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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

治療に関する文献

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((SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2023)) and (SH=治療的利用,治療,薬物療法,外科的療法,移植,食事療法,精神療法,放射線療法 or Remdesivir/TH or ECMO/TH or 抗ウイルス剤/TH or 治療/TI or 療法/TI or レムデシビル/AL or ECMO/AL)) and (PT=症例報告・事例除く)

2023年3月16日更新

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【2023067748】(解説)
漢方スッキリ方程式(第71回) COVID-19罹患後に激しい倦怠感,その他の症状でほぼ寝たきりになった患者
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医中誌Web
著者平畑 光一(ヒラハタクリニック)収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5155号 p.14発行年月2023.02
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【2023067695】(解説)
【小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の診療】MIS-C/PIMSの今後の課題
抄録
小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)は,小児の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の合併症として非常に重要な疾患で,その臨床像は症例の集積とともに明確になってきている.一方で,その病態生理に迫るいくつかの重要な研究の報告があり,遺伝学的背景,感染をトリガーとした炎症性サイトカインの過剰な放出,全身の炎症を促すT細胞の活性化,スーパー抗原の関与などが指摘されている.それらの研究は症例の多い欧米の症例を中心に行った研究が主であり,また,診断基準もその地域によって異なる現状がある.今後,統一された診断基準を用いて,MIS-C/PIMSの発生頻度が低い日本を含むアジア諸国や他の人種の患者検体を用いた研究が必要である.また,MIS-C/PIMSの長期的な後遺症についてのデータは乏しく,罹患児の退院後の長期的,臨床的かつ免疫学的な評価が必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
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著者齋藤 昭彦(新潟大学 大学院医歯学総合研究科小児科学分野)収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻4号 p.292-295発行年月2023.01
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論文タイトル
【2023067694】(解説)
【小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の診療】MIS-C/PIMSの全身管理
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に続発する小児期特有の疾患として,小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)がある.MIS-C/PIMSの治療法に関しては支持療法が基本的な管理であり,集中治療室(ICU)で行う管理も特別なものは少ない.一般的にMIS-C/PIMS患者の多くは重症でICU入室を必要とするが,死亡率が低く予後はよいとされる背景には,呼吸・循環管理を主体とした基本的な集中治療を行うなかで,重症化する兆候を見逃さず適切な対応をすることが良好な転帰へとつながっていくものと思われる.今後さらなる研究が必要であるが,ICUで行う薬物治療としてのステロイドや免疫調節療法の効果も認められつつあり,それらを組み合わせた全身管理のあり方は現在も発展途上である.(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者大井 正(静岡県立こども病院 集中治療科)ほか収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻4号 p.288-291発行年月2023.01
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【2023067693】(解説)
【小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の診療】MIS-C/PIMSの薬物治療
抄録
小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する最も重症な小児疾患で,死に至る可能性もあるが医学的に十分に検討された治療法は確立していない.海外の後向き研究をもとに,日本では2021年5月に「小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)診療コンセンサスステートメント」が作成され,同年9月に改訂された.免疫グロブリン製剤(IVIG)単剤治療よりもステロイド製剤併用治療の有効性が示される報告が多いことから,MIS-C/PIMSの初期治療はIVIGを2g/kg/doseとメチルプレドニゾロン1〜2mg/kg/日の併用治療が主流になっている.高用量ステロイド製剤および生物学的製剤は,心筋炎などの重症例,初期治療の不応例に使用される.また,抗血栓治療として低用量アスピリンを投与するが,重症例や,冠動脈病変および凝固異常などを示す例には抗凝固薬を併用することが推奨される.(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者小柳 喬幸(慶応義塾大学 医学部小児科)ほか収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻4号 p.283-287発行年月2023.01
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【2023067689】(解説)
【小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の診療】小児のCOVID-19の動向
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックがはじまって約3年.当初,子どもの感染症は少なかったが次第に増え,オミクロン株の台頭が拍車をかけた.それに伴い重症例,死亡例も報告されるようになり,また臨床的な特徴が変わり,神経学的合併症が問題となっている.ハイリスク児の重症化を阻止する抗ウイルス薬として,12歳以上・40kg以上であればニルマトレルビル/リトナビルの経口投与が可能であるが,それより年少ではレムデシビル点滴静注を行う.ワクチンの有効性・安全性のデータが蓄積され,対象年齢が生後6ヵ月まで下がったが,年齢によって製剤,希釈法,接種量,接種部位などが異なるため誤接種しない工夫が求められる.パンデミック下での生活の変化で種々の感染症の発生が減少したが,その反動でRSウイルスが大流行し,今後,インフルエンザとのツインデミックも危惧されている.コロナ禍の子どもには間接的な心身の健康被害が問題となっており,子どもを包括的に守るよう取り組むべきである.(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者森内 浩幸(長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科小児科学)収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻4号 p.261-267発行年月2023.01
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【2023067670】(解説)
新型コロナとインフルエンザの同時流行対策の提言
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医中誌Web
著者菅谷 憲夫(慶応義塾大学 医学部)収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5153号 p.38-45発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023067636】(解説)
【在宅診療における感染対策と多職種連携の活用-コロナ往診の具体的方法と診療の進め方】
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医中誌Web
著者小林 正宜(新型コロナ訪問診療チームKISA2隊大阪)ほか収載誌/巻号頁大阪府医師会報 (0285-0974)/417号 p.28-37発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023067337】(座談会)
新型コロナウイルス感染症の今後の展望
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医中誌Web
著者工藤 學(練馬区医師会 広報調査部)ほか収載誌/巻号頁ねりま/59号 p.6-53発行年月2023.01
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【2023067313】(解説)
【特定行為としての陰圧閉鎖療法の実践と課題】手順書に基づいた腹部離開創陰圧閉鎖療法の実際と課題
抄録
<POINT>▼適切に創傷治癒過程を判断し,陰圧閉鎖療法の適応を検討する▼臓器の突出や瘻孔がある場合は臓器損傷に注意した管理を行う▼創傷治癒遅延を予防するために,クリティカルコロナイゼーションの所見を見逃さない▼創傷治癒のゴールを設定し創傷管理方法を決定する(著者抄録)
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医中誌Web
著者小島 由希菜(埼玉医科大学附属病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁WOC Nursing/10巻6号 p.48-57発行年月2022.09
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【2023067182】(解説)
【薬物療法で終わらせない 病棟での糖尿病療養支援】病棟での療養支援 糖尿病患者の療養指導 検査・教育入院から退院指導まで
抄録
<Key Point>●糖尿病教育入院は,糖尿病と診断された方が糖尿病の基本的な知識を学ぶための入院である。●入院前のオリエンテーションでは,「糖尿病の知識を深めるための勉強の合宿」が目的の一つであることを伝える。●妊娠糖尿病では,妊娠週数が進むにつれて必要なインスリン量が増えることを説明し,分娩後は妊娠前の状態に戻ることを理解してもらう。(著者抄録)
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医中誌Web
著者小林 庸子(杏林大学医学部附属病院 薬剤部)収載誌/巻号頁薬事 (0016-5980)/65巻1号 p.67-71発行年月2023.01
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【2023066990】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行が及ぼす外来診療におけるがん薬物療法および服薬指導への影響
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)流行による外来がん診療への影響を明らかにするため,COVID-19流行前後の外来がん薬物療法件数と外来服薬指導件数を後方視的に調査した。2019年と2020年の比較において,がん薬物療法件数は4機関で減少を認めたがいずれも減少率は10%以内であった。第1波とされる2020年3月には前月より全9機関でがん薬物療法件数は2.0-22.7%の範囲で減少を認めたが,翌月には8機関が増加に転じた。服薬指導件数は2回目以降の治療継続患者にも指導を実施していた機関では10%以上の減少を認めた。結論として,外来がん薬物療法件数は一時的な減少を認めたものの持続的な減少は認められなかった。一方で,人との接触機会を減らすために治療継続患者への服薬指導は回避された可能性があり,パンデミック禍でも薬剤師が患者に対して継続した支援ができる医療体制の確立が必要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山口 智江(労働者健康安全機構中部労災病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本病院薬剤師会雑誌 (1341-8815)/59巻1号 p.35-40発行年月2023.01
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【2023066952】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】アルコールと抑うつ
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医中誌Web
著者小林 桜児(神奈川県立精神医療センター 依存症診療科)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.75-81発行年月2023.01
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【2023066945】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】適応障害とうつ病は鑑別できるか
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医中誌Web
著者小口 芳世(聖マリアンナ医科大学 神経精神科学)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.21-25発行年月2023.01
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【2023066944】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】コロナ禍にうつ病はかわったか
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医中誌Web
著者小林 聡幸(自治医科大学 精神医学講座)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.15-20発行年月2023.01
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【2023066812】(解説)
【困ったときの2の手,3の手 今こそ知りたい漢方・鍼灸】使える!漢方・鍼灸 精神症状編 精神症状に使える漢方 long COVID
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医中誌Web
著者宮内 倫也(義興会可知記念病院 精神科)収載誌/巻号頁治療 (0022-5207)/105巻1号 p.60-63発行年月2023.01
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【2023066764】(解説)
東洋堂経験余話 頑固な不眠に黄連解毒湯加酸棗仁、甘草 新型コロナウイルス感染症か?麻黄湯から(新)清肺排毒湯
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医中誌Web
著者松本 一男(東洋堂医院)収載誌/巻号頁漢方の臨床 (0451-307X)/69巻12号 p.1289-1292発行年月2022.12
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【2023066759】(原著論文)
デルタ株による新型コロナウイルス感染症による漢方治療20例報告
抄録
デルタ株による第5波の渦中にあった2021年8〜9月に漢方治療を行った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)20例について報告した。各症例の主要症状、処方、効果を調査した。その結果、20例全例が治癒し、全体の60%は2週間投薬で治癒しており、嗅覚障害と味覚障害は1週間から50日間で回復していた。主要病態は感冒・インフルエンザ様症状17例、嗅覚障害7例、味覚障害4例、肺炎4例、疲労倦怠3例、胃腸障害3例で、発症早期に用いられた処方は葛根湯、麻杏甘石湯、五虎湯が多く、発症1週間頃からは小柴胡湯、柴苓湯、柴朴湯、竹じょ温胆湯、麦門冬湯が、15日目からは小柴胡湯、麦門冬湯、冠元顆粒、滋陰至宝湯、補中益気湯、生脈散などが多かった。
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医中誌Web
著者許 志泉(富士堂漢方医学研究所)収載誌/巻号頁漢方の臨床 (0451-307X)/69巻12号 p.1245-1253発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023066749】(解説)
新型コロナウイルス(COVID-19)対策の現状とこれから 口腔外科治療における新型コロナウイルス感染症対策
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医中誌Web
Crossref
著者小笠原 徹(東京大学医学部附属病院 口腔顎顔面外科・矯正歯科)ほか収載誌/巻号頁日本口腔外科学会雑誌 (0021-5163)/68巻12号 p.497-502発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023066704】(解説)
結核に対する理学療法の紹介
抄録
<文献概要>はじめに 新型コロナウイルス感染症は,2019年から世界中で深刻な問題をもたらし,わが国においても緊急事態宣言が発出されるなどの流行状況が続いている.この新たな感染症に対する対応が世界中で続くなか,昔から知られている結核は,感染症法で2類感染症に位置づけられ,治療薬が存在するものの今もなお終息していない.神戸市立西神戸医療センター(以下,当院)は新型コロナウイルス感染症の受け入れ病院であるとともに,神戸市唯一の結核指定医療機関で,病床数475床中50床の該当病棟を有している.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者垣内 優芳(神戸市民病院機構神戸市立西神戸医療センター リハビリテーション技術部)ほか収載誌/巻号頁理学療法ジャーナル (0915-0552)/57巻1号 p.113-114発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023066693】(解説)
【多様化する急性期理学療法】急性期遠隔理学療法
抄録
<文献概要>Point ●遠隔リハビリテーションはさまざまな疾患に対して有益であることが検証されている●新型コロナウイルス感染症患者に対する急性期遠隔リハビリテーションの有効性を示唆する報告が存在する●遠隔理学療法は今後のリハビリテーション領域の発展に貢献することが期待できる
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者青山 大輝(東京医科歯科大学医学部附属病院 リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁理学療法ジャーナル (0915-0552)/57巻1号 p.56-62発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023066686】(解説)
【多様化する急性期理学療法】エディトリアル 多様化する急性期理学療法
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者高橋 哲也(順天堂大学 保健医療学部理学療法学科)収載誌/巻号頁理学療法ジャーナル (0915-0552)/57巻1号 p.6-11発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023066682】(座談会)
コロナ患者増大時、「選別」は行うべきか 「トリアージ」をめぐる誤解、共有すべき視点
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者小豆畑 丈夫(青燈会小豆畑病院)ほか収載誌/巻号頁訪問看護と介護 (1341-7045)/28巻1号 p.36-47発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023066387】(解説)
腫瘍薬学ハイライト mRNA医薬 新型コロナワクチンとがん治療ワクチン
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医中誌Web
著者川西 正祐(鈴鹿医療科学大学)収載誌/巻号頁薬局 (0044-0035)/74巻1号 p.126-127発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065858】(解説)
とうとう新型コロナウイルスに感染してしまった
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医中誌Web
著者中川 良隆(中川内科医院)収載誌/巻号頁東静漢方研究室 (0912-2680)/5巻4号 p.70-85発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065811】(解説)
【トップの戦略-先見的インフラ整備の成果】未来を拓く意欲的構想考 300床規模急性期病院を基幹とする病院グループ再編の経営視座からの計画と展望 How to make a hospital. 都市部での急性期病院新築移転の構想
抄録
牧田総合病院は、2021年2月に新築移転し、それを契機にグループの各施設を再構築した。病院の建て替えは、病院関係者にとっておそらく一生に一度のことである。経営者トップとして、そのプロジェクトに携わることができたので本稿で紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒井 好範(仁医会牧田総合病院)収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/50巻1号 p.22-26発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065752】(原著論文)
発生後一次感染のみで,12日で終息させ得た高齢者合併症病棟での中規模オミクロン株BA.5クラスター事例
抄録
2022年7月に精神科の高齢者合併症病棟における看護スタッフ3人の新型コロナウイルス検査陽性が判明し、スタッフ全員39人と全入院患者52人に同検査を行い患者8人に陽性を認めた。全入院患者にトリアージを行い、2個の個室および4個の大部屋隔離と感染が疑われる患者のコホート隔離を発生初日午前中までに終了させ、スタッフは個人用防護具による感染防止策を徹底した。最終的に患者18人(男性10人、女性8人、平均年齢74.6歳)とスタッフ10人(全員女性、平均年齢32.0歳)の陽性反応を認め、合わせて28人の中規模クラスター感染となったが、最初に感染したスタッフ3人からの一次感染のみで12日後が終息日となった。患者は15人(83%)に発熱を認めたがそのうち10人は2日以内に解熱して順調に経過し、担癌患者2人が急速な呼吸困難に陥り死亡した。スタッフはいずれも経過観察か対症療法にて軽快した。
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医中誌Web
MedicalOnline
著者梅木 茂宣(久米田病院 内科・精神科)ほか収載誌/巻号頁臨牀と研究 (0021-4965)/99巻12号 p.1491-1499発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065658】(解説)
【高齢者の手術が増えている!何がちがう?どこをみる?高齢者の急性期ケア フィジカルアセスメント/急変時の対応/栄養療法・薬物療法/人工呼吸器の使用】(PART 5)急性期の高齢者の人工呼吸器使用にかかわる議論
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医中誌Web
著者野口 綾子(東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科看護先進科学専攻災害・クリティカルケア看護学分野 共同災害看護学専攻)収載誌/巻号頁Expert Nurse (0911-0194)/39巻1号 p.35-38発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065619】(解説)
新型コロナウイルス感染症を防ぐ?漢方薬
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医中誌Web
MedicalOnline
著者福本 一朗(長岡保養園)ほか収載誌/巻号頁東方医学 (0911-7768)/38巻2号 p.9-14発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065614】(解説)
パンデミック感染とがん治療薬の治験
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医中誌Web
著者清水 俊雄(和歌山県立医科大学 医学部内科学第三講座(呼吸器内科・腫瘍内科))収載誌/巻号頁腫瘍内科 (1881-6568)/30巻6号 p.685-690発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065383】(解説)
【コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療】パンデミックにおける耳鼻咽喉科医の役割 COVID-19重症例の気道管理における耳鼻咽喉科医の役割
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医中誌Web
著者有泉 陽介(東京医科歯科大学 頭頸部外科)収載誌/巻号頁JOHNS (0910-6820)/39巻1号 p.45-47発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065378】(解説)
【コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療】パンデミックにおける耳鼻咽喉科医の役割 拠点病院における耳鼻咽喉科医の役割
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医中誌Web
著者田山 二朗(国立国際医療研究センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)収載誌/巻号頁JOHNS (0910-6820)/39巻1号 p.26-30発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065083】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19後遺症に対する鼻咽腔処置(Bスポット治療)
抄録
COVID-19後遺症では,倦怠感,頭痛をはじめ様々な症状が確認されている.しかし,その病態機序については未だ不明な点も多く,症状に応じて各科の医師が対症療法を行っているものと思われる.後遺症を有する者の中には症状の長期化により就労困難となるケースもあり深刻な問題となっている.耳鼻咽喉科領域では,嗅覚・味覚障害,頭痛,後鼻漏,咽喉頭違和感,咳嗽,倦怠感,浮遊感,耳閉感などが後遺症の症状に含まれる.2021年の5月より当院にもCOVID-19後遺症の患者が来院するようになった.その多くはCOVID-19罹患後の倦怠感や頭痛を訴え,後遺症外来の担当医の勧めやインターネットの情報をもとに鼻咽腔処置(Bスポット治療)希望の受診であった.その治療経験から得られた知見とCOVID-19後遺症に対する鼻咽腔処置の効果と限界,適応となる症状,鼻咽腔処置の作用メカニズムにつき解説する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者杉浦 むつみ(久我クリニック)ほか収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.63-73発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065082】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19患者の気管切開管理
抄録
COVID-19の人工呼吸管理が長期に及ぶ場合は気管切開術が必要になる.気管切開の目的は人工呼吸期間の短縮と,長期挿管による喉頭気管狭窄の回避である.気管切開孔の管理では,適切な感染対策と術後合併症への対応が重要である.吸引処置や呼吸器回路の脱着によるエアロゾル発生を防ぐために,気管切開チューブに閉鎖式吸引と人工鼻を装着する.注意すべき早期合併症は出血,チューブのトラブル(閉塞,逸脱,迷入),創感染である.閉塞を防ぐためには二重管タイプのチューブが有用である.肥満や頸部拘縮などチューブの逸脱リスクがある患者では長尺のものも検討すべきである.本疾患ではチューブ交換の時期を通常より遅らせることも容認されるが,不要に遅らせることのないようにする.処置に必要な感染対策のレベルは各施設の該当部門と相談のうえ決定されるべきである.(著者抄録)
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医中誌Web
著者有泉 陽介(東京医科歯科大学 頭頸部外科)収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.55-61発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065077】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19後遺症としての味覚障害
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行初期に,「感染初期に急に発症する嗅覚・味覚障害」が高率に出現することが報告され注目を集めた.これらの症状は,比較的速やかに改善することが多い.COVID-19の嗅覚障害の原因としてACE2受容体とTMPRSS2の関与が証明されつつあるが,味覚障害の発症機序については,明確ではない.また,味覚機能の評価を行った報告は少なく,実際にどの程度の味覚低下が生じているか不明であるが,嗅覚障害に伴う風味障害の可能性が示唆されている.また,変異株の出現で,デルタ株以降の味覚障害の発症頻度が低下したようである.COVID-19による味覚障害は嗅覚障害と切り離すことは難しく,その治療は双方に対応することが重要であると考えられる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者田中 真琴(東京都立広尾病院 耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.25-30発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023065076】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19後遺症としての嗅覚障害
抄録
COVID-19嗅覚障害は,従来の風邪症状後に発症する感冒後嗅覚障害とは違った病相を呈している.従来の感冒後嗅覚障害は中高年の女性に多く,自然改善率は1年で約30%と報告されていたが,COVID-19罹患に伴う嗅覚障害は,若年者にも多くみられ,性差は著明ではない傾向にあった.また,発症から1ヵ月後までの改善率が高く,また嗅覚障害遷延例に異嗅症状を伴う症例も多い.画像所見では嗅裂の閉塞所見を呈する症例があり,特徴的な所見である可能性がある.治療は世界的には嗅覚刺激療法が中心となっている.その他,内服ステロイド,ステロイド局所投与などに関する報告もみられるが,発症からの期間,嗅覚障害のレベル,画像所見などを考慮して治療の選択に繋げていく必要がある.現状では治療方法が確立しているとはいえないが,予後も不明であるため長期的なフォローが必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者荻野 枝里子(京都駅前耳鼻咽喉科アレルギー科クリニック)ほか収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.18-24発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023065075】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19による中枢神経への影響
抄録
COVID-19急性期に神経系の多彩な症状が出現することは知られている.一方,急性期が経過した後も,様々な臨床症候が遷延することや,急性期症状がいったん改善した後に,様々な症状が出現し遷延することが報告されてきた.この臨床的状態は,long-COVID,PASC(post-acute sequelae of SARS-CoV-2 infection),post COVID-19 conditionなどと呼ばれ,神経症候としては,記憶力低下,集中力低下,うつ,頭痛,嗅覚・味覚障害,慢性疼痛,自律神経障害,しびれ,筋痛など多彩である.PASCは時間経過とともに改善はするとされているが,COVID-19発症後6〜12ヵ月の段階で50%程度にPASCとしての症状がみられる.COVID-19の感染者数を考えれば,PASCに苦しむ患者は非常に多い.発症の病態機序や治療法は解明しておらず,オールジャパンでの研究体制が必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者高尾 昌樹(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.9-17発行年月2022.12
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【2023064934】(原著論文)
インドの新型コロナウイルス感染症の従来株とデルタ株の比較
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病態を理解するため、インド国内で発症した邦人感染症例を調査し、従来株(第1波)とデルタ株(第2波)を比較検討した。邦人累積感染者数は第1波73人、第2波244人であり、症状、検査、治療内容、経過を調査した。その結果、第1波でD-dimerの異常高値を認めた症例は重症肺炎1例のみであったが、第2波では肺炎症例だけでなく臨床症状が乏しい症例にもみられ、脳梗塞、冠動脈症候群の症例が増加したとの印象を持つ医療機関もあった。デルタ株の邦人症例で認められたDダイマー等の重症化マーカーの異常値が、デルタ株の予後に寄与した可能性が示唆され、COVID-19においては変異株の病態を迅速に把握し、感染が拡大する前に早期に情報を入手できるシステムの構築が必要である。
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者松岡 慈子収載誌/巻号頁日本血栓止血学会誌 (0915-7441)/33巻6号 p.683-687発行年月2022.12
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【2023064866】(解説)
【中毒診療におけるCOVID-19の影響】COVID-19パンデミック期における治療薬などの乱用について
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医中誌Web
著者氏家 無限(国立国際医療研究センター国際感染症センター)収載誌/巻号頁中毒研究 (0914-3777)/35巻4号 p.285-290発行年月2022.12
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【2023064851】(解説)
FOCUS!「がん治療の維持」不定期ケースレポート がん専門病院のコロナ対応と収益改善の取り組み 新興感染症流行下の3年間を振り返る
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医中誌Web
著者三宅 博之(国立病院機構四国がんセンター 経営企画室)収載誌/巻号頁医事業務/29巻638号 p.24-27発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064602】(会議録)
コロナ禍における補助循環装置使用下の患者搬送シミュレーションについて
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医中誌Web
著者田邊 圭佑(高松赤十字病院 医療技術部臨床工学課)ほか収載誌/巻号頁高松赤十字病院紀要 (2188-0395)/9巻 p.119発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023064274】(解説)
抗MDA5抗体関連間質性肺疾患における単球の炎症誘導フェノタイプ
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医中誌Web
著者五野 貴久(日本医科大学 大学院医学研究科アレルギー膠原病内科学分野)収載誌/巻号頁リウマチ科 (0915-227X)/68巻6号 p.693-698発行年月2022.12
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【2023063782】(レター)
声 コロナ禍の水いぼ治療
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者石川 博康(湊高台皮膚科)ほか収載誌/巻号頁皮膚病診療 (0387-7531)/44巻12号 p.1120-1121発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023063748】(解説)
放射線治療とコロナ感染症
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医中誌Web
J-STAGE
著者永田 靖(広島大学 大学院医系科学研究科放射線腫瘍学)収載誌/巻号頁肺癌 (0386-9628)/62巻Suppl. p.946-950発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023063512】(解説)
【Critical CareにおけるCytokine Stormの病態とその対策】COVID-19とcytokine storm
抄録
COVID-19ではSARS-CoV-2が肺胞上皮細胞などに発現している膜型蛋白であるACE2およびTM-PRSS2を介して細胞内に侵入し,各種炎症性cytokineが産生される。この際にACE2の減少が起き,結果としてさらに炎症性cytokineの産生が増幅され,肺障害を引き起こすと考えられている。過剰な免疫反応を抑えるためにステロイドや抗IL-6受容体抗体の投与について研究が行われ,予後改善の効果が確認されており重症患者を中心に広く使用されている。一方で,代表的な炎症性cytokineである血清IL-6の測定値は,cytokine stormを引き起こす敗血症などの疾患と比較して低値であることが明らかとなっており,cytokineと病態の関連についてはさらなる解明が待たれる。同時に,著明なcytokine血症の際には他の病態の合併に注意する必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者高橋 希(千葉大学 大学院医学研究院救急集中治療医学)ほか収載誌/巻号頁ICUとCCU (0389-1194)/46巻10号 p.659-663発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023063447】(会議録)
重症COVID-19に合併するVAPと看護師の行うVAPバンドルアプローチの関連性に関する一考察
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医中誌Web
著者坂本 紫織(東京ベイ・浦安市川医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本NP学会誌 (2432-0218)/5巻Suppl. p.142発行年月2021.11
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論文タイトル
【2023063424】(会議録)
多職種と連携し自作動画による現任看護師教育の有用性
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医中誌Web
著者長野 忍(伯鳳会東京曳舟病院)ほか収載誌/巻号頁日本NP学会誌 (2432-0218)/5巻Suppl. p.129発行年月2021.11
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論文タイトル
【2023063421】(会議録)
軽症・中等症I COVID-19感染症の診療における診療看護師(NP)の役割
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医中誌Web
著者光根 美保(中津胃腸病院)収載誌/巻号頁日本NP学会誌 (2432-0218)/5巻Suppl. p.128発行年月2021.11
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論文タイトル
【2023062995】(解説)
新規ワクチン・治療薬モダリティとしてのmRNA
抄録
人工合成したメッセンジャーRNA(mRNA)をクスリとして体内に投与し,ワクチンや治療薬として用いるmRNA創薬が注目を集めている.mRNAの核酸配列を変えるだけでどのようなタンパク質でも産生させることが可能で,ゲノム挿入変異リスクがないなど,多くの疾患に対するワクチン・治療薬への応用が期待される新規創薬手法である.新型コロナウイルス感染症に対して,mRNAワクチン開発が史上類をみないスピードで行われ,高い有効性を示したことは周知のとおりである.一方,ワクチンの副反応が大きな問題となるなど課題も多く残る.本稿では,このmRNAワクチン開発経緯やそこに応用された技術について概説し,その将来展望について述べたい.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者位高 啓史(東京医科歯科大学生体材料工学研究所 生体材料機能医学分野)収載誌/巻号頁臨床とウイルス (0303-8092)/50巻4号 p.161-165発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023062110】(原著論文)
COVID-19入院患者における急性腎障害
抄録
緒言:当センターでのCOVID-19入院患者の急性腎障害(acute kidney injury:AKI)発症率について報告する。方法:後ろ向きコホート研究である。2020年3月から2021年9月までに当院に入院した,20〜100歳のポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction:PCR)または抗原検査でSARS-CoV-2陽性を確認されている患者を対象とした。KDIGOの診断基準に従いAKI(院内AKI)を診断し,また血清クレアチニン(Cre)が入院時の66%まで改善したものを別個に院外AKIとした。主要評価項目をCreの変化(院内AKI,院外AKI)とし,副次的評価項目を「軽快」または「増悪による転院」および「死亡」の転帰とした。ロジスティック回帰分析を行いオッズ比として算出した。結果:最終的に980名を分析した。平均年齢56.7歳,男性565名(58%)であった。既往は高血圧227名,糖尿病142名,腎臓病16名であった。転帰は増悪による転院が32名,死亡が36名,軽快が912名であった。418名で酸素投与が必要であった。10名が院内AKIであり,stage 1が8名,stage 2が1名,stage 3(透析施行)が1名であった。48名は院外AKIであった。2回以上Creの測定を行った503名で解析を行ったところ院内AKI発症のリスクについて腎臓病の既往はオッズ比37.7(p<0.01)と有意に高かった。年齢,性別,糖尿病,高血圧の既往では有意差は得られなかった。院外AKIでは高血圧(オッズ比3.82,p<0.01)が有意なリスクであった。転院・死亡の転帰に対し,高齢(オッズ比1.05,p<0.01)・男性(オッズ比2.69,p<0.01)が有意なリスクであった。考察:院内AKI,院外AKIを合わせると58名となり5.9%でAKIを生じていた。腎臓病の既往があるものはAKIになるリスクが高かった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者樋口 真一(東京都保健医療公社多摩北部医療センター 腎臓内科)ほか収載誌/巻号頁日本腎臓学会誌 (0385-2385)/64巻7号 p.840-845発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023061794】(会議録)
オミクロン株流行時の入院治療を要したCOVID-19陽性血液透析患者の重症化因子および死亡リスクの検討
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医中誌Web
著者番匠谷 将孝(あかね会土谷総合病院 腎・血液浄化療法科)ほか収載誌/巻号頁日本腎臓学会誌 (0385-2385)/64巻6-W p.721発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023061050】(座談会)
新型コロナウイルス感染症をめぐる最近の話題
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者木村 博一(群馬パース大学 大学院保健科学研究科医療科学領域)ほか収載誌/巻号頁感染制御と予防衛生 (2433-4030)/6巻1号 p.4-28発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060715】(会議録)
重症COVID-19患者における退院基準を満たした際の労作時低酸素血症
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医中誌Web
著者大谷 元太(岐阜県総合医療センター 呼吸サポートセンター)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.208s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060713】(会議録)
新型コロナウイルス感染症受入れ病棟における呼吸ケアの実際
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医中誌Web
著者島田 昂(日本医科大学武蔵小杉病院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.208s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060711】(会議録)
COVID-19患者が高流量鼻カニュラ治療から離脱する目安
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医中誌Web
著者阪本 敦子(大阪市立十三市民病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.207s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060710】(会議録)
急性期医療におけるcovid-19患者への作業療法の現状と課題
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医中誌Web
著者八幡 勇輝(中頭病院 リハビリテーション部)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.207s発行年月2022.10
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【2023060686】(会議録)
トシリズマブ投与3日目のSpO2/FiO2比がCOVID-19による死亡に与える影響についての検討
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医中誌Web
著者神津 悠(日本大学 医学部内科学系呼吸器内科学分野)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.201s発行年月2022.10
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【2023060666】(会議録)
COVID-19回復患者の経過から考える効果的な看護介入
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医中誌Web
著者堀 圭一朗(国立病院機構南京都病院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.196s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060664】(会議録)
COVID-19に対する早期リハビリテーション介入の有効性
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医中誌Web
著者竹ノ内 良輔(小牧市民病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.196s発行年月2022.10
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【2023060605】(会議録)
COVID-19におけるHigh-flow nasal cannulaの使用実態 呼吸器内科医対象アンケート調査
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医中誌Web
著者小谷内 敬史(浜松医科大学 内科学第二講座)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.180s発行年月2022.10
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【2023060599】(会議録)
中等症COVID-19患者の退院後と退院6週後の運動耐容能と神経心理学的検査
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医中誌Web
著者武村 裕之(松阪市民病院 リハビリテーション室)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.179s発行年月2022.10
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【2023060598】(会議録)
重症COVID-19患者の退院前と退院8週後の運動耐容能と神経心理学的検査
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医中誌Web
著者守川 恵助(松阪市民病院 リハビリテーション室)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.179s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060595】(会議録)
COVID-19罹患後に在宅酸素療法を導入した患者の心身機能の縦断調査
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医中誌Web
著者吉川 友洋(国立病院機構北海道医療センター リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.178s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060525】(会議録)
当院COVID-19陽性病棟入院患者の転帰と傾向について
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医中誌Web
著者大和田 まみ(恵和会西岡病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.160s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023060524】(会議録)
COVID-19入院患者の自宅退院の可否に関連する因子の検討
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医中誌Web
著者市川 毅(東海大学医学部付属病院 リハビリテーション技術科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.160s発行年月2022.10
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【2023060523】(会議録)
重症COVID-19患者における腹臥位療法中の効果が退院時の自立歩行に与える影響
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医中誌Web
著者中井 明日翔(北九州市立医療センター リハビリテーション技術課)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.160s発行年月2022.10
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【2023060522】(会議録)
COVID-19パンデミックでの重症対応医療資源逼迫時の集中治療対応とトリアージ
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医中誌Web
著者郷間 厳(堺市立病院機構堺市立総合医療センター 呼吸器内科)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.160s発行年月2022.10
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【2023060521】(会議録)
当院における重症COVID-19の治療経験
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医中誌Web
著者近藤 花保(公立陶生病院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.159s発行年月2022.10
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【2023060519】(会議録)
オミクロン変異株による重症COVID-19への呼吸ケアとリハビリテーション
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医中誌Web
著者桂 智哉(堺市立病院機構堺市立総合医療センター リハビリテーション技術科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.159s発行年月2022.10
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【2023060518】(会議録)
重症COVID-19患者に対する早期リハビリテーションの効果 傾向スコアマッチングによる検討
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医中誌Web
著者岩井 宏治(星城大学 リハビリテーション学部理学療法学専攻)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.159s発行年月2022.10
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【2023060517】(会議録)
COVID-19感染症後のリハビリテーションの経験
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医中誌Web
著者及川 哲史(アルデバラン手稲いなづみ病院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.158s発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023060516】(会議録)
回復期リハビリテーション病院におけるCOVID-19回復症例の重症度別のリハビリテーション効果
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医中誌Web
著者伊藤 豪司(苑田会花はたリハビリテーション病院)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.158s発行年月2022.10
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【2023060445】(会議録)
もう一度NPPV COVID-19をこえて進化したヘルメットの挑戦
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医中誌Web
著者横山 俊樹(公立陶生病院 救急部集中治療室)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.126s発行年月2022.10
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【2023060421】(会議録)
新型コロナ感染症(COVID-19)〜これまでにわかったこと,これからすべきこと〜 呼吸ケアにおける感染管理
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医中誌Web
著者山本 和子(長崎大学病院 呼吸器内科)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.112s発行年月2022.10
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【2023060420】(会議録)
新型コロナ感染症(COVID-19)〜これまでにわかったこと,これからすべきこと〜 COVID-19呼吸管理Up to date 2022
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医中誌Web
著者伊藤 次郎(神戸市立医療センター中央市民病院 麻酔科)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.111s発行年月2022.10
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【2023060419】(会議録)
新型コロナ感染症(COVID-19)〜これまでにわかったこと,これからすべきこと〜 COVID-19の治療戦略と今後の展望
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医中誌Web
著者西村 直樹(聖路加国際病院 呼吸器センター呼吸器内科)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.111s発行年月2022.10
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【2023060414】(会議録)
ウイズ〜アフターコロナ時代の呼吸管理 ウイズ〜アフターコロナ時代の医療機器管理
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医中誌Web
著者石井 宣大(東京慈恵会医科大学附属柏病院 臨床工学部)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.107s発行年月2022.10
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【2023060412】(会議録)
ウイズ〜アフターコロナ時代の呼吸管理 ウイズ〜アフターコロナ時代の呼吸ケアの実践
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医中誌Web
著者福家 寛樹(公立陶生病院 7N病棟)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.106s発行年月2022.10
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【2023060411】(会議録)
ウイズ〜アフターコロナ時代の呼吸管理 ウイズ〜アフターコロナ時代の救急外来とICUでの呼吸管理
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医中誌Web
著者染井 將行(昭和大学 医学部集中治療医学講座)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.106s発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023060376】(会議録)
COVID-19罹患後症状とその対策について
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医中誌Web
著者横山 彰仁(高知大学 医学部)収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.85s発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023060267】(会議録)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)メインプロテアーゼ(3CLプロテアーゼ)経口阻害薬ニルマトレルビル(PF-07321332)の生殖発生毒性試験
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医中誌Web
著者磯部 雄司(ファイザー R&D非臨床開発研究部)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Toxicological Sciences (0388-1350)/47巻Suppl. p.S182-S183発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023060027】(会議録)(英語)
新規治療モダリティのfirst-in-human臨床試験の初回用量設定における安全性又は有効性からの観点 ワクチンヒト初回試験における初回用量 mRNAワクチンでの経験(Starting dose in first-inhuman clinical trials of vaccine - an experience from mRNA vaccine -)
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医中誌Web
著者清水 伸治(第一三共 臨床薬理部)収載誌/巻号頁The Journal of Toxicological Sciences (0388-1350)/47巻Suppl. p.S85発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023059911】(会議録)
COVID-19重症化・後遺症のリスク管理と対策 COVID-19心筋重症化のメカニズムとその治療戦略
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医中誌Web
著者加藤 百合(九州大学 大学院薬学研究院生理学分野)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Toxicological Sciences (0388-1350)/47巻Suppl. p.S42発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023059616】(会議録)(英語)
COVID-19罹患患者への対応に関する評価(Examination of correspondence to patients with coronavirus disease 2019 in our hospital)
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医中誌Web
著者望月 太一(国際医療福祉大学三田病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/27巻27 p.199発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023059460】(会議録)
抗新型コロナウイルス活性を期待した炭素環ヌクレオシド4位の構造活性相関研究
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医中誌Web
著者紺野 奇重(国際医療福祉大学 薬学部薬学科)収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/27巻27 p.116発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023059436】(会議録)
血清マイクロRNAプロファイリングによるCOVID-19患者の進行度予測・層別化
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医中誌Web
著者佐藤 謙一(国際医療福祉大学 福岡保健医療学部医学検査学科)ほか収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/27巻27 p.104発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023059386】(会議録)
COVID-19拡散防止対策用の学生健康チェック報告の処理を自動化(RPA)した理学療法学科の事例
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医中誌Web
著者韓 憲受(国際医療福祉大学 保健医療学部理学療法学科)収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/27巻27 p.78発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023059156】(解説)
COVID-19と亜鉛
抄録
<文献概要>はじめに SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)感染を原因とするCOVID-19がパンデミック(世界的大流行)となり,2022年8月4日の執筆時点で日本では1日20万人以上が感染確認されています.この第7波はオミクロン株のBA.5というタイプの変異ウイルスによるもので,今後の感染者数の動向が見通せない状況です.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者中川 義久(菊池中央病院)収載誌/巻号頁検査と技術 (0301-2611)/50巻10号 p.1138-1140発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058849】(会議録)
コロナ陽性および疑い患者の救急搬送体制整備
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医中誌Web
著者阿南 英明(藤沢市民病院)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻3号 p.50-51発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058686】(会議録)
新型コロナウイルス感染症蔓延下での熱中症予防と治療
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医中誌Web
著者横堀 將司(日本医科大学附属病院 救命救急科)収載誌/巻号頁日本脳低温療法・体温管理学会誌 (2435-8894)/25巻1号 p.21発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058642】(解説)
【私たちの判断を歪めるものは?】不確かな情報に翻弄される患者にどう対応するか
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医中誌Web
著者酒井 健司収載誌/巻号頁保団連 (0288-5093)/1380号 p.22-27発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058639】(解説)
COVID-19中等症および重症患者受け入れに際しての当センターにおける専用集中治療病棟開設時の工夫
抄録
当センターは第二種感染症指定医療機関として、名古屋市の感染症診療の中核を担ってきた。今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックにおいても、感染拡大当初より積極的に感染者の受け入れを行ってきた。しかし、当センターのICUの陰圧個室はもともと1床であり、中等症および重症患者の増加に対応するには体制整備が必要となった。ここでは、当センターが行った、(1)設備改築、(2)人的資源の確保、(3)スタッフの感染対策の徹底、を柱とした体制整備について報告し、今後の課題を検討した。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者松山 周平(名古屋市立大学医学部附属東部医療センター 麻酔・集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本臨床救急医学会雑誌 (1345-0581)/25巻4号 p.756-759発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058603】(原著論文)
小柴胡湯による軽症・中等症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療
抄録
【背景】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月の中華人民共和国・武漢での発生以降、急速に世界各地に拡散している。漢方は感染症を含む様々な疾患に用いられてきた。当院での軽症・中等症COVID-19に対する小柴胡湯の治療について報告する。【目的】軽症・中等症COVID-19における小柴胡湯の治療について報告する【方法と対象】当院に入院し、小柴胡湯による治療を受けた軽症・中等症COVID-19の患者を対象として、診療録に基づき後方視的検討を行なった。【結果】2020年3月から2021年4月の期間に278人が当院に軽症・中等症COVID-19で入院し、そのうち18人が小柴胡湯の投与を受けた。酸素投与やデキサメタゾン、ファビピラビルなどの他剤を併用した症例も含まれるが、いずれも症状増悪なく退院でき、副作用はほとんど認めなかった。【結論】軽症・中等症COVID-19において、小柴胡湯は安全に投与でき、副作用もほとんどなく有用である可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
著者高崎 和樹(自衛隊札幌病院)ほか収載誌/巻号頁防衛衛生 (0006-5528)/69巻9-10号 p.99-103発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058583】(解説)
COVID-19は外科医療にどのような影響を及ぼしたか 現状と展望 COVID-19治療での二次救急、三次救急、新患紹介を完全閉鎖することによる通常外科治療の影響 公立病院としてどのように戦って、外科医療にどのように影響したか?
リンク情報
医中誌Web
著者中村 雅則(札幌市立札幌病院 心臓血管外科)ほか収載誌/巻号頁日本外科学会雑誌 (0301-4894)/123巻5号 p.452-455発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058461】(会議録)
WITHコロナ時代におけるがん・移植医療 Withコロナ時代の造血細胞移植・細胞治療レジストリ
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医中誌Web
MedicalOnline
著者熱田 由子(日本造血細胞移植データセンター)収載誌/巻号頁MHC: Major Histocompatibility Complex (2186-9995)/29巻2号 p.139発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058399】(解説)
【美容診療の未来-"これから"を考える-】今後の展望 レーザー・光治療の新機軸
抄録
新機軸とは、今までのものとは違った「新しい工夫・やり方」「発想の転換」を意味する。この度、筆者は2022年の第33回日本レーザー治療学会(JaLTA33)を主催させていただくにあたって、大会テーマを「レーザー・光治療の新機軸」と定めた。これはWITH/AFTERコロナの時代に日本のレーザー・光治療の進歩の現況をもう一度見直して、そこからの未来像、これからのカタチを考えていきたいという願いを込めてのネーミングである。本稿では、本誌の特集テーマである「美容診療の未来」にあわせて、レーザー・光治療のこれまでの総括を行い、今後の未来展望について私論を述べてみたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者須賀 康(順天堂大学医学部附属浦安病院 皮膚科)収載誌/巻号頁美容皮膚医学Beauty/5巻2号 p.86-95発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058277】(解説)
【低分子モダリティの進化-元素・光・分子機能に注目して】最近の含フッ素医薬とフッ素の導入効果
抄録
フッ素原子は医薬品開発に必須な元素と認識され、現在使用されている医薬品の20%弱にフッ素原子が含まれている。含フッ素医薬品において、フッ素原子の持つ化学的・物理的性質に起因した種々の効果(ミミック効果、極性効果、ブロック効果、脂溶性効果、水素結合等)が発揮され、活性向上や体内での安定性向上にフッ素原子が寄与している。近年、含フッ素医薬の上市が増加傾向にあり、その中で注目されている含フッ素抗ウイルス薬であるsofosbuvirとledipasvir(HCV治療薬)、nirmatrelvir(新型コロナウイルス治療薬)及びfavipiravir(インフルエンザウイルス治療薬)を例に挙げて、フッ素原子が医薬品において果たしている役割に関して概説する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者井上 宗宣(相模中央化学研究所)収載誌/巻号頁細胞 (1346-7557)/54巻9号 p.496-499発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058271】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】COVIREGI-JPにみる新興感染症発生時の臨床情報の収集と利活用
抄録
感染症発生時には疫学的・臨床的対応の観点から臨床情報の収集が必要である。日本においてはこのような臨床情報の迅速な収集と共有のためにCOVID-19 REGISTRY JAPAN(COVIREGI-JP)が立ち上げられた。本研究は一定の役割を果たしたが、情報の収集方法等で日本の抱える課題を明らかにした。今後は(1)新興感染症の診療にかかわる医療機関での研究体制の構築、(2)研究環境の情報インフラの改善および利用経験の蓄積による既存のデータの利活用、(3)感染症法等をもとに行政で得られたデータの、民間やアカデミアでの利活用の促進、(4)レジストリなどのデータベースの構造の改善、利活用方法の改善が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者大曲 貴夫(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター)収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2128-2132発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058270】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】AI・シミュレーションによる薬剤開発の迅速化
抄録
2019年末以降、新型コロナウイルスはその高い感染力により今日に至るまで世界中で猛威をふるっている。これに対峙すべくこれまで世界中の研究者の多大な努力によりワクチンやさまざまな治療薬が開発されてきた。しかし、高頻度に変異株が出現している現状をかんがみると、それらの治療手段が効果を示さなくなる可能性もあり、新型コロナウイルスの新規治療薬の開発に対する社会的重要性は依然高いままである。また、COVID-19が終息したとしても、今後遠くない未来に新たなウイルスが出現する可能性もあり、治療薬やワクチンの創薬をいかに迅速化できるかが非常に重要な課題である。われわれは創薬のスピードアップを図るために、さまざまなAIやシミュレーション技術の開発を行ってきた。本稿では、新型コロナウイルスの治療薬開発における計算事例を題材に、創薬ターゲット分子探索と薬剤探索における計算手法を紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者田中 良尚(京都大学 大学院薬学研究科)ほか収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2122-2127発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058269】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】ウイルス感染動態に基づいた抗ウイルス薬の評価と臨床試験設計の検討
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の克服に向けて、多くの治療薬候補の評価が行われている。技術の発展に伴い、パンデミックを引き起こす感染症に対するワクチンや新規治療薬の開発期間が大幅に短縮されているが、既存および新規の候補のなかから有効な治療薬を迅速に見つけ出すことは依然として大きな課題である。本稿では、われわれがCOVID-19の流行初期に行った抗ウイルス薬候補の定量的評価の方法と、それを応用した臨床試験設計の評価方法を紹介する。ウイルス感染動態を数理モデルで捉えることが、新興感染症に対する治療法の確立にいかに貢献しうるかを議論する。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岩波 翔也(名古屋大学 大学院理学研究科理学専攻生命理学講座異分野融合生物学研究室(iBLab))収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2115-2121発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058268】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】患者ウイルス量データを使った感染症疫学への貢献
抄録
新型コロナウイルス感染症の流行後、PCR検査を用いて計測されたウイルス量データが多く報告されている。このようなデータから何がわかるだろうか?これまでの多くの研究はPCR検査の定性的な結果(陰性/陽性)に着目した研究がほとんどであったが、われわれはPCR検査の定量的な結果を疫学へ応用しようとしている。特にこれまでインタビュー頼りであった疫学研究の弱点を捕捉するように、ウイルス量データを用いた新しい疫学パラメータの推定(潜伏期間の推定)手法と、公衆衛生政策の評価法(隔離ガイドラインの評価)を紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者江島 啓介(インディアナ大学 公衆衛生大学院)収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2109-2114発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058267】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】インフォベイランスで感染症の多様性とダイナミクスを読み解く
抄録
物理世界のパンデミックがウイルスの拡散だとしたら、情報世界で生じるインフォデミックは誤情報やフェイクニュースの拡散であり、この対応関係はデジタルツインの概念を導入することで整理される。さらにこの双対性を敷衍すると、物理空間での疫学や感染動向監視のカウンターパートとして、情報空間における情報疫学やインフォベイランスの概念が導入される。その具体例として、人々の情報検索ログからインフルエンザの流行予測、コロナ禍の人々の関心の移り変わり、COVID-19流行予測や症状の多様性を読みとれることを解説する。(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者石川 哲朗(慶応義塾大学 医学部石井・石橋記念講座(拡張知能医学))収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2102-2108発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058266】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】COVID-19の宿主要因
抄録
COVID-19の病態の違いに、集団が有する遺伝的背景の違いが影響しているのではないかと考えられ、大規模な国際コンソーシアムによりCOVID-19の宿主因子を探索する研究が世界中で展開されている。これまでに、I型IFN関連遺伝子の変異やI型IFNに対する中和自己抗体が重症化に寄与することに加え、国際コンソーシアムによるメタGWASにより多数の疾患感受性遺伝子が同定されてきた。日本国内でも、アジア最大のバイオレポジトリーとなったコロナ制圧タスクフォースのGWASにより、COVID-19の重症化遺伝子としてDOCK2が同定され、COVID-19の有望な治療標的となることが期待される。(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者南宮 湖(慶応義塾大学 医学部感染症学教室)ほか収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2095-2101発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058265】(解説)
【感染症のデータサイエンス いかに感染を制御するのか?どうやって治療をデザインするのか?】公共シークエンスデータ解析によるウイルス研究の射程
抄録
生命科学がビッグデータ時代に突入して久しいが、ウイルス学も例外ではない。近年、データベースで公開された公共シークエンスデータを網羅的に解析するという「データ駆動」のアプローチにより、ウイルス学のさまざまな知見が明らかとなってきた。また、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い、ウイルス学は最も公共シークエンスデータの豊富な生命科学分野の一つになりつつある。本稿では、公共シークエンスデータ解析がウイルス研究にどのように応用可能か、実例を交えつつ紹介したい。(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者伊東 潤平(東京大学医科学研究所 感染・免疫部門システムウイルス学分野)収載誌/巻号頁実験医学 (0288-5514)/40巻13号 p.2089-2094発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058221】(レター)(英語)
沖縄県八重山地域におけるCOVID-19対策に関する意見(Perspectives on countermeasures against COVID-19 in the remote islands of Yaeyama region, Okinawa, Japan)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Kamegai Kohei(Disease Control and Prevention Center, Center Hospital of National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻3号 p.201-203発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058220】(解説)(英語)
アジア諸国から日本にアンビュランスジェットで緊急医療搬送された4例のCOVID-19症例の報告 多剤耐性菌に対する厳重な感染対策の重要性(A review of four cases of COVID-19 medically evacuated by ambulance jet from Asian countries to Japan: Importance of strict infection control measures against multidrug-resistant organisms)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Kubota Yoshifumi(Department of Infectious Diseases, Japanese Red Cross Narita Hospital)ほか収載誌/巻号頁Global Health & Medicine (2434-9186)/4巻3号 p.197-200発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057956】(会議録)
当院における新型コロナウイルス感染症患者に対する血管内治療および体外補助循環の対応
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医中誌Web
著者Katougi Keiichi(Imaging Center, St.Marianna University School of Medicine Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 (1340-4520)/37巻Suppl. p.346-347発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057814】(会議録)(英語)
VV-ECMO留置中のCOVID19肺炎に対するTAE症例の検討
リンク情報
医中誌Web
著者昆 祐理(聖マリアンナ医科大学 救急医学救急放射線部門)ほか収載誌/巻号頁日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 (1340-4520)/37巻Suppl. p.290発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057724】(会議録)(英語)
COVID-19に合併した特発性筋出血の臨床的特徴(Clinical features of spontaneous muscle hemorrhage associated with COVID-19 infection)
リンク情報
医中誌Web
著者Kishino Mitsuhiro(The Department of Diagnostic Radiology, Tokyo Medical and Dental University)ほか収載誌/巻号頁日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 (1340-4520)/37巻Suppl. p.245発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057650】(会議録)
災害レベルのCOVID-19感染症Withコロナ時代:苦難から学んだこと・気づかされたこと・変化を進化に・・ COVID-19に対するIVR看護 IVR看護師の役割
リンク情報
医中誌Web
著者小林 百合子(帝京大学医学部附属病院)収載誌/巻号頁日本インターベンショナルラジオロジー学会雑誌 (1340-4520)/37巻Suppl. p.207発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057460】(会議録)
新型コロナウイルス感染症の予防・治療について
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医中誌Web
著者山本 典生(東海大学 医学部基礎医学系生体防御学)収載誌/巻号頁日本臨床環境医学会総会プログラム・抄録集/29回 p.24発行年月2021.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057439】(原著論文)(英語)
不整脈がみられるCOVID-19患者の心電図所見 インドネシアの高次医療機関のデータ(ECG characteristics of COVID-19 patient with arrhythmias: Referral hospitals data from Indonesia)
抄録
インドネシアのCOVID-19入院患者でみられる不整脈と心電図所見を調査した。咽頭スワブ検体のPCR検査でCOVID-19が確認され、インドネシアの高次医療機関3施設へ入院した患者200名(男性134名、平均52±14歳)を後方視的に解析した。心電図記録は入院時、在院中、退院時に行われていた。退院時に不整脈イベントが記録された患者は全集団の22%で、その構成は新規発症の不整脈が6%分、既存の不整脈が16%分であった。不整脈の種類別では心房細動が最も多かった。入院時から退院時にかけての心電図変化としては、心拍数が平均91±22bpmから平均83±20bpmへと有意に低下しており、QT間隔は平均355±54msecから平均371±59msecへと有意に延長していた(いずれもp<0.001)。入院時から退院時にかけてQRS幅が拡大していたことは、新規発症不整脈の出現と関連していた。統計解析の結果、在院中の心拍数85bpm以上であることは死亡リスクを上昇させていることが示された(オッズ比2.7、p=0.02)。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Yoga Yuniadi (Department of Cardiology and Vascular Medicine, Faculty of Medicine, University of Indonesia, and National Cardiovascular Center Harapan Kita)ほか収載誌/巻号頁Journal of Arrhythmia (1880-4276)/38巻3号 p.432-438発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057162】(解説)
成人におけるマイコプラズマ肺炎とCOVID-19感染症
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医中誌Web
著者皿谷 健(杏林大学 呼吸器内科)収載誌/巻号頁日本マイコプラズマ学会雑誌 (1340-2382)/47-48号 p.81-85発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057159】(会議録)
マイコプラズマ感染性筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と新型コロナ後遺症の類似点および診断治療法の提案
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医中誌Web
著者松田 和洋(エムバイオテックマイコプラズマ感染症研究センター)収載誌/巻号頁日本マイコプラズマ学会雑誌 (1340-2382)/47-48号 p.76発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057138】(会議録)
新型コロナウイルス感染症とマイコプラズマ感染症の類似点 診断及び治療の問題点とpost/withコロナ時代の解決策
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医中誌Web
著者松田 和洋(エムバイオテックマイコプラズマ感染症研究センター)収載誌/巻号頁日本マイコプラズマ学会雑誌 (1340-2382)/47-48号 p.17発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023057131】(会議録)
コロナ禍下におけるマイコプラズマ肺炎の診断・治療
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医中誌Web
著者成田 光生(徳洲会札幌徳洲会病院 小児科)収載誌/巻号頁日本マイコプラズマ学会雑誌 (1340-2382)/47-48号 p.7-8発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056787】(原著論文)(英語)
テキストマイニング法を用いてオンライン講義を開発することで、感染爆発の中心から外れている地域の医療従事者が抱える不安は軽減する(Developing online lectures using text mining reduces health workers' anxiety in non-epicenter areas of COVID-19)
抄録
当院の職員458名を対象にCOVID-19に関する知識と不安を問う質問紙調査を行い、その結果をテキストマイニングで解析してオンライン講義を開発した。そして、その講義実施の効果を評価した。質問紙調査は、本講義開発前の2020年4月27〜28日(回答率45.6%)と、講義実施後の5月15〜22日(回答率62.9%)の2回行った。開発前の調査では、「感染予防と本院の対応」に対し関心・不安を覚えていた回答者の割合は28.2%、「感染とそれが自身、家族、周囲の人へ及ぼす影響」に対しては27.2%、「COVID-19の一般知識」へは20.3%であった。講義受講後はCOVID-19への不安を評価したリッカート尺度値が有意に低下し、有する知識への自信を表す同値は有意に上昇した。こうした結果は自由回答内容からも確認された。良い方向へ生じた変化は講義内で重点的に論じた話題と強く関連しており、感染予防に関しては特にそうであった。感染爆発中心から外れた地域の医療従事者に対しては、質問紙調査を行いテキストマイニング法にてオンライン講義を開発して実施することでCOVID-19の不安を効果的に軽減できることが示された。
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医中誌Web
PubMed
機関リポジトリ(無料)
著者Ogasawara Masahiko(Department of General Medicine, Toyota Regional Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Nagoya Journal of Medical Science (0027-7622)/84巻1号 p.42-59発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056534】(会議録)
COVID-19対応産科リエゾンシステムの構築 埼玉県産婦人科医会のコロナ対策
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医中誌Web
著者桑田 知之(埼玉県産婦人科医会)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-559発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056532】(会議録)
待機的管理を軸としたCOVID-19感染妊婦の新たな集学的妊娠分娩管理と経腟分娩における臨床的知見
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医中誌Web
著者古谷 毅一郎(りんくう総合医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-559発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056520】(会議録)
当院におけるSARS-CoV-2陽性妊婦の周産期管理の経験
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医中誌Web
著者村井 健(トヨタ記念病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-555発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056519】(会議録)
当院における新型コロナウイルス感染妊婦67例の周産期管理について
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医中誌Web
著者金城 忠嗣(琉球大学医学部附属病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-554発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056516】(会議録)
当院における新型コロナウイルス感染妊婦の検討
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医中誌Web
著者井淵 誠吾(大阪医科薬科大学病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-553発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056512】(会議録)
当院で経験したCOVID-19関連妊婦30例の検討
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医中誌Web
著者山田 野々花(石川県立中央病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-552発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056511】(会議録)
当院におけるCOVID-19妊産婦14例の診療経験
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医中誌Web
著者江口 武志(岡山赤十字病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-552発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056238】(会議録)
不妊専門クリニックにおけるCOVID-19ワクチン接種の試み 不妊治療患者へのアンケート
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医中誌Web
著者園田 桃代(園田桃代ARTクリニック)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-460発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056237】(会議録)
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下における婦人科受診控えの現状 ホルモン補充療法治療と骨粗鬆症管理
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医中誌Web
著者添田 わかな(獨協医科大学)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-460発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055245】(会議録)
新型コロナウイルス感染症とどう向き合うか?〜パンデミックが起こった時,どうする? ワクチンと治療薬
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医中誌Web
著者三鴨 廣繁(愛知医科大学 大学院医学研究科臨床感染症学)収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-147発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055108】(原著論文)(英語)
日本のhigh-volume centerの胃癌治療に対するCOVID-19の影響 JCOG胃がんグループによる調査研究(Impact of COVID-19 on gastric cancer treatment in Japanese high-volume centers: a JCOG stomach cancer study group survey)
抄録
新型コロナウイルス感染症2019(COVID-19)パンデミックが日本の胃癌治療へ与えた影響を評価するため質問票調査を実施した。2020年5月から8月にかけて日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)の胃がんグループのメーリングリストを通じて62施設に対し質問票を計12回配布した。回収率は74%(551/744)であった。5月初めには約50%の施設がCOVID-19のため手術枠を制限していたが、それ以後は徐々に制限を緩和した。胃切除術の施行件数は前年の同時期の80%未満であった。関東および関西以外の施設で影響が小さかったのに対し、東京都の施設では最も影響が深刻であり、胃切除術の施行件数は前年の約50%まで減少していた。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Tokunaga Masanori(Department of Gastrointestinal Surgery, Tokyo Medical and Dental University)ほか収載誌/巻号頁Surgery Today (0941-1291)/52巻2号 p.231-238発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055015】(総説)(英語)
COVID-19環境下における、子供の不安関連問題に対するインターネットを用いた認知行動療法に関する記述的レビュー(Descriptive review of internet-based cognitive behavior therapy on anxiety-related problems in children under the circumstances of COVID-19)
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医中誌Web
著者Shirotsuki Kentaro(Faculty of Human Sciences, Musashino University)ほか収載誌/巻号頁Biopsychosocial Medicine (1751-0759)/16巻 p.1 of 6-6 of 6発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054709】(総説)(英語)
【二次出版】SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型)感染によるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の病態生理(Secondary Publication The Pathophysiology of COVID-19(Coronavirus Disease 2019) Caused by the Infection of SARS-CoV-2(Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2))
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者Nakamura-Ishizu Ayako(Department of Microscopic Anatomy, Tokyo Women's Medical University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Tokyo Women's Medical University Journal (2432-6186)/5巻 p.29-37発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054708】(総説)(英語)
【二次出版】COVID-19パンデミック 薬剤開発および治療(Secondary Publication COVID-19 Pandemic: Drug Development and Treatment)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者Tsukahara Fujiko(Department of Pharmacology, Tokyo Women's Medical University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Tokyo Women's Medical University Journal (2432-6186)/5巻 p.19-28発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054611】(総説)(英語)
Shufeng Jieduカプセルとその主成分ハーブによる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に効果があると考えられる治療 レビュー(Potential therapeutic effect of Shufeng Jiedu capsule and its major herbs on coronavirus disease 2019(COVID-19): A review)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Xu Yayun(Department of Epidemiology and Biostatistics, School of Public Health, Anhui Medical University)ほか収載誌/巻号頁Drug Discoveries & Therapeutics (1881-7831)/15巻6号 p.289-299発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054610】(総説)(英語)
アウトブレークから2年経過したCOVID-19を治療するための創薬(Drug discovery to treat COVID-19 two years after its outbreak)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Gao Jianjun(Department of Pharmacology, School of Pharmacy, Qingdao University)ほか収載誌/巻号頁Drug Discoveries & Therapeutics (1881-7831)/15巻6号 p.281-288発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054460】(原著論文)(英語)
COVID-19の第3波中に一専門病院で経験したCOVID-19患者の治療と成績 第1/2波に比べ年齢は上がり死亡率は上昇している(Treatment and outcome of COVID-19 patients in a specialized hospital during the third wave: advance of age and increased mortality compared with the first/second waves)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第3波発生中、軽症例・中等症例の診療を目的とした特定病院において観察された本疾患の患者の臨床経過を明らかにし、第1/2波の場合と比較した。2020年9月〜2021年3月に治療したCOVID-19患者581名(男性289名)を後方視的に調査した。年齢中央値は78歳で、第1/2波での53歳よりも高齢であった。軽症判定例(経皮的酸素飽和度(SpO2)が96%以上)は121名、中等症Iは324名、中等症IIは132名、重症(ICU入室または人工呼吸管理を要する)は4名であった。治療薬としてはファビピラビル、シクレソニド、デキサメタゾン、ヘパリンが投与されていた。496名(85%)は呼吸状態が回復し、81名(14%)では悪化していた。51名(9%)は三次病院へ搬送され、30名(5%)は死亡していた。呼吸状態悪化の責がある要因は、年齢、男性、高BMI、入院時のC反応性蛋白、であった。このように、第3波にみられた患者は第1/2波よりも高齢化していた。第3波で示された死亡率は5%であったが、この死亡率は第1/2波の5倍に上昇していた。
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医中誌Web
PubMed
著者Oda Yutaka(Department of Anesthesiology, Osaka City Juso Hospital)ほか収載誌/巻号頁JA Clinical Reports (2363-9024)/7巻 p.1 of 7-7 of 7発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054452】(総説)(英語)
血液浄化療法はCOVID-19に適用できるか?(Blood purification could tackle COVID-19?)
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医中誌Web
PubMed
著者Yamada Hiroyuki(Department of Primary Care and Emergency Medicine, Graduate School of Medicine, Kyoto University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Intensive Care (2052-0492)/9巻 p.1 of 4-4 of 4発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054288】(総説)(英語)
低分子薬と漢方薬の研究におけるリバースドッキングの適用(Application of Reverse Docking in the Research of Small Molecule Drugs and Traditional Chinese Medicine)
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医中誌Web
PubMed
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者Wang Hongxu(Jiangsu Key Lab of Drug Screening, China Pharmaceutical University)ほか収載誌/巻号頁Biological & Pharmaceutical Bulletin (0918-6158)/45巻1号 p.19-26発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054170】(原著論文)(英語)
口腔ケア製品がSARS-CoV-2に対してin vitroで示す殺ウイルス活性(Virucidal activity of oral care products against SARS-CoV-2 in vitro)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策として、疾病予防管理センター(CDC)と米国歯科衛生士協会は、唾液中のSARS-CoV-2ウイルスを減らすことを目的に、歯科処置の前後で塩化セチルピリジニウム(CPC)またはクロルヘキシジン(CHX)配合の口腔ケア製品を使用することを推奨している。しかし、それを裏付けるエビデンスはまだ得られていない。本研究では、各国で入手できる製品を対象に、SARS-CoV-2に対する殺ウイルス活性をin vitro評価した。日本の4製品、欧州の2製品、米国の3製品、中国の1製品を評価対象とした。それらは洗口液、歯磨きペースト、スプレーの製品であり、CPC、CHX、その両者、またはデルモピノール塩酸塩が配合されていた。in vitroアッセイの結果、CPC配合またはデルモピノール塩酸塩配合の製品はいずれも、接触させた時間に応じてSARS-CoV-2が不活化されることが示された。この結果から、各国で入手できるこれらの口腔ケア製品は口内のSARS-CoV-2ウイルス量を減らせることが示唆された。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Komine Akihiko(R&D, Sunstar)ほか収載誌/巻号頁Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology (2212-5558)/33巻4号 p.475-477発行年月2021.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054061】(解説)
【重症熱性血小板減少症候群(SFTS)研究における最新知見-感染経路,病態,予防,治療】SFTS重症化と自然免疫応答
抄録
近年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによって,われわれの持つ免疫システムとウイルスの病原性との関係性について改めて注目されつつある.ヒトには大きく分けて自然免疫系と獲得免疫系の2つの免疫システムが備わっている.特に自然免疫系は,ウイルス感染初期に迅速に働く防御機構として重要な免疫システムである.それら免疫システムをコントロールする中心的な存在としてサイトカインとよばれる分泌性タンパク質がある.重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の報告以降,その原因ウイルスであるSFTSウイルスの病原性について多くの研究が行われている.そのなかで,免疫システムによる炎症性サイトカインの過剰産生(サイトカインストーム)がSFTSの重症化に関与していることが示唆されている.本稿では,SFTSウイルス感染時におけるサイトカインの産生メカニズムとSFTSウイルスの非構造タンパク質であるNSs(non-structural)の病原性への関与について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者山田 辰太郎(ドイツ)ほか収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻2号 p.148-151発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054058】(解説)
【重症熱性血小板減少症候群(SFTS)研究における最新知見-感染経路,病態,予防,治療】抗ウイルス薬ファビピラビルとSFTS
抄録
近年,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などにより重要性が再認識されている新興感染症の多くはウイルス感染症であり,重症熱性血小板減少症候群(SFTS)もそのひとつである.感染症治療の基本は,原因となる病原微生物をつきとめ,対症療法に加えて,その病原体の増殖を抑制する抗微生物薬を投与することである.SFTSは局地的な感染症であることに加え希少疾患であるが,ウイルス性出血熱に加えられるべき致死率のとても高い感染症であり,接触感染でヒト/愛玩動物-ヒト感染もありうるため,治療薬開発が急務である.ファビピラビルは条件付きではあるものの,"新型または再興型インフルエンザウイルス感染症"に対し国内で承認された抗ウイルス薬である.オルソミクソウイルス,ブニヤウイルス,アレナウイルス,フィロウイルスだけでなくSFTSウイルス(SFTSV)に対しても抗ウイルス活性を示し,実臨床での有用性が期待されている.筆者らは,わが国でSFTSに対するファビピラビルの医師主導型臨床試験を行った.本稿ではその成果を紹介するとともに,海外の臨床試験の結果とあわせて,SFTSに対するファビピラビルの治療効果に関する現況を概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
PierOnline
著者末盛 浩一郎(愛媛大学 大学院医学系研究科血液・免疫・感染症内科学)ほか収載誌/巻号頁医学のあゆみ (0039-2359)/284巻2号 p.133-136発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053823】(解説)
【コモンディジーズの中医治療-発汗障害-】鍼灸治療院でみる発汗障害の鍼灸治療の実際
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医中誌Web
著者藤井 正道(結(ゆい)鍼灸院)収載誌/巻号頁中医臨床 (0389-4843)/43巻4号 p.461-464発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053572】(原著論文)
高齢者施設で発生したCOVID-19クラスター24人への往診による中和抗体sotrovimab投与
抄録
2022年1月SARS-CoV-2オミクロン株(BA.1系統)の急激な感染拡大により,東京都内で高齢者施設等での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが多発した。高齢者施設等には重症化リスクの高い高齢者が入所しているが,介護度が高く,認知症・徘徊などもあることから全例の入院治療は困難なことが多い。われわれは施設クラスターに対応し,医師・看護師を派遣し往診での感染対策指導を行ったうえでCOVID-19患者24人に中和抗体sotrovimabを投与した。このうち2人は脱水などで入院となったが,残る患者は施設内で療養を完遂できた。また,施設内での他フロアへの感染拡大もみられず,最終的にクラスターは収束した。往診による感染対策指導と中和抗体等での治療介入は,施設内の感染拡大防止,病院の医療リソースの保全,患者の生活環境維持などの利点があり,施設クラスター対策として有用であると考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者杉原 誠人(東京都立病院機構東京都立多摩北部医療センター リウマチ膠原病科)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/70巻6号 p.453-459発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053546】(解説)
山本巌医学に学ぶ『気・血・水の異常』の西洋医学的病態とその治療について
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医中誌Web
著者山方 勇次(勇山会山方内科医院)収載誌/巻号頁福岡医師漢方研究会会報/43巻6号 p.1-14発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053463】(解説)
東洋堂臨床録(309)
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医中誌Web
著者松本 一男(皇漢会)収載誌/巻号頁漢方療法/26巻9号 p.644-647発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053459】(解説)
痛みの漢方治療の実際(11)
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医中誌Web
著者平田 道彦(平田ペインクリニック)収載誌/巻号頁漢方療法/26巻9号 p.614-620発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053282】(解説)
話題のくすり ニルマトレルビル/リトナビル
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医中誌Web
著者丸木 孟知(国立国際医療研究センター国際感染症センター)ほか収載誌/巻号頁日本病院薬剤師会雑誌 (1341-8815)/58巻12号 p.1451-1457発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052707】(解説)
えびさんぽ(第12回) ランドマークスタディで振り返る2022年 ランドマークスタディと路地裏エビデンス
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医中誌Web
著者青島 周一(徳仁会中野病院 薬局)収載誌/巻号頁治療 (0022-5207)/104巻12号 p.1408-1410,1514-1515発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052044】(会議録)
医療法人の全職種からなる肝炎医療コーディネーターで取り組んだ世界肝炎デー2022 規模やレベルを求めないコロナ禍でもできた中小病院での活動に必要な2つの基盤
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医中誌Web
著者松竹 春奈(ロコメディカル江口病院)ほか収載誌/巻号頁日本消化器病学会九州支部例会・日本消化器内視鏡学会九州支部例会プログラム・抄録集/120回・114回 p.89発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052023】(解説)
感染症・予防接種レター(第95号) 大阪市独自のCOVID-19診療チーム体制について Kansai Intensive Area Care Unit for SARS-Cov 2対策部隊(KISA2隊)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡田 賢司ほか収載誌/巻号頁小児保健研究 (0037-4113)/81巻6号 p.528-531発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051848】(解説)
COVID-19受け入れ病棟における感染対策と患者対応の工夫
抄録
2020年3月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が山形県内で発生し、当院でも一般病床をCOVID-19陽性患者受け入れ病棟として体制を整え、2020年12月から2021年10月まで344名の診療を行った。病棟はレッドゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンにゾーニングを行い、病室配置と看護師の動線を考慮し物品配置を行った。軽症者は体温等を自己測定しタブレットでの聞き取りを行い、定期的に観察し記録を行った。重症者や介護度の高い患者は、感染対策を取りながら病室で対応した。放射線と採血方法の検討、栄養と配膳手順、他科受診の方法も、感染予防し行った。看護師は適切に防護用具の着脱ができるようフィッティングテスターや看護師相互の確認を徹底した。COVID-19のパスを導入し、全患者にパスを適応した。経験した情報をスタッフ間での共有できるように定期的に多職種により勉強会を行った。COVID-19という未経験の領域にも病院全体で連携し対応できた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者富田 郁子(山形市立病院済生館 看護部)ほか収載誌/巻号頁山形市立病院済生館医学雑誌 (0385-1184)/47巻1号 p.41-46発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051846】(原著論文)
COVID-19感染症対応病棟における薬学的管理と薬剤師業務
抄録
COVID-19感染症対応病棟(以下、COVID-19病棟)における薬学的管理と薬剤師業務については具体的なマニュアルやガイドラインが無く、手探りの状態であった。今回、2020年12月から2021年11月までにCOVID-19病棟で行った薬学的管理と薬剤師業務をまとめた。COVID-19病棟開設当初はカルテ上の情報で薬学的管理および薬剤師業務を行う予定であったが、持参薬等の入院時患者情報不足や治療薬剤の多様化により患者への入院時面談や薬剤管理指導を行う必要があった。また、薬剤師業務においては、電子カルテに一患者あたり平均5.3件の薬学的管理および薬剤師業務に関わる入力を行っていた。薬剤に関与した医師への提案内容を調査したところ、COVID-19治療だけでなく、併存疾患に関連した内容も見られ、COVID-19病棟における薬剤師業務は患者の全身管理に寄与していた。また、他病棟の業務と比較し、薬剤の管理・服薬計画の業務が多いことがわかった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐東 未咲(山形市立病院済生館 薬局)ほか収載誌/巻号頁山形市立病院済生館医学雑誌 (0385-1184)/47巻1号 p.28-34発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051828】(会議録)
タッチケアとコロナ後遺症
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医中誌Web
著者臼井 幸治(銀座レンガ通りクリニック)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/15巻3号 p.202発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051824】(会議録)
新型コロナウイルス関連の病状に対するバイオレゾナンスを軸とした統合医療での診断・治療の有効性
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医中誌Web
著者森嶌 淳友(表参道ウェルネス統合医療クリニック)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/15巻3号 p.200発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051808】(会議録)
オゾン療法はCOVID-19に対して有効か(第3報)
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医中誌Web
著者松村 浩道(鎌倉元氣クリニック)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/15巻3号 p.192発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051800】(会議録)
慢性疾患と統合医療 新型コロナウイルス感染症罹患後症状(倦怠感、認知機能障害、および抑うつなどの精神症状)に対する統合医療的アプローチ
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医中誌Web
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/15巻3号 p.177発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023051188】(解説)
【てんかん診療update-診断,治療,社会整備,基礎研究の最新情報-】コロナ禍とてんかんの診断・治療
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医中誌Web
MedicalOnline
著者赤松 直樹(国際医療福祉大学 医学部脳神経内科)収載誌/巻号頁日本臨床 (0047-1852)/80巻12号 p.2019-2023発行年月2022.12
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【2023051149】(解説)
新型コロナ療養記 回復を助ける食養料理
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医中誌Web
著者河村 かづし収載誌/巻号頁綜合医学/46巻46 p.32-33発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023050915】(会議録)
COVID-19と慢性疼痛-そのメカニズムと治療の有用性・可能性 COVID-19後の慢性疼痛に対する運動療法の可能性 COVID-19罹患後症状と不活動による慢性疼痛対策としての運動
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医中誌Web
MedicalOnline
著者松原 貴子(神戸学院大学 総合リハビリテーション学部)収載誌/巻号頁PAIN RESEARCH (0915-8588)/37巻4号 p.204発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023050914】(会議録)
COVID-19と慢性疼痛-そのメカニズムと治療の有用性・可能性 COVID-19罹患後の慢性疼痛の現状について
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医中誌Web
MedicalOnline
著者馬場 研二(愛知医科大学メディカルセンター 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁PAIN RESEARCH (0915-8588)/37巻4号 p.203発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023050913】(会議録)
COVID-19と慢性疼痛-そのメカニズムと治療の有用性・可能性 COVID-19がもたらした慢性疼痛の病態を個体と取り巻く社会環境から考える
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医中誌Web
MedicalOnline
著者山田 恵子(順天堂大学 大学院医学研究科疼痛制御学)収載誌/巻号頁PAIN RESEARCH (0915-8588)/37巻4号 p.202発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023049940】(解説)
【新型コロナウイルス感染症の教訓-パンデミックにいかに対峙し何を学んだか-】新型コロナウイルス感染症に対する日本政府の対応
抄録
日本における最初のケースは2020年1月15日に発生した神奈川県の感染事例だが,その後武漢からの帰国者やダイヤモンド・プリンセス号への対応など主に水際対策を中心に対策を行ってきた.また,サーベイランスシステムの構築や積極的疫学調査のガイドラインの策定,検査体制や医療提供体制の構築のための準備などを行った.厚生労働省内には新型コロナウイルス対策本部が設置されるとともに政府全体での対応が必要なことから総理を本部長とする政府の新型コロナウイルス対策本部も設置された.さらにアドバイザリーボードや新型コロナウイルス感染症専門家会議など専門家の助言組織も設置されるなど初動対応を講じた.4月に入っても感染拡大は収まる気配がなく,4月7日には最初の緊急事態宣言を発出し,東京や大阪など一部の都道府県において緊急事態措置を講じた.4月15日に緊急事態措置の対象を全国に拡大したが,4月11日に1日感染者数644人とピークを迎えた後,減少に転じ,5月25日には緊急事態宣言を解除した.後にこの感染拡大は第1波と呼ばれることとなった.その後8月には第2波,冬には第3波,2021年春には第4波,夏には第5波,2022年冬から春にかけて第6波,夏に第7波が到来した.この間,ウイルスは変異をとげながら世界中に広がった.2020年当初からワクチンや医薬品の開発にも力を入れていたが,ワクチンについては各国の争奪戦になることが予想されたため,夏の段階から海外のワクチン製造業者と協議を重ね,契約を締結した.その結果,2021年2月から医療従事者を対象に接種が始まり,その後,市町村において接種体制を整備しながら高齢者や基礎疾患を有する方などに接種を拡大していき,多くの国民に2回目,3回目,4回目と接種を進めていった.人口当たりの感染者数や死亡者数はこれまでのところ他の先進諸国と比較して大幅に少ない数で推移してきた.本稿では,政府の実施してきた,初動対応,組織やガバナンス,水際対策,サーベイランス,積極的疫学調査,保健所体制,検査体制,医療体制,ワクチン,医薬品,広報・リスクコミュニケーションなど様々な対応について振り返り,得られた教訓などをまとめた.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者正林 督章収載誌/巻号頁保健医療科学 (1347-6459)/71巻4号 p.280-291発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023049905】(原著論文)
ファビピラビルによる血清尿酸値変動の検討
抄録
2020年4月に当院1例目のCOVID-19患者が入院した。肺炎を併発し、重症化抑制目的にファビピラビルを投与したところ、血清尿酸値が12mg/dL以上に上昇し、血清クレアチニン値も入院時0.8mg/dLが1.2mg/dLと上昇した、高尿酸血症治療薬のフェブキソスタットを併用したところ、尿酸値、クレアチニン値とも改善した。この経験から、その後の症例についてもファビピラビル投与に伴う尿酸値や腎機能の変動を調べた。本例を含め、2021年9月までに入院しファビピラビルを投与された10例を対象とし、投与前後の「血清尿酸値」「血清クレアチニン値」「eGFR」「尿中尿酸排泄率」を後方視的に調査した。全例フェブキソスタットを併用されていたが、併用によっても10例中6例は尿酸値が上昇し、うち4例は7.0mg/dL以上の高尿酸血症であった、尿酸値が上昇した6例では、クレアチニン値が有意に上昇し、eGFRが有意に低下した。ファビピラビルによる血清尿酸値上昇の機序について考察を加えた。
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医中誌Web
著者今野 武志(秋田県厚生農業協同組合連合会雄勝中央病院 薬剤科)ほか収載誌/巻号頁秋田腎不全研究会誌/25巻 p.54-59発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049757】(解説)
第48回年次大会(特別講演・教育講演・基礎講座)講座 病原性ウイルスの効果的な制御方法を求めて
抄録
ウイルス制御を検討するうえで,使用するウイルスは,DNAウイルスかRNAウイルスかより,エンベロープを有するかノンエンベロープウイルスかを明確に区別すべきである。ノンエンベロープウイルスは一般細菌・真菌より消毒薬に対する抵抗性が高いからである。我々は,主にノンエンベロープウイルスであるエンテロウイルスとアデノウイルスを中心に様々な抗ウイルス剤を検討してきた。次亜塩素酸水は,pH3前後で低濃度の有効塩素濃度で即効的な効果が高いことを明確にした。アルコール製剤では,アデノウイルス8型で抵抗性を示し,その使用において石鹸流水の併用が推奨された。現在,SARS-CoV-2によるパンデミックによって様々な商品が市販されている。今後は,生体に対して毒性がなく,環境に対する負荷が少ない殺菌・消毒薬の開発と,殺菌機序の解明を含めた総合的な評価をしたうえで,殺菌・消毒薬の適切な使用方法を提示すべきであろう。(著者抄録)
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著者岩澤 篤郎(東京医療保健大学 大学院医療保健学研究科)収載誌/巻号頁日本防菌防黴学会誌 (2187-431X)/50巻11号 p.469-474発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049740】(会議録)
【新型コロナ特集】COVID-19診療 コロナ禍における集中治療室の病棟運営の経験を振り返って
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著者井上 優子(大阪府済生会中津病院 看護部)収載誌/巻号頁大阪府済生会中津病院年報 (0918-5771)/32巻2号 p.282発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023049738】(解説)
【新型コロナ特集】COVID-19診療 新型コロナウイルス感染症に対する薬剤師の役割
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医中誌Web
著者三木 芳晃(大阪府済生会中津病院 感染管理室)収載誌/巻号頁大阪府済生会中津病院年報 (0918-5771)/32巻2号 p.278-280発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023049735】(解説)
【新型コロナ特集】COVID-19診療 当院における新型コロナウイルス感染症診療 呼吸器内科の立場から
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医中誌Web
著者上田 哲也(大阪府済生会中津病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁大阪府済生会中津病院年報 (0918-5771)/32巻2号 p.268-272発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023049731】(原著論文)
第1波から第6波におけるCOVID-19流行波ごとの入院患者の臨床的特徴 大阪府の単施設における検討
抄録
2022年5月までに当院に入院したCOVID-19全患者749名を対象に,後方視的に臨床的特徴を第6波までの流行波ごとに評価した。年齢は中央値65歳,第3波で高く第5波で低かった。発症から入院までの期間は4日,第4,5波で長かった。入院期間は11日,第3波で長かった。重症度は第3,4波で高く,第6波で低かった。第3,6波で院内・施設内感染者が多く死亡率が高かった。今後も院内・施設内感染の対応が重要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者上田 哲也(大阪府済生会中津病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁大阪府済生会中津病院年報 (0918-5771)/32巻2号 p.245-249発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023049701】(解説)
続・ケースレポートを書こう! "論文の軸の設定"トレーニング(第11回) 重症COVID-19肺炎治療中に気管挿管チューブ閉塞をきたした症例 稀もしくは新規の病気・病原体における注意喚起
抄録
<文献概要>今回は,ケースレポートにできる症例((1)ある疾患の新規な症状・所見・経過,(2)ある薬剤の新規な副作用・薬剤相互作用,(3)2つの疾患間に予想外の関連性,(4)ある疾患の新規な診断方法,(5)ある疾患の新規な治療方法,予想外の治療効果,(6)稀もしくは新規の病気・病原体)のうち,(6)に該当する症例を提示する.次の症例提示を読んで,第1新規性,第2新規性(または臨床的有用性)について考えてみよう.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者杉本 龍(兵庫県立丹波医療センター 内科)ほか収載誌/巻号頁Medicina (0025-7699)/59巻12号 p.2304-2308発行年月2022.11
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【2023049279】(原著論文)
COVID-19感染者が救われたと感じた言葉掛けやサポート 軽症者等療養施設入所中の療養者への調査から
抄録
軽症者等療養施設(宿泊施設)に入所中の新型コロナウイルス感染症患者が救われたと感じた言葉掛けやサポートを、著者らが看護業務に従事した兵庫県下に設置された4つの宿泊施設に入所した16歳以上の患者へのアンケート調査から検討した(有効回答107名)。調査は令和3年1月26日から2月28日までの第3波の期間に行った。その結果、宿泊施設に入所した感染者は、自身の病状以上に家族や職場等の周囲への影響に不安を感じており、「家族・友人・職場」から受けた【休息を促し心身を気遣う言葉掛け】【罪悪感を和らげる言葉掛け】【メール等での継続的なやりとり】などが救いとなっていた。また、感染したことを知られたくないために周囲に相談できず、必要な情報を得られないことで不安が増大しており、医療者から受けた気持ちが楽になった、救われたように感じたサポートとして、【体調の把握や確認と症状経過の説明】【保健所(保健師)からの毎日の電話】といった「具体的な対応」や、【安心できる口調での会話と傾聴】【不安への気遣いと対応】などの「精神面への配慮」が挙げられた。
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医中誌Web
著者高田 大樹(兵庫県立加古川医療センター)ほか収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.56-59発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023048770】(会議録)
非代償性肝硬変に合併したCOVID-19に対する抗ウイルス治療
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医中誌Web
著者日高 勲(済生会山口総合病院 消化器内科)ほか収載誌/巻号頁肝臓 (0451-4203)/63巻Suppl.2 p.A592発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023048637】(会議録)
承認後7年のIFNフリー治療のウイルス学的著効(SVR)後発癌とSVR後フォローアップ状況 特にCOVID-19との関連
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医中誌Web
著者渡邊 真彰(北里大学メディカルセンター 消化器内科)ほか収載誌/巻号頁肝臓 (0451-4203)/63巻Suppl.2 p.A553発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023048480】(会議録)
免疫抑制剤を使用したCOVID-19肺炎におけるHBV再活性化スクリーニングの現状
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医中誌Web
著者松居 剛志(手稲渓仁会病院 消化器病センター)ほか収載誌/巻号頁肝臓 (0451-4203)/63巻Suppl.2 p.A464発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023048458】(会議録)
COVID-19の臨床
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医中誌Web
著者大曲 貴夫(国立国際医療研究センター国際感染症センター)収載誌/巻号頁肝臓 (0451-4203)/63巻Suppl.2 p.A448発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023048079】(解説)
我が国の集中治療医療提供体制を強靱化するための提言
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医中誌Web
Crossref
著者土井 研人ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻5号 p.485-492発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023048013】(解説)
【ウィズコロナ時代の公衆衛生活動】いわゆる「福井モデル」について
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医中誌Web
著者四方 啓裕(福井県若狭健康福祉センター(若狭保健所))収載誌/巻号頁北陸と公衆衛生 (0288-7649)/68号 p.9-11発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023047997】(解説)
【腎疾患における臨床研究の進歩】国内データベースの活用 DPCデータベース
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医中誌Web
MedicalOnline
著者田上 隆(日本医科大学武蔵小杉病院 救命救急科)収載誌/巻号頁腎と透析 (0385-2156)/93巻3号 p.391-398発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023047876】(解説)
社会小児科学 米国における小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)
抄録
<文献概要>小児多系統炎症性症候群(MIS-CあるいはPIMS)は,COVID-19罹患後に発症する,まれではあるが重篤化する症候群である.2つ以上の臓器障害と血液炎症マーカーの上昇を伴い,約半数に循環器系の合併症を伴う.治療は,免疫グロブリンとステロイドなどの抗炎症療法,血栓の予防,対症療法が中心となる.現在のところ,日本での報告は非常に少ないが,変異株の出現により,疾患概念が変化する可能性があり,この症候群を認識することは重要である.また,この症候群に対する,予後の追跡やワクチンの意義など,今後,世界中から報告される多施設共同臨床研究の動向にも注目していただきたい.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者梶本 英美(シアトル小児病院 循環器小児科)収載誌/巻号頁小児科 (0037-4121)/63巻9号 p.1042-1048発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023047843】(解説)
【Withコロナ時代の家族看護〜面会制限下での新たな家族ケア〜】(Part 1)COVID-19が家族に及ぼす影響と家族ケアの実際 終末期ケアにおける家族面会の意義
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医中誌Web
著者林 由紀(大府あおぞら有床クリニック)収載誌/巻号頁看護技術 (0449-752X)/68巻11号 p.1085-1086発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047842】(解説)
【Withコロナ時代の家族看護〜面会制限下での新たな家族ケア〜】(Part 1)COVID-19が家族に及ぼす影響と家族ケアの実際 在宅療養を行う家族へのケア
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医中誌Web
著者林 由紀(大府あおぞら有床クリニック)収載誌/巻号頁看護技術 (0449-752X)/68巻11号 p.1082-1084発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047840】(解説)
【Withコロナ時代の家族看護〜面会制限下での新たな家族ケア〜】(Part 1)COVID-19が家族に及ぼす影響と家族ケアの実際 COVID-19発症に伴う家族ケア 面会制限下における「あいまいな喪失」への支援
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医中誌Web
著者松本 啓子(東京北医療センター 看護部)収載誌/巻号頁看護技術 (0449-752X)/68巻11号 p.1076-1079発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047682】(原著論文)
当院に入院したCOVID-19患者の2年間の解析
抄録
2020年はじめより日本中に広がった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、東播磨地域においても同年4月以降、何度も大きな感染の波を繰り返している。当院は感染のフェーズに合わせて多数の受け入れを行ってきており、2020年4月より2022年3月までの2年間にCOVID-19入院患者を1010人受け入れている。当初は死亡率8.2%で重症化する症例も多かったが、治療薬の進歩により、第5波では死亡例はなかった。一方で第6波ではCOVID-19自体よりも基礎疾患で悪化する症例も目立ち、今後の推移について、薬剤の効果を含め慎重に見極めていく必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
著者西馬 照明(加古川市民病院機構加古川中央市民病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁加古川市民病院機構学術誌 (2189-1567)/11巻 p.7-10発行年月2022.08
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論文タイトル
【2023047154】(会議録)
当院におけるCOVID-19罹患の気管支喘息患者の臨床学的特徴(第2報)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者塚田 晃成(国立国際医療研究センター病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁アレルギー (0021-4884)/71巻6-7号 p.864発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047052】(会議録)
アナフィラキシー:疫学・治療 コロナワクチン副反応としてのアレルギー症状に対するビラスチン予防投与の有用性
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医中誌Web
MedicalOnline
著者渡邉 直人(聖隷横浜病院 アレルギー内科)収載誌/巻号頁アレルギー (0021-4884)/71巻6-7号 p.831発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047051】(会議録)
アナフィラキシー:疫学・治療 当院医療従事者における新型コロナウイルスワクチン接種によるアナフィラキシーの頻度
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医中誌Web
MedicalOnline
著者増野 智章(大分赤十字病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁アレルギー (0021-4884)/71巻6-7号 p.831発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023046814】(会議録)
サーモプラスティ、その他 重症喘息治療による新型コロナウイルスワクチンによる抗体価への影響
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医中誌Web
MedicalOnline
著者知花 和行(獨協医科大学日光医療センター 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁アレルギー (0021-4884)/71巻6-7号 p.792発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023046777】(会議録)(英語)
COVID-19パンデミック後の江戸川区内小児医療施設における喘息吸入療法の変化 地域アンケート調査(Changes in asthma inhalation therapy in pediatric facilities in Edogawa City after COVID-19 pandemic - regional questionnaire surveillance)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Kojima Mayuki(Department of Pediatrics, Juntendo University Hospital)ほか収載誌/巻号頁アレルギー (0021-4884)/71巻6-7号 p.740発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023046547】(会議録)
新型コロナウイルス感染症治療に使用されるレムデシビル、ファビピラビルおよびエトポシドのLC-MS/MS定量法の構築
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医中誌Web
MedicalOnline
著者高崎 新也(東北大学病院 薬)ほか収載誌/巻号頁JSBMS Letters (1881-5464)/46巻Suppl. p.117発行年月2021.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023046103】(会議録)(英語)
タンパク質間相互作用阻害を機序とする抗新型コロナウイルス薬の創出(Screening for new types of coronavirus inhibitors that block protein-protein interaction)
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医中誌Web
著者Hamajima Ryusei(Grad. Sch. Pharm. Sci., Nagoya Univ.)ほか収載誌/巻号頁生物物理 (0582-4052)/62巻Suppl.1-2 p.S347発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023046100】(会議録)(英語)
LB-PaCS-MD/FMO法を用いたSARS-CoV-2メインプロテアーゼの強力な阻害剤の評価(Evaluation of the Potent SARS-CoV-2 Main Protease Inhibitors using LB-PaCS-MD/FMO Technique)
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医中誌Web
著者Hengphasatporn Kowit(Center for Computational Sciences, Univ. Tsukuba)ほか収載誌/巻号頁生物物理 (0582-4052)/62巻Suppl.1-2 p.S345発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023045980】(会議録)(英語)
SARS-CoV-2 3CLプロテアーゼと基質ペプチドの結合解離過程の解析(Binding and unbinding kinetics of peptide substrate of SARS-CoV-2 3CL protease)
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医中誌Web
著者Moritsugu Kei(Grad. Sch. Med. Life Sci., Yokohama City Univ.)ほか収載誌/巻号頁生物物理 (0582-4052)/62巻Suppl.1-2 p.S280発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023045753】(原著論文)
舟入市民病院の診療状況からみた新型コロナウイルス感染症の各流行期における特徴
抄録
新型コロナウイルス感染症は2020年1月の国内第1例目の報告以降、流行を繰り返している。広島県でもこれまで第6波まで経験しているが、第3波以降はピーク時の1日陽性者登録数が100名を超える大きな流行となっており、舟入市民病院では、本疾患に対する入院と外来での診療を継続している。広島県における陽性者に関する情報と当院での診療状況に、ウイルスのゲノム解析による変異株情報、ワクチン接種状況も加えて、第3波から第6波におけるそれぞれの流行の特徴を検討した。各流行期において、主体となったウイルス株は異なっており、それに加えてワクチン接種、さらには医療体制と市民の意識の変化なども関与して、それぞれの流行の特徴が現れたことが推定された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者高蓋 寿朗(広島市立病院機構広島市立舟入市民病院 内科)ほか収載誌/巻号頁広島医学 (0367-5904)/75巻8号 p.367-375発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023045563】(解説)
リオルダンクリニック通信 新型コロナ感染症と腸内環境
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医中誌Web
著者増田 陽子収載誌/巻号頁統合医療でがんに克つ/171巻 p.56-57発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023045237】(解説)
【血液浄化療法でどのような治療ができるか?】血液吸着療法
抄録
<Point(1)>血液吸着の原理を説明できる。<Point(2)>血液吸着療法の種類と適用を説明できる。<Point(3)>敗血症の病態とエンドトキシンの関わりを説明できる。<Point(4)>PMX-DHPの目的を説明できる。<Point(5)>PMX-DHPの有効性を期待できる疾患を説明できる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山下 千鶴(藤田医科大学 医学部麻酔・侵襲制御医学講座)ほか収載誌/巻号頁月刊レジデント/15巻1号 p.78-90発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023044947】(原著論文)
重症COVID-19におけるデルタ株流行の影響と予後 単施設後方視研究
抄録
【背景】COVID-19は変異株ごとに感染性や毒性が異なる。デルタ株による第5波では重症者,死者数が増加した。第5波における重症患者の臨床的特徴と治療成績を明らかにすることを目的とした。【方法】2020年2月から2021年9月までに当院でCOVID-19による呼吸不全で人工呼吸器を使用した53例を対象とした。2020年2月から2021年6月までの第1〜4波と2021年7月から10月までの第5波の2群に分け,後方視的に全生存期間を比較した。観察期間中央値は90日。【結果】第1〜4波は40例,第5波は13例,全例ワクチン未接種であった。第1〜4波ではL452R変異は検出されず,第5波では10例(77%)だった。年齢中央値は68歳 vs. 56歳(第1〜4波 vs. 第5波,P<0.01),BMIは27 vs. 30(P=0.02),P/F比は136 vs. 80(P<0.01),入院までの日数は6日 vs. 8日(P=0.03)と有意差を認めた。全生存期間では90日生存率が71% vs. 37%(P<0.01)と第5波が予後不良であった。多変量解析では第1〜4波に対して第5波は生存率悪化に影響を及ぼしていた(HR6.35,95%CI 1.96-20.6)。【結語】第1〜4波に比べ第5波の重症COVID-19患者は若年にも関わらず,救命率が低かった。デルタ株の影響,搬送困難による治療の遅れが示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
Crossref
著者加藤 史人(国立国際医療研究センター病院 救命救急センター集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本救急医学会雑誌 (0915-924X)/33巻7号 p.291-298発行年月2022.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023044844】(解説)
コロナ禍 医療・ケア現場の語り 救急医療・災害医療の立場から
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医中誌Web
MedicalOnline
著者山崎 元靖(済生会横浜市東部病院)収載誌/巻号頁生存科学 (0917-0138)/32巻2号 p.3-7発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023044810】(原著論文)(英語)
診療ベースの観察研究における重症COVID-19患者に対する治療用量抗凝固療法と予防用量抗凝固療法の比較(Therapeutic-Dose vs. Prophylactic-Dose Anticoagulation Therapy for Critically Ill Patients With COVID-19 in a Practice-Based Observational Study)
抄録
重症COVID-19患者における治療用量と予防用量の抗凝固療法を比較する探索的分析を実施し、実臨床診療における治療用量抗凝固療法の有効性と安全性を評価した。COVID-19患者の大規模多施設共同観察データベースを用い、入院時に人工呼吸器または体外式膜型人工肺を必要とする当該疾患入院患者225例(男性171例、女性54例、平均58.2±12.2歳)を、治療用量抗凝固療法施行群110例(治療群)と予防用量抗凝固療法施行群115例(予防群)に分けて検討した。主要評価項目は入院中の血栓症、副次評価項目は入院中の大出血と全死因死亡とした。血栓症は19例で発生したが、両群の血栓症発生率に有意差はなかった。大出血は27例で発生し治療群の発生率は予防群よりも多かった。最も多い出血は消化管出血であった。57例が入院中に死亡し治療群が予防群よりも死亡率が高かった。重症COVID-19患者コホート中約半数が治療用量の抗凝固療法を施行されたが、予防用量抗凝固療法と比較して有力な利点は示されなかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Yamashita Yugo(Kyoto University Hospital)ほか収載誌/巻号頁Circulation Journal (1346-9843)/86巻7号 p.1137-1142発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023044779】(総説)
コロナ禍で起きたワクチン開発研究の破壊的イノベーション
抄録
mRNAワクチンは抗原蛋白質の塩基配列をコードしたmRNAを脂質ナノ粒子にくるんだもので、接種後局所の筋肉細胞や所属リンパ節の抗原提示細胞に取り込まれ、細胞質に放出されたmRNAが抗原蛋白質に翻訳され、抗原特異的な免疫反応が誘導される。mRNAワクチンの開発はCOVID-19パンデミックによって一気に加速した。mRNAワクチン開発の経緯について述べた。日本における現状として、第一三共が開発したワクチンの動物モデルを用いた非臨床試験の知見を紹介した。
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医中誌Web
著者石井 健(東京大学医科学研究所 ワクチン科学分野)ほか収載誌/巻号頁再生医療 (1347-7919)/21巻1号 p.14-17発行年月2022.01
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論文タイトル
【2023044456】(原著論文)
覚醒下腹臥位療法をCOVID-19に施行した13例の臨床的検討 胸部CTにおける有効性の判断
抄録
本研究では酸素3 L/min以上の投与下でSpO2≦93%となったCOVID-19中等症IIに区分される13症例に覚醒下腹臥位療法を施行し、11例でSpO2値が上昇した。腹臥位療法単独で軽快した群と人工呼吸管理を要した群で年齢・性別・血液検査所見に明らかな差は認められなかったが、胸部CTでは前者は背側中心に病変を認め、後者は背側から腹側まで病変を認めた。胸部CTで背側中心の病変であれば覚醒下腹臥位療法により人工呼吸管理を回避できる可能性がある。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者伊藝 孔明(東京都保健医療公社豊島病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日大医学雑誌 (0029-0424)/81巻1号 p.45-48発行年月2022.02
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【2023044354】(レター)(英語)
「COVID-19入院患者の死亡予測因子としての入院時肺動脈幹拡張症」について、編集者への手紙(Letter to the Editor)(Letter to the Editor concerning: pulmonary artery trunk enlargement on admission as a predictor of mortality in in-hospital patients with COVID-19)
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PubMed
Crossref
著者Lozano-Carrillo Luis Carlos(School of Medicine, Human Anatomy Department, Universidad Autonoma de Nuevo Leon)ほか収載誌/巻号頁Japanese Journal of Radiology (1867-1071)/40巻3号 p.334-335発行年月2022.03
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【2023044305】(原著論文)(英語)
2020年の日本のレジストリにおける新型コロナウイルス感染症の入院患者の心血管合併症(Cardiovascular Complications of Hospitalized Patients With Coronavirus Disease 2019 in a Japanese Registry in 2020)
抄録
COVID-19 Registry Japanのデータを解析し、日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者の心血管合併症について調べた。COVID-19 Registry JapanからSARS-CoV-2検査に陽性の入院患者のデータを収集し、心血管合併症と併存症について後ろ向きに評価した。471機関の19853例(女性41.8%、年齢中央値53.0歳)を解析した。心血管合併症の発症率は、心筋炎/心膜炎/心筋症が0.098%、心室頻拍/心室細動が0.48%、心筋虚血が0.17%、心内膜炎が0.062%、深部静脈血栓症が0.59%、肺塞栓症が0.19%、脳梗塞/脳出血が0.37%であった。心内膜炎を除き、全ての合併症が院内死亡率の増加と関連していた。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Hiroi Yukio(Department of Cardiology, National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Circulation Journal (1346-9843)/86巻3号 p.464-471発行年月2022.02
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【2023044304】(原著論文)(英語)
日本の精神科病院における高密度新型コロナウイルス感染症クラスター後の近位深部静脈血栓症の有病率と臨床的特徴(Prevalence and Clinical Characteristics of Proximal Deep Venous Thrombosis After a High-Density Coronavirus Disease 2019 Cluster in a Japanese Psychiatric Hospital)
抄録
日本の精神科病院における高密度新型コロナウイルス感染症(COVID-19)クラスター後の精神科患者に対して、近位深部静脈血栓症(DVT)の有病率と臨床的特徴を評価した。2020年8月〜9月にCOVID-19クラスターが発生した三重県の精神科病院において、COVID-19に感染し、DVTスクリーニングのために3-point compression ultrasoundで評価した50例(男性25例、女性25例、平均68.9±9.7歳)を後ろ向きに評価した。5例に近位DVTが認められ、有病率は10.0%であった。近位DVT患者は低体重で最大D-ダイマー値とInternational Medical Prevention Registry on Venous Thromboembolism静脈性血栓塞栓症スコアが高かった。COVID-19感染後、精神科入院患者はDVTのリスクが高く、慎重な経過観察が必要であることが示された。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Sato Toru(Department of Cardiology and Nephrology, Mie University Graduate School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Circulation Journal (1346-9843)/86巻3号 p.458-463発行年月2022.02
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【2023044026】(レター)(英語)
間葉系間質細胞を抗ACE2抗体で被覆することでCOVID-19に対する効果が向上する可能性がある(Mesenchymal stromal cells coated with anti-ACE2 antibodies might improve efficacy against COVID-19)
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医中誌Web
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Crossref
著者Bakry Nourhan Saied(Biotechnology and Life Sciences Department, Faculty of Postgraduate Studies for Advanced Sciences(PSAS), Beni-Suef University)ほか収載誌/巻号頁Human Cell (0914-7470)/35巻1号 p.418-420発行年月2022.01
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