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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

心理的影響に関する文献

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(SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2023)) and (精神的ケア/TH or 怒り/TH or 恐怖/TH or 罪悪感/TH or 不安/TH or 行動症状/TH or 逃避反応/TH or 治療アドヒランスとコンプライアンス/TH or 悲観性/TH or 防衛機制/TH or カウンセリング/TH or 心理的ストレス/TH or ストレス障害-心的外傷性/TH or アンガーマネージメント療法/TH or メンタリング/TH or 患者心理/TH or 精神保健/TH or 労働衛生/TH or 睡眠/TH or メンタルヘルス/AL or カウンセリング/AL)

2023年3月16日更新

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【X203050006<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症流行下における精神科病院勤務の看護師のメンタルヘルスについて
抄録
新型コロナウイルス感染症流行が精神科病院勤務の看護師のメンタルヘルスに及ぼす影響を調査した。その結果,当院に勤務する看護師の精神健康度は新型コロナウイルス感染症流行下においても良好であった。一方で精神健康度が低い群は,職業性ストレス簡易調査票の「仕事のストレス要因」,「ストレス反応」,「修飾要因」のいずれもの得点が有意に低かった。さらに,新型コロナウイルス感染症恐怖尺度の各質問項目について精神健康度の高い群と低い群の2群間比較を行ったところ,「4.新型コロナウイルスで命を失うのが怖い」のみに有意差が認められた。本調査の結果からは,新型コロナウイルス感染症流行下における精神科看護師のメンタルヘルスケアを考える上で,病院組織として十分な感染対策を構築し,なおかつ職員への新型コロナウイルスに関連する正確かつ迅速な情報提供と,ストレスや不安を発散できる場の設定が重要であると考えられた。(著者抄録)
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著者堺 景子(大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部)ほか収載誌/巻号頁最新精神医学 (1342-4300)/28巻1号 p.45-54発行年月2023.01
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【X131400001<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック下における日常生活ストレスの関連因子について
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックにおける病院薬剤師の風評被害の現状や日常生活における具体的なストレス項目を把握するとともに,日常生活ストレスの関連因子について検討することを目的として質問紙調査を実施した.回収率は87.2%であり,最終的に病院薬剤師423名を調査対象者とした.今回,日常生活においてストレスを感じている病院薬剤師の割合は82.6%であった.また,病院薬剤師の3.1%に風評被害がみられていた.風評被害を受けた病院薬剤師のうち,69.2%が日常生活においてストレスを非常に感じていると回答しており,風評被害を受けなかった病院薬剤師の31.0%と比較して有意差が認められた(P=0.003).家族や周囲の人々からの風評被害は,病院薬剤師の日常生活において強いストレスになり得ることが明らかとなった.日常生活におけるストレスの関連因子を検討するため,多重ロジスティック回帰分析を行ったところ,「家族の人間関係」(P<0.001),「外出や行動の制限」(P=0.016),「家族や友人等に会いづらい」(P<0.001),「運動不足」(P=0.001),「手洗いやマスク等の感染予防行動」(P=0.020)の5項目で有意差が認められた.ストレス負荷の増大がみられるCOVID-19パンデミックにおいて,「家族の人間関係」を適切に維持し,メンタルヘルスを良好に保つことの重要性が示唆された.本研究が,臨床現場に勤務している病院薬剤師を含めた医療従事者のメンタルヘルス問題についてより理解を深め,より良い状態に導くための一助となることを願っている.(著者抄録)
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医中誌Web
著者白石 貴寿(労働者健康安全機構東京労災病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本職業・災害医学会会誌 (1345-2592)/71巻1号 p.1-7発行年月2023.01
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【X130460005<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における大学生のストレスとソーシャル・キャピタルの関連
抄録
コロナ禍における大学生のストレスとソーシャル・キャピタル(以下,SC)の関連を明らかにし,コロナ禍におけるSCを高めるための取り組みについて検討することを目的に,A大学の大学生2,124名を対象に,無記名WEB調査を実施した。調査時期は,COVID-19第6波と第7波の狭間の比較的感染者数が落ち着いている2022年6月の一週間とし,調査内容は,Kessler 6 scale日本語版(以下,K6)を用いたストレス状況と,基本属性,COVID-19に対する不安,認知的SC,構造的SCとした。K6≧5点をストレスあり群,K6<5点をストレスなし群とし,居住形態と共に,COVID-19に対する不安,認知的SC9項目,構造的SC8項目について二項ロジスティック回帰分析を行った(有意水準5%)。結果,回答者数は257名(回収率12.1%)であり,ストレスあり群は131名(51.0%),ストレスなし群は126名(49.0%)であった。ストレス状況に関連する要因は,一人暮らしまたは寮生活といった住居環境,認知的SCでは「教員を信頼している」にあてはまらない,構造的SCでは,サークル活動の未実施,COVID-19に対する感染の不安であった。大学生の半数以上がストレスを有する状況であり,メンタルヘルス対策の強化が課題となった。大学の行事やサークル活動が希薄になる中,所属や帰属意識,組織から守られ大切にされているといった雰囲気の醸成が,大学生一人ひとりの健康につながっていくと考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者日野 雅洋(島根県立大学)ほか収載誌/巻号頁島根県立大学出雲キャンパス紀要 (2187-199X)/19巻 p.38-46発行年月2022.12
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【X125170005<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19蔓延下における小学生の自然体験活動がメンタルヘルスに及ぼす影響 日常生活における運動時間を考慮した検討
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Crossref
MedicalOnline
著者遠藤 伸太郎(千葉工業大学 先進工学部教育センター)ほか収載誌/巻号頁体育学研究 (0484-6710)/67巻 p.657-672発行年月2022.12
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【X119480009<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス流行下における防衛省職員のメンタルヘルス 防衛省のメンタルヘルスチェックデータを用いた検討
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医中誌Web
著者江戸 直樹(防衛医科大学校防衛医学研究センター 行動科学研究部門)ほか収載誌/巻号頁防衛医科大学校雑誌 (0385-1796)/47巻4号 p.245-246発行年月2022.12
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【X119310006<Pre 医中誌>】(解説)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】コロナ禍の子どもを支える"場の力" 小さな居場所から発信する地域コミュニティへの挑戦
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J-STAGE
著者岡部 睦子(まちなか広場Perch)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.319-321発行年月2023.01
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【X119310005<Pre 医中誌>】(解説)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】コロナ禍の子どもを支える"場の力" 震災復興・地方創生下の子どもの居場所におけるコーディネーターの役割 福島県白河市での実践報告を題材に
抄録
高校生の地域の居場所が求められる東日本大地震からの復興・地方創生政策という背景から,筆者は福島県白河市において高校生を対象としたコミュニティ施設を運営してきた.福島県において高校生にサードプレイスを提供することを目的とした施設の設置・運営の実践報告を通じて,その機能と職員の役割について整理を行った.高校生の居場所「コミュニティ・カフェEMANON」には,居心地のよい場所を提供する居場所機能・実社会での探究学習の機会を創出するための伴走支援を提供する活動拠点機能・高校生が社会関係資本を構築する支援を行う社会関係の橋渡し機能の三つの機能がある.職員はそれぞれの機能に応じてロールモデルやメンター・コーチ,コーディネーターなどの役割を担っている.役割を実現する職員の資質・能力として,対話的で開かれた態度や,キャリア構築に伴走する力,関係者との合意形成を実現する協調力・発信力を示唆した.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE
著者青砥 和希(東日本大震災・原子力災害伝承館)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.315-318発行年月2023.01
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【X119310004<Pre 医中誌>】(解説)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】コロナ禍の子どもを支える"場の力" メンタルヘルスとこどもの権利を地域の真ん中に 「みんな大変なんだから」に抗うサードプレイスのこころみ
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医中誌Web
J-STAGE
著者鴻巣 麻里香(KAKECOMI)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.312-314発行年月2023.01
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【X119310003<Pre 医中誌>】(解説)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】東日本大震災・原発事故と子どものメンタルヘルス支援 頻発する災害による子どもの心への影響と臨床現場での対応
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医中誌Web
J-STAGE
著者本田 教一(磐城済世会舞子浜病院)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.304-309発行年月2023.01
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【X119310002<Pre 医中誌>】(原著論文)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】東日本大震災・原発事故と子どものメンタルヘルス支援 東日本大震災・原発事故から現在までの子どもの不登校・暴力行為の動向とこれからのメンタルヘルス・ニード
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医中誌Web
J-STAGE
著者井上 祐紀(福島県立矢吹病院)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.302-303発行年月2023.01
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【X119310001<Pre 医中誌>】(解説)
【社会的危機における子どものメンタルヘルス〜東日本大震災からコロナ禍まで〜(2)】東日本大震災・原発事故と子どものメンタルヘルス支援
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医中誌Web
J-STAGE
著者安部 郁子(福島大学 人間発達文化研究科)収載誌/巻号頁小児の精神と神経 (0559-9040)/62巻4号 p.296-301発行年月2023.01
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【X116400007<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症の流行下における救急・集中治療領域に所属する看護師のメンタルヘルスと政策支援
抄録
新型コロナウイルス感染症の流行下において,医療体制の最前線を担う救急・集中治療領域に所属する看護師のメンタルヘルスは重要な支援課題である。本研究は救急・集中治療領域に所属する看護師が求める政策支援とメンタルヘルスを明らかにする。2021年4月に神奈川県の医療機関に所属する看護師を対象にWeb調査を実施した。調査では,看護師が求める政策支援とメンタルヘルスを評価した。2,431名の看護師が回答し,救急・集中治療領域の看護師は325名であった。大うつ病性障害は35.1%,全般性不安障害は17.5%,心的外傷後ストレス障害は28.6%が高リスク群であった。救急・集中治療領域の勤務は,大うつ病性障害の罹患リスクが増大し(AOR 1.462,95%CI 1.044-2.048),心的外傷後ストレス障害の罹患リスクが低減していた(AOR 0.632,95%CI 0.475-0.840)。救急・集中治療領域の看護師は大うつ病性障害のリスクが高く,業務によるリスクの変化を踏まえた支援の適正な分配と,症状スクリーニングによる支援対象の明確化が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者椿 美智博(北里大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁日本救急医学会関東地方会雑誌 (0287-301X)/43巻4号 p.121-126発行年月2022.12
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【X116030004<Pre 医中誌>】(総説)
【新型コロナウイルス感染症と社会保障】新型コロナウイルスの蔓延下でのメンタルヘルスの変化 これまでの知見と将来への含意
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者山村 英司(西南学院大学 経済学部)収載誌/巻号頁社会保障研究 (0387-3064)/7巻3号 p.236-245発行年月2022.12
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【X110310007<Pre 医中誌>】(解説)
【うつ病・うつ状態】高齢者のうつ病・うつ状態
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により,社会は劇的な変化を強いられている。コロナ禍における行動変容は,女性や若年者だけでなく,確実に高齢者にも打撃を与えている。COVID-19とメンタルヘルスに関する様々な報告が国内外でなされている。高齢化社会を迎えたわが国においては,死別体験や社会的孤立,身体機能の衰えなどから,抑うつ症状が出現しやすい土壌が出来上がっていると言える。わが国では独居高齢者が多く,短期間で持病,生活状況,認知機能を確認することは困難となっている。レビー小体型認知症は,初期にうつ病と診断されることも多く,注意が必要である。うつ病と思っても丁寧に情報収集を行い,内科疾患や脳器質的疾患の除外を行うことが重要である。高齢化社会を迎えた令和の時代においては,精神科主治医,内科かかりつけ医,地域の介護関連スタッフの連携がより重要となっていることを強調しておきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者深津 孝英(愛知医科大学 精神科学講座)収載誌/巻号頁現代医学 (0433-3047)/69巻2号 p.36-38発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X110250009<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19禍で公表された助産に関連する研究の文献レビュー
抄録
目的 国内外でCOVID-19禍に公表された助産に関連する先行研究をレビューし,その動向と既得の知見を把握する。方法 2021年6月に医中誌Web,PubMedで「COVID-19」,「助産」,「midwifery」をキーワードとする96文献(日本語6件,英語90件)を分析対象とした。研究テーマ,研究実施国,研究デザイン,研究対象,データ収集方法,分析データの種類,倫理的配慮に関する情報を抽出し分類した。結果 研究テーマは【医療者のマタニティケアの提供】(30件),【妊産褥婦・家族のマタニティケアの利用】(24件),【感染管理】(17件),【医療従事者のメンタルヘルス】(16件),実施国はトルコ11件,イギリス10件,日本・オーストラリア各9件が続いた。研究デザインは横断研究71件,文献9件,コホート研究6件,症例報告4件,研究対象は医療職者または医療系学生64件,妊産褥婦・新生児・家族等非医療職者37件,学術論文・医療記録・行政資料等13件であった。データ収集方法は非接触または非対面58件,資料入手14件,分析データの種類は量的データ62件,質的データ25件,既存資料16件,倫理的配慮は,記載有り76件,記載無し18件だった。結論 COVID-19禍の研究テーマは【医療者のマタニティケアの提供】,【妊産褥婦・家族のマタニティケアの利用】,【感染管理】に集中した(74.0%)。医療職者または医療系学生が対象の研究が他の対象研究の1.7倍であり,医療者自身の感染対策につながる研究が優先されたと推察できる。妊産褥婦・家族など,ケアの受け手対象の研究の難しさが懸念された中,リモート/電話面接,Web/メール調査,郵送法(60.4%),既存資料(16件)といった非対面・非接触によりデータ収集した横断研究が多かった。パンデミック禍に研究活動を維持・発展させていくため具体的方策を見出すことができた。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者礒山 あけみ(獨協医科大学 助産学専攻科)ほか収載誌/巻号頁日本助産学会誌 (0917-6357)/36巻2号 p.258-269発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【X106480006<Pre 医中誌>】(原著論文)
新たに電話相談を導入した岩手県不妊専門相談センター事業の評価
抄録
岩手県不妊専門相談センターではこれまで医師による対面での不妊相談を実施していたが,2016年より不妊カウンセラーによる電話および対面での不妊相談に切り替えた。電話相談を導入したことにより,相談者の背景や相談内容に変化が見られたか,分析評価した。電話相談では男性からの相談,県内でも遠方の方,他県の方などの相談が増加していた。相談内容としては面接相談と比較し,「性交渉の悩み」,「治療の悩み」の相談が多かった。また2020年COVID-19感染拡大により面接相談の件数は減少していたが電話相談は前年同等の相談件数であった。電話相談では1人あたりの平均相談時間が15分程度と面接相談に比べ相談時間が短く,相談者の本当に「相談したかったこと」「言いたかったこと」を聞き取れたか,戸惑うことが多かった。今後は話し方に気を配りながら,相談者が日常生活を普段通り送れているのかを確認する為の質問事項を用意するなど,相談者の精神的健康にも注意していきたい。電話相談は対面で精神的苦悩を表出することが苦手な男性や,遠方に居住する方の相談窓口として有効である。今後も当不妊相談センターとしては,双方の利点を生かしながら相談者が相談しやすい環境を電話相談,面接相談の2様式で整えていきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者昆 理子(岩手医科大学附属内丸メディカルセンター リプロダクションセンター)ほか収載誌/巻号頁日本不妊カウンセリング学会誌 (1348-0138)/21巻2号 p.113-118発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC26481505<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行下におけるNHO職員のメンタルヘルスに関する調査研究
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医中誌Web
著者佐々木 京太(国立病院機構青森病院 療育指導室)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.1545発行年月2022.10
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【WC26480090<Pre 医中誌>】(会議録)
Beyond the COVID-19〜乗り越えたその先でどう活かせるか〜 新型コロナ感染症クラスター発生時における職員のメンタルヘルスケア
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医中誌Web
著者前上里 泰史(国立病院機構琉球病院 リハビリテーション科心理療法室)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/76回 p.95発行年月2022.10
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【WC26460104<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19と大学生のメンタルヘルス ストレスおよび生活習慣の経時的変化
抄録
近畿圏内の3大学に在籍する大学生・大学院生を対象とし、メンタルヘルス(K6)や生活習慣のWeb調査を2020年5月初旬〜中旬と、7月初旬〜中旬、11月下旬〜12月中旬、2021年7月初旬〜下旬の計4回行い、経時的変化について検討した。結果、K6で「重度のうつ・不安障害が疑われる」とされる合計点13点以上の者の割合は2021年の7月の第4回調査時が最も高く、K6合計点の平均値も第4回時が最も高かった。K6合計点と生活習慣との関連について検討した結果、「昼夜逆転」と有意な正の相関、「運動習慣あり」と有意な負の相関が認められた。
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医中誌Web
著者永浦 拡(神戸医療福祉大学 人間社会学部)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.319-321発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460097<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19禍におけるカウンセリング対応形態と面接回数・連携
抄録
COVID-19拡大により本学では、学生だけでなくカウンセラーの出勤も制限され、それに伴い、対面でのカウンセリングを主としていた相談体制は大幅な変更を余儀なくされ、2020年6月からWeb会議システム(遠隔)を用いた相談を開始した。以降、対面・電話・遠隔の3つのカウンセリング相談形態を用いたハイブリッド相談体制の確立に至っている。今回、ハイブリッド相談体制となった2020年6月から2021年5月までの1年間にカウンセラーとして対応した学生の事例128例を対象とし、相談件数の月別推移や、対応形態別の事例数などについて調査した。月別の相談件数は、1回目の緊急事態宣言が明けた2020年6・7月が多く、また、健診等をきっかけに相談を申し込んだ2021年4・5月が多かった。対応形態別の事例数は「電話+対面+遠隔」が17例(13%)、「対面+遠隔」が20例(16%)、「電話+遠隔」11例(9%)、「電話+対面」23例(18%)、「電話のみ」31例(24%)、「対面のみ」25例(20%)、「遠隔のみ」1例(1%)であった。
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医中誌Web
著者高田 純(東京工業大学保健管理センター)収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.303-305発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC26460096<Pre 医中誌>】(原著論文)
海外の大学におけるCOVID-19パンデミック下での学生支援
抄録
海外の大学の中から本学と同規模の11校(英国2校、米国4校、アジア圏5校)を選出し、各大学のウェブサイトからCOVID-19パンデミック下での学生相談支援(精神科)に関する情報を収集した。その結果、本学保健センターで実施しうる方法として次のようなものがあった。1)精神科紹介動画の作成。2)啓発コンテンツの充実。3)グループワークやワークショップの開催。4)COVID-19流行による環境変化に対応するメンタルヘルスサポートシステムの構築。
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医中誌Web
著者西野 晴子(東京大学 保健・健康推進本部)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.299-301発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460077<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍でのメンタルヘルス啓発活動と学生アンケート調査から見た課題
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医中誌Web
著者磯部 典子(広島大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.246-247発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460075<Pre 医中誌>】(原著論文)
非常時/新たな日常における教職員研修と学生支援をめぐるコミュニティ連働
抄録
コロナ禍の影響で本学の教育・学生支援に大きな制約が生じた2020年度に著者が保健管理センター教員として担当した教職員研修および教職員への発信について時系列的に整理し、以下の項目別に提示した。1)新入生特別チーム(来学できない新入生のために部局横断的な組織を編成)。2)カウンセリング懇談会(出校制限下で新たに構築したハイブリッド相談体制での来談状況を紹介)。3)全学FD研修(コロナ禍での学生像と対応の工夫をカウンセラーがオンラインで講演)。4)各部局FD研修。5)人事的な研修・安全管理の研修。6)カウンセリング懇談会(新年度の支援体制を共有すべく、学年別・キャンパス別の学生像と関与の留意点を提示)。7)全教職員対象の企画(改組された学生支援センター主催で学生相談部門長のカウンセラーが臨床体験をもとに新年度の教育・支援についてオンラインで教示)。
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医中誌Web
著者齋藤 憲司(東京工業大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.239-241発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC26460071<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症による大学生メンタルヘルスの経時的変化の検討
抄録
本学では健診の時期にあわせて抑うつ尺度(PHQ-9)検査を行っている。今回、2018〜2021年度における1・2年生のPHQ-9スコアを年度別で比較検討した。結果、男子では2018・2019年度の1年生に比べて2020年度の1年生で「興味の喪失」「抑うつ気分」「睡眠障害」「倦怠感」「食欲障害」「罪責感」「集中障害」と総得点が有意に高値であった。女子では2018・2019年度の1年生に比べて2020年度の1年生で「興味の喪失」「抑うつ気分」「睡眠障害」「倦怠感」「集中障害」と総得点が有意に高値であった。
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医中誌Web
著者太田 深秀(筑波大学 医学医療系臨床精神医学域精神医学)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.229-231発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC26460057<Pre 医中誌>】(会議録)
当大学病院におけるCOVID-19患者対応スタッフに対するメンタルヘルス支援体制について
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医中誌Web
著者大西 勝(岡山大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.190-191発行年月2022.03
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【WC26460008<Pre 医中誌>】(解説)
ヘルシーキャンパス活動の展開〜ウィズコロナ時代の大学保健に求められる取り組み〜 今こそ求められる「つながる」場所づくり
抄録
新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、学生のメンタルヘルスは大きな影響を受けた。その背景のひとつに、「つながりの喪失」があると考えられる。岐阜大学では、メンタルオンライン相談、ウェブ回答システムによるメンタルスクリーニング、オンデマンド型やライブ配信型のオンライングループプログラムにより、「つながる」機会、場所を創出してきた。これらはヘルシーキャンパスにもつながる取り組みである。(著者抄録)
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医中誌Web
著者堀田 亮(東海国立大学機構岐阜大学 保健管理センター)収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.50-52発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC26460004<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19が大学にもたらした変化 学生生活とメンタルヘルス
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医中誌Web
著者梶谷 康介(九州大学キャンパスライフ健康支援センター)収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/59巻1号 p.35-37発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【WC26280016<Pre 医中誌>】(原著論文)
東日本大震災の被災者の生活支援を行う支援者向けメンタルヘルスに関する研修プログラムの開発 コロナ禍に対応したオンライン研修プログラムの実装
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医中誌Web
著者大類 真嗣(仙台市精神保健福祉総合センター)ほか収載誌/巻号頁明治安田こころの健康財団研究助成論文集 (0910-6553)/57号 p.137-147発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450123<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19感染拡大に伴う大学生活およびメンタルヘルスの変化
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医中誌Web
著者八木 めぐみ(兵庫県立大学)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.99発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450122<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルス感染症流行下における大学生のライフスタイルとメンタルヘルス
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医中誌Web
著者袖山 紀子(筑波大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.97発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450120<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍の大学生のBMIとメンタルヘルス 2018-2022データの分析
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医中誌Web
著者足立 由美(金沢大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.97発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450115<Pre 医中誌>】(会議録)
医療系大学における新型コロナ感染症下の学生メンタルヘルス
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医中誌Web
著者平井 伸英(東京医科歯科大学)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.93発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450114<Pre 医中誌>】(会議録)
大学生のメンタルヘルスに対する新型コロナウイルスの影響
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医中誌Web
著者油谷 元規(新潟大学)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.92発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450113<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍前後で比較した新入生のメンタルヘルス
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医中誌Web
著者古橋 裕子(静岡大学)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.92発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450109<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナ感染症流行の影響下で学生が抱えるメンタルヘルスの問題についての調査
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医中誌Web
著者大渓 俊幸(千葉大学総合安全衛生管理機構)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.90発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC23450108<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナへ向けての大学生の意識調査アンケート
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医中誌Web
著者長田 道(近畿大学メディカルサポートセンター カウンセリング室)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/60回 p.89発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20060017<Pre 医中誌>】(解説)
診療 当院における産後うつ病の発症とCOVID-19拡大の関連について
抄録
<文献概要>産婦のメンタルヘルスの問題は社会的にも重要視されてきている。世界的に広がる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による社会不安と妊産婦の精神状態への影響に関する報告は少ないのが現状である。そこで当院で妊娠・分娩管理を行った褥婦をCOVID-19拡大前と拡大後に分けてEPDSの評価を行った。日本でCOVID-19が問題になってきた後も産後うつ病のリスク増加は認められず,一般的な発症率と同程度であったが,より深刻な自殺へつながる褥婦の増加傾向が認められた。今後,今まで以上に褥婦の不安に寄り添い妊娠・分娩管理を行っていく必要性があると感じた。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者新田 絵美子(香川大学 医学部母子科学講座周産期学婦人科学)収載誌/巻号頁産婦人科の実際 (0558-4728)/71巻13号 p.1581-1585発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20010232<Pre 医中誌>】(会議録)
児童思春期メンタルヘルスレジストリを用いたコロナ禍における子どもの自殺関連事象に関する研究
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医中誌Web
著者石田 匡宏(福岡大学 医学部精神医学教室)ほか収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/63回 p.P4-10発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20010040<Pre 医中誌>】(会議録)
学童・思春期の縦断的な学校コホート 客観的指標と連携システムについて コロナ禍における子どものメンタルヘルスの推移 教育委員会との連携による全校調査の結果から
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医中誌Web
著者和久田 学(子どもの発達科学研究所)収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/63回 p.np41発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC20010016<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍におけるこどものメンタルヘルス 神経発達症のこどもを中心に
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医中誌Web
著者岡田 俊(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 知的・発達障害研究部)収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/63回 p.np16発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC16310098<Pre 医中誌>】(会議録)
Withコロナ時代における子どものメンタルヘルス
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医中誌Web
著者村上 佳津美(啓仁会堺咲花病院 心身診療科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/26巻26 p.143発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC16310060<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症拡大による心療内科受診患者のメンタルヘルスの変化
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医中誌Web
著者釋 文雄(日本大学医学部附属板橋病院 心療内科)ほか収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/26巻26 p.118発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC13480945<Pre 医中誌>】(会議録)
重症COVID-19患者の家族に生じるメンタルヘルス障害
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医中誌Web
著者西田 岳史(大阪府立病院機構大阪急性期・総合医療センター 救急診療科)ほか収載誌/巻号頁日本集中治療医学会雑誌 (1340-7988)/29巻Suppl.1 p.554発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480487<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19禍における職員のメンタルヘルス調査の取り組み
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医中誌Web
著者舟山 希(芳賀赤十字病院 地域医療連携課)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.227発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12480083<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19受け入れに向けた柔軟な対応や挑戦 看護師のメンタルヘルスとの関連
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医中誌Web
著者禿子 美和(長浜赤十字病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日赤医学 (0387-1215)/72巻1号 p.152発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12261183<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症対応に係る自治体職員の過重労働・メンタルヘルス対策
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医中誌Web
著者相馬 幸恵(新潟県三条地域振興局 健康福祉環境部地域保健課)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.464発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12261156<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における勤労者のメンタルヘルスの受診動向に関する実態調査
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医中誌Web
著者杉山 拓洋(JMDC)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.457発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12260339<Pre 医中誌>】(会議録)
自宅近隣の緑地とCOVID-19流行下におけるメンタルヘルスとの関連 U-CORONA調査
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医中誌Web
著者西村 久明(東京医科歯科大学 国際健康推進医学)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生学会総会抄録集 (1347-8060)/81回 p.226発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12170087<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19関連認知機能障害とその援助 新型コロナウイルス感染症罹患後症状とヘルスケアワーカーのメンタルヘルス
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医中誌Web
著者高橋 晶(筑波大学 医学医療系災害・地域精神医学)収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/33巻33 p.145-146発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC12160003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウィルス感染症流行下における精神障害者のメンタルヘルスの状況と支援に関する一考察
抄録
精神障害者が利用している就労継続支援B型事業所(以下事業所)は,新型コロナウィルス感染症拡大防止のため2020年4月より約1ヵ月半にわたって従来の支援サービスを在宅サービスに切り替えた.感染症への不安・恐怖や事業所の支援環境の変化は,社会参加の拡大を目指している利用者の生活やメンタルヘルスにどのような影響を与えているかを明らかにすることを目的とし,インタビュー調査を行った.2020年4月から8月までのライフストーリーを記述し分析を試みた.研究参加者は,事業所に通所しているAさん40歳代女性とBさん50歳代男性の2名である.Aさんは感染リスクへの不安,事業所の在宅サービスへの変更に伴う環境の変化から「取り残されている」という孤立の苦しさを語ると同時に事業所スタッフからの電話連絡等の支援に感謝していた.しかし,メンタルヘルスの不調は持続しているようであった.Bさんは,在宅サービス後,「隣近所から攻撃する音や干渉される」状況が増したが,スタッフから新たな役割を提案され実行したことで危機を「しのいだ」経験を語った.新型コロナウィルス感染症によってもたらされるストレス状況下にあった参加者は,メンタルヘルスや既往の精神障害を悪化させていた可能性が示唆された.一方で,孤立させない関わりと個別支援を確保していくことでメンタルヘルスの不調を回復する可能性も示唆された.(著者抄録)
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医中誌Web
著者長竹 教夫(文京学院大学 人間学部人間福祉学科)収載誌/巻号頁文京学院大学人間学部研究紀要 (1880-7569)/23巻 p.49-62発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC05240040<Pre 医中誌>】(会議録)
ウィズコロナ時代の海外派遣者対応 海外派遣者のメンタルヘルスケア
リンク情報
医中誌Web
著者鈴木 満(中外製薬)収載誌/巻号頁日本渡航医学会誌 (1883-8065)/16巻Suppl. p.102発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02460006<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス 精神医療の立場から 精神科デイケアにおける取り組みを通して
抄録
本シンポジウムでは,災害医療における活動支援の取り組み,産業保健における職員のメンタルヘルスへの関わり,精神医療におけるデイケアでの取り組み等について4人のシンポジストが発表した.筆者は,精神科医療の現場から,精神科デイケアでの取り組みについて報告した.精神科デイケアは,再発・再入院の予防,地域生活の支援,社会参加の促進,依存症治療などを目的に行われている.また,入院治療から外来治療へ,医療から地域福祉への移行を促進するための機能も担っている.コロナ禍は,そうした機能や生活の営みを一変させ,改めて精神科デイケアのあり方を考える契機となった.精神科デイケアの治療構造として,生活面での援助や受容的で自由な雰囲気を持つ居場所としての機能があった反面,精神科デイケアだけでは抱えきれない部分まで抱えてきたことが明らかとなった.できること・できないことを整理し,デイケア利用メンバー(メンバー)の特性やニーズをしっかり把握した上で,他職種と連携しながら支援を行っていく必要があることがわかった.他の発表者からは,職員のメンタルヘルスの取り組みについて,自宅待機,療養者への電話面接,DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team)における活動報告があった.これまで経験したことのない感染症への対策,目まぐるしく変わる状況,身近な職員が疲弊していく様子を目の当たりにして心理職が果たす役割についても触れられた.また,スタッフ間の齟齬や認識の違いといった平時であれば小さな綻び程度で済んでいた課題が感染拡大により明確化,顕在化するといった話題にも及んだ.新型コロナウイルス感染症は患者の隔離,職員の孤立など,人とのつながりを容易に断つ側面を持つ.心理療法士は,DPATにおいては人をつなぐ調整役として動き,職員のメンタルヘルスにおいては「つぶやきボックス」といった独自のアイディアを生みだしている.こうした柔軟性や独創性を強みに,断たれたつながりを再び結びつける工夫として生かしていきたい.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者多田 匠(国立病院機構花巻病院)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻5号 p.370-374発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02460005<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス 産業保健の立場から
抄録
本シンポジウムでは,私は産業保健の立場から,新型コロナウイルス感染症と職員のメンタルヘルスについて心理職の取り組みを報告した.2020年1月から2月にかけて,東京医療センターでは,中国武漢市からのチャーター便帰国者の収容施設や新型コロナウイルス集団感染がおきたクルーズ船などに,DMATが派遣され活動した.筆者は産業保健室のメンタルヘルス担当者として,産業医と共に,各隊員が所属している職場長からの要請に応じて,活動終了後の隊員への健康相談とストレス反応の変化と特徴についての簡単な説明を実施した.面談を通して,災害現場での活動経験が豊富で感染症対策の知識が深いDMAT隊員にとっても,そこでおきていることが経験したことのない事態であると察せられた.その後感染は拡大し,2022年3月現在も収束していない.長期間,慢性的なストレス下にある職員の心身の安全と健康に配慮するため,産業保健室では 1.セルフケアの意識を高めるための活動,2.管理監督者への支援と直接のコミュニケーション,3.職員の感染や感染リスクが高まった際の緊急対応を続けている.産業保健室の構成員はすべて併任であり,それぞれの所属部署での業務も多く,活動時間は限られる.そのため,1.ポスターやメールを活用して情報を発信し,全職員へ働きかけ,2.各部署に訪問して,直接気がかりを尋ねる,などは一定期間の活動として時期を区切り,3.緊急対応については,他の業務に優先して活動できる時間帯を確保した.今後の課題は,職員が異動や新入職で入れ替わる時期を外さずに定期的に情報発信を続けていくこと,感染症対策にともない職員同士のコミュニケーションには制限があるため,それがどのように労務や心身の健康に影響していくのか,注視して対応していくことだと考えている.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者千葉 ちよ(国立病院機構東京医療センター)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻5号 p.365-369発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02460004<Pre 医中誌>】(解説)
新型コロナウイルス感染症とメンタルヘルス 新型コロナウイルス感染症支援におけるDPAT活動報告 精神科病院クラスター対応における活動
抄録
本シンポジウムでは,市中感染フェーズにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への支援として,災害派遣精神医療チーム(Disaster Psychiatric Assistance Team:以下DPAT)による沖縄県内精神科病院でのクラスター対応における活動報告を行った.報告内容は,(1)沖縄県における市中感染フェーズにおける沖縄DPATの活動,(2)精神科病院でのクラスター対応におけるDPAT活動から考えた今後に向けての2点であった.(1)に関しては,沖縄県内における新型コロナウイルス感染拡大経過において,沖縄県コロナ対策本部組織下で行ったDPAT活動の概要や,精神科病院でのクラスターにおけるDPAT活動ならびにDPATロジスティックス(業務調整員,以下DPATロジ)としての役割・業務について,クラスター発生現場となる現地対策本部で行った活動を中心にまとめた.主な活動としては,Command and Control(指揮と連携)・Safety(安全)・Communication(情報伝達)・Assessment(評価)といった災害時にとるべき行動の基本原則(CSCA)を念頭にした現地対策本部確立の支援や院内感染状況の情報収集・整理,感染管理・対策に関する物品管理への支援,陽性者の転院搬送・戻り受け入れ調整,各関係機関とのオンライン定例ミーティング実施への支援であった.その中でDPATロジとしては,各種情報の収集・整理,現地対策本部と各関係機関で情報共有するための体制整備,転院調整にともなう患者ご家族および受け入れ医療機関等への連絡等を行っていた.これらは,クラスター発生病棟と当該病院内対策本部をつなぎ,当該病院と外部支援者をつなぐための黒子として従事し,当該病棟・病院職員の負担軽減ならびに安心・安全につながるような支援を心掛けての活動であった.(2)では,今回の活動をとおして,DPATとして感染症支援活動にむけての平時の備え,DPATロジとして活動する心理師としての備え等について報告し,今後の感染症対策におけるメンタルヘルスについて検討したことを報告した.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者諸見 秀太(国立病院機構琉球病院 心理療法室)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/76巻5号 p.360-364発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WC02220003<Pre 医中誌>】(解説)
新興感染症(新型コロナウイルス感染症)と精神科医療〜流行時の対応や感染後後遺症等への関与〜 コロナ禍でメンタルヘルスに何が起きたのか 今後のCBRNE災害に向けての教訓
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医中誌Web
著者國井 泰人(東北大学災害科学国際研究所 災害精神医学分野)収載誌/巻号頁日本病院会雑誌 (0385-9363)/69巻11号 p.1073-1079発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WB16240070<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19関連認知機能障害とその援助 新型コロナウイルス感染症罹患後症状とヘルスケアワーカーのメンタルヘルスケア
リンク情報
医中誌Web
著者高橋 晶(筑波大学 医学医療系災害・地域精神医学)収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/36巻4号 p.687発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WB15480965<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症罹患後の職場復帰へのプロセスとメンタルヘルスに関する考察
リンク情報
医中誌Web
著者小砂 哲太郎(国立病院機構久里浜医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本作業療法学会抄録集 (1880-6635)/56回 p.PH-1-4発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WA27480282<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における東京2020大会とアスリートのメンタルヘルス JISSクリニックでの診療と心理サポートの検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者橋本 立子(国立スポーツ科学センタースポーツメディカルセンタースポーツクリニック)ほか収載誌/巻号頁日本臨床スポーツ医学会誌 (1346-4159)/30巻4号 p.S241発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【WA17290053<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
COVID-19パンデミックによる自粛が大学生のメンタルヘルスに与えた影響 日本のCOVID-19第3波における横断調査(Impact of self-restraint by COVID-19 pandemic on mental health in college students: COVID-19 Cross-sectional survey during the Third wave in JAPAN)
リンク情報
医中誌Web
MedicalOnline
著者Ohue Takashi(Department of Nursing, Faculty of Nursing, Hyogo University)収載誌/巻号頁国際保健医療 (0917-6543)/37巻3号 p.162発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W920270023<Pre 医中誌>】(会議録)
職場におけるメンタルヘルス増進へ向けての産業医の役割 コロナ禍における働き方改革、ストレスチェック制度への対応を踏まえて
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医中誌Web
MedicalOnline
著者渡辺 憲(鳥取県医師会)収載誌/巻号頁鳥取医学雑誌 (0388-3795)/50巻1-2号 p.59発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W823390002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19による緊急事態措置期間の前後における大学サッカー選手の心と生活の変化(Impact of COVID-19 and related emergency measures on mental and lifestyle changes in Japanese college football players)
抄録
本研究では,大学サッカー選手に着目し,緊急事態措置の前後における大学生の精神,睡眠,生活状況を調査した.本調査は,大学生サッカー選手100名を対象としてCOVID-19に対する緊急事態措置のためにスポーツ活動を自粛していた期間(4月7日〜5月14日)の前後に実施した.調査項目は,睡眠の質についてはPittsburgh Sleep Quality Index(PSQI),精神症状(不安・抑うつ)についてはHospital Anxiety and Depression Scale(HADS)を使用した.生活環境の調査は,ウェブによる質問票を用いて実施した.睡眠異常(PSQI≧6),不安(HADS-A≧8),抑うつ(HADS-D≧8)は,緊急措置前ではそれぞれ20名(20%)19名(19%)18名(18%)緊急措置後では32名(32%),20,名(20%),3,1名(31%),の選手に認められた.新たに睡眠や精神に問題がみられた選手36名は,それ以外の選手より「一人暮らし」をしている割合が高く,「友人関係など学校生活に不安」や「アルバイトができず生活費が不足」を感じていた.このことから,大学生においてもメンタルヘルスに対する介入を積極的に行っていく必要がある.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
Crossref
著者Waki Hideaki(Department of Acupuncture and Moxibustion, Faculty of Health Care, Teikyo Heisei University)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Physical Fitness and Sports Medicine (2186-8131)/11巻4号 p.213-220発行年月2022.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W815280006<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック下における独居者のメンタルヘルス悪化の遷延 定期的反復縦断研究(Persistence of Mental Health Deterioration Among People Living Alone During the COVID-19 Pandemic: A Periodically-repeated Longitudinal Study)
抄録
<Highlight>●パンデミック直後(2020年2-4月頃)における市民のメンタルヘルスは、世帯構成にかかわらず悪化した。●それ以降(2020年4月〜2021年1月)、同居者がいる者のメンタルヘルスは、徐々に改善した。●しかし、独居者では、流行直後から約1年間(2020年2月〜2021年1月)メンタルヘルスの不良状態が持続していた。(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者Kikuchi Hiroyuki(Department of Preventive Medicine and Public Health, Tokyo Medical University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Epidemiology (0917-5040)/32巻7-8号 p.345-353発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W812020008<Pre 医中誌>】(解説)
【それからのコロナ禍 臨床倫理の観点から】倫理コンサルテーションチームの変化、全職員のメンタルヘルスの変化
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医中誌Web
著者藤井 真樹(聖マリアンナ医科大学川崎市立多摩病院)ほか収載誌/巻号頁臨床倫理 (2187-6134)/10号 p.78発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W801280004<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大状況下における大学生の心理的ストレスの実態調査 コロナ不安と生活習慣およびSOCの調査データから見えるもの
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の流行により、多くの人が新型コロナ感染や日常生活などに関する不安を抱く状況が続いており、大学生も例外ではない。本研究では、大学生のメンタルヘルス支援につなげるための基礎データ収集を目的とし、コロナ禍での不安、生活習慣、ストレス反応(K6)、SOCの調査項目を用いて大学生のメンタルヘルスの実態を調査した。その結果、K6の中等度・重度に該当する者は46.2%であった。加えて、K6とコロナ禍での不安および生活習慣の昼夜逆転の項目に正の相関、K6とSOCおよび生活習慣の運動の項目には負の相関が示された。それらの結果から、大学生のメンタルヘルス悪化への対応は緊急性の高い課題であることが明らかとなり、メンタルヘルス不調の大学生の早期発見、早期対応の重要性が示唆された。また、大学生のメンタルヘルス支援において、大学生の適切な生活習慣の確立やストレス対処能力の向上を支援していくことの重要性も示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者坂下 英淑(大阪人間科学大学 心理学部心理学科)ほか収載誌/巻号頁大阪人間科学大学紀要 (1347-0833)/21号 p.71-78発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W801280003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大状況下における大学生の心理的ストレスの実態調査 コロナストレスに対するコーピング
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大により大学生は急激な生活変化を体験し、それゆえにメンタルヘルスに関して多大な負の影響を受けたことが推測される。本研究は、COVID-19の状況下で学生が経験したストレス(コロナストレス)に対するコーピングについて解明するとともに、新型コロナウィルス感染症に対する不安感・恐怖感、感染リスクの評価、そしてストレス体験を成長をもたらす経験として受け入れるとともに柔軟なコーピングを生み出すとされる首尾一貫感覚(Sense of coherence)との関係について検討した。その結果、大学生はコロナストレスに対するコーピングとして情動焦点型コーピングを採用し、自ら解決に向かえないもどかしい状態であることがわかった。また、不安などの情動的興奮の強さがコーピングの種類を多くしていたが、その有効性は必ずしも高いとはいえないようにうかがえた。さらに、不安感・恐怖感の強さとコロナ感染リスクの評価の高さに関係性が認められた。これはコロナに対する冷静で距離を保った思考の妨げの要因になった可能性がうかがえた。しかしながら、本研究においてはコロナストレスにおける具体的なストレッサーやストレス反応を細かに調べてはおらず、コーピングの効果を明確にすることは難しかった。また、個人特性との関係も不明瞭であり、今後の課題として残された。(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
著者大野 太郎(大阪人間科学大学 心理学部心理学科)ほか収載誌/巻号頁大阪人間科学大学紀要 (1347-0833)/21号 p.65-70発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【W714480009<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック時の地域在住高齢者の孤独および抑うつ 横断研究(Loneliness and Depression among Community Older Adults during the COVID-19 Pandemic: A cross-sectional study)
抄録
ヨルダンの地域在住高齢者を対象とした横断研究を実施し、COVID-19によるロックダウンが孤独感や抑うつ発症に及ぼす影響およびその関連要因について検討した。2020年4月の初回ロックダウンから3週間後に地域在住高齢者456名(平均72.48±6.84歳、女性50.2%)に対して電話調査を実施した。調査項目はUCLA孤独感尺度、高齢者用うつ尺度、関連する病歴、機能歴とした。その結果、41.4%で孤独感が認められ、そのうち62%はうつ病スクリーニング検査で陽性であった。平均UCLAスコアはロックダウン前と比較して、ロックダウン中で有意に高かった。孤独感と未婚、職歴のないこと、機能依存に有意な関連が認められた。孤独感が認められる被験者では、抑うつ発症確率が1.65倍高かった。同様に、抑うつおよび認知機能障害の既往、multimorbidity、主観的健康感の不良、COVID-19感染への懸念も、抑うつの有意な予測因子であった。以上から、COVID-19パンデミックは高齢者のメンタルヘルスに大きな影響を及ぼしていることが示された。
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著者Alhalaseh Lana(Department of Family and Community Medicine, School of Medicine, University of Jordan)ほか収載誌/巻号頁Psychogeriatrics (1346-3500)/22巻4号 p.493-501発行年月2022.07
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【W628470011<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック下の2時点における日本人医療従事者のメンタルヘルスの比較(Comparison of Mental Health among Japanese Healthcare Workers at Two Points during the COVID-19 pandemic)
抄録
2020年11月20日〜2020年12月4日に当センターの日本人医療従事者594名(医師95名、看護師261名、その他コメディカル150名、事務員88名)を対象とした質問紙調査(第2回)を実施し、COVID-19パンデミック時のメンタルヘルスの変化について検討した。調査項目はGeneralized Anxiety Disorder-7、Center for Epidemiologic Studies Depression Scale、Connor-Davidson Resilience Scaleなどとした。その結果、中等度から重度の不安症状や抑うつ症状は、それぞれ46名(7.7%)、152名(25.6%)で認められた。6ヵ月前の調査結果と比較して、レジリエンススコアに変化は認められなかったが、不安および抑うつスコアは有意に改善されていた(それぞれP<0.001、P=0.033)。しかし、中等度から重度の不安や抑うつの症状の発症頻度に有意に改善は認められなかった。多変量ロジスティック回帰分析の結果、不安症状が強いことはうつ症状の危険因子であった。38歳以上の医療従事者やレジリエンスが高い者では抑うつ症状を発症する可能性が低いことが示された。以上から、COVID-19パンデミック時の医療従事者の不安や抑うつは第1回調査時と比較して改善されたことが示された。しかし、依然として多くの医療従事者が心理的な悩みを抱えていることが明らかになった。
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J-STAGE(無料)
著者Awano Nobuyasu(Department of Respiratory Medicine, Japanese Red Cross Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Journal of Nippon Medical School (1345-4676)/89巻3号 p.328-336発行年月2022.06
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【W614480002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミックによる日本人労働者の仕事関連の変化と重度の心理的苦痛との関連(Association between work-related changes caused by the COVID-19 pandemic and severe psychological distress among Japanese workers)
抄録
日本人労働者を対象とした横断研究を実施し、COVID-19による仕事関連の変化と心理的苦痛との関連について検討した。オンライン調査会社にパネリストとして登録された労働者15454名(男性58.3%、30代26.0%)を対象とした。評価項目は年齢、性別、世帯年収、雇用形態、職種、勤務先の従業員数、Kesslerの心理的苦痛尺度(13点以上を重度の心理的苦痛)、仕事関連の変化(COVID-19が原因の解雇や転職、職場の一時閉鎖、事務処理のため出勤の強制、テレワーク、仕事関連のオンライン会議への参加)などとした。その結果、1368名(8.9%)が重度の心理的苦痛を有していた。多重ロジスティック回帰分析の結果、心理的苦痛の増加と解雇や転職、職場の一時閉鎖、事務処理のため出勤の強制、テレワークの開始に関連が認められた(調整オッズ比5.43、1.94、1.84、1.18)。しかし、仕事関連のオンライン会議への参加と有意な関連は認められなかった。心理的苦痛は男性で大きく、特にCOVID-19が原因で解雇・転職した場合に顕著であった。以上から、COVID-19パンデミックにより仕事上の変化を経験した労働者のメンタルヘルスへの悪影響を、性差を考慮しながら評価し、軽減することが重要であることが示された。
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著者Shiota Naoki(Department of Environmental Epidemiology, Institute of Industrial Ecological Sciences, University of Occupational and Environmental Health)ほか収載誌/巻号頁Industrial Health (0019-8366)/60巻3号 p.216-223発行年月2022.05
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【W414460016<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミックが産婦人科研修医のメンタルヘルス、研修の進捗、妊活に影響を及ぼしたか ロンドンの研修医を対象とした調査(Did the COVID-19 pandemic affect mental health, training progression, and fertility planning of obstetrics and gynecology trainees? A survey of London trainees)
抄録
ロンドンの産婦人科研修医を対象に匿名の質問紙調査を実施し、COVID-19パンデミックがメンタルヘルス(GAD7およびPHQ9)、仕事量、研修の進捗状況、妊活に及ぼす影響を調査した。その結果、177名(女性150名、25-34歳97名、Senior Trainees[ST]6-7:76名、BAME:51%)から回答が得られた。GAD7およびPHQ-9スコアが中等度/重度である回答者の割合は、英国人口推定値の2〜3倍であったものの、GAD7、PHQ-9スコア中央値は7、6(軽度)であった。16%が妊活を延期しており、ST6-7研修医の26%がAdvanced Training Skills Modulesを変更していた。その他の問題点として、電子ポートフォリオに関するサポート不足、試験の延期、メンタルヘルス対策、集中治療室に配属された研修生に対するデブリーフィングの欠如、年次レビューの延期要求などが挙げられた。以上のように、COVID-19パンデミックは、ロンドンの研修医のメンタルヘルス、研修の進捗状況、妊活に影響を及ぼしていることが示された。
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著者Gunasekera Ayanthi(Department of Obstetrics and Gynaecology, North Middlesex University Hospital)ほか収載誌/巻号頁The Journal of Obstetrics and Gynaecology Research (1341-8076)/48巻4号 p.1026-1032発行年月2022.04
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【W412360003<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
乳幼児/未就学児の母親におけるCOVID-19パンデミック下の幸福の予測因子 日本におけるCOVID-19前との比較研究(Predictors of happiness during the COVID-19 pandemic in mothers of infants and/or preschoolers: a pre-COVID-19 comparative study in Japan)
抄録
日本の乳幼児/未就学児の母親における幸福の予測因子をCOVID-19パンデミック前とパンデミック時のデータを用いて調査した。2020年2月にベースライン調査を実施し、4ヵ月後に追跡調査を行った。日本の47都道府県における乳幼児/未就学児(0〜6歳)の母親4700名がベースラインのオンライン調査に参加し、追跡調査には2489名が参加した。参加者の平均年齢は35.3±5.5歳、子どもの平均年齢は2.5±2.0歳であった。階層的重回帰分析の結果、最終モデルはCOVID-19パンデミック時の母親の幸福は雇用状態、利用可能な社会的支援の水準、パンデミック前の幸福度スコア、両親の職場でのCOVID-19対策への満足度、COVID-19に対する予防的行動、パンデミック時の前向きな態度/思考と正の関連を示した。一方、パンデミック前のメンタルヘルス不良とパンデミック時の負の変化はパンデミック時の母親の幸福と負の関連を示した。
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PubMed
著者Kimura Miyako(Department of Preventive Medicine, St.Marianna University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Environmental Health and Preventive Medicine (1342-078X)/27巻 p.1 of 10-10 of 10発行年月2022.
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【W407450004<Pre 医中誌>】(総説)(英語)
COVID-19パンデミック時の医療従事者のメンタルヘルス(Mental Health of Healthcare Workers During the COVID-19 Pandemic)
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J-STAGE(無料)
著者Katsuta Narimasa(Department of Psychiatry, Juntendo University Faculty of Medicine)収載誌/巻号頁順天堂醫事雑誌 (2187-9737)/68巻1号 p.25-30発行年月2022.02
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【W310220067<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症影響下における大学生の不安及びメンタルヘルスの変化
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著者今仁 康平(産業医科大学 産業保健学部環境マネジメント学科)ほか収載誌/巻号頁産業医科大学雑誌 (0387-821X)/44巻1号 p.145発行年月2022.03
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【W228130008<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
東南アジアにおけるCOVID-19パンデミック時のメンタルヘルス症状の系統的レビューおよびメタ解析(A systematic review and meta-analysis of the mental health symptoms during the Covid-19 pandemic in Southeast Asia)
抄録
COVID-19パンデミック当初の1年間における、東南アジアでの一般成人および医療従事者(HCW)の不安、抑鬱および不眠の出現率を評価するため、文献データベースから関連研究を検索した。総参加者20352名の25研究からの32サンプル集団を対象に、ランダム効果モデルを用いたメタ解析によりメンタルヘルス症状の出現率を解析した。不安は25研究すべて、抑鬱は15研究で評価され、プールされた出現率はそれぞれ22%および16%であった。不眠は2研究のみで評価され、出現率は19%であった。不安および抑鬱の出現率は最前線のHCW(18%)、一般HCW(17%)および学生(20%)の間で同程度であったが、一般成人では高かった(27%)。
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著者Pappa Sofia(Division of Brain Sciences, Imperial College London)ほか収載誌/巻号頁Psychiatry and Clinical Neurosciences (1323-1316)/76巻1-2号 p.41-50発行年月2022.02
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【W214480048<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本におけるCOVID-19により休校中の小児のメンタルヘルス(Mental health in Japanese children during school closures due to the COVID-19)
抄録
当院を外来受診した小中学生を対象に、休校期間中の日常生活の変化およびそのメンタルヘルスへの影響を調査した。評価項目は、年齢、性別、治療内容、WHO-5-J(総スコア;明るく楽しい気分で過ごした[Q1]、落ち着いたリラックスした気分で過ごした[Q2]、意欲的で活動的に過ごした[Q3]、ぐっすりと休め気持ちよく目覚めた[Q4]、日常生活の中に興味のあることが多くあった[Q5])、質問票(学習環境、以前より一緒に過ごすようになった家族、友人との接触状況、以前より時間をかけた家庭内活動、日常生活や体調の変化)などとした。休校中に受診した小児78名(男児48名、平均11.4±1.7歳)、再開後受診した小児113名(男児62名、平均11.6±1.8歳)を比較した。その結果、休校群では、家族への時間や睡眠時間が増加していたものの、睡眠リズム、食習慣、運動習慣が乱れていることが示された。また、両群間でWHO-5-Jの総スコアに有意差は認められなかった。しかし、休校群においてQ3やQ5の有意な悪化、Q4の有意な改善が認められた。
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医中誌Web
著者Saito Mari(Department of Pediatrics, Haga Red Cross Hospital)ほか収載誌/巻号頁Pediatrics International (1328-8067)/64巻1号 p.1 of 6-6 of 6発行年月2022.
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【W207250013<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック期間中のメンタルヘルスが肥満細胞症の疾患活動性に及ぼす影響(Impact of mental health on disease activity in mastocytosis during COVID-19 pandemic)
抄録
COVID-19パンデミックに関連して生じたメンタルヘルス問題が肥満細胞症の症状に及ぼす影響を調べた。60例の成人肥満細胞症患者を登録した。2020年3月〜5月のロックダウン期間(LP)と6月〜8月の通常状態への復帰期間(RTNP)に電話面接と対面診察を行った。LPとRTNPの間のうつ病(DS)、不安(AS)、ストレス(SS)はtDASS-21で、COVID-19に対する恐怖はFCV-19Sで評価した。RTNPのtDASS-21中央値とFCV-19S平均値はLPのそれらと比べて有意に減少した。RTNPのDS、AS、SSスコアの中央値はLPにおけるそれらより低かった。多くの患者がRTNPに正常なメンタルヘルス状態または軽度のメンタルヘルス所見を示したが、一方、LPでは中等度から重度のメンタルヘルス所見を示す患者数が多かった。パンデミック前と比べるとLPのアナフィラキシー、顔面紅潮、皮膚発疹の発作頻度は3、12、7例(36.7%)と増加したが、一方でRTNPの間に増加したのは顔面紅潮発作の8例(13.3%)のみであった。パンデミック前の血清トリプターゼレベルと比べてLPに疾患関連症状が増加した患者群の血清トリプターゼレベルは有意に高かった。疾患関連症状が増加した患者群のLPにおける相関分析では、FCV-19SはtDASS-21、DS、AS、SSと正の相関を示した。
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医中誌Web
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著者OEztop Nida(Division of Immunology and Allergic Diseases, Department of Internal Medicine, Istanbul Faculty of Medicine, Istanbul University)ほか収載誌/巻号頁Allergology International (1323-8930)/71巻1号 p.109-116発行年月2022.01
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【W202150014<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
在宅勤務はメンタルヘルスを損なうか コロナ時代における欧州中高年に関する調査(Does working at home compromise mental health? A study on European mature adults in COVID times)
抄録
Survey on Health Aging and Retirement in Europeの最終調査データ(2020年6月〜7月)を用いて、在宅勤務と4つのメンタルヘルス領域の変化との関連について検討した。調査項目は社会人口統計学的特徴、メンタルヘルス(抑うつ、不安感、睡眠障害、孤独感)の悪化の有無、勤務状況(通常勤務、通常勤務および在宅勤務、在宅のみ)、COVID-19関連の規制とした。COVID-19以前に働いていた50〜65歳7065名(男性2972名)を解析対象とした。ロジスティック回帰分析の結果、在宅勤務は全てのメンタルヘルスの悪化と有意に関連していた。しかし、COVID-19関連の規制の厳しさを考慮した場合、不安を除き(+4.3%)、いずれの健康アウトカムにも在宅勤務と有意な関連は認められなかった。しかし、在宅勤務における不安感の増加は、非就労者以下であった。以上から、パンデミックの最初の1ヵ月間において、在宅勤務は欧州の中高年成人のメンタルヘルス悪化の主な原因ではないことが示された。
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医中誌Web
著者Perelman Julian(NOVA National School of Public Health, Public Health Research Centre, Universidade NOVA de Lisboa)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/63巻1号 p.1 of 8-8 of 8発行年月2021.12
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論文タイトル
【2023067641】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行初期における地域高齢者の抑うつとその関連要因
抄録
本研究は,COVID-19の流行初期(第1波,第2波)の後における地域在住高齢者127名の抑うつの実態とその関連要因について明らかにすることを目的として実施した.調査項目として,基本属性,身体・生活機能,心理機能,社会活動のそれぞれに関連する指標を選択した.単変量解析の結果に基づき,抑うつと非抑うつを従属変数,週一回の外出,個人的活動,孤食共食を独立変数,年齢,性別を調整変数としてロジスティック回帰分析を行った.その結果,抑うつには週1回以上の外出が無い(オッズ比=3.59,95%信頼区間=1.21-9.67,p<0.05),個人的活動得点が低い(オッズ比=1.80,95%信頼区間=1.31-2.47,p<0.001),孤食(オッズ比=3.31,95%信頼区間=1.11-9.84,p<0.05)が有意に関連していた.今後はCOVID-19流行下における抑うつ予防プログラムの検討が必要になると思われる.(著者抄録)
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著者瀬川 大(大和大学 保健医療学部総合リハビリテーション学科作業療法学専攻)ほか収載誌/巻号頁作業行動研究 (0919-5300)/26巻3号 p.158-167発行年月2022.12
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【2023066952】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】アルコールと抑うつ
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著者小林 桜児(神奈川県立精神医療センター 依存症診療科)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.75-81発行年月2023.01
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【2023066945】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】適応障害とうつ病は鑑別できるか
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著者小口 芳世(聖マリアンナ医科大学 神経精神科学)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.21-25発行年月2023.01
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【2023066944】(解説)
【今,あらためて考えるうつ病の診断と治療】コロナ禍にうつ病はかわったか
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医中誌Web
著者小林 聡幸(自治医科大学 精神医学講座)収載誌/巻号頁臨床精神医学 (0300-032X)/52巻1号 p.15-20発行年月2023.01
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【2023066918】(原著論文)
オンライン面会において視聴覚刺激が気分に及ぼす効果
抄録
高齢者入所施設の利用者にとっては,親しい人との面会が楽しみの一つとなっている。しかし,新型コロナウイルス感染症の影響により,社会福祉施設では面会制限が行われ,施設利用者の心身機能が低下しているとの報告もある。近年では,IT機器を用いたオンラインでの面会が普及してきている。本研究ではオンライン面会に着目して,視聴覚刺激の効果について実験的に検討した。具体的には,オンライン面会を想定した場面を設定し,音声と映像の刺激を用いて気分とストレスを測定した。実験には,成人20名(男性5名,女性15名。平均年齢21.0±0.6歳)が参加した。統計的解析は映像要因(あり・なし)と実験要因(前・後)の二要因参加者内分散分析を行った。実験の結果,映像の有無に関わらず,ストレスが低減することが示された。さらに,映像が加わることによって,相手に対して肯定的な気分となり,情報への理解や相手への関心が高まるという結果が得られた。(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者吉原 直樹(専門学校福祉リソースカレッジ広島)ほか収載誌/巻号頁広島都市学園大学雑誌: 健康科学と人間形成 (2188-6032)/8巻1号 p.5-16発行年月2022.12
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【2023065811】(解説)
【トップの戦略-先見的インフラ整備の成果】未来を拓く意欲的構想考 300床規模急性期病院を基幹とする病院グループ再編の経営視座からの計画と展望 How to make a hospital. 都市部での急性期病院新築移転の構想
抄録
牧田総合病院は、2021年2月に新築移転し、それを契機にグループの各施設を再構築した。病院の建て替えは、病院関係者にとっておそらく一生に一度のことである。経営者トップとして、そのプロジェクトに携わることができたので本稿で紹介する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒井 好範(仁医会牧田総合病院)収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/50巻1号 p.22-26発行年月2023.01
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【2023065762】(解説)
健康科学大学クリニックにおける小児心理臨床の活動報告(2020年度)
抄録
健康科学大学リハビリテーションクリニックにおける2020年度の小児心理臨床の活動について報告した。昨年度と同様に,ASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けた子どもたちがもっとも多く,対人関係に課題を抱えやすいASDに対して,当人及び親への心理的支援が欠かせないことが分かった。一方,山梨県東部・富士五湖地域における専門療育及び総合的な心理的支援を行う機関が限られている状況に変わりなく,当院が地域において重要な役目を担っていることが再確認できた。加えて,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延により,心理相談活動が制限される事態となり,その結果と今後の課題について考察した。(著者抄録)
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医中誌Web
著者瀧口 綾(健康科学大学 健康科学部福祉心理学科)ほか収載誌/巻号頁健康科学大学紀要 (1882-5540)/18巻 p.63-69発行年月2022.03
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【2023065482】(解説)
コロナ禍でも待ったなしの働き方改革 是正勧告書から学ぶ病院の労務管理
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医中誌Web
著者三隅 達也(宇部フロンティア大学 看護学部)収載誌/巻号頁病院羅針盤/13巻224号 p.22-27発行年月2022.12
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【2023065385】(解説)
【コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科診療】コロナ時代の新たな耳鼻咽喉科臨床 めまい診療
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医中誌Web
著者伏木 宏彰(目白大学耳科学研究所クリニック 耳鼻咽喉科)ほか収載誌/巻号頁JOHNS (0910-6820)/39巻1号 p.51-55発行年月2023.01
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【2023065281】(会議録)
COVID-19パンデミックが非正規雇用労働者のメンタルヘルスに与えた影響に関する追跡調査 脱落による標本特性の変化
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医中誌Web
MedicalOnline
著者Tran Thi Thanh Huyen(新潟医療福祉大学 大学院医療福祉学専攻)ほか収載誌/巻号頁新潟医療福祉学会誌 (1346-8774)/22巻1号 p.110発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065240】(会議録)
看護学生におけるコロナ禍前後のストレス要因の変化に関する研究
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医中誌Web
MedicalOnline
著者田中 真緒(新潟医療福祉大学 看護学科)ほか収載誌/巻号頁新潟医療福祉学会誌 (1346-8774)/22巻1号 p.67発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065124】(会議録)
手術室看護師を対象としCOVID-19陽性患者シミュレーションの実施 STAIから見た精神的負担への影響について
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医中誌Web
著者高橋 啓介(横須賀共済病院)ほか収載誌/巻号頁日本看護技術学会学術集会講演抄録集/20回 p.61発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065106】(会議録)
地域の人々の暮らしを支える食事ケア技術 拒食認知症高齢者への食事ケアの技術とポストコロナの食支援
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医中誌Web
著者芳村 直美(研精会 本部食支援プロジェクト)収載誌/巻号頁日本看護技術学会学術集会講演抄録集/20回 p.31発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065078】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19後遺症としてのめまい
抄録
2019年冬に勃発したコロナ禍:COVID-19による様々な症状のうち,めまいについて解説する.勃発から約3年を経た現在,世界各国からのめまいの報告の多くは内科的症状を含むdizzinessである.おそらくコロナ陽性患者の2割ほどに認められると考えられる.回転性めまい:vertigoはそれよりも少なく,おそらく1割未満であろうが,前庭神経炎,良性発作性頭位めまい症のような症状や,ワクチン接種後に認められる報告もある.さらに,コロナ禍の社会現象に伴ってストレスや心理的側面からのめまい症状を訴える患者にも臨床現場では遭遇する.それらを含めてコロナ禍のめまいの現況を解説する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者野村 泰之(日本大学 医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野)収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.31-37発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023065075】(解説)
【耳鼻咽喉科領域におけるコロナ後遺症-どう診る,どう治す-】COVID-19による中枢神経への影響
抄録
COVID-19急性期に神経系の多彩な症状が出現することは知られている.一方,急性期が経過した後も,様々な臨床症候が遷延することや,急性期症状がいったん改善した後に,様々な症状が出現し遷延することが報告されてきた.この臨床的状態は,long-COVID,PASC(post-acute sequelae of SARS-CoV-2 infection),post COVID-19 conditionなどと呼ばれ,神経症候としては,記憶力低下,集中力低下,うつ,頭痛,嗅覚・味覚障害,慢性疼痛,自律神経障害,しびれ,筋痛など多彩である.PASCは時間経過とともに改善はするとされているが,COVID-19発症後6〜12ヵ月の段階で50%程度にPASCとしての症状がみられる.COVID-19の感染者数を考えれば,PASCに苦しむ患者は非常に多い.発症の病態機序や治療法は解明しておらず,オールジャパンでの研究体制が必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者高尾 昌樹(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)収載誌/巻号頁ENTONI (1346-2067)/278号 p.9-17発行年月2022.12
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【2023064869】(原著論文)
【中毒診療におけるCOVID-19の影響】救急医療現場にみるCOVID-19の影響 青森県の地方都市の急性中毒と新型コロナウイルス感染症の流行の影響
抄録
2018年1月1日〜2021年12月31日に急性中毒で入院した患者を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の中毒診療への影響を検討した。中毒患者は2018〜2019年(コロナ禍前)の入院患者4107例中99例(2.4%)、2020〜2021年(コロナ禍)は入院患者4236例中107例(2.5%)であった。コロナ禍では男性は30歳代および60歳代、女性は20歳代が著明に増加し、70〜80歳代での増加も認めた。原因物質は医療用医薬品が最も多く、コロナ禍以前にはなかった消毒用アルコールを含む家庭用品および一般用医薬品を原因とする例を認めた。なお、COVID-19流行による中毒診療への影響は少なかった。
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医中誌Web
著者吉村 有矢(八戸市立市民病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁中毒研究 (0914-3777)/35巻4号 p.302-306発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023064868】(原著論文)
【中毒診療におけるCOVID-19の影響】救急医療現場にみるCOVID-19の影響 コロナ禍における中毒患者の検討
抄録
2017年4月〜2022年2月に入院を要した中毒患者のうち自殺企図者を対象に、コロナ禍前後の中毒患者の特徴と動向について検討した。対象のうち女性は269名であった。患者数は2017〜2019年度(コロナ禍前)185名、女性は20〜30歳代、男性は30〜50歳代が最も多かった。2020〜2021年度(コロナ禍)は199名(うち2020年度は130名)で、男女とも20歳代が最多で女性が増加していた。また、中毒の種別では薬物過量内服が最多であった。
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医中誌Web
著者平野 瞳子(日本医科大学附属病院 高度救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁中毒研究 (0914-3777)/35巻4号 p.298-301発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064867】(解説)
【中毒診療におけるCOVID-19の影響】精神科医の立場からみたCOVID-19流行下における中毒患者
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医中誌Web
著者衞藤 暢明(福岡大学 医学部精神医学教室)ほか収載誌/巻号頁中毒研究 (0914-3777)/35巻4号 p.291-297発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064866】(解説)
【中毒診療におけるCOVID-19の影響】COVID-19パンデミック期における治療薬などの乱用について
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医中誌Web
著者氏家 無限(国立国際医療研究センター国際感染症センター)収載誌/巻号頁中毒研究 (0914-3777)/35巻4号 p.285-290発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064793】(解説)
【スタッフのモチベーション&ステップアップを支援する 未来を拓く人材マネジメント】未来を拓く人材マネジメントの取り組み 看護師が長く働き続けられる環境と人材育成の構築
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医中誌Web
著者森田 宏子(美杉会佐藤病院)収載誌/巻号頁Nursing BUSINESS (1881-5766)/17巻1号 p.28-33発行年月2023.01
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論文タイトル
【2023064581】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症と向き合い考え続けた看護 意思決定支援
抄録
当院では2020年9月にCOVID-19患者(以下コロナ患者)の入院受け入れを開始した.患者の看護を行う中で「看取り」,「面会」,「意思決定支援」について考える機会があった.今回,患者の意思決定に看護師として充分に関われなかった事例を経験し,その反省を踏まえて報告する.症例は40代,女性.COVID-19に罹患し呼吸状態が悪化し入院した.酸素投与され,主治医から患者と家族に人工呼吸管理が必要となる可能性について説明され,人工呼吸管理の同意を得ていた.急速な病状悪化で翌日に人工呼吸管理となった.後に,患者より治療の必要性は理解できたが一人で決めるのは不安だったとの発言が聞かれた.切迫した状況で患者は強い不安を抱えながら意思決定をしていた.看護師は病状に対応することに精一杯で不安を持つ患者への関わりが充分ではなかった.より良い意思決定支援には家族との時間を設けること,多職種が専門性を発揮してチームで介入していくことが必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者奈尾 千紗都(高松赤十字病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁高松赤十字病院紀要 (2188-0395)/9巻 p.48-50発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023064579】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症と向き合い考え続けた看護 看取り
抄録
当院では2020年9月にCOVID-19患者(以下コロナ患者)の入院受け入れを開始した.患者の看護を行う中で「看取り」,「面会」,「意思決定支援」について考える機会があった.今回,看取り後のデスカンファレンスが看護師の精神的なケアに有用であったので報告する.コロナ患者の臨終に際して,瞬時にPPEを着用することは困難であり,最期に立ち会う事ができなかった症例を経験した.患者を独りで逝かせてしまったことへの看護師の後悔や無力感があった.通常の環境下では,家族が臨終に間に合わない状況でも看護師が傍で寄り添うことができるが,隔離された環境の中で「患者を独りにしてしまった」「寂しい思いをさせてしまった」という思いが残った.デスカンファレンスを通じてスタッフ間で思いを共有することができ,気持ちの整理がついた.特殊な環境下にある看護師の精神的なケアは重要であり,デスカンファレンスが有効であることを再認識した.(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者奈尾 千紗都(高松赤十字病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁高松赤十字病院紀要 (2188-0395)/9巻 p.42-44発行年月2022.10
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【2023064560】(解説)
【職員の安全を守る 暴力やハードクレームへの対応と院内教育】職場暴力に組織で対応する 職員の心理的安全を守るために
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医中誌Web
著者佐伯 吉規(がん研究会有明病院 緩和治療科)収載誌/巻号頁病院安全教育/10巻3号 p.27-33発行年月2022.12
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【2023064536】(会議録)
新型コロナウイルス対応の1年を振り返る 新型コロナウイルス感染症に伴うメンタルヘルス指標の動向
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医中誌Web
MedicalOnline
著者杉藤 素子(東海旅客鉄道健康管理センター 東京健康管理室)収載誌/巻号頁交通医学 (0022-5274)/76巻3-4号 p.64-65発行年月2022.07
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論文タイトル
【2023064508】(解説)
【コロナ禍における女性と家族が抱える問題】コロナ禍における女性と家族の支援
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医中誌Web
著者田村 毅(高山村こころの診療所)収載誌/巻号頁保健の科学 (0018-3342)/64巻12号 p.831-835発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064505】(解説)
【コロナ禍における女性と家族が抱える問題】大切な人の自殺を食い止めるには
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医中誌Web
著者竹島 正(川崎市総合リハビリテーション推進センター)ほか収載誌/巻号頁保健の科学 (0018-3342)/64巻12号 p.816-820発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023064502】(解説)
【コロナ禍における女性と家族が抱える問題】新型コロナウイルス感染症対策と女性たちの今
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医中誌Web
著者武藤 香織(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター 公共政策研究分野)収載誌/巻号頁保健の科学 (0018-3342)/64巻12号 p.796-802発行年月2022.12
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【2023064224】(解説)
【コロナ禍からWithコロナ時代へ-リハビリテーションの変化】失語症当事者におけるオンライン友の会の効果と課題
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者地主 千尋(国際医療福祉大学 保健医療学部言語聴覚学科)ほか収載誌/巻号頁総合リハビリテーション (0386-9822)/50巻12号 p.1475-1479発行年月2022.12
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【2023064219】(解説)
【コロナ禍からWithコロナ時代へ-リハビリテーションの変化】COVID-19患者に対するリハビリテーション医療 新時代への適応と今後の展望
抄録
<文献概要>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は急性期を脱しても呼吸機能障害や日常生活動作(activities of daily living:ADL)の低下など後遺症を残すことが知られており,早期のリハビリテーション医療の重要性が注目されている.産業医科大学病院(以下,当院)ではCOVID-19の感染拡大を契機にリハビリテーション科医師,理学療法士(PT),作業療法士,言語聴覚士,看護師による「COVID-19リハビリテーション対応チーム」を結成した.このチームで適切な感染対策や効果的かつ効率的な介入方法を模索しつつ,COVID-19に対するリハビリテーション体制を構築した.当院での3つの取り組みと導入コスト,今後の展望について概説する.
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者大宅 良輔(産業医科大学病院 リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁総合リハビリテーション (0386-9822)/50巻12号 p.1447-1451発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023063755】(原著論文)
COVID-19が在宅医療従事者に及ぼす物理的・心理的問題点の現状把握 今後の在宅医療支援に向けて
抄録
COVID-19は社会,在宅医療の現場に大きな影響を及ぼしている.今回,在宅医療従事者に対し,COVID-19による物理的・心理的問題とその経時的変化をインターネット上のアンケート調査を用いて4ヵ月ごとに計4回調査した.最大141人から回答があり,COVID-19に対する不安感6.6点(10点中),精神的ストレス6.6点で相互に高い相関関係を認めた.職種としては看護師で不安感,精神的ストレスが強く,初期には医療資源の不足や不十分な情報,患者家族とのコミュニケーション不足,医療体制への不安など多岐に渡った.回答数が少なかったが,経時的には不安や精神的なストレスが高い状態を持続した.(著者抄録)
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医中誌Web
著者飯田 英和(祐ホームクリニック)ほか収載誌/巻号頁日本在宅医療連合学会誌 (2435-4007)/3巻4号 p.1-9発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023062994】(解説)
動向 コロナ禍における障害者・家族の経験
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医中誌Web
著者田中 智子(佛教大学 社会福祉学部)収載誌/巻号頁障害者問題研究 (0388-4155)/50巻3号 p.236-239発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023062887】(会議録)
コロナ禍におけるNICUでの親子分離が及ぼす影響(その1) 面会制限下での親子関係形成と家族ケアを考える
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医中誌Web
MedicalOnline
著者小川 麻耶(東京女子医科大学病院 母子総合医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本新生児成育医学会雑誌 (2189-7549)/34巻3号 p.555発行年月2022.10
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【2023060876】(解説)
コロナ禍の新人看護職員研修の取り組みと実際
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医中誌Web
著者新野 有美(土田病院)収載誌/巻号頁Best Nurse/33巻11号 p.50-53発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023060875】(解説)
コロナ禍の新人看護職員研修を受けて感じたこと
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医中誌Web
著者中野 萠々香(砂川市立病院)収載誌/巻号頁Best Nurse/33巻11号 p.45-49発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023060874】(解説)
砂川市立病院におけるコロナ禍の新人看護職員研修の取り組み
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医中誌Web
著者細海 加代子(砂川市立病院)収載誌/巻号頁Best Nurse/33巻11号 p.40-44発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023060596】(会議録)
COVID-19の精神的後遺症の縦断的変化についての前向き研究
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医中誌Web
著者白川 千種(神戸市立医療センター中央市民病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 (1881-7319)/32巻Suppl. p.178s発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023059512】(会議録)
COVID-19流行下にて増加した薬剤師業務と関連するCOVID-19感染への恐れとうつ症状
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医中誌Web
著者鈴木 知子(国際医療福祉大学 医学部医学科)ほか収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/27巻27 p.146発行年月2022.08
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論文タイトル
【2023059226】(原著論文)
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の大学院と男女共同参画 with/afterコロナ時代の働き方改革に向けて
抄録
大学における耳鼻咽喉科・頭頸部外科(以下,耳鼻咽喉科)学の研究活動においては,大学院博士課程の学生である若手医師の果たす役割が大きい.耳鼻咽喉科の大学院と男女共同参画につき,with/afterコロナ時代の働き方改革に向けた課題を知るために,京都大学医学部耳鼻咽喉科学教室同窓会医師会員を対象に2つの調査を行った.その結果を報告する.1つ目は,同窓会報を利用して耳鼻咽喉科医師の大学院進学と博士取得,そしてその後のキャリアを調査した.会員の大学院進学率は,有意に女性が少なかった.大学教員経験者は全員博士であり,大学教員と博士の強い関連が認められた.卒後18年以上の10学年分の会員については,大学教員経験者は男性21.6%,女性3.5%であったが,博士に限ると男性48.5%,女性40.0%と性差は縮小し,大学教員経験者の女性が少数なのは女性博士が少ないためであることが示唆された.大学院生の低い女性比率は大学研究活動における男女共同参画の課題であり,その向上のための施策が必要と考えられた.2つ目は,会員を対象としたアンケート調査「耳鼻咽喉科医師の研究活動およびワークライフバランスに対するCOVID-19感染拡大の影響」である.アンケートからは,研究の支障・学会活動の機会損失という負の影響と,論文執筆の時間確保という正の影響が窺えた.今回の調査は限定的なものであり有意差はないものの,COVID-19感染拡大による仕事と生活のバランスへの悪影響は,性別で見ると女性に小さく,役職別で見ると大学所属の助教・講師や大学院生に大きい傾向があった.以上の結果より,大学所属の若手教員や大学院生に働き方改革の推進がより望まれるが,このことは女性の大学院進学率上昇にも寄与するかもしれない.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者楯谷 智子(京都先端科学大学 健康医療学部言語聴覚学科)収載誌/巻号頁日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報 (2436-5793)/125巻9号 p.1366-1374発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023059212】(解説)
【-看護教員として知っておきたい-今の学生とコミュニケーション】コロナのココロとコミュニケーション
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者堀田 亮(岐阜大学保健管理センター)収載誌/巻号頁看護教育 (0047-1895)/63巻5号 p.604-609発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023059203】(座談会)
【新人教員の「困った」を考える】新人看護教員は何に困っているのか
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者合田 友美(千里金蘭大学 看護学部看護学科小児看護学)収載誌/巻号頁看護教育 (0047-1895)/63巻5号 p.538-543発行年月2022.10
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【2023059168】(解説)
Pick Up 新型コロナウイルスが引き起こす健康二次被害を防ぐために 健康二次被害防止コンソーシアムの発足とその活動
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者健康二次被害防止コンソーシアム事務局収載誌/巻号頁保健師ジャーナル (1348-8333)/78巻5号 p.345-353発行年月2022.10
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【2023059063】(解説)
ウィズコロナ時代のリーガルマインド 休職期間の延長要求・出社拒否を題材に
抄録
産業保健分野の法的責任は、従業員・使用者・外部環境の総合考慮により判断される。そのため、新型コロナウイルス感染症の労務問題のような、エビデンスが明確でない課題に対しても、この3事情にフォーカスして合理的なコンセンサスに基づく対応を行うことが重要である。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者井上 洋一(愛三西尾法律事務所)収載誌/巻号頁日本職業・災害医学会会誌 (1345-2592)/70巻5号 p.165-168発行年月2022.09
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【2023059050】(解説)
【新型コロナワクチン第4弾!ねじ子のヒミツ手技 小児のワクチン接種のこと】
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医中誌Web
著者森皆 ねじ子収載誌/巻号頁Expert Nurse (0911-0194)/38巻12号 p.10-27発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023058853】(原著論文)
COVID-19禍で入職する新人看護師への職場適応支援プログラム開発に向けた基礎研究
抄録
政策医療・急性期医療を担う国立高度専門医療研究センター(6法人7施設)の2021年度の新人看護師と新人看護師の指導に実地指導者、教育担当者、研究責任者として携わる看護師にCOVID-19禍での経験が、新人看護師のトランジションに及ぼす影響、COVID-19禍が受け入れ側の看護師による新人看護師教育に及ぼす影響について、WEB調査とインタビュー調査を併用した調査を実施した。新人看護師131名、受け入れ側看護師250名が対象者であった。同期や先輩との交流が制限されているとほとんどの新人看護師は感じており、学生生活だけでなく就職後も7割の看護師が、気分が落ち込んだと回答した。その一方でトランジションは先行研究と比較してもCOVID-19禍前と大きな変化はなく、トランジションが著しく阻害された様子ではなかった。インタビュー調査でも新人看護師は先輩看護師や師長などに助けを得て、適応しようと試みていることがうかがえた。
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医中誌Web
著者梅田 亜矢(国立看護大学校)ほか収載誌/巻号頁医療の広場/62巻9号 p.21-27発行年月2022.09
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【2023058678】(原著論文)
コロナ禍における慢性疾患を有する前期高齢者への遠隔看護による在宅療養生活支援プログラム 1自治体での実施報告
抄録
目的 新型コロナウイルス感染症のパンデミック下で高齢者は自粛生活を強いられ,疾病の重症化やフレイルの進行が懸念されている。この度,広島県三次市と疾病管理事業を展開している企業とが共同し,生活習慣に関連した慢性疾患を有し,重症化リスクのある高齢者に対して遠隔看護による「在宅療養生活支援プログラム」を実施した。本事業の実施および成果を報告する。方法 国民健康保険レセプトデータから広島県三次市に在住する65歳以上の慢性疾患を有する者を抽出し,参加に同意した50人を対象に看護師・保健師が電話による在宅療養生活支援を行った。アセスメントの内容は,受療に関する情報,不安の程度および内容,フレイル基本チェックリスト,生活リズムと睡眠,嗜好品や食事の摂取状況,運動や外出,受診状況,基礎疾患の症状の変化,感染予防行動などであった。これらについて,コロナ禍の生活における変化をたずね,支援フローに基づく個別支援を実施した。1ヵ月後に同じアセスメントを行い,初回からの変化を評価した。在宅療養生活支援プログラムの実施期間は2021年1月から3月であった。活動内容 上記を実施した結果,50人の内訳は,65歳-69歳が13人,70歳-74歳が37人であった。2回目の対応も可能であったのは45人(事業完了率90%)であった。初回アセスメントの結果,さまざまな不安,食事量・間食の増加,外出頻度,運動量・活動量の減少が報告された。支援が必要な項目をもつ者は47人であった。事業終了時には,支援を要する項目を持つ者の減少および,不安の程度の改善(P=0.002)が認められた。結論 今回,自治体の支援を得てプロジェクトを立ち上げ,リスクのある高齢者の健康状態を継続的に支援した。被保険者を対象とした自治体の事業として,コロナ禍における生活状況の悪化予防,不安の低減,受診抑制の解消と重症化予防を目的に行った遠隔看護であり,電話を用いて個別に必要な支援を提供できたこと,不安の緩和を試みたことは,有意義であったと考える。開始時期が遅れ,当初予定していた「緊急事態宣言」が発出されたコロナ拡大初期の緊張した時期に,長期にわたって(6ヵ月間)は実施できなかったが,今後は,緊急事態等が生じた時期にタイムリーに実施できるよう備えておくことが必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
著者福島 康子(広島大学 大学院医系科学研究科成人看護開発学)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生雑誌 (0546-1766)/69巻9号 p.676-683発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058675】(解説)
ウィズコロナ社会のメンタルヘルスの課題と対策
抄録
本稿では第80回日本公衆衛生学会総会において,「ウィズコロナ社会のメンタルヘルスの課題と対策」をテーマとしたシンポジウムに登壇した,大学生,妊産婦,一般労働者,医療従事者を対象にコロナ禍のメンタルヘルス対策の実践および研究を行っている公衆衛生専門家により,それぞれの分野における知見・課題・対策を報告する。コロナ禍におけるメンタルヘルスへの影響を各世代,各フィールドへの広がりを概観するとともに,ウィズコロナ時代でどのような対策が求められているのか,問題点を抽出,整理し,公衆衛生学的な対策につなげていくための基礎資料としたい。(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
著者野村 恭子(秋田大学 大学院医学系研究科衛生学・公衆衛生学講座)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生雑誌 (0546-1766)/69巻9号 p.647-654発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058642】(解説)
【私たちの判断を歪めるものは?】不確かな情報に翻弄される患者にどう対応するか
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医中誌Web
著者酒井 健司収載誌/巻号頁保団連 (0288-5093)/1380号 p.22-27発行年月2022.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023058030】(会議録)
コロナ禍における作業環境測定の対応について
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医中誌Web
著者明石 康伸(内藤環境管理)収載誌/巻号頁日本労働衛生工学会・作業環境測定研究発表会抄録集/60回・42回60回・42回 p.36-37発行年月2021.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023056977】(会議録)
COVID-19対応病棟における現状把握と今後の課題 スタッフのメンタルヘルスとストレス改善への取組
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医中誌Web
著者金森 大輝(十全会心臓病センター榊原病院 7階東病棟)ほか収載誌/巻号頁心臓病センター榊原病院雑誌 (1342-8187)/25巻 p.35-37発行年月2021.09
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【2023056957】(原著論文)(英語)
COVID-19によるロックダウン時のイスラエルの大学生の睡眠パターンの変化および睡眠日誌調査(Changes in sleep patterns of college students in israel during COVID-19 lockdown, a sleep diaries study)
抄録
イスラエルの大学生91名(男性17名、平均25±0.4歳)を対象に睡眠日誌を用いた調査を実施し、COVID-19によるロックダウンが睡眠や概日リズムに及ぼす影響について検討した。被験者に対し、ロックダウン期間中(2020年3月13日〜4月25日)およびロックダウン後(2020年4月25日〜5月12日)の2ヵ月間睡眠日誌の記入を求めた。また、研究開始時に朝型夜型質問紙(MEQ)調査を実施した。その結果、平日、休日共に、ロックダウン期間中ではロックダウン期間後と比較して、睡眠時間が長く、midsleep pointが遅れていた。両期間共に朝型で睡眠時間が長く、クロノタイプとロックダウンとの間の相互作用が観察された。ロックダウン期間後においても、夜型のmidsleep pointは平日および週末共に遅くなっていた。以上のように、ロックダウン期間は睡眠覚醒行動に影響を及ぼすことが示された。しかし、個人の概日リズム嗜好性はどのような条件下でも保持されることが示された。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Lan Anat(School of Behavioral Sciences, Tel-Aviv-Yaffo Academic College)ほか収載誌/巻号頁Sleep and Biological Rhythms (1446-9235)/20巻2号 p.309-314発行年月2022.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056787】(原著論文)(英語)
テキストマイニング法を用いてオンライン講義を開発することで、感染爆発の中心から外れている地域の医療従事者が抱える不安は軽減する(Developing online lectures using text mining reduces health workers' anxiety in non-epicenter areas of COVID-19)
抄録
当院の職員458名を対象にCOVID-19に関する知識と不安を問う質問紙調査を行い、その結果をテキストマイニングで解析してオンライン講義を開発した。そして、その講義実施の効果を評価した。質問紙調査は、本講義開発前の2020年4月27〜28日(回答率45.6%)と、講義実施後の5月15〜22日(回答率62.9%)の2回行った。開発前の調査では、「感染予防と本院の対応」に対し関心・不安を覚えていた回答者の割合は28.2%、「感染とそれが自身、家族、周囲の人へ及ぼす影響」に対しては27.2%、「COVID-19の一般知識」へは20.3%であった。講義受講後はCOVID-19への不安を評価したリッカート尺度値が有意に低下し、有する知識への自信を表す同値は有意に上昇した。こうした結果は自由回答内容からも確認された。良い方向へ生じた変化は講義内で重点的に論じた話題と強く関連しており、感染予防に関しては特にそうであった。感染爆発中心から外れた地域の医療従事者に対しては、質問紙調査を行いテキストマイニング法にてオンライン講義を開発して実施することでCOVID-19の不安を効果的に軽減できることが示された。
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医中誌Web
PubMed
機関リポジトリ(無料)
著者Ogasawara Masahiko(Department of General Medicine, Toyota Regional Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Nagoya Journal of Medical Science (0027-7622)/84巻1号 p.42-59発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056238】(会議録)
不妊専門クリニックにおけるCOVID-19ワクチン接種の試み 不妊治療患者へのアンケート
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医中誌Web
著者園田 桃代(園田桃代ARTクリニック)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-460発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023056095】(会議録)
当院における緊急事態宣言前後の産褥メンタルヘルスの変化
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医中誌Web
著者尾坂 真(稲城市立病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-413発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056092】(会議録)
新型コロナウイルス感染症によって生じた褥婦の心理的影響に対する検討
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医中誌Web
著者松澤 由記子(東北医科薬科大学病院)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-412発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023056087】(会議録)
新型コロナウィルス感染症の流行が妊産婦に与える精神的ストレスの解析
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医中誌Web
著者久保倉 優香(横浜市立大学附属市民総合医療センター 総合周産期母子医療センター)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-410発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055612】(会議録)(英語)
COVID-19が妊婦の行動変容に及ぼした影響(Impact of COVID-19 on behaviour change of pregnant women)
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医中誌Web
著者Kondo Akane(Prenatal Medical Center, Shikoku Medical Center for Children and Adults)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-257-S-258発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055611】(会議録)(英語)
COVID-19パンデミックの第一波時における妊婦の不安とストレスの変化 社会的Q&Aサイトのコンテンツ分析(Changes in Anxiety and Stress Among Pregnant Women During the First Wave of the COVID-19 Pandemic: Content Analysis of a Japanese Social Question-and-Answer Website)
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医中誌Web
著者Shirabe Ritsuko(Department of Health Communication, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-257発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055610】(会議録)(英語)
妊婦におけるCOVID-19パンデミック下での深刻な心理的苦痛と孤独感の関連性(Association between serious psychological distress and loneliness during the COVID-19 pandemic in pregnant women)
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医中誌Web
著者Yoshimi Kana(Research Institute of Traditional Asian Medicine, Kindai University)ほか収載誌/巻号頁日本産科婦人科学会雑誌 (0300-9165)/74巻74 p.S-257発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023055015】(総説)(英語)
COVID-19環境下における、子供の不安関連問題に対するインターネットを用いた認知行動療法に関する記述的レビュー(Descriptive review of internet-based cognitive behavior therapy on anxiety-related problems in children under the circumstances of COVID-19)
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医中誌Web
著者Shirotsuki Kentaro(Faculty of Human Sciences, Musashino University)ほか収載誌/巻号頁Biopsychosocial Medicine (1751-0759)/16巻 p.1 of 6-6 of 6発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054944】(原著論文)(英語)
糖尿病患者に対する新型コロナウイルス感染症パンデミックの中期的影響 単施設横断研究(Medium-term Influence of the Coronavirus Disease 2019 Pandemic on Patients with Diabetes: A Single-center Cross-sectional Study)
抄録
糖尿病患者において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック後6ヵ月間のライフスタイルの変化を評価し、血糖コントロール、体重コントロール、メンタルヘルスの変化との関連性について検討した。日本の単施設を定期的に受診している糖尿病患者340例(男性226例、女性114例、平均67.2±11.2歳)を対象とする横断研究を行った。約20%で食事習慣の悪化、約30%で日常生活動作の減少、50%超でメンタルヘルスの悪化を認めた。多変量回帰分析の結果、不規則な食事時間はHbA1c変化と有意に関連し、歩行時間の減少は体重の変化と有意に関連していた。恐怖および不安の変化は、食事時間の規則性および炭水化物摂取量の変化と正相関した。抑うつ気分の変化は、炭水化物摂取量および飲酒量の変化と正相関した。心理的ストレスの変化は、炭水化物摂取量、間食摂取量、座りがちな時間の変化と正相関した。COVID-19パンデミックは、糖尿病患者のライフスタイルとメンタルヘルスに多大な中期的影響を及ぼしたことが示された。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Maruo Yumiko(Department of Diabetes, Metabolism and Endocrinology, Osaka Police Hospital)ほか収載誌/巻号頁Internal Medicine (0918-2918)/61巻3号 p.303-311発行年月2022.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054899】(原著論文)(英語)
COVID-19陽性の女性の授乳経験 トルコにおける定性的研究(The breastfeeding experiences of COVID-19-positive women: A qualitative study in Turkey)
抄録
COVID-19陽性女性の授乳経験について検討した。COVID-19陽性と判定されたトルコ人の女性14例(平均28.57±3.85歳)を対象に定性的研究を実施し、個別電話調査を行った。女性の大半は児との身体的接触を少なくしており、悲しい気持ちを抱えていた。発熱、食欲不振、咳嗽、息切れといったCOVID-19に関連する症状が児にみられないか気にかけており、授乳行動にも影響が見受けられた。また、COVID-19陽性と判定された際に不安と恐怖を覚えていた。COVID-19に対する治療と授乳行動のせめぎ合いについて、病状が悪化するのでなければ治療を受けずに授乳を続けたいと考える女性が多いことが分かった。治療薬は母児の健康状態に悪影響を及ぼすため治療を拒むという意見もあった。COVID-19感染に伴う自らの症状によって授乳行動をとることが困難であると訴える女性もみられた。感染判明時、パートナーや母親などから何らかのサポートを受けている女性が多かったが、公的機関からのケアは不十分とする意見が認められ、授乳に関する情報や心理的サポートなどを望む声が多かった。
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医中誌Web
著者Asci Oezlem(Division of Midwifery, Nigde OEmer Halisdemir University, Nigde Zuebeyde Hanim School of Health)ほか収載誌/巻号頁Japan Journal of Nursing Science (1742-7932)/19巻1号 p.1 of 10-10 of 10発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054888】(原著論文)(英語)
トルコにおいてCOVID-19パンデミック期間中に最前線で働く医療従事者の精神的回復力と自覚ストレス COVID-19アウトブレイク-変異-正常化の三相での記述的研究(The psychological resilience and perceived stress of the frontline heroes in the pandemic in Turkey: A descriptive study of the COVID-19 outbreak-mutations-normalization triad)
抄録
COVID-19 ICUの医療従事者にみられる精神的回復力と自覚ストレス度について検討した。2020年7〜8月において、トルコ国内のCOVID-19 ICUに勤務する医師136名(男性71名、女性65名、平均33.29±8.09歳)と看護師282名(男性45名、女性237名、平均29.71±6.45歳)を対象に、個人データ、簡易精神的回復力スコア、自覚ストレススコアを評価した。医師のうち92.6%、看護師のうち95.7%は患者からのCOVID-19伝播の恐れを感じており、自らの家族にも感染が及ぶことを懸念していた。医師の89.7%、看護師の94.0%はパンデミック期間中における病院の環境が精神衛生に負の影響を及ぼすとしていた。精神的回復力レベルは医師が18.42±2.25、看護師が17.88±2.00を示し、女性医師の方がスコアが低く、看護師ではスコアに有意な男女差はみられなかった。また、ICUでの勤務期間と精神的回復力スコアとの間に有意な関連が認められ、勤務期間が10年以上の医師の方が1年以下の医師と比較して高値を示していた。このほか、精神的回復力スコアが低い医師は自覚ストレスレベルが高くなっており、看護師ではCOVID-19伝播の恐れと精神的回復力、自覚ストレスとの有意な関連はみられなかった。医師、看護師ともにCOVID-19対応に際して、チームシップの強化を強く求めていた。
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医中誌Web
著者Boran Maruf(Faculty of Medical, Amasya University)ほか収載誌/巻号頁Japan Journal of Nursing Science (1742-7932)/19巻1号 p.1 of 11-11 of 11発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054780】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック時の高齢者の精神的苦痛 COVID-19パンデミックによる長期的な精神的影響の理解(Emotional distress among older adults during the COVID-19 outbreak: understanding the longitudinal psychological impact of the COVID-19 pandemic)
抄録
地域在住スペイン人高齢者192例(男性30.3%、平均68.22±5.85歳)を対象として、COVID-19パンデミックが高齢者の精神的苦痛(不安および抑うつ)に及ぼす影響を経時的に評価した。2020年4月(ロックダウン制限中)、ベースラインから3ヵ月後、9ヵ月後(それぞれロックダウン制限なし、パンデミックの第3波中)にオンライン調査を実施した。評価項目は社会人口統計学的特性、主観的健康状態、Family APGAR、Brief Resilient Coping Scale、Values in Action Inventory of Strengthの下位尺度「感謝」、Acceptance and Action Questionnaire-II、Hospital Anxiety and Depression Scaleなどとした。その結果、初回ロックダウン中と比較して、より高い精神的苦痛を示すことはなかった。さらに、抑うつ状態の安定および不安の有意な減少が認められた。また、高齢被験者では若年被験者と比較して、不安が少ないことが示された。さらに、男性であること、レジリエンス、受容性は不安の減少と関連していた。一方、COVID-19パンデミックに対する恐怖や抑うつは、不安の増加と関連していた。
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医中誌Web
PubMed
Crossref
著者Lopez Javier(Department of Psychology, School of Medicine, Universidad San Pablo-CEU, CEU Universities)ほか収載誌/巻号頁Psychogeriatrics (1346-3500)/22巻1号 p.77-83発行年月2022.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054710】(総説)(英語)
【二次出版】COVID-19パンデミックにおけるメンタルヘルスケア パンデミックにおける精神医療チームの役割(Secondary Publication Mental Health Care on COVID-19 Pandemic: The Role of Psychiatric Team on Pandemic)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者Takano Kosuke(Department of Psychiatry, Tokyo Women's Medical University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Tokyo Women's Medical University Journal (2432-6186)/5巻 p.38-47発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054531】(原著論文)(英語)
急性期病院から退院する際の重症COVID-19例における身体機能および精神状態の障害 症例報告(Impairment in Physical Function and Mental Status in a Survivor of Severe COVID-19 at Discharge from an Acute Care a Hospital: A Case Report)
抄録
症例は62歳男性で、重度急性呼吸器感染により救急入院した。PCR検査により新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断した。機械的換気を行い、集中治療室(ICU)で深鎮静を行った。呼気終末陽圧(PEEP)と肺保護換気により管理し、ファビピラビルとアジスロマイシンを14日間投与した。ICU入室後4日目、PEEPと鎮静を軽減した。7日目、リハビリテーション(リハ)を開始したが、鎮静の減少に伴って激越となり、プロポフォールにミダゾラムを追加投与した。9日目、クレアチンキナーゼ上昇とプロポフォール注入症候群疑いのため、プロポフォールを中止した。10日目、鎮静を中止し、日中覚醒を再開した。16日目にICUを退室し、COVID-19専用病棟で管理した。呼吸状態と血行動態に基づいたリハにより、ICU関連筋力低下と認知機能が徐々に改善した。37日目に退院した。退院時の体重は約9%減少し、握力と6分間歩行距離は低下し、精神状態スコアが低下していた。
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医中誌Web
PubMed
MedicalOnline
著者Matsushima Shinya(Department of Rehabilitation, St.Marianna University School of Medicine Yokohama City Seibu Hospital)ほか収載誌/巻号頁Physical Therapy Research (2189-8448)/24巻3号 p.285-290発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054042】(会議録)
withコロナ時代の双極性障害の臨床を語る 躁・うつと不安のポリフォニー
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医中誌Web
著者坂元 薫(和楽会赤坂クリニック)収載誌/巻号頁九州神経精神医学 (0023-6144)/68巻1号 p.15発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023054018】(解説)
増野式サイコドラマのオンラインでの実践 マニュアル作成の試み
抄録
「増野式サイコドラマ」は,増野肇が,熟練者でなくても取り組みやすいように,ウォーミングアップからシェアリングまでを構成化したものである.COVID-19の流行により,増野式サイコドラマ研究会では,オンライン(zoom)での増野式サイコドラマの実践を開始した.本論文では,『魔法のレストラン』のドラマを含めたオンラインでの増野式サイコドラマの実践の経過を報告し,最終的に作成したオンラインでの増野式サイコドラマのマニュアルを報告する.オンラインでの安全な構造設定のためには,資料の事前送付,zoom練習日の設定,開始前の機器チェック,オンライン担当助手の設定,新たなルールの導入,シェアリングとその後に現実に移行する時間を確保することなどの配慮が有効であった.実践の経過と参加者の感想からは,オンラインでも増野式サイコドラマは,対面と同様の構成(トーク&シェア・身体ほぐし・歌を歌う,ドラマ,シェアリング,シュークリームタイム)で各目的を達成できることが確認された.(著者抄録)
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医中誌Web
著者井上 清子(増野式サイコドラマ研究会)ほか収載誌/巻号頁心理劇 (1342-4890)/27巻1号 p.45-60発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053866】(解説)
【自殺を防ぐ】大学における自殺の予防
リンク情報
医中誌Web
著者西村 文親(東京大学 相談支援研究開発センター)収載誌/巻号頁精神科 (1347-4790)/42巻1号 p.69-75発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053863】(解説)
【自殺を防ぐ】自殺対策の政策的枠組みにおける若者自殺対策
リンク情報
医中誌Web
著者半谷 まゆみ(いのち支える自殺対策推進センター 子ども・若者自殺対策室)収載誌/巻号頁精神科 (1347-4790)/42巻1号 p.43-51発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053862】(解説)
【自殺を防ぐ】自殺未遂者の支援 「いのちの相談支援事業」を通して地域の自殺対策を考える
リンク情報
医中誌Web
著者喜多村 祐里(大阪市こころの健康センター)収載誌/巻号頁精神科 (1347-4790)/42巻1号 p.31-42発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053861】(解説)
【自殺を防ぐ】地域の自殺対策 横浜市を例に
リンク情報
医中誌Web
著者白川 教人(横浜市こころの健康相談センター)ほか収載誌/巻号頁精神科 (1347-4790)/42巻1号 p.20-30発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053858】(解説)
【自殺を防ぐ】自殺に関する近年のわが国の動向
リンク情報
医中誌Web
著者太刀川 弘和(筑波大学 医学医療系臨床医学域災害・地域精神医学)収載誌/巻号頁精神科 (1347-4790)/42巻1号 p.1-6発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053853】(原著論文)
コロナ禍での小学生へのICTによる睡眠改善アプリ活用の試み
抄録
コロナ禍における小学生の睡眠習慣およびメンタルヘルスの改善を目的に、著者らが開発した睡眠改善アプリ(「SLEEP ANGEL」)を用いて、沖縄県内の2つの公立小学校の4〜6年生309名(介入校243名、対照校66名)を対象に、ICTを活用した介入を行い、その効果を、介入(4週間)前後の質問紙調査から検討した。睡眠改善アプリは、就寝・起床時刻、その他の生活習慣をモニタリングする睡眠日誌機能と、睡眠科学・医学を学べるe-ラーニング機能の2機能により構成され、睡眠日誌機能では1週間の睡眠位相から、睡眠改善のアドバイスのフィードバックが自動的に行われ、関連するe-ラーニングの教材が示される。その結果、対照群では事前・事後に有意な変化はみられなかったが、介入群では睡眠の規則性および睡眠の質が有意に改善し、自尊感情も有意に改善した。
リンク情報
医中誌Web
著者笹澤 吉明(琉球大学 教育学部)ほか収載誌/巻号頁不眠研究 (1881-4468)/2022巻 p.19-28発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053845】(解説)
【コロナ禍のストレス解消法〜笑ってストレス吹き飛ばそう!〜】コロナうつや認知症にならない為には
リンク情報
医中誌Web
著者田北 昌史(田北メモリーメンタルクリニック)収載誌/巻号頁福岡県医報 (0285-3418)/1558号 p.2-13発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053842】(原著論文)
コロナ禍におけるオンライン学習や生活習慣が大学生の抑うつに及ぼす影響
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医中誌Web
MedicalOnline
著者松本 麻友子(神戸親和女子大学 文学部)収載誌/巻号頁応用心理学研究 (0387-4605)/48巻2号 p.110-111発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053836】(原著論文)
COVID-19拡大が高校運動部員のストレス反応に及ぼす影響とライフスキルの緩和効果
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者山田 弥生子(大阪体育大学)ほか収載誌/巻号頁心理学研究 (0021-5236)/93巻5号 p.408-418発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053835】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症予防行動と行動基準との関連性 羞恥を媒介した検討
リンク情報
医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者薊 理津子(江戸川大学)収載誌/巻号頁心理学研究 (0021-5236)/93巻5号 p.397-407発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053827】(解説)
杏林春秋 コロナワクチン副作用の2症例
リンク情報
医中誌Web
著者木田 正博(高知中国医学研究会)収載誌/巻号頁中医臨床 (0389-4843)/43巻4号 p.490-495発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053716】(解説)
【子どもと家族への心のケア】様々な領域における心のケア COVID-19診療における心のケア
抄録
▼COVID-19は,高齢者や基礎疾患を有する者で重症化率や死亡率が高い.▼小児においては,オミクロン株の流行で感染者数は増大したが,軽症または無症状で経過する例が大多数である.▼2020年2月の全国一斉休校の要請以来,感染対策の大号令の下,子どもたちの日常生活に大きな変化がもたらされた.▼患児においては,身体的な病状への対応以上に精神面のサポートが大切である.▼われわれ大人は,COVID-19との対峙に明け暮れる子どもたちとその未来のために,心のケアを中心に最大限の努力を惜しむことなく取り組んでいかなければならない.(著者抄録)
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者田中 敏博(JA静岡厚生連静岡厚生病院 小児科)収載誌/巻号頁小児科診療 (0386-9806)/86巻1号 p.35-41発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053714】(解説)
【子どもと家族への心のケア】様々な領域における心のケア 新生児・周産期領域における心のケア
抄録
▼周産期は,親と子が出会い,関係を育んでいく最初時期である.▼生殖補助医療技術,胎児診断,周産期母子医療センターへの入院など,医療の進歩に伴い思いがけない事態に直面することもある.▼精神的にも不安定になりやすい時期であり,周産期から親子の出会いと関係性を築いていくプロセスを寄り添い支えていくことが重要となる.▼COVID-19の感染拡大のなかでより妊産婦に心理的負荷がかかっている.▼周産期医療全体が親子を「抱える器」として機能し,地域の支援へとつないでいく視点が必要となる.(著者抄録)
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者永田 雅子(名古屋大学心の発達支援研究実践センター)収載誌/巻号頁小児科診療 (0386-9806)/86巻1号 p.23-27発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053676】(解説)
逆境からのリカバリー 「暮らす」「生きる」を支援する 抑圧の連鎖に立ち向かう
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医中誌Web
著者大嶋 栄子(リカバリー)収載誌/巻号頁こころの科学 (0912-0734)/227号 p.122-127発行年月2023.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053653】(原著論文)
大分こども病院キッズケアルームにおける新型コロナウィルス感染症対策 安心・満足をおみやげに
抄録
新型コロナウィルスが猛威をふるう中、大分こども病院キッズケアルーム(以下、当病児保育室)は、安心して病児保育を利用してもらうために大分こども病院(以下、当院)の感染制御チーム(以下、ICT)と連携して、感染リスク低減を図る対策を講じた。流行初期は予約時に感染リスクの有無を確認したが、感染経路不明者と無症状者の増加により問診に該当しない者が予測された。そのため、感染拡大状況に応じて入室前に抗原検査を実施した。検査の精度を考慮すると、ウィルスの紛れ込みを完全に防ぐことは困難であり、入室後は感染の有無に関わらず、標準予防策を徹底する必要があるといえる。当病児保育室は、受け入れ人数を減らすことで密集・密接を避け、食事や午睡時の飛沫感染対策を講じた。さらに、公的な補助を利用して設備を強化でき、環境的安全性の改善につながった。未知の病原体に不安になり、個人防護服や消毒液が不足し生活にも影響が及ぶ中、病院全体として方向性が示され、職員の健康管理や相談窓口の設置、速やかなワクチン接種が実施された。病原体の排除にとらわれることなく感染症対策を講じたことで、不安を持ちながらも今できることを意識でき、冷静な行動につながったのではないだろうか。入室する子どもたちには「あたたかな保育」を、ご家族へは「安心と満足の提供」を目標に今後も流行状況にあわせた対応を継続する。(著者抄録)
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医中誌Web
著者荒巻 良美(大分こども病院 キッズケアルーム)ほか収載誌/巻号頁病児保育研究 (2187-6118)/13号 p.68-71発行年月2022.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053640】(解説)
病児保育のパラダイムシフト
リンク情報
医中誌Web
著者大川 洋二(全国病児保育協議会)収載誌/巻号頁病児保育研究 (2187-6118)/13号 p.6-9発行年月2022.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053628】(会議録)
COVID-19禍の面会制限が与える実態 上の子との母子分離が褥婦に与える心理的影響
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医中誌Web
著者坂根 緑(済生会江津総合病院)収載誌/巻号頁日本母子看護学会誌 (1882-2495)/16巻1号 p.26発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053625】(会議録)
アフターコロナにおける母子看護-今・これから- 妊産婦のメンタルヘルスの課題と対策
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医中誌Web
著者新井 陽子(北里大学 看護学部)収載誌/巻号頁日本母子看護学会誌 (1882-2495)/16巻1号 p.20発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023053471】(解説)
年代別ひきこもりの課題,予防,対策
抄録
ひきこもりという言葉が社会にはじめて認知されたのは1980〜90年代で,「ニート」という言葉も登場し,無責任な若者の問題とされていた。ところが,内閣府調査や国内外の調査・研究の集積によって,ひきこもりの背景は精神疾患に限定されるものではなく,社会システム,愛着形成,家庭背景,教育など様々な要因でコミュニティや人との関係がうまく構築できずひきこもりに陥る人も多くいることが明らかになった。つまり,ひきこもりとは,「症状」や「状態」を表す言葉であり,疾患ではないため,なぜ,その状態に陥っているのか,多様な背景とニーズを理解・分析し,個人に対峙することが必要である。現在,長期化するひきこもりが40〜50代となり,親の高齢化に伴い,本人のみならず,家族までもが,社会的に孤立し,生活が立ち行かなくなるケースも目立ちはじめている。これまで,我々が住む社会全体が,ひきこもりに対する関心や理解が乏しかったことは否めない。一方,超高齢化社会に際し問題となっている高齢者の閉じこもりは『外出頻度が週1回未満であり,要介護状態ではないこと』と定義され,社会的引きこもりとは同義ではない。昨今のコロナ禍における高齢者全体の外出頻度の低下により,フレイル予備群の増加が全国的な問題となっている。このように引きこもりや閉じこもりはいずれも可逆的な状態であるため,改善に向けた支援が重要であることは共通している。本稿は,第79回日本公衆衛生学会において日本公衆衛生学会メンタルヘルス・自殺対策委員会が企画したシンポジウム「年代別ひきこもりの課題,予防,対策」に登壇したひきこもり支援を行っている活動家やひきこもりの研究者が,公衆衛生の実地活動家や研究者に向けて取りまとめた知見である。(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者ロザリン・ヨン (秋田大学 大学院医学系研究科衛生学・公衆衛生学講座)ほか収載誌/巻号頁日本公衆衛生雑誌 (0546-1766)/69巻12号 p.923-930発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052704】(解説)
職場のメンタルヘルスをめぐる関連機関の現状(第74回) 公益社団法人日本看護協会の活動
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医中誌Web
著者奥村 元子(日本看護協会 労働政策部看護労働課)収載誌/巻号頁産業精神保健 (1340-2862)/30巻3-4号 p.298-303発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052699】(解説)
【コロナ禍で鮮明化した職場コミュニケーションの課題と支援方策-多職種による検討】職場のコミュニケーションの変化と対応 産業医の視点から
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医中誌Web
著者野崎 卓朗(三菱ケミカル 人事部産業医グループ)収載誌/巻号頁産業精神保健 (1340-2862)/30巻3-4号 p.256-260発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052698】(解説)
【コロナ禍で鮮明化した職場コミュニケーションの課題と支援方策-多職種による検討】大学という職場のメンタルヘルス コロナ禍の視点から
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医中誌Web
著者岡本 百合(広島大学保健管理センター)収載誌/巻号頁産業精神保健 (1340-2862)/30巻3-4号 p.251-255発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052697】(解説)
【コロナ禍で鮮明化した職場コミュニケーションの課題と支援方策-多職種による検討】米国と日本における職場コミュニケーションとメンタルヘルス(ケア)の最新事情
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医中誌Web
著者市川 佳居(レジリエ研究所)収載誌/巻号頁産業精神保健 (1340-2862)/30巻3-4号 p.239-245発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023052548】(解説)
【今こそ新人看護師支援を 移行期に教育機関ができること】東京慈恵会医科大学の新人看護師移行期支援 メンタルヘルス研修の紹介
抄録
<文献概要>新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第6波が緩んだ2022年7月、入職後3ヵ月を経過した就職1年目の100名あまりの新人看護師を対象に、筆者はメンタルヘルス研修を行いました[表]。新人看護師が体験する「リアリティショック」に注目し、同期入職の仲間との語りの共有の時間を設けながら、ストレスの要因・反応・対処、働く人のためのメンタルサポートリソースの紹介、ストレッチや呼吸法などの体験も盛り込みました。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者海老原 樹恵(東京慈恵会医科大学 医学部看護学科精神看護学)収載誌/巻号頁看護教育 (0047-1895)/63巻6号 p.692-694発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023051995】(会議録)
ポスト・コロナ時代に向けた自殺予防
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医中誌Web
著者衞藤 暢明(福岡大学)収載誌/巻号頁SST普及協会学術集会プログラム抄録集/26回 p.np9発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023051966】(解説)
【Withコロナ時代の災害対応-これからの災害保健活動を考える】新興感染症流行下における災害保健活動の在り方 健康危機管理における保健師の役割
抄録
<文献概要>厚生労働省による近年の保健医療分野における災害対応の施策および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のための施策、また、その背景にある課題と対応について解説する。さらにCOVID-19の教訓を踏まえ、健康危機管理において保健師に求められる役割等について述べる。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者五十嵐 久美子(厚生労働省健康局 保健指導室)収載誌/巻号頁保健師ジャーナル (1348-8333)/78巻6号 p.446-451発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023051800】(会議録)
慢性疾患と統合医療 新型コロナウイルス感染症罹患後症状(倦怠感、認知機能障害、および抑うつなどの精神症状)に対する統合医療的アプローチ
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医中誌Web
著者岡 孝和(国際医療福祉大学成田病院)収載誌/巻号頁日本統合医療学会誌 (2435-5372)/15巻3号 p.177発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023051614】(会議録)
COVID-19感染により手術介入を遅延せざるを得なかった下顎関節突起骨折の一例
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医中誌Web
著者日笠 紘志(苫小牧市立総合病院 歯科・歯科口腔外科)ほか収載誌/巻号頁口腔顎顔面外傷 (1347-9903)/21巻2号 p.45発行年月2022.10
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論文タイトル
【2023051474】(会議録)
フライトナースのCOVID-19に関連したメンタルヘルスの実態調査
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医中誌Web
著者宮崎 博之ほか収載誌/巻号頁日本航空医療学会雑誌 (1346-129X)/23巻2号 p.62発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023051048】(原著論文)
群馬大学小児科医師の会で働き方改革のために実施した勤務時間調査
抄録
群馬大学小児科医師の会全体の勤務実態やマンパワーを量るため、2019年9月から11月に会員個人の勤務時間を調査した。県内の三次医療機関49人、二次医療機関36人、その他の施設8人からデータが得られ、1週間の平均労働時間は65.6時間で、週60時間以上は67.7%、週80時間以上は32.3%であり、1週間の労働時間は男性が有意に長く、三次医療機関で長い傾向にあった。時間外の業務では当直、日直、入院診療などの患者や家族と直接対面する直接診療業務が80.9%を占めており、長時間勤務については連続28時間超がのべ34件、当直明け後のインターバル18時間未満が32件、当直明け以外でインターバル9時間未満は6件であったが、全体の93.4%の医師が仕事にやりがいを感じていると回答した。今回の調査により、新型コロナウイルス感染症流行前の小児科医の勤務実態を把握できた。
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医中誌Web
著者松井 敦(前橋赤十字病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁日本小児科学会雑誌 (0001-6543)/126巻11号 p.1517-1523発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023050550】(解説)
ハートチームの現状と将来 小倉記念病院におけるハートチームの現状と将来 外科医側からの視点
抄録
多職種で構成されたハートチームでの治療方針決定が安全かつ有効と言われている.経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)の適応が外科的ハイリスクからローリスクへ拡大されゲートキーパーとしての外科医の役割が減る一方で,透析患者への適応拡大やTAVRの解剖学的ハイリスク症例も増え,新たな議論が必要となっている.しかし近年,働き方改革とコロナウイルスによる3密回避でハートチームのコミュニケーション不足が危惧されたため,各部署にアンケート調査を行ったところ,多くのメンバーはハートチームが必要で有効に機能していると感じていた.制約が増えたものの,各部署との良好なコミュニケーション維持が大切と思われた.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者新井 善雄(平成紫川会小倉記念病院 心臓血管外科)収載誌/巻号頁日本臨床麻酔学会誌 (0285-4945)/42巻7号 p.606-611発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049896】(原著論文)
【新型コロナウイルス感染症におけるセルフケアに関する研究の動向】新型コロナウイルス感染症流行時におけるメンタルヘルスとセルフケアのスコーピングレビュー
抄録
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症流行時におけるメンタルヘルスとセルフケアについて、先行研究からエビデンスや主要な概念の特定を行うスコーピングレビューを、PubMed、CINAHL、Web of Scienceを用いた検索(2022年4月18日実施)から得られた11編を対象に実施した。11編中、5編が観察研究(4編は横断研究)、6編が実験および準実験研究(無作為化比較試験2編など)であった。COVID-19の影響を受けるメンタルヘルスに関連したレビューから抽出された研究の着眼点となる概念は、長期間にわたる日常生活行動の制限がもたらすストレスやウイルス感染への恐怖、あるいはその影響で出現した不安、抑うつという症状であった。今回のレビューでは、この問題に対して個人の対処能力を高めることに重点が置かれ、専門的なスキルを身につけさせることや、対象者の自己管理能力を強化することが共通していた。また、高齢者、学生、妊産婦を対象とした調査では、個々のレジリエンスや適切なコーピング行動を強化することで適応能力や幸福感、精神的健康を増加させることが特定された。
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医中誌Web
著者上野 恭子(順天堂大学 大学院医療看護学研究科)ほか収載誌/巻号頁PASセルフケアセラピィ看護学会誌 (2435-2403)/4巻 p.60-66発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023049895】(解説)
【新型コロナウイルス感染症におけるセルフケアに関する研究の動向】新型コロナウイルス感染症患者をケアする看護職者の不安・うつの実態と介入方法
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医中誌Web
著者千葉 理恵(神戸大学 大学院保健学研究科看護学領域)ほか収載誌/巻号頁PASセルフケアセラピィ看護学会誌 (2435-2403)/4巻 p.54-59発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023049894】(解説)
【新型コロナウイルス感染症におけるセルフケアに関する研究の動向】新型コロナウイルス感染症拡大下における看護系大学-病院-地域の連携
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医中誌Web
著者山岡 由実(神戸市看護大学)収載誌/巻号頁PASセルフケアセラピィ看護学会誌 (2435-2403)/4巻 p.50-53発行年月2022.10
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【2023049890】(解説)
COVID-19で疲弊した看護職者への本学会としての相談支援
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医中誌Web
著者宇佐美 しおり(四天王寺大学 看護学部)収載誌/巻号頁PASセルフケアセラピィ看護学会誌 (2435-2403)/4巻 p.21-25発行年月2022.10
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【2023049726】(解説)
外国人医療支援 言語の壁や食文化への配慮
抄録
外国人への医療支援には公用語としての英語表記の説明書や翻訳ツールでの対応だけではなく,患者の言語圏や食文化への理解によるコミュニケーションも必要であることを3事例から述べた。事例1:30歳代ドイツ人男性(口腔内灼熱症候群),事例2:60歳代イタリア人男性(大動脈弁置換術後の抜歯例),事例3:20歳代ベトナム人の男女各1名(COVID-19ワクチン被接種者)。いずれも強い不安を訴えていたが,患者の母国語等での用語の使用や郷土食の美味しさ想起させる(事例3におけるフォー)ことで不安を和らぐことができた。フォー:pho(ベトナム語)(著者抄録)
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医中誌Web
著者瀧田 正亮(大阪府済生会中津病院 歯科口腔外科)ほか収載誌/巻号頁大阪府済生会中津病院年報 (0918-5771)/32巻2号 p.216-219発行年月2022.03
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論文タイトル
【2023049646】(解説)
オープンダイアローグの有効性とコロナ禍での応用可能性
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医中誌Web
著者斎藤 環(筑波大学 医学医療系社会精神保健学)収載誌/巻号頁日本こころの安全とケア学会誌 (2435-2004)/4巻1号 p.28-36発行年月2022.11
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【2023049279】(原著論文)
COVID-19感染者が救われたと感じた言葉掛けやサポート 軽症者等療養施設入所中の療養者への調査から
抄録
軽症者等療養施設(宿泊施設)に入所中の新型コロナウイルス感染症患者が救われたと感じた言葉掛けやサポートを、著者らが看護業務に従事した兵庫県下に設置された4つの宿泊施設に入所した16歳以上の患者へのアンケート調査から検討した(有効回答107名)。調査は令和3年1月26日から2月28日までの第3波の期間に行った。その結果、宿泊施設に入所した感染者は、自身の病状以上に家族や職場等の周囲への影響に不安を感じており、「家族・友人・職場」から受けた【休息を促し心身を気遣う言葉掛け】【罪悪感を和らげる言葉掛け】【メール等での継続的なやりとり】などが救いとなっていた。また、感染したことを知られたくないために周囲に相談できず、必要な情報を得られないことで不安が増大しており、医療者から受けた気持ちが楽になった、救われたように感じたサポートとして、【体調の把握や確認と症状経過の説明】【保健所(保健師)からの毎日の電話】といった「具体的な対応」や、【安心できる口調での会話と傾聴】【不安への気遣いと対応】などの「精神面への配慮」が挙げられた。
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医中誌Web
著者高田 大樹(兵庫県立加古川医療センター)ほか収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.56-59発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049277】(解説)
【コロナで増える休職・退職◆保健師のメンタルヘルスをまもりたい】東京都多摩府中保健所の取り組み 「コロナ禍は災害」の認識の下保健師のメンタルヘルスケアを推進
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医中誌Web
著者河西 あかね(東京都多摩府中保健所 地域保健推進担当課)収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.44-49発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023049276】(解説)
【コロナで増える休職・退職◆保健師のメンタルヘルスをまもりたい】埼玉県の取り組み 新型コロナ対策を担う保健師へのエール 仲間とのつながりを力に
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医中誌Web
著者谷戸 典子(埼玉県総務部)収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.40-43発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023049275】(解説)
【コロナで増える休職・退職◆保健師のメンタルヘルスをまもりたい】COVID-19対応に追われる保健所職員のメンタルヘルスについて
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医中誌Web
著者臼倉 瞳(東北学院大学 教養学部人間科学科)収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.34-38発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049274】(解説)
【コロナで増える休職・退職◆保健師のメンタルヘルスをまもりたい】コロナ禍で戦う支援者の心理的支援 モラルの視点を踏まえて
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医中誌Web
著者氏原 将奈(淑徳大学)ほか収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.30-33発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049273】(座談会)
【コロナで増える休職・退職◆保健師のメンタルヘルスをまもりたい】コロナで辞める?辞めない? 退職者を囲む約60人の大座談会
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医中誌Web
著者陣立 良太(神奈川歯科大学 短期大学部)ほか収載誌/巻号頁地域保健 (2424-0826)/53巻6号 p.8-21発行年月2022.11
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論文タイトル
【2023049230】(解説)
身体疾患とうつ病 各種疾患・病態におけるうつ病・気分障害の合併の実情 微熱とうつ病
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医中誌Web
著者岡 孝和(国際医療福祉大学 医学部心療内科学)収載誌/巻号頁Depression Journal (2187-5960)/10巻3号 p.84-85発行年月2022.12
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論文タイトル
【2023049224】(解説)
【頭痛を訴える子どもに向き合う】コロナ禍における子どもの心身不調
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医中誌Web
MedicalOnline
著者澤田 なおみ(国立成育医療研究センター研究所 社会医学研究部)収載誌/巻号頁チャイルド ヘルス (1344-3151)/25巻11号 p.839-842発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023048012】(原著論文)
【ウィズコロナ時代の公衆衛生活動】コロナ禍における医療従事者等の心のケア活動について
抄録
石川県内の新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した病院の職員を対象に実施した、コロナ禍における医療従事者等の心のケア活動について報告した。対象者に自己記入式症状評価尺度を配布し、スクリーニングを実施した。次に、スクリーニングで高得点の職員に対してカウンセリングを行った。医療従事者等のストレス要因としては、自分の家族の感染の不安や業務負担の増大などの要因よりも、自分や家族への偏見・差別・誹謗中傷が非常に強いストレス要因となっていた。「自分自身への偏見、差別、誹謗中傷よりも、家族への偏見、差別、誹謗中傷の方がもっと辛い」と多くの対象者が涙を流して語った。上司からの労いや感謝の言葉、速やかで正確な感染情報の共有のための病院の体制、現場の職員の意識を吸い上げる仕組みなど、医療従事者等のストレス緩和の取り組みを行っていくことが必要であることが示唆された。
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医中誌Web
著者角田 雅彦(石川県こころの健康センター)ほか収載誌/巻号頁北陸と公衆衛生 (0288-7649)/68号 p.6-8発行年月2022.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023047840】(解説)
【Withコロナ時代の家族看護〜面会制限下での新たな家族ケア〜】(Part 1)COVID-19が家族に及ぼす影響と家族ケアの実際 COVID-19発症に伴う家族ケア 面会制限下における「あいまいな喪失」への支援
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医中誌Web
著者松本 啓子(東京北医療センター 看護部)収載誌/巻号頁看護技術 (0449-752X)/68巻11号 p.1076-1079発行年月2022.10
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【2023047691】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症に従事する職員のストレスとワークエンゲージメントに関する実態調査
抄録
2020年以降、医療従事者のストレスに関する調査が数多く報告されている。その中で、医療従事者は社会的な偏見や差別などを受け、精神的負担を強く受けていたことが明らかになっている。当院においても、コロナ禍以降、様々な制約や制限により慢性的なストレス状態にあることが懸念された。そこで、COVID-19に特化したストレス尺度であるTMDPとPHQ-9、GAD-7、PSS-10とWEスコアをアンケート調査により測定し実態を明らかにした。その結果、各尺度ともに先行研究のカットオフ値を大きく上回り、中等度〜重度を示す値となった。一方でワークエンゲージメントに関しては大きく減少していないことが明らかになった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山田 恭子(加古川市民病院機構加古川中央市民病院 教育支援センター)ほか収載誌/巻号頁加古川市民病院機構学術誌 (2189-1567)/11巻 p.37-40発行年月2022.08
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論文タイトル
【2023046414】(総説)
職場における熱中症の現状と予防対策
抄録
日本の職場における2021年の熱中症の死亡災害件数は20件で、COVID-19による件数を除き業務上疾病による死亡災害で最多を占めた。労作性熱中症がほとんどで、建設業、製造業等の高温多湿な職場で発生し、暑熱未順化者が多かった。夏の労働環境が厳しくなる中で熱中症による死亡災害を無くすには、熱中症発症の危険因子を理解し、環境・作業・衣服のリスクを評価した上で効果的なリスク低減対策を実践することが重要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者川波 祥子(産業医科大学産業医学実務研修センター)収載誌/巻号頁産業医学レビュー (1343-6805)/35巻2号 p.91-107発行年月2022.09
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論文タイトル
【2023045565】(解説)
クリニックでのオンライン診療とバイオフィードバックの可能性
抄録
COVID-19による感染症対策として隔離や自粛などが実際されるに伴い,オンライン診療やオンラインカウンセリングなどの遠隔医療が広がりつつある.コロナ禍でも身体的・心理的な治療やケアを必要としている人達にとっては,このようなオンラインでの診療やカウンセリングなどの遠隔によるアプローチは,対面での治療が難しい場合でも医療サービスへのアクセスを維持することができる.しかし,これらの遠隔医療においては,生理学的検査などによる身体のリアルタイム情報は,現状ではほとんど利用できていない.本稿では,遠隔医療においてバイオフィードバックを併用することによる利点について,3つの臨床実践例を提示しながら述べる.1)スマホアプリと連動した,酸素飽和度を測定するパルスオキシメータによる心拍変動バイオフィードバックは,自律神経バランスを整えることで,コロナ禍でのストレス軽減や免疫機能のサポートが期待できる.また,「無症候性低酸素症」の早期発見により,COVID-19の症状の進行や重症化の予防も可能となる.2)米国小児科学会が,レベル1のエビデンスがあるADHDの治療法として推奨している「脳波バイオフィードバック(ニューロフィードバック)」においては,セッション回数が多いため,簡易脳波測定装置を使ったホームトレーナーによる自宅での遠隔セッションも併用することで効果を上げている.3)仮想現実(VR)を用いた不安や恐怖に対する遠隔セッションでは,交感神経系の興奮を示す皮膚コンダクタンスも同時測定することで,VRによるストレス場面の曝露強度を調節することができる.バイオフィードバックを併用したVRは,認知行動療法などの心理療法を組み合わせることでさらなる効果が期待できる.バイオフィードバックやVRを用いたオンライン診療/セラピーは,コロナ禍の最中だけでなく,パンデミックが終焉した後においても,さまざまな場所や条件下で有効なアプローチとなると考えられる.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者竹林 直紀(ナチュラル心療内科)ほか収載誌/巻号頁バイオフィードバック研究 (0386-1856)/48巻2号 p.59-66発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2023045433】(会議録)
コロナ禍における保育士の心と体の健康に関する研究
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医中誌Web
著者向笠 京子(洗足こども短期大学)収載誌/巻号頁日本保健医療行動科学会学術大会プログラム・抄録集/36回 p.32発行年月2022.06
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045175】(解説)
コロナ禍における働き方改革-新しい働き方- With Corona時代の働き方改革 現行と発展
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医中誌Web
著者田中 良英(横須賀共済病院 診療部)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻2号 p.161-163発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045174】(解説)
コロナ禍における働き方改革-新しい働き方- 睡眠遠隔医療のあり方を働き方改革の視点で再考する
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医中誌Web
著者富田 康弘(国家公務員共済組合連合会虎の門病院 睡眠呼吸器科)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻2号 p.158-160発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045173】(解説)
コロナ禍における働き方改革-新しい働き方- 浜の町病院の医師の働き方改革への対応
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医中誌Web
著者中山 浩(浜の町病院)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻2号 p.153-157発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045172】(解説)
コロナ禍における働き方改革-新しい働き方- コロナ対応ユニット運営の立ち上げから今日まで 現状と課題
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医中誌Web
著者渥美 綾子(呉共済病院)ほか収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻2号 p.150-152発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045171】(解説)
コロナ禍における病院経営・病院運営-今、私たちがすべきこと- コロナ禍での看護部の取り組みと今後の課題
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医中誌Web
著者井ノ口 美和(国家公務員共済組合連合会浜の町病院 看護部)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/71巻2号 p.146-149発行年月2022.05
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2023045044】(原著論文)
個人と職場レベルの身体活動が労働者のメンタルヘルスに与える影響 マルチレベル分析を用いた大規模職域コホート研究
抄録
多業種を含む労働者68077人の健康診断データを用いて、個人の身体活動が所属する職場によってどの程度規定されるのかについて検討した(研究A)。次に、インターネット調査パネルを用いて、関東地方在住の20〜70歳2400人を対象に、COVID-19流行後における労働者の身体活動変化と、そのメンタルヘルスへの影響を明らかにした(研究B)。研究Aの結果、個人の運動習慣および歩行は所属する職場によって有意に規定され、その程度は約2〜4%であった。職場単位の身体活動とメンタルヘルスとの関連について検討した結果、個人の身体活動を含むその他の背景要因が同程度でも、運動習慣が多い職場に所属する労働者では、そうでない職場に所属する労働者よりもメンタルヘルスが有意に良好であった。研究Bの結果、COVID-19が国内で流行する以前である2020年2月時点に比べ、労働者・非労働者ともメンタルヘルスは悪化したことが明らかとなった。30分以上歩行する者の割合は、労働者では減少する一方、非労働者では変化が認められなかった。これは、感染予防を目的とした不要不急の外出自粛に加え、労働者では特にテレワーク等により通勤中の身体活動が減少したことが寄与したと考えられた。
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医中誌Web
著者菊池 宏幸(東京医科大学 公衆衛生学分野)ほか収載誌/巻号頁若手研究者のための健康科学研究助成成果報告書/36号 p.27-35発行年月2022.04
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