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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

治療に関する文献

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((SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2024)) and (SH=治療的利用,治療,薬物療法,外科的療法,移植,食事療法,精神療法,放射線療法 or Remdesivir/TH or ECMO/TH or 抗ウイルス剤/TH or 治療/TI or 療法/TI or レムデシビル/AL or ECMO/AL)) and (PT=症例報告・事例除く)

2024年4月16日更新

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論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【2024098589】(解説)
重症呼吸不全に対する治療戦略
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医中誌Web
著者日下 裕介(大阪医科薬科大学 麻酔科)収載誌/巻号頁大阪医科薬科大学医学会雑誌 (2436-5939)/82巻2号 p.93-95発行年月2023.12
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【2024098384】(レター)
開業医のCOVID-19診療と感染予防の記録
抄録
2020年1月,国内初の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が確認され,大阪市内で開業する著者は同年4月から発熱外来を開始した.設置にあたっては自院の既存スペースを改装し,感染予防策では当初は身近な材料を使った自作品も活用した.診断には4台導入したPCR検査装置を用い,迅速性のメリットの大きさを実感した.2023年5月以降,COVID-19は5類に移行したが,第9波後の動向は未知数である.この約4年間の経験を通して,COVID-19の検査法と治療薬の進歩が,プライマリケアでの診療意義を向上させた.さらに看護師や事務スタッフの献身的な協力があって初めて,感染症診療は成立し得る.(著者抄録)
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医中誌Web
著者中浜 力(中浜医院)収載誌/巻号頁Progress in Medicine (0287-3648)/43巻12号 p.1167-1175発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024098008】(会議録)
新型コロナウイルス感染症における対応 変わったもの,変わらないもの
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医中誌Web
著者岩田 充永(藤田医科大学病院 救急総合内科)収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/113巻1号 p.134発行年月2024.01
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論文タイトル
【2024098004】(解説)
医学と医療の最前線 COVID-19重症化因子の解析
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医中誌Web
著者福永 興壱(慶応義塾大学 医学部内科学(呼吸器))ほか収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/113巻1号 p.112-119発行年月2024.01
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論文タイトル
【2024097193】(解説)
難病医療 ME/CFSとLong COVIDの共通する病態機序
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医中誌Web
MedicalOnline
著者佐藤 和貴郎(国立精神・神経医療研究センタートランスレーショナル・メディカルセンター 開発戦略室)収載誌/巻号頁難病と在宅ケア (1880-9200)/29巻10号 p.53-56発行年月2024.01
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論文タイトル
【2024096390】(解説)
【看護の力をリスキリングしよう 今、こうしているがわかる看護の最新トレンド2024】(Topic5)COVID-19のいま 今のスタンダードを知ろう! 新型コロナウイルス感染症の治療・ケア
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者齊藤 耕平(北里大学病院 集中治療センター)収載誌/巻号頁Expert Nurse (0911-0194)/40巻1号 p.52-59発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096282】(解説)
【期待高まるクリティカルケア認定看護師】(報告1)自治医科大学附属さいたま医療センター 重症コロナ専用病棟における看護実践の経験を踏まえた健康危機管理体制の構築
抄録
<文献概要>本稿では、COVID-19重症患者の専用病棟において、クリティカルケア認定看護師として取り組んだ、業務マニュアルづくり、看護実践、患者家族への支援、スタッフの教育、チーム連携の強化などについて説明します。最後にコロナ禍の経験を踏まえた、健康危機管理体制の構築についても報告します。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者中川 温美(自治医科大学附属さいたま医療センター)ほか収載誌/巻号頁看護 (0022-8362)/76巻1号 p.029-034発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096109】(会議録)
COVID-19パンデミックにおける休校を伴う緊急事態宣言中に発症した神経性やせ症患者の治療予後
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医中誌Web
MedicalOnline
著者戸田 健太(九州大学病院 心療内科)ほか収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.116発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096097】(会議録)
post-COVID ME/CFSに対する非薬物療法と薬物療法
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院 心療内科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.107発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096048】(会議録)
コロナ後遺症(新型コロナウイルス罹患後症状)における心療内科医の役割 新型コロナウイルス罹患後筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の治療における心療内科医の役割
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院 心療内科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.49発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024095833】(解説)
日常診療でこんなに役立つ!漢方薬の使い方 漢方専門医が本音で教えます(第6回) 風邪・インフルエンザ(・COVID-19)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者吉野 鉄大(慶応義塾大学医学部漢方医学センター)収載誌/巻号頁レジデントノート (1344-6746)/25巻15号 p.2798-2806発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024095673】(会議録)(英語)
三次医療施設Hospital Cipto MangunkusumoでのCovid 19時代における腹部結核の治療法(How to Treat Abdominal Tuberculosis in Covid 19 in Tertiary Hospital Cipto Mangunkusumo)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Ibrahim Febiansyah(Digestive Surgery Division, Department of Surgery, Cipto Mangunkusumo National Referral Hospital)収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/20巻3号 p.400発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024095670】(会議録)(英語)
三次医療施設Hospital Dr.Cipto MangunkusumoにおけるCOVID-19パンデミック時代の閉塞性大腸癌の治療法(How to Treat Obstructife Colorectal Cancer in COVID-19 Pandemic Era in Tertiary Hospital Dr. Cipto Mangunkusumo)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Aldilla Hendy P.S. (Division of Digestive Surgery, Department of Surgery, Dr. Ciptomangunkusumo Hospital, Faculty of Medicine University of Indonesia)ほか収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/20巻3号 p.397発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024095572】(会議録)
COVID-19パンデミックを経験して外科診療の変化とアフターコロナ COVID-19パンデミックが大腿骨近位部骨折患者の治療経過に及ぼした影響
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医中誌Web
MedicalOnline
著者高原 俊介(兵庫県立加古川医療センター 整形外科)収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/20巻3号 p.326発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024095500】(会議録)
COVID-19 これまでとこれから
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医中誌Web
MedicalOnline
著者忽那 賢志(大阪大学 大学院医学系研究科)収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/20巻3号 p.279発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024094609】(会議録)(英語)
MISC患者におけるIVIG治療とIVIG+グルココルチコイド併用治療の院内転帰の比較 系統的レビューとメタ分析(COMPARISON OF IN-HOSPITAL OUTCOME OF IVIG TREATMENT VS IVIG PLUS GLUCOCORTICOID IN MISC PATIENTS: A SYSTEMATI REVIEW AND META ANALYSIS)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Made Refika Widya Apsari Tangkas (Bali Mandara Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本小児アレルギー学会誌 (0914-2649)/37巻4号 p.407発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024094252】(会議録)
当院入院中の呼吸器疾患患者とCOVID-19患者に対するHFNC使用症例の検討
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医中誌Web
著者中村 敬哉(滋賀県立総合病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.185s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024094193】(会議録)
COVID-19感染症患者受け入れ病棟の看護師が認識する腹臥位療法を阻害する要因
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医中誌Web
著者佐々木 映子(千葉市立青葉病院)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.170s発行年月2023.11
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【2024094169】(会議録)
「COVID-19セット」による全診療科型標準的治療の提供
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医中誌Web
著者高木 聡(日本医科大学武蔵小杉病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.164s発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024094105】(会議録)
当院におけるCOVID-19流行期のNPPV導入の経験
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医中誌Web
著者藪野 雄紀(大阪府済生会中津病院 臨床工学技術部)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.148s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024093976】(会議録)
呼吸器感染症と呼吸ケア-COVID-19パンデミックの教訓 重症COVID-19肺炎の人工呼吸・ECMO管理
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医中誌Web
著者緒方 嘉隆(八尾徳洲会総合病院 集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.104s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024093975】(会議録)
呼吸器感染症と呼吸ケア-COVID-19パンデミックの教訓 非侵襲的呼吸管理
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医中誌Web
著者入間田 大介(東北大学 大学院医学系研究科麻酔科学周術期医学分野)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/33巻Suppl. p.104s発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024093667】(解説)
インフルエンザとCOVID-19 これまでを振り返り,今後に備える
抄録
<文献概要>インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はともにウイルスによる呼吸器感染症であり,パンデミックとよばれる大流行を起こすことにより,社会に大きな影響を与えてきた.医療の現場では,両疾患の流行により診断,治療,予防のすべてが大きな変貌を遂げた.今後,これらの疾患は人類とどう共存するのか,さらに新しい感染症は登場するのか,現状をふまえて今後に備えることが不可欠である.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者中野 貴司(川崎医科大学 小児科学)収載誌/巻号頁小児科 (0037-4121)/64巻11号 p.1187-1195発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024092909】(会議録)
新型コロナウイルス由来スパイクタンパク質の結合阻害をする抗ACE2モノクローナル抗体の樹立
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医中誌Web
著者小笠原 諭(千葉大学 大学院理学研究院)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[1P-674]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024092842】(会議録)
SARS-CoV2由来Mproに対するコバレントドラッグの開発
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医中誌Web
著者千田 大智(東北大学 大学院薬学研究科)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[2P-591]発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024092428】(会議録)
Nat-20(S)-yneによるSARS-CoV-2感染阻害メカニズムの解析
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医中誌Web
著者酒井 祥太(国立感染症研究所 細胞化学部)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[2P-076]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024092031】(会議録)
超硫黄分子によるウイルス感染制御
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医中誌Web
著者ジョン・ミンギョン (東北大学 院医・環境医学)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[1P-226]発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024091942】(会議録)
QM/MMハイブリッド自由エネルギー法による共有結合型阻害剤の反応性に関する計算
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医中誌Web
著者鹿倉 啓史(京都大学 大学院理学研究科)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[1P-116]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024091708】(会議録)
COVID19治療薬レムデシビルはウロテンシン受容体を活性化することで心筋細胞の機能不全を引き起こす
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医中誌Web
著者小川 亜希子(東北大学加齢医学研究所 モドミクス医学分野)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[1T07a-05(1P-350)]発行年月2023.10
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【2024091649】(会議録)
コアフコース特異的レクチンPhoSLによる新型コロナウイルスの感染阻害機構
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医中誌Web
著者山崎 和彦(産業技術総合研究所 バイオメディカル研究部門)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[1T02a-05(2P-026)]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024091611】(会議録)
脈管と周囲組織とを結ぶ多彩な生命科学 血管透過性を標的とする重症感染症治療薬の開発
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医中誌Web
著者岡田 欣晃(大阪大学 大学院薬学研究科)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[3S09e-02]発行年月2023.10
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【2024091442】(会議録)(英語)
神秘の生命物質、ポリアミンで実現する健康長寿社会 SARS-CoV-2感染に対するエフロルニチン/スリンダク併用療法の有効性(Efficacy of Eflornithine/Sulindac combination against SARS-CoV-2 infection)
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医中誌Web
著者Ignatenko Natalia A.(Arizona Cancer Center)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[2S13e-05]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024091252】(会議録)
新型コロナウイルスの進化とその宿主応答、ワクチン開発:今後のCOVID-19の課題 レセプターデコイを用いた新型コロナウイルス治療薬の開発
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医中誌Web
著者岡本 徹(順天堂大学 医学系研究科微生物学)ほか収載誌/巻号頁日本生化学会大会プログラム・講演要旨集/96回 p.[2S01m-05]発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024091034】(解説)
【アプローチの「引き出し」を増やす!NPPVとハイフローセラピーの強化書】(Part.1)NPPVとハイフローセラピーの比較 総論 NPPVとハイフローセラピーの基本と役割分担
抄録
▼侵襲的人工呼吸と標準的酸素療法の間を埋めるものとして、NPPVに加えハイフローセラピーが登場した。▼厳密な使い分けが難しい領域も多く残されており、それぞれの侵襲度の違い、施設の習熟度、患者の希望などの要素を加味して使い分ける。▼エビデンスで割り切ると、急性I型呼吸不全ではCPAPが最も優れ、急性II型呼吸不全では換気補助のあるNPPVが最も優れ、慢性II型呼吸不全では在宅NPPVと在宅ハイフローセラピーは共に推奨される。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者西村 直樹(聖路加国際病院 呼吸器センター呼吸器内科)収載誌/巻号頁みんなの呼吸器Respica (2434-4567)/21巻6号 p.726-732発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024090800】(会議録)
コロナ禍におけるRSV感染症入院例の解析とパリビズマブ適正投与に関する検討
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医中誌Web
著者多久 佳祐(産業医科大学病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.153発行年月2023.11
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【2024090797】(会議録)
COVID-19・第6波における漢方薬治療の有用性と後遺症予防効果
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医中誌Web
著者松田 正(みさとファミリークリニック 内科・小児科)収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.151発行年月2023.11
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【2024090796】(会議録)
小児COVID-19患者に対するレムデシビルの効果
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医中誌Web
著者庄司 健介(国立成育医療研究センター 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.151発行年月2023.11
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【2024090742】(会議録)
小児科領域におけるウイルス感染症治療戦略 SARS-CoV-2/インフルエンザを中心に
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医中誌Web
著者宮入 烈(浜松医科大学 小児科学講座)収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.113発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024090725】(会議録)
MIS-Cを含む重症COVID-19の諸問題 重症例の発生に備えた体制をどう構築し、重症例の増加後にはどう対応したか
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医中誌Web
著者岡田 広(松戸市立総合医療センター 小児集中治療科)収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/55回 p.97発行年月2023.11
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【2024090677】(Q&A)
駆け出し感染症内科医のClinical Questions 調べたことは共有して,みんなで賢くなろう(第18回) 固形臓器移植レシピエントのCOVID-19に対してnirmatrelvir/ritonavirは使用可能か?
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医中誌Web
著者黒田 浩一(神戸市立医療センター中央市民病院 感染症科)収載誌/巻号頁J-IDEO (2432-7077)/7巻6号 p.906-910発行年月2023.11
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【2024090655】(解説)
【バイオ時代におけるリウマチ性疾患の診療】治療システム 高齢患者への対応 高齢関節リウマチ患者の治療対応
抄録
<文献概要>はじめに 関節リウマチ(RA)は,関節滑膜炎を主病態とする全身性炎症性疾患で,慢性多関節炎を臨床的な特徴とする.関節炎が持続することで罹患関節の関節障害から不可逆的な関節破壊にいたり,身体機能障害を生じ,患者の生活の質(QOL)に影響を及ぼす.本邦におけるRA患者は80万人以上と推計され,40~60歳代での発症が多いが,近年RAの発症年齢の高齢化が報告されている.また,RA患者における70歳以上の高齢者の割合も40%以上と高いが,今後もその割合が上昇していくことが推定されている.そのため,高齢RA患者への対応は重要な問題である.本稿では,高齢RA患者の特徴を若年RA患者と比較し,高齢RA患者の治療や合併症対策に関して述べる.
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医中誌Web
PierOnline
医書.jp_オールアクセス
著者小宮 陽仁(東京医科歯科大学 大学院膠原病・リウマチ内科)ほか収載誌/巻号頁別冊整形外科 (0287-1645)/84号 p.182-188発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024090536】(会議録)
当該病棟の新型コロナ病棟化に伴い中止となったI-131治療の再開,および,Lu-177の導入について
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医中誌Web
著者松田 雅純(秋田大学 医)ほか収載誌/巻号頁核医学 (0022-7854)/60巻Suppl. p.S214発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089822】(会議録)
COVID19基礎および臨床研究-最新の知見- 小児肝移植患者における新型コロナウイルス感染の現状と治療
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医中誌Web
MedicalOnline
著者清水 誠一(国立成育医療研究センター 臓器移植センター)ほか収載誌/巻号頁Organ Biology (1340-5152)/29巻3号 p.81発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089820】(会議録)
COVID19基礎および臨床研究-最新の知見- 腎移植後COVID-19感染症治療の現状と基礎研究
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医中誌Web
MedicalOnline
著者石山 宏平(愛知医科大学 外科学講座腎移植外科)ほか収載誌/巻号頁Organ Biology (1340-5152)/29巻3号 p.79発行年月2022.11
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論文タイトル
【2024089787】(解説)
過去から未来への周産期医療
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医中誌Web
著者卜部 諭(誠光会淡海医療センター)ほか収載誌/巻号頁滋賀母性衛生学会誌 (1880-2389)/22-23巻1号 p.21-28発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024089723】(会議録)
COVID-19経口治療薬の薬物有害反応標的のin silico探索
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医中誌Web
著者脇 萌々花(東京薬科大学 生命科学部)ほか収載誌/巻号頁バイオイメージング (1342-2634)/32巻2号 p.74発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089721】(会議録)
SARS-CoV-2 3CLプロテアーゼの阻害剤結合様式の可視化と熱力学的評価
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医中誌Web
著者土屋 光平(東京薬科大学 生命科学部)ほか収載誌/巻号頁バイオイメージング (1342-2634)/32巻2号 p.72発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024089688】(解説)
【感染症シーズン(1)ダウンロードデータで時短ができる!新型コロナウイルス&インフルエンザ&ノロウイルス 初心者さんのための研修・マニュアル改訂のヘルプブック】インフルエンザ編 初心者に伝わる! インフルエンザ研修の実践ワークブック
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者松澤 真由子(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 感染対策室)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/32巻11号 p.1128-1132発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089583】(会議録)
腎機能低下患者へレムデシビルを投与した際の腎障害の検討
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医中誌Web
著者滝島 さやか(東京都立大久保病院 薬剤科)ほか収載誌/巻号頁日本腎臓病薬物療法学会誌 (2187-0411)/12巻12 p.S208発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089522】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(以下,コロナ)病棟での薬剤師によるCOVID-19感染症への介入効果
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医中誌Web
著者篠原 正樹(住友別子病院 薬剤部医薬品管理科)ほか収載誌/巻号頁日本腎臓病薬物療法学会誌 (2187-0411)/12巻12 p.S184発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089304】(会議録)
多職種連携によるSARS-CoV-2感染リウマチ・膠原病患者への対応マニュアルの作成
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医中誌Web
著者江口 勝美(白十字会佐世保中央病院 リウマチ・膠原病センター)ほか収載誌/巻号頁九州リウマチ (0287-2803)/43巻2号 p.S57発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024088008】(会議録)
COVID-19大規模クラスターが発生した精神科病院での医療体制と職員への支援
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医中誌Web
MedicalOnline
著者乾 真美(山角病院)ほか収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/32巻3号 p.274-275発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024087820】(総説)
COVID-19の流行と日本大学板橋病院における対応
抄録
COVID-19の流行は,われわれの生活に影響を与えた.2019年末から始まった我が国におけるパンデミックで失った社会生活,経済活動における影響には計り知れないものがある.本稿では,COVID-19における新興感染症としてのこれまでの共通認識できる基礎的・臨床的な知見と本学板橋病院におけるCOVID-19への対応について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者高山 忠輝(日本大学 医学部内科学系総合診療学分野)収載誌/巻号頁日大医学雑誌 (0029-0424)/82巻3号 p.147-154発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024087651】(解説)
新型コロナウイルス感染症第7波までを振り返る
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医中誌Web
著者嵯峨 知生(秋田大学医学部附属病院 感染制御部)収載誌/巻号頁秋田県公衆衛生学雑誌 (1348-9305)/18巻1号 p.26-43発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024087643】(解説)
希望館病院における新型コロナウイルス感染症への取り組み
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医中誌Web
著者須永 悟(松沢会希望館病院 内科)ほか収載誌/巻号頁高崎医学 (0916-121X)/73巻 p.89-93発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087623】(会議録)
COVID-19に対する愛知県精神医療センターの対応
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医中誌Web
著者平澤 克己(愛知県精神医療センター)収載誌/巻号頁精神神経学雑誌 (0033-2658)/125巻7号 p.643発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024087510】(Q&A)
小児にみられるCOVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)とは,どのようなものでしょうか
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医中誌Web
MedicalOnline
著者田村 大輔(自治医科大学 小児科学)収載誌/巻号頁インフルエンザ (1345-8345)/24巻2号 p.112発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024087453】(解説)
【中分子ペプチドが拓く明日の創薬】フォルダマーペプチドの翻訳合成と創薬への展開
抄録
β-アミノ酸やγ-アミノ酸を含有する大環状フォルダマーペプチドは剛直な二次構造を形成するため,高い生体内安定性や標的結合能の面から医薬品への応用が期待されている。筆者らの研究室では,近年の翻訳合成系の改良による遺伝暗号リプログラミング技術の向上に伴って,β-およびγ-アミノ酸含有フォルダマーペプチドの大規模ライブラリ化が可能となった。このようなライブラリをmRNAディスプレイ法と組み合わせることにより,標的タンパク質に対するバインダーを迅速かつ簡便に得ることが可能である。この技術を用いて環状β-アミノ酸を含有するフォルダマーペプチドライブラリを構築し,ヒト活性化血液凝固第12因子に対してスクリーニングした結果,高い生体内安定性(t1/2=59h)と阻害活性(IC50=1:8nM)を持つ医薬品候補ペプチドを得ることに成功した。今後,この技術を生かしてペプチド創薬分野の更なる発展が見込まれる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者大城 裕亮(東京大学 理学系研究科化学専攻)ほか収載誌/巻号頁細胞 (1346-7557)/55巻9号 p.666-669発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024087343】(解説)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における静脈血栓塞栓症予防および抗凝固療法の診療指針(Version 4.1)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者孟 真(国家公務員共済組合連合会横浜南共済病院 心臓血管外科)ほか収載誌/巻号頁心臓 (0586-4488)/55巻7号 p.719-726発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087079】(解説)
【統合オミックス解析】応用解析編 COVID-19の重症度に関連した末梢血単核細胞のシングルセル解析
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)では,重症化に関わる遺伝子多型が報告されているが,遺伝的多型がどのように病態につながるかは不明である。日本人集団を対象とした末梢血単核細胞シングルセル解析を行うことで,COVID-19重症例では単球を中心とした自然免疫応答が低下していることを見出し,GWASで同定された宿主因子が自然免疫系の賦活化に関連していることを示した。シングルセルデータと宿主ゲノム情報の統合解析は,病態解明への強力なツールであり,遺伝子多型に基づく個別化医療に貢献する可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
著者白井 雄也(大阪大学 大学院医学系研究科遺伝統計学)ほか収載誌/巻号頁遺伝子医学 (1343-0971)/13巻3号 p.63-70発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087060】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症と液体酸素使用量の関係
抄録
院内の液体酸素消費量と新型コロナウィルス感染症に関する各種パラメータとの関係を検討した。毎月の液体酸素消費量は2021年度には2019年度よりも23%増加した。全国の重症者数,および新型コロナウィルス感染症患者に対する月別の院内NPPV装着患者数と当院の液体酸素消費量との間には有意な相関がみられた。これらの値は第5波が最多であった。第6波以降は重症化しにくく,酸素消費量が増加しなかった可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者小板橋 俊哉(東京歯科大学市川総合病院 麻酔学)ほか収載誌/巻号頁Medical Gases (2434-6152)/25巻1号 p.27-30発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024087056】(原著論文)
COVID-19患者に対するNO吸入によりECMOを回避しうる可能性
抄録
日本において一酸化窒素(NO)の吸入は,成人においては心臓周術期の肺高血圧治療にのみ認められた治療薬である。しかし,換気血流不均衡の是正も得られることから,呼吸治療の中でも高侵襲のECMOを回避できる可能性が考えられる。今回,COVID-19治療戦略としてNOの吸入を行い,ECMOを回避しうる患者群を示すパラメータこそ発見に至らなかったが,酸素化改善の症例を多く経験した。NOを効果的に使用できれば,患者への侵襲を抑え,ICU在室日数を短縮できる可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者古川 豊(千葉大学医学部附属病院 臨床工学センター)ほか収載誌/巻号頁Medical Gases (2434-6152)/25巻1号 p.13-15発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087004】(解説)
COVID-19の病態と治療的介入 免疫系と臓器微小循環系からの考察
抄録
重症例のCOVID-19病態の一つはサイトカインストームであるが、自然免疫系や炎症関連分子の過剰発現は肺臓、心臓、腎臓等の主要臓器内微小循環系の破綻と組織内高度虚血をもたらす。主要な血管再生分子の一つである血管内皮増殖因子(VEGF)の発現は、動脈硬化性臓器や糖尿病などで低下しており、臓器の予備能低下のみならず、炎症に伴うべき組織再生過程が抑制され、臓器・生命予後の不良をもたらしている。正常な免疫系バランスや臓器内微小循環系の保持には、自律神経系、血管作動性生理活性物質系、抗酸化系の各アンバランスへの介入や、微小循環系障害の指標の開発が重要である。変異株対応ワクチンや抗ウイルス薬などの開発、感染症対策や敗血症対応の全身管理の他、臓器保護の観点からは、個別的リスクに関連する炎症関連分子の遺伝子多型解析、関連する分子標的療法(モノクローナル抗体療法等)の開発などが当面の重要課題と考えられる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山口 直人(茨城県立医療大学医科学センター)収載誌/巻号頁茨城県立医療大学紀要 (1342-0038)/28巻 p.9-19発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086988】(原著論文)(英語)
COVID-19による膵損傷に影響を及ぼす要因についての検討 単一施設による後向き研究(Investigation of factors affecting COVID-19 pancreatic injury: a single-center, retrospective study)
抄録
COVID-19が膵損傷発生に影響を及ぼすか、後向き研究で検討した。2020年3月~2021年9月にかけ、敗血症の診断でICUに入室した患者を対象に、COVID-19陽性患者をC群、非陽性患者をN群に分けて比較した。主要評価項目は膵損傷とし、アミラーゼ値またはリパーゼ値が正常範囲上限の3倍超と定義し、患者177例を解析した。その結果、C群は40例(年齢中央値57歳、女性33%)、N群は137例(年齢中央値73歳、女性38%)で、膵損傷発生率はC群ではN群に比べ有意に高く(75%対18%、p<0.001)、C群の3例はCT検査で急性膵炎と診断された。なお、多変量解析では膵損傷の独立危険因子として、COVID-19(OR 4.79、95%CI 1.48~15.5、p=0.009)とステロイド使用(OR 4.02、95%CI 1.42~11.4、p=0.009)が示された。以上より、COVID-19敗血症患者の膵損傷発生率は、COVID-19陰性患者と比べ有意に高いことが明らかにされた。
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医中誌Web
PubMed
著者Komatsu Satoshi(Department of Anesthesiology and Critical Care Medicine, Fujita Health University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Journal of Anesthesia (0913-8668)/37巻3号 p.487-491発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086984】(原著論文)(英語)
COVID-19の治療転帰に回復期血漿治療が及ぼす影響 試験逐次解析によるメタアナリシス(Effect of convalescent plasma transfusion on outcomes of coronavirus disease 2019: a meta-analysis with trial sequential analysis)
抄録
COVID-19患者に対する回復期血漿治療(CPT)の便益性について、システマティックレビューとメタアナリシスで評価した。各種文献データベースを用いて、COVID-19成人患者を対象に標準治療単独の場合とCPT+標準治療を比較した、無作為化比較対照試験(RCT)を検索した。主要評価項目は死亡率と侵襲的機械換気(IMV)の必要性とし、死亡率の解析はRCT26件(患者19816例)を対象論文とした。その結果、標準治療にCPTを追加する有意な便益性はみられず(RR 0.97、95%CI 0.92~1.02)、異質性もみられず(I2=0.00%)、Trim-and-fill法で調整した効果量でも大きな変化はみられなかったが、エビデンスレベルは高であった。また、試験逐次解析では、情報量は適切でCPTが無益であることが示され、IMVの必要性解析としてRCT17件(患者16083例)を評価したところ、CPTの有意な便益性はみられず(RR 1.02、95%CI 0.95~1.10)、異質性もみられなかった(I2=3.30%)。だが、Trim-and-fill法で調整した効果量では僅かに変化し、エビデンスレベルは高で、試行逐次解析により情報量は適切だが、CPTは無益であることが確認された。今回の調査結果から、COVID-19の標準治療にCPTを追加しても、標準治療単独の場合と比べ死亡率やIMVの必要性は低下しないことが明らかにされた。
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医中誌Web
PubMed
著者Hakim Sameh M.(Department of Anesthesiology, Intensive Care and Pain Management, Faculty of Medicine, Ain Shams University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Anesthesia (0913-8668)/37巻3号 p.451-464発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086789】(原著論文)
沖縄県の特別養護老人ホームで発生した超高齢者を中心としたCOVID-19の臨床像
抄録
オミクロンBA.5の流行時に発生したクラスターの際に,沖縄県の1特別養護老人ホームで24症例の新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)を経験し,その臨床像,画像所見,および検査成績などを明らかにしえた.この特別養護老人ホームは,重点医療機関である総合病院と同じ建物内にあるため,胸部CT,および血液検査が実施しやすい環境にあった.24症例の年齢の中央値は91歳であった.発症時には全症例で呼吸不全を認めなかった.胸部CTを実施しえた21症例のうち,11症例でCOVID-19肺炎に矛盾しない所見が得られた.COVID-19肺炎と診断された症例については,原則,重点医療機関に入院とし,レムデシビルで治療した.特別養護老人ホームにおいては,経口抗ウイルス薬を発症早期から投与した.経過中,胸部CTにて誤嚥性肺炎が明らかであった症例では抗菌薬を併用した.24症例中1症例(4.2%)が誤嚥性肺炎の悪化に伴う呼吸不全で死亡した.本報告は,超高齢者のCOVID-19の臨床像,画像所見,および検査成績を示した点で貴重であると考える.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者藤田 次郎(琉球大学)ほか収載誌/巻号頁日本環境感染学会誌 (1882-532X)/38巻3号 p.107-113発行年月2023.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086455】(原著論文)
内科外来を受診したCOVID-19以外の呼吸器ウイルス感染症の検討
抄録
2022年4月から10月の期間に,発熱や呼吸器症状を呈し,当院内科外来を受診した16~84歳の患者18例の呼吸器ウイルス学的検討を行った。鼻咽頭ぬぐい液検体でFilmArray呼吸器パネル2.1を用いて,SARS-CoV-2以外にヒトメタニューモウイルス6例,ライノウイルス5例,インフルエンザウイルスA 4例,コロナウイルスHKU1,パラインフルエンザウイルス及びRSウイルス各1例の呼吸器ウイルスが検出された。ヒトメタニューモウイルス・ライノウイルス・RSウイルス・パラインフルエンザウイルス感染者は主に子供から感染を受けたと考えられた。インフルエンザは周囲に感染者が存在していた。発症から当科受診までの日数は0~9日(中央値2.5日)であり,38℃を超えた患者が11例,鼻水・鼻閉が15例,咽頭痛13例,咳と倦怠感各12例,頭痛11例などであった。ウイルス群間での症状の差異は明らかでなかった。ライノウイルスが9月に,ヒトメタニューモウイルスが10月に多く見られた。7月にはインフルエンザAウイルスも検出された。1例以外は抗菌薬を使用しなかったが,全例軽快した。発熱を有する呼吸器症状患者に対して,multiplex PCR法であるFilmArray呼吸器パネル2.1は早期診断とともに治療の適正化をもたらし,感染対策の観点からも有用と考えられた。COVID-19(Coronavirus Disease 2019)以外の呼吸器ウイルス感染症を診断する意義は大きいと考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者長友 安弘(宮崎県済生会日向病院)ほか収載誌/巻号頁宮崎県医師会医学会誌 (0389-8288)/47巻1号 p.31-35発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086209】(総説)(英語)
国際市場に参入した中国の特許医薬品における最近の進歩(Recent advances in Chinese patent medicines entering the international market)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Zhang Bo(Department of Traditional Chinese Medicine Orthopedics, Neck-Shoulder and Lumbocrural Pain Hospital affiliated to Shandong First Medical University)ほか収載誌/巻号頁Drug Discoveries & Therapeutics (1881-7831)/16巻6号 p.258-272発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086208】(レター)(英語)
アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)の標的化はCOVID-19に対する予防戦略になるか?(Is targeting angiotensin-converting enzyme 2(ACE2) a prophylactic strategy aganist COVID-19?)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Li Jing(Department of Pharmacology, School of Pharmacy, Qingdao Medical College, Qingdao University)ほか収載誌/巻号頁BioScience Trends (1881-7815)/16巻6号 p.459-461発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086205】(解説)(英語)
二酸化塩素液による鼻洗浄は呼吸器感染症の代替療法となりうるか? COVID-19の事例(Can nasal irrigation with chlorine dioxide be considered as a potential alternative therapy for respiratory infectious diseases?: The example of COVID-19)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Cao Jing(Department of Nursing, National Clinical Research Center for Infectious Diseases, Third People's Hospital of Shenzhen)ほか収載誌/巻号頁BioScience Trends (1881-7815)/16巻6号 p.447-450発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086199】(解説)(英語)
COVID-19のための新しいサンプリングアプローチおよび代替療法の開発について パンデミック後の時代にそれらは必要か?(Focusing on development of novel sampling approaches and alternative therapies for COVID-19: Are they still useful in an era after the pandemic?)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Asakawa Tetsuya(Institute of Neurology, National Clinical Research Center for Infectious Diseases, Third People's Hospital of Shenzhen)収載誌/巻号頁BioScience Trends (1881-7815)/16巻6号 p.386-388発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086097】(原著論文)(英語)
COVID-19を伴う高血圧患者における日間血圧変動の治療目標と臨床的影響(Therapeutic target and clinical impact of day-to-day blood pressure variability in hypertensive patients with covid-19)
抄録
2020年から2021年までにインドネシアの当院において高血圧を有するCOVID-19患者の転帰に及ぼす血圧変動(BPV)の影響について検討する後ろ向きコホート研究を実施した。COVID-19で入院した患者351例(平均53.85±18.84歳)を登録した。対象患者はCOVID-19の重症度、高血圧の有無、BPVの状態によって分類された。BPVは午前6時と午後6時に測定した平均動脈圧(MAP)の変動係数(MAPCV)として算出した。MAPCVの値が中央値を超えるものを高BPVと定義した。さらに、BPV群間で高血圧状態、COVID-19重症度、院内死亡率、降圧剤について比較した。その結果、高血圧は、高BPV(有病割合比[PR]1.38、95%CI 1.13~1.70、p=0.003)または重度のCOVID-19(PR 1.39、95%CI 1.09~1.76、p=0.005)と有意な関係があった。高BPV状態は死亡リスクを有意に増加させた(ハザード比2.30、95%CI 1.73~3.86、p<0.001)。重度のCOVID-19状態、高血圧、高BPV状態の組み合わせは、他の組み合わせと比較して、院内死亡率のリスクが最も高かった。COVID-19の高血圧患者において、カルシウム拮抗薬(CCB)との併用療法やCCB単剤療法は、低BPVや低死亡率に有意に寄与した。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Gusti Ngurah Prana Jagannatha (Faculty of Medicine, Udayana University)ほか収載誌/巻号頁Hypertension Research (0916-9636)/46巻1号 p.165-174発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085687】(解説)
新型コロナウイルス感染症 Up-to-date COVID-19の後遺症としての神経症状
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医中誌Web
著者大平 雅之(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁Modern Media (0026-8054)/69巻12号 p.312-317発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024084504】(解説)
【「低栄養」打開の鍵は、多角的な栄養アセスメント-低栄養と病態を結びつけ、ケアに活かす!】低栄養×病態 実践報告 パーキンソン病の人へのアプローチ
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者茨木 あづさ(コムラード)収載誌/巻号頁訪問看護と介護 (1341-7045)/29巻1号 p.28-33発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024084028】(会議録)
当院でCOVID-19に罹患した小児がん患者における治療への影響
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医中誌Web
著者町元 菜紗(順天堂大学 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/127巻12号 p.1551発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024083163】(解説)
点数算定実践講座
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医中誌Web
著者圓山 研介(相模台病院 患者総合相談室)収載誌/巻号頁保険診療 (0385-8588)/78巻12号 p.96-99発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024083103】(解説)
【気になりませんか?漢方の可能性】救急漢方の実践 呼吸器領域における漢方活用
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医中誌Web
著者丹村 敏則(愛知県厚生農業協同組合連合会知多厚生病院 内科)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻12号 p.1393-1399発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082784】(解説)
犬猫のSFTSに立ち向かうための最新情報 国内発生から10年 明らかになったこと
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医中誌Web
著者前田 健(国立感染症研究所 獣医科学部)収載誌/巻号頁動物臨床医学会年次大会プロシーディング/44回1号 p.228-231発行年月2023.11
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【2024082052】(解説)
【エキスパートが教える 小児の薬物治療】疾患別 C.循環器疾患 急性期・慢性期の川崎病
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者濱田 洋通(千葉大学 大学院医学研究院小児病態学)収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻55 p.439-442発行年月2023.11
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【2024082044】(解説)
【エキスパートが教える 小児の薬物治療】疾患別 B.感染症 COVID-19
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者森内 浩幸(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科・小児科学)収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻55 p.402-407発行年月2023.11
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【2024081970】(解説)
【エキスパートが教える 小児の薬物治療】総論 薬剤代謝・排泄能の異常があるときの薬剤投与の注意点
抄録
<文献概要>はじめに 薬剤代謝の主座は肝臓であり排泄は腎臓である。それらは,年齢,遺伝,病態,併用薬剤などさまざまな要因から影響を受けている。「Children are not miniature adults(小児は成人の縮小図ではない)」といわれるように,子ども,とくに新生児や乳児期と成人期では同一薬剤であっても代謝経路が異なるものもあり,画一的に体重で小児の投与量が成人量に比例すると考えることは危険である。さらに代謝や排泄異常を認めた際は,より注意が必要であり,その原因と使用薬剤の特性にあった投与方法や投与量の調節が必要となる。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者荒木 潤一郎(久留米大学病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/55巻55 p.51-57発行年月2023.11
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【2024081726】(会議録)
身体合併症・COVID-19 総合病院の精神科救急・合併症入院料算定病床におけるCovid-19対応の報告
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医中誌Web
著者河野 次郎(宮崎県立宮崎病院 精神医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本精神科救急学会学術総会プログラム・抄録集/31回 p.125発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024081097】(解説)
【市中感染症の診断と治療】高齢者の感染症診療
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医中誌Web
著者酒巻 一平(福井大学 感染症学講座)収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/112巻11号 p.2088-2093発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024080755】(解説)
コ・メディカルのページ Withコロナ時代における食事・運動療法とは
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医中誌Web
著者高橋 隆(大浜第一病院 内科部)収載誌/巻号頁那覇市医師会報 (0286-1828)/51巻4号 p.44-47発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080324】(解説)
当介護老人保健施設におけるCOVID-19への対応について
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医中誌Web
著者蓮田 精之(柴田郡医師会)収載誌/巻号頁宮城県医師会報/934号 p.882-883発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080322】(解説)
市中病院から見た新型コロナウイルス感染症
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医中誌Web
著者三浦 元彦(労働者健康安全機構東北労災病院)収載誌/巻号頁宮城県医師会報/934号 p.868-874発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080156】(総説)
COVID-19後遺症としての認知機能障害 病態機序と治療の展望
抄録
COVID-19後遺症として認知機能障害が生じることが明らかになっている.危険因子としては,高齢者,重症感染,嗅覚障害の長期間の持続が報告されている.またCOVID-19はアルツハイマー病の危険因子となることや,軽症感染でも視空間認知障害を呈しうることも報告されている.複数の病態機序が指摘されているが,治療に直結する可能性があるSARS-CoV-2ウイルスの持続感染が注目されている.持続感染は,スパイク蛋白による神経毒性,サイトカインによる神経炎症の惹起,細胞融合などを介して認知機能障害を引き起こす可能性がある.予防・治療としてはワクチン接種,メトホルミン,抗ウイルス薬などが期待されている.(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者下畑 享良(岐阜大学 大学院医学系研究科脳神経内科学分野)収載誌/巻号頁臨床神経学 (0009-918X)/63巻11号 p.725-731発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024080111】(原著論文)
当院におけるSARS-CoV-2陽性維持透析患者の検討
抄録
2020年1月から2022年11月までに当院で対応した維持透析患者の新型コロナウイルス感染症17例について後ろ向きに検討した。年齢は39~86歳(中央値70歳)、透析歴は1年未満~13年(中央値4年)、原疾患は糖尿病性腎症9例、腎硬化症4例、間質性肺炎1例、不明3例であった。ワクチン接種回数は、0回が3例、2回以上が13例、不明1例であった。感染時期は2022年1月~11月で、感染経路は家族内感染8例、施設内感染1例、不明8例であった。重症度は全例が軽症であった。治療は、解熱鎮痛薬や鎮咳剤による対症療法を14例、モルヌピラビル投与を2例、レムデシビル投与を1例に行い、転帰は全例が7日以内に軽快していた。
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医中誌Web
著者高山 孝一朗(秋田県厚生農業協同組合連合会由利組合総合病院 泌尿器科)ほか収載誌/巻号頁秋田腎不全研究会誌/26巻 p.139-142発行年月2023.10
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【2024080110】(原著論文)
当院における透析患者コロナ感染報告
抄録
当院では2020年3月から2022年10月までに維持透析患者100名中14名がCOVID-19に罹患した。今回、COVID-19罹患例の患者背景や臨床経過について報告した。患者背景は年齢65.2±13.6歳、性別は男性11名、女性3名、ワクチン接種率は71.4%、死亡率は7.1%であった。COVID-19に対する治療は当初全例入院加療としていたが、患者数の増加に伴い軽症患者は外来治療に移行した。全例に抗ウイルス薬と中和抗体を投与し、中等症以上の患者のみレムデシビルを使用した。中等症以上は2名で、うち1名が死亡した。維持透析患者全体のワクチン接種率は91%で、ワクチン接種者のCOVID-19罹患率は11%、未接種者の罹患率は44%であった。COVID-19に罹患し死亡した症例を提示した。
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医中誌Web
著者森 奏美(秋田県厚生農業協同組合連合会大曲厚生医療センター 泌尿器科)ほか収載誌/巻号頁秋田腎不全研究会誌/26巻 p.133-138発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024079673】(会議録)
COVID-19パンデミックが肝癌診断・治療へ及ぼした影響についての検討 多施設後向き観察研究
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医中誌Web
著者村井 一裕(大阪大学 大学院医学系研究科消化器内科学)ほか収載誌/巻号頁肝臓 (0451-4203)/64巻Suppl.3 p.A891発行年月2023.10
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【2024079067】(会議録)
COVID-19対応の暫定評価と今後の課題 感染隔離環境下での看護実践と今後の課題 大学病院における事例
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医中誌Web
著者宮田 七重(東京慈恵会医科大学附属病院)収載誌/巻号頁日本看護評価学会学術集会講演抄録集/13回 p.28発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024078803】(会議録)
VA,VV,VAV-ECMOのそれぞれのtips and pitfall 当院での経験に基づいたVA,VV,VAV-ECMOのtips and pitfallの再考
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医中誌Web
著者藤原 立樹(東京医科歯科大学 大学院心臓血管外科)ほか収載誌/巻号頁人工臓器 (0300-0818)/52巻2号 p.S-45発行年月2023.10
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【2024078501】(原著論文)
富山県におけるオミクロン株流行期のコロナウイルス感染症2019小児患者の臨床的特徴
抄録
オミクロン株流行期以降,亜系統ごとの小児患者の臨床的特徴に関するデータは限られている.2022年1~9月の間に,富山県でコロナウイルス感染症2019(coronavirus disease 2019;COVID-19)と診断された小児の入院および外来患者を対象としてBA.1/BA.2流行期とBA.5流行期の臨床的特徴を比較検討した.13の病院および13の診療所から6,996例が登録された.10歳未満は4,974例が登録されており,これは同期間の県内症例の23.1%であった.BA.1/BA.2流行期で3,520例,BA.5流行期で3,476例であった.BA.1/BA.2流行期,BA.5流行期ともに発熱,咳嗽,咽頭痛の順に多く認められ,BA.5流行期ではBA.1/BA.2流行期と比較して1~4歳における痙攣,5~11歳における嘔吐,腹痛,痙攣,せん妄が有意に増加した.治療内容はBA.5流行期で点滴療法を必要とする症例が有意に増加したが,各流行期ともに酸素投与,呼吸補助療法を要する患者は少数であり,大多数は非重症であった.オミクロン株流行期以降の小児患者は,全体的に良好な転帰であった.今後,新たな変異株による小児COVID-19患者の臨床症状や重症度に与える影響を引き続き注視していく必要がある.(著者抄録)
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医中誌Web
著者和田 拓也(富山市立富山市民病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁小児感染免疫 (0917-4931)/35巻3号 p.235-242発行年月2023.08
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【2024078246】(解説)
日常診療下におけるエンシトレルビルフマル酸の安全性と有効性 一般使用成績調査(中間解析結果)
抄録
エンシトレルビルフマル酸の一般使用成績調査の中間解析を実施した。対象は,本剤の治療歴のないCOVID-19患者で,安全性と有効性の情報を収集した。安全性解析対象は1,589例で,副作用発現割合は8.1%(128例),主な副作用は下痢(2.4%),悪心(1.3%),及び頭痛(1.1%)であった。有効性解析対象は1,584例で,解熱までの時間は36.0時間,全症状消失までの時間は156.0時間であった(中央値)。本中間解析より,日常診療下にて,エンシトレルビルフマル酸の忍容性と有効性において新たな懸念は認められなかった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者中川 宜子(塩野義製薬 安全管理部)ほか収載誌/巻号頁Precision Medicine (2434-3625)/6巻11号 p.907-913発行年月2023.10
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【2024077847】(解説)
【COVID-19と臨床検査-得られた知見を今後の医療に活かす】COVID-19と液性因子の動態
抄録
<文献概要>Point ●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で重症化を示した患者で,血中サイトカイン濃度の経過を追ったところ,感染初期,重症化前,重症化時のそれぞれに特徴的な動態を示すサイトカインを同定した.●近い将来に重症化する患者では,CCL17が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染の初期(重症化前)から低下しており,重症化の予測マーカーとして有用性が認められた.●インターフェロン(IFN)-λ3,インターロイキン6(IL-6),CXCL9,CXCL10は重症化の数日前に上昇したことから,これらも重症化の予測マーカーとして有用性が認められた.●IFN-α,IFN-γなどは重症化の進展とともに上昇しており,重症化の程度と関連すると考えられた.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者杉山 真也(国立国際医療研究センター研究所 感染病態研究部)収載誌/巻号頁臨床検査 (0485-1420)/67巻9号 p.977-983発行年月2023.09
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【2024077775】(解説)
【小児科学レビュー-最新主要文献とガイドライン-】原発性免疫不全症
抄録
<最近の研究動向とガイドライン>●国際免疫学会連合(International Union of Immunological Societies;IUIS)による原発性免疫不全症(primary immune deficiency;PID)の病型分類では,新たに骨髄不全症もPIDに分類されることになった。そのため本症は,原発性免疫異常症(inborn errors of immunity;IEI)として「免疫調節に関わる遺伝子異常により,易感染性や自己炎症,自己免疫などの免疫制御機構の破綻をもたらす症候群」と定義されるようになった。最新のIUIS分類にはIEIの原因として,485種類の遺伝子異常が収載されている。●新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック以降,特定の病原体に対するIEIとして,「COVID-19重症化に関わる宿主の遺伝的背景」が着目された。重症COVID-19に罹患したIEI患者の病態解明は,ヒトにおけるCOVID-19重症化の分子メカニズム解明にも直結する。さらに近年では,小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(multisystem inflammatory syndrome in children;MIS-C)発症に関わる宿主遺伝因子の同定もされ始めている。●COVID-19重症化の背景として,TLR3-とTLR7-依存性のI型IFN免疫に関連する分子の先天異常や,I型IFNに対する中和抗体によるI型IFN活性障害が重要視されている。さらに,同シグナル経路の異常をきたすMyD88欠損症,IRAK4欠損症もCOVID-19重症化のリスク因子となることが報告された。この発見は,これまで選択的に細菌に対する易感染性を示すと考えられてきた両疾患に,「ウイルス感染による重症化リスクも合併する」という新たな知見をもたらした。●MIS-C患者に対する宿主遺伝因子の解析により,IEIに関連する10遺伝子の障害が報告されている。OAS-RNaseL経路の異常症では,患者細胞における単球系細胞の過剰活性化が証明されており,MIS-Cの分子病態解明の糸口になると期待される。(著者抄録)
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医中誌Web
著者岡田 賢(広島大学 大学院医系科学研究科小児科学)収載誌/巻号頁小児科臨床 (0021-518X)/76巻4号 p.509-513発行年月2023.08
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【2024077417】(解説)
コロナ後の医療提供体制・病院経営 虎の門病院における経営改善に向けたバイオシミラーおよび後発医薬品のさらなる推進の取り組み
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医中誌Web
著者伊藤 忠明(国家公務員共済組合連合会虎の門病院 薬剤部)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/72巻2号 p.116-123発行年月2023.05
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【2024076194】(解説)
新型コロナのこれまでとこれから
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医中誌Web
著者山本 舜悟(京都市立病院 感染症科)収載誌/巻号頁京都市立病院紀要 (0286-1356)/42巻 p.25-30発行年月2022.
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【2024076193】(解説)
自宅療養者を守れ!新型コロナ訪問診療チーム
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医中誌Web
著者守上 佳樹(よしき往診クリニック)収載誌/巻号頁京都市立病院紀要 (0286-1356)/42巻 p.19-25発行年月2022.
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論文タイトル
【2024076192】(解説)
京都府におけるCOVID-19入院医療コントロール 独自の取組
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医中誌Web
著者山畑 佳篤(京都府立医科大学 救急医療部)収載誌/巻号頁京都市立病院紀要 (0286-1356)/42巻 p.14-19発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024076171】(解説)
新型コロナウイルス感染症によって脚光をあびた生命維持管理装置 その歴史的変遷と意義をふりかえる
抄録
新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)感染症(COVID-19)は,発症すると肺炎など重症化や死に至る可能性がある.ここでは,重症COVID-19治療で注目を集めた生命維持管理装置((1)人工呼吸器,(2)人工心肺装置,(3)人工透析装置)を取り上げた.人工呼吸器は重症COVID-19肺炎患者にガス交換を改善する目的で使用される.重症呼吸・循環不全患者には静脈から遠心ポンプを用いて血液を脱血し,人工肺で酸素を取り込み,二酸化炭素を排出した血液を静脈に戻す人工心肺装置が使用される.重症COVID-19では急性腎障害(acute kidney injury;AKI)がしばしば認められ,血液中の老廃物や水分除去および電解質補正に人工透析装置を用いた治療がおこなわれている.生命維持管理装置による治療は圧外傷や循環変動の原因となり得るため,使用にあたっては個々の症例でメリットとデメリットを十分に検討し,重症度に応じて装置を選択する必要がある.(著者抄録)
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医中誌Web
著者吉岡 淳(仙台赤十字病院 医療技術部臨床工学技術課)収載誌/巻号頁仙台赤十字病院医学雑誌 (0917-8724)/32巻1号 p.3-17発行年月2023.05
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論文タイトル
【2024076057】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症もしくはインフルエンザ感染症を院内発症/入院治療した血液疾患患者の後方視的検討
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)/季節性インフルエンザ感染症を院内発症/入院治療した血液疾患患者23名の患者背景、酸素投与期間、入院期間、全生存について電子診療録から後方視的に解析した。COVID-19感染群は21例、季節性インフルエンザウイルスA/B感染群は23例であり、両群とも発熱や上気道症状を呈したが、COVID-19感染群では味覚障害が特徴としてみられたほか、酸素投与率が有意に高く、感染後の酸素投与期間や入院期間が有意に延長していた。COVID-19感染群では季節性インフルエンザウイルスA/B感染群よりも死亡率が有意に高く、発症後90日間全生存が有意に短かった。血液疾患患者における院内発症COVID-19症例の生命予後は季節性インフルエンザ感染症例よりも著しく悪く、その予後は一般集団よりも不良と考えられた。
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医中誌Web
著者塚田 和佳(JA北海道厚生連旭川厚生病院 血液・腫瘍内科)ほか収載誌/巻号頁北海道農村医学会雑誌 (1341-4666)/55巻 p.97-102発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024075582】(原著論文)(英語)
COVID-19流行期中に抗精神病薬を服用する患者の薬物治療カウンセリングのための質問票の利用 単一施設、地域薬局ベースの調査研究(Utilizing questionnaires for medication counselling of patients taking antipsychotics during the COVID-19 pandemic: a single site, community pharmacy-based survey study)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期の地域薬局にて、少なくとも1種類の抗精神病薬を服用している患者71名(男性26名、女性45名)を対象として、薬剤処方の待ち時間内で2種類の質問票AおよびBを実施した。質問票Aではマスクとフェイスシールド(FS)の着用、服薬忘れ、副作用について、質問票Bでは薬物治療カウンセリング(MC)の評価と質問票Aの使い易さを調査した。質問票Aでは、患者の26.8%がマスクとFSによるコミュニケーション問題、33.8%が服薬忘れを認めた。一般的な副作用は、体重増加(43.7%)、口渇(39.4%)、性機能障害(31.0%)であった。質問票Bでは、患者の80%以上が質問票Aを非常に簡単または簡単に記入できると回答し、93%が薬剤師のMCを非常に良いまたは良いと回答した。以上より、COVID-19流行期のMCによる質問票の利用は、患者と薬剤師のコミュニケーション問題を防止する有用な戦略になると考えられた。
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医中誌Web
PubMed
著者Maehara Masaki(Sugiyama Pharmacy)ほか収載誌/巻号頁Journal of Pharmaceutical Health Care and Sciences (2055-0294)/8巻 p.1 of 9-9 of 9発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075459】(原著論文)(英語)
市販の消毒剤と洗剤によるSARS-CoV-2の不活性化(Inactivation of SARS-CoV-2 by Commercially Available Disinfectants and Cleaners)
抄録
市販されている48製品について、SARS-CoV-2に対する殺ウイルス効果を標準的懸濁法EN14476に従って評価した。その結果、アルコールを基礎とする消毒剤、ハンドソープ、ウエットティッシュ、アルカリ性洗剤、4級アンモニウム化合物消毒剤、酸素系漂白剤はSARS-CoV-2に対して強い殺ウイルス活性を示した。SARS-CoV-2のようなエンベロープのあるウイルスは製品化殺ウイルス剤や界面活性剤に対して最も感受性の高い病原体の一つであるが、使用時の濃度や曝露に必要な時間に注意を払う必要があった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Harada Yu(Saraya Microbiological Research Center, Biochemical Laboratorty, Saraya)ほか収載誌/巻号頁Biocontrol Science (1342-4815)/27巻4号 p.223-228発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075433】(解説)
【新型コロナ後遺症-これまでの対応と問題点】
抄録
[1]はじめに・いわゆる「新型コロナ後遺症」にいまだ多くの患者が苦しみ,わが国を含む世界的な社会問題となっている。[2]呼称と定義・「新型コロナ後遺症」などの用語の定義は,医学的には統一されていない。・NIHの「PASC」,WHOの「PCC」という用語には定義が定められ,2023年には診断基準案の提案もなされた。[3]コロナ・アフターケア外来とは・罹患後慢性期にかけての症状の遷延に対し,専門外来であるコロナ・アフターケア(CAC)外来を開設した。・1日1~2人の新規患者を受け入れ,800人以上の患者を対面診療してきた。[4]疫学・CAC外来へは,デルタ株流行時に感染者の約1.5%,オミクロン株では感染者の0.1%程度が受診となった。・CAC外来の受診患者は若干女性が多く,30~50歳代が60%,10歳代など若年者が14%だが,70歳代以上の受診は比較的少ない。・オミクロン株に感染したと思われる症例では,95%の患者で急性期は軽症であったが,後遺症は残っている。[5]症状・症状は多彩であるが,倦怠感・易疲労感が最多で,ブレインフォグは,特にオミクロン株で増加していた。[6]病態とメカニズム・感染後の炎症と免疫応答,自己免疫反応,血栓・血管内皮障害,腸内細菌叢変化,自律神経・内分泌障害,ウイルス残存など,種々の仮説がある。・抑うつ指数,FT4,倦怠感スケール,血中コルチゾール値の間に正の相関がみられる。・捲怠感や味覚・嗅覚障害を随伴する患者では,それぞれ成長ホルモン低値,FT4高値,コルチゾール低値の傾向がある。[7]治療とマネジメント・漢方薬の処方のほか,亜鉛補充,急性期の抗ウイルス薬やメトホルミンの処方にも,一定の効果が認められる。・総合診療的なアプローチで,全人的なケアを心がけている。[8]今後の課題・終診とできるまでに日数を要するほか,対応可能な医師・施設も不足している。(著者抄録)
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医中誌Web
著者大塚 勇輝(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5208号 p.18-27発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075344】(解説)
琉球大学発 時間経過でみる感染症(CASE03) COVID-19(新型コロナウイルス感染症)
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医中誌Web
著者宮城 一也(琉球大学 大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5205号 p.13発行年月2024.01
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【2024075194】(解説)
【腎代替療法】透析患者と新型コロナウイルス感染症
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医中誌Web
MedicalOnline
著者菊地 勘(豊済会下落合クリニック)収載誌/巻号頁医学と薬学 (0389-3898)/81巻1号 p.55-60発行年月2023.12
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【2024075177】(解説)
経絡治療は気の調整と血の調整、微鍼にあり
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医中誌Web
著者谷内 秀鳳収載誌/巻号頁経絡鍼療/56巻1号 p.14-21発行年月2024.01
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【2024074657】(解説)
【心原性ショックupdate】基礎疾患の治療をどう行うべきか?
抄録
心原性ショックの急性心筋梗塞に関して,現在支持されている治療戦略を解説する。心原性ショックと定義される重症度は幅広く,プレショックから蘇生後までさまざまであるため,臨床試験でエビデンスを示すことが極めて難しい背景があり,心原性ショックの急性心筋梗塞に関するエビデンスは限定的である。近年,米国心血管インターベンション学会(SCAI)から心原性ショックの重症度分類が提唱され,ショックの重症度による治療方針が検討されるようになり,これからの新しいエビデンス構築が期待される。劇症型心筋炎に関しては,2023年に14年ぶりにガイドラインが改定され,updateされた治療戦略を解説する。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者徳山 榮男(かわぐち心臓呼吸器病院)収載誌/巻号頁ICUとCCU (0389-1194)/47巻12号 p.801-808発行年月2023.12
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【2024074646】(解説)
【JAK阻害薬の効果・安全性と展望】COVID-19
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医中誌Web
著者和田 達彦(北里大学 医学部膠原病・感染内科学)ほか収載誌/巻号頁リウマチ科 (0915-227X)/70巻6号 p.615-622発行年月2023.12
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【2024073776】(解説)
新型コロナウイルス感染症に対する在宅・施設での酸素療法-沖縄県における酸素濃縮装置の運用
抄録
全国でも有数の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大を経験した沖縄県では,感染拡大時にはコロナ病床の不足が生じた.そこで,酸素投与が必要であっても入院できない患者への対策として,全国に先駆けて酸素濃縮装置の運用を開始した.自宅・施設における酸素療法は治療の場をコロナ病床以外へ広げた.さらに,酸素化の悪化が予測される場合には事前配送を行うことで,血中酸素飽和度の悪化時における救急受診が抑制された.酸素濃縮装置の活用は医療の供給を拡大し,一方では需要を抑制した一面もあり,医療逼迫時における医療需給不均衡の改善にも有用であると考えられた.運用体制は県コロナ本部が酸素濃縮装置を一元管理した.運用にグループLINEを活用したことで,依頼から配送,そして回収までの情報経路が最短となり迅速な対応ができた.以上から,COVID-19における在宅・施設での酸素濃縮装置の活用は,感染拡大時にはきわめて重要な対処方法であると考えられた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者出口 宝(もとぶ野毛病院)ほか収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/152巻9号 p.1027-1030発行年月2023.12
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【2024073775】(原著論文)
経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ,パキロビッド,ゾコーバ)の新型コロナウイルス感染症第8波における経験
抄録
新型コロナウイルス感染症第8波での経口抗ウイルス薬3剤を使用した外来治療について報告する.保健所紹介患者124例では,前医の処方はパキロビッド1例,ラゲブリオ16例,ゾコーバ1例であった.抗ウイルス薬内服歴のない105例中の重症化リスク因子あり64例では15例にパキロビッド,22例にラゲブリオを投与し,27例は発症6日以上経過し投与なし,妊婦13例,12歳未満5例を除く重症化リスク因子なし23例の1例にゾコーバを投与し,22例は発症4日以上経過し投与なし,当施設発熱外来342例中の重症化リスク因子あり166例では101例にパキロビッド,64例にラゲブリオを処方した.1例は内服希望なし,12歳未満18例を除く重症化リスク因子なし158例では,119例がゾコーバを内服し,25例は内服希望なし,14例は発症4日以上経過し投与なし,これらの経口抗ウイルス薬3剤では重篤な副反応を認めず,再診率ならびに点滴率が減少し,外来治療に有用性を示した.(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒木 啓介(白山あらき胃腸科肛門科内科)収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/152巻9号 p.1023-1026発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024073727】(解説)
コロナ禍前後の呼吸療法関連用語のインターネット検索相対値の多国推移と関連キーワード
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医中誌Web
著者川村 祐子(福井大学医学部附属病院 集中治療部)ほか収載誌/巻号頁日本臨床麻酔学会誌 (0285-4945)/43巻7号 p.488-489発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024073310】(解説)
抗ウイルス剤モルヌピラビルカプセルラゲブリオカプセル200mg
抄録
ラゲブリオカプセル200mg(一般名:モルヌピラビル、以下、本剤)は、エラーカタストロフの誘導により抗ウイルス作用を示す、SARS-CoV-2による感染症(新型コロナウイルス感染症)に対する国内で初めて承認された経口抗ウイルス剤である。モルヌピラビルの活性本体であるN-ヒドロキシシチジン5'-三リン酸(N-hydroxycytidine 5'-triphosphate:NHC-TP)がウイルス由来RNA依存性RNAポリメラーゼによりウイルスRNAに取り込まれた結果、ウイルスRNAの複製エラーが増加し、ウイルスの増殖が阻害されることにより抗ウイルス作用を示す。SARS-CoV-2の変異株であるalpha株(B.1.1.7系統)、beta株(B.1.351系統)、gamma株(P.1系統)、delta株(B.1.617.2系統)、lambda株(C.37系統)、mu株(B.1.621系統)並びにomicron株(B.1.1.529/BA.1、BA.1.1、BA.2、BA.4及びBA.5系統)に対しても従来株と同様の抗ウイルス作用をin vitroで示している。重症化リスク因子を1つ以上有する軽症から中等症のSARS-CoV-2による感染症の非入院患者を対象とした国際共同治験[MOVe-OUT(002)試験]の中間解析結果等に基づき、本邦では、2021年12月24日に「SARS-CoV-2による感染症」を効能又は効果とする特例承認を取得した。(著者抄録)
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医中誌Web
著者七田 祐(MSD メディカルアフェアーズ)収載誌/巻号頁千葉県薬剤師会雑誌/69巻12号 p.847-855発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024072749】(解説)
【精神科作業療法最前線】ひきこもり経験のある方に対する理解と実践
抄録
<文献概要>はじめに ひきこもりとは「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義される.2019年(令和元年)の川崎市や東京都練馬区の事件を契機として,ひきこもり支援体系の再検討と整備が進み,また当事者および家族より,定義やガイドラインが実態にそぐわないとの指摘もあり,厚生労働省にて初の支援マニュアルを2024年度中に作成予定となっている.2021年(令和3年)の内閣府調査報告によると,全国の15~64歳のうち,ひきこもり状態にある方は146万人と推計されたが,ひきこもり状態になるきっかけの一つとしてコロナウイルス感染症の流行によるものがどの年代においても上位に上がっている.またコロナ禍による社会への影響として,コロナ後に社会活動が再開し社会的孤立は改善しても,孤独感は増悪しているとされている.これは,一度失った学校や仕事等の機会の再獲得が,その人が抱える生きづらさの改善とは必ずしも一致しないことを表しているともいえよう.本稿は,ひきこもり経験をもつ方の理解とその人が抱える生きづらさへの支援,そして支援体制構築にどのように関与していくかを主題として筆者の見解を述べたい.
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医中誌Web
CiNii
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著者児嶋 亮(桜花会クリニック デイケアセンター)収載誌/巻号頁作業療法ジャーナル (0915-1354)/57巻13号 p.1427-1431発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072681】(会議録)
COVID-19ワクチン後遺症(mRNA PVS)における各種治療の効果検討
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医中誌Web
著者福田 克彦(統合医療センター福田内科クリニック)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/16巻3号 p.236発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072398】(解説)
【神経救急-初期診療から集中治療までエキスパートの暗黙知に迫る】疾患別の初期診療 脳出血の初期診療 先入観にとらわれず原因検索を
抄録
<文献概要>Point ・脳出血患者に対して,脳卒中以外の重篤な疾患と同様に,まずは気道,呼吸,循環の評価を行い,安定化を図る必要がある.・脳出血の原因精査を行い,その原因に対して最適な治療を選択する必要がある.・抗血栓療法に伴う脳出血では,その薬物にあった血液製剤・中和薬を投与し,血腫の増大を防ぐ必要がある.
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医中誌Web
PubMed
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著者中村 光伸(前橋赤十字病院 高度救命救急センター集中治療科・救急科)ほか収載誌/巻号頁Neurological Surgery (0301-2603)/51巻6号 p.1022-1032発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024072323】(解説)
【最強版 急性呼吸不全のフィジカルアセスメント】(Part.3)急性呼吸不全患者のフィジカルアセスメント&ケアの実際 COVID-19のアセスメント&ケア
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医中誌Web
MedicalOnline(電子書籍)
著者齊藤 奈穂(聖マリアンナ医科大学附属病院)収載誌/巻号頁みんなの呼吸器Respica (2434-4567)/ p.119-126発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024070000】(解説)
【新型コロナからの教訓-モニタリング報告2023】地域医療提供体制のモニタリング報告2023 地域医療はどう変わったか?
抄録
<文献概要>ポイント ◆地域医療構想の論点とCOVID-19の医療ひっ迫関連の課題には共通点が多く、両者を一緒に議論して課題解決を図るべきである。◆日本では、急性期(集中治療)医療の集約化や医療機関の役割分担が不十分で、在宅療養支援体制の地域格差が大きいことが課題である。◆2023年時点での課題解決の進捗は不十分であり、地域医療構想や改正感染症法に基づく取り組みを加速させるべきである。
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医中誌Web
CiNii
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著者阿彦 忠之収載誌/巻号頁公衆衛生 (0368-5187)/87巻12号 p.1210-1217発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069996】(解説)
【新型コロナからの教訓-モニタリング報告2023】保健所と地方衛生研究所のモニタリング報告2023 東京都
抄録
<文献概要>ポイント ◆東京都は、相談・検査体制、医療提供体制の充実など、住民の生命と健康を守る施策を積極的に展開した。◆保健所業務の効率化のため、都は入院調整、発熱相談、自宅療養支援を一本化し、デジタル化を推進した。◆2023年5月8日新型コロナの5類感染症移行後も、ハイリスク層を守るため支援体制を当面継続している。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者西塚 至(東京都保健医療局)収載誌/巻号頁公衆衛生 (0368-5187)/87巻12号 p.1194-1197発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069933】(会議録)
認知症を含む精神科領域に特化した新型コロナウィルス感染症重点指定病院三年間の経験
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医中誌Web
著者青木 誠(青山会青木病院)収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.703発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024069760】(会議録)
新型コロナウィルス感染症認知症患者死亡例の検討
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医中誌Web
著者齋藤 和幸(日産厚生会玉川病院 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.675発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069617】(会議録)
脳内炎症からみた認知障害;脳保護は可能か? COVID-19の病態機序 脳内炎症を含めて
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医中誌Web
著者下畑 享良(岐阜大学 大学院医学系研究科脳神経内科学分野)収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.647発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069418】(会議録)
コロナ後遺症外来における認知機能障害を含めた神経症状への対応
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医中誌Web
著者大平 雅之(国立精神・神経医療研究センター病院)収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.595発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024069076】(解説)
【耳鼻咽喉科領域の発達変化と加齢変化】耳鼻咽喉科疾患の診断と治療 加齢に伴う疾患 免疫・アレルギー異常
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医中誌Web
CiNii
MedicalOnline
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著者中山 次久(獨協医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科)収載誌/巻号頁JOHNS (0910-6820)/39巻12号 p.1505-1507発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068732】(解説)
【救急医と,COVID-19と】終末期医療 院内でのトリアージのあり方
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医中誌Web
著者佐々木 亮(国立国際医療研究センター病院 救命救急センター)収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1348-1349発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068731】(座談会)
【救急医と,COVID-19と】終末期医療 救急医は,コロナ禍の終末期医療とどのように向き合ってきたか?
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医中誌Web
著者松嶋 麻子(名古屋市立大学 医学部救命救急医療学)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1342-1347発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068721】(解説)
【救急医と,COVID-19と】病院・部門経営 救急クリニックの経営/運営
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医中誌Web
著者上原 淳(川越救急クリニック)収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1308-1309発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068719】(座談会)
【救急医と,COVID-19と】病院・部門経営 コロナ禍で,医療機関/救急部門の経営・運営は変化したか?
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医中誌Web
著者坂本 哲也(公立昭和病院)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1300-1305発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068712】(座談会)
【救急医と,COVID-19と】勤務体制・環境 コロナ禍の救急医は,どのように勤務してきたか?
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医中誌Web
著者林 宗博(日本赤十字社医療センター 救急科)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1272-1279発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068707】(解説)
【救急医と,COVID-19と】パンデミック対応 救急医はいかに,パンデミックに対応したか?
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医中誌Web
著者大友 康裕(国立病院機構災害医療センター)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1256-1261発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068706】(解説)
【救急医と,COVID-19と】診療・治療 ドクターカー・ドクターヘリ活動への影響
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医中誌Web
著者近藤 英史(八戸市立市民病院)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1252-1254発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068705】(解説)
【救急医と,COVID-19と】診療・治療 院内感染対策の変化
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医中誌Web
著者椎野 泰和(川崎医科大学 救急医学教室)収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1250-1251発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068704】(解説)
【救急医と,COVID-19と】診療・治療 ECMOの活用・展開
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医中誌Web
著者小倉 崇以(済生会宇都宮病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1248-1249発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068703】(座談会)
【救急医と,COVID-19と】診療・治療 救急医はいかに,COVID-19の診療・治療を行ってきたか?
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医中誌Web
著者志馬 伸朗(広島大学 大学院救急集中治療医学)ほか収載誌/巻号頁救急医学 (0385-8162)/47巻11号 p.1240-1246発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024068646】(原著論文)
COVID-19に対するlong-term ECMOのリスク因子と予後予測因子の探索 単施設後方視的検討
抄録
2020年4月~2021年9月に呼吸ECMO管理を行ったCOVID-19患者41例を21日以上のlong-term ECMO管理群(long群)19例46%(男性17例、女性2例、平均63歳)と非long群22例54%(男性18例、女性4例、平均59歳)に分け、long-term ECMOのリスク因子と予後予測因子について検討を行った。その結果、院内死亡は13例(全例呼吸不全)で、死亡率はlong群で有意に高かった。long群を院内生存8例と院内死亡11例に分けた比較では、生存群は死亡群に比して年齢が有意に低いことが分かった。しかし、ECMO導入前のlong-term ECMOのリスク因子は明らかにならなかった。
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE(無料)
著者星野 耕大(福岡大学病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/30巻6号 p.465-466発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024067583】(会議録)
アンジオテンシンII受容体拮抗薬とCOVID-19入院患者の低血圧リスクの関係
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医中誌Web
著者吉原 史樹(国立循環器病研究センター)ほか収載誌/巻号頁日本高血圧学会総会プログラム・抄録集/45回 p.307発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024067473】(会議録)
ACE2の発現制御に着目した高齢高血圧患者のCOVID-19感染リスクを安全に低下し得る新規戦略の理論的基盤構築
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医中誌Web
著者竹下 ひかり(大阪大学 大学院医学系研究科老年・総合内科学)ほか収載誌/巻号頁日本高血圧学会総会プログラム・抄録集/45回 p.218発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024067445】(会議録)
COVID-19と高血圧関連疾患
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医中誌Web
著者松本 知沙(東京医科大学病院 健診予防医学センター)収載誌/巻号頁日本高血圧学会総会プログラム・抄録集/45回 p.198発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066709】(総説)
うつ病の疫学,病態から最新の治療まで
抄録
本邦の医療政策の基本方針である医療計画に「がん」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」と共に「精神疾患」が入ったのが10年前で,大げさに表現すると精神疾患は市民権を得てきているように思われる。中でも,うつ病はさまざまな軽い言葉(プチうつ,コロナうつ,新型うつ)で人口に膾炙する一方で,障害調整生命年DALYではうつ病が全疾患中1位になることが予測されており,その克服に大きな期待が寄せられている。特にコロナ禍において急速に広まったパンデミックやロックダウン後に生じた抑うつは医療従事者を含めた少なくない人たちに去来していたことも記憶に新しい。実際に厚生労働省の疫学調査によれば,2017年の厚生労働省患者調査では男性で495,000人,女性で781,000人と120万人をゆうに超える人数にのぼっている。さらに精神科以外の他科でも抑うつを呈する患者は多く見られ,冒頭の4疾患のいずれでもうつが高率に合併することが知られている。うつ病は一般的に女性の方が男性よりも多く,特に女性では高齢になるとその有病率が増加する一方で,男性は40歳代がピークとされている。病態としては,大きく分けて1.モノアミン仮説,2.神経発達(障害)仮説,3.炎症仮説などが知られている。特に現代の治療薬であるSSRIやSNRIが主に1.に依っており,シナプス間隙におけるセロトニンやノルアドレナリンの働きを増加させることで抗うつ効果を示す。その確かな効果が認められる一方で,治療抵抗性うつ病といわれる一群が約3割存在することも知られている。大学病院にはこういった患者が集まる傾向が昔からあり,一般的に治療抵抗性うつ病とは上記のような抗うつ薬2剤が適切な用量と期間で使用されたにも関わらず,なお期待される生活場面でのパフォーマンスが維持できない方と定義される。その治療について,発達障害や愛着不全,さらに物質使用障害,睡眠障害,不安障害といった併存,あるいは鑑別疾患に対する視点の重要性や,運動療法,認知行動療法などの心理療法とは別にニューロモデュレーション(神経調節)治療と呼称される治療法が進んでいる。電気けいれん療法(mECT)は,本院にて麻酔科の協力により約10年前より行っており,難治性うつ病,中でも緊張病状態を呈している方に著効する治療法としてこれまでも多くの患者を救ってきた実績がある。さらに,2019年に本邦で保険収載された(反復性経頭蓋磁気刺激)rTMS装置治療も早くから当院精神神経科で実施している。メンタルクリニックなどで長年うつ病治療を行ってこられたものの奏功せずに当院に紹介されてきた方が,笑顔で退院していく症例を多数経験しているが,それらの治療法の機序は充分に解明されたわけではない。精神科ではうつ病の機序の解明といった研究のみならずそのリカバリーに向けた取り組みを今後も続けていこうと考えている。(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
機関リポジトリ(無料)
著者金沢 徹文(大阪医科薬科大学 神経精神医学教室)収載誌/巻号頁大阪医科薬科大学医学会雑誌 (2436-5939)/82巻1号 p.34-37発行年月2023.09
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論文タイトル
【2024066418】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】COVID-19 びまん性肺疾患の免疫療法 COVID-19肺炎との相違点
抄録
<文献概要>POINT ●びまん性肺疾患(間質性肺疾患)は,鑑別が多岐にわたる.大きく分けて炎症性病態と線維性病態もしくは両者が混在している病態に分けられる.●びまん性肺疾患の薬物療法としては,線維性病態に関しては抗線維治療を,炎症性病態に関してはステロイド中心の抗炎症治療を,両者が混在する病態では両者を併用する.●COVID-19感染は,ウイルス感染契機にサイトカインストームを誘導し,各種臓器で炎症性病態が惹起される.COVID-19肺炎も同様に,ウイルス感染がトリガーとなるサイトカインストームの病態であり,間質性肺疾患(炎症性間質性肺疾患)の一つである.●COVID-19肺炎併発時は,抗ウイルス薬に加えて,初期相も後期相どちらでもステロイド中心の抗炎症治療薬併用を検討する.重症時,肺炎治療の抵抗性例では,他の免疫抑制剤(抗リウマチ薬など)併用も検討する.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者尾形 誠(関西医科大学 呼吸器・感染症・アレルギー内科)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.568-571発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066416】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】COVID-19 新型コロナウイルス感染症に対する点滴治療薬
抄録
<文献概要>POINT ●レムデシビルはCOVID-19のあらゆる流行株に有効な抗ウイルス薬である.●レムデシビルは小児にも使用可能な唯一の抗ウイルス薬である.●抗体薬はオミクロンの亜系統XBB,BQ.1.1には無効である.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者浅井 信博(愛知医科大学 臨床感染症学講座)ほか収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.552-559発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066415】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】COVID-19 COVID-19の治療up to date 経口抗ウイルス薬
抄録
<文献概要>POINT ●経口COVID-19治療薬は現在3種類が処方可能となっている.●適応や処方時の注意事項,費用の問題など,考慮する項目が多い.●long COVIDに対し,有効な予防手段の一つとなりうる可能性がある.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者柿内 聡志(長崎大学病院 感染制御教育センター)ほか収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.542-550発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066412】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】感染症に対するステロイド療法 マイコプラズマ肺炎に対するステロイド治療
抄録
<文献概要>POINT ●血清LDHがMP肺炎の重症度や低酸素血症と相関するという報告がある.●ステロイド投与がMP肺炎の血清炎症性サイトカイン(IL-6,IL-8,MCP1,IL-1 receptor antagonist)を抑制するという報告がある.●ステロイド投与がMP肺炎の予後の改善に寄与するかは不明であるが,症状や入院日数の短縮に役立つ.●ポストコロナ禍の各国のMP感染数は下火であるが,散発的な流行を認めている国がある.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者皿谷 健(杏林大学 医学部呼吸器内科)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.522-526発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066411】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】感染症に対するステロイド療法 COVID-19に対するステロイド選択
抄録
<文献概要>POINT ●COVID-19でステロイドの適応は,過剰免疫が問題となる中期~後期ステージである.●一般には,デキサメタゾン6mg 1日1回が10日間まで投与される.●血液悪性疾患など特に免疫抑制が強い患者では,先行して抗ウイルス治療もしっかり行うのがよい.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者関 雅文(埼玉医科大学国際医療センター 感染症科・感染制御科)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.516-521発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024066408】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】抗菌薬の実践的な使い方 プロカルシトニンを指標とした抗菌薬治療の実際
抄録
<文献概要>POINT ●プロカルシトニンは細菌感染症において血中で上昇する炎症性バイオマーカーである.●肺炎において,予後予測,抗菌薬中止の指標として活用できる可能性がある.●COVID-19において細菌感染合併の除外に活用できる可能性がある.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者伊藤 功朗(京都大学 大学院医学研究科呼吸器内科学)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.492-496発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024066405】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】病態理論に基づく治療戦略 嫌気性菌感染症の病態と治療戦略
抄録
<文献概要>POINT ●網羅的細菌叢解析により,肺炎における偏性嫌気性菌の重要性が明らかになった.●偏性嫌気性菌が併存する呼吸器感染症の病態に強い影響を与えている.●偏性嫌気性菌の菌種によって病態形成の機序が異なる可能性が示唆される.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者岩永 直樹(長崎大学病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.468-474発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024066404】(解説)
【呼吸器感染症のアンメットニーズを探る】病態理論に基づく治療戦略 ウイルス性肺炎の病態機序
抄録
<文献概要>POINT ●新型コロナウイルスのパンデミックを経て,ウイルス性肺炎が注目されている.●インフルエンザやCOVID-19などウイルスの種類によって病態機序が異なる.●ウイルス性肺炎の治療薬は限定的だが,病態機序を踏まえた診療アプローチが望まれる.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者石井 誠(名古屋大学 大学院医学系研究科呼吸器内科学)収載誌/巻号頁呼吸器ジャーナル (2432-3268)/71巻4号 p.460-467発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024066116】(会議録)
緊急事態宣言発令前後に当院で理学療法を実施した足関節外側靱帯損傷患者の変化
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医中誌Web
CiNii
著者長島 光希(御殿山整形外科リハビリクリニック リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁スポーツ理学療法学 (2758-4356)/1巻Suppl. p.OS-03-03発行年月2021.
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【2024065225】(会議録)
腎移植後新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例の治療経験および臨床的検討
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医中誌Web
著者坂口 大(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科泌尿器科学分野)ほか収載誌/巻号頁西日本泌尿器科学会総会抄録集/75回 p.199発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024065146】(会議録)
コロナ・パンデミック対応から見えてきた日本の医療のこれから
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医中誌Web
著者迫井 正深(厚生労働省)収載誌/巻号頁西日本泌尿器科学会総会抄録集/75回 p.86発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024064072】(会議録)
自験例を通した新型コロナ感染症の療養に関する一考察
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者竹内 賢(星総合病院附属星ヶ丘病院)ほか収載誌/巻号頁福島医学雑誌 (0016-2582)/73巻2号 p.56発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024063943】(原著論文)
国立国際医療研究センター病院におけるニルマトレルビル/リトナビル導入に向けた取り組みと導入後の実態調査
抄録
【背景】経口COVID-19治療薬であるパキロビッドパック(以下パキロビッド:ニルマトレルビル/リトナビル)は,各種薬物代謝酵素への影響の大きいリトナビル配合の薬剤であることから,併用薬との薬物相互作用が懸念されている.しかし実臨床での使用経験に関する報告は乏しい.【方法】パキロビッドの薬物相互作用を簡便にチェックできるツールとして,併用に注意すべき薬剤リストと薬物相互作用検索ツールを整備した.また2022年2月15日から5月14日までの3ヵ月間で,パキロビッドを処方された患者33名を対象に併用薬との薬物相互作用に関する問い合わせ事例,薬剤師の提案内容と医師による採択件数を調査した.さらに,服薬開始後に行った患者フォローアップの一環として,一時中止すべき常用薬のあった外来患者に対して電話連絡を行い,服薬遵守状況,一時中止薬の再開時期等の確認を行った.【結果】薬物相互作用に関する問い合わせは28件あり,薬剤師の提案に対する医師の採択率は100%であった.電話連絡は7名に実施され,そのうち1名は一時中止薬の再開時期に関して理解不十分であったため,電話連絡時に再度説明を行い,2回目の電話連絡で間違いなく再開できていることを確認した.【考察】薬剤師は薬物相互作用マネジメントや患者フォローアップ等の業務を通じて,パキロビッドの円滑な処方及び適正使用に貢献できると考える.(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
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著者茂野 絢子(国立国際医療研究センター病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁感染症学雑誌 (0387-5911)/97巻4号 p.125-135発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024063908】(原著論文)
高齢者における新型コロナウイルスワクチン接種後の帯状疱疹
抄録
2019年1月から2022年12月までに発症した帯状疱疹患者の罹患率(患者1000人当たり年)とワクチン接種後の帯状疱疹患者の特徴について検討した。観察期間中に発生した帯状疱疹患者は11名(平均年齢88.8歳、男性2例、女性9例)で、各年次における帯状疱疹の罹患率(患者1000人当たり年)は2019年7.4、2020年28.8、2021年26.1、2022年21.7であり、ワクチン接種が始まった2021年以前から上昇し、ワクチン接種がすすむにつれて減少傾向となった。ワクチン接種後に帯状疱疹を発症した患者は5例(平均年齢87.8歳、全例女性、発症率0.94%)で、発症時のワクチン接種回数は中央値3回目、接種後発症までの期間は中央値41日であった。皮疹の範囲は顔面領域が2例、体幹および四肢が3例でベル麻痺はなく、全例発症5日以内に抗ウイルス薬を投与した。
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE(無料)
著者松井 英男(ビジョナリー・ヘルスケア)収載誌/巻号頁川崎高津診療所紀要 (2758-6766)/4巻1号 p.203-207発行年月2023.
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論文タイトル
【2024063903】(解説)
顔面神経麻痺の診断と治療
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医中誌Web
CiNii
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著者松井 英男(ビジョナリー・ヘルスケア川崎高津診療所)収載誌/巻号頁川崎高津診療所紀要 (2758-6766)/3巻2号 p.147-156発行年月2022.
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【2024063760】(原著論文)
スマートグラスが拓く重症COVID-19患者を対象にしたICUにおける学生臨床実習 単施設質問紙調査
抄録
当院ICUでは感染制御の観点から,重症COVID-19患者の現場での学生臨床実習を断念してきたが,この度,スマートグラス(以下,SG)を用いた遠隔での臨床実習を実施した。その有用性と課題について質問紙調査を実施し,学生12名と指導医2名(回答率100%)から回答を得た。SGを用いることで,感染区域の患者が対象であっても,学生に満足度の高い臨床実習を安全に提供できた。遠隔実習独特の教育技法や技術的サポートの必要性が求められるものの,今後工夫を重ねることでSGは現場での臨床実習を補完する選択肢になる可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE(無料)
著者野坂 宜之(東京医科歯科大学医学部附属病院 集中治療部)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/30巻4号 p.261-263発行年月2023.07
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【2024063741】(総説)
RSウイルス感染症の疫学や予防方法の変化と将来の展望
抄録
RSウイルス(RSV)はエンベロープをもつ150~200nmの1本鎖RNAウイルスで、早期乳児が感染すると重症化し易く、早産児や基礎疾患をもつ乳児では特に重症化するリスクが高いため、予防のためにモノクローナル抗体のパリビズマブの投与が推奨されている。下記について概説した。1)RSV感染症の疫学(世界の状況、日本の状況、COVID-19流行後の疫学の変化、流行開始時期を予測することの重要性)、2)RSV感染症の疾病負荷、3)RSV感染症の予防(接触予防策と飛沫予防策、ハイリスク患者への予防策)、4)ワクチン開発(乳児へのワクチン、母体へのワクチン接種、全ての乳児をRSV感染症から予防する方法)、について述べた。
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医中誌Web
著者伊藤 健太(あいち小児保健医療総合センター)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/127巻7号 p.931-943発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024063699】(解説)
新型コロナウイルス感染症の現況
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡田 俊平(島根大学 医学部微生物学講座)ほか収載誌/巻号頁島根医学 (0559-829X)/43巻1号 p.1-10発行年月2023.04
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論文タイトル
【2024063358】(原著論文)
当クリニックにおけるダニ舌下免疫療法の現状
抄録
ダニやスギ花粉によるアレルギー性鼻炎は、年々増加傾向にあり小児では約20~50%の有病率である。今回、2016年~2022年3月までの当クリニックにおける通年性アレルギー性鼻炎に対するダニ舌下免疫療法(総数246例)の現状を報告した。中断した症例は55例(22%)あった。中断の理由は、口腔内の違和感、鼻症状のより悪化、喘鳴、かゆみなどの全身症状、鼻症状の改善のため、物理的に通院できないなどであった。これまでの報告では3~4年継続して70~80%の改善率と言われているが、今回、患者へのアンケート調査では、ほとんどの症例で良好と答えている。しかし純粋に舌下免疫療法による症状の改善なのか評価が困難であった。その理由として、ここ数年コロナ禍にあり、行動の自粛やマスク着用が症状の軽快に少なからず影響していると思われた。また、点鼻ステロイド薬も併用している症例もあるため、薬剤による効果も否定できなかった。今後は、長期的に薬剤処方数の減少傾向を観察することによって舌下免疫療法による改善効果を評価していきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者玉那覇 康一郎(小児クリニックたまなは)ほか収載誌/巻号頁沖縄の小児保健 (0912-0335)/50号 p.25-30発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024063121】(会議録)
COVID-19外来診療における病院薬剤師の活躍 パキロビッドの薬物相互作用マネジメントを中心に
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医中誌Web
著者小林 真也(若葉会近藤内科病院)ほか収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.141-142発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063106】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策 重症コロナ診療の現状
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医中誌Web
著者大藤 純(徳島大学 大学院医歯薬学研究部救急集中治療医学分野)収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.134-135発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024063091】(解説)
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策】COVID-19と循環器疾患との関連について
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
機関リポジトリ(無料)
著者船本 雅文(徳島大学 大学院医歯薬学研究部薬理学分野)ほか収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.37-42発行年月2023.06
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【2024063088】(解説)
【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の現状と対策】重症COVID-19診療の現状と今後の課題
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
機関リポジトリ(無料)
著者大藤 純(徳島大学 大学院医歯薬学研究部救急集中治療医学分野)収載誌/巻号頁四国医学雑誌 (0037-3699)/79巻1-2号 p.13-24発行年月2023.06
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【2024063021】(解説)
新型コロナウイルス感染症治療薬の使用状況について
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医中誌Web
著者木村 有子(赤穂市民病院 薬剤部)収載誌/巻号頁赤穂市民病院誌 (1345-6261)/24号 p.23-24発行年月2023.03
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【2024063020】(解説)
COVID-19患者の入院受け入れ状況
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医中誌Web
著者望月 佐紀(赤穂市民病院)収載誌/巻号頁赤穂市民病院誌 (1345-6261)/24号 p.19-22発行年月2023.03
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【2024062998】(解説)
軽症から重症患者まで投与でき,変異株にも効果を示すCOVID-19治療薬「ベクルリー」
抄録
ベクルリー(一般名:レムデシビル)は,ウイルスのRNA合成を阻害する直接作用型抗ウイルス薬である。in vitroにおける抗ウイルス活性が認められ,流行初期より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として,多くの臨床試験が計画,実施され,また,実臨床でも多く使用されてきた。RNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRp)を標的とするRNA合成酵素阻害薬であるベクルリーは,SARS-CoV-2の流行株における変異で問題となるスパイク蛋白を治療標的とはしないため,その効果はウイルス変異の影響を受けにくく,厚生労働省『新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き』でも幅広く推奨されている。本稿では,幅広い推奨の根拠となっている臨床試験の中から軽症患者を対象としたPINETREE試験と小児患者を対象としたCARAVAN試験を紹介するほか,ベクルリー早期投与がlong COVID(いわゆる後遺症)に及ぼす影響についても触れる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者原田 圭輔(ギリアド・サイエンシズ メディカルアフェアーズ部)収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.369-373発行年月2023.06
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【2024062997】(解説)
パンデミックから学ぶ平時からの備えの重要性
抄録
塩野義製薬(以下,「SHIONOGI」,または「当社」)は,60年以上に渡り感染症領域の研究開発に注力し"感染症のSHIONOGI"として革新的な感染症薬を国内外に提供してきた。2019年末以降瞬く間に広まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,パンデミックという世界的な大混乱を引き起こした。当社は,COVID-19対策に全社を挙げて取り組み,経口治療薬やワクチンなどの研究開発を進めている。今回のパンデミックで認識されたことは,感染症は「いつ・どこで・何が発生するのか予測困難」であり,発生した際に被害を最小限に抑えるためには,平時からの準備が極めて重要ということだ。本稿では,パンデミック下で取り組んだ当社の経口治療薬の創薬研究・開発の経緯に加えて,感染症の脅威に対する「平時からの備えの重要性」とそれを困難にしている「感染症ビジネスの現状」,今後取り得る対策について紹介したい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者立花 裕樹(塩野義製薬 事業開発部)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.365-368発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062996】(解説)
抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体 チキサゲビマブ/シルガビマブ(エバシェルド筋注セット)
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医中誌Web
著者黒石 奈保(アストラゼネカ メディカル本部)収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.360-364発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062995】(解説)
抗ウイルス剤 ニルマトレルビル錠/リトナビル錠(パキロビッドパック600/300)
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医中誌Web
著者宮武 聡(ファイザー mRNA・抗ウイルス医薬品メディカルアフェアーズ)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.355-359発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062994】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】日本で臨床研究を進めるうえでの体制づくり,課題
抄録
新興感染症発生時には迅速に研究開発を進める必要がある。そのためには感染症指定医療機関を中心に医療機関での研究体制を整え,医療機関と行政機関に集まる情報を研究開発に使用できるようにインフラを整え,診療情報と検体の収集と利活用の仕組みを整備し,平時から研究チームやプラットフォームを組織しておき有事にその業務速度を上げて対応することが必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者大曲 貴夫(国立国際医療研究センター)収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.352-354発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024062993】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】新型コロナウイルス感染症の治療薬
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬として国内で使用可能な薬剤は2023年3月時点で10種類存在し,重症度と病態に応じて使用する薬剤が異なる。主に軽症~酸素投与を要しない中等症の症例についてはレムデシビルをはじめとする抗ウイルス薬が,酸素投与を要する中等症~重症の症例についてはデキサメタゾンなどの抗炎症薬が治療の中心となる。それぞれの薬剤について,有効性の根拠となる臨床試験の結果や特徴,対象となる病態と適応を示した。(著者抄録)
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医中誌Web
著者十菱 大介(東京大学医学部附属病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.348-351発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062992】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】2023年春現在の新型コロナワクチン
抄録
新型コロナウイルスの度重なる変異に伴い,新型コロナワクチンの予防効果は導入当初に比べれば低下してきた。オミクロン対応の2価ワクチンであっても感染予防効果は限定的である。一方で,ワクチン接種や既感染による人口全体の免疫向上も手伝い,オミクロン亜系統株による致死率は起源株当時よりはかなり低下した。既に生後6ヵ月以上のすべての年代でmRNAワクチンは接種可能となっている。今後は,広範な市民への接種継続によって感染者の総数を減少させ,社会および医療の負荷を軽減することが主眼となろう。(著者抄録)
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医中誌Web
著者守屋 章成(長崎大学 大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科)収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.344-347発行年月2023.06
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【2024062991】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】新型コロナウイルス感染症の治療薬
抄録
新型コロナウイルスSARS-CoV-2は,その発生から3年以上が経過したものの,未だに様々な変異を獲得しながら世界的な流行が続いている。SARS-CoV-2発生直後は,具体的な治療法や予防法が確立されておらず,「マスクの着用の徹底」「三密(密集,密接,密閉)の回避」などの対策に頼らざるを得なかったが,わずかな期間で,ワクチンや治療薬が開発・社会実装され,これらの予防・治療効果によって,重症化率や致死率の大幅な改善が確認された。私たちの研究室では,2021年末のオミクロン株出現後現在に至るまで,オミクロン株に分類される複数の系統に対する,治療薬の効果を世界に先駆けて検証してきた。本稿では,現在承認されている治療薬について最新の知見を交えながら,これまでの成果についてご紹介したい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者浦木 隆太(国立国際医療研究センター 国際ウイルス感染症研究センター)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.340-343発行年月2023.06
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論文タイトル
【2024062990】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】核酸ワクチン
抄録
核酸ワクチンは,SARS-CoV-2に対するワクチン開発の中で急速に実用化が進められた新しいタイプのワクチンである。核酸ワクチンは抗原の配列を持ったDNAやRNAを何らかのデリバリーシステムで生体に直接投与し,「宿主細胞に抗原タンパク(ペプチド)を発現させる」,「DNA,RNA自体が免疫応答を制御する作用を有する」という特徴を持っている。さらに,免疫活性化作用は,良い作用としてのアジュバント効果だけでなく,不利益な作用として,核酸の排除を誘導する側面がある。そのため,核酸ワクチンには自然免疫応答を制御する技術が盛り込まれている。本稿では,核酸ワクチンと自然免疫応答の関係について最新の知見を紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者根岸 英雄(東京大学医科学研究所 感染・免疫部門ワクチン科学分野)ほか収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.336-339発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062989】(解説)
【新型コロナウイルス感染症のワクチンと治療薬】COVID-19のワクチンと治療薬 総論
抄録
世界保健機関がCOVID-19のパンデミックを宣言してから3年余りが経過した。現状のワクチンと治療薬の状況を基礎的な観点と臨床的な観点からまとめる。また,課題として浮き彫りになった,日本で臨床研究を進めるうえでの体制づくりの重要性についてまとめをお願いした。併せて,企業の立場からも,感染症への平時からの準備や治療薬開発について執筆いただいた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒岡 秀樹(国家公務員共済組合連合会虎の門病院 臨床感染症科)収載誌/巻号頁Medical Science Digest (1347-4340)/49巻7号 p.334-335発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062948】(解説)
「COVID-19の疫学,基礎,臨床から考える今後の展開」 コロナ禍に対する昭和大学の取り組み
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者相良 博典(昭和大学 医学部内科学講座(呼吸器アレルギー内科学部門))収載誌/巻号頁昭和学士会雑誌 (2187-719X)/83巻2号 p.132-135発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024062947】(解説)
「COVID-19の疫学,基礎,臨床から考える今後の展開」 COVID-19の治療・後遺症
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者小宮 幸作(大分大学 医学部呼吸器・感染症内科学講座)収載誌/巻号頁昭和学士会雑誌 (2187-719X)/83巻2号 p.127-131発行年月2023.
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論文タイトル
【2024062780】(原著論文)(英語)
日本におけるCOVID-19パンデミック時の理学療法士と学生の行動、職業意識、死生観の変化(Changes in Behavior, Professionalism, and Views on Life and Death among Physical Therapists and Students during the COVID-19 Pandemic in Japan)
抄録
理学療法士(PT)およびPTを目指す学生を対象にオンライン質問票調査を実施し、COVID-19パンデミック下での行動・価値観の変化と関連要因を調査した。PT 578名とPTを当大学で理学療法を学ぶ学生280名のうち、PT 150名(26.0%)、学生260名(92.9%)から質問票の回答が得られ、最終的にPT 145名(平均27.1±3.4歳)、学生258名(平均20.0±1.6歳)の回答を対象とした。その結果、PT、学生ともにCOVID-19に対する不安の増大、自粛意識、モチベーション低下が通常レベルと比較して観察された。退職希望と患者への心配が有意に増加し、退職希望は臨床経験年数が長くなると増加する傾向がみられた。職業観に変化はみられなかったが、モチベーション低下は職業意識の低下と関連していた。死生観は両群とも有意に変化し、変化の程度はPTよりも学生で大きかった。以上から、COVID-19パンデミックは、不安やモチベーション低下を通じてPTや学生の行動・価値観に影響を及ぼしていることが示唆された。
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医中誌Web
CiNii
著者Higaki Tsutomu(Department of Physical Therapy, Morinomiya University of Medical Sciences)ほか収載誌/巻号頁森ノ宮医療大学紀要/17号 p.15-25発行年月2023.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062625】(総説)
新型コロナウイルスの新薬の審査 新薬の安全性と緊急性
抄録
世界保健機構(WHO)により2020年3月に新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言がなされてから、3年以上が経過した。その間わが国では、新型コロナウイルスに対するワクチンや治療薬といった新しい薬の恩恵を受けてきた。このような海外のワクチンや治療薬を我が国で使用するための審査および承認には、通常時の長い期間がかかる新薬の審査・承認ではなく、緊急時の承認制度である特例承認制度が適応されてきた。一方で、特例承認制度の対象となる医薬品等は海外で審査・承認されているものに限られており、我が国の製薬会社が開発した新薬候補を緊急時に短期間で審査・承認できる制度ではない。また特例承認とするためには医薬品の有効性を「確認」する必要があり、そのために時間を要してしまうケースもあった。一方で欧米の国々では、緊急時に臨床試験により医薬品医療機器等の十分な有効性・安全性を確認する猶予がない場合に薬事許可等を迅速に行うための制度を整備している。そこでわが国でも2022年5月13日に薬機法の改正がなされ、緊急時において国内産・国外産を問わず、有効性を「推定」できれば薬を承認可能な緊急承認制度が創設された。我が国で開発されたコロナウイルス治療薬も早速この緊急承認制度により承認されている。このように緊急時において迅速に新薬を承認可能な法整備がなされてきたが、市販後の安全性および有効性の情報収集をしっかり行いフィードバックすることは重要と考えられる。(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
機関リポジトリ(無料)
著者久野 篤史(札幌医科大学 医学部)収載誌/巻号頁北海道生命倫理研究 (2187-834X)/11巻 p.24-30発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062399】(原著論文)(英語)
症候性COVID-19に対するファビピラビル 全国規模の観察コホート研究(Favipiravir for symptomatic COVID-19: A nationwide observational cohort study)
抄録
COVID-19に対して承認された経口抗ウイルス薬の治療選択肢がなかった2020年2月~2021年12月の期間で、抗ウイルス剤ファビピラビルが適応外使用されたCOVID-19患者を対象に全国規模の観察コホート研究を実施した。その結果、日本全国の884病院から、ファビピラビルを投与された入院患者17508例が登録された。そのうち55.9%が年齢60歳以上、62.3%が男性であった。調査対象となった四つの併存疾患のうち少なくとも一つが患者の45.5%に存在した。7日後、14日後の臨床改善率は、軽症、中等症、重症でそれぞれ72.4%、87.5%、61.4%および76.6%、45.4%、59.5%であった。入院後1ヵ月以内の症例致死率は、軽症、中等症、重症でそれぞれ3.3%、12.6%、29.1%であった。死亡と高齢、男性、中等症・重症、糖尿病、心血管疾患、および免疫抑制との間に有意な相関が認められた。主な有害事象は、尿酸値上昇または高尿酸血症(16.8%)、肝機能異常(6.9%)、発疹(1.0%)であった。以上より、ファビピラビルはCOVID-19患者において良好な忍容性を示した。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Doi Yohei(Department of Microbiology and Infectious Diseases, Fujita Health University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/29巻2号 p.150-156発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062338】(総説)(英語)
コロナ禍における遠隔医療通訳の普及に向けた課題と可能性(Challenges and the potential of promoting remote medical interpreting during COVID-19)
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医中誌Web
PubMed
CiNii
J-STAGE(無料)
著者Saeki Soichiro(Center Hospital of the National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.341-346発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062337】(解説)(英語)
重症COVID-19に対するメチルプレドニゾロン療法を要する糖尿病患者における間歇スキャン式持続血糖測定による血糖コントロール(Glycemic control using intermittently scanned continuous glucose monitoring in patients with diabetes requiring methylprednisolone therapy for severe COVID-19)
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医中誌Web
PubMed
CiNii
J-STAGE(無料)
著者Uchihara Masaki(Department of Diabetes, Endocrinology and Metabolism, National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.336-340発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062335】(総説)(英語)
トンネルを抜けた先の光に向かって 日本における2021年からのCOVID-19をめぐる臨床現場の変化と政策、ならびに今後の展望(Towards the light at the end of the tunnel: Changes in clinical settings and political measures regarding COVID-19 from 2021, and future perspectives in Japan)
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医中誌Web
PubMed
CiNii
J-STAGE(無料)
著者Kamegai Kohei(Disease Control and Prevention Center, National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.327-331発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024062334】(総説)(英語)
様々なCOVID-19変異株による長期後遺症 原株とオミクロン変異株の比較(Long-term sequelae of different COVID-19 variants: The original strain versus the Omicron variant)
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医中誌Web
PubMed
CiNii
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著者Liao Xuejiao(Institute for Hepatology, Bio-therapeutic Center, National Clinical Research Center for Infectious Disease, Shenzhen Third People's Hospital)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.322-326発行年月2022.12
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【2024062330】(総説)(英語)
SARS-CoV-2メインプロテアーゼを標的とした創薬(Drug development targeting SARS-CoV-2 main protease)
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PubMed
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著者Bulut Haydar(The Experimental Retrovirology Section, HIV and AIDS Malignancy Branch, Center for Cancer Research, National Cancer Institute, National Institutes of Health)収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻6号 p.296-300発行年月2022.12
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【2024061656】(原著論文)(英語)
ウガンダ、カペレビョン県で在宅医療を受けているCOVID-19患者の特徴、治療成績、経験 混合研究法(Characteristics, treatment outcomes and experiences of COVID-19 patients under home-based care in Kapelebyong district in Uganda: a mixed-methods study)
抄録
ウガンダで在宅医療を受けているCOVID-19患者の特徴、治療成績、経験を明らかにするため、説明的順次デザインによる混合研究を行った。まず、インタビュアー管理アンケートによる定量データを収集し分析した。続いてデプスインタビューにより、在宅医療下の経験に関する定性データを収集した。データ分析には主題内容分析法を用いた。治療成績が治癒した場合を良好、医療機関へ入院/死亡した場合を不良とした。303例の患者にインタビューした。被験者の89.4%は60歳未満であった。93.2%はワクチン接種を受けていなかった。被験者の96.0%(291/303)は家庭で治癒した。3.3%(10/303)は病院に入院し、0.7%(2/303)は死亡した。96.0%(291/303)は治療成績良好で、4.0%(12/303)は治療成績不良であった。ロジスティック回帰分析により、年齢と治療期間が治療成績の決定要因と判明した。60歳以上の患者は、60歳未満の患者の17.4倍不良な治療成績であった。治療期間が1ヵ月を超える患者は、2週間未満の患者の15.3倍不良な治療成績であった。差別、恐怖、不安、拒否、医療従事者のフォローアップなし、経済的損失が在宅医療中に遭遇した良くない経験であった。家族や友人と一緒であること、家事が自由であることが在宅医療の間に遭遇した良い経験であった。
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PubMed
著者James Eudu(Department of Community and Public Health, Busitema University)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/50巻 p.1 of 13-13 of 13発行年月2022.12
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【2024061647】(原著論文)(英語)
日本においてCOVID-19パンデミックが集中治療利用へ及ぼした影響 全国入院患者データベース研究(Impact of the COVID-19 pandemic on critical care utilization in Japan: a nationwide inpatient database study)
抄録
日本の全国入院患者データベースを用いた後向きコホート研究を実施し、COVID-19パンデミック前およびパンデミック中の集中治療サービスの利用状況を調査した。2019年2月9日~2021年2月8日にICUまたは高度治療室(HDU)に入院した全患者をパンデミック前群(2020年2月8日以前、ICU患者;297679例、HDU患者;408005例)、COVID-19パンデミック群(2020年2月9日以降、ICU患者277799例、HDU患者384647例)に分けて検討した。ICU設置医療機関383例、HDU設置医療機関460例を対象とした。評価項目は医療機関や患者に関する特徴、ICU/HDU病床占有率の変化などとした。その結果、ICU/HDU病床数を増加させた医療機関はそれぞれ14施設(3.7%)、33施設(7.2%)であった。ICU/HDU入院患者数およびICU/HDU病床占有率は、COVID-19パンデミック時に減少していた。ICUを有する施設のうち232施設(60.6%)がICUでCOVID-19患者を治療していた。COVID-19 ICU患者の年間入院数にはかなりのばらつきがみられた(中央値10例、最小1例、最大444例)。以上のように、日本のCOVID-19パンデミック時において、ICU/HDU病床数の増加は認められず、病床占有率は減少していた。
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PubMed
著者Ohbe Hiroyuki(Department of Clinical Epidemiology and Health Economics, School of Public Health, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Journal of Intensive Care (2052-0492)/10巻 p.1 of 9-9 of 9発行年月2022.12
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【2024061627】(原著論文)(英語)
2020年の日本のCOVID-19に関する記述疫学 多施設データベースからの洞察(Descriptive epidemiology of COVID-19 in Japan 2020: insights from a multihospital database)
抄録
2020年に日本国内でみられた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疫学を調査した。本調査には、診療報酬請求記録と診療記録が記載された全国規模の多施設データベースを利用した。2020年におけるCOVID-19が理由の紹介症例のうち、外来症例6440例と入院症例5428例を56施設から組み入れ解析した。全集団の53.2%には併存症があり、最も多かった併存症は腫瘍(全集団の22.1%)であった。また56.4%はCOVID-19リスクが高い状態にあった。薬理学的管理パターンは、グルココルチコイドの使用パターンを除き、2020年の前半と後半で概ね一致していた。未承認薬(ヒドロキシクロロキン、イベルメクチン、ファビピラビル)の使用頻度は低かった。入院症例の場合、入院日数は中央値で10日、ICU入室率は2.4%であった。COVID-19後の全死因死亡率は7.9%、30日全死因死亡率は5.4%、院内死亡率は4.6%であった。高リスク状態にあった患者の生存確率はより低かった。本記述研究の結果から、外来の実地と入院の実地では診療内容に差があることが判明した。COVID-19のパンデミックが進行してゆくにつれ、提供される診療も変化していたことも明らかになった。
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著者Takeuchi Masato(Department of Pharmacoepidemiology, Graduate School of Medicine and Public Health, Kyoto University)ほか収載誌/巻号頁Annals of Clinical Epidemiology (2434-4338)/5巻1号 p.5-12発行年月2023.01
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【2024061272】(原著論文)(英語)
肺癌患者のCOVID-19増悪に関連する免疫チェックポイント阻害薬療法とC反応性蛋白質レベルの上昇(Immune checkpoint inhibitor therapy and elevated levels of C-reactive protein associated with COVID-19 aggravation in patients with lung cancer)
抄録
COVID-19陽性の肺癌患者の臨床特性と、その抗癌療法に関連するリスクを単一施設の後ろ向きコホート研究で調査した。対象は入院中にCOVID-19を発症した肺癌患者31名で、これらの患者を呼吸不全患者(RF群)18名(58.1%)と、非呼吸不全患者(非RF群)13名(41.9%)の2群に分けた。呼吸不全の危険因子を特定するために患者背景、臨床検査値、および治療に用いた抗癌薬を調査した。その結果、RF群にて90日以内の免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の使用とC反応性蛋白質(CRP)レベルに有意差を認めた。受信者動作特性分析では、CRPのカットオフ値は2.75mg/dLであった。以上より、90日以内のICIの病歴とCRP値上昇(≧2.75mg/dL)は、肺癌の化学療法を受けているCOVID-19感染症患者において呼吸不全を誘導する潜在因子であると考えられた。
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PubMed
著者Maki Masatoshi(Department of Hospital Pharmacy, National Hospital Organization Fukuyama Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Journal of Pharmaceutical Health Care and Sciences (2055-0294)/8巻 p.1 of 10-10 of 10発行年月2022.11
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【2024061188】(会議録)
新型コロナウイルス感染症対策 災害対応に準じた感染症対策本部設置、初動体制の構築が有効であった
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著者藪内 伸一(十和田市立中央病院 診療部)ほか収載誌/巻号頁青森県自治体医学会誌 (0913-4581)/48号 p.7発行年月2023.12
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【2024060917】(解説)
ヨシコクリニック治験 人参湯の治験と最近の症例
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著者高木 嘉子(ヨシコクリニック)収載誌/巻号頁漢方療法/27巻9号 p.650-653発行年月2023.12
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【2024060913】(解説)
痛みの漢方治療の実際(23)
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著者平田 道彦(平田ペインクリニック)収載誌/巻号頁漢方療法/27巻9号 p.620-625発行年月2023.12
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【2024060862】(原著論文)
感染症専用病棟におけるプロトコルに基づく薬物治療管理の有用性に関する調査
抄録
新型コロナウイルスの感染拡大は,医療に深刻な影響をもたらした。感染者の増加に伴いCOVID-19専用病棟(以下,専用病棟)を新たに設置し対応したことで,特殊な環境下での業務が発生し,医師と看護師の業務負担が増加した。本研究では,薬剤師が専用病棟においてプロトコルに基づく薬物治療管理(以下,PBPM)を実施することの有用性を評価するために,導入前後での医師と看護師の時間外労働時間と薬剤関連の業務負担について調査を行った。その結果,PBPM導入後において医師の時間外労働時間の減少には至らなかったが,看護師は対象とした2ヵ月で1人当たり約3時間減少した。また,医師と看護師に実施したアンケート調査において,薬剤関連の業務負担はすべての項目で減少した。変異株の違いによる影響も考えられるが,専用病棟におけるPBPM導入は医師と看護師の業務負担軽減に寄与できる可能性が示唆された。(著者抄録)
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MedicalOnline
著者仙波 秀彦(埼玉県立循環器・呼吸器病センター 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本病院薬剤師会雑誌 (1341-8815)/59巻12号 p.1371-1377発行年月2023.12
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【2024060858】(原著論文)
中規模地域密着型ケアミックス病院におけるCOVID-19ドラッグリポジショニング治療時の副作用に対する薬剤師のかかわり
抄録
2020年,寺岡記念病院の地域包括ケア病棟で新型コロナウイルス感染症の院内クラスターが発生した。医師と協議のうえ,各薬剤の投与対象,投与方法,確認項目を明記したプロトコルを策定し,ドラッグリポジショニング(drug repositioning:以下,DR)による急性期治療を行った。対象患者は35名(男13/女22),平均81.7歳であった。Grade 3以上の副作用としてファビピラビルによる高尿酸血症3名,ステロイドによる高血糖8名が認められた。副作用の未然回避として3名,重篤化回避として11名(13例)に処方提案による介入を行い全例改善した。病床機能,薬剤師数の違いにより副作用モニタリングやプロトコル策定の実施状況は異なる現状があるが,DR治療時にはプロトコルを策定し,適応外使用に伴うエビデンス不足を補いながら,副作用に対して介入することが薬剤師のかかわりとして重要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者大原 直己(寺岡記念病院 薬剤科)ほか収載誌/巻号頁日本病院薬剤師会雑誌 (1341-8815)/59巻12号 p.1348-1354発行年月2023.12
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【2024060842】(解説)
【時系列でみる血球異常の治療と管理】時系列でみる白血球異常の治療 血小板減少症
抄録
<Key Points>▼一般的に血小板数が50,000/μL未満となると出血傾向がみられるようになり,10,000/μL未満では重篤な出血のリスクが増加する。▼Wet purpuraとよばれる口腔内や口唇の小さな粘膜内出血は,重篤な出血につながるサインとされており,迅速な治療介入を要する。▼血小板減少症をきたす原因・病態は,血液疾患にとどまらず,薬剤性,肝疾患,感染症,DICなど多領域にわたっており,どの診療科でも起こりうる血液異常であるとの認識をもつことが大切である。▼出血傾向のない血小板減少症をみた時には,偽性血小板減少症を疑い,まず血小板値を再検する。(著者抄録)
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MedicalOnline
著者白杉 由香理(三井記念病院 血液内科)収載誌/巻号頁薬事 (0016-5980)/65巻16号 p.3300-3304発行年月2023.12
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【2024060116】(会議録)
COVID-19肺炎患者に対するトレミキシンを用いた血液浄化療法(PMX療法)の有効性及び安全性に関する探索的試験(X-Code)
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MedicalOnline
著者片桐 大輔(国立国際医療研究センター病院 腎臓内科)ほか収載誌/巻号頁日本アフェレシス学会雑誌 (1340-5888)/42巻Suppl. p.129発行年月2023.10
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【2024059549】(解説)
事例でわかる!くすりと看護(第9回) 抗ウイルス薬
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著者鈴木 吉生(市立青梅総合医療センター 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁看護学生 (0385-5988)/71巻11号 p.62-65発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024059406】(会議録)
三重病院におけるCOVID-19入院症例の臨床的特徴
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医中誌Web
著者坂本 花菜(国立病院機構三重病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/127巻11号 p.1440発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024058416】(会議録)
ホルモン補充療法は第3回目のコロナワクチン接種後の抗SARS-Cov-2 IgG抗体産生を高めたか? 2022年度
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著者宮地 清光(鶴見西口更年期リウマチ科クリニック)ほか収載誌/巻号頁日本女性医学学会雑誌 (2185-8861)/31巻1号 p.141発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024057814】(会議録)
COVID-19流行下における小児上腕骨顆上骨折の手術治療経験
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医中誌Web
著者田村 謙伍(福岡大学病院 整形外科学教室)ほか収載誌/巻号頁整形外科と災害外科 (0037-1033)/72巻Suppl.2 p.167発行年月2023.10
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