメータと臨床パラメータを調べた。2020年3月~2021年1月にPCR検査で重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)陽性となり、急性COVID-19呼吸器感染症の管理目的で2ヶ所の三次医療病院へ入院した出生直後から21歳までの患者101名(女性63名、年齢中央値16歳)を後ろ向きに調査した。うち67名(66.3%)は症候性、残り34名は無症候性の急性COVID-19であった。全集団の年齢分布は、1歳未満(14.9%)と16~21歳(53.7%)で多いという二峰性の分布を示した。大部分の患者は肺の他に併存疾患がみられており(75%)、肺疾患が既存していた患者はそれよりも少なかった(33%)。肺併存疾患および肥満の履歴があることは、重症病態を表すマーカー類と有意に関連していた。長期慢性合併症の発症は、肺の基礎疾患の病歴、および急性COVID-19が重症型であることと関連していた。以上のように、小児の重症COVID-19症例には各種の患者情報マーカーと臨床マーカーが関連していた。加えて、肺の併存疾患の存在と、急性COVID-19が重症型であることはどちらも長期後遺症と関連していた。
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医中誌Web
著者Hazan Guy(Department of Pediatrics, Division of Allergy and Pulmonary Medicine, Washington University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Pediatrics International (1328-8067)/64巻1号 p.1 of 6-6 of 6発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X405530015<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
未診断の糖尿病を有する新型コロナウイルス感染症患者における急性・慢性血糖値比と予後の関連 後方視的全国コホート研究(Association of acute-to-chronic glycemic ratio and outcomes in patients with COVID-19 and undiagnosed diabetes mellitus: A retrospective nationwide cohort study)
抄録
新型コロナウイルス感染症入院症例レジストリを用いて、未診断の糖尿病(DM)および急性期の血糖上昇が予後に及ぼす影響について検討した。解析対象は4747名である。予後不良(院内死亡、侵襲的人工呼吸/ECMO導入、ICU入室、転院)の頻度は、非DM群5.1%、未診断DM群16.4%、既診断DM群15.6%であり、非DM群に対する調整オッズ比(OR)は、未診断群2.18(95%CI 1.50~3.18)、既診断群2.08(1.57~2.77)であった(各P<0.001)。未診断DMと予後不良の関連は、急性・慢性血糖値比(入院時血糖値をHbA1c値に基づく推定血糖値で除した値)が高い患者で顕著であったが(OR=3.33、1.43~7.77、P=0.005)、血糖値やHbA1cの高低による差異はみられなかった。未診断DM合併患者における急性期の血糖値上昇の度合いと予後不良の関連が明らかになった。
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医中誌Web
PubMed
著者Uchihara Masaki(Department of Diabetes, Endocrinology and Metabolism, National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Journal of Diabetes Investigation (2040-1116)/14巻4号 p.623-629発行年月2023.04
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X309310014<Pre 医中誌>】(総説)(英語)
新型コロナウイルス感染後遺症(long COVID)の神経精神的側面 包括的レビュー(Neuropsychiatric aspects of long COVID: A comprehensive review)
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医中誌Web
著者Kubota Takafumi(Department of Neurology, National Hospital Organization Sendai Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Psychiatry and Clinical Neurosciences (1323-1316)/77巻1-2号 p.84-93発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024098009】(解説)
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状
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医中誌Web
著者森岡 慎一郎(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター)収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/113巻1号 p.134-137発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024097955】(解説)
【ウイルスと精神神経症状】ダニ媒介脳炎,新型コロナウイルス感染症の最前線 ダニ媒介脳炎と新型コロナウイルス感染症の神経症状の病態
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医中誌Web
著者西條 政幸(札幌市保健福祉局保健所)収載誌/巻号頁ファルマシア (0014-8601)/60巻1号 p.11-15発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024097652】(原著論文)
消化器癌の手術成績予測における術前胸部CT低吸収域(LAA)測定の有用性
抄録
コロナ禍において,従来の術前呼吸機能評価のためのspirometryが中止されている。一方,胸部CT画像より低吸収領域(LAA)面積比を算出し,COPDの重症度を判定するGoddard分類の有用性報告を散見する。LAA容積比(LAAv%)が術後有害事象の指標となり得るか検討する。方法:2020~2022年,当院の胃・大腸癌手術で,術前CTからLAAv%が算出可能の100例を対象に術後呼吸有害事象の有無で区別し,各種臨床病理学的因子を2群間比較する。比較項目にはLAAv%の他,背景因子,手術関連因子および腫瘍学的因子を含めた。結果:有害事象は22例。LAAの分布は5.7~36.3(中央値18.3)%。2群間比較の結果,有害事象率はLAAv%(p=0.007),BMI(p=0.049)で有意差を認め,多変量解析ではいずれも独立リスク因子に選択された。そこでLAAv%高値群50例で同様の解析を行うと,手術時間とBMIが独立リスク因子に選択され,手術時間のcut-off値は189分(感度88.2%,特異度42.4%)となる。考察:術前spirometryが困難とされるなか,CT画像より算出のLAAv%が術後呼吸有害事象の予測因子となる可能性が示唆された。今後,術前LAA高値症例では3時間を超える手術で,術後酸素需要の増加する期間が延長する可能性を考慮し,術後管理に当たることが肝要である。(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
MedicalOnline
PierOnline
著者長田 寛之(近江八幡市立総合医療センター 外科)ほか収載誌/巻号頁癌と化学療法 (0385-0684)/50巻13号 p.1405-1407発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024097193】(解説)
難病医療 ME/CFSとLong COVIDの共通する病態機序
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医中誌Web
MedicalOnline
著者佐藤 和貴郎(国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター 開発戦略室)収載誌/巻号頁難病と在宅ケア (1880-9200)/29巻10号 p.53-56発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024096838】(会議録)
新型コロナウイルス感染症患者の大腰筋量が予後に与える影響の解析
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医中誌Web
著者若林 義賢(帝京大学 医学部内科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本成人病(生活習慣病)学会会誌/49巻 p.78発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096484】(原著論文)
立命館大学における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例の後遺症の調査
抄録
2020年1月~2022年7月に本学保健センターに新型コロナ感染の報告があった学生・教職員のうち、本調査時(2022年8月~9月)に在学・在職中で本調査に同意が得られ442名(学生309名、教職員133名)を対象にアンケート調査した。新型コロナ感染後からアンケート回答時までの経過期間は、1~2ヵ月が213名、3~5ヵ月が118名、6~11ヵ月が86名、12ヵ月以上が25名であった。経過期間1~2ヵ月の213名中、調査時点で何らかの症状があると答えたのは52名(24%)で、症状の内訳は多い順に、咳28名、倦怠感16名、集中力低下16名、筋力低下12名、頭痛7名であった。新型コロナ罹患後症状を有していた割合を診断後経過時期別・男女別にみると、診断後3ヵ月時点では男性28.1%、女性25.0%、診断後6ヵ月時点では男性19.0%、女性20.8%、診断後12ヵ月時点では男性21.4%、女性27.3%であった。調査時点で学業や就業への支障がどの程度あるか尋ねた質問に対しては、7割以上の人が「全くなし」と回答した。
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医中誌Web
著者作田 恭子(立命館大学 保健センター・診療所)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.197-199発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096361】(原著論文)
鍼治療と湯液の併用がLong-COVIDの倦怠感に対して有効であった一症例
抄録
【目的】Long-COVIDによる倦怠感に対し、確立された治療法は無い。COVID-19に罹患後、激しい倦怠感を訴えた患者に対し、鍼治療と湯液の併用が倦怠感の改善に寄与したと考えられる症例を経験したので報告する。【症例】61歳女性。主訴は倦怠感。X年8月にCOVID-19に感染後、倦怠感を訴え9月に漢方外来を受診し、補中益気湯を服用開始。同月に鍼灸外来を受診。鍼治療方針は候背腹診所見を元に、百会、天柱、板状筋、肩井、心兪、肝兪、胃兪、中かん、天枢、手三里、合谷、足三里、陰陵泉に40mm 16号鍼、置鍼10分。治療間隔は1回/週。倦怠感の評価はVisual Analogue Scale(VAS)。【結果】初回鍼治療前の倦怠感のVASは80mmであったが、鍼治療開始から3ヵ月後の12回目には、VASが21mmに減少した。【考察・結論】本症例の倦怠感は、鍼治療による副交感神経の活性化、湯液による生体機能の賦活化が関与した事が推測される。鍼治療と湯液の併用治療はLong-COVIDの倦怠感に対する治療法の選択肢の一つとなり得る可能性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山本 彩子(大野クリニック)ほか収載誌/巻号頁現代鍼灸学 (2186-5817)/23巻1号 p.25-29発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024096327】(原著論文)
【コモンディジーズの中医治療-発疹-】コロナワクチン後遺症を疑う薬疹と帯状疱疹の2症例
抄録
症例1は27歳女性で、ニキビに対して皮膚科でルリッドを処方され、服用後に顔面の発赤とそう痒が出現し、ビブラマイシン処方下で症状の増悪を呈した。チョコレート多食などの食生活の問題点を取り除いても発疹が続くことと初診時の発症状況から、コロナワクチンと老人病院という職場によるワクチン接種者からのシェディングと考え、コロナワクチン除去散(か楼実末、丹参末、莪朮末、鶏血藤末、全蠍末)を処方したところ症状の軽快が得られた。症例2は60歳男性で、コロナワクチン接種後に帯状疱疹をきたした。コロナワクチン除去方5味を煎じ薬に入れ、その後はコロナワクチン除去散を処方した。3回目のワクチン接種後まで帯状疱疹の発症を認めたが、その後症状の出現はみられない。
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医中誌Web
MedicalOnline
著者木田 正博(木田山薬堂診療所)収載誌/巻号頁中医臨床 (0389-4843)/44巻4号 p.487-490発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024096122】(会議録)
全身倦怠感を主訴とするコロナ後遺症患者の心理社会的因子の検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者宮崎 博喜(寿量会熊本機能病院 総合診療科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.124発行年月2023.12
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【2024096109】(会議録)
COVID-19パンデミックにおける休校を伴う緊急事態宣言中に発症した神経性やせ症患者の治療予後
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医中誌Web
MedicalOnline
著者戸田 健太(九州大学病院 心療内科)ほか収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.116発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024096097】(会議録)
post-COVID ME/CFSに対する非薬物療法と薬物療法
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院 心療内科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.107発行年月2023.12
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【2024096050】(会議録)
コロナ後遺症(新型コロナウイルス罹患後症状)における心療内科医の役割 Long COVID 症例から考えるメカニズム
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医中誌Web
MedicalOnline
著者丸毛 聡(田附興風会医学研究所北野病院 呼吸器内科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.51発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024096049】(会議録)
コロナ後遺症(新型コロナウイルス罹患後症状)における心療内科医の役割 コロナ後遺症と筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中富 康仁(ナカトミファティーグケアクリニック)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.50発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024096048】(会議録)
コロナ後遺症(新型コロナウイルス罹患後症状)における心療内科医の役割 新型コロナウイルス罹患後筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の治療における心療内科医の役割
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院 心療内科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.49発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024095663】(会議録)
カンジダ属の上気道コロナイゼーションが食道癌患者の長期予後に与える影響
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医中誌Web
MedicalOnline
著者板崎 勇二郎(防衛医科大学校 外科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/20巻3号 p.387発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024094952】(原著論文)
COVID-19に罹患した要介護高齢者へのリハビリテーションの効果
抄録
[目的]新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)に罹患した要介護高齢者の日常生活動作(activities of daily living:以下,ADL)の変化を調査し,リハビリテーションの効果を検討すること.[方法]対象は2022年1月から5月までに当院のCOVID-19病棟に入院し,理学療法が処方された75歳以上の患者とした.Body Mass Index(以下,BMI),COVID-19重症度,要介護認定の有無,在院日数,理学療法実施率,言語聴覚療法処方件数,転帰,入院前と転帰時のADL(移乗,歩行,食事)などを調査した.要介護認定ありを認定群,認定なしを対照群とし,基本情報や臨床経過の群間比較をt検定,χ二乗検定,Mann-WhitneyのU検定を,各群の入院前と転帰時のADL状況の比較をWilcoxonの符号付き順位検定を用いて検討した.[結果]認定群24例,対照群8例.認定群の入院前と転帰時のADLの変化では移乗・歩行・食事とも有意な差を認めなかった.2群間の比較では認知症,BMIに有意差を認めた.[結論]COVID-19に罹患した要介護高齢者のADL能力を維持するためには早期からのリハビリと多職種との連携が求められる.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者村岡 法彦(旭川医科大学病院 リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁北海道理学療法 (0912-1455)/40巻 p.11-17発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024094609】(会議録)(英語)
MISC患者におけるIVIG治療とIVIG+グルココルチコイド併用治療の院内転帰の比較 系統的レビューとメタ分析(COMPARISON OF IN-HOSPITAL OUTCOME OF IVIG TREATMENT VS IVIG PLUS GLUCOCORTICOID IN MISC PATIENTS: A SYSTEMATI REVIEW AND META ANALYSIS)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Made Refika Widya Apsari Tangkas (Bali Mandara Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本小児アレルギー学会誌 (0914-2649)/37巻4号 p.407発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024094217】(会議録)
コロナ後遺症による重症呼吸困難症例の理学療法を経験して
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医中誌Web
著者中瀬 智子(岡山済生会外来センター病院 リハビリテーション科)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.176s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024094194】(会議録)
COVID-19後遺症患者に対する外来呼吸リハビリテーションの経験
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医中誌Web
著者城石 涼太(宇都宮内科医院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.170s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024094192】(会議録)
軽症から中等症COVID-19患者において入院時BMIは転帰先を予測できる
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医中誌Web
著者山下 浩史(静岡県厚生農業協同組合連合会遠州病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.169s発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024094108】(会議録)
COVID-19流行前後における市中肺炎の予後の変化について
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医中誌Web
著者松本 夏鈴(加古川市民病院機構加古川中央市民病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.148s発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024090797】(会議録)
COVID-19・第6波における漢方薬治療の有用性と後遺症予防効果
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医中誌Web
著者松田 正(みさとファミリークリニック 内科・小児科)収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.151発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024090796】(会議録)
小児COVID-19患者に対するレムデシビルの効果
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医中誌Web
著者庄司 健介(国立成育医療研究センター 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.151発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024090773】(会議録)
小児におけるLong COVIDの臨床的特徴
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医中誌Web
著者後藤 理華(聖マリアンナ医科大学 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.139発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024090768】(会議録)
COVID-19罹患歴のある川崎病患者3例の特徴 他の川崎病患者との比較
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医中誌Web
著者煙草谷 ひかる(北九州総合病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.137発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089088】(会議録)
COVID-19後に不随意運動をきたし,IVIGが著効した一例
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医中誌Web
著者川瀬 崇広(日本海員掖済会名古屋掖済会病院 神経内科)ほか収載誌/巻号頁臨床神経学 (0009-918X)/63巻10号 p.699発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024087820】(総説)
COVID-19の流行と日本大学板橋病院における対応
抄録
COVID-19の流行は,われわれの生活に影響を与えた.2019年末から始まった我が国におけるパンデミックで失った社会生活,経済活動における影響には計り知れないものがある.本稿では,COVID-19における新興感染症としてのこれまでの共通認識できる基礎的・臨床的な知見と本学板橋病院におけるCOVID-19への対応について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者高山 忠輝(日本大学 医学部内科学系総合診療学分野)収載誌/巻号頁日大医学雑誌 (0029-0424)/82巻3号 p.147-154発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087508】(解説)
東京都におけるCOVID-19の現状
抄録
東京は世界最大の大都市である.世界中の都市がCOVID-19への対応に苦慮しているなか,東京での新規陽性者数や死亡者数は,他の大都市圏に比べ,今のところ比較的抑えられている.日本では,医療制度の維持や死亡者の最小化に対する期待が高い.社会機能を正常化させながら,この期待に着実に応えていくことが必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者大曲 貴夫(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター)収載誌/巻号頁インフルエンザ (1345-8345)/24巻2号 p.95-99発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087056】(原著論文)
COVID-19患者に対するNO吸入によりECMOを回避しうる可能性
抄録
日本において一酸化窒素(NO)の吸入は,成人においては心臓周術期の肺高血圧治療にのみ認められた治療薬である。しかし,換気血流不均衡の是正も得られることから,呼吸治療の中でも高侵襲のECMOを回避できる可能性が考えられる。今回,COVID-19治療戦略としてNOの吸入を行い,ECMOを回避しうる患者群を示すパラメータこそ発見に至らなかったが,酸素化改善の症例を多く経験した。NOを効果的に使用できれば,患者への侵襲を抑え,ICU在室日数を短縮できる可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者古川 豊(千葉大学医学部附属病院 臨床工学センター)ほか収載誌/巻号頁Medical Gases (2434-6152)/25巻1号 p.13-15発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086984】(原著論文)(英語)
COVID-19の治療転帰に回復期血漿治療が及ぼす影響 試験逐次解析によるメタアナリシス(Effect of convalescent plasma transfusion on outcomes of coronavirus disease 2019: a meta-analysis with trial sequential analysis)
抄録
COVID-19患者に対する回復期血漿治療(CPT)の便益性について、システマティックレビューとメタアナリシスで評価した。各種文献データベースを用いて、COVID-19成人患者を対象に標準治療単独の場合とCPT+標準治療を比較した、無作為化比較対照試験(RCT)を検索した。主要評価項目は死亡率と侵襲的機械換気(IMV)の必要性とし、死亡率の解析はRCT26件(患者19816例)を対象論文とした。その結果、標準治療にCPTを追加する有意な便益性はみられず(RR 0.97、95%CI 0.92~1.02)、異質性もみられず(I2=0.00%)、Trim-and-fill法で調整した効果量でも大きな変化はみられなかったが、エビデンスレベルは高であった。また、試験逐次解析では、情報量は適切でCPTが無益であることが示され、IMVの必要性解析としてRCT17件(患者16083例)を評価したところ、CPTの有意な便益性はみられず(RR 1.02、95%CI 0.95~1.10)、異質性もみられなかった(I2=3.30%)。だが、Trim-and-fill法で調整した効果量では僅かに変化し、エビデンスレベルは高で、試行逐次解析により情報量は適切だが、CPTは無益であることが確認された。今回の調査結果から、COVID-19の標準治療にCPTを追加しても、標準治療単独の場合と比べ死亡率やIMVの必要性は低下しないことが明らかにされた。
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医中誌Web
PubMed
著者Hakim Sameh M.(Department of Anesthesiology, Intensive Care and Pain Management, Faculty of Medicine, Ain Shams University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Anesthesia (0913-8668)/37巻3号 p.451-464発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086925】(解説)
当院における新型コロナウイルス感染症の院内集団感染に関する報告
抄録
令和4年,当院における新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)初発例判明後に実施した接触者調査で入院患者および職員合わせて5名の感染が判明したため,同日管轄保健所へ報告した.直ちに院内感染防止対策チーム(Infection Control Team,以下,ICT)が介入しCOVID-19受け入れ専用病棟の開設,ゾーニングの実施,標準予防策および飛沫・接触予防策の徹底を行なった.併せて,新規入院患者の受入れ中止,救急搬送の停止をはじめとした病院機能における業務上の制限を行い対応した.対応24日目,最後に罹患した症例が隔離解除となった.この度の集団感染における院内感染事例は複数の部署で発生し,入院患者および職員合わせて58名となった.本事案の感染拡大については,当時の市中におけるCOVID-19の流行および当院における新型コロナウイルス対応ワクチンの接種状況など複数の要因が重なった事が推察された.(著者抄録)
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医中誌Web
著者代畑 光教(尾道市立市民病院 医療安全管理部)ほか収載誌/巻号頁尾道市立市民病院医学雑誌 (0912-1102)/35巻2号 p.29-33発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086466】(解説)
COVID-19第7波における都農町国民健康保険病院の取り組み
抄録
COVID-19の第7波の流行(2022年7月1~9月30日)は,発熱外来にこれまでの比ではない患者が受診するとともに,入院患者は高齢者が多く,重症例が少ないが基礎疾患で死亡する者が多かった。感染症指定医療機関ではあるが感染症専門医が不在である都農町国民健康保険病院での取り組みのなかから,これまでの流行とは異なる医療連携,医療介護の感染防止に係る連携や服薬指導等について,多くの課題や示唆を得ることができた。2022年11月に感染症対応の医療機関による確実な医療の提供が図られるよう感染症法が改正されたが,当院の取り組みは感染症専門医が不在の保険医療機関の取り組みに参考に資すると考えたため報告する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者伊東 芳郎(都農町国民健康保険病院)ほか収載誌/巻号頁宮崎県医師会医学会誌 (0389-8288)/47巻1号 p.90-95発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086465】(解説)
当院における新型コロナウイルス感染症妊婦の経腟分娩の試み
抄録
新型コロナウイルス感染症の患者数の急増を受け,当院では第6波からCOVID-19妊娠の本格的な受け入れを開始した。帝王切開の産科適応がない限り分娩方法は経腟分娩を行っており,経腟分娩症例に関しての当院での対応や,分娩予後に関して報告する。分娩室は陰圧個室を分娩室として使用し,分娩中は,分娩時間短縮のための人工破膜,助産師の負担軽減のための児頭電極・内圧計留置を積極的に行った。14例の経腟分娩症例があり,分娩室入室から分娩時間までは中央値2時間5分(範囲,5分~6時間38分)と比較的短時間で分娩に至った。5例の帝王切開症例と比較し,母体予後や新生児予後に有意差はなく,入院期間は有意に経腟分娩が短かった。また,経腟分娩に関わった医師・助産師で妊婦から感染した者はいなかった。COVID-19妊娠では適切な感染防御や適応症例の選択,分娩時間短縮の工夫で安全かつ医療従事者への負担も少なく経腟分娩可能と思われる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者牧 洋平(宮崎市郡医師会病院 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁宮崎県医師会医学会誌 (0389-8288)/47巻1号 p.84-89発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086347】(原著論文)(英語)
COVID-19罹患後にみられる左室変形能と心室-動脈整合の障害 自律神経失調との関連性(Impaired left ventricular deformation and ventricular-arterial coupling in post-COVID-19: association with autonomic dysregulation)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の患者を対象に、左室機能、大動脈硬化度、自律神経機能、心室-動脈整合(VAC)を評価した。2021年3月~12月にギリシア、アテネの単一病院で前向き症例対照研究を施行した。PCR検査でCOVID-19が判明し入院した連続患者34名(男性26名、平均57.2±12.9歳)を組み入れ、最長で退院6ヵ月後まで追跡した。また、この症例群と傾向スコアマッチング法で年齢、性別、心血管危険因子をマッチさせた同数名のCOVID-19非罹患被験者を対照群とした。退院1ヵ月後の症例群では、対照群と比較して、左室の長軸方向グローバルストレイン(LV-GLS)、頸動脈-大腿動脈間脈波伝播速度、RR間隔の標準偏差(SDNN)、VACがいずれも有意に障害されていた。追跡6ヵ月時点ではLV-GLS、SDNN、VACは改善していたものの対照群の水準には達していなかった。症例群ではSDNNとVACが有意に相関していることが1ヵ月と6ヵ月のいずれの時点でも示された。まとめると、長期COVID-19症候群にはLV-GLS、SDNN、VACの障害が伴って観察された。COVID-19罹患後の人は、退院から6ヵ月を経ても大動脈硬化、VAC障害、左室機能不全を伴う自律神経失調症がみられていた。こうした異常は長期COVID-19症候群の存在と関係していると考えられた。
リンク情報
医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Oikonomou Evangelos(3rd Department of Cardiology, National and Kapodistrian University of Athens, Medical School, Sotiria Chest Disease Hospital)ほか収載誌/巻号頁Heart and Vessels (0910-8327)/38巻3号 p.381-393発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086326】(原著論文)(英語)
COVID-19の重症化リスクを予測するためには男女差にもっと注目すべきである 男性の重症化リスクは10歳以上年上の女性と同等である(We Should Pay More Attention to Sex Differences to Predict the Risk of Severe COVID-19: Men Have the Same Risk of Worse Prognosis as Women More Than 10 Years Older)
抄録
<Highlight>●男性におけるCOVID-19の重症化リスクは、10歳以上年上の女性と同等であった。●4つの先行研究においても、COVID-19の重症化に男女差が大きく影響していた。●COVID-19の重症化リスクを予測する要因の一つとして男女差に着目し,公衆衛生政策において考慮すべきである。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者Matsushita Yumi(Department of Clinical Research, National Center for Global Health and Medicine, Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Journal of Epidemiology (0917-5040)/33巻1-2号 p.38-44発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085813】(解説)
口腔と呼吸器疾患との関連 予後を分ける口腔健康管理の重要性
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が5類感染症へと移行し,コロナと共存し生活するwithコロナ時代が到来した。withコロナ時代であっても,COVID-19やインフルエンザは高齢者において,誤嚥性肺炎を合併・続発し重症化しやすいことから,超高齢社会である我が国において健康上の脅威であることに変わりはない。また,慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんなどは,生命予後やQOLに大きく関わっているため,その発症・重症化予防対策は重要である。近年,これらの呼吸器疾患は口腔細菌や歯周病と関連していることが報告されている。口腔健康管理を行うことにより,呼吸器疾患の予防につながる可能性が考えられる。今後,多職種連携による口腔健康管理の重要性はより一層高まっていくと考えられるが,一方で,口腔と呼吸器疾患に関するさらなるエビデンスの提示が求められている。(著者抄録)
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医中誌Web
著者神尾 宜昌(日本大学 歯学部感染症免疫学講座)ほか収載誌/巻号頁日本歯科医師会雑誌 (0047-1763)/76巻10号 p.779-788発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085687】(解説)
新型コロナウイルス感染症 Up-to-date COVID-19の後遺症としての神経症状
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医中誌Web
著者大平 雅之(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁Modern Media (0026-8054)/69巻12号 p.312-317発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082943】(会議録)
コロナ罹患後の後遺症の一つである嗅覚障害を超音波治療器により改善した症例報告
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医中誌Web
著者鈴木 一史(浜松駅南口接骨院)収載誌/巻号頁日本柔道整復接骨医学会学術大会プログラム・抄録集/32回 p.56発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082052】(解説)
【エキスパートが教える 小児の薬物治療】疾患別 C.循環器疾患 急性期・慢性期の川崎病
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者濱田 洋通(千葉大学 大学院医学研究院小児病態学)収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻55 p.439-442発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082044】(解説)
【エキスパートが教える 小児の薬物治療】疾患別 B.感染症 COVID-19
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者森内 浩幸(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科・小児科学)収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻55 p.402-407発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080156】(総説)
COVID-19後遺症としての認知機能障害 病態機序と治療の展望
抄録
COVID-19後遺症として認知機能障害が生じることが明らかになっている.危険因子としては,高齢者,重症感染,嗅覚障害の長期間の持続が報告されている.またCOVID-19はアルツハイマー病の危険因子となることや,軽症感染でも視空間認知障害を呈しうることも報告されている.複数の病態機序が指摘されているが,治療に直結する可能性があるSARS-CoV-2ウイルスの持続感染が注目されている.持続感染は,スパイク蛋白による神経毒性,サイトカインによる神経炎症の惹起,細胞融合などを介して認知機能障害を引き起こす可能性がある.予防・治療としてはワクチン接種,メトホルミン,抗ウイルス薬などが期待されている.(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者下畑 享良(岐阜大学 大学院医学系研究科脳神経内科学分野)収載誌/巻号頁臨床神経学 (0009-918X)/63巻11号 p.725-731発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080110】(原著論文)
当院における透析患者コロナ感染報告
抄録
当院では2020年3月から2022年10月までに維持透析患者100名中14名がCOVID-19に罹患した。今回、COVID-19罹患例の患者背景や臨床経過について報告した。患者背景は年齢65.2±13.6歳、性別は男性11名、女性3名、ワクチン接種率は71.4%、死亡率は7.1%であった。COVID-19に対する治療は当初全例入院加療としていたが、患者数の増加に伴い軽症患者は外来治療に移行した。全例に抗ウイルス薬と中和抗体を投与し、中等症以上の患者のみレムデシビルを使用した。中等症以上は2名で、うち1名が死亡した。維持透析患者全体のワクチン接種率は91%で、ワクチン接種者のCOVID-19罹患率は11%、未接種者の罹患率は44%であった。COVID-19に罹患し死亡した症例を提示した。
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医中誌Web
著者森 奏美(秋田県厚生農業協同組合連合会大曲厚生医療センター 泌尿器科)ほか収載誌/巻号頁秋田腎不全研究会誌/26巻 p.133-138発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024078246】(解説)
日常診療下におけるエンシトレルビルフマル酸の安全性と有効性 一般使用成績調査(中間解析結果)
抄録
エンシトレルビルフマル酸の一般使用成績調査の中間解析を実施した。対象は,本剤の治療歴のないCOVID-19患者で,安全性と有効性の情報を収集した。安全性解析対象は1,589例で,副作用発現割合は8.1%(128例),主な副作用は下痢(2.4%),悪心(1.3%),及び頭痛(1.1%)であった。有効性解析対象は1,584例で,解熱までの時間は36.0時間,全症状消失までの時間は156.0時間であった(中央値)。本中間解析より,日常診療下にて,エンシトレルビルフマル酸の忍容性と有効性において新たな懸念は認められなかった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者中川 宜子(塩野義製薬 安全管理部)ほか収載誌/巻号頁Precision Medicine (2434-3625)/6巻11号 p.907-913発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024076150】(原著論文)
小児の緊張型頭痛に対する母指球重心のスクワットの有効性
抄録
新型コロナウィルス感染症の流行後に多発した小児の緊張型頭痛に対する母指球重心のスクワットの効果を検討した。2週後に頭痛は消失もしくは軽減し、踵重心、骨盤後傾、胸椎の後彎増強などの特徴的姿勢は改善し、僧帽筋の筋硬度が低下した。母指球重心のスクワットにより抗重力筋の筋力が回復して僧帽筋の過剰伸展が抑制され、緊張型頭痛が改善したと考えられた。新型コロナウィルス感染症が流行する以前から小児の筋力の低下が判明している現在、小児にも実行可能な筋力トレ-ニングを指導する必要性が増加している。小児期に正しい筋力トレ-ニングを体得することにより成人後の運動習慣の再開、維持が容易になる可能性があり、さらに、現在の小児、すなわち未来の高齢者のフレイルや寝たきりを予防することにつながるため普及、定着することが望まれる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者遠藤 明(えんどう桔梗こどもクリニック)収載誌/巻号頁道南医学会ジャーナル (2433-667X)/6号 p.9-13発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024076057】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症もしくはインフルエンザ感染症を院内発症/入院治療した血液疾患患者の後方視的検討
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)/季節性インフルエンザ感染症を院内発症/入院治療した血液疾患患者23名の患者背景、酸素投与期間、入院期間、全生存について電子診療録から後方視的に解析した。COVID-19感染群は21例、季節性インフルエンザウイルスA/B感染群は23例であり、両群とも発熱や上気道症状を呈したが、COVID-19感染群では味覚障害が特徴としてみられたほか、酸素投与率が有意に高く、感染後の酸素投与期間や入院期間が有意に延長していた。COVID-19感染群では季節性インフルエンザウイルスA/B感染群よりも死亡率が有意に高く、発症後90日間全生存が有意に短かった。血液疾患患者における院内発症COVID-19症例の生命予後は季節性インフルエンザ感染症例よりも著しく悪く、その予後は一般集団よりも不良と考えられた。
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医中誌Web
著者塚田 和佳(JA北海道厚生連旭川厚生病院 血液・腫瘍内科)ほか収載誌/巻号頁北海道農村医学会雑誌 (1341-4666)/55巻 p.97-102発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075550】(原著論文)(英語)
COVID-19入院患者の生存と血栓症に関連する血漿バイオマーカー(Plasma biomarkers associated with survival and thrombosis in hospitalized COVID-19 patients)
抄録
重新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の凝固障害と疾患重症度の潜在的バイオマーカー(BM)を評価した。集中治療室入院患者63名(ICU患者47名、非ICU患者16名)と対照患者43名の凝固、線溶、血小板機能に関連する8種類のBMの血漿レベルを測定した。その結果、COVID-19患者ではフィブリノゲン、組織プラスミノゲン活性化因子(t-PA)、プラスミノゲンアクチベーターインヒビター-1(PAI-1)、ならびにinterleukin 1 receptor-like 1(ST2)とvon Willebrand因子(vWF)のレベルが対照群と比較して有意に増加していた。入院時のt-PA、ST2、vWFのレベルが高いほど生存率が低く、最初のvWFレベルが高い患者では血栓イベントがより頻繁に発生ていした。以上より、t-PAやvWFなどの特定のBMは、COVID-19の病態生理学において予測的役割を果たすと考えられた。COVID-19の凝固亢進はフィブリンを介したものであるが、血栓症の発生にはvWFの役割も考えられた。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Cabrera-Garcia David(Department of Anesthesiology, Columbia University Irving Medical Center)ほか収載誌/巻号頁International Journal of Hematology (0925-5710)/116巻6号 p.937-946発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075500】(原著論文)(英語)
包括的高度慢性下肢虚血を有するCOVID-19患者の臨床経過(Clinical course of patients with chronic limb-threatening ischemia developing COVID-19)
抄録
COVID-19を発症した包括的高度慢性下肢虚血(CLTI)患者25例(男性16例、女性9例、平均73.8±4.8歳)の臨床経過について検討した。対象はCOVID-19の第6波が始まった2022年1月に入院したCLTI患者で、重症度は24例が軽度、1例が中等度と診断された。慢性閉塞性肺疾患およびうっ血性心不全を有する患者2例で酸素吸入療法が施行された。院内死亡は5例で、死因は細菌性肺炎が3例、敗血症性ショックが1例、突然死が1例であった。入院時に血管内治療を施行したCLTI患者18例(男性56%、平均74.8±8.2歳)を対象に、COVID-19が発生した2019年12月以前に血管内治療を施行したCLTI患者1867例(男性62%、平均73.9±10.2歳)を対照群として30日死亡率を比較した。その結果、COVID-19を発症した患者の方が有意に高かった(HR:3.82、95%CI:1.41~10.34、P=0.008)。傾向スコアによる逆確率重み付け法(IPW)の解析でもCOVID-19はCLTI患者の死亡リスクと有意に関連した(HR:3.97、95%CI:1.54~10.21、P=0.004)。
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医中誌Web
著者Ishihara Takayuki(Kansai Rosai Hospital Cardiovascular Center)ほか収載誌/巻号頁Journal of Cardiology (0914-5087)/80巻5-6号 p.545-548発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075450】(原著論文)(英語)
早期アルツハイマー病に対する全脳低出力パルス波超音波(LIPUS-AD)のパイロット研究 無作為化二重盲検プラセボ対照試験(A Pilot Study of Whole-Brain Low-Intensity Pulsed Ultrasound Therapy for Early Stage of Alzheimer's Disease(LIPUS-AD): A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Trial)
抄録
早期アルツハイマー病(AD)患者に対して低出力パルス波超音波(LIPUS)治療の安全性と有効性について検討するための探索的治験を実施した。LIPUS療法として、1.3MPa、32サイクル、5%デューティサイクルの条件で、両側側頭骨を通して全脳に1時間を1クールとして週3回実施した。探索的治験として、LIPUS療法をロールイン試験では1クール、無作為化比較試験では3ヵ月間隔で6クール、計1年半実施した。主要評価項目はADAS-J cogスコアであった。無作為化比較試験はCOVID-19のパンデミックにより早期に終了した。その結果、ロールイン試験の5例(平均70.8±9.5歳)では副作用は認められなかった。無作為化比較試験では、AD患者11例(平均70.4±3.0歳)がLIPUS群、8例(平均73.6±3.9歳)がプラセボ群に割り付けられた。72週目にLIPUS群ではプラセボ群に比べADAS-J cogスコアの悪化が抑制される傾向が認められた(P=0.257)。72週目にADAS-J cogスコアの悪化が認められなかった患者は、LIPUS群の10例中5例(50%)、プラセボ群で5例中0例(0%)であった(P=0.053)。副作用は認められなかった。以上より、LIPUS療法は安全であり、認知機能障害を抑制する傾向があることが示唆された。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Shimokawa Hiroaki(Department of Cardiovascular Medicine, Tohoku University Graduate School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁The Tohoku Journal of Experimental Medicine (0040-8727)/258巻3号 p.167-175発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075433】(解説)
【新型コロナ後遺症-これまでの対応と問題点】
抄録
[1]はじめに・いわゆる「新型コロナ後遺症」にいまだ多くの患者が苦しみ,わが国を含む世界的な社会問題となっている。[2]呼称と定義・「新型コロナ後遺症」などの用語の定義は,医学的には統一されていない。・NIHの「PASC」,WHOの「PCC」という用語には定義が定められ,2023年には診断基準案の提案もなされた。[3]コロナ・アフターケア外来とは・罹患後慢性期にかけての症状の遷延に対し,専門外来であるコロナ・アフターケア(CAC)外来を開設した。・1日1~2人の新規患者を受け入れ,800人以上の患者を対面診療してきた。[4]疫学・CAC外来へは,デルタ株流行時に感染者の約1.5%,オミクロン株では感染者の0.1%程度が受診となった。・CAC外来の受診患者は若干女性が多く,30~50歳代が60%,10歳代など若年者が14%だが,70歳代以上の受診は比較的少ない。・オミクロン株に感染したと思われる症例では,95%の患者で急性期は軽症であったが,後遺症は残っている。[5]症状・症状は多彩であるが,倦怠感・易疲労感が最多で,ブレインフォグは,特にオミクロン株で増加していた。[6]病態とメカニズム・感染後の炎症と免疫応答,自己免疫反応,血栓・血管内皮障害,腸内細菌叢変化,自律神経・内分泌障害,ウイルス残存など,種々の仮説がある。・抑うつ指数,FT4,倦怠感スケール,血中コルチゾール値の間に正の相関がみられる。・捲怠感や味覚・嗅覚障害を随伴する患者では,それぞれ成長ホルモン低値,FT4高値,コルチゾール低値の傾向がある。[7]治療とマネジメント・漢方薬の処方のほか,亜鉛補充,急性期の抗ウイルス薬やメトホルミンの処方にも,一定の効果が認められる。・総合診療的なアプローチで,全人的なケアを心がけている。[8]今後の課題・終診とできるまでに日数を要するほか,対応可能な医師・施設も不足している。(著者抄録)
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医中誌Web
著者大塚 勇輝(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5208号 p.18-27発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075184】(総説)
免疫不全患者におけるCOVID-19疾病負担
抄録
先天的あるいは後天的に免疫機能に異常がある免疫不全患者や,他の病気の治療のための投薬の影響で,免疫機能が低下した状態にある免疫不全患者は,COVID-19罹患後の重症化リスクや死亡リスクが一般集団よりも高い。免疫不全患者に対するCOVID-19予防策はきわめて重要であるが,免疫不全という疾患の性質に起因して,免疫不全患者におけるワクチン接種後の抗体反応は,一般集団とくらべて低い。本稿では,血液悪性腫瘍,固形臓器移植,原発性免疫不全症,HIV,リウマチ性疾患,腎臓疾患の患者における免疫状態とCOVID-19ワクチンの効果について述べ,ワクチンに加えた新たな感染予防策の重要性を考える。(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者黒石 奈保(アストラゼネカ メディカル本部ワクチン・免疫療法治療領域統括部)ほか収載誌/巻号頁Therapeutic Research (0289-8020)/44巻12号 p.881-897発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074646】(解説)
【JAK阻害薬の効果・安全性と展望】COVID-19
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医中誌Web
著者和田 達彦(北里大学 医学部膠原病・感染内科学)ほか収載誌/巻号頁リウマチ科 (0915-227X)/70巻6号 p.615-622発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074528】(会議録)
立命館大学におけるCOVID-19症例の後遺症の再調査報告
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医中誌Web
著者作田 恭子(立命館大学保健センター・診療所)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.56発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074326】(原著論文)
COVID-19罹患後に発症した多発性骨壊死の1例
抄録
近年,重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型(SARS-CoV-2)によるCOVID-19が大流行している.COVID-19後の合併症の多くは呼吸器系に関連しているが,骨・関節組織への悪影響も指摘されている.今回,COVID-19罹患歴およびステロイドパルス治療歴があり,両側の大腿骨遠位部骨壊死,脛骨近位部骨壊死,そして,両側特発性大腿骨頭壊死症(ONFH)を発症した1例を経験したので報告する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者平野 貴大(昭和大学 医学部整形外科学講座)ほか収載誌/巻号頁関東整形災害外科学会雑誌 (0389-7087)/54巻6号 p.172-176発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074296】(会議録)
COVID-19罹患後に発症した自律神経障害を伴う慢性偽性腸閉塞症の1例
リンク情報
医中誌Web
著者木村 和俊(近森会近森病院)ほか収載誌/巻号頁日本消化器病学会四国支部例会プログラム・抄録集/119回 p.68発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074053】(解説)
新型コロナウイルス感染症に対する自治体病院の対応(第8報) 国内第8波に対する診療活動報告と5類移行後の診療体制の課題について
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医中誌Web
著者竹中 賢治(全国自治体病院協議会)収載誌/巻号頁全国自治体病院協議会雑誌 (0389-1070)/62巻12号 p.1816-1825発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024073775】(原著論文)
経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ,パキロビッド,ゾコーバ)の新型コロナウイルス感染症第8波における経験
抄録
新型コロナウイルス感染症第8波での経口抗ウイルス薬3剤を使用した外来治療について報告する.保健所紹介患者124例では,前医の処方はパキロビッド1例,ラゲブリオ16例,ゾコーバ1例であった.抗ウイルス薬内服歴のない105例中の重症化リスク因子あり64例では15例にパキロビッド,22例にラゲブリオを投与し,27例は発症6日以上経過し投与なし,妊婦13例,12歳未満5例を除く重症化リスク因子なし23例の1例にゾコーバを投与し,22例は発症4日以上経過し投与なし,当施設発熱外来342例中の重症化リスク因子あり166例では101例にパキロビッド,64例にラゲブリオを処方した.1例は内服希望なし,12歳未満18例を除く重症化リスク因子なし158例では,119例がゾコーバを内服し,25例は内服希望なし,14例は発症4日以上経過し投与なし,これらの経口抗ウイルス薬3剤では重篤な副反応を認めず,再診率ならびに点滴率が減少し,外来治療に有用性を示した.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
著者荒木 啓介(白山あらき胃腸科肛門科内科)収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/152巻9号 p.1023-1026発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024073774】(解説)
COVID-19または多系統炎症性症候群で入院した小児と青年の退院後の健康障害
リンク情報
医中誌Web
著者五十嵐 隆収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/152巻9号 p.1022発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072962】(会議録)
COVID-19感染後、成人多系統炎症性症候群と感染性心内膜炎を合併した1症例
リンク情報
医中誌Web
著者深澤 万歓(千葉県総合救急災害医療センター 心臓血管外科)ほか収載誌/巻号頁日本胸部外科学会関東甲信越地方会要旨集/ p.14発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072700】(会議録)
COVID-19後遺症の喘息症状にカイロプラクティックが有効だった一症例
リンク情報
医中誌Web
著者吉野 俊司(カイロプラクティックセンター広島)ほか収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/16巻3号 p.245発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072220】(解説)
臨床経験 低刺激周期を基本方針とするART施設の臨床成績 2020年全国統計との比較からみえた当院のCOVID-19への対応と影響
抄録
<文献概要>ARTにおいて低刺激周期採卵・全例単一胚移植を基本方針とする当院は,日本産科婦人科学会ARTデータブックの全国統計の成績と比較,検討して基本方針の客観的評価を行っている。年齢別の総治療周期あたりの生産率は全国成績よりも毎年高い結果であったが,COVID-19流行下の2020年は日本生殖医学会からの不妊治療の延期推奨の声明が出され,胚移植周期数が減少したことで生産総数も減り,全国成績と比較して生産率の優位性を示した年齢層が例年よりも少なかった。未曽有の事態とはいえ,諸学会から短期間のうちに出される主旨の異なる声明は患者や医療従事者を混乱させた。当院は学会声明に従い慎重な姿勢で臨んだが,学会の延期推奨声明にもかかわらず,通常どおりの不妊治療を継続する方針を示した施設もみられ,対応は施設によって異なった。生殖医療に携わる医師達の意識の差も浮き彫りとなった2020年であった。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者福田 淳一郎(加藤レディースクリニック)収載誌/巻号頁産婦人科の実際 (0558-4728)/72巻11号 p.1171-1177発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024070202】(会議録)
COVID-19流行による当院の胃がん・大腸がん病期の変化に関する検証
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医中誌Web
著者花岡 ちか子(国立病院機構岩国医療センター)収載誌/巻号頁日本診療情報管理学会学術大会抄録集/49回 p.206発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069868】(会議録)
重篤な脳障害に続発するタウオパチー サリン後遺症とCOVID-19関連脳症
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医中誌Web
著者高畑 圭輔(量子科学技術研究開発機構 量子医科学研究所脳機能イメージング研究部)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.693発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069760】(会議録)
新型コロナウィルス感染症認知症患者死亡例の検討
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医中誌Web
著者齋藤 和幸(日産厚生会玉川病院 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.675発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069698】(会議録)
COVID-19感染症後に微小脳出血,認知機能と身体機能低下をきたした症例
リンク情報
医中誌Web
著者山田 智(中野共立病院)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.664発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069619】(会議録)
脳内炎症からみた認知障害;脳保護は可能か? 自律神経系と脳内炎症 自律神経系から心が見えるか
リンク情報
医中誌Web
著者中根 俊成(富山大学 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.647発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069418】(会議録)
コロナ後遺症外来における認知機能障害を含めた神経症状への対応
リンク情報
医中誌Web
著者大平 雅之(国立精神・神経医療研究センター病院)収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.595発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068704】(解説)
【救急医と,COVID-19と】診療・治療 ECMOの活用・展開
リンク情報
医中誌Web
著者小倉 崇以(済生会宇都宮病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1248-1249発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068646】(原著論文)
COVID-19に対するlong-term ECMOのリスク因子と予後予測因子の探索 単施設後方視的検討
抄録
2020年4月~2021年9月に呼吸ECMO管理を行ったCOVID-19患者41例を21日以上のlong-term ECMO管理群(long群)19例46%(男性17例、女性2例、平均63歳)と非long群22例54%(男性18例、女性4例、平均59歳)に分け、long-term ECMOのリスク因子と予後予測因子について検討を行った。その結果、院内死亡は13例(全例呼吸不全)で、死亡率はlong群で有意に高かった。long群を院内生存8例と院内死亡11例に分けた比較では、生存群は死亡群に比して年齢が有意に低いことが分かった。しかし、ECMO導入前のlong-term ECMOのリスク因子は明らかにならなかった。
リンク情報
医中誌Web
CiNii
J-STAGE(無料)
著者星野 耕大(福岡大学病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/30巻6号 p.465-466発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068114】(会議録)
極低出生体重児の9歳健診予後の過去13年間の経時的変化とコロナ禍の影響
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者九島 令子(東京都立墨東病院 周産期センター新生児科)ほか収載誌/巻号頁日本新生児成育医学会雑誌 (2189-7549)/35巻3号 p.537発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066415】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】COVID-19 COVID-19の治療up to date 経口抗ウイルス薬
抄録
<文献概要>POINT ●経口COVID-19治療薬は現在3種類が処方可能となっている.●適応や処方時の注意事項,費用の問題など,考慮する項目が多い.●long COVIDに対し,有効な予防手段の一つとなりうる可能性がある.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者柿内 聡志(長崎大学病院 感染制御教育センター)ほか収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.542-550発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066408】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】抗菌薬の実践的な使い方 プロカルシトニンを指標とした抗菌薬治療の実際
抄録
<文献概要>POINT ●プロカルシトニンは細菌感染症において血中で上昇する炎症性バイオマーカーである.●肺炎において,予後予測,抗菌薬中止の指標として活用できる可能性がある.●COVID-19において細菌感染合併の除外に活用できる可能性がある.
リンク情報
医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者伊藤 功朗(京都大学 大学院医学研究科呼吸器内科学)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.492-496発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024064236】(原著論文)
新型コロナワクチン接種による肩関節障害
抄録
新型コロナワクチン接種によるSIRVA(Shoulder Injury Related to Vaccine Administration),神経障害など肩関節障害の理学所見,治療結果について調査した.対象は46例(男17例,女29例,平均51.6歳)例であり,SIRVA44例,腋窩神経,橈骨神経障害が各1例あった.治療法は内服薬+理学療法32例,内服薬+理学療法+ステロイド関節内注射12例,手術治療2例であった.平均観察期間は7.8ヵ月であった.最終観察時の痛み(VAS),可動域,JOAスコアは初診時より有意に改善した.罹病期間と初診時JOAスコアに弱い正の相関を認めた.ステロイド追加群の最終観察時JOAスコアは可動域,非追加群よりも優位に高かった.SIRVAは接種後早期に関節拘縮に至り観察時も疼痛が残っている症例が多い.肩筋内にワクチン接種する場合は肩関節障害について注意,対策が必要である.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
CiNii
J-STAGE
著者名越 充(名越整形外科医院)ほか収載誌/巻号頁肩関節 (0910-4461)/47巻1号 p.159-162発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024063906】(解説)
糖尿病と言われたら
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著者松井 英男(ビジョナリー・ヘルスケア川崎高津診療所)収載誌/巻号頁川崎高津診療所紀要 (2758-6766)/4巻1号 p.181-192発行年月2023.
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論文タイトル
【2024063805】(原著論文)
COVID-19患者に対する整形外科手術の検討
抄録
当院でCOVID-19陽性あるいは疑い患者に対し整形外科手術を行った20例について検討した。その結果、全例に対してfull PPEで手術を行い、医師および医療スタッフへのCOVID-19感染はなく、安全に手術を行うことができた。患者の年齢は平均81歳で、疾患は大腿骨近位部骨折が17例で最も多かった。COVID-19の診断から手術までの日数は平均3日、受傷から手術までの日数は平均2日で、術後30日時点での死亡例は認めなかった。
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CiNii
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著者奥田 龍一郎(高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 整形外科)ほか収載誌/巻号頁中部日本整形外科災害外科学会雑誌 (0008-9443)/66巻3号 p.439-440発行年月2023.05
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【2024063195】(解説)
【小児科学レビュー-最新主要文献とガイドライン-】感染症 ウイルス感染症
抄録
<最近の研究動向とガイドライン>1.小児のCOVID-19感染症●小児のCOVID-19患者数は,オミクロン株への変異により増加し,それに伴い入院患者数も増加した。特に,慢性肺疾患,神経疾患,心血管疾患,早産児,気道系奇形,経管栄養,糖尿病,肥満などの基礎疾患を有する小児は重症化するリスクが高い。●オミクロン株流行期において,オミクロン株非対応新型コロナワクチン接種により,5~11歳の小児のCOVID-19罹患とそれによる入院リスクの低下が確認された。●小児の重症合併症の1つであるMIS-Cは,年齢は川崎病に比較すると高く,基礎疾患がない例が多い。呼吸器,粘膜・皮膚,血液,心血管系,消化管などの多臓器の障害を呈して集中治療を要する場合が多い。2.原因不明の小児重症肝炎●2022年4月に英国よりWHOに対し,原因不明の小児重症肝炎例が増加しているとの報告がなされた。●英国では2022年3~4月に発生のピークがみられたのに対し,ヨーロッパのほかの地域やヨーロッパ以外の地域では,それにやや遅れて4~5月にピークがみられた。●基礎疾患のない1ヵ月から16歳の小児(特に3~5歳)に発症する。下痢,腹痛,悪心などの胃腸症状で始まり,黄疸,嘔吐,白色便を呈する場合が多く,発熱や呼吸器症状を伴うこともある。集中治療や肝移植などの高度の治療を要する者が多く,死亡例もある。●病原体検索では,アデノウイルス血症を認める例が多いが,肝組織にアデノウイルス粒子は検出されておらず,アデノウイルスの関連が示唆されるものの病態は依然不明である。(著者抄録)
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著者細矢 光亮(福島県立医科大学 小児科)収載誌/巻号頁小児科臨床 (0021-518X)/76巻3号 p.315-320発行年月2023.06
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【2024063108】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策 COVID-19感染症でみられる皮膚病変
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著者仁木 真理子(徳島大学 大学院医歯薬学研究部皮膚科学分野)収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.135-136発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063107】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策 当院におけるコロナ後遺症外来の現状と課題
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著者大串 文隆(平成博愛会博愛記念病院)収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.135発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063090】(解説)
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策】COVID-19感染症でみられる皮膚病変
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著者仁木 真理子(徳島大学 大学院医歯薬学研究部皮膚科学分野)ほか収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.33-36発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063089】(解説)
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策】コロナ後遺症の現状と課題
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著者大串 文隆(博愛記念病院 内科)収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.25-32発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063020】(解説)
COVID-19患者の入院受け入れ状況
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著者望月 佐紀(赤穂市民病院)収載誌/巻号頁赤穂市民病院誌 (1345-6261)/24号 p.19-22発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024063002】(解説)
最先端医療の今 内分泌視点から捉えたCOVID-19罹患後の倦怠感の機序とその解明
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状(Post COVID-19 Condition:PCC)に悩む患者が多く存在し社会的問題となっている中で,その最多症状である「全身倦怠感」は鑑別すべき疾患も多く検査での可視化も難しい。一方でPCCに伴う倦怠感の重症度は症例によって大きく異なっており,倦怠感の客観的評価や予後予測に有用な指標を見出すことがPCC診療と研究における課題である。我々は2021年2月にいち早くPCCの専門外来であるコロナ・アフターケア外来を開設し多数のPCC患者の診療を行ってきた。そこで得られたデータをもとに科学研究費の助成も受けてPCCにおける倦怠感を内分泌の視点から考察を試み世界に向けた発信を目指しているところである。本稿ではそうした我々の取組みと得られつつある知見について概説する。(著者抄録)
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著者大塚 勇輝(岡山大学 学術研究院医歯薬学域総合内科学)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.385-387発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024062947】(解説)
「COVID-19の疫学,基礎,臨床から考える今後の展開」 COVID-19の治療・後遺症
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医中誌Web
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著者小宮 幸作(大分大学 医学部呼吸器・感染症内科学講座)収載誌/巻号頁昭和学士会雑誌 (2187-719X)/83巻2号 p.127-131発行年月2023.
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論文タイトル
【2024062878】(原著論文)
秋田赤十字病院におけるCOVID-19の感染拡大ががん検診およびがん診療に与えた影響
抄録
目的:COVID-19の感染拡大によりがん診療の分野においてどのような変化が生じたのかを把握することは重要と思われる。対象:胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、肺がんにおいて、2019年までと2020年以降で、がん検診の受診者数、診断数、検診が発見の契機となった症例数、がんの病期について検討した。結果:2019年と比べ2020年は、消化器内視鏡検査数は上部で34.2%、下部で17.7%減少していた。乳がん検診、子宮頸がん検診受診者数も減少していた。胃がんの21.5%を筆頭に、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの診断数は減少し、検診が発見の契機となった症例も減少していた。がんの病期は、胃がん、大腸がん、肺がんで早期のがんの割合が減少していた。結語:COVID-19の感染拡大による胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、肺がん診療に及ぼす影響が示された。受診控えの状況が依然として続いていることが明らかとなり、早急に改善すべき状況である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者宮澤 秀彰(秋田赤十字病院 消化器外科)収載誌/巻号頁秋田赤十字病院医学雑誌 (2187-6630)/10巻1号 p.1-6発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024062854】(会議録)
新型コロナウイルス感染症後外来の現状
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MedicalOnline
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著者土田 知也(聖マリアンナ医科大学 内科学(総合診療内科))収載誌/巻号頁聖マリアンナ医科大学雑誌 (0387-2289)/50巻4号 p.219発行年月2023.
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【2024062361】(解説)(英語)
コロナウイルス疾患2019に対して検査システムはもはや有効でないか? イギリスの政策変更を解明する(Is the Testing System No Longer Effective for Coronavirus Disease 2019?: Elucidating the Policy Change in the United Kingdom)
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医中誌Web
PubMed
CiNii(無料)
J-STAGE(無料)
著者Kaneda Yudai(School of Medicine, Hokkaido University)ほか収載誌/巻号頁JMA Journal (2433-328X)/6巻1号 p.83-85発行年月2023.01
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論文タイトル
【2024062334】(総説)(英語)
様々なCOVID-19変異株による長期後遺症 原株とオミクロン変異株の比較(Long-term sequelae of different COVID-19 variants: The original strain versus the Omicron variant)
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医中誌Web
PubMed
CiNii
J-STAGE(無料)
著者Liao Xuejiao(Institute for Hepatology, Bio-therapeutic Center, National Clinical Research Center for Infectious Disease, Shenzhen Third People's Hospital)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.322-326発行年月2022.12
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論文タイトル
【2024061868】(会議録)(英語)
日本におけるCOVID-19感染妊婦の転帰 後ろ向き研究(Outcomes of pregnant women with COVID-19 in Japan: a retrospective study)
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医中誌Web
著者Takahashi Ken(The Jikei University Hospital)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research (1341-8076)/49巻1号 p.370発行年月2023.01
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論文タイトル
【2024061808】(原著論文)(英語)
日本の一農村部ではCOVID-19パンデミック1年目に早産児、低出生体重児、small-for-gestational-age児に有意な変化はみられなかった(No significant changes in preterm birth, low-birth-weight, and small-for-gestational-age infants during the first year of the COVID-19 pandemic in a rural area in Japan)
抄録
宮崎県北部の農村部において、COVID-19のパンデミックが妊娠転帰に与えた影響を評価した。上記の地域で、2017~2019年(対照群)と、COVID-19パンデミック中の2020年3月~2021年2月(パンデミック群)に、単胎妊娠して妊娠22週以降に分娩した女性を後ろ向きに組み入れた。対照群5762名とパンデミック群1650名を比較した。パンデミック群のうち、COVID-19に罹患した妊婦は2名(0.1%)であった。早産率は対照群で4%、パンデミック群で3.3%であり、有意差はなかった。低出生体重児の出産率はそれぞれ7.9%と6.5%であり、パンデミック群で低い傾向が認められた。small-for-gestational-age(SGA)児の出産率は7.3%と5.2%で、パンデミック群の方が有意に低かった。分割時系列解析では有意な傾向は示されなかった。パンデミック1年目をそれ以前の3年間と比較した場合、早産児、低出生体重児、SGA児の出産率に有意な変化は生じていなかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Maki Yohei(Department of Obstetrics and Gynecology, Miyazaki Prefectural Nobeoka Hospital)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research (1341-8076)/49巻1号 p.175-181発行年月2023.01
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論文タイトル
【2024061765】(総説)(英語)
せん妄の予後への悪影響 特に死亡率および施設入所(Poor prognostic impact of delirium: especially on mortality and institutionalisation)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Tachibana Masako(Department of Psychiatry, Nagoya University Hospital)ほか収載誌/巻号頁Psychogeriatrics (1346-3500)/23巻1号 p.187-195発行年月2023.01
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論文タイトル
【2024061656】(原著論文)(英語)
ウガンダ、カペレビョン県で在宅医療を受けているCOVID-19患者の特徴、治療成績、経験 混合研究法(Characteristics, treatment outcomes and experiences of COVID-19 patients under home-based care in Kapelebyong district in Uganda: a mixed-methods study)
抄録
ウガンダで在宅医療を受けているCOVID-19患者の特徴、治療成績、経験を明らかにするため、説明的順次デザインによる混合研究を行った。まず、インタビュアー管理アンケートによる定量データを収集し分析した。続いてデプスインタビューにより、在宅医療下の経験に関する定性データを収集した。データ分析には主題内容分析法を用いた。治療成績が治癒した場合を良好、医療機関へ入院/死亡した場合を不良とした。303例の患者にインタビューした。被験者の89.4%は60歳未満であった。93.2%はワクチン接種を受けていなかった。被験者の96.0%(291/303)は家庭で治癒した。3.3%(10/303)は病院に入院し、0.7%(2/303)は死亡した。96.0%(291/303)は治療成績良好で、4.0%(12/303)は治療成績不良であった。ロジスティック回帰分析により、年齢と治療期間が治療成績の決定要因と判明した。60歳以上の患者は、60歳未満の患者の17.4倍不良な治療成績であった。治療期間が1ヵ月を超える患者は、2週間未満の患者の15.3倍不良な治療成績であった。差別、恐怖、不安、拒否、医療従事者のフォローアップなし、経済的損失が在宅医療中に遭遇した良くない経験であった。家族や友人と一緒であること、家事が自由であることが在宅医療の間に遭遇した良い経験であった。
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医中誌Web
PubMed
著者James Eudu(Department of Community and Public Health, Busitema University)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/50巻 p.1 of 13-13 of 13発行年月2022.12
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論文タイトル
【2024061655】(原著論文)(英語)
「25日目」 高ウイルス量のCOVID-19患者における死亡リスク安定化の時間的指標("Day 25": a temporal indicator of stabilization of mortality risk among COVID-19 patients with high viral load)
抄録
高ウイルス量のCOVID-19患者における死亡の危険因子を特定し、死亡リスクが安定化する時点を推定した。エジプト、アレクサンドリアにあるCOVID-19病棟を有する病院で単施設横断的後ろ向き観察研究を行った。対象患者519例のうち、61.46%は病棟入院、23.89%はICU入室、14.65%はintermediate-careを受けていた。調査期間終了までに106例(20.42%)が死亡した。カプランマイヤー生存曲線と累積死亡率解析により、30日累積死亡率は高ウイルス量群で36.1%(75/208)、中等度ウイルス量群で12.6%(28/222)、低ウイルス量群で3.4%(3/89)であることが判明した。低・中等度ウイルス量群における死亡リスク安定化の時点は20日で、高ウイルス量群の25日より5日早かった。ICU患者群の生存期間中央値は19日であった。累積死亡率は病棟患者群で3.7%、intermediate-care患者群で36.6%、ICU患者群で58.9%であった。ロジスティック回帰分析により、高齢、女性、肺血栓塞栓症、ICU入室、高CO-RADスケール、リンパ球増加症患者で死亡率の調整オッズ比の上昇がみられた。Cox回帰分析により、高齢で1.02倍、女性で1.53倍、高CO-RADスケールで1.32倍、高ウイルス量で4.59倍、ICU入室で15.95倍、死亡ハザード比が上昇した。
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医中誌Web
PubMed
著者Osman Nancy A.(Ministry of Health and Population, Alexandria)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/50巻 p.1 of 11-11 of 11発行年月2022.12
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論文タイトル
【2024061647】(原著論文)(英語)
日本においてCOVID-19パンデミックが集中治療利用へ及ぼした影響 全国入院患者データベース研究(Impact of the COVID-19 pandemic on critical care utilization in Japan: a nationwide inpatient database study)
抄録
日本の全国入院患者データベースを用いた後向きコホート研究を実施し、COVID-19パンデミック前およびパンデミック中の集中治療サービスの利用状況を調査した。2019年2月9日~2021年2月8日にICUまたは高度治療室(HDU)に入院した全患者をパンデミック前群(2020年2月8日以前、ICU患者;297679例、HDU患者;408005例)、COVID-19パンデミック群(2020年2月9日以降、ICU患者277799例、HDU患者384647例)に分けて検討した。ICU設置医療機関383例、HDU設置医療機関460例を対象とした。評価項目は医療機関や患者に関する特徴、ICU/HDU病床占有率の変化などとした。その結果、ICU/HDU病床数を増加させた医療機関はそれぞれ14施設(3.7%)、33施設(7.2%)であった。ICU/HDU入院患者数およびICU/HDU病床占有率は、COVID-19パンデミック時に減少していた。ICUを有する施設のうち232施設(60.6%)がICUでCOVID-19患者を治療していた。COVID-19 ICU患者の年間入院数にはかなりのばらつきがみられた(中央値10例、最小1例、最大444例)。以上のように、日本のCOVID-19パンデミック時において、ICU/HDU病床数の増加は認められず、病床占有率は減少していた。
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医中誌Web
PubMed
著者Ohbe Hiroyuki(Department of Clinical Epidemiology and Health Economics, School of Public Health, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Journal of Intensive Care (2052-0492)/10巻 p.1 of 9-9 of 9発行年月2022.12
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【2024061615】(レター)(英語)
SARS-CoV-2とトキソプラズマ原虫の共通症状は筋肉細胞と神経細胞がそれらの慢性感染リザーバーであることを示唆する(SARS-CoV-2 and Toxoplasma gondii shared symptoms suggest muscle cells and neurons are their chronic infection reservoirs)
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医中誌Web
PubMed
著者Roe Kevin(米国)収載誌/巻号頁Human Cell (0914-7470)/36巻1号 p.483-485発行年月2023.01
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論文タイトル
【2024060917】(解説)
ヨシコクリニック治験 人参湯の治験と最近の症例
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医中誌Web
著者高木 嘉子(ヨシコクリニック)収載誌/巻号頁漢方療法/27巻9号 p.650-653発行年月2023.12
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【2024060913】(解説)
痛みの漢方治療の実際(23)
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医中誌Web
著者平田 道彦(平田ペインクリニック)収載誌/巻号頁漢方療法/27巻9号 p.620-625発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024059906】(解説)
ポストパンデミック時代における公衆衛生課題
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医中誌Web
著者磯 博康(国立国際医療研究センター グローバルヘルス政策研究センター)収載誌/巻号頁医療経済研究 (1340-895X)/35巻1号 p.3-12発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024059089】(解説)
新型コロナウイルス感染症の総括と今後の課題
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医中誌Web
著者松本 哲哉(国際医療福祉大学 医学部感染症学講座)収載誌/巻号頁病体生理 (0387-9666)/57巻 p.30-34発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024058476】(会議録)
子宮筋腫の表在血管が破綻した腹腔内出血によりCPAとなるが後遺症なく救命し得たCOVID-19陽性患者の一例
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医中誌Web
著者河井 啓一郎(岡崎市民病院)ほか収載誌/巻号頁日本女性医学学会雑誌 (2185-8861)/31巻1号 p.171発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024057638】(解説)
【新型コロナウイルス感染症と周産期医療】小児医療への影響 小児のCOVID-19の臨床像とその変化
抄録
<文献概要>はじめに 2019年12月から世界的に流行したCOVID-19は,当初,わが国の患者数も少なく,小児より高齢者の患者が多かったが,変異株の出現により小児患者が増加して重症例も報告されるなど臨床像が大きく変化した。小児のCOVID-19の臨床像は,(1)急性期COVID-19,(2)severe acute respiratory syndrome coronavirus-2(SARS-CoV-2)感染により引き起こされる小児多系統炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children:MIS-C)および(3)COVID-19後遺症(long COVID)に大別される。
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者松原 知代(獨協医科大学埼玉医療センター 小児科)収載誌/巻号頁周産期医学 (0386-9881)/53巻10号 p.1507-1511発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024057621】(解説)
【新型コロナウイルス感染症と周産期医療】総論 Long COVID
抄録
<文献概要>はじめに 新型コロナウイルス感染症(Coronavirus disease 2019:COVID-19)の患者は通常,後遺症を残さず治癒するが,一部の患者でlong COVID,post COVID-19 condition,post-acute COVID-19 syndromeなどとよばれている後遺症が生じることが報告されている。世界保健機関(World Health Organization:WHO)は,「新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ,少なくとも2ヵ月持続し,他の疾患による症状として説明がつかないもので,通常はCOVID-19の発症から3ヵ月経った時点にもみられる」と定義している。本稿では,以降long COVIDという用語で統一し,その特徴について述べていく。
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医中誌Web
CiNii
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者小西 啓司(大阪大学医学部附属病院 感染制御部・感染症内科)ほか収載誌/巻号頁周産期医学 (0386-9881)/53巻10号 p.1415-1420発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024057571】(会議録)
イチョウ葉エキス含有プラズマローゲンは睡眠の質を改善させる ブレインフォグと関連させて
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医中誌Web
著者川上 智史(桐生大学 医療保健学部栄養学科人体構造機能学領域)ほか収載誌/巻号頁日本睡眠学会定期学術集会・日本時間生物学会学術大会合同大会プログラム・抄録集/45回・30回 p.339発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024057570】(会議録)
コロナ禍でのCPAP使用患者に対するレンボレキサントの有用性
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医中誌Web
著者中川 真吾(中川循環器科・内科OSASセンター)ほか収載誌/巻号頁日本睡眠学会定期学術集会・日本時間生物学会学術大会合同大会プログラム・抄録集/45回・30回 p.339発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024057441】(会議録)
新型コロナウイルス感染症罹患後に長時間睡眠を呈した若年患者2例
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医中誌Web
著者補永 恭穂(筑波大学 大学院医学学位プログラム)ほか収載誌/巻号頁日本睡眠学会定期学術集会・日本時間生物学会学術大会合同大会プログラム・抄録集/45回・30回 p.306発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024056741】(会議録)
COVID-19流行の前後における当院の若年妊娠の傾向
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医中誌Web
著者南川 太一(JA北海道厚生連旭川厚生病院 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁北日本産科婦人科学会総会・学術講演会プログラム・抄録集/70回 p.73発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024056568】(会議録)
COVID-19小児例の後遺症の検討
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医中誌Web
著者中田 節子(松本市立病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/127巻10号 p.1348発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024056510】(原著論文)
小児COVID-19の中等症/重症例の基礎疾患の有無による臨床的特徴
抄録
当センターに入院した小児COVID-19の中等症/重症患者87例を対象に、基礎疾患の有無で臨床的特徴を比較検討した。その結果、基礎疾患がある患者は43例(49%)であった。基礎疾患がある患者では肺炎などの呼吸器系病名による入院が多く、基礎疾患がない患者では神経系病名による入院が有意に多かった。また、呼吸器系病名で入院した基礎疾患のない患者では、他の呼吸器病原体の共検出が多く、COVID-19以外での増悪が考えられた。尚、予後は入院後28日時点で神経学的後遺症が5例、死亡が1例でみられ、全例が基礎疾患のない患者で、急性脳炎・脳症、あるいは心肺停止を呈していた。
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医中誌Web
著者大坪 勇人(東京都立小児総合医療センター 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/127巻10号 p.1289-1298発行年月2023.10
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【2024055090】(会議録)(英語)
日本における血液疾患患者を対象とするCOVID-19罹患状況、予後に関する横断研究
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医中誌Web
著者皆方 大佑(自治医科大学附属病院 血液科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.1490発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024055087】(会議録)
血液悪性腫瘍患者におけるSARS-CoV-2の持続感染に関する前向き研究
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医中誌Web
著者市川 貴也(北海道大学 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.1487発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054942】(会議録)(英語)
リンパ腫患者におけるCOVID-19 早期回復例と長期間持続感染例の解析
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医中誌Web
著者山上 保(警和会第二大阪警察病院 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.1304発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054784】(会議録)(英語)
COVID-19感染後の推定寒冷凝集素症候群発症後の重症貧血
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医中誌Web
著者金子 政彦(宇和島市立宇和島病院 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.1139発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054783】(会議録)(英語)
COVID-19後の重症複合型自己免疫性溶血性貧血に対しスチムリマブを含む集学的治療を行った一例
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医中誌Web
著者伊藤 栞(海南病院)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.1138発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054456】(会議録)(英語)
COVID-19後にTAFRO症候群様の症状を呈した一例
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医中誌Web
著者太根 美聡(和歌山県立医科大学 血液内科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.730発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054213】(会議録)(英語)
SARS-CoV-2オミクロン株感染後の再生不良性貧血における再発率の低さ 前向き研究(Low risk of relapse in aplastic anemia after SARS-CoV-2 Omicron infection: a prospective study)
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医中誌Web
著者Zhang Lele(Institute of Hematology & Blood Diseases Hospital, Chinese Academy of Medical Sciences & Peking Union Medical College)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.426発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054112】(会議録)
SARS-CoV-2感染後に発症した再生不良性貧血の一例
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医中誌Web
著者羽賀 洋一(東邦大学医療センター大森病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.319発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024054093】(会議録)(英語)
低悪性度リンパ腫診療におけるCOVID-19流行の影響
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医中誌Web
著者安見 正人(りんくう総合医療センター 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.300発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024053988】(会議録)(英語)
血液疾患患者におけるCOVID-19の予後
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医中誌Web
著者渡部 音哉(国家公務員共済組合連合会虎の門病院)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.164発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024053898】(会議録)(英語)
血液悪性腫瘍患者におけるtixagevimab/cilgavimabの有効性および安全性の検討
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医中誌Web
著者高畑 篤(横須賀共済病院 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.67発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024053895】(会議録)(英語)
当院におけるチキサゲビマブ/シルガビマブのSARS-CoV2感染症の予防効果の検討
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医中誌Web
著者前山 桂子(四日市市立四日市病院 血液内科)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.64発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024053894】(会議録)
Tixagevimab-cilgavimabのCOVID-19予防効果と安全性 単施設での解析
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医中誌Web
著者川島 一郎(山梨大学医学部附属病院)ほか収載誌/巻号頁日本血液学会学術集会/85回 p.63発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024052977】(解説)
新型コロナウイルス感染罹患後症状の現状と診療の課題(第3回)(最終回) 実際の症例から
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医中誌Web
著者土田 知也(聖マリアンナ医科大学 総合診療内科)収載誌/巻号頁保団連 (0288-5093)/1406号 p.42-46発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024052394】(会議録)
大阪コロナ重症センターにおける栄養学的指標を用いた短期予後予測
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医中誌Web
MedicalOnline
著者広田 将司(大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター 消化器外科)ほか収載誌/巻号頁外科と代謝・栄養 (0389-5564)/57巻3号 p.161発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024049785】(会議録)
慢性疲労症候群およびlong COVID患者末梢血における抗GPCR抗体と自己免疫関連リンパ球の特徴
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医中誌Web
著者佐藤 和貴郎(国立精神・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部)ほか収載誌/巻号頁神経免疫学 (0918-936X)/28巻1号 p.192発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024049705】(会議録)
COVID-19感染と神経免疫疾患 Long COVIDの病態 免疫学的観点を含めて
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医中誌Web
著者下畑 享良(岐阜大学 大学院医学系研究科脳神経内科学分野)収載誌/巻号頁神経免疫学 (0918-936X)/28巻1号 p.117発行年月2023.09
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【2024048832】(会議録)
当院におけるCOVID-19陽性患者への腎代替療法
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医中誌Web
著者釜江 直也(神戸市立医療センター中央市民病院)ほか収載誌/巻号頁日本臨床工学技士会会誌 (1341-3171)/78号 p.247発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024048223】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症死亡例の疫学像と死因,重症化に関連する因子の検討
抄録
日本の自治体から情報提供されたCOVID-19死亡例の死因と重症化関連因子について検討した。COVID-19と診断され、2021年12月1日~2023年5月7日に自治体から厚労省に報告された死亡例を対象とした。43自治体から5573例の死亡例が報告され、年齢層は70歳以上が約9割を占めていたが、小児・若年層の症例も含まれていた。COVID-19が死因と記載のあった症例は1069例(19%)、COVID-19を含む複数の死因(3.6%)、その他の死因(7.4%)、不明(3.1%)であり、67%は未記載または分類不可であった。97%で何らかの重症化に関連する因子が報告されており、「65歳以上」、「高血圧」、「糖尿病」、「悪性腫瘍」、「慢性閉塞性肺疾患」の順に多かった。重症化に関連する因子のうち疾患にあたるもの(65歳以上、肥満、喫煙、妊娠を除くいずれか)に限ると63%、死因がCOVID-19の症例では68%であった。
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医中誌Web
著者大谷 可菜子(国立感染症研究所感染症疫学センター)ほか収載誌/巻号頁病原微生物検出情報月報 (0915-5813)/44巻7号 p.106-107発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024047844】(原著論文)
新型コロナワクチン接種後に発症し,ブラッドパッチが有効であった学童期脳脊髄液漏出症の5症例
抄録
新型コロナワクチン接種後に発症し,ブラッドパッチが有効であった脳脊髄液漏出症5例を報告する.対象は,新型コロナワクチン接種が原因として疑われた20歳未満の5例(男性3例,女性2例,14~17歳,平均年齢15.6歳)である.全例で頭痛があり,ワクチンはすべてコミナティであった.全例にブラッドパッチを行い,3例(60.0%)が著明改善,2例(40.0%)が部分改善と全例に治療効果を認めた.新型コロナワクチン接種後に体調不良が持続する症例では,脳脊髄液漏出症を考慮すべきと思われた.(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者高橋 浩一(山王病院 脳神経外科)収載誌/巻号頁小児の脳神経 (0387-8023)/48巻1号 p.65-70発行年月2023.03
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【2024047207】(原著論文)
COVID-19が要介護者の摂食嚥下機能に及ぼす影響
抄録
2021年4月~2022年3月までの入院時点で、何らかの身体介助が必要であった患者21名を対象とした。調査内容は入院直後の諸検査のデータ、COVID-19の影響が強いと思われる入院後3日後の状況、発症後10日を区切りとした食事摂取の状況、退院日前3日間の食事摂取の状況データを収集した。その結果、死亡者は7名で、そのうちCOVID-19肺炎を疑う患者は1名であった。入院直後から経口摂取が困難な患者は、生命予後が悪い傾向にあった。入院前から栄養状態の不良や摂食嚥下障害があると感染を契機に状態が悪化し、経口摂取が一層困難となった。経口摂取が困難な場合、栄養状態と摂食嚥下機能を低下させない方策が必要であった。
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医中誌Web
著者松井 司(岐阜県立下呂温泉病院)ほか収載誌/巻号頁岐阜県立下呂温泉病院年報 (2185-095X)/46号 p.11-14発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024046737】(原著論文)(英語)
ニューラルネットワークを用いたCOVID-19後リハビリテーション患者に対する在宅酸素療法の分類予測(Predicting the Classification of Home Oxygen Therapy for Post-COVID-19 Rehabilitation Patients Using a Neural Network)
抄録
COVID-19罹患後患者の退院時における在宅酸素療法の可能性を、ニューラルネットワーク(NN)を用いて予測し、その有用性について検討した。入院後に2週間以上のリハビリテーションを受けたCOVID-19感染患者88例(男性47例、女性41例、平均75.22歳)を対象とし、患者の年齢、性別、PCR陽性判明から入院までの期間、在院期間、入院中の酸素流量、ADL能力などのデータをもとにNNモデルを作成した。ESO2モデル、EWO2モデルともに100回のトライアルを行い、トレーニングデータの最大AUCは0.82、赤池情報量規準(AIC)は134.01、誤差は0.006であった。ESO2モデルでは在宅酸素療法継続(CON)4例のうち3例、在宅酸素療法終了(FIN)18例のうち16例を予測可能、EWO2モデルではCON 6例のうち5例、FIN 16例のうち13例を予測可能であり、ESO2モデルの感度は75.0%、特異度は88.9%、確度は86.4%、EWO2モデルの感度は83.3%、特異度は81.3%、確度は81.8%を示していた。今回作成したNNモデルはCOVID-19罹患後患者の在宅酸素療法の実施予測に有用と考えられた。
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医中誌Web
PubMed
CiNii
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者Nakamura Kensuke(Department of Rehabilitation, Amagasaki Medical Co-operative Hospital)ほか収載誌/巻号頁Physical Therapy Research (2189-8448)/25巻3号 p.99-105発行年月2022.12
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論文タイトル
【2024046285】(原著論文)(英語)
小児リウマチ性疾患患者におけるCOVID-19関連疾患の診断上の課題(Challenges in diagnosing COVID-19 related disease in pediatric patients with rheumatic disease)
抄録
リウマチ性疾患歴のあるCOVID-19関連小児多系統炎症性疾患(MIS-C)患者6例の人口統計学的および臨床的特徴、検査所見、画像所見、治療、転帰を後向きに評価した。3例は家族性地中海熱(FMF)、1例は若年性皮膚筋炎、1例は全身型若年性特発性関節炎(JIA)、1例は少関節炎型JIAであった。FMF患者は全例が発熱と腹痛を呈し、2例は胸痛も呈した。全身型JIA患者は発熱、発疹、筋肉痛を呈した。全患者で炎症マーカーの上昇、Dダイマー高値を認めた。FMF患者のうち2例では胸部画像にて肺炎に合致する陰影、1例では心エコー図にて軽度の収縮機能低下を認めた。全患者に経静脈的免疫グロブリンとmethylprednisolone、4例にanakinraを投与した。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Sener Seher(Division of Pediatric Rheumatology, Department of Pediatrics, Hacettepe University)ほか収載誌/巻号頁Modern Rheumatology (1439-7595)/32巻6号 p.1108-1113発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024046257】(原著論文)(英語)
吸入シクレソニドが無症候性または軽度のCOVID-19に及ぼす影響 ランダム化試験(Impact of inhaled ciclesonide on asymptomatic or mild COVID-19: A randomized trial)
抄録
日本全国22病院の非肺炎性で軽度/無症候性の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者90名を対象に、シクレソニド(CIC)がCOVID-19の治療における有効性と安全性に及ぼす影響を多施設非盲検ランダム化試験で評価した。被験者はCIC(400μg)を1日3回、7日間連続投与(CIC群)、または標準治療(対照群)を受け、7日以内の肺炎悪化を主要評価項目として評価した。肺炎悪化はCIC群が16名(39.0%)、対照群が9名(18.8%)で、リスク比(RR)は2.08で、CIC群の肺炎悪化が示された。両群被験者の入院時発熱と、60歳以上で有意差を認めた。これらの結果から、CICは臨床症状を悪化させることなく、COVID-19の軽度/無症候性の症状を持つ患者の画像上の肺炎徴候を悪化させると考えられた。
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医中誌Web
PubMed
CiNii
J-STAGE(無料)
著者Terada-Hirashima Junko(Department of Respiratory Medicine, Center Hospital of the National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Drug Discoveries & Therapeutics (1881-7831)/16巻5号 p.225-232発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024046013】(原著論文)
一医療施設においてCOVID-19流行以降受診者数が増加した男性更年期障害症例のある特徴とその漢方コントロール
抄録
人口密集地,川崎の一漢方外来において,COVID-19流行以降,増加傾向にある男性更年期障害(LOH)12症例について最近2年間の検討を行った。中年,小太りの中間管理職の実証タイプが多く,虚証~中間証タイプが多かったCOVID-19流行以前とは異なる症例分布が認められた。メタボリック症候群関連疾患の合併症例が多く,ほてり・のぼせ・発汗・冷え,睡眠障害,うつ症状の訴えが多かった。血中LH,FSH,総テストステロン値は正常範囲であったが,遊離型テストステロン値は低く(8.12±1.99pg/mL),全例11.8pg/mL未満であり治療対象とした。8症例には,柴胡加竜骨牡蛎湯をメインにした漢方療法を行い,漢方療法が有効ではなかった4症例には,男性ホルモン補充療法(ART)を行った。漢方療法群はホルモンの変動を伴わず,ART群は総・遊離型テストステロンの増加を伴いながら,男性更年期障害重症度に用いているAMSスコアーを顕著に減少させ症状の改善が認められた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者坂本 忍(川崎幸クリニック 女性科・漢方外来)ほか収載誌/巻号頁漢方と最新治療/32巻4号 p.319-325発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024046009】(解説)
【リハビリテーションと漢方】リハビリテーション医療での漢方薬の有効性と注意点
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医中誌Web
著者坂元 隆一(弘遠会すずかけセントラル病院 総合診療科)収載誌/巻号頁漢方と最新治療/32巻4号 p.289-300発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024043760】(原著論文)
COVID-19罹患後症状として舌神経領域に神経障害性疼痛を発症した1症例
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の罹患後症状として、舌神経領域に神経障害性疼痛(Neuropathic pain:NeP)を発症した症例(17歳女性)について報告した。患者はCOVID-19発症から約7日目に味覚障害と舌の灼熱痛を自覚し、当科(大学病院歯科)受診まで73日間持続していた。診断の結果、急性期のNePに特徴的な症状であるAllodyniaなどの著しい陽性徴候を認めた。味覚障害については、当科受診前より2種類の漢方薬で治療されていたため改善傾向にあったが、舌の強い灼熱痛は残存したままであった。そこで、NeP薬物療法における第1選択薬のうちガバペンチノイドであるMGBを投与し、約5ヵ月間のMGB5~20mg/日の内服で、持続性および接触時疼痛は消失した。
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医中誌Web
CiNii
MedicalOnline
著者河端 和音(鶴見大学 歯学部歯科麻酔学講座)ほか収載誌/巻号頁日本歯科麻酔学会雑誌 (0386-5835)/51巻4号 p.118-122発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024042760】(会議録)
パス担当実務者のお悩み相談 コロナ禍を経たパス委員会の課題 委員会にもコロナ後遺症?
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医中誌Web
著者原畑 佑哉ほか収載誌/巻号頁日本クリニカルパス学会誌 (2187-6592)/25巻3号 p.188発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024042672】(会議録)
Covid-19後遺神経障害の症状と治療
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医中誌Web
著者岩瀬 敏(愛知医科大学)ほか収載誌/巻号頁日本自律神経学会総会プログラム・抄録集/76回 p.95発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024040331】(会議録)
コロナが大腸肛門診療にもたらした影響-病院に及んだ影響,クリニックに及んだ影響- 大腸癌手術におけるCOVID-19の影響 長崎県下の多施設における検討
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医中誌Web
著者久永 真(佐世保市総合医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本大腸肛門病学会雑誌 (0047-1801)/76巻9号 p.A93発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024040330】(会議録)
コロナが大腸肛門診療にもたらした影響-病院に及んだ影響,クリニックに及んだ影響- COVID-19感染拡大が及ぼした腹腔鏡下直腸癌手術への影響
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医中誌Web
著者白下 英史(大分大学 医学部消化器・小児外科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本大腸肛門病学会雑誌 (0047-1801)/76巻9号 p.A93発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024040329】(会議録)
コロナが大腸肛門診療にもたらした影響-病院に及んだ影響,クリニックに及んだ影響- COVID-19パンデミックが本邦における直腸癌手術の術後短期成績に与えた影響 NCDデータの解析結果より
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医中誌Web
著者清島 亮(慶応義塾大学 医学部一般・消化器外科)ほか収載誌/巻号頁日本大腸肛門病学会雑誌 (0047-1801)/76巻9号 p.A93発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024040325】(会議録)
コロナが大腸肛門診療にもたらした影響-病院に及んだ影響,クリニックに及んだ影響- COVID-19禍前後で大腸癌手術症例の患者背景と治療成績は変わったか? 大学病院における経験
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医中誌Web
著者野澤 宏彰(東京大学 大学院医学系研究科腫瘍外科学)ほか収載誌/巻号頁日本大腸肛門病学会雑誌 (0047-1801)/76巻9号 p.A92発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024039783】(会議録)
COVID-19関連認知機能障害を含む新しいタイプの認知機能障害 COVID-19罹患後精神症状の外来対応と医療従事者のメンタルヘルスケア
リンク情報
医中誌Web
著者高橋 晶(筑波大学 医学医療系災害・地域精神医学)収載誌/巻号頁日本神経精神薬理学会年会プログラム・抄録集/53回 p.92発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024039138】(会議録)
新型コロナ時代の肺移植 肺移植患者に対する新型コロナウイルスワクチンの安全性と有効性
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医中誌Web
MedicalOnline
著者郷田 康文(京都大学医学部附属病院 呼吸器外科)ほか収載誌/巻号頁移植 (0578-7947)/58巻58 p.192発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024037916】(解説)
【ポストコロナのコホート検討会】今こそ活かすコホート検討会の企画
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医中誌Web
著者座間 智子(結核予防会結核研究所 対策支援部保健看護学科)収載誌/巻号頁保健師・看護師の結核展望 (1347-4553)/61巻1号 p.25-34発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024037907】(解説)
集中治療室での呼吸管理
抄録
集中治療医学の発展において人工呼吸管理法は中心的役割を担ってきた.急性呼吸不全患者の人工呼吸における要点は人工呼吸関連肺傷害(VALI)の発症を防ぐことである.VALIは肺胞の過膨張あるいは剪断力の発生により起こるが,自発呼吸存在下では経肺圧を指標に人工呼吸管理を行う必要がある.強い自発呼吸努力が認められる場合は筋弛緩薬を投与してVALIを防ぐ必要が生じることがあるが,副作用として呼吸筋萎縮が起こることがあり注意を要する.2019年から世界で流行したCOVID-19肺炎患者の治療では各施設の急性呼吸不全患者管理の知識と経験が試された.麻酔科医は人工呼吸管理に精通した職種であり今後も集中治療において中心的役割を果たすことが期待される.(著者抄録)
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医中誌Web
著者藤野 裕士(大阪大学 大学院医学系研究科生体統御医学講座麻酔・集中治療医学教室)収載誌/巻号頁日本臨床麻酔学会誌 (0285-4945)/43巻3号 p.238-244発行年月2023.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024037146】(会議録)
Pandemic下の骨・軟部腫瘍医療 Pandemicの悪性骨・軟部腫瘍治療への影響のレビュー
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医中誌Web
MedicalOnline
著者山家 健作(鳥取大学 整形)ほか収載誌/巻号頁日本整形外科学会雑誌 (0021-5325)/97巻6号 p.S1355発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024036767】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第7波における発熱外来受診患者の病態検討(ワクチン接種時期、および解熱鎮痛剤投与による予後と後遺症の評価)
抄録
背景:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大は終息せず、2年以上が経過し第7波に至るが、京都府の無床診療所発熱外来を受診した患者の病態検討は数少ないため、今回報告を行う。方法:第7波前後の時期に当院の発熱外来に受診され、COVID-19のpolymerase chain reaction(PCR)もしくは抗原定性検査を受けた発熱患者連続1144名の症状、診察所見、ワクチン接種と解熱鎮痛剤投与による予後と後遺症につき検討を行った。結果:全患者のうち、検査の陽性者が483名、陰性者が661名であった。陽性者と陰性者の比較では、陽性群で有意に家庭内感染者、全身倦怠感、咽頭痛等の割合が高かったが、両群に死亡者はなく、入院率に有意差は認めなかった(1.9%vs.2.9%;p=0.33)。一方で、陽性群で有意に年齢平均、ワクチン接種率、解熱鎮痛剤投与率、および後遺症発症率が高かった(19.7%vs.12.1%;p=0.001)。結語:発熱外来受診患者の病態は、感染拡大の第7波に至り大きく変化していた。COVID-19の拡大防止のため、継続評価が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者小西 正則(仏光会小西仏光寺診療所)収載誌/巻号頁京都医学会雑誌 (0453-0039)/70巻1号 p.119-124発行年月2023.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024035981】(原著論文)(英語)
てんかん患者におけるCOVID-19感染後の小脳性運動失調(Post-infectious cerebellar ataxia following COVID-19 in a patient with epilepsy)
抄録
症例は70歳男性で、歩行困難、座位保持困難、両手の振戦を呈し、当院神経内科を受診した。5週間前にCOVID-19感染が判明していた。COVID-19症状は軽度であり、2週間後に消失していた。てんかんと高血圧の既往があり、それぞれレベチラセタム、シルニジピンによる治療が実施されていた。各種検査の結果、COVID-19感染後の小脳性運動失調と診断された。5日間のメチルプレドニゾロン静注によるパルス療法および理学療法、作業療法によるリハビリを併用した。造影MRIで脳小血管障害所見が認められたため、抗血小板薬およびスタチン投与を実施した。7日目に歩行および会話が著しく改善した。10日目に軽度の振戦および運動失調が残存したまま退院となった。
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医中誌Web
Crossref
著者Chattopadhyay Sidhartha(Department of Critical Care Medicine, R.N Tagore International Institute of Cardiac Sciences)ほか収載誌/巻号頁Clinical and Experimental Neuroimmunology (1759-1961)/13巻4号 p.323-325発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024033371】(解説)
駆お血剤の巾が広がる《医林改錯》に学ぶ
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医中誌Web
著者小池 加能(ANNEX漢方三考塾)収載誌/巻号頁漢方の臨床 (0451-307X)/70巻10号 p.1149-1161発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024032387】(原著論文)
COVID-19パンデミックがHelicobacter pylori除菌治療に与えた影響
抄録
【目的】COVID-19の流行がHelicobacter pylori除菌診療に影響を与えたかどうかを明らかにする.【方法】当科で除菌治療を行った患者を対象に,流行前の2019年と流行中の2020年における除菌者数,除菌率,未判定率,判定法を比較した.【結果】2019年の除菌者数は319例,2020年は190例で,2019年より減少した(P=0.003).2019年の未判定率は9.4%,2020年は16.8%で,2019年より増加し(P=0.005),便中抗原による判定は6.6%から29.1%に増加した(P=0.003).【結語】COVID-19の流行により除菌者数は減少し,未判定率は増加した.(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE
著者上田 久美子(順天堂大学 医学部消化器内科)ほか収載誌/巻号頁日本消化管学会雑誌 (2433-3840)/7巻1号 p.27-32発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024031447】(会議録)
職員への新型コロナウイルス感染症後遺症調査を実施して
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医中誌Web
著者秋山 久美(鹿児島厚生連病院)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.373発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024031239】(会議録)
COVID-19ワクチンの有効性検討
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医中誌Web
著者山本 恭子(ツカザキ病院)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.321発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024031142】(会議録)
カシリビマブ/イムデビマブのCOVID-19発症抑制効果に関する検討
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医中誌Web
著者大谷 真理子(東邦大学医療センター大森病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.296発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024031141】(会議録)
第5波(デルタ株流行期)または第6波(オミクロン株流行期)の新型コロナウイルス感染症に対するレムデシビルの有効性
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医中誌Web
著者安原 昌宏(マツダ病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.296発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024031044】(会議録)
COVID-19感染症患者の自主運動プログラム実施による不安・抑うつへの効果
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医中誌Web
著者伊藤 美佳(がん・感染症センター都立駒込病院)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.271発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024030817】(会議録)
小児のCOVID-19に特有な諸問題を考える 小児のCOVID-19後遺症
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医中誌Web
著者日馬 由貴(兵庫県立尼崎総合医療センター 小児総合診療科)収載誌/巻号頁日本環境感染学会総会プログラム・抄録集/38回 p.161発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024030233】(会議録)
全身倦怠感を主訴とするコロナ罹患後症状を有する症例への取り組み
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医中誌Web
著者荒津 太郎(福岡青洲会病院 リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁言語聴覚研究 (1349-5828)/20巻3号 p.207発行年月2023.09
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【2024029601】(原著論文)
コロナ禍での岩手県の胃がん検診の現状と課題 高齢者検診を含めて
抄録
岩手県地域胃がん検診受診者は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で,COVID-19前の2019年88,534人から2020年78,621人(11%減少),2021年82,450人(7%減少)と有意に減少し,全く回復していない。発見胃がん数について,2019年102人のうち早期胃がん70人,2020年は101人のうち早期がん72人,2021年は95人のうち早期がん55人と進行がん・早期がん別では,有意差はなかったが,発見胃がん数は有意な減少をみた。受診者の減少で岩手県対がん協会の検診の収支もマイナスとなった。最近の3年間の岩手県の地域胃がん検診の成績から85歳以上の受診者数,胃がん発見率,早期胃がんの発見率を検討し,85歳以上の胃がん発見数は5,761人中30例(早期胃がん18例),85歳未満では,243,844人中268例(早期胃がん179例)であり,有意に85歳以上の高齢者で胃がん発見が多い。早期胃がんの発見には有意差はなかった。85歳以上の高齢者の胃がん検診について,韓国では推奨されないと報告されているが,岩手県では一概に受診を制限することはできないと考える。重篤な偶発症を防ぎながらCOVID-19禍でも安心安全な胃がん検診を心がけたい。(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE
著者村上 晶彦(岩手県対ガン協会)ほか収載誌/巻号頁日本消化器がん検診学会雑誌 (1880-7666)/61巻5号 p.537-546発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024029047】(会議録)
当科におけるCOVID-19後遺症の嗅覚障害・異嗅症の症例経験
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医中誌Web
著者小佐井 創(高知県立あき総合病院)ほか収載誌/巻号頁日本鼻科学会会誌 (0910-9153)/62巻3号 p.471発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024028566】(会議録)
急性期および亜急性期COVID-19患者における高分解能24時間心電計パラメータの有用性について
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医中誌Web
著者木俣 元博(防衛医科大学校 総合臨床部)ほか収載誌/巻号頁日本心臓病学会学術集会抄録/71回 p.O-13-2発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024028565】(会議録)
COVID-19において入院時D-dimer値が酸素投与と院内予後に与える影響
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医中誌Web
著者中橋 卓也(高岡市民病院 循環器内科)ほか収載誌/巻号頁日本心臓病学会学術集会抄録/71回 p.O-13-1発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024028113】(会議録)
慢性疲労症候群とlong COVIDにおける抗GPCR抗体および自己免疫関連リンパ球の特徴
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医中誌Web
著者佐藤 和貴郎(国立精神・神経医療研究センター神経研究所 免疫研究部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床免疫学会総会プログラム・抄録集/51回 p.116発行年月2023.10
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【2024027974】(会議録)
新型コロナウイルス感染症と免疫疾患 COVID-19免疫応答の性差とLONG-COVIDへの関連
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医中誌Web
著者上野 英樹(京都大学 大学院医学研究科免疫細胞生物学)収載誌/巻号頁日本臨床免疫学会総会プログラム・抄録集/51回 p.50発行年月2023.10
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【2024027337】(会議録)(英語)
"Covit-19感染後"不安定狭心症をきたした症例の検討
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医中誌Web
著者阿部 亘(わかまつインターベンションクリニック)収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MP63-8発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024027336】(会議録)(英語)
COVID-19感染後に亜急性の両側大腿動静脈血栓閉塞をきたした一症例
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医中誌Web
著者玉城 優介(徳洲会湘南鎌倉総合病院)ほか収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MP63-7発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024027203】(会議録)(英語)
COVID19パンデミックが急性心筋梗塞患者の再灌流療法や予後に与える影響についての検討
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医中誌Web
著者堀尾 英治(済生会熊本病院 心臓血管センター)ほか収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MO65-6発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024026967】(会議録)(英語)
COVID-19感染後に非ST上昇型心筋梗塞を発症しOCTで観察した症例
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医中誌Web
著者木村 琢巳(岩手医科大学)ほか収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MP54-2発行年月2023.08
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【2024026204】(会議録)(英語)
若年女性におけるタコツボ心筋症を伴う長期遷延COVID-19後遺症(Long COVID Sequelae with Takotubo Cardiomyopathy in a Young Woman)
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医中誌Web
著者Lee Min-Yi(Division of Cardiology, Department of Internal Medicine, Kaohsiung Municipal Min-Sheng Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MP5-3発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024026203】(会議録)(英語)
COVID-19感染後のステント血栓症(Stent Thrombosis after COVID19 Infection)
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医中誌Web
著者Gotoh Ryo(Shuuwa General Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本心血管インターベンション治療学会抄録集/31回 p.MP5-2発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024025087】(原著論文)
広島県および当院での新型コロナウイルス感染症妊婦の第6波から第8波の傾向
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はいまだ世界中で流行しており,第6波以降は第5波までに比べ感染者数が急速に増加し,その傾向は妊婦も同様であった。第6波から第8波での広島県内および当院で管理したCOVID-19妊婦について後方視的に検討した。広島県のCOVID-19妊婦数は3,926人と急増したが入院率は低下した。当院入院例は130人であり全て軽症だった。うち分娩例は36週未満が3人(2%),36週以降が32人(24.6%)であった。分娩方法は第6波までは帝王切開術が主で経腟分娩は1人のみだったが,第7波以降では28人中16人(57.1%)で経腟分娩が可能であった。全期間を通して児や医療スタッフへの感染拡大は見られず,適切な感染対策を行えば感染を拡大することなく妊婦の管理や分娩は可能だった。今後は十分な準備を行えば,一般の産科施設でもCOVID-19妊婦の対応が可能になると考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者綱掛 恵(広島県立広島病院 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁広島医学 (0367-5904)/76巻6号 p.249-255発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024024311】(原著論文)(英語)
COVID-19肺炎と診断されたICU患者の胸部CT所見は入院期間および死亡率と関連するか?(Are the thorax Computed Tomography findings of ICU patients diagnosed with COVID-19 pneumonia related to the duration of hospital stay and mortality?)
抄録
ICUでCOVID-19肺炎と診断された患者56名についてレトロスペクティブに検討した。肺実質病変の程度を評価するため、定量的CTの「胸腔の頭尾方向の直径/最大病変の頭尾方向の直径(CCDT/CCDL)比」および半定量的total CT severity score(TCTSS)(0:0%、1:1~25%、2:26~50%、3:51~75%、4:76~100%、×5肺葉)を計算した。CCDT/CCDLのカットオフ値を<1.4とすると、死亡予測の感度は72.5%、特異度は80%、AUCは0.797であった。TCTSSのカットオフ値を>9とすると、感度は75.61%、特異度は73.33%、AUCは0.752であった。両評価法は死亡を良く予測し、両者間に有意差はなかった。ワクチン接種者ではCRPが有意に高く、LDHおよびフェリチンが有意に低かった。病変を有する肺葉の数はワクチン接種者で有意に少なかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Topal UEmmihan(Department of Radiology, Health Sciences University, Kanuni Sultan Sueleyman Training and Research Hospital)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/29巻5号 p.495-501発行年月2023.05
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論文タイトル
【2024024301】(原著論文)(英語)
COVID-19による市中感染肺炎および医療・介護関連肺炎の肺炎重症度の評価(Assessment of the pneumonia severity score in community-acquired and nursing and healthcare-associated pneumonia due to COVID-19)
抄録
COVID-19肺炎患者1141名(第1~3波502名、第4波338名、第5波301名)のデータを解析した。日本呼吸器学会による重症度分類(A-DROP)スコアによる軽症患者(スコア0点)の死亡率および人工呼吸器装着率はそれぞれ0%および1.4%であった。中等症患者(1、2点)ではそれぞれ3.2%および46.7%、重症患者(3点)ではそれぞれ20.8%および78.3%、最重症患者(4、5点)ではそれぞれ55.0%および100%で、A-DROPスコアに伴い有意に上昇した。A-DROPスコアと死亡率および人工呼吸器装着率との有意な相関は市中感染肺炎患者と医療・介護関連肺炎患者のいずれの集団でもみられ、すべての流行波でみられた。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Miyashita Naoyuki(First Department of Internal Medicine, Division of Respiratory Medicine, Infectious Disease and Allergology, Kansai Medical University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/29巻5号 p.437-442発行年月2023.05
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