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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

病院管理に関する文献

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(SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2023)) and (病院管理/TH or 病院/TI)

2023年3月16日更新

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【X214040001<Pre 医中誌>】(原著論文)
さいたま市立病院における2021年RSウイルス感染入院児の臨床的検討 2019年との比較
抄録
RSウイルス感染症の流行は2020年にはほぼ認められなかったが,2021年には全国各地で集中的に大流行した。そこで2021年のRSウイルス感染症による入院児と2019年同入院児の臨床的特徴を比較検討した。対象は2019年と2021年に地域基幹病院であるさいたま市立病院小児病棟に入院したそれぞれ69名と71名である。RSウイルス感染症による当院年間総入院児数に対し,定点医療機関週報に基づいて設定した流行期間に入院した児の割合は2019年で56.5%(39/69),2021年で97.2%(69/71)と2021年の入院児は流行期間に集中していた(p<0.0001)。入院児の年齢分布に差は認められなかったが,高流量鼻カニュラ酸素療法(high-flow nasal cannula,以下HFNC)以上の呼吸補助を要した児が2019年5名(7.2%),2021年15名(21.1%)と有意差を認めた(p=0.028)。パリビズマブ投与の適応があったが投与前に罹患した児は2019年の1名に対して2021年では4名であった。新型コロナウイルス感染症流行の関与は不明であるがRSウイルス感染症流行状況は大きく変化してきており,パリビズマブ投与時期,投与期間については再考すべきと考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者三浦 彩乃(さいたま市立病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児呼吸器学会雑誌 (2187-5731)/34巻1号 p.1-7発行年月2023.01
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【X213540008<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における脳神経外科救急の課題と今後 脳神経外科系二次救急病院における新型コロナウイルス(covid-19)感染症(オミクロン株)に対するID NOW(NEAR法)とPCR検査併用によるクラスター対策
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医中誌Web
著者中村 博彦(中村記念病院 脳神経外科)ほか収載誌/巻号頁Neurosurgical Emergency (1342-6214)/27巻3号 p.154発行年月2023.02
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【X210320044<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方 COVID-19時代の当院における外科患者在宅医療と栄養管理の実際
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医中誌Web
著者土師 誠二(蘇生会総合病院 外科・消化器外科)収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/4巻Suppl.2 p.211発行年月2022.20
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【X210320043<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方 高齢者の食べたい意思を支え叶えるために必要な急性期病院の看護師に求められる感性とは
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医中誌Web
著者北井 園子(近畿大学病院)収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/4巻Suppl.2 p.211発行年月2022.20
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【X210320042<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方 高齢者の在宅での『食』の実際
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医中誌Web
著者志賀 桂子(ソフィア訪問看護ステーション堺中央)収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/4巻Suppl.2 p.210-211発行年月2022.20
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【X210320041<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方 COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方
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医中誌Web
著者房 晴美(はみんぐ南河内)収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/4巻Suppl.2 p.210発行年月2022.20
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【X210320040<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方 COVID-19時代の病院と在宅の栄養管理の在り方
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医中誌Web
著者時岡 奈穂子(はみんぐ南河内)収載誌/巻号頁学会誌JSPEN (2434-4966)/4巻Suppl.2 p.210発行年月2022.20
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【X210110005<Pre 医中誌>】(解説)
親が新型コロナウイルス感染症の集団発生した病院に勤務していることを理由に、その子に対する診療拒否が医師法19条1項の「正当な事由」に当たるとされた事例
抄録
医療関連法規を学習するには、事例をもとにその適用方法を知ることが重要である。昨今、医療機関においては労働基準法改正に伴う医師の働き方改革やモンスターペイシェントに代表されるような対応に苦慮する患者への扱いが課題となっている。これらの問題は医師法の応招義務の規定を再度見直す機会となっている。特に「正当な事由」の解釈は、医師の働き方のみならず医療機関の体制に大きな影響を与える。そこで、最近示された応招義務の裁判例を素材に「正当な事由」がどのように解釈されているか検討する。そして、この裁判例を含め過去の裁判例や行政解釈が「患者の重症度」および「緊急性の高さ」に重点を置いて正当事由の有無を判断していることを概説する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者清水 祥友(実学舎埼玉コンピュータ&医療事務専門学校)収載誌/巻号頁Medical Secretary (2188-6792)/19巻2号 p.28-32発行年月2022.12
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【X210030005<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍における病院の在り方 中小病院の外来の例
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医中誌Web
MedicalOnline
著者杉山 勝志(聖母会聖母病院)収載誌/巻号頁医療秘書教育全協誌 (2186-8867)/22巻1号 p.37-40発行年月2022.12
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【X209320005<Pre 医中誌>】(解説)
地域において人々の生活を支える病院のこれからの役割 生活を支える急性期病院に必要な7要素 コロナ禍からの学びを活かす
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医中誌Web
著者山下 智幸(日本赤十字社医療センター 救命救急センター・救急科)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/70巻1号 p.52-56発行年月2023.01
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【X209090015<Pre 医中誌>】(解説)
飯塚病院内視鏡センターにおける多職種連携チーム医療によるCOVID-19感染対策の取り組み
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医中誌Web
著者中島 久美子(麻生飯塚病院 内視鏡センター)ほか収載誌/巻号頁継続看護時代の外来看護/28巻1号 p.106-113発行年月2023.02
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【X203480183<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症による面会制限下のA病院救命救急センター入室患者家族のニードとコーピング
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医中誌Web
著者大塚 衣純(大分県立病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁日本救急看護学会雑誌 (1348-0928)/24巻Suppl. p.[O13-02]発行年月2022.10
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【X203050006<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症流行下における精神科病院勤務の看護師のメンタルヘルスについて
抄録
新型コロナウイルス感染症流行が精神科病院勤務の看護師のメンタルヘルスに及ぼす影響を調査した。その結果,当院に勤務する看護師の精神健康度は新型コロナウイルス感染症流行下においても良好であった。一方で精神健康度が低い群は,職業性ストレス簡易調査票の「仕事のストレス要因」,「ストレス反応」,「修飾要因」のいずれもの得点が有意に低かった。さらに,新型コロナウイルス感染症恐怖尺度の各質問項目について精神健康度の高い群と低い群の2群間比較を行ったところ,「4.新型コロナウイルスで命を失うのが怖い」のみに有意差が認められた。本調査の結果からは,新型コロナウイルス感染症流行下における精神科看護師のメンタルヘルスケアを考える上で,病院組織として十分な感染対策を構築し,なおかつ職員への新型コロナウイルスに関連する正確かつ迅速な情報提供と,ストレスや不安を発散できる場の設定が重要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者堺 景子(大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部)ほか収載誌/巻号頁最新精神医学 (1342-4300)/28巻1号 p.45-54発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X202010006<Pre 医中誌>】(原著論文)
飯塚病院 月曜カンファレンス 臨床経験報告会より『最近の治験・知見・事件!?』(パートII) COVID-19罹患後の遷延する腰痛に五苓散末自家製剤が奏効した1症例
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医中誌Web
著者原田 直之(飯塚病院 東洋医学センター漢方診療科)ほか収載誌/巻号頁漢方の臨床 (0451-307X)/70巻1号 p.121-126発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X201480006<Pre 医中誌>】(原著論文)
軽症から中等症COVID-19患者受け入れ病院における看護師のTMDPを用いたストレス実態調査
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医中誌Web
著者山根 有加里(国立病院機構松江医療センター)ほか収載誌/巻号頁中国四国地区国立病院機構・国立療養所看護研究学会誌 (1880-6619)/18巻 p.21-24発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X201390002<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染症拠点病院における,脳卒中を合併した症例の後方視的検討
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者中原 正博(兵庫県立加古川医療センター 脳神経外科)ほか収載誌/巻号頁脳卒中 (0912-0726)/45巻1号 p.8-15発行年月2023.01
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【X130420023<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍に独立型緩和ケア病院で訪問診療始めました(活動報告)
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医中誌Web
著者吉川 大介(春回会出島病院 緩和ケア科)ほか収載誌/巻号頁Palliative Care Research (1880-5302)/17巻Suppl._Kyushu p.S791発行年月2023.01
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【X130090005<Pre 医中誌>】(解説)
【"ハジメテさん"も"ムカンシンさん"も実践できる!写真とイラストで伝わる!ウィズコロナ時代の感染対策オールインワンブック】(第1章)ウィズコロナ時代の感染対策のポイント 感染対策の地域連携とは? 急性期病院は地域のリーダー?
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医中誌Web
著者奥田 菜緒(奈良県立医科大学附属病院 感染症センター・感染管理室)ほか収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/ p.36-38発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X127160014<Pre 医中誌>】(解説)
連載「病院建築最前線」12年を振り返り 今、病院経営層が知っておくべき「病院建築」の絶対的基礎知識
抄録
東日本大震災を契機として、病院建設コストは高止まりした。さらにコロナでその上昇はとどまる気配がない対策としてDB・ECIなど新手法が数多く採用され、コスト優先の流れで「医療の思いである設計」がなおざりにされるようでは結果として「病院建築の質」が危うい。今こそ医療・設計・施工が一体となってよい病院建築の実現に向けて取り組むべきだと考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者岩堀 幸司収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/50巻2号 p.74-77発行年月2023.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X127060001<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による精神科医療現場の変化 埼玉県北部にある単科精神科病院におけるコロナ禍の現状と課題
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医中誌Web
著者林 文明(西熊谷病院)収載誌/巻号頁精神科治療学 (0912-1862)/38巻1号 p.3-8発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X126340013<Pre 医中誌>】(レター)
独立病院型小児総合医療施設PICUで診療した新型コロナウイルス成人患者10例の特徴と経過
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者森田 可奈子(大阪府立病院機構大阪母子医療センター 集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/30巻1号 p.35-36発行年月2023.01
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【X125390013<Pre 医中誌>】(解説)
第三次中期計画 中間的見直しにおける吉島病院の取り組み
抄録
病院本館は築42年経過し,雨漏りを始めとした老朽化対応に追われる中で,輪をかけるように,再検証対象医療機関の指定や,COVID-19の流行が重なった.呼吸器疾患の治療を主軸としていた当院は,これを好機として中期計画見直しを推し進めるべく事務部を中心とした見直し検討チームを結成.事務局(情報統括担当)を経営企画室とし,本文の校正や数字の検証・各部署との調整係(執筆担当)を,事務部から2名配置した.情報統括担当は,安否確認システムを活用し全職員対象に中期計画中間見直しアンケートを実施.併せて,内部・外部環境の見える化を行った.執筆担当は,集めた情報を元に原案を作成.各部署と連携し,内容を詰めた.また,ひと目で計画の全体像が把握できる概要一枚紙を作成し,職員全体に対する情報の浸透に努めた.情報統括担当,執筆担当を置いたことで,適切な進捗管理のもと,文書全体の統一感を損なうことなく中期計画を策定することができた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者酒井 税(吉島病院 診療情報管理室)ほか収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻4号 p.359-362発行年月2022.11
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【X124460008<Pre 医中誌>】(解説)
国立病院機構としての新型コロナウイルス感染症対策 COVID-19の地域医療連携における複合型診療施設としての役割
抄録
国立病院機構北海道医療センター(当院)は札幌2次医療圏における3次救命救急センターを有する超急性期病院であるが,同時に北海道の難病医療連携拠点病院,結核医療の中枢,精神科の身体合併症の専門医療,さらに2020年の八雲病院の機能移転を経て筋ジストロフィー・重症心身障害の医療も担っている.2020年2月に道内では全国に先駆けた患者数の増加があり,当院ではいち早く結核病棟を全面的にCOVID-19専用に転換し,さまざまな背景の患者を受け入れ第1波を乗り切った.パンデミックの当初は認知症や要介護の高齢者施設での大規模なクラスターが発生し重症者の受け入れに終始したが,当院と在宅医療関連事業所の情報共有が窮地を救った.また行政(保健所)や医師会からは政策医療分野での患者発生の際は,Covid-19診療を当院が中心となって担うべきとの期待があった.一方,結核病棟のコロナ転用が道内各地で進行すると結核患者の受け入れ先がなくなり,最後の砦として結核病床再稼働を要請された.神経難病では在宅呼吸管理の症例が多く,介護スタッフ自身が濃厚接触者や感染者となる現実があり,在宅医療の継続が困難となり入院依頼が増加した.同様に在宅の筋ジス・重心の緊急対応も増加した.この背景には各専門分野のスタッフが揃っていて,平常時から在宅医療関連事業所と綿密な地域医療連携を行い,いざ重症化してもICU等での高度医療が可能であることへの信頼があった。Covid-19は基礎疾患に関係なく脅威な感染症であり,地域の医療機能を維持するためクラスター発生施設や入院待機ステーション等への人材派遣が求められた.政策医療分野は日常的には専門病院・施設で担われているが,新興感染症のパンデミックや災害時には複合型診療施設の果たすべき役割は大きく,行政との緊密な情報交換が必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者長尾 雅悦(国立病院機構北海道医療センター 小児科)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻6号 p.449-452発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X124460007<Pre 医中誌>】(解説)
国立病院機構としての新型コロナウイルス感染症対策 医療と福祉の融合を忘れない 新型コロナウイルス感染症への対応
抄録
COVID-19の感染拡大にともない,国立病院機構のセーフティーネット系病院である国立病院機構箱根病院がどのように対処してきたかを報告する.まず,長期に入院・入所する患者を感染から護ること,さらに神経筋難病の専門病院として神経難病患者に対する神奈川県の対応で役割を果たすことを考えた.患者を護る視点では,感染初期の2020年2月から全面的な面会制限を実施するとともに毎朝のCOVID-19対策会議で院内の感染対策の徹底と情報共有を図った.感染した神経難病患者を受け入れることができる病床の整備,外来診療から入院への受け入れフローの作成という医療面での対策とともに入院・入所中の患者・利用者の療養生活の質を維持するための福祉サービスの取り組みを手探りで作り上げた.その結果,2022年3月末時点で院内での感染は発生せず,療養生活における個別支援中心の取り組みも含めて,医療と福祉の融合を忘れないCOVID-19対策に一定の成果を上げることができたと考えている.この経験は,新興感染症発生時におけるセーフティーネット系病院の対応として参考となるものと思われる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者小森 哲夫(国立病院機構箱根病院 神経筋・難病医療センター)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻6号 p.444-447発行年月2022.12
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【X124460006<Pre 医中誌>】(解説)
国立病院機構としての新型コロナウイルス感染症対策 国立病院機構東京医療センターにおける新型コロナウイルス感染症対応
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,2019年12月初旬に中国の武漢市で1例目の感染者が報告されてから急速な勢いで世界中に拡大し,2020年3月11日には世界保健機関(WHO)がパンデミックと表明した.わが国では2020年1月15日に最初の感染者が確認され,その後社会全体がさまざまな問題を突きつけられてきた.国立病院機構東京医療センター(当院)においても,多くの問題に直面した.当初は未知の感染症に対し,どのような予防対策が必要かも不明で,N95マスクをはじめとする個人用防護具(personal protective equipment:PPE)の不足にも直面した.また発熱や呼吸器症状を認める場合は疑似症となり,外来では診察スペース不足やゾーニングも問題となり,入院診療においても病床の再編を余儀なくされ,病床コントロールを困難なものとした.これら問題に対し病院全体で対策を実施してきた.PPE不足の時期は,備蓄状況を常時確認しながら必要な部署に配布し使用した.救急外来は個室を増やし,重症初療室には前室を作成した.入院診療では一般病棟1つを軽症から中等症のCOVID-19用とし,高度治療室(high care unit:HCU)の個室を重症COVID-19用に転用した.さらには重症患者増加にともない救急集中治療室(intensive care unit:ICU)の一部を重症COVID-19用に転用した.出入りの制限がある中で人工呼吸器管理・体外式膜型人工肺装置用(extracorporeal membrane oxygenation:ECMO)管理を行うにあたり,病室のドアをガラス窓付きに変更し空気清浄機も設置した.さらには院内でのポリメラーゼ連鎖反応(以下,PCR)検査体制を整え,加えて全自動遺伝子解析装置の導入により24時間体制でPCR検査の施行が可能となった.これら感染対策を行いながら,当院では2021年8月までに,総計901名のCOVID-19入院患者を受け入れ,うち人工呼吸器管理45名,ECMO管理11名の診療を行うことができた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者栗原 智宏(国立病院機構東京医療センター 院内感染対策室)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻6号 p.440-443発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X124460004<Pre 医中誌>】(解説)
特定行為修了者の看護師としての役割と活動の支援について 国立病院機構本部主催の看護師特定行為指導者講習会
抄録
看護師特定行為研修の指定研修期間,協力機関数は飛躍的に増加しており,指導者に対する指導者講習会の需要も増している.国立病院機構では本部主催の指導者講習会を2020年度より開始した.新型コロナ感染症流行下にあって,web形式での開催を企画し運営した.従来の集合形式と比較して研修参加しやすい利点はあるが,PC操作や通信の問題もあり,参加者同士の情報交換がしづらい欠点もある.研修を企画・実施していく上での考え方としてインストラクショナル・デザインに関する講義を入れたのが特徴である.指導者は教育者のみならず特定行為研修修了者のよきロールモデルでもあり,また施設に対して特定行為研修をアピールする役割ももつ.指導者自身も継続して学ぶことで,今後の特定行為研修の質,看護の質の向上,そして患者安全や満足度上昇につながることを期待したい.(著者抄録)
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医中誌Web
著者鳥居 剛(国立病院機構広島西医療センター)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻6号 p.428-432発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X120160093<Pre 医中誌>】(会議録)
新興経気道感染症パンデミックにおける嚥下障害診療〜COVID-19の経験から 経気道感染症のパンデミック下における嚥下障害診療の在り方 コロナ専門病院の立場から
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医中誌Web
著者木村 百合香(東京都立荏原病院 耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 (1343-8441)/26巻3号 p.S48発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X120160091<Pre 医中誌>】(会議録)
新興経気道感染症パンデミックにおける嚥下障害診療〜COVID-19の経験から 脳神経外科/内科専門病院におけるクラスターへの対応から
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医中誌Web
著者小西 正訓(中村記念病院 耳鼻咽喉科)収載誌/巻号頁日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌 (1343-8441)/26巻3号 p.S47発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X119410001<Pre 医中誌>】(原著論文)
長野県内における病院図書室および患者図書室の現状 コロナ下でのアンケート調査結果から考える
リンク情報
医中誌Web
著者中嶋 吏栄(長野市民病院 図書室)ほか収載誌/巻号頁医学図書館 (0445-2429)/69巻4号 p.224-231発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X118240008<Pre 医中誌>】(解説)
透析室の新型コロナウイルス感染対策 東京医科大学病院のプラクティス
抄録
多くの透析医療施設で,COVID-19患者の透析が可能な状態にする必要がある.これには疾患への正しい理解と知識の整理を行い,実際に実現可能な対策を実施する.その予防策はCOVID-19が出現する前の時代から実施していた感染予防策同様の対策が,COVID-19への感染対策の主要要素である.対策としては手指衛生が有用であり,SARS-CoV-2ウイルスはアルコールで容易に失活し,また石鹸を使用した流水での手洗いで洗い流される特徴を持つ.爪の周囲,指根部の間,親指の付け根などが不完全となりやすい点には注意したい.手指衛生は患者接触前,患者接触後,清潔操作前,体液暴露後,患者周辺環境接触後の五つの場面で実施する.診断後に種々の対策を強化し実施するのではなく,あらかじめある一定以上の,レベルの高い感染予防策を実施すべきである.この考え方が標準予防策であり,感染の有無にかかわらずすべての患者を対象に,湿性生体物質である汗を除く体液,分泌物,粘膜,損傷した皮膚は感染性があると考えて対応する.個人防護具は,適切な選択と適切な方法での着用が求められ,湿性生体物質に暴露し得る場合,暴露が予測される場合に,その箇所に該当する個人防護具を使用し,湿性生体物質がない場面では個人防護具は不要である.例外的にCOVID-19流行下では,症状の有無にかかわらず医療用マスクを着用するUniversal maskという方策への変更が行われている.日常生活でリスクが高い行為や行動を避けることの患者教育と職員教育が必要である.透析前の症状スクリーニングと早期診断も大切である.感度の高さを意識し過ぎず,迅速性のある検査を優先する選択が現実的である.また2回以上検査が陰性である場合には,他の感染性疾患が存在することを多く経験する.COVID-19を発症した患者に医療ケアを行う医療者は,医療用マスク,手袋,ガウン,眼の防護が求められるが,患者がマスクを着用することにより,医療者が着用すべき個人防護具を減らすことが可能である.多くの場合,医療者のN95マスクの着用や陰圧空間での透析は必須ではない.ワクチン接種を複数回実施しており,早期に治療が開始された場合,COVID-19により死亡する可能性は極めて低い.(著者抄録)
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医中誌Web
著者中村 造(東京医科大学病院 感染制御部)収載誌/巻号頁日本透析医会雑誌 (0914-7136)/37巻3号 p.446-453発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X118090006<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における市立旭川病院全職員に対する意識調査研究
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医中誌Web
著者山内 善裕(旭川市立旭川病院 経営管理課)ほか収載誌/巻号頁旭川市立病院医誌 (0287-024X)/54巻1号 p.33-39発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116200008<Pre 医中誌>】(会議録)
医療新時代の病院機能分化と連携推進〜アフターコロナのあるべき姿を問う アフターコロナの地域医療構想 愛知県病院団体協議会の取組み
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医中誌Web
著者伊藤 伸一(愛知県病院団体協議会)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻5号 p.8発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116200007<Pre 医中誌>】(会議録)
医療新時代の病院機能分化と連携推進〜アフターコロナのあるべき姿を問う 新型コロナは、今後の病院医療に何をもたらしたか? 民間病院の立場から
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医中誌Web
著者太田 圭洋(名古屋記念財団)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻5号 p.7-8発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116200006<Pre 医中誌>】(会議録)
医療新時代の病院機能分化と連携推進〜アフターコロナのあるべき姿を問う 西三河南部西医療圏における病床整備 自主的協議体を中心とした医療提供体制の構築 公的病院の立場から
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医中誌Web
著者度会 正人(愛知県厚生農業協同組合連合会安城更生病院)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻5号 p.7発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116200005<Pre 医中誌>】(会議録)
医療新時代の病院機能分化と連携推進〜アフターコロナのあるべき姿を問う 尾張西部医療圏における医療連携 公立病院の立場から
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医中誌Web
著者松浦 昭雄(一宮市立市民病院)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻5号 p.6-7発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116200004<Pre 医中誌>】(会議録)
医療新時代の病院機能分化と連携推進〜アフターコロナのあるべき姿を問う 感染症対策から考える将来の病院の姿 愛知県新型コロナ感染症対策医療専門部会の立場から
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医中誌Web
著者長谷川 好規(国立病院機構名古屋医療センター)収載誌/巻号頁香川県医師会誌 (0288-3201)/75巻5号 p.5-6発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X116150002<Pre 医中誌>】(解説)
【新型コロナウイルス感染症に対する取り組み】後方支援病院から見た新型コロナウイルス感染症後の理学療法
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医中誌Web
著者森 駿一朗(恵友会霧ヶ丘つだ病院)ほか収載誌/巻号頁理学療法福岡 (1342-1433)/35号 p.16-21発行年月2022.03
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論文タイトル
【X113470007<Pre 医中誌>】(解説)
心理的安全性をどう生み出すか-病院組織のCOVID-19患者対応を支える取り組みから見えること- COVID-19パンデミック下における一般病棟の取り組みと課題
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医中誌Web
著者鬼澤 かおる(東京医科歯科大学医学部附属病院)収載誌/巻号頁日本看護評価学会誌 (2186-4500)/12巻1号 p.37-40発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X113470006<Pre 医中誌>】(解説)
心理的安全性をどう生み出すか-病院組織のCOVID-19患者対応を支える取り組みから見えること- COVID-19パンデミック下におけるリエゾンナースの取り組みと課題
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医中誌Web
著者小川 弘美(国立国際医療研究センター病院)収載誌/巻号頁日本看護評価学会誌 (2186-4500)/12巻1号 p.33-36発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X113470005<Pre 医中誌>】(解説)
心理的安全性をどう生み出すか-病院組織のCOVID-19患者対応を支える取り組みから見えること- 概念分析の結果からみえる心理的安全性の本質
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医中誌Web
著者伊藤 絢乃(東京医科歯科大学 大学院保健衛生学研究科看護先進科学専攻)収載誌/巻号頁日本看護評価学会誌 (2186-4500)/12巻1号 p.30-32発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X112320046<Pre 医中誌>】(会議録)
上野原市立病院の特定ケア看護師の挑戦 コロナ禍での活動
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医中誌Web
著者志村 はるか(上野原市立病院)収載誌/巻号頁地域医学 (0914-4277)/37巻1号 p.125-126発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X112320015<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスにより分断された職員同士の交流を救え! 病院祭と多職種連携研修
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医中誌Web
著者鈴木 慶介(台東区立台東病院・老人保健施設千束)収載誌/巻号頁地域医学 (0914-4277)/37巻1号 p.86発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X112320012<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナを越えてJADECOMの挑戦 地域中規模病院におけるコロナ対応
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医中誌Web
著者諸星 総一(あま市民病院 医療技術部薬剤室)収載誌/巻号頁地域医学 (0914-4277)/37巻1号 p.77-79発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X112320011<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナを越えてJADECOMの挑戦 JADECOMとともに戦った地域一般病院の一例
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医中誌Web
著者杉田 義博(日光市民病院 内科)収載誌/巻号頁地域医学 (0914-4277)/37巻1号 p.75-77発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X110470004<Pre 医中誌>】(会議録)
国保直診開設者サミット 新興感染症、大規模自然災害、人口減少社会を見据えたこれからの地域医療構想と地域包括医療・ケアのあり方〜Covid-19、地震・豪雨・台風災害を経験して〜 地域に根差した国保病院 住民の安全・安心な暮らしを支える
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医中誌Web
著者保科 郷雄収載誌/巻号頁地域医療 (0289-9752)/60巻3号 p.269-270発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X110470003<Pre 医中誌>】(会議録)
国保直診開設者サミット 新興感染症、大規模自然災害、人口減少社会を見据えたこれからの地域医療構想と地域包括医療・ケアのあり方〜Covid-19、地震・豪雨・台風災害を経験して〜 住民の命と健康を支える国保国吉病院(いすみ医療センター)の挑戦 糖尿病を重症化させない取組み
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医中誌Web
著者太田 洋(千葉県国保団体連合会)収載誌/巻号頁地域医療 (0289-9752)/60巻3号 p.268-269発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X110320001<Pre 医中誌>】(解説)
病院における新型コロナウイルス感染症
抄録
2019年の大晦日の日に報道されたことから始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的パンデミックに対し、総合病院の感染症内科医としてその最前線に立ち様々な経験をした。そこで見た景色は、いわゆる「疫病」に翻弄される人類の姿そのものであった。本稿では、第6波までの経験を基にこれを総説として述懐したい。なお本稿は、第7波直前の2022年7月に実施した拙講「病院における新型コロナウイルス感染症」を基にしている点にご留意されたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者櫻井 隆之(NTT東日本関東病院 感染症内科)収載誌/巻号頁医療関連感染 (2187-9028)/15巻2号 p.21-26発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X106340016<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大が起こった病院・施設にとって必要な支援 感染拡大を最小限に抑え、病院・施設の機能を継続させるために
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医中誌Web
MedicalOnline
著者若井 聡智(国立病院機構本部 DMAT事務局)収載誌/巻号頁リハビリテーション科診療近畿地方会誌 (1347-3956)/21号 p.40発行年月2021.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X106340011<Pre 医中誌>】(会議録)
回復期リハビリテーション病院におけるCOVID-19クラスター発生機序と感染対策、そして、未知なるウイルスとの共存時代とは
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医中誌Web
MedicalOnline
著者酒向 正春(健育会ねりま健育会病院)収載誌/巻号頁リハビリテーション科診療近畿地方会誌 (1347-3956)/21号 p.38発行年月2021.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X106130011<Pre 医中誌>】(解説)
【オンライン診療】オンライン診療の実際 病院小児科
抄録
<Key Points>(1)コロナ禍の病院小児科では,オンライン診療が有効に機能する。(2)オンライン診療の導入は,職員に対してもきめ細やかな配慮を行う必要がある。(3)提言や指針をもとに,自施設での手順の作成と修正を適宜行うことが必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者久我 修二(大分こども病院)収載誌/巻号頁小児内科 (0385-6305)/54巻12号 p.1973-1975発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC29390018<Pre 医中誌>】(会議録)
徳島市民病院における産科緊急対応 Grade A帝王切開やコロナ妊婦対応について
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医中誌Web
著者福井 理仁(徳島市民病院 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁徳島産婦人科医報/55号 p.39発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC28420008<Pre 医中誌>】(解説)
京都第二赤十字病院における新型コロナウイルス感染症対応 感染管理認定看護師の視点から
抄録
新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)が世界的に流行してから2年以上が経過した.この間の活動を,感染管理プログラムの構成要素に沿って報告するとともに,感染管理認定看護師(Certified Nurse in Infection Control:CNIC)として有意義であった経験や課題について考察する.COVID-19の流行は,感染管理を担う者にとって忘れることのできない大きな試練をもたらした一方で,自らの成長につながる多くの経験をすることができた.COVID-19の感染対策は決して目新しいものではなく,他の感染症にも通ずる内容である.今般の流行による感染対策に対する意識の高まりが一過性のものとならないように,CNICとして今後も院内における感染対策の質向上に努めたい.(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者日向 高裕(京都第二赤十字病院 看護部・感染管理室)ほか収載誌/巻号頁京都第二赤十字病院医学雑誌 (0389-4908)/43巻 p.67-78発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC28420002<Pre 医中誌>】(解説)
京都第二赤十字病院における新型コロナウイルス感染症に対する取り組み
抄録
2019年12月に中華人民共和国武漢市にて新型コロナウイルス(以下SARS-CoV-2)関連肺炎の報告がされ,2022年8月,国内発生から2年6ヵ月が経過した.未知のウイルスに対して試行錯誤しながら,院内の診療体制を構築し,陽性者の受け入れ・診療に加えて日常診療の両立が可能であった.これはひとえに京都第二赤十字病院職員の医療に対する意識の高さによるものであり,誇るべきものである.これまでの当院における新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)対策を振り返り,今後の新興感染症に備えた院内の感染対策向上に繋げたいと考える.(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者盛田 篤広(京都第二赤十字病院 感染制御部)ほか収載誌/巻号頁京都第二赤十字病院医学雑誌 (0389-4908)/43巻 p.11-22発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC28200006<Pre 医中誌>】(解説)
【社会保障制度の未来から読む病院経営】複眼で読む医療・社会保障の未来と病院経営 悲観論を超えて
抄録
<文献概要>はじめに どんな分野でも将来展望を行う際には,何が変わり,何が変わらないかを複眼的に検討することが不可欠です.本稿では,高齢者数が頂点に達する2040年頃までを射程にして,今後の医療と病院経営を概括的に展望しますが,敢えて「変わらない」面に焦点を当てます.医療界では,コロナ危機を契機にして,悲観論が過度に強まっているからです.その際,各種の公式文書だけでなく,私自身が今までに行った判断・予測の適否についても触れます.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者二木 立(日本福祉大学)収載誌/巻号頁病院 (0385-2377)/82巻1号 p.24-27発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC27480006<Pre 医中誌>】(解説)
病院経営の質向上と次世代を読む新たな取り組み Withコロナと診療体制の持続性について データに基づいた,迅速かつ効率的・アウトカム重視の対応を心がけて
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医中誌Web
著者寺田 文彦(近森会)収載誌/巻号頁JHAC (1344-2147)/28巻1号 p.67-75発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC27470016<Pre 医中誌>】(会議録)
市内4病院と実施した新型コロナウイルス感染症第5波における入院調整の振り返りについて(報告)
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医中誌Web
著者舟久保 麻理子(藤沢市保健所)ほか収載誌/巻号頁神奈川県公衆衛生学会誌 (0451-3177)/68号 p.43-44発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC27340003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている病院の看護師の業務における不安・負担
抄録
本研究の目的は、COVID-19患者を受け入れている病院の看護師の業務における不安・負担を明らかにすることである。北海道のA病院の看護師299名を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した。調査項目は、属性とCOVID-19患者の受け入れに伴う業務における不安・負担の内容とし、項目ごとに記述統計量を算出した。また、COVID-19患者の対応している群と対応していない群にわけ、業務における不安・負担の差があるかについてχ二乗検定を実施した。結果、業務における不安・負担は、「患者の病棟移動により慣れない他科の患者や医師の対応に苦慮した(72.5%)」などの割合が明らかとなった。また、COVID-19患者の対応している群と対応していない群との比較では12項目のうち5項目で有意な差が認められ、全てCOVID-19患者の対応している群の方が不安・負担の割合は高かった。以上から、COVID-19患者を受け入れている病院に勤務する看護師は、COVID-19患者の対応の有無を問わず、感染症それ自体の不安に加え、感染対策に伴う患者の移動、看護師の配置換え、過重な業務による不安・負担があることが明らかとなった。さらに、COVID-19患者に対応している看護師は不安・負担がより強く、部署異動に伴う不安、従来の業務をこなしながらCOVID-19患者に対応する準備を整える負担が示唆された。また、部署内での人間関係が悪くなったと回答した割合も有意に高いことから、対応している看護師を中心とした学習会や情報交換を行える環境を整備する必要が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者明野 伸次(北海道医療大学 看護福祉学部看護学科)ほか収載誌/巻号頁北海道医療大学看護福祉学部紀要 (1340-4709)/29号 p.35-40発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481573<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染拡大防止策下においてA病院で出産した母親が抱える自身の出産体験に対する思い
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医中誌Web
著者玉泉 有理(国立病院機構金沢医療センター 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1614発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481312<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症まん延下で就職したA病院の新人看護師の心理的変化の現状
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医中誌Web
著者井上 範子(国立病院機構大牟田病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1349発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481274<Pre 医中誌>】(会議録)
withコロナ時代のA病院の乳癌検診受診体制
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医中誌Web
著者伊藤 みずえ(国立病院機構函館病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1308発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481270<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症患者受け入れ病院の看護師のストレス実態調査
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医中誌Web
著者宮崎 愛(国立病院機構東佐賀病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1304発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481268<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ感染症への感染対策のため面会禁止となったことによるA病院ICU看護師の抱くジレンマの実態調査
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医中誌Web
著者井戸 祥子(国立病院機構豊橋医療センター 看護部)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1302発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26481243<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における病院行事の実施状況について
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医中誌Web
著者林 七海(国立病院機構愛媛医療センター 療育指導科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1276発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480948<Pre 医中誌>】(会議録)
精神科病院における新型コロナウィルス患者受け入れ及び感染対策の実際
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医中誌Web
著者阿島 美奈(国立病院機構やまと精神医療センター ICT)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.974発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480873<Pre 医中誌>】(会議録)
認知症治療病棟における"家族便り"の活動報告 コロナ禍での家族と病院のつながり
リンク情報
医中誌Web
著者生田 佳恵(国立病院機構鳥取医療センター 精神科)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.899発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480822<Pre 医中誌>】(会議録)
精神科と重度心身障害児病棟を有する病院で新型コロナウイルス感染症のクラスター発生を経験して
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医中誌Web
著者原田 真衣(国立病院機構賀茂精神医療センター 研究検査科)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.846発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480635<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症対応の2年間を振り返る 埼玉県重点医療機関、国立病院機構病院としての取り組み
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医中誌Web
著者福本 由紀(国立病院機構埼玉病院 ICT)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.658発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480632<Pre 医中誌>】(会議録)
精神科病院におけるCOVID-19の感染対策の現状と課題 クラスター発生施設の感染対策支援と自施設のCOVID-19発生を通して
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医中誌Web
著者田尻 理恵子(国立病院機構東尾張病院 感染対策室)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.655発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480567<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における病院主催オンライン就職説明会の実施
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医中誌Web
著者杉山 学子(国立病院機構埼玉病院 看護部)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.589発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480492<Pre 医中誌>】(会議録)
A病院における新型コロナウイルス感染症院内感染クラスターへのICTの対応
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医中誌Web
著者對馬 春子(国立病院機構弘前総合医療センター 感染管理室)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.511発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480243<Pre 医中誌>】(会議録)
生命輝かそう国立病院機構の仲間達 コロナパンデミックを乗り越えて 人生100年地域包括医療・ケアの時代に
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医中誌Web
著者邉見 公雄(全国公私病院連盟)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.258発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480152<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における一般診療とコロナ診療の両立〜現場の工夫と運営から学ぶ未来への備え〜 聖路加国際病院の歴史とブランド力の背景 とくにコロナ感染症流行下にあって大切にしたこと
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医中誌Web
著者石松 伸一(聖路加国際病院)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.166発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26480149<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における一般診療とコロナ診療の両立〜現場の工夫と運営から学ぶ未来への備え〜 国立病院機構のコロナ対応と、今後の新興感染症に対するレジリエンス強化
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医中誌Web
著者岡田 千春(国立病院機構 本部医療部)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.163発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460057<Pre 医中誌>】(会議録)
当大学病院におけるCOVID-19患者対応スタッフに対するメンタルヘルス支援体制について
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医中誌Web
著者大西 勝(岡山大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.190-191発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460015<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルスに関連する大学病院職員のストレス状況調査
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医中誌Web
著者木下 裕久(長崎大学 保健センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.77-78発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26420011<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ流行下における超音波ハンズオンセミナーの工夫 基幹型臨床研修病院・感染症指定医療機関での取組と検証
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医中誌Web
著者松林 路花[名本](国立病院機構九州医療センター 乳腺センター臨床研究センター)ほか収載誌/巻号頁日本乳癌検診学会学術総会プログラム抄録集/32回 p.73発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26410072<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ流行下感染症指定病院における超音波検査部門での二酸化炭素濃度計測による換気状況の評価 感染制御の観点より
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医中誌Web
著者松林 路花[名本](国立病院機構九州医療センター 乳腺センター超音波・生理検査センター臨床研究センター)ほか収載誌/巻号頁日本乳癌検診学会学術総会プログラム抄録集/31回 p.100発行年月2021.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26410011<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍の病院経営
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医中誌Web
著者田中 眞紀(地域医療機能推進機構久留米総合病院 乳腺外科)ほか収載誌/巻号頁日本乳癌検診学会学術総会プログラム抄録集/31回 p.63発行年月2021.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23160007<Pre 医中誌>】(解説)
看護部長のためのセレンディピティマネジメント 成功を引き寄せる能力の磨き方 看護部長の暗黙知を分析して形式知に転換し,あらたなナレッジを創造する(第43回) 看護部長のための戦略キャンバスシリーズ コロナ禍であっても生き残る筋肉質の病院組織をつくる アメーバ・ナーシング・システムで乗り切ろう! コロナクラスター攻略戦略
リンク情報
医中誌Web
著者佐藤 美香子(三和会東鷲宮病院)収載誌/巻号頁看護部長通信/20巻5号 p.49-55発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC21370145<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症が地域総合病院小児科の入院数に与えた影響
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医中誌Web
著者片岡 梨沙子(春日井市民病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/126巻12号 p.1673発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC21370072<Pre 医中誌>】(会議録)
小児コロナワクチン後副反応についての検討 塩釜市立病院におけるアンケート調査の結果から
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医中誌Web
著者大田 千晴(東北大学病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/126巻12号 p.1657発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20300053<Pre 医中誌>】(会議録)
回復期リハビリテーション病院における新型コロナウイルス感染症回復症例へのリハビリテーション効果
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医中誌Web
著者伊藤 豪司(苑田会花はたリハビリテーション病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁呼吸理学療法学 (2436-7966)/8th.Meeting巻 p.O-06-05発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20300049<Pre 医中誌>】(会議録)
2次救急病院における重症COVID-19患者への理学療法介入経験
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医中誌Web
著者豊田 大暉(大森赤十字病院 リハビリテーション課)ほか収載誌/巻号頁呼吸理学療法学 (2436-7966)/8th.Meeting巻 p.O-06-01発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20010225<Pre 医中誌>】(会議録)
静岡県立こども病院こころの診療科外来・入院診療における新型コロナウイルス感染症流行の影響についての分析
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医中誌Web
著者氏家 紘平(静岡県立こども病院)ほか収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/63回 p.P4-3発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20010102<Pre 医中誌>】(会議録)
兵庫県立尼崎総合医療センター(3次救急病院)における小児COVID-19患者の検討
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医中誌Web
著者柴田 真理子(兵庫県立尼崎総合医療センター 精神科)収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/63回 p.O2-4発行年月2022.11
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論文タイトル
【WC14480426<Pre 医中誌>】(会議録)
病院内ネットワークで閉じたweb会議システムの構築 コロナ禍における個人情報保護を見据えて
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医中誌Web
著者江上 隆幸(滋賀医科大学 クオリティマネジメント課医療情報係)ほか収載誌/巻号頁医療情報学連合大会論文集 (1347-8508)/42回 p.1369-1370発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC14070029<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19がわが国の医療・医学に及ぼした影響 COVID-19パンデミックによる医療需要・病院経営への影響
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医中誌Web
著者北川 雄光(慶応義塾)収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/151巻9号 p.1645-1646発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC14070026<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19がわが国の医療・医学に及ぼした影響 COVID-19が及ぼした影響 大学病院の立場から
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医中誌Web
著者瀬戸 泰之(東京大学医学部附属病院)収載誌/巻号頁日本医師会雑誌 (0021-4493)/151巻9号 p.1643-1644発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480936<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-198応による集中治療部門病床への影響 地方基幹病院としての責務と代償
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医中誌Web
著者宮内 洋(上尾中央総合病院)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.551発行年月2022.11
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論文タイトル
【WC13480934<Pre 医中誌>】(会議録)
亀田総合病院ICUにおけるCOVID-19患者の疫学 単施設後方視記述的研究
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医中誌Web
著者山本 太平(鉄蕉会亀田総合病院 集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.551発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480908<Pre 医中誌>】(会議録)
日本ECMOnetのCOVID-19における活動報告(第2報) 中等症患者受け入れ病院を中心とした東京都派遣報告
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医中誌Web
著者細萱 順一(かわぐち心臓呼吸器病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.542発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480770<Pre 医中誌>】(会議録)
神戸大学医学部附属病院集中治療室における重症COVID-19患者に対するリハビリテーション医療の現状
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医中誌Web
著者上原 寛絵(神戸大学医学部附属病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.495発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480743<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19蔓延期における那覇市市中病院心肺停止患者は増加しているか?
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医中誌Web
著者佐久田 豊(沖縄協同病院 救急集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.486発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480683<Pre 医中誌>】(会議録)
収益面からみた新型コロナウイルス感染症流行下における長野県小児周産期病院間搬送の実態
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医中誌Web
著者黒坂 了正(長野県立こども病院)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.466発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480226<Pre 医中誌>】(会議録)
fluid creepとderesuscitation 重症COVID-19患者では体重減少が大きく院内滞在期間が長い 水分管理と病院間連携
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医中誌Web
著者松村 洋輔(千葉県救急医療センター 集中治療科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.307発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480157<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19に関わる感染対策 A病院のCOVID-19重症患者における遠隔モニタリング導入による曝露リスク低減の取り組み
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医中誌Web
著者井上 常彦(済生会熊本病院 集中治療室)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.284発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480642<Pre 医中誌>】(会議録)
A病院認知症疾患医療センターのコロナ禍の患者と家族支援における取り組み
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医中誌Web
著者佐々木 恵(芳賀赤十字病院 看護部医療社会事業部・地域医療連携課)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.256発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480608<Pre 医中誌>】(会議録)
クルーズ船から始まったCOVID-19対応 最寄り病院の救護担当者の経験から
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医中誌Web
著者高野 雄太(横浜市立みなと赤十字病院 事務部施設課)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.250発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480284<Pre 医中誌>】(会議録)
A病院におけるコロナ禍での多数傷病者受け入れ訓練の現状と課題
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医中誌Web
著者川端 和代(福井赤十字病院 中央手術室)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.189発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480205<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍地方急性期病院におけるロボット支援下手術の導入
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医中誌Web
著者湯浅 康弘(徳島赤十字病院 外科)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.176発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480134<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における本部管理病院としての経営改善と職員教育
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医中誌Web
著者大川 健(高槻赤十字病院 事務部企画情報課)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.164発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480133<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍におけるベッドコントロールから考える病院機能の強化
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医中誌Web
著者藤田 雄人(徳島赤十字病院 事務部企画課)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.164発行年月2022.09
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【WC12480094<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19に対する病院を上げての取り組み 持続可能な体制構築
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医中誌Web
著者佐賀 昭子(高槻赤十字病院 感染管理室)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.154発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480093<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19蔓延下の救急病院としての病院運営のあり方
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医中誌Web
著者福田 靖(徳島赤十字病院 救急科)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.154発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480069<Pre 医中誌>】(会議録)
岡山赤十字病院が行った院外での新型コロナ感染症に対する活動報告
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医中誌Web
著者齋藤 博則(岡山赤十字病院 医療社会事業部)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.146発行年月2022.09
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論文タイトル
【WC12480060<Pre 医中誌>】(会議録)
アンチコロナ! 病院清掃の在り方と見直し
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医中誌Web
著者北島 辰哉(熊本赤十字病院 事務部・総務課)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.145発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480007<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ・ウィズコロナの病院経営 広域・過疎・高齢化にICTとチーム医療で挑む
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医中誌Web
著者藤城 貴教(清水赤十字病院)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.48発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC12480006<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ・ウィズコロナの病院経営 急性期病院が地域で汗をかくべき
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医中誌Web
著者佐藤 公治(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.47発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480005<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ・ウィズコロナの病院経営 ポストコロナ・ウィズコロナの病院経営
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医中誌Web
著者池田 栄人(京都第一赤十字病院)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.46発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480004<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ・ウィズコロナの病院経営 コロナ禍で病院経営を考える ポストコロナを踏まえて
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医中誌Web
著者中房 祐司(福岡赤十字病院)収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.45発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12261189<Pre 医中誌>】(会議録)
認知症患者のCOVID-19治癒後療養のための後方支援病院機能
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医中誌Web
著者窪山 泉(蓮田よつば病院)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.465発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12261149<Pre 医中誌>】(会議録)
「群馬県病院間調整センター」による新型コロナウイルス感染症患者の入院調整
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医中誌Web
著者中村 多美子(群馬県健康福祉部 感染症・がん疾病対策課)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.455発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260962<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19パンデミックにおける昭和大学病院の糖尿病患者の受診動向
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医中誌Web
著者箕浦 明(昭和大学 医学部衛生学公衆衛生学講座)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.406発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260490<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染症 病院クラスターと入所施設クラスターの比較
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医中誌Web
著者四方 哲(京都府山城北保健所)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.264発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260485<Pre 医中誌>】(会議録)
精神科病院におけるCOVID-19クラスター対応と考察
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医中誌Web
著者菊池 綾(奈良県立医科大学 公衆衛生学講座)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.263発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260471<Pre 医中誌>】(会議録)
自治体、保健所、病院等8つの立場によるCOVID-19対策への評価 全国意見調査
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医中誌Web
著者本田 雄大(京都大学 大学院医学研究科医療経済学)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.260発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260452<Pre 医中誌>】(会議録)
ウガンダにおいてCOVID-19の感染を抑えている要因 地域中核病院における定性研究
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医中誌Web
著者駒澤 牧子(JICA緒方貞子平和開発研究所)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.255発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260413<Pre 医中誌>】(会議録)
大阪市における新型コロナウイルス感染症流行期の病院書類審査と流行前実地立入検査
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医中誌Web
著者檜垣 史郎(大阪市保健所)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.245発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260186<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍で見えてきた新たな医療・社会インフラの構築〜感染症対策・医師の働き方改革へのアプローチ〜 Smart119が創造する未来医療 病院前脳卒中AI予測
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医中誌Web
著者中田 孝明(千葉大学 大学院医学研究院救急集中治療医学)収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.172発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12170671<Pre 医中誌>】(会議録)
単科精神科病院の認知症病棟における新型コロナウイルス感染症クラスターの報告と課題
リンク情報
医中誌Web
著者松村 尭明(根岸病院)ほか収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/33巻33 p.361発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12170084<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19関連認知機能障害とその援助 急性期病院におけるCOVID-19関連認知機能障害
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医中誌Web
著者大谷 恭平(神戸市立医療センター中央市民病院 精神・神経科)ほか収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/33巻33 p.144-145発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC09380003<Pre 医中誌>】(解説)
拠点病院の取り組み 重症者対応から抗体療法まで
抄録
当院は兵庫県の新型コロナ感染症拠点病院として入院が必要な陽性患者を受け入れてきた。この2年間で第6波までを経験し,今後は「withコロナ」時代として医療ひっ迫が起きにくい医療体制を構築していかねばならないと痛感している。良くも悪くも,診療所,病院,保健所(健康福祉事務所)の先生方とともに各々が工夫をしてコロナ診療を行ってきた。この度,各立場からのコロナ診療への取り組みを発表する機会を頂戴した。この発表が,少しでも相互理解の一助になればと考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者岩田 幸代(兵庫県立加古川医療センター 循環器内科)収載誌/巻号頁兵庫県医師会医学雑誌 (0910-8238)/65巻1号 p.9-12発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC09270003<Pre 医中誌>】(原著論文)
SARS-CoV-2について 動物病院における新型コロナウイルス感染症の影響
抄録
2019年12月に中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はパンデミックを起こし,現在も国民の生活に大きな影響を与えている。本研究は,COVID-19による伴侶動物病院への影響を明らかにするため実施された。(1)診療施設でのCOVID-19発生状況,(2)衛生対策,(3)診療・勤務状況,(4)診療施設の運営状況,(5)従事者の精神的ストレスに関する質問票をGoogle Formを用いて作成し,2021年5月1日から6月10日に掛けて,日本全国の伴侶動物病院施設に勤務する獣医師,動物看護師,その他スタッフから電子自記式で回答を受けた。衛生対策については,COVID-19発生前,第一回緊急事態宣言下,および回答時点での状況についてLikertスケールを用いて質問した。精神的ストレスの指標にはK6を用いた。得られた回答の記述疫学と統計学的解析を行った。COVID-19の発生は獣医師(2.6%),動物看護師(1.9%),その他スタッフ(1.4%),飼い主(14.9%)について報告があった。COVID-19発生後,物資は不足したが衛生対策には強化が見られた。衛生対策の実施および強化と院内でのCOVID-19発生とは有意な関係がなかった。勤務体制にはほぼ変化がなく(89.3%),雇止めはほぼなかった。回答者のうち最も重要視されていたのは院内でのCOVID-19感染防止(平均心理尺度0.21)で,次いで獣医療提供の維持(0.12)であり,経営のための診療数維持はそれほど重要視されていなかった(-0.33)。自主的外出制限と日々の診療での感染リスクの認知が強いストレスの原因であり,回答者の10.7%でうつ,5.8%で重度のうつが示唆された。感染リスクを強く感じるほど有意にK6が高かった(傾き0.427,p<0.001)。K6は女性で有意に高く(p<0.001),20-40代で高かった。COVID-19への衛生対策は良く取られており,動物病院関係者のCOVID-19感染は院外で起きていると考えられた。精神的ストレスは非常に高く,ワクチン接種の普及により減少していくことが予想された。ストレスの内容を共有し労り合うなどストレス・マネジメントをはかる必要性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者蒔田 浩平(酪農学園大学 獣医学群)ほか収載誌/巻号頁動物臨床医学 (1344-6991)/31巻3号 p.089-093発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC09120004<Pre 医中誌>】(原著論文)
沖縄病院におけるCOVID-19入院患者の動向 第6波を中心に
抄録
当院における軽症,中等症COVID-19入院患者の動向を,第6波を中心に報告する.2021年10月〜2022年3月(第6波)の期間において,既報と同様に背景,治療,転帰について後ろ向きに診療録よりデータを収集し検討した.沖縄県の新規患者数は激増したが,軽症者の割合が多かったことを反映して,第4〜5波と比較して入院数は減少した.発症から入院まで3日,在院期間は7日と短縮していた.薬物治療はレムデシビルを中心とした抗ウイルス薬に加えて中和抗体薬を使用した.酸素療法は15人(13.8%).高度医療機関への転院者は3人で,2人は呼吸不全が原因であった.第6波におけるCOVID-19入院患者のワクチン接種率は62.7%で,最終ワクチン接種から発症までの期間は159日であった.第6波は全般的に軽症が多く,治療は中和抗体薬の使用が多かった.重症化の割合は減少したが基礎疾患や認知症を合併する高齢者のケアに注力した.(著者抄録)
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医中誌Web
著者大湾 勤子(国立病院機構沖縄病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁国立沖縄病院医学雑誌 (1348-6551)/42巻 p.13-19発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC08040002<Pre 医中誌>】(解説)
京都府立医科大学附属病院2020〜2021年度手術・麻酔管理統計 2年間に渡る新型コロナウイルス感染症パンデミックによる制限下での手術実績
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下における2020年4月から2021年3月までの2年間の京都府立医科大学附属病院における手術統計を報告する.年間手術統計として,中央手術室麻酔科管理手術は,COVID-19パンデミック前年度にあたる2019年度5,547件に対して,2020年度4,702件(2019年度比84.8%稼働),2021年度4,992件(2019年度比90.0%稼働)となった.中央手術室各科管理(局所麻酔)手術は,2019年度総計669件に対して,2020年度463件(2019年度比69.2%稼働),2021年度404件(2019年度比60.4%稼働)であった.局所麻酔センターでの手術は,2019年度2,817件に対して,2020年度2,051件(2019年度比72.8%稼働),2021年度2,232件(2019年度比79.2%稼働)であった.附属病院での手術の総計(中央手術室手術+局所麻酔センター手術)では,2019年度9,033件であったが,2020年度7,216件(2019年度比79.9%稼働),2021年度7,628件(2019年度比84.4%稼働)であった.2020年度から2021年度にかけての2年間で,中央手術室麻酔科管理手術は2019年度比10%減少,総手術件数も2019年度比15%減少となった.上記の手術統計は,COVID-19パンデミック下で第1種感染症指定病院として,加えて特定機能病院として高度先進医療へ取り組む本院の異例の運営を反映したものである.(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐和 貞治(京都府立医科大学 大学院医学研究科麻酔科学)ほか収載誌/巻号頁京都府立医科大学雑誌 (0023-6012)/131巻11号 p.903-914発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260235<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症パンデミックによる小児専門病院救急外来における血液培養汚染率への影響
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医中誌Web
著者佐藤 聖子(兵庫県立こども病院 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.245発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260234<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行前後の市中病院小児科の入院数と感染症コンサルテーション数の推移
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医中誌Web
著者山中 崇之(新潟市民病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.245発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260232<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症流行期における2次病院での疾病構造の変化
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医中誌Web
著者根岸 亜子(東京都保健医療公社豊島病院 臨床研修センター)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.244発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260225<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行期における大学病院の小児感染症専門医の役割(第2報)
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医中誌Web
著者相澤 悠太(新潟大学 大学院医歯学総合研究科小児科学分野)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.240発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260088<Pre 医中誌>】(会議録)
小児専門病院における家族面会の継続と入院患者の院内COVID-19発生
リンク情報
医中誌Web
著者多田 歩未(東京都立小児総合医療センター 感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.172発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC07260044<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍で行う病院実習
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医中誌Web
著者齋藤 光正(産業医科大学 医学部微生物学)収載誌/巻号頁日本小児感染症学会総会・学術集会プログラム・抄録集/54回 p.135発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02460009<Pre 医中誌>】(解説)
精神科病院における新型コロナウイルス感染症患者の対応 重点医療機関としての治療経験を踏まえて
抄録
精神科病院である国立病院機構やまと精神医療センター(当院)では,2020年5月奈良県から精神疾患を有する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の受け入れ要請に対して,既存の結核病棟エリアを利用して入院体制を整備し,2020年11月から翌年11月までに121名の新型コロナ感染を合併した精神障害患者を受け入れた.すなわち,第3波(2020年11月-2021年1月)(29例,男性15例女性14例,入院日数中央値9日,年齢中央値68歳)および第4波(2021年4月-6月)(46例,男性21例,女性25例,入院日数中央値10日,年齢中央値74歳)では,高齢者施設や知的障害者施設で発生したクラスターから認知症,知的障害の患者を多く受け入れ,第5波(2021年7月-10月)(46例,男性25例,女性21例,入院日数中央値10日,年齢中央値44歳)では上記クラスターのほか,うつ病,双極性障害,パニック障害などの精神科クリニック通院歴のある患者も多数受け入れた.第5波では知的障害者施設で大規模なクラスターが発生し,奈良県からカシリビマブ/イムデビマブ投与短期入院の要請があり,7名の短期入院患者を受け入れた.奈良県の取り決めに従い,重症化例は奈良県立医科大学附属病院へ転院し,退院基準を満たすが入院継続が必要な症例は後方支援病院へ転院した.スタッフの感染では,2020年12月末に当院コロナ対応看護スタッフ3名が感染したが,密着した看護が原因と考えられ,その後はN95マスクで感染は予防できた.精神症状,知的障害,行動障害をともなう患者は,一般の感染症医療では想定しえない治療の困難さがあり,このことを前提とした医療者側の感染防止対策をまとめてみた.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者芳野 詠子(国立病院機構やまと精神医療センター 内科・呼吸器科)ほか収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻5号 p.385-390発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02460004<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス 新型コロナウイルス感染症支援におけるDPAT活動報告 精神科病院クラスター対応における活動
抄録
本シンポジウムでは,市中感染フェーズにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への支援として,災害派遣精神医療チーム(Disaster Psychiatric Assistance Team:以下DPAT)による沖縄県内精神科病院でのクラスター対応における活動報告を行った.報告内容は,(1)沖縄県における市中感染フェーズにおける沖縄DPATの活動,(2)精神科病院でのクラスター対応におけるDPAT活動から考えた今後に向けての2点であった.(1)に関しては,沖縄県内における新型コロナウイルス感染拡大経過において,沖縄県コロナ対策本部組織下で行ったDPAT活動の概要や,精神科病院でのクラスターにおけるDPAT活動ならびにDPATロジスティックス(業務調整員,以下DPATロジ)としての役割・業務について,クラスター発生現場となる現地対策本部で行った活動を中心にまとめた.主な活動としては,Command and Control(指揮と連携)・Safety(安全)・Communication(情報伝達)・Assessment(評価)といった災害時にとるべき行動の基本原則(CSCA)を念頭にした現地対策本部確立の支援や院内感染状況の情報収集・整理,感染管理・対策に関する物品管理への支援,陽性者の転院搬送・戻り受け入れ調整,各関係機関とのオンライン定例ミーティング実施への支援であった.その中でDPATロジとしては,各種情報の収集・整理,現地対策本部と各関係機関で情報共有するための体制整備,転院調整にともなう患者ご家族および受け入れ医療機関等への連絡等を行っていた.これらは,クラスター発生病棟と当該病院内対策本部をつなぎ,当該病院と外部支援者をつなぐための黒子として従事し,当該病棟・病院職員の負担軽減ならびに安心・安全につながるような支援を心掛けての活動であった.(2)では,今回の活動をとおして,DPATとして感染症支援活動にむけての平時の備え,DPATロジとして活動する心理師としての備え等について報告し,今後の感染症対策におけるメンタルヘルスについて検討したことを報告した.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者諸見 秀太(国立病院機構琉球病院 心理療法室)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻5号 p.360-364発行年月2022.10
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【WC02220008<Pre 医中誌>】(解説)
withコロナにおいて 中小病院の果たす役割
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医中誌Web
著者美原 盤(脳血管研究所附属美原記念病院)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1117-1118発行年月2022.11
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【WC02220007<Pre 医中誌>】(解説)
withコロナにおいて,中小病院の果たす役割 Withコロナ時代における中小病院の近未来戦略 慢性期医療の立場から
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医中誌Web
著者池端 幸彦(池慶会池端病院)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1106-1116発行年月2022.11
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【WC02220006<Pre 医中誌>】(解説)
withコロナにおいて,中小病院の果たす役割 "multimorbidity患者"の地域診療拠点+α
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医中誌Web
著者仲井 培雄(和楽仁芳珠記念病院)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1094-1105発行年月2022.11
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【WC02220005<Pre 医中誌>】(解説)
withコロナにおいて,中小病院の果たす役割 COVID-19パンデミック下におけるICTを活用した地域包括ケアシステムの確立 過疎地の小規模急性期病院が果たす役割
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医中誌Web
著者藤城 貴教(清水赤十字病院)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1087-1093発行年月2022.11
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【WC02220002<Pre 医中誌>】(解説)
新興感染症(新型コロナウイルス感染症)と精神科医療〜流行時の対応や感染後後遺症等への関与〜 COVID-19と精神疾患 総合病院精神科の立場から
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医中誌Web
著者船山 道隆(足利赤十字病院 神経精神科)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1066-1072発行年月2022.11
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【WC02220001<Pre 医中誌>】(解説)
新興感染症(新型コロナウイルス感染症)と精神科医療〜流行時の対応や感染後後遺症等への関与〜 松沢病院における院内感染対策
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医中誌Web
著者杉井 章二(東京都立松沢病院)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1061-1065発行年月2022.11
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【WC01300002<Pre 医中誌>】(解説)
【わが病院の院内プロジェクト】新型コロナウイルス感染拡大における看護職確保プロジェクトチームの活動の工夫
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医中誌Web
著者奥村 泉(三重大学医学部附属病院)ほか収載誌/巻号頁看護のチカラ/27巻591号 p.12-16発行年月2022.12
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【WC01280028<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行下における総合病院精神科の入院患者内訳の変化とその役割
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医中誌Web
著者雨宮 史恵(山梨厚生会山梨厚生病院)ほか収載誌/巻号頁精神神経学雑誌 (0033-2658)/124巻11号 p.821発行年月2022.11
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【WB28480691<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19パンデミックの脳神経内科へのインパクト 一般病院脳神経内科医の経験から
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医中誌Web
著者平賀 陽之(労働者健康安全機構千葉労災病院 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁臨床神経学 (0009-918X)/62巻Suppl. p.S269発行年月2022.10
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【WB18270102<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における重症患者管理 病院機能評価を踏まえて
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医中誌Web
著者熊田 恵介(岐阜大学医学部附属病院 医療安全管理室)収載誌/巻号頁医療の質・安全学会誌 (1881-3658)/17巻Suppl. p.232発行年月2022.11
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【WB16240654<Pre 医中誌>】(会議録)
単科精神科病院の認知症病棟における新型コロナウイルス感染症クラスターの報告と課題
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医中誌Web
著者松村 尭明(根岸病院)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/36巻4号 p.804発行年月2022.10
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【WB16240067<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19関連認知機能障害とその援助 急性期病院におけるCOVID-19関連認知機能障害
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医中誌Web
著者大谷 恭平(神戸市立医療センター中央市民病院 精神・神経科)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/36巻4号 p.686発行年月2022.10
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論文タイトル
【WB15480266<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における大学病院での臨床実習実施の取りくみ
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医中誌Web
著者長島 泉(杏林大学 保健学部作業療法学科)ほか収載誌/巻号頁日本作業療法学会抄録集 (1880-6635)/56回 p.OR-4-1発行年月2022.09
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【WB01250123<Pre 医中誌>】(会議録)
Withコロナ時代に周術期感染対策はどう変わったか? Withコロナ時代の食道癌周術期感染対策 がん専門病院の経験から「どう変わったか?」
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岡村 明彦(がん研究会有明病院 食道外科)ほか収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/19巻1号 p.201発行年月2022.10
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【WB01250121<Pre 医中誌>】(会議録)
Withコロナ時代に周術期感染対策はどう変わったか? コロナ禍が50床救急病院の感染対策に与えた影響
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医中誌Web
MedicalOnline
著者森崎 善久(所沢明生病院 外科)ほか収載誌/巻号頁日本外科感染症学会雑誌 (1349-5755)/19巻1号 p.200発行年月2022.10
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【WA28010250<Pre 医中誌>】(会議録)
聖マリアンナ医科大学病院における腎移植後COVID-19患者の重症化リスク因子の検討
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MedicalOnline
著者松原 圭輔(聖マリアンナ医科大学)ほか収載誌/巻号頁移植 (0578-7947)/57巻57 p.265発行年月2022.10
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【WA28010019<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍での大学病院の診療の変化
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医中誌Web
MedicalOnline
著者岩田 充永(藤田医科大学病院 救急総合内科)収載誌/巻号頁移植 (0578-7947)/57巻57 p.130発行年月2022.10
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【WA26481332<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
タイ・Nakhon Pathom病院におけるCOVID-19パンデミック下での大腸診断と治療の改善 集学的アプローチ(Improvement of Colorectal Diagnosis and Treatment During COVID-19 Pandemic in Nakhon Pathom Hospital, Thailand: A Multidisciplinary Approach)
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医中誌Web
著者Thambamroong Tawasapon(Medical Oncology Unit, Department of Medicine, Nakhon Pathom Hospital)ほか収載誌/巻号頁日本癌治療学会学術集会抄録集/60回 p.P42-6発行年月2022.10
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【WA25320007<Pre 医中誌>】(解説)
看護部長のためのセレンディピティマネジメント 成功を引き寄せる能力の磨き方 看護部長の暗黙知を分析して形式知に転換し,あらたなナレッジを創造する(第42回) 看護部長のための戦略キャンバスシリーズ コロナ禍であっても生き残る筋肉質の病院組織をつくる【ゴーイングコンサーンのための適時調査対応戦略】
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医中誌Web
著者佐藤 美香子(三和会東鷲宮病院 看護部)収載誌/巻号頁看護部長通信/20巻4号 p.45-51発行年月2022.10
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論文タイトル
【WA03280007<Pre 医中誌>】(原著論文)
北海道大学病院口腔ケア連携センターにおける医科歯科連携の現状について
抄録
北海道大学病院は自治体が一地方という地域特性を持つ北海道の基幹病院である.口腔ケア連携センターの活動を通して広域を担う基幹病院の医科歯科連携について調査した.医科からの紹介件数は,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により減少傾向が見られているが,2016年における活動当初よりも件数は増加している.依頼内容について多かったものは化学療法における口腔粘膜の管理,BMA導入前の口腔内精査と導入後の口腔管理,全身麻酔術における口腔ケアであった.当院の提携歯科医療機関については地方に少なく,継続的な口腔管理が必要な地方在住患者の対応が難しいことなどが課題となっている.北海道の地方における同医療機関はわずかに増加していたが,地方在住患者の継続的な歯科受診を確保するためには,かかりつけ歯科医院やがん診療連携登録歯科医の協力が必要であると考えられた.(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者高橋 大郎(北海道大学 大学院歯学研究院口腔健康科学分野予防歯科学教室)ほか収載誌/巻号頁北海道歯学雑誌 (0914-7063)/43巻 p.43-48発行年月2022.09
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論文タイトル
【W914410007<Pre 医中誌>】(解説)
久留米大学病院におけるCOVID-19全診療科参加型入院診療体制の取り組み
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2020年1月以降我が国において流行が認められ、未だ収束が見えない状況である。COVID-19の入院診療では多くの施設で呼吸器内科専門医、感染症専門医が診療の中心を担ってきた。通常診療を維持しながらの業務量の増加は診療に携わる医師、診療科にとって深刻な問題であった。久留米大学病院は高度な先進医療を実践する特定機能病院であり、福岡県南を中心とした広域の地域医療の最後の砦である。2021年4月、県内にてCOVID-19感染者が急増。行政の求めに応じる形で久留米大学病院として39床(重症12床、中等症27床)を準備し、重症化を懸念される症例を中心に受け入れた。短期間での診療体制づくりは困難であったが、通常診療を堅持するという使命の中、中等症診療においては全診療科チーム診療体制(全診療科シフト参加2週間)を構築した。運用も手探りであったがオリエンテーションおよびチームコミュニケーションアプリを利用した診療体制の構築は全診療科がチーム一体となってシームレスな診療を可能にし、重症例を診る救急医やCOVID-19診療に従事し指揮を任される呼吸器内科専門医、感染症専門医の負担軽減にも貢献し、久留米大学病院の通常診療への影響を最小限にした。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者松岡 昌信(久留米大学病院 COVID-19中等症病床病棟)ほか収載誌/巻号頁久留米医学会雑誌 (0368-5810)/85巻1-5号 p.49-57発行年月2022.05
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論文タイトル
【W912250001<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の動物病院におけるコロナウイルス感染症2019(COVID-19)の影響(The impact of coronavirus disease 2019(COVID-19) in Japanese companion animal clinics)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Fukumoto Fuka(Department of Veterinary Medicine, School of Veterinary Medicine, Rakuno Gakuen University)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Veterinary Medical Science (0916-7250)/84巻8号 p.1041-1050発行年月2022.08
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【W902260017<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大に伴う東北大学病院歯科診療部門のオンライン診療の現状
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医中誌Web
著者菅原 由美子(東北大学 大学院歯学研究科歯科医用情報学分野)ほか収載誌/巻号頁東北大学歯学雑誌 (0287-3915)/39/40/41巻2/1-2/1号 p.50発行年月2022.06
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【W902260003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大に伴う東北大学病院歯科診療部門のオンライン診療の現状
抄録
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、オンライン診療による歯科診療が2020年3月に厚生労働省から認められた。今回我々は、2020年3月から9月までに東北大学病院歯科診療部門においてオンライン診療を行った患者について、年齢、疾患名、処方薬について調査を行った。患者総数は202人(男性45人、女性157人)であった。年代別では70代が最も多く、50代以降の年代が全体の約9割を占めていた。疾患別では舌痛症・口腔カンジダ症・難治性口内炎・味覚障害・シェーグレン症候群などの口腔粘膜疾患が多く、全体の約8割を占めていた。処方された薬剤別では含嗽剤が最も多く、次いで軟膏・抗真菌剤・亜鉛製剤の順であった。本研究結果より、現在の歯科診療におけるオンライン診療は一般の歯科臨床とは異なり口腔粘膜疾患が主体であり、今後の歯科における遠隔医療の方向性に示唆を与えるものと考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者菅原 由美子(東北大学 大学院歯学研究科歯科医用情報学分野)ほか収載誌/巻号頁東北大学歯学雑誌 (0287-3915)/39/40/41巻2/1-2/1号 p.19-25発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W831170002<Pre 医中誌>】(総説)
大原綜合病院歯科口腔外科の日常診療
抄録
大原総合病院歯科口腔外科では歯科医師、歯科衛生士、歯科助手で外来業務を週に4日行っている。2020年度の新外来患者数および新入院患者数は新型コロナウイルス感染の影響により、前年に比べ顕著に減少した。新外来患者数の内訳は院外からの紹介が多い。入院手術件数では埋伏歯抜歯術の割合が多くを占めている。当科で取り扱っている代表的な口腔疾患と診療内容の特色について概説した。
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医中誌Web
著者秋本 哲男(大原綜合病院 歯科口腔外科)収載誌/巻号頁大原記念財団年報 (2435-3132)/58巻 p.11-15発行年月2022.08
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【W830210014<Pre 医中誌>】(解説)
【想定外を想定せよ-病院BCPのバージョンアップ】災害対応を中心としてきた病院のBCPはCOVID-19に対応できたか
抄録
<文献概要>はじめに わが国では,一般企業の事業継続計画(BCP:Business Continuity Planning)の必要性は製造業を中心に先行的に取り組みが行われてきた.それに遅れて病院のBCPについては,災害が発生した際の医業継続計画として今後さらに重要になるであろうと認識されるようになった.このような社会的背景や,近い将来地震をはじめとした自然災害が強く予想されることからBCPを策定する病院が徐々に増えてきた.そして,病院のBCP策定に際しては,自然災害だけではなく感染によるパンデミックやバイオテロなどのさまざまなリスクを想定しなくてはならない.しかし,ほとんどの医療機関のBCPは自然災害に対するものが多く感染防御については補足的にとどまっていた.本稿では災害時活動に重点を置いてきた赤十字病院の立場から,感染症に対する病院BCPの策定について論じる.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者小松本 悟(藤田医科大学)収載誌/巻号頁病院 (0385-2377)/81巻9号 p.799-804発行年月2022.09
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【W830210010<Pre 医中誌>】(解説)
【想定外を想定せよ-病院BCPのバージョンアップ】病院建築におけるBCP 感染症
抄録
<文献概要>はじめに:BCPの経緯と感染症対応 2011年に発生した東日本大震災を経て,BCPに関する論考は大量に発表されてきた.本誌でも2012年12月に「病院のBCP」が特集として組まれ,BCP策定はすっかり定着することとなった.また,厚生労働省(厚労省)は2017年3月に災害拠点病院におけるBCP策定を指定要件とした.これらBCPが対象とするのは自然災害,それも大地震に対応する事項が大半であり,病院自身の被災を最小とし,人的被害を病院がどう受け止めるか,すなわち突然に起こる医療供給能力の低下と大量な医療需要という課題へBCPにより対応することが重要な課題として捉えられていた.ところで,内閣府が示した「事業継続ガイドライン-あらゆる危機的事象を乗り越えるための戦略と対応第3版(2013年8月改定)」では,BCPの対象として,大地震などの自然災害のほか,テロ,大事故,サプライチェーンの途絶などと並んで感染症の蔓延も挙げられている.この時点で,BCPには感染症対応の面が含まれていることが認識されていた.しかし,既に述べたように,これまでのBCPは,大地震や水害などの自然災害を念頭に置いたものであった点は否めない.2020年1月にわが国初の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が発生して以来,増減を繰り返しながら徐々に感染者数は増加し,第6波と呼ばれる2022年初頭には,わが国全体では1日に10万人を超える感染者を数えるパンデミックとなった.2年間の経験を踏まえ,順次明らかになるCOVID-19に関する情報に基づき,手探り的に対応してきたというのが実情ではないか.本稿では,その経験から導き出された教訓を紹介する.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者中山 茂樹(千葉大学)収載誌/巻号頁病院 (0385-2377)/81巻9号 p.781-786発行年月2022.09
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論文タイトル
【W830210006<Pre 医中誌>】(解説)
【想定外を想定せよ-病院BCPのバージョンアップ】医療健康危機管理の司令塔(仮称Japan CDC)は必要か?
抄録
<文献概要>はじめに 医療の歴史は,古くは「ヒポクラテスの誓い」,アンブロワーズ・パレの「我包帯す,神,癒し賜う」,あるいはわが国の緒方洪庵の「扶氏医戒之略」などに代表されるような,まず患者さん一人ひとりの苦痛を取り除くことを中心としたPatient-oriented Medicineから始まった.次に,近代の科学技術の進歩と相まってDisease-oriented MedicineからGenome-oriented Medicineと医学・医療の対象が人から離れ,病気あるいは遺伝子などの研究へと向かい,医学・医療の専門化・細分化さらには科学至上主義的な方向へと進んでいる可能性も否定できない.一方で,人類の歴史は感染症パンデミックを繰り返していることも周知のことで,1918年のスペイン風邪,2009年の新型インフルエンザなどはまだ記憶に新しい.そして,今回の新型コロナウイルス感染症のパンデミックに襲われ,あらためてPopulation-oriented Medicineの重要性が見直されているのが現在ではないだろうか.日本医学会は約15年前から,この流れを意識して活動を進めてきているので,それを紹介する.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者門田 守人(日本医学会連合)収載誌/巻号頁病院 (0385-2377)/81巻9号 p.761-764発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W830210001<Pre 医中誌>】(座談会)
医療提供体制の危機管理から考える病院BCP
抄録
<文献概要>近年は想定外の災害が次々と起き,新型コロナウイルスのパンデミックでは日本の医療提供体制が危機に晒された.救急医療の第一人者として,国会議員として,日本の医療提供体制について発言を続ける松本尚氏に病院BCPから危機管理まで聞く.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者松本 尚(日本医科大学)ほか収載誌/巻号頁病院 (0385-2377)/81巻9号 p.735-740発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W829150026<Pre 医中誌>】(会議録)
北海道大学病院における新型コロナウイルス検査 唾液検体運用を中心に
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医中誌Web
MedicalOnline
著者福元 達也(北海道大学病院 検査・輸血部)ほか収載誌/巻号頁JARMAM (0915-1753)/31巻1号 p.64発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W819130022<Pre 医中誌>】(解説)
【ほかの施設のやり方を学ぶ!新型コロナウイルスの危機を乗り越えた!物品管理の極意】平時からの備えがものをいう中小規模病院ではどうする?
抄録
▼2020年1月下旬に不織布マスクが消えたとき、脳裏に浮かんだのは「兵站(作戦に必要な物資の補給・整備や連絡に当たる機関やチーム)を作ること。チームビルディング」である。▼現場の医療職が在庫管理を担うことで、状況判断を迅速に行い、物品を購買することができた。▼ICTがすでに整備されており、追加費用が発生しなかった。▼感染対策費用は、医療安全管理費として経費計上していたことが3年間の予防活動の検証に役立った。▼ワクチン接種やガウン制作などにあたっては、地域とのつながりが感染対策にも効果があった。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者松永 厚美(徳松会松永病院 整形外科)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.948-952発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W819130021<Pre 医中誌>】(解説)
【ほかの施設のやり方を学ぶ!新型コロナウイルスの危機を乗り越えた!物品管理の極意】数多くの物品が必要な大規模病院ではどうする?
抄録
▼新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大は医療物流に大きな影響を与えた。大規模病院で管理している医療材料は多職多様であり、使用量も多い。物流の途絶は診療継続を困難にする。▼特に感染症拡大時は個人防護具(PPE)が必須であり、なくてはならない医療材料である。▼PPEの確保をさまざまな方法で行うとともに、発注方法の検討や日本の医療物流に精通した職員を配置するなどして、有事においても円滑に医療を提供できるような体制を構築しておく必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者久保田 英雄(東京医科歯科大学病院 材料部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.944-947発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【W819130017<Pre 医中誌>】(解説)
【ウィズコロナでさらに徹底!見逃しゼロを目指す!事例だらけの環境整備のポイント 30】急性期病院以外の施設編 入所施設の送迎車のポイント2
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PierOnline
著者高濱 正和(方佑会植木病院 看護部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.926-928発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【W819130016<Pre 医中誌>】(解説)
【ウィズコロナでさらに徹底!見逃しゼロを目指す!事例だらけの環境整備のポイント 30】急性期病院以外の施設編 デイサービスのポイント2
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者高濱 正和(方佑会植木病院 看護部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.923-925発行年月2022.09
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論文タイトル
【W819130015<Pre 医中誌>】(解説)
【ウィズコロナでさらに徹底!見逃しゼロを目指す!事例だらけの環境整備のポイント 30】急性期病院以外の施設編 クリニック(医院、診療所)のポイント3
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者小野寺 隆記(洛和会丸太町病院 看護部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.919-922発行年月2022.09
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論文タイトル
【W819130001<Pre 医中誌>】(解説)
速報iNFECTiON CONTROL TOPiC 「何が起こってる?」「何が変わる?変わらない?」に答えます! COVID-19からみえる病院感染対策と公衆衛生対策の違い
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者緒方 剛(茨城県潮来保健所)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/31巻9号 p.866-869発行年月2022.09
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【W816270010<Pre 医中誌>】(解説)
藤が丘病院ERにおけるCOVID-19対策
抄録
2019年12月に発生した新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)は瞬く間に全世界へ感染拡大した.各医療機関は手探りの状態でCOVID-19感染対策を確立していった.今回,藤が丘病院ERでのCOVID-19対策を紹介する.1)トリアージシステムの導入,2)個人防護,3)ハード面の整備が主な対策である.1)発熱や症状の有無に関わらず,流行地域や行動内容によってはCOVID-19に感染している可能性がある.そのため,2020年6月より1次・2次救急患者すべてにトリアージ看護師によるトリアージを開始した.トリアージを実施することにより,COVID-19のリスク層別化を行うことが可能になった.2)ERではさまざまな患者が来院し,患者の状態急変等で高流量酸素投与や吸引処置などが必要になり,エアロゾルが発生する可能性は常にある.そのため,2020年7月よりN95マスクとアイガードの常時装着をERスタッフに周知し,COVID-19の流行状況に関係なくERでの標準的PPE(personal protective equipment:PPE)とした.3)これまで,隔離が必要な感染症患者に対応可能な診察室は一つしかなかった.そのため,2020年12月より窓がある診察室には換気扇を設置.窓がない診察室には空気感染隔離ユニットを設置.リカバリーベッドの代わりに感染対策用セルフセッティング式陰圧ブースを2つ設置した.これによって,ER内のすべての診察ブースを換気可能な個室とし,どの診察ブースでもCOVID-19患者を診察することが可能となった.すべての救急患者はCOVID-19を否定できないという考えのもとで対応したが,診察の効率化にも繋がった.これらの感染対策を実施することによって,ERに勤務する看護師,救命救急科医師で,COVID-19に罹患したスタッフや濃厚接触者となって出勤停止になったスタッフはいない.昭和大学藤が丘病院ERにおける感染対策が,他医療機関ERでの感染対策の参考になればと考える.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者前田 敦雄(昭和大学藤が丘病院 救命救急科)ほか収載誌/巻号頁昭和学士会雑誌 (2187-719X)/82巻3号 p.239-247発行年月2022.
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【W809440004<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染症影響下での消化器外科緊急手術の実施状況 地方市中病院における検討
抄録
【はじめに】新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の流行が始まってから約2年が経過した。予期しない新興感染症のパンデミックであり、医療に対して及ぼされた影響について、様々な角度から検討しておくことが重要である。当科では、本邦でのCOVID-19感染症のいわゆる「第1波」において、COVID-19感染症が消化器外科緊急手術へ与える影響について検討し、報告した。今回、同期間を含め、以降の感染者が増加した状況下での消化器外科緊急手術の実施状況を解析した。【対象と方法】長野県の状況を参考に、陽性患者数に応じた流行期間を月単位で設定し、感染症流行前の2019年と、2020年、2021年の対象期間(6ヵ月間)をそれぞれ評価した。患者背景、受診様式、手術情報などについて比較、検討した。【結果】消化器外科緊急手術症例は2020年の対象期間で161例、2021年は159例であり、感染症流行前の2019年は140例であった。年齢は感染症流行下の2020年、2021年で高くなっていた。疾患の内訳に感染症流行前後で大きな違いはなく、術後在院日数に差はなかった。時間外受診や救急搬送など受診行動様式も同様であった。腹腔鏡手術は2020年、2021年で有意に少なかった。【考察】当科で既に報告したCOVID-19感染症流行初期の状況と同様に、陽性患者が地域に多数みられた期間においても、手術治療を要する腹部救急疾患を発症した患者は病院を受診し、緊急手術は変わらず実施されていた。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者西田 保則(慈泉会相澤病院 外科センター)ほか収載誌/巻号頁相澤病院医学雑誌 (1882-0565)/20巻 p.17-22発行年月2022.07
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【W803290003<Pre 医中誌>】(解説)
【総合診療専門医の現状と課題】三位一体改革のなか、病院総合医を考える
抄録
(1)長期化したCOVID-19パンデミック下の医療提供体制のなかで、総合診療医、救急医などの、求められれば断らない医師を育成する必要性が認識された(2)「地域医療構想・働き方改革・医師の地域偏在、診療科偏在の解消」の三位一体改革を成し遂げるためには、そもそも病院における医師不足の解消が必要である(3)短期的には医師不足解消が望めないなか、中小病院の医師不足では病院総合医が、大病院でも「隙間を埋める」病院総合医が求められている(4)総合診療専門医を増やすにはセカンドキャリアを含めたキャリアパスを示し、若手医師に総合診療専門医の未来像を示すことが重要である(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者末永 裕之(小牧市民病院)収載誌/巻号頁地域医学 (0914-4277)/36巻8号 p.638-342発行年月2022.08
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【W801310017<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の三次病院のCOVID-19入院患者における病原体検出の評価(Evaluation of the Detection of Pathogens in Hospitalized Patients with COVID-19 at a Tertiary Hospital in Japana)
抄録
三次医療機関に入院したCOVID-19患者からの病原体の共検出頻度と関連する臨床的特徴を調べた。三次医病院からCOVIREGI-JPに登録されたデータを用いて観察研究を行った。病原体同定のために入院から72時間以内に採取された気道検体はCOVIREGI-JPに登録された。合計で247例のCOVID-19患者が含まれ、そのうち214例は日本人であった。迅速診断テストは31例で行われ、インフルエンザ、RSウイルス、アデノウイルス、肺炎マイコプラズマ、化膿レンサ球菌が調べられたが陰性であった。肺炎球菌とレジオネラ属菌の尿中抗原検査が行われたが陰性であった。LAMP法で肺炎マイコプラズマが1例調べられたが陰性であった。1例で結核PCR陽性となったが培養は陰性であった。細菌培養は66例で実施され64例が陽性であった。グラム陽性またはグラム陰性菌が15例(6.1%)から検出されたが、これまで報告された数値よりはるかに低かった。正常細菌叢が63例から検出されたが、肺炎の原因としては評価しなかった。分離菌では黄色ブドウ球菌とクレブシエラ属菌の同定頻度が高かった。培養検査提出群では高齢、重症、肺炎の放射線学的証拠、急性呼吸窮迫症候群、菌血症、侵襲的機械換気、ECMO使用、死亡傾向が培養検査非提出群と比べて特徴的であった。培養検査提出率は流行前期の方が後期より有意に高かった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Suzuki Michiyo(Disease Control and Prevention Center, National Center for Global Health and Medicine)ほか収載誌/巻号頁Japanese Journal of Infectious Diseases (1344-6304)/75巻4号 p.419-422発行年月2022.07
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【W719420004<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス中等症病院での院長としての様々な経験と結果、そしてこれからの感染対策に望むもの
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医中誌Web
著者西口 幸雄(大阪市民病院機構大阪市立総合医療センター)収載誌/巻号頁中材業務及び感染対策研究会研究会収録 (2187-9656)/154号 p.17-40発行年月2022.07
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【W624190007<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19による回復期リハビリテーション病院1病棟封鎖に伴う入院患者への影響(後ろ向き観察研究)
抄録
新型コロナウイルス感染症の陽性者発生により、当院では2020年11-12月と2021年4-5月の2度にわたって、回復期リハビリテーション1病棟が病棟封鎖された。病棟封鎖前後における当該病棟入院患者の身体機能に関して、移動形態の違い(歩行群、非歩行群)で比較した。その結果、非歩行群は歩行群に比べて有意に骨格筋指数(Skeletal Muscle Mass Index:SMI)の減少を認めた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者東郷 健一(愛仁会リハビリテーション病院 リハ技術部理学療法科)ほか収載誌/巻号頁愛仁会医学研究誌/53巻 p.28-31発行年月2022.05
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【W609340007<Pre 医中誌>】(解説)(英語)
中国深センのCOVID-19指定病院におけるCOVID-19入院患者の要求と一般診療サービスを両立させるための革新的なtwo-wingモデル(An innovative two-wing model for balancing the demands of inpatients with COVID-19 and general medical service in a designated hospital for COVID-19 in Shenzhen, China)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Liu Xiaoning(Department of Infectious Diseases, National Clinical Research Center for Infectious Diseases, Shenzhen Third People's Hospital)ほか収載誌/巻号頁BioScience Trends (1881-7815)/16巻2号 p.163-166発行年月2022.04
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【W603390036<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
エジプトの大学病院で働く医療従事者におけるCOVID-19ワクチンによる副反応の認知と経験 横断研究(Perceptions and experiences of COVID-19 vaccines' side effects among healthcare workers at an Egyptian University Hospital: a cross-sectional study)
抄録
エジプトの大学病院で働く医療従事者(HCW)のCOVID-19ワクチンに関する認知と副反応頻度を評価した。アストラゼネカ、シノファーム、シノバックワクチンのいずれかを1回または2回接種したHCW 1246名を登録した。20〜30歳のアストラゼネカワクチン接種率は45.5%であるのに対して50歳以上では48%がシノファーム不活化ワクチン接種を受けていた。男女別にみると、男性では52.7%のアストラゼネカワクチン接種が最も多かったのに対して、女性では39.8%のシノファームワクチン接種が最も多かった。職種別では、医師(46.6%)が最も多くアストラゼネカワクチン接種を受けていた。喫煙者ではシノファームワクチン接種(66.7%)が最も多かった。2回接種ではアストラゼネカワクチン(39.6%)、シノファームワクチン(36.0%)、シノバック(24.4%)の順であった。被験者の65.4%はワクチンの安全性を信頼し、63.6%はワクチンを必要と考えていた。アストラゼネカワクチン接種を受けた被験者の46.9%は血栓合併症を心配していた。副反応として接種部位の痛み、倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱、関節痛、接種部位腫脹等が挙げられた。全体の23.4%は作業能力への影響を回答した。副反応の持続期間は2週間未満であった。エジプトで承認されたCOVID-19ワクチンは安全であった。
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医中誌Web
PubMed
著者Orebi Hisham Ahmed(Faculty of Medicine, Tanta University)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/50巻 p.1 of 12-12 of 12発行年月2022.
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【W603380047<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
フィリピン、マニラの三次感染症紹介病院において最初に確認されたCOVID-19入院患者500例の疫学的および臨床的特徴(Epidemiological and clinical characteristics of the first 500 confirmed COVID-19 inpatients in a tertiary infectious disease referral hospital in Manila, Philippines)
抄録
2020年1月から10月までにフィリピンの首都マニラにある当院に入院した最初のCOVID-19確定患者500例について、疫学的・臨床的特徴および院内死亡率に関連する因子を後方視的に検討した。COVID-19患者500例のうち、133例(26.6%)が医療従事者(HCW)(平均41±11.5歳)、367例(73.4%)が非HCW(平均51±18歳)であり、HCWは症状が軽い可能性が高かった。非HCWの患者では、少なくとも一つの基礎疾患があることが多く(51.6% vs. 40.0%、p=0.002)、高血圧(35.4%)、糖尿病(17.4%)、結核(8.2%)が多く認められた。死亡者は61例(12.2%)で、内訳はHCW 1例、非HCW 60例(0.7% vs. 16.3%、p<0.001)であった。非HCWのうち、0〜10歳の年齢層では死亡はなかったが、他のすべての年齢層で死亡が記録された。回復した患者と比較して、死亡した患者は、高齢(p<0.001)、男性(p=0.015)、呼吸困難の訴え(p<0.001)、HIV陽性(p=0.008)、挿管(p<0.001)、重症または重篤と分類(p<0.001)、短い平均入院期間(p<0.001)、肺炎またはARDSの追加診断(p<0.001)を有する傾向が強かった。
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医中誌Web
著者Agrupis Kristal An(School of Tropical Medicine and Global Health, Nagasaki University)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/49巻 p.1 of 8-8 of 8発行年月2021.
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【W603380029<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
エチオピア南東部の公立病院における医療従事者の感染予防対策に向けたコンプライアンス COVID-19予防の意義を対象とした横断研究(Compliance towards infection prevention measures among health professionals in public hospitals, southeast Ethiopia: a cross-sectional study with implications of COVID-19 prevention)
抄録
エチオピア南東部の公立病院の医療従事者について、COVID-19予防対策に対するコンプライアンス遵守状況およびその関連因子について検討した。2020年10月1日から31日にかけて、医療従事者660名を対象に、病院ベースの記述的横断研究を実施した。計654名の医療従事者が研究に参加し、そのうち313名が看護師であった。COVID-19の予防策に関する医療従事者全体の良好なコンプライアンスと知識は、それぞれ21.6%と25.5%であった。総合病院勤務(調整オッズ比[AOR] 0.55、95%CI 0.38〜0.79)、勤続年数(AOR 2.10、95%CI 1.35〜3.21)、知識(AOR 1.80、95%CI 1.14〜2.89)、水の利用性(AOR 3.26、95%CI 2.25〜4.72)は、COVID-19予防策に関する医療従事者のコンプライアンスと統計学的に有意な関連があった。以上より、医療従事者のほぼ5分の1がCOVID-19の予防対策に対して良好なコンプライアンスを有していた。
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医中誌Web
PubMed
著者Zenbaba Demisu(Department of Public Health, School of Health Sciences, Madda Walabu University Goba Referal Hospital)ほか収載誌/巻号頁Tropical Medicine and Health (1348-8945)/49巻 p.1 of 11-11 of 11発行年月2021.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W531460027<Pre 医中誌>】(会議録)
新たな看護実践の枠組みを創る-SCNs(Social community nurses)による看護実践- 地域にアウトリーチする病院 Withコロナ時代の「つなぎ人」としての看護職
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医中誌Web
MedicalOnline
著者大田 章子(祥和会脳神経センター大田記念病院)収載誌/巻号頁家族看護学研究 (1341-8351)/27巻1-2号 p.204発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W516510020<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
ペルーの1病院における新型コロナウイルス感染症患者の糖尿病性ケトアシドーシスと高い死亡率(Diabetic ketoacidosis and high mortality among patients with coronavirus disease 2019 in a Peruvian hospital)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Lopez-Huamanrayme Eddy(Division of Endocrinology, Hospital National Alberto Sabogal Sologuren)ほか収載誌/巻号頁Journal of Diabetes Investigation (2040-1116)/13巻4号 p.746-748発行年月2022.04
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論文タイトル
【W512190004<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染拡大下における岡崎市民病院歯科口腔外科での患者動向と医療体制
抄録
当院は高度急性期医療を得意とする地域医療支援病院であり、また中核災害拠点病院としても位置づけられているが、感染症指定病院ではない。今回、2020年1月〜12月に当院歯科口腔外科を受診した外来患者および入院患者を対象とし、月毎の外来新患者数・入院患者数・入院手術患者数、月毎の外来・入院稼働額について集計し、前年(2019年1月〜12月)と比較検討した。結果、月毎の外来新患者数の前年比は、1月から8月まで減少傾向にあり、特に3月から5月にかけては前年比25%以上の減少を認めた。入院患者数の前年比は、3月と4月を除き1月から8月まで減少傾向にあり、特に5月から7月にかけては25%以上の減少を認めた。入院手術患者数の前年比は、4月までは増加傾向にあったが、5月と6月はそれぞれ87.5%、50.0%と大幅な減少を認め、8月には10%以上の増加を認めたものの、それ以降は減少傾向が続いた。外来稼働額の前年比は、1月から4月にかけて病院全体では増収であったものの当科は減収であり、5月は病院全体・当科とも減収であった。入院稼働額は、病院全体では3月を除いて減収であり、当科も減収の月が多かったが、10月と11月は増収であった。
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医中誌Web
著者寺沢 史誉(岡崎市民病院 歯科口腔外科)ほか収載誌/巻号頁Hospital Dentistry & Oral-Maxillofacial Surgery (0915-1664)/33巻2号 p.87-92発行年月2022.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W420360003<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19が疑われた外来患者の疫学および臨床的特徴 大学病院のCOVID-19外来センターで実施した前向き観察研究(Epidemiology and clinical characteristics of outpatients with suspected COVID-19: A prospective observational study from the COVID-19 outpatient center at a university hospital)
抄録
当院のCOVID-19外来を受診した患者の疫学的・臨床的特徴を調べる前向き観察研究を行い、診断における胸部CTの有用性を評価した。COVID-19疑いのため他院から当院に紹介された患者(新規患者)、当院でフォローされていたがCOVID-19疑いのため当COVID-19外来センターに送られた患者(フォローアップ患者)の2群の特徴を比較した。胸部CTとPCRの結果から感度・特異度を調べた。その結果、対象は、新規患者66名(PCR陽性7名)、フォローアップ患者184名(PCR陽性3名)の計250名(男性139名、女性111名、年齢中央値52歳)となった。発熱と倦怠感は両群に共通してみられ、咳は新規患者に顕著であった。PCR陽性群では味覚消失/嗅覚消失が特異的症状であった。胸部CTの感度は70%以下であり、特異度は新規患者で87%、フォローアップ患者で66%であった。これらの結果から、新規患者では胸部CT所見は診断に役立つが、フォローアップ患者ではあまり有用ではないことが示された。
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Goto Yuki(Department of Family Medicine, Graduate School of Medical and Dental Sciences, Tokyo Medical and Dental University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Hospital General Medicine (2436-018X)/4巻2号 p.57-65発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W414340004<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19が日本の三次病院における感染症治療と感染対策に及ぼす影響(Impact of coronavirus disease 2019 on infectious disease treatment and infection control at a tertiary hospital in Japan)
抄録
COVID-19患者の入院が三次医療施設の感染症治療と感染対策に及ぼす影響を調べた。COVID-19患者の入院前(2019年度)と後(2020年度)の期間に分け、救急科と他の診療科の患者数、使用された手指消毒剤の量、血液培養で検出された細菌、シュードモナス属細菌の薬剤耐性、使用された抗菌薬の量を比較した。救急科と他の診療科の、2020年度の入院患者数は2019年度より少なかった。2020年度に救急科、ICU、全病棟で使用された手指消毒剤の量は増加した。2015〜2019年度に血液培養で検出された黄色ブドウ球菌のうちメチシリン耐性黄色ブドウ球菌のベースライン検出割合は22.2%、大腸菌と肺炎桿菌のうち基質特異性拡張型βラクタマーゼの割合は25.5%と12.1%であった。2015〜2019年度に22件のカルバペネム耐性腸内細菌科細菌が検出されたが、それらのうちカルバペネマーゼ産生菌はなかった。全ての診療科で2019年度と比べて2020年度のメチシリン感受性黄色ブドウ球菌と黄色ブドウ球菌菌血症は有意に減少した。2020年度に救急科以外の診療科でシュードモナス属細菌菌血症患者数が増加したが薬剤感受性に変化は見られなかった。救急科と他の診療科で使用された抗菌薬は増加傾向を示した。COVID-19患者受入れ後入院患者が減少したにもかかわらず手指消毒剤の使用量は増加した。しかし、薬剤耐性菌検出と使用抗菌薬量に明らかな変化は見られなかった。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Imoto Waki(Department of Infection Control Science, Osaka City University Graduate School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/28巻5号 p.616-622発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W406330012<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の単一地域病院の医療従事者におけるCOVID-19 mRNAワクチンBNT162b2により誘導された抗体応答(Antibody responses induced by the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine in healthcare workers in a single community hospital in Japan)
抄録
地域病院の医療従事者におけるCOVID-19 mRNAワクチンBNT162b2の2回目接種後13週以降の抗体価を解析した。ヒト血清中のSARS-CoV-2スパイクタンパク質(S)受容体結合ドメイン(RBD)に対する抗体を電気化学発光免疫法装置で測定した。464名がBNT162b2を2回接種し、そのうち401名(女性281名、年齢中央値42歳)が本研究に参加した。参加者全員がCOVID-19に感染していないことがPCRにより確認された。2回目ワクチン接種後142日の中央値間隔でSARS-CoV-2 S RBDに対する抗体価を測定した。2回のワクチン接種者全員が抗体陽性を示した。ワクチンを接種しなかった24名は抗体陰性を示した。抗体価は若い参加者(p<0.001)と女性参加者(p=0.028)で高値を示した。併存症については、高血圧と低抗体価に相関(p=0.0004)が認められた。重篤な有害事象として腸閉塞が1例報告され1回目のワクチン接種から3週間後に腹腔鏡下手術を受けた。心血管イベントやアナフィラキシー等の他の重篤な有害事象は報告されなかった。一般市民より感染リスクの高い環境にいるにもかかわらず、ワクチン接種した医療従事者にCOVID-19のブレイクスルー感染は見られなかったことから、ワクチン接種は有効であると推測された。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Otsuka Shinya(Department of Surgery, National Hospital Organization(NHO) Hakodate National Hospital)ほか収載誌/巻号頁Journal of Infection and Chemotherapy (1341-321X)/28巻4号 p.539-542発行年月2022.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W330300005<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19専用病院の多職種を対象とした職業的ストレスとバーンアウトの調査(Survey of job stress and burnout among employees of various occupations at a COVID-19-dedicated hospital)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)専用病院1施設において、医療従事者と非医療従事者を対象にバーンアウトの有病率を評価し、バーンアウトの関連因子を検討した。50項目の質問票調査の回答が得られた179名(男性30.2%、年齢中央値41歳)を解析対象とした(回収率81.4%)。全バーンアウト率は8.9%で、医療従事者と非医療従事者で同等であった(9.5 vs.8.3%)。年齢、性別、医療従事者/非医療従事者、COVID-19患者と直接的に接触する職務の有無、直接的な接触はないがCOVID-19患者に関連する職務の有無を調整後、バーンアウトの有意な関連因子は、COVID-19感染に関連する不安、自主隔離、患者のストレス行動、COVID-19以前の期間と比較した場合の睡眠不足、休日増加・スタッフ増員・危険手当・ストレス対処のための資源に対する願望であった。これらの因子をシステムレベルで解決することが、病院職員のドロップアウトの意図、バーンアウト、辞職を減少させるために有効であると考えられた。
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医中誌Web
著者Yamada Chizumi(Department of Clinical Health Science, Tokai University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Environmental and Occupational Health Practice (2434-4931)/3巻1号 p.1 of 6-6 of 6発行年月2021.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W318250005<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の総合病院の医療従事者におけるBNT162b2 mRNAワクチンに対する抗体反応 抗スパイクタンパク免疫グロブリンGに関する2種類の測定法の比較(Antibody Responses to the BNT162b2 mRNA Vaccine in Healthcare Workers in a General Hospital in Japan: A Comparison of Two Assays for Anti-spike Protein Immunoglobulin G)
抄録
BNT162b2 mRNAワクチンに対するSARS-CoV-2抗体反応を評価した。0日目と21日目にBNT162b2 mRNAワクチンを接種し、初回接種前と接種後21日目および35日目に抗体検査を行った日本の医療従事者100名(中央値39歳)を対象とする前向きコホート研究を行った。AbbottおよびFujirebio化学発光免疫測定法を用いて、抗スパイクタンパク免疫グロブリンG(S-IgG)を評価した。6例はSARS-CoV-2感染歴があり、3例は免疫抑制剤を服用していた。Abbott法とFujirebio法のいずれも、S-IgG抗体価は経時的に有意に上昇し、初回接種後35日目の有病率は100%であった。多変量対数正規線形回帰解析では、Abbott法、Fujirebio法ともに、2回接種後のS-IgGレベルに対する免疫抑制剤の影響が認められた。S-IgG結果についてのAbbott法とFujirebio法のピアソン相関係数は、全血液標本300件では0.963、新型コロナウイルス感染症患者から採取した陽性対照血液標本50件では0.909であった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Hibino Makoto(Department of Respiratory Medicine, Shonan Fujisawa Tokushukai Hospital)ほか収載誌/巻号頁Internal Medicine (0918-2918)/61巻6号 p.811-819発行年月2022.03
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【W224400019<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本での一般病院から新型コロナウイルス感染症専門病院への転換における医師のバーンアウト(Physician Burnout in General Hospitals Turned into Coronavirus Disease 2019 Priority Hospitals in Japan)
抄録
2021年2月15日〜3月5日にCOVID-19治療重点医療機関に指定された3病院の常勤医313名を対象にオンラインによる横断調査を実施し、COVID-19パンデミックにより環境が急変した医師におけるバーンアウトの要因について検討した。主要評価項目は日本語版バーンアウト尺度(下位尺度;情緒的消耗感、脱人格化、個人的達成感)とした。161名(男性104名、30代32.3%、40代28.6%)から回答が得られた。その結果、日本語版バーンアウト尺度の下位尺度の平均点は情緒的消耗感3.02±1.03、脱人格化2.55±0.96、個人的達成感3.55±0.91であった。また、女性では男性と比較して、情緒的消耗感が高い傾向が認められた(p=0.04)。また、重回帰分析の結果、情緒的消耗感では有意義な仕事、労働時間、性別、COVID-19後の仕事量変化、脱人格化では、有意義な仕事および労働時間、個人的達成感では有意義な仕事が関連する要因であることが示された。
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J-STAGE(無料)
著者Kodera Shiho(Department of Anesthesiology, Tokyo Metropolitan Health and Hospitals Corporation Ebara Hospital)ほか収載誌/巻号頁JMA Journal (2433-328X)/5巻1号 p.118-123発行年月2022.01
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論文タイトル
【W221390001<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
マレーシアの地方病院における医療従事者の新型コロナウイルス感染症(Covid-19) 後ろ向き症例対照研究(Coronavirus Disease (Covid-19) among Healthcare Workers in a Malaysian District Hospital: A Retrospective Case Control Study)
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著者Samsuri Mohd Fadhli(Hilir Perak District Health Office, Ministry of Health Malaysia)ほか収載誌/巻号頁International Medical Journal (1341-2051)/29巻1号 p.2-5発行年月2022.02
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論文タイトル
【W208240001<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
COVID-19パンデミック下のインドで口腔リハビリテーションが可能な三次病院を受診した患者の傾向とパターン(Trends and patterns of patient attendance at an oral rehabilitative tertiary care hospital in India during the COVID-19 pandemic)
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Crossref
著者Nagarsekar Aradhana(Department of Prosthodontics and Crown & Bridge, Goa Dental College & Hospital)ほか収載誌/巻号頁Journal of Prosthodontic Research (1883-1958)/66巻1号 p.1-3発行年月2022.01
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【W207220023<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミックが日本の大学病院における外傷センターの診療に及ぼす影響(Impact of the COVID-19 pandemic on a trauma center of a university hospital in Japan)
抄録
COVID-19パンデミックが大学病院の外傷センターの診療に及ぼす影響を検討した。三次病院の外傷センターにおいて観察研究を実施し、COVID-19パンデミックに伴う緊急事態宣言の発令期間(2020年4月7日〜5月25日)の手術件数を前年同期(2019年4月9日〜5月27日)と比較した。手術件数はCOVID-19パンデミック期が83件、前年の対照期が151件であり、前年と比較して45.0%減少していた。前年との比較では男女比に差はなかったが、平均年齢は前年が47.9歳、パンデミック期が58.3歳と有意に上昇していた。股関節骨折に対する手術件数は前年の9件と比較してパンデミック期に19件とほぼ倍増しており、開放骨折は前年が12件、パンデミック期が6件であったが、患者年齢は有意に増加していた。また、股関節骨折の受傷が自宅または施設内であったのは前年が5件(56%)、パンデミック期が16件(84%)、転倒による骨折の受傷は前年が6件(67%)、パンデミック期が18件(95%)となっていた。このほか、救急要請を受けられなかったのは、前年は0件であったが、パンデミック期には6件発生していた。COVID-19パンデミック期において外傷センターでの手術件数は減少していたが、股関節骨折に対する手術は増加していた。
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Crossref
著者Ishii Keisuke(Trauma and Reconstruction Center, Teikyo University Hospital)ほか収載誌/巻号頁Journal of Orthopaedic Science (0949-2658)/27巻1号 p.207-210発行年月2022.01
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【2023066990】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行が及ぼす外来診療におけるがん薬物療法および服薬指導への影響
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)流行による外来がん診療への影響を明らかにするため,COVID-19流行前後の外来がん薬物療法件数と外来服薬指導件数を後方視的に調査した。2019年と2020年の比較において,がん薬物療法件数は4機関で減少を認めたがいずれも減少率は10%以内であった。第1波とされる2020年3月には前月より全9機関でがん薬物療法件数は2.0-22.7%の範囲で減少を認めたが,翌月には8機関が増加に転じた。服薬指導件数は2回目以降の治療継続患者にも指導を実施していた機関では10%以上の減少を認めた。結論として,外来がん薬物療法件数は一時的な減少を認めたものの持続的な減少は認められなかった。一方で,人との接触機会を減らすために治療継続患者への服薬指導は回避された可能性があり,パンデミック禍でも薬剤師が患者に対して継続した支援ができる医療体制の確立が必要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山口 智江(労働者健康安全機構中部労災病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本病院薬剤師会雑誌 (1341-8815)/59巻1号 p.35-40発行年月2023.01
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【2023066864】(解説)
視点 円滑な医療・介護連携を推進するための地域医療連携室の支援に関する調査研究をひも解く
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医中誌Web
著者岡山 雅信(神戸大学 大学院地域医療教育学部門)収載誌/巻号頁月刊ケアマネジメント/34巻1号 p.36-40発行年月2022.12
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【2023066748】(解説)
新型コロナウイルス(COVID-19)対策の現状とこれから 医学部病院の歯科口腔外科におけるCOVID-19感染予防対策
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医中誌Web
Crossref
著者岸本 裕充(兵庫医科大学 医学部歯科口腔外科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本口腔外科学会雑誌 (0021-5163)/68巻12号 p.492-496発行年月2022.12
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【2023066682】(座談会)
コロナ患者増大時、「選別」は行うべきか 「トリアージ」をめぐる誤解、共有すべき視点
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医書.jp_オールアクセス
著者小豆畑 丈夫(青燈会小豆畑病院)ほか収載誌/巻号頁訪問看護と介護 (1341-7045)/28巻1号 p.36-47発行年月2023.01
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【2023066473】(原著論文)
感染症発生動向調査情報による徳島県の患者発生状況(2021年)
抄録
当センター(徳島県立保健製薬環境センター)では、「徳島県感染症発生動向調査実施要綱」に基づく徳島県感染症情報センターとして徳島県における感染症の発生情報の収集、解析を行っており、今回、2021年1月から12月までの患者発生状況について報告した。全数把握対象疾患の届出数では、「新型コロナウイルス感染症」が3092件で全体の大半を占めた。全国的に届出数が増加傾向にある「梅毒」は23件と前年と同数で、徳島県においてもここ数年、高い報告数となっている。定点把握対象疾患については、インフルエンザの報告数は4件と少なく、2019年の10024件、2020年の3095件から2年連続して大きく減少しており、新型コロナウイルス感染症による衛生意識の向上、行動の自粛や制限が大きく影響したと考えられた。一方、「RSウイルス感染症」は2912件で前年(136件)より増加が著しかった。例年2000件前後で推移していたが、昨年大きく減少した際にRSウイルスにさらされていなかった幼児に感染が広がったと推察した。
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医中誌Web
著者西殿 裕子(徳島県立保健製薬環境センター)ほか収載誌/巻号頁徳島県立保健製薬環境センター年報/12号 p.41-48発行年月2022.12
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【2023065814】(解説)
【トップの戦略-先見的インフラ整備の成果】未来を拓く意欲的構想考 超高齢化地域における地域完結型包括ケアシステム構築を目指して 敷地内介護老人保健施設の一部を介護医療院に転換し、地域医療介護ニーズに応える
抄録
多可赤十字病院は少子高齢化の先端を行く過疎地域にある小規模赤十字病院であり、地域完結型包括ケアシステム構築を推し進めている。患者・利用者の高齢化、医師・職員確保が困難、建物の老朽化、医療制度変遷への対応等、問題を抱えている中、敷地内介護老人保健施設(老健)の一部を介護医療院に転換し、地域ニーズに直結した医療介護を目指している。本稿ではその現況を報告する。(著者抄録)
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著者梶本 和宏(多可赤十字病院)収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/50巻1号 p.34-37発行年月2023.01
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【2023065811】(解説)
【トップの戦略-先見的インフラ整備の成果】未来を拓く意欲的構想考 300床規模急性期病院を基幹とする病院グループ再編の経営視座からの計画と展望 How to make a hospital. 都市部での急性期病院新築移転の構想
抄録
牧田総合病院は、2021年2月に新築移転し、それを契機にグループの各施設を再構築した。病院の建て替えは、病院関係者にとっておそらく一生に一度のことである。経営者トップとして、そのプロジェクトに携わることができたので本稿で紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒井 好範(仁医会牧田総合病院)収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/50巻1号 p.22-26発行年月2023.01
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【2023065482】(解説)
コロナ禍でも待ったなしの働き方改革 是正勧告書から学ぶ病院の労務管理
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著者三隅 達也(宇部フロンティア大学 看護学部)収載誌/巻号頁病院羅針盤/13巻224号 p.22-27発行年月2022.12
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【2023065378】(解説)
【コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療】パンデミックにおける耳鼻咽喉科医の役割 拠点病院における耳鼻咽喉科医の役割
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医中誌Web
著者田山 二朗(国立国際医療研究センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科)収載誌/巻号頁JOHNS (0910-6820)/39巻1号 p.26-30発行年月2023.01
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