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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

心理的影響に関する文献

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(SARSコロナウイルス-2/TH or COVID-19/TH or COVID-19/AL or (コロナ/TA and DT=2020:2024)) and (精神的ケア/TH or 怒り/TH or 恐怖/TH or 罪悪感/TH or 不安/TH or 行動症状/TH or 逃避反応/TH or 治療アドヒランスとコンプライアンス/TH or 悲観性/TH or 防衛機制/TH or カウンセリング/TH or 心理的ストレス/TH or ストレス障害-心的外傷性/TH or アンガーマネージメント療法/TH or メンタリング/TH or 患者心理/TH or 精神保健/TH or 労働衛生/TH or 睡眠/TH or メンタルヘルス/AL or カウンセリング/AL)

2024年4月16日更新

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【Y313070002<Pre 医中誌>】(原著論文)
幼稚園におけるオンラインを用いた新たな子育て相談の実践研究
抄録
コロナ禍で未就学児への虐待対応件数が増加している。この問題の予防策として,オンラインを用いた子育て相談(オンライン子育て相談)と対面式子育て相談(対面相談)を併用する新たな子育て相談体制を構築した。2020年度~2021年度の2年間,幼稚園にて実践した。第一の目的は,対面相談とオンライン子育て相談の方法の違いによって利用件数,相談内容に違いがあるか否かを検討することであった。2年間全体,および2020年度と2021年度ともに,園全体で,オンライン子育て相談よりも対面相談の利用が有意に多い傾向が確認された。相談内容に関しては,2年間を通じて,相談方法にかかわらず,子どもの性格・情緒に関する相談が多かった。第二の目的は,オンライン子育て相談の利用者4名を対象にアンケート調査を実施し評価を収集し,オンライン子育ての機能と課題を明らかにすることであった。その結果,オンライン子育て相談を利用した全員が「話しやすかった」「今後もまた使いたい」と肯定的に評価していた。本研究の課題として,1園における実践であること,オンライン子育て相談の方法に課題が残されていることと,その改善のための工夫が考察された。(著者抄録)
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著者藤枝 静暁(埼玉学園大学)収載誌/巻号頁カウンセリング研究 (0914-8337)/56巻2号 p.55-67発行年月2023.12
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【Y308050005<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19パンデミックが当院で出産した母親の産後1ヵ月時メンタルヘルスに及ぼす影響
抄録
【目的】COVID-19パンデミックが、当院で出産した母親の産後1ヵ月時メンタルヘルスに及ぼす影響について明らかにする。【方法】当院の産後1ヵ月健診に来院した母親140名を対象に、EPDSに回答してもらい、COVID-19パンデミックの母親自身と家族への影響について個別面談を行った。母親の属性とEPDSの関連について統計学的分析を行うとともに、面談内容の質的分析を行った。【結果】EPDS9点以上の陽性者は22名(15.7%)であった。先行研究で産後うつ病のリスク因子とされている初産は76名(54.3%)、精神疾患既往がある者は13名(9.3%)、緊急帝王切開術をうけた者は28名(20.0%)であった。これらの因子とEPDS得点の関連は認めなかった。また、COVID-19パンデミックの母親自身と家族への影響として【夫や子どもの感染への不安】など15のカテゴリーが得られた。コロナ禍においてリスクの有無にかかわらず、抑うつ傾向が高くなっていることが示唆された。また、母親が感染や、生活の変化、人との接触を避ける行動で不安やストレスを抱えていることが明らかとなった。(著者抄録)
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著者鴨下 香織(愛知医科大学病院)ほか収載誌/巻号頁愛知母性衛生学会誌 (0917-0162)/40号 p.50-57発行年月2022.12
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【Y306400032<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナのメンタルヘルスを支える-妊産婦への認知行動療法の実装- 周産期女性への相談・支援における心理師によるCBTの可能性 妊産婦のための"くじらコミュニケーション"の開発
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著者横山 知加(国立精神・神経医療研究センター/認知行動療法センター)収載誌/巻号頁日本助産学会誌 (0917-6357)/37巻37 p.S52-S53発行年月2023.12
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【Y306400031<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナのメンタルヘルスを支える-妊産婦への認知行動療法の実装- 周産期の父親のメンタルヘルス不調へのテキストメッセージを用いた介入研究
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医中誌Web
著者中嶋 愛一郎(地の塩会なかまクリニック)収載誌/巻号頁日本助産学会誌 (0917-6357)/37巻37 p.S52発行年月2023.12
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【Y306400030<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナのメンタルヘルスを支える-妊産婦への認知行動療法の実装- 助産師による認知行動療法を活用したプログラムと実装への試み
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医中誌Web
著者岡津 愛子(日本赤十字豊田看護大学)収載誌/巻号頁日本助産学会誌 (0917-6357)/37巻37 p.S52発行年月2023.12
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【Y306400029<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナのメンタルヘルスを支える-妊産婦への認知行動療法の実装- 周産期女性への相談支援において取り入れられる認知行動療法的アプローチ
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医中誌Web
著者蟹江 絢子(東京大学/こころの発達診療部)収載誌/巻号頁日本助産学会誌 (0917-6357)/37巻37 p.S51発行年月2023.12
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【Y306220009<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍で変わる職域のメンタルヘルス対応 職域における神経発達症の労働者への対応
抄録
本稿は,第41回日本社会精神医学会シンポジウム9「コロナ禍で変わる職域のメンタルヘルス対応」にて,筆者が上記演題で発表した内容に一部分を追記したものである。筆者は一部上場企業での産業医の経験もあり,現在は精神科臨床の現場で働いている。双方の経験から,神経発達症の方がコロナ禍においてどのような影響を受けたのか,そして見えてきた医療従事者としての課題を共有したい。(著者抄録)
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著者小西 勇輝(産業医科大学 精神医学)収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/33巻1号 p.96-99発行年月2024.02
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【Y306220008<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍で変わる職域のメンタルヘルス対応 強迫症からみるコロナ禍における産業メンタルヘルス
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響は,一般における不安やうつ,恐怖の増大,あるいは心的外傷後ストレス障害,睡眠障害,そして強迫症状の有症率の増加に関わりうる。また,COVID-19パンデミックが強迫症(OCD)患者の症状増悪の契機ともなるため,強迫症状を呈する従業員には,職域においてこの影響を考慮した支援内容を策案する必要がある。しかし,強迫症状を呈する集団全体が必ずしもOCDに罹患した患者というわけではない。特にCOVID-19に感染することへの恐怖感と汚染に関する強迫観念,外出自粛と回避行動,正常範囲の手洗いの徹底と洗浄行為など,心理や行動様式の類似・重複から,正常な感染症対策と強迫症状の混同が生じている可能性がある。このため,正確な診断や評価などの個別アプローチとともに,COVID-19パンデミックに関する正しい情報の共有,不安や不確実性への向き合い方など,各集団の特性に応じたメンタルヘルスケアが重要となる。(著者抄録)
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著者向井 馨一郎(兵庫医科大学 精神科神経科学講座)ほか収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/33巻1号 p.89-95発行年月2024.02
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【Y306220007<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍で変わる職域のメンタルヘルス対応 大阪における新型コロナウイルス感染拡大前後でのメンタルヘルス不調者の動向およびメンタルヘルス不調者への事業所の支援体制
抄録
大阪におけるメンタルヘルス不調(以下,MH不調)者などに対する事業所の支援体制,緊急事態宣言前後におけるMH不調による長期休職者の動向を明らかにすることを目的として調査を行った。2021年12月10日と2022年1月13日に,大阪府下の従業員数150人以上の2,552事業所にwebアンケートへの協力依頼書を郵送し,計263事業所が回答した(回収率10.3%)。全事業所のうち,75%が私傷病による病気休暇制度を設けており,96%が私傷病による休職制度を設けていた。私傷病休業で通算取得可能な最大休業期間について「12ヵ月」「18ヵ月」「24ヵ月」が約半数を占めた。「職場復帰支援の手引き」に沿った復職支援,復職面談時の活動記録表の利用,上司を対象としたLINEによるケア,就労者自身を対象としたセルフケア研修などは未だ不十分であり,更なる啓発が必要であると考えられた。新たに発生したMH不調による30日以上の休職者数について,2019年度では計278名,2020年度では計212名で増加はみられず,うつ病,うつ状態が最も多く,ついで適応障害であった。増加していなかった理由として,(1)そもそも就労者のMH不調は著明には増加していない可能性,(2)コロナ禍において就労環境が大きく変化し就労者が不安や抑うつなどと関連しうる職業性ストレスが変化した可能性,(3)本研究でも約半数の事業所が導入したリモートワーク導入によるメリットが関与した可能性,(4)感染拡大の防止のため直接的な対人接触が減少したことが関与した可能性,などが考えられた。(著者抄録)
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著者出口 裕彦(大阪公立大学 大学院医学研究科神経精神医学)ほか収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/33巻1号 p.81-88発行年月2024.02
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【Y305020136<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ罹患後症状のメンタルヘルスとその対処法について
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著者久我 弘典(国立精神・神経医療研究センター/認知行動療法センター)収載誌/巻号頁日本認知療法・認知行動療法学会プログラム・抄録集/23回 p.210発行年月2023.11
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【Y301090007<Pre 医中誌>】(解説)
【様々な世界で期待に応える術と心得】大学生の支援で精神科医が期待に応えるための覚え書き
抄録
モラトリアムにある大学生は,自由を享受できるが精神危機にも陥りやすく,メンタルヘルスが良好な大学生ばかりとは限らない。COVID-19パンデミック発災直後,外国旅行から帰国した学生によりクラスターが発生したり,活動性の高い学生が感染拡大させているなど,モラトリアムであるがゆえに批判される対象にもなった。大学生の自殺率が増加したことからも学生のメンタルヘルスの悪化が危惧され,大学生のメンタルヘルス支援は今まで以上に必要である。しかし,大学には精神医学に馴染みのある教職員が多いとは限らないため,精神科医にはアドバイスを求められることが多い。その期待に応えることを目的とする覚え書きを記す。(著者抄録)
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著者野田 哲朗(東布施野田クリニック)収載誌/巻号頁精神科治療学 (0912-1862)/39巻2号 p.171-176発行年月2024.02
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【Y228120016<Pre 医中誌>】(会議録)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 指定発言(2) コロナ禍における医療従事者のストレスとその評価
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著者渡邊 衡一郎(杏林大学 医学部精神神経科学)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.38-39発行年月2024.02
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【Y228120015<Pre 医中誌>】(会議録)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 指定発言(1)
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著者久我 弘典(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.37-38発行年月2024.02
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【Y228120014<Pre 医中誌>】(会議録)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 オンライン相談対応の実際
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著者駒沢 あさみ(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.36-37発行年月2024.02
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【Y228120013<Pre 医中誌>】(解説)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 ココロボにおける心理的初期介入方法の開発と運用
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著者中尾 智博(九州大学 大学院医学研究院精神病態医学分野)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.33-36発行年月2024.02
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【Y228120012<Pre 医中誌>】(会議録)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 メンタル不調をチャットボットが支える 認知行動変容アプローチの応用
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著者菊地 俊暁(慶応義塾大学 医学部精神・神経科学教室)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.31-33発行年月2024.02
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【Y228120011<Pre 医中誌>】(会議録)
KOKOROBO(ココロボ)によるコロナ禍でのメンタルヘルス不調者の支援 KOKOROBO(オンラインメンタルヘルスケアシステム)の概略
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著者藤井 猛(国立精神・神経医療研究センター病院 精神科)収載誌/巻号頁認知療法研究 (1883-2296)/17巻1号 p.29-31発行年月2024.02
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【Y209290009<Pre 医中誌>】(原著論文)
当院におけるエジンバラ産後うつ病質問票高得点群のリスク要因の検討
抄録
【背景】妊娠中や産褥期はホルモン因子や社会的環境因子の影響などにより精神的な変調をきたしやすい状態であり,とくに産後間もない時期の褥婦に対する対応が周産期,産褥期のメンタルヘルスにとって重要である.また産後うつ病は産褥の10~15%と高い罹患率であり,早期にその兆候がないか同定し,治療を開始していくことが重要である.産後うつ病の症状を発見するためのスクリーニングとして,エジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale:EPDS)が国際的に活用されている.当院では産後1ヵ月健診に合わせて褥婦全例にEPDSを行っている.【目的】当院における産後1ヵ月健診時のEPDS高得点のリスク因子を解析し,産後うつ病のハイリスク群として妊娠中や産褥早期から介入を行うべき要因を検討する.【方法】当院で2019年4月から2021年3月までに施行したEPDSを使用したスクリーニングにおいて得点の高かった(区分点8/9点)褥婦を対象として,その産科的要因および社会的背景に関して多要因にわたり比較・検討した.【結果】年齢,不妊治療の有無,精神疾患の既往歴の有無,分娩経過異常などによる差は認めなかったものの,初産婦,特定妊婦でEPDSが高かった.また新型コロナウイルス感染症がEPDSに及ぼす影響について検討したが,第1回緊急事態宣言の前後での比較で差を認めなかった.【考察】当院では初産婦,特定妊婦で産後1ヵ月健診時でのEPDSが高得点であった.妊娠中や産褥早期からこれらの対象に介入を行っていくことで産後うつ病のリスクを低下させる可能性があると考えられた.しかし患者ごとに妊娠・分娩経過,社会的背景などの因子はさまざまであり,時間経過と共に変化するため,産後1ヵ月健診時のEPDSのみでのリスクの抽出は限界があり,今後さらなる検討が望まれる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者山下 由佳(町田市立町田市民病院 産婦人科)ほか収載誌/巻号頁日本女性医学学会雑誌 (2185-8861)/31巻2号 p.310-316発行年月2024.01
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【Y206370002<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症流行下におけるバス事業労働者のメンタルヘルスと新型コロナウイルス恐怖および雇用の不安定性との関連
抄録
目的:COVID-19第2波流行時におけるバス事業労働者のメンタルヘルスと新型コロナウイルス恐怖,雇用の不安定性との関連性を明らかにすることである.対象と方法:2020年9月に,東海地方の私鉄系バス会社3社の従業員1,889名を対象に無記名自記式質問紙を配布した.調査項目は,抑うつ,不安,新型コロナウイルス恐怖,雇用の不安定性,基本属性,労働属性である.従属変数を抑うつ,不安,独立変数を新型コロナウイルス恐怖,雇用の不安定性,基本属性,労働属性としたロジスティック回帰分析を行った.結果:回収した調査票のうち,精神疾患の既往あり等を除いた1,316名を分析対象とした(有効回答率69.7%).多重ロジスティック回帰分析の結果,抑うつのオッズ比は,新型コロナウイルス恐怖および雇用の不安定性の低群と比較して中群と高群で有意に高かった.また,不安のオッズ比についても,新型コロナウイルス恐怖および雇用の不安定性の低群と比較して中群と高群で有意に高かった.考察と結論:COVID-19第2波流行時のバス事業労働者において,新型コロナウイルス恐怖および雇用の不安定性はそれぞれ抑うつと不安のリスク因子であることが明らかになった.さらに雇用の不安定性が新型コロナウイルス恐怖よりも抑うつ,不安に対するリスク要因としてより高いリスク要因であることが明らかになった.エッセンシャルワーカーであるバス事業におけるメンタルヘルス対策としては,十分な感染対策の徹底と,労働者の雇用の不安定性に対する対策を同時に進めることが重要と考える.(著者抄録)
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医中誌Web
PubMed
Crossref
MedicalOnline
著者赤川 景子(豊橋鉄道)ほか収載誌/巻号頁産業衛生学雑誌 (1341-0725)/66巻1号 p.15-25発行年月2024.01
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【Y202370003<Pre 医中誌>】(解説)
新たなデバイスを活用した早期介入~早期介入の港をより近くに~ ICTを活用した学校拠点のメンタルヘルスケアサービス
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延という未曾有の危機により、三密の回避、マスクの常用など、いわゆる「新しい生活様式」が若者に広く求められた。また、繰り返される緊急事態宣言により、これまで当然にあった学校生活を過ごせなくなった。このような変化が子ども・若者のメンタルヘルスに与える影響は少なくなく、事実、2020年に自殺した児童生徒は統計のある1980年以降最多の479名であった。他方、2022年度から施行された新学習指導要領に「精神疾患の予防と回復」が加わり、学校を拠点にしたメンタルヘルスの向上への取り組みが始まった。正しい精神疾患の知識を獲得したうえで、次に重要になるのは、子ども・若者が心身の不調時に正しく速やかに援助希求行動が取れる環境整備になる。このような社会課題は本邦に限られたことではなく、諸外国では学校を拠点にしたメンタルヘルスケアモデルが社会実装し一定の効果を示している。ここでは、本邦の教育・医療の環境変化や学校保健の特徴を考慮したうえで、諸外国での事例を参考に、筆者らが取り組む学校を拠点に遠隔医療を活用したメンタルヘルスケアサービスを紹介し、子ども・若者を取り巻く環境を諸家の知見を交えながら概観し、子ども・若者がより健やかに成長できる社会について考えていきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者関崎 亮(Welcome to talk)収載誌/巻号頁予防精神医学 (2433-4499)/7巻1号 p.18-25発行年月2022.
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【Y201160002<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19の影響下における軽症内因性うつ病について 当惑・困惑Ratlosigkeitの精神病理を再考する
抄録
COVID-19パンデミックという状況下(以下,パンデミック下)で,発熱を契機として精神科受診に至った軽症内因性うつ病の2症例を提示し,それらの症状及び精神病理について考察した。パンデミック下においては身体症状及びそれらへの不安が,平時に比し了解的に捉えられやすく,そのために軽症の内因性うつ病が見落とされる可能性がある。Watts,C.A.H.は軽症内因性うつ病の特徴として,体験の異質性と当惑を指摘しており,本邦では松浪が内因性うつ病の軽症型である「現代型うつ病」の病像の特徴について論じる中で「当惑感」や「異質性の感覚・病感」について記述している。これらの「当惑感」や「異質性の感覚」の精神病理及び診断的意義について,Jaspers,K.の「急性精神病の発病に対する了解的態度(困惑,変化の意識)」,「抑うつ困惑melancholische Ratlosigkeit」などを参照したうえで論考を試みた。2症例のうち1例は表情が自然で会話も流暢であり診断が容易ではなかったが,これらの「当惑感」や「異質性の感覚」が見立ての端緒となり,内因性うつ病を想定した治療導入が可能となった。その多くが治療可能である内因性うつ病を見落とさないことの重要性は普段の臨床においても変わらないが,パンデミック下では患者の「了解不能な異質性の感覚への当惑・困惑」がより有用な端緒となりうると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者秋久 長夫(公立学校共済組合関東中央病院 メンタルヘルスセンター)収載誌/巻号頁臨床精神病理 (0389-3723)/44巻3号 p.231-245発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y201030019<Pre 医中誌>】(解説)
【ロスジェネを診よう】壮年期に多い問題 壮年期のメンタルヘルス
抄録
<文献概要>はじめに バブル崩壊後の不景気のなか,日本の未来に不安を抱えながら10~20代を過ごした「ロスジェネ世代」は,COVID-19パンデミックを経て,ますます先のみえない時代に40~50代を迎えている.本稿では,その年代のメンタルヘルスの特徴について概説してみたいと思う.
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者森屋 淳子(東急病院 心療内科)収載誌/巻号頁治療 (0022-5207)/106巻2号 p.186-190発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y125240004<Pre 医中誌>】(会議録)
妊産婦のメンタルヘルスへのアプローチ コロナ禍におけるわが国の妊産婦のメンタルヘルスに関する疫学的知見
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医中誌Web
著者津野 香奈美(神奈川県立保健福祉大学 大学院ヘルスイノベーション研究科)収載誌/巻号頁行動医学研究 (1341-6790)/28巻Suppl. p.29発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y125110026<Pre 医中誌>】(原著論文)
神経性やせ症入院例とCOVID-19流行
抄録
<文献概要>COVID-19流行による生活様式の変化は子どものメンタルヘルスに影響し,摂食障害における食行動の悪化も報告されている.当院小児科病棟に神経性やせ症を主診断として入院した児23人を対象とし,COVID-19の流行の影響を後方視的に検討した.年間発症者数は流行前2.64人/年,流行後3.63人/年であり1.38倍に増加した.発症時年齢は流行前13.0(11.0~15.0)歳,流行後12.5(10.0~14.0)歳であり,流行後で有意に低かった(p=0.036).
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医中誌Web
MedicalOnline
医書.jp_オールアクセス
著者森 和徳(長浜赤十字病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁小児科診療 (0386-9806)/87巻2号 p.231-235発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y124100016<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍・ポストコロナ時代の健康で活気ある職場づくり 職場のメンタルヘルス対策からウェルビーイング経営へ
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医中誌Web
MedicalOnline
著者川上 憲人(東京大学 大学院医学系研究科)収載誌/巻号頁交通医学 (0022-5274)/77巻3-4号 p.74発行年月2023.07
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論文タイトル
【Y122420004<Pre 医中誌>】(原著論文)
職場におけるコミュニケーション活性化プログラム・リーフレットの開発
抄録
【目的】近年,職場で働く勤労者の半数以上がメンタルヘルス不調を患い,その予防が重要な課題となっている(厚生労働省,2021)。加えて,最近では,新型コロナウイルスの影響によって働き方に変化が生じており,対面でコミュニケーションを行う機会が減少し,勤労者のメンタルヘルスを悪化させる要因となっている。本研究の目的は,職場におけるコミュニケーションを活性化させるために,簡易的かつ実践が容易なプログラムを紹介するリーフレットを開発し,リーフレット内に記述された複数の取り組みについて実現可能性および期待する効果を評価することである。【方法】研究1では,4種類の背景理論,すなわちポジティブ心理学,行動活性化,ミーニングフル・アクティビティ,およびコミュニケーション関連理論をもとにして,職場におけるコミュニケーションを活性化させる取り組みを紹介するリーフレットを開発した。つづいて,研究2では,勤労者108名を対象に,リーフレットに示した各取り組みの実行可能性,効果の予測,およびリーフレットの使いやすさを調べた。【結果】研究2の結果から,職場内の交流が盛んであると感じている人ほど,リーフレットの取り組みに実行可能性および効果の期待度が高かった。また,デスクワーク以外の業務を行っている勤労者は,多くの取り組みについての実践効果を高めに評価していた。【考察/結論】職場におけるコミュニケーションの活性化は,業務の効率化や離職率の低下などの肯定的な効果をもたらし,勤労者のメンタルヘルス問題の予防に役立つ。そのため,職場のコミュニケーション活性化を目的に様々な研修が行われてきた。しかし,これらの取り組みは,勤務時間内に特別に時間を割いて行うために実施が難しい。本研究では,実際に介入を行っていないなどいくつかの限界があるものの,職場のコミュニケーション活性化プログラムについての有効性を確認することができた。今後は,本研究の取り組みについて職場で実践するように奨励し,さらにその効果を検証したい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者各務 祐樹(早稲田大学 人間科学部)ほか収載誌/巻号頁ストレスマネジメント研究 (1348-5180)/19巻2号 p.33-45発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y119280006<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナの学生メンタルヘルス 大学でのICT授業環境と体調およびメンタルヘルスへの影響
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医中誌Web
著者田中 生雅(愛知教育大学 健康支援センター)収載誌/巻号頁全国大学保健管理協会東海・北陸地方部会報告書/令和5年度 p.22発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y119280005<Pre 医中誌>】(解説)
ポストコロナの学生メンタルヘルス COVID-19感染拡大に伴う大学生の「摂食障害傾向」への影響 インターネット質問票調査による分析
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医中誌Web
著者岡崎 玲子(福井大学 保健管理センター)収載誌/巻号頁全国大学保健管理協会東海・北陸地方部会報告書/令和5年度 p.18-21発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y119280004<Pre 医中誌>】(解説)
ポストコロナの学生メンタルヘルス COVID-19は大学生のメンタルヘルスに、いつ、どのように影響を与えたのか CCAPS-Japaneseを用いた経年比較
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医中誌Web
著者堀田 亮(岐阜大学 保健管理センター)収載誌/巻号頁全国大学保健管理協会東海・北陸地方部会報告書/令和5年度 p.15-17発行年月2023.
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論文タイトル
【Y116260017<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19パンデミックの3年間におけるUPI25番(死にたくなる)該当者の検討
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医中誌Web
著者高橋 友子(東京海洋大学越中島キャンパス保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/7巻 p.92発行年月2023.12
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論文タイトル
【Y116250012<Pre 医中誌>】(解説)
発達障害学生の学生相談に関する一考察 コロナ禍における高大連携を中心に
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医中誌Web
著者藤本 昌(全国大学生協共済生活協同組合連合会)収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.67-72発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250010<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における個別相談の対応方針と機関内連働 学生相談とメンタルヘルスの連携・協働
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医中誌Web
著者齋藤 憲司(東京工業大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.61-64発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250009<Pre 医中誌>】(原著論文)
ポストコロナにおける大学生の生活・健康・心理の状態
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医中誌Web
著者梶谷 康介(九州大学キャンパスライフ健康支援センター)ほか収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.56-60発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250008<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における学生相談室主導の修学支援TA(Teaching Assistant)サービスについて 地方国立大学の理工系キャンパスにおける実践
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医中誌Web
著者中澤 未美子(山形大学米沢キャンパス総合支援センター 学生相談室)収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.52-55発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250007<Pre 医中誌>】(解説)
ウィズコロナ時代の大学メンタルヘルス 遠隔面接は大学メンタルヘルス専門職に何を問うているのか?
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医中誌Web
著者田所 重紀(室蘭工業大学保健管理センター)収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.48-51発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250006<Pre 医中誌>】(解説)
ウィズコロナ時代の大学メンタルヘルス コロナ感染拡大がメンタルヘルスにどう影響したか 保健管理センターができること
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医中誌Web
著者岡本 百合(広島大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.45-47発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250005<Pre 医中誌>】(解説)
ウィズコロナ時代の大学メンタルヘルス ウィズコロナにおける大学メンタルヘルスについて考える
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医中誌Web
著者岡田 暁宜(名古屋工業大学保健センター)収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.41-44発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y116250001<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍の学生メンタルヘルス 「ふれる」ということをめぐって
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医中誌Web
著者内海 健(東京芸術大学保健管理センター)収載誌/巻号頁大学のメンタルヘルス (2433-2615)/5巻 p.10-14発行年月2023.03
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論文タイトル
【Y112400003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症対応に必要な看護マネジメント体制 一般社団法人日本看護管理学会新型コロナウイルス感染症対応整備事業部会活動を通して
抄録
目的:新型コロナウイルス感染症対応に必要な看護マネジメント体制を明確にする.方法:(1)看護管理者支援事業,(2)「新型コロナウイルス感染症対応のための応援派遣看護職受け入れ・応援派遣マニュアル(応援派遣マニュアル)」の作成,(3)コロナ禍における看護管理の課題に関するWEBセミナーを行った.結果:(1)一般社団法人日本看護管理学会内にNursing Management Assistance Teamを発足し,支援協力者登録78名,支援施設28施設,支援回数延べ43件であった.受援後アンケートで,17施設から回答があり,支援により安心感につながり,施設の課題や組織全体のマネジメントに積極的に取り組むことができた等と回答された.(2)39ページの応援派遣マニュアルを作成した.(3)地域別に全6回のWEBセミナーを実施した.WEBセミナーの全プログラムに出席したのは76名であり,出席者より新型コロナウイルス感染症対応にあたり,組織一丸となって取り組むこと,職員のメンタルヘルス,事前の準備や地域で相互に協力しあえる関係づくりの大切さ等が語られた.考察:以上より,組織を超えた看護管理者を支援する体制整備の必要性が示唆された.身近な組織を超えた看護管理者同志のネットワークを構築すること,応援派遣マニュアルを活用した応援派遣可能な体制を構築することが必要である.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE
著者叶谷 由佳(日本看護管理学会 新型コロナウイルス感染症対応看護マネジメント体制整備事業部会)ほか収載誌/巻号頁日本看護管理学会誌 (1347-0140)/27巻1号 p.247-258発行年月2023.
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論文タイトル
【XC21470163<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における新人教育の質の担保と離職防止への取り組み 集合研修の再構築と継続的リフレッシュ・メンタルヘルス企画の効果
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医中誌Web
著者新町 咲子(公立学校共済組合九州中央病院)ほか収載誌/巻号頁日本看護管理学会学術集会抄録集/27回 p.224発行年月2023.07
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論文タイトル
【XC21470096<Pre 医中誌>】(会議録)
医療従事者へのメンタルヘルス支援と看護管理者の役割 新型コロナウイルス感染症がもたらしたものを乗り越えるために
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医中誌Web
著者中薗 明子(慈愛会笹貫訪問看護ステーション愛の街)ほか収載誌/巻号頁日本看護管理学会学術集会抄録集/27回 p.188発行年月2023.07
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論文タイトル
【XC21060013<Pre 医中誌>】(解説)
災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ 第1回(2021年6月)~第5回(2022年10月)の経過、そして活動の意味について
抄録
『災害とメンタルヘルスに関する相互支援グループ』について、これまでの『東日本大震災等の相互支援グループ』をリスタート後、計5回開催した概要について報告した。コロナ禍のため全回がオンライン開催となる中、リアルタイムで進行しているこの災害が仕事や生活、社会に及ぼしている影響を、参加者がどのように体験しているのかが話題となることが多かった。分断やコミュニティの崩壊、罪悪感や不自由さ、喪失感が語られながら、この状況をそれぞれに生きていこうという支え合いが生じていた。相互支援グループは"あの時あそこで"起きたことを語り継ぐことを目的とした場ではなく、体験グループの"今、ここで"感じている災害とメンタルヘルスについての思いを対話する場である。必然的に変化していくことを受け容れることになるが、そのことは災害後のコミュニケーションの離断を防ぎ、結果として災害経験の風化に抗うことになると考えた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山本 創(石橋病院)ほか収載誌/巻号頁集団精神療法 (0912-4268)/39巻2号 p.207-215発行年月2023.12
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論文タイトル
【XC15150008<Pre 医中誌>】(解説)
【オンライン・ICTメンタルヘルスサービスの発展と今後の展望】SNS相談のニーズと展望 新型コロナウイルス感染拡大下の経験から
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医中誌Web
MedicalOnline
著者新行内 勝善(東京メンタルヘルス・スクエア)収載誌/巻号頁精神障害とリハビリテーション (1343-0386)/27巻2号 p.160-164発行年月2023.11
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論文タイトル
【XC14320025<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウィルス感染症患者家族のメンタルヘルスケアに関する単施設研究
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医中誌Web
著者白崎 加純(聖路加国際病院 救急科・救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁日本救急医学会雑誌 (0915-924X)/34巻12号 p.636発行年月2023.12
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論文タイトル
【XC12481598<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍におけるスモン患者のメンタルヘルス検査の取り組み
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医中誌Web
著者古村 健(国立病院機構東尾張病院 社会復帰科)収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.623発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC12480326<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症患者と関わる看護師のメンタルヘルスと感染予防対策に関する実態調査
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医中誌Web
著者白神 裕章(国立病院機構岡山医療センター 看護部)ほか収載誌/巻号頁国立病院総合医学会講演抄録集/77回 p.303発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC11230012<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染症対策による制限が妊産婦のメンタルヘルスに与えた影響 産科心理職が捉えた妊産婦・家族・医療者の印象変化から
抄録
COVID-19感染症対策による制限が妊産婦のメンタルヘルスに与えた影響を臨床心理学的に明らかにすることを目的とし,産科心理職を対象にインターネットでアンケート調査を実施した。心理職が捉えた妊産婦,家族,医療者の印象変化の具体例を類似性に基づき分類したところ【心理面への負荷】【感染症対策の影響】【感染症対策】【関係形成の停滞】【専門的ケアの必要性】にまとめられた。結果より,産科での制限が妊産婦のみでなく,家族や医療者のメンタルヘルスに影響を与えることが示され,家族と児の関係性を育む過程に影響を及ぼす可能性が示唆された。また産科の心理職は,個別性に加え関係性という視点から全体を見通し意味づける視点をもって活動していることが明らかになった。今後は当事者の主観的認知に基づいた実証的な研究や一般産科医療機関との違いについての検討が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者長濱 輝代(大阪公立大学 大学院生活科学研究科)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会会誌 (2432-5880)/9巻1号 p.71-76発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC11230006<Pre 医中誌>】(解説)
【昔にまなび,未来につなぐ母性のちから~今,日本の母を支える~】妊娠・分娩のための動画シリーズ パートナーと一緒に
抄録
日本産婦人科医会では,2015年より全国の産科医療施設を対象として妊産婦メンタルヘルスケア推進のためのアンケート調査を行っているが,その結果から妊産婦へのメンタルヘルスケアが普及していることが確認されている。しかし近年は母親だけでなく父親の産後うつ病も少なくないことが明らかとなっており,父親のうつ病と児への虐待傾向との関連を示す報告もあるため,今後は母親だけでなく,父親・パートナーへのメンタルヘルスケアも重要と考えられる。一方,コロナ禍により多くの産科医療施設では母親・両親学級が中止されているため,日本産婦人科医会では,妊産婦とその夫・パートナーに有益な情報を伝えるために,母親・両親学級支援動画を制作しHP上に公開している。その1つである「パートナーと一緒に」という動画の中では,母親だけでなく,父親・パートナーもうつ病になりやすいことに触れているので,広く視聴をすすめていただきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者星 真一(日本産婦人科医会)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会会誌 (2432-5880)/9巻1号 p.35-40発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC08080034<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
インドネシアにおけるCOVID-19パンデミック下の青少年におけるメンタルヘルス(Mental Health Consequences among Adolescents during COVID-19 Pandemic in Indonesia)
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医中誌Web
著者Wiguna Tjhin(Child and Adolescent Psychiatry Division, Department of Psychiatry, University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻5号 p.671-673発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC08080033<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
コロナウイルスパンデミックによるメンタルヘルスへの影響(米国)(Influence on Mental Health by Coronavirus Pandemic(USA))
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医中誌Web
著者Saito Ema(Donald & Barbara Zucker School of Medicine at Hofstra)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻5号 p.670-671発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC08080032<Pre 医中誌>】(会議録)(英語)
日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックと子どものメンタルヘルス(Coronavirus Disease 2019(COVID-19) Pandemic and Children's Mental Health in Japan)
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医中誌Web
著者島内 智子(Department of Psychiatry, St.Marianna University, School of Medicine)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻5号 p.670発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC08080021<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における児童生徒のメンタルヘルス 教育委員会との連携による大規模調査から分かること
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医中誌Web
著者和久田 学(子どもの発達科学研究所)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻5号 p.649-650発行年月2022.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XC05240001<Pre 医中誌>】(解説)
社会情勢や働き方の変化と産業ストレス
抄録
日本産業ストレス学会は1993年に設立され,2022年で創立30周年を迎える。この30年間,産業ストレスの研究と実践は,技術革新の進展,メンタルヘルス指針の策定,長時間労働対策の推進,精神障害の労災認定基準の策定,ストレスチェック制度の導入など,大きな変貌を遂げた。本論文では,学会設立当時から現在までの社会・経済情勢を振り返り,社会・経済情勢やそれに伴う働き方の変化が産業ストレス対策に与えた影響や,近年COVID-19の影響により急激に普及したテレワークとストレスとの関連について解説した。また,日本産業ストレス学会将来構想委員会がまとめた報告書についても紹介した。最後に,組織と個人の「よりよい」あり方について検討し,新しい時代の「日本的経営」を提案することも,学術団体である当学会に求められる役割の一つであることを指摘した。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者大塚 泰正(筑波大学 人間系)収載誌/巻号頁産業ストレス研究 (1340-7724)/30巻4号 p.319-324発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB30380009<Pre 医中誌>】(解説)
【コロナ時代の不登校を考える】認知行動療法(CBT)による不登校支援の試み「不登校の子どもを抱える保護者へのグループワーク」の研究
抄録
本研究では,不登校当事者ではなく,保護者に対し認知行動療法に基づくグループワーク(CBT-P/NA)を実施するという形で,家族機能の高まりを期待し,保護者のメンタルヘルスの改善や生活の質(QOL)の向上を図る支援に着目した.グループプログラムを開発し効果測定後,さらに地域コミュニティに浸透を図るために支援の専門家をファシリテーターとして養成することを企図した.その後各地域の公民館や病院などさまざまな場面で,ファシリテーターによる本プログラムの運営を展開し,自記式質問紙による量的な効果及び自由記述の分析を行った.結果として,筆者実施分と同様の効果を上げ,ファシリテーター実施のプログラムにおけるロイヤリティ及びフィジビリティの面での有効性が推測された.現在までの「認知行動療法に基づく不登校親支援プログラム(CBT-P/NA)」の効果研究及び支援の軌跡を記し,今後の課題についても述べる.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者南谷 則子(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)収載誌/巻号頁子どものこころと脳の発達 (2185-1417)/14巻1号 p.69-76発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB30380003<Pre 医中誌>】(総説)
【コロナ時代の不登校を考える】不登校の決定因は何か COVID-19パンデミックと発達障害
抄録
新型コロナウィルス感染症によるパンデミックは,我が国の教育システムに多大な影響を及ぼした.この間,年間の不登校者数が過去最多を更新するなど,パンデミックと不登校との関連が取り沙汰されている.発達障害もしくはその特性を高く有する子どもたちは,日常生活の変化に敏感であり,パンデミックによる環境の変化による影響を最も受けやすい一群であることが想定される.実際に,多くの研究において,パンデミックによる一時的な学校閉鎖や様々な支援リソースからの隔絶による心理的・教育的支援の中断,その後のソーシャル・ディスタンスの奨励に代表されるような生活様式の変化は,彼らの認知能力や社会的スキルの向上,本人を含む家族のメンタルヘルスに多様な影響を及ぼしたことが報告されている.本論文では,新型コロナウィルス感染症によるパンデミックと発達障害,学校適応の関係に焦点を当て,その影響を精査するとともに今後の課題,展開について探求する.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者足立 匡基(明治学院大学 心理学部心理学科)収載誌/巻号頁子どものこころと脳の発達 (2185-1417)/14巻1号 p.18-25発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB30020002<Pre 医中誌>】(解説)
【こころの声を聴く!支援に生かす!妊産婦・家族のためのバースプラン&バースレビュー 全国15施設からのレポート】総論 周産期メンタルヘルスの現在
抄録
●周産期メンタルヘルスはライフコース(人生の道筋)を通じた母子と家族の健康問題の要となる。●全ての妊産婦を対象とするユニバーサル・スクリーニングでは、環境不適応のシグナルとしての周産期ディストレス(ストレス要因に十分に対処できない"不適応状況"で生じるネガティブな情動反応)の検出と同時に、心理社会的リスク要因や養育困難感の包括的な把握が求められる。●COVID-19パンデミック下のメンタルヘルスの諸指標は、社会的孤立など、少子化社会での子育て世代の逆境を可視化した。●女性とその家族への養育的ケアの切れ目のない提供に向けて地域における多職種協働が求められる。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者山下 洋(九州大学病院 子どものこころの診療部)収載誌/巻号頁ペリネイタルケア (0910-8718)/42巻12号 p.1194-1202発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB29350005<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19対応の中で保健所保健師が直面した困難 「COVID-19感染拡大下における保健所保健師のメンタルヘルスに関する調査」自由記載の内容の分析
抄録
目的:新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)感染拡大下において保健所保健師(以下,保健師)が経験した困難を明らかにすることを目的とする.方法:令和3年6月10日~7月15日に全国の正規職員の保健師1,320名を対象に郵送法による自記式質問紙調査を実施した.この調査では,保健師のメンタルヘルスの状態とともに,その影響要因について尋ね,さらに「COVID-19感染拡大下において大変だったこと,つらかったこと」に関する自由記載欄を設けた.本研究では,この質問紙の中で設問された自由記載欄に記述があった者を研究対象者とした.これらの記述から困難を表している部分を抽出した後,意味内容の類似性と相違性を検討しながらコードとして整理し,質的記述的に分析した.また,基本属性については,記述統計を実施した.なお,本調査への回答はCOVID-19感染拡大第4波にあたる令和3年4月,5月に限定して回答を依頼した.結果:回答者733名のうち(回収率55.5%),自由記載欄に記述があった419名を分析対象とした.得られた984コードから,除外基準に従い189コードを除外し,795のコードを分析した結果,91の小カテゴリー,40の中カテゴリー,15の大カテゴリーを抽出した.大カテゴリーとして,【今後の見通しがたたない】,【理不尽な状況下での勤務を強いられる】,【COVID-19対応の体制整備が不十分】,【保健師の扱いが努力に見合わない】,【心身のバランスが保てない】,【保健師として働く意欲が低下している】などが挙げられた.結論:保健師が直面した困難は多岐にわたっていた.その中には保健師の健康問題につながる可能性のあるものも見られ,それらに対する早急な支援の必要性が示唆された.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者鶴田 華恋(佐賀県唐津保健福祉事務所)ほか収載誌/巻号頁日本職業・災害医学会会誌 (1345-2592)/71巻6号 p.212-223発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB28200004<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症感染拡大がバラアスリートの身体活動量・メンタルヘルスに与えた影響
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)感染拡大に伴い,アスリートの身体活動量およびメンタルヘルスは低下したことが明らかにされている.しかし,日本におけるパラアスリートを対象とした調査は実施されていない.そこで本研究は,COVID-19感染拡大がパラアスリートの身体活動量・メンタルヘルスに与えた影響を明らかにすることを目的に,オンラインアンケート調査を2021年9月24日~10月8日の期間にて実施した.主な調査項目は,対象者特性,メンタルヘルス,身体活動量,スポーツ活動時のサポートとし,回答者数はパラアスリート152名,健常アスリート群117名であった.調査の結果,パラアスリートは,COVID-19感染拡大に伴い身体活動量は低下したが,メンタルヘルスは維持されたことが明らかとなった.パラアスリートは,集団でのスポーツ環境が制限されたこと,スポーツ活動時のサポート体制が不足していたことにより身体活動量が低下した可能性が示唆された.(著者抄録)
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医中誌Web
著者小西 美佳(筑波技術大学 保健科学部保健学科理学療法学専攻)ほか収載誌/巻号頁日本パラスポーツ学会誌 (2759-1425)/31号 p.57-66発行年月2022.12
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論文タイトル
【XB14190004<Pre 医中誌>】(原著論文)
周産期メンタルヘルス外来設置による児童虐待防止 地域連携の在り方に関する研究
抄録
当院では令和4年4月に周産期メンタルヘルス外来を設置し、精神疾患への対応だけでなく、児への愛着や育児の状況についても確認できるようになった。本外来を運営していくうえで、地域の保健師や児童相談所などと顔の見える連携を行うことが望ましいが、コロナ禍の影響もあり連携は進んでおらず、本外来に対する地域側の期待について確認できていない状況にあった。そこで今回、地域の周産期メンタルヘルスに関わる多職種219名にアンケートを行い、本外来に期待することや、児童虐待に関する意識・知識などについて調査した。結果、本外来に期待することは「出産までの再発予防」「向精神薬の指導」「産科入院中の対応」「産後の再発予防」「産後発症疾患への対応」などであった。
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医中誌Web
著者古瀬 研吾(JA北海道厚生連帯広厚生病院 精神科)収載誌/巻号頁共済エグザミナー通信/53号 p.45-57発行年月2023.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB09120234<Pre 医中誌>】(会議録)
covid-19の院内メンタルヘルス活動について
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医中誌Web
著者三澤 仁(さいたま赤十字病院 心療科)ほか収載誌/巻号頁総合病院精神医学 (0915-5872)/35巻Suppl. p.S-217発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
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【XB09120228<Pre 医中誌>】(会議録)
横浜市立市民病院における初期臨床研修医のメンタルヘルスのCOVID-19流行前後での変化
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医中誌Web
著者志々田 一宏(横浜市立市民病院 神経精神科)ほか収載誌/巻号頁総合病院精神医学 (0915-5872)/35巻Suppl. p.S-214発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XB09120213<Pre 医中誌>】(会議録)
長期化したCOVID-19対応病棟における看護師のメンタルヘルスケアの検討
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医中誌Web
著者小嶋 恵津子(東京都立病院機構東京都立駒込病院)ほか収載誌/巻号頁総合病院精神医学 (0915-5872)/35巻Suppl. p.S-206発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA30480019<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19~コロナ禍における臨床心理課の活動
抄録
コロナ禍という非日常、非常事態の中、私達は未知のウィルスへの不安、感染する・させる不安、不安から来る差別と闘う毎日を送っていました。特に私達医療従事者は前線で闘うことを余儀なくされ、大きなストレスを抱えていました。新興感染症発生時の医療者の心理は災害時の救援者心理と同様であり、心に大きな爪痕を残します。そのため臨床心理課としてはメンタルヘルス対策に取り組む必要があると考えました。多くの人々の力を借りて行ったこの活動は最前線で闘う人から比べると些細な活動ではあるものの、メンタルサポートの一助を担えたのではないかと考えます。(著者抄録)
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医中誌Web
著者澤田 和美(北見赤十字病院 臨床心理課)収載誌/巻号頁北見赤十字病院誌 (2188-0220)/11巻1号 p.209-211発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA16250028<Pre 医中誌>】(会議録)
アスリートのメンタルヘルス維持・向上へ向けて COVID-19流行下における取り組みとこれから
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医中誌Web
著者山口 達也(慶応義塾大学スポーツ医学総合センター)収載誌/巻号頁スポーツ精神医学 (1349-4929)/19巻 p.A25発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA16250020<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19流行下における高校生アスリートのメンタルヘルス調査報告
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医中誌Web
著者矢野 郁明(千葉大学 大学院医学研究院精神医学)ほか収載誌/巻号頁スポーツ精神医学 (1349-4929)/19巻 p.A17発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【XA02030003<Pre 医中誌>】(解説)
【メンタルヘルス-一般診療におけるメンタルヘルス問題への対応-】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とメンタルヘルス
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医中誌Web
MedicalOnline
著者高橋 晶(筑波大学 医学医療系災害・地域精神医学)収載誌/巻号頁日本臨床 (0047-1852)/81巻10号 p.1479-1486発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【X915280005<Pre 医中誌>】(解説)
アスリートのメンタルヘルス維持・向上へ向けて COVID-19流行下における取り組みとこれから
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医中誌Web
著者山口 達也(慶応義塾大学スポーツ医学総合センター)収載誌/巻号頁スポーツ精神医学 (1349-4929)/20巻 p.46-50発行年月2023.08
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論文タイトル
【X915280004<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍における育成アスリートへの心理サポートの取り組み オンラインカウンセリングにおける描画法の施行を踏まえ
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医中誌Web
著者坂中 尚哉(香川大学 医学部臨床心理学科心理実践指導学講座)収載誌/巻号頁スポーツ精神医学 (1349-4929)/20巻 p.41-45発行年月2023.08
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論文タイトル
【X905120002<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における女子大学生のメンタルヘルス 反すうやセルフコントロール,レジリエンスの調整効果
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者松本 麻友子(川崎医療福祉大学 総合教育センター)収載誌/巻号頁応用心理学研究 (0387-4605)/49巻1号 p.25-33発行年月2023.07
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論文タイトル
【X901470006<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
中国人成人における社会的接触パターンの変化とメンタルヘルス状態の関連性 横断所見(Associations between changes in social contact pattern and the mental health status of Chinese adults: cross-sectional findings)
抄録
COVID-19の流行を経験した中国人成人で、社会的接触パターンに生じた変化と、抑うつ、不安、孤独感といったメンタルヘルス状態の関連性を調査した。COVID-19アウトブレイクが発生した前後で生じた社会的接触パターンの変化と、メンタルヘルスの状態を問うオンライン調査を2021年3月に実施した。対象は18歳以上の成人とし、回答者の知人にも本調査への参加を呼びかけてもらう縁故法で回答者3511名を組み入れた。抑うつの評価には9項目版Patient Health Questionnaireを、不安評価にはDark Future Scaleを、孤独感評価には3項目版Loneliness Scaleを使用した。ポアソン回帰分析の結果、対面での交流が増加していた回答者はメンタルヘルスが不調である確率がより高いことが明らかになった(抑うつの有病比1.13、95%CI 1.02~1.26;不安の有病比1.15、95%CI 1.01~1.30)。こうした結果から、中国人成人集団ではCOVID-19アウトブレイク前後の対面交流増加がメンタルヘルスの不調と関連していると結論された。
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医中誌Web
PubMed
機関リポジトリ(無料)
著者Zhang Jingya(Department of Health Service Management, School of Health Service Management, Anhui Medical University)ほか収載誌/巻号頁Nagoya Journal of Medical Science (0027-7622)/85巻3号 p.476-489発行年月2023.08
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【X817450009<Pre 医中誌>】(会議録)
A病院におけるCOVID-19感染症病棟看護師のメンタルヘルスの現状と心理的特徴 2021年と2022年のストレス要因からの一考察
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医中誌Web
著者工藤 浩子(大分市医師会立アルメイダ病院 7病棟)収載誌/巻号頁アルメイダ医報 (0913-7343)/48巻1号 p.47-48発行年月2023.08
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【X815060014<Pre 医中誌>】(解説)
健生病院・健生クリニックにおけるCOVID-19対応 コロナ禍における看護管理のまとめ
抄録
2020年10月より3階東病棟でCOVID-19専用病床での運用が開始し,内部環境の変化に応じて限られた人員の中,COVID-19対策と一般診療の両立に応えられるよう院内外の支援を受けながら月単位のリリーフを組んで人員を配置した。また看護部全体の意思統一を図るため方針や対策を発信し続け,職員の理解と協力により看護体制が維持できた。職員のメンタルヘルスへのサポート,人材育成などの調整も行った。この2年3ヵ月に及ぶコロナ禍での看護管理についてまとめた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者坂田 清香(健生病院 看護長室)収載誌/巻号頁健生病院医報 (0289-3304)/46巻 p.98-101発行年月2023.03
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【X809480112<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19による長期休校が日本の児童に及ぼす影響(Impacts of long-term coronavirus disease 2019 school closures on Japanese school children)
抄録
COVID-19パンデミック時の学校臨時休校が慢性疾患を有する児童に及ぼす影響について明らかにするため、質問票調査を実施した。当院で慢性疾患と診断された小学4~中学3年生およびその保護者を対象とした質問票調査を実施した。調査項目は人口統計学的情報(年齢、性別、持病)、QTA30、学校に関する感情、各時点(休校前、休校中、再開後)でのsomatic symptomスコアなどとした。患者286例を心身症群42例、心身症を伴わない発達障害群89例、心身症・発達症を伴わないその他の疾患群155例に分けて検討した。その結果、心身症発症リスクの高い児童の割合は、全群で増加していた。心身症発症群では「学校のことを考えたくない」が増加し、O群では「早く学校に戻りたい」が減少していた。特に心身症群ではsomatic symptomスコアが休校中に一過性に低下し、再開後に上昇していた。以上から、学校臨時休校がメンタルヘルスに及ぼす影響は診断や休校中の学校に対する感情によって異なることが示された。
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医中誌Web
著者Hayano Chiaki(Department of Pediatrics, Osaka Medical and Pharmaceutical Hospital)ほか収載誌/巻号頁Pediatrics International (1328-8067)/64巻1号 p.1 of 8-8 of 8発行年月2022.
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【X804230008<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19流行期の日本における在宅勤務労働者の自宅の労働環境とメンタルヘルス 横断研究(Working environment at home and mental health in employees working from home in Japan during COVID-19 pandemic: A cross-sectional study)
抄録
COVID-19流行期の日本における在宅勤務労働者の自宅の不良な労働環境と心理的苦痛および心身症状との関連について検討する目的で横断研究を行った。「新型コロナウイルス感染症に関わる全国労働者オンライン調査(E-COCO-J)」に参加したオンライン調査会社パネルのフルタイム労働者のうち、2021年10月時点で在宅勤務を月に数日以上行っていた226名を解析対象とした。自宅の不良な労働環境は厚生労働省が推奨するチェックリストに基づいた11項目(0~11点)により評価し、心理的苦痛および心身症状は職業性ストレス簡易調査票(BJSQ)により評価した。自宅の不良な労働環境の合計点は平均2.75点であった。重回帰分析において、職務ストレッサーおよび職場のサポートを含む共変量調整後、自宅の不良な労働環境の合計点は大きな心理的苦痛(β=0.21、P=0.003)および強い心身症状(β=0.19、P=0.005)と有意に関連していた。個々の項目の中では、換気が良くないことおよび水分補給や休憩が難しいことが心理的苦痛および心身症状の両方と有意に関連していた。
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医中誌Web
著者Sasaki Natsu(Department of Mental Health, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/65巻1号 p.1 of 8-8 of 8発行年月2023.06
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論文タイトル
【X727380006<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本でのCOVID-19パンデミック中、研修医が抱いた辞職の意向に関連する因子 横断研究(Factors Associated with Intention to Resign among Medical Residents during the COVID-19 Pandemic in Japan: A Cross-sectional Study)
抄録
COVID-19パンデミックが研修医の辞職したいと思う意向へどのような影響を及ぼしたか、横断調査で明らかにした。国内の卒後1~5年の研修医を対象とするインターネット調査を2021年3月11~18日に実施した。日本政府は2回目の非常事態宣言を同年の1月7日に発出しており、この調査期間中も同宣言は継続中であって、全ての制限措置が全国規模に拡大されて3月21日まで続けられた。本調査は880名に参加を求め354名(40.2%)から回答を得た。辞職の意向があった回答者は92名(26.0%)おり、そうでない回答者は262名(74.0%)であった。多変量ロジスティック回帰分析の結果、勤務先の病院でメンタルサポートを受けていなかった回答者は、辞職の意向を有する確率が2.95倍になることが判明した(調整済オッズ比[aOR]2.95、95%CI 1.42~6.15)。またCOVID-19患者の診療に携わっていたこと(aOR 2.13、95%CI 1.08~4.18)、および卒後5年目であること(aOR 3.38、95%CI 1.51~7.56)もその確率を高めていた。COVID-19の流行といった危機に当たっては、辞職意向のリスクが高い研修医を対象としたメンタルヘルス支援システムを確立することが重要であった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Morita Takako(Graduate School of Public Health and Clinical Epidemiology St. Luke's International University)ほか収載誌/巻号頁JMA Journal (2433-328X)/6巻3号 p.292-299発行年月2023.07
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【X621450028<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の小児病院におけるCOVID-19罹患後症状(Post coronavirus disease 2019 condition in children at a children's hospital in Japan)
抄録
日本の小児病院でみられるCOVID-19罹患後症状の特徴を検討した。2021年10月~2022年7月に当院のCOVID-19後遺症クリニックを受診し診断基準を満たした小児患者24例(女児29.2%、年齢中央値12.5歳)を対象に患者データ、臨床データを評価した。COVID-19の発症後4週以内に罹患後症状の訴えがあったのが79.1%であり、24例のうち7例(29.1%)に発達障害、自閉症、ADHD、起立性調節障害、喘息、先天性聴覚障害といった基礎疾患があった。全例、COVID-19の症状は軽度であり、特異的な治療を受けることなく軽快し入院例はなかった。COVID-19罹患後症状の罹病期間中央値は4.5ヵ月であり、症状としてデルタ株蔓延期では味覚障害、オミクロン株蔓延期ではブレインフォグが最も多かった。血液検査では1例のみに鉄欠乏性貧血を認めるのみであり、頭痛、ブレインフォグまたは臭覚障害を呈する計10例に対して頭部MRIを施行したが異常所見はみられず、倦怠感を訴える6例に心電図検査を行うも異常はなかった。COVID-19罹患後症状に対する治療として、疼痛を訴える者には鎮痛剤投与、倦怠感を有する者にはカウンセリングを行い、嗅覚・味覚関連症状を呈する者には自発寛解が認められた。また、10例(41.7%)に4週間以上の休学が生じており、倦怠感と疲労を理由とする者が多かった。アウトカムに関して、追跡不能であった3例を除く21例中、寛解が7例(29.2%)、改善が13例(54.2%)、不変が1例(4.1%)であった。
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医中誌Web
著者Horikoshi Yuho(Division of Infectious Diseases, Department of Pediatrics, Tokyo Metropolitan Children's Medical Center)ほか収載誌/巻号頁Pediatrics International (1328-8067)/65巻1号 p.1 of 6-6 of 6発行年月2023.
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論文タイトル
【X606160001<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本の長引くコロナ禍にある大学生のメンタルヘルス問題 反復横断調査(Mental Health Problems among University Students under the Prolonged COVID-19 Pandemic in Japan: A Repeated Cross-Sectional Survey)
抄録
COVID-19のパンデミックが長期化している大規模な大学コミュニティにおける学部生および大学院生のメンタルヘルス状況を調査した。2021年3月24日~4月14日(第1回調査、3357名)および2021年12月2日~23日(第2回調査、2604名)に、学生を対象にオンラインのアンケート調査を実施した。アンケートには、人口統計学的データ、生活状況、メンタルヘルス状態(患者健康質問票9を用いたうつ症状および全般性不安障害7項目スケールを用いた不安症状)に関する項目が含まれた。その結果、学部生と比較して、大学院生では、医学、歯学、薬学コース以外の学生で不安症状が多いことが示された。さらに、学部生では、1年生よりも4年生の方が抑うつ症状や不安症状が有意に多かった。両調査期間のデータをロジスティック回帰分析した結果、COVID-19パンデミックを通じて大学生のメンタルヘルスに影響を与えた抑うつ症状や不安症状と関連する七つの危険因子として、1)女性やノンバイナリージェンダー、2)大学院生、3)COVID-19による隔離経験、4)友人や知人からの孤立、5)日常生活パターンの乱れ、6)経済状況の悪化、7)健康・生活・経済に関する相談ができないことが明らかになった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Seto Moe(Department of Psychiatry, Tohoku University Hospital)ほか収載誌/巻号頁The Tohoku Journal of Experimental Medicine (0040-8727)/260巻1号 p.1-11発行年月2023.05
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【X421530006<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
HIVに感染している人の中には、COVID-19が東京でパンデミック(大流行)を起こした後、オミクロンの変種が発生するまでの2年間、メンタルヘルスに注意を払う必要がある(Some people living with HIV might need to pay attention to their mental health during the COVID-19 two years pandemic in Tokyo until the Omicron variant occur)
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医中誌Web
著者Tanaka Takahiro(Department of Infectious Diseases and Applied Immunology, Hospital of the Institute of Medical Science, University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Psychiatry and Clinical Neurosciences Reports (2769-2558)/2巻1号 p.1 of 3-3 of 3発行年月2023.03
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論文タイトル
【X414550002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
日本でのCOVID-19パンデミック期間中に労働者を対象に行ったメンタルヘルスに関する全国追跡ウェブベース研究への無回答と関連する因子(Factors associated with non-response in a nationwide follow-up web-based study for mental health of non-permanent workers during the COVID-19 pandemic in Japan)
抄録
日本でのCOVID-19パンデミック期間中に労働者を対象に実施したメンタルヘルス調査にみられた無回答と関連する因子を検討した。日本人の生産年齢にある15~59歳の労働者を対象に、オンラインで2020年3月26日~4月6日に第1回調査、6月26日~7月2日に追跡調査を実施した。初回調査対象者は3001名、このうち追跡調査でデータが得られたのは2351名(男性1200名、女性1151名)、回答が得られなかったのは650名(男性314名、女性336名)、回答あり群のうち正規労働者は1373名(58.4%)、非正規労働者は685名(29.1%)、回答なし群のうち正規労働者は336名(51.7%)、非正規労働者は254名(39.1%)であった。回答なし群は回答あり群と比較して若年であり、単身者と非正規労働者が多く、収入が低かった。Center for Epidemiological Studies Depression Scale(CES-D)スコアは回答なし群の方が有意に高く、首尾一貫感覚(SOC)スコアと健康関連QOL(HRQOL)スコアは有意に低値を示していた。ロジスティック回帰分析の結果、回答なしの有意なリスク因子として若年、低収入、単身が抽出され、HRQOLスコア高値と回答なしとの間に逆相関が認められた。COVID-19パンデミック期間中における非正規労働者のメンタルヘルスの悪化は過小評価されているおそれがあると考えられた。
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医中誌Web
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者Thanh Thi Tran Huyen(Graduate School of Health and Welfare, Niigata University of Health and Welfare)ほか収載誌/巻号頁Niigata Journal of Health and Welfare (1346-8782)/22巻2号 p.69-79発行年月2023.
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【X412220002<Pre 医中誌>】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック下の地域住民にみられる日常生活変化の年代差 世代間比較のパイロット研究(Age Group Differences in Daily Life Changes among Community Residents during the COVID-19 Pandemic: A Pilot Study on Intergenerational Comparison)
抄録
COVID-19パンデミック期間中の地域住民にみられるライフスタイルの変化、自己申告によるメンタルヘルスの状況を検討した。神奈川県内に在住の2000世帯に調査票を配布し、60歳未満群と60歳以上群に分類してそれぞれのライフスタイルの変化、問題解決アプローチ、メンタルヘルスの状況などを調査した。669名から回答が得られ、60歳未満群が323名、60歳以上群が335名であった。メンタルヘルスに関するK6スコアについて60歳未満群と60歳以上群との間に有意差はみられず、全被験者のうちスコアが10点以上を示したのは31.7%であり、精神的苦痛を感じるのは女性の方が男性より多く、パートタイマーの方がフルタイム勤務者よりメンタルヘルスが不良であった。COVID-19パンデミック前と比較して、緊急事態宣言発令中に外食を控えていたのは80%、自宅にいる時間が増えたのは80%、公共交通機関の利用が減少したのは70%に達しており、屋外での運動が減ったのは30%となっていた。全体として在宅時間の増加、外出機会の減少、屋外での運動減少に至った被験者では中等度~重度の精神的苦痛を訴える者が有意に多く、このようなライフスタイルの変化とメンタルヘルスとの関連は特に60歳以上群で顕著であった。問題解決アプローチにみられる年齢差に関して、60歳未満群では情報源としてインターネットやSNSが多く、60歳以上群ではテレビやラジオが多かった。
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医中誌Web
PubMed
J-STAGE(無料)
著者Yamamoto-Takiguchi Natsuki(Faculty of Nursing and Medical Care, Keio University)ほか収載誌/巻号頁The Keio Journal of Medicine (0022-9717)/72巻1号 p.11-20発行年月2023.03
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【2024098575】(解説)
混沌を解く 看護は何のために存在するかを問う
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医中誌Web
J-STAGE
著者別府 千恵(北里大学病院)収載誌/巻号頁日本看護管理学会誌 (1347-0140)/27巻1号 p.259-265発行年月2023.
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【2024097614】(解説)
子育てにまつわるバーンアウト
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医中誌Web
著者小堀 彩子(大正大学 心理社会学部)収載誌/巻号頁大正大学カウンセリング研究所紀要 (0286-8261)/46号 p.59-77発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024097536】(会議録)
新型コロナウイルス感染症拡大の現状における心療内科が果たす役割について 感染症指定医療機関におけるCOVID-19患者のメンタルヘルス診療の実際
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中島 裕子(国立病院機構福岡東医療センター 感染症内科)収載誌/巻号頁心身医学 (0385-0307)/64巻1号 p.77発行年月2024.01
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【2024097535】(会議録)
新型コロナウイルス感染症拡大の現状における心療内科が果たす役割について 感染症指定医療機関におけるCOVID-19対応医療者のメンタルヘルスサポートの取り組み
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医中誌Web
MedicalOnline
著者西原 智恵(国立病院機構福岡東医療センター 心療内科)収載誌/巻号頁心身医学 (0385-0307)/64巻1号 p.76-77発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024097524】(会議録)
新型コロナウイルス感染症流行下におけるメンタルヘルス問題とその対応
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医中誌Web
MedicalOnline
著者赤崎 安昭(鹿児島大学 医学部保健学科)収載誌/巻号頁心身医学 (0385-0307)/64巻1号 p.73発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024097066】(解説)
アフターコロナ時代のテレワークの普及と課題
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医中誌Web
著者岩崎 明夫(産業医科大学産業生態科学研究所 作業関連疾患予防学教室)収載誌/巻号頁健康開発/28巻2号 p.8-12発行年月2023.12
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【2024096985】(解説)
【新専門医制度-知っておきたい共通講習領域】医療提供体制の改革と医師の働き方改革
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医中誌Web
MedicalOnline
著者古川 俊治(慶応義塾大学 大学院法務研究科)収載誌/巻号頁あたらしい眼科 (0910-1810)/40巻12号 p.1525-1534発行年月2023.12
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【2024096979】(解説)
これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から(第25回) 安全な職場環境づくりに向けて,職場における暴力の要因を知る
抄録
<文献概要>健康的な職場環境(healthy work environment)には,安全な職場環境づくりが必要です。今回は前回に引き続き,職場における暴力として問題視されているワークプレイス・バイオレンス(workplace violence:WPV)について掘り下げていきます。暴力と聞くと,殴る,蹴るなどの身体的な暴力を想像されるかもしれませんが,WPVにはさまざまな形の暴力が関係しています。WHO(世界保健機関)の定義によると「身体的,性的,言語的,心理的な虐待や職場での嫌がらせなど,医療従事者が受ける仕事に関連した虐待,脅迫,暴行を伴う事件」とされています。統計によると,約62%の医療従事者がWPVを経験していると言われていますが,その中でも,看護師が最も多く被害を受けています。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者岩間 恵子(ペース大学)収載誌/巻号頁看護管理 (0917-1355)/34巻1号 p.68-71発行年月2024.01
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【2024096974】(解説)
嵐を乗り越えて看護職を安定させる 倫理的実践(Steadying the Nursing Profession Through the Storms: An Ethical Practice)
抄録
<文献概要>2023年8月25日に開催された,第27回日本看護管理学会学術集会におけるキャサリン・ブラウン-ザルツマン氏の海外招聘講演「Steadying the Nursing Profession Through the Storms: An Ethical Practice(嵐を乗り越えて看護職を安定させる:倫理的実践)」では,新型コロナウイルス感染症のパンデミックが明確化した看護における苦悩が共有された。これらに立ち向かうためには,目前のニーズだけでなく将来を見通し,現状の評価を行い対応することが必要だ。医療機関内で直面する無数の問題に対処する全ての看護管理者にとって指針となる看護倫理と,自己への許しの必要性が語られた。本稿では,その講演録をダイジェストで紹介する。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者キャサリン・ブラウン-ザルツマン (Ethics of Caring, UCLA School of Nursing DNP Program, Ethics)収載誌/巻号頁看護管理 (0917-1355)/34巻1号 p.38-44発行年月2024.01
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【2024096973】(座談会)
【コロナ禍での看護管理者の倫理的苦悩 振り返りを通じた「癒し」と「許し」】コロナ禍での看護管理者の倫理的苦悩を振り返る
抄録
<文献概要>本座談会では,米国で早くから看護における倫理の重要性について研究してきたキャサリン・ブラウン-ザルツマン氏を囲み,コロナ禍を経験した看護管理者たちが自らの経験を共有し,対話することで,コロナ禍での看護管理者の倫理的苦悩を振り返ります。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者吉部 恵理子(北里大学病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁看護管理 (0917-1355)/34巻1号 p.16-27発行年月2024.01
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【2024096969】(解説)
がん看護実践者としての私を誇りに思う ゆうがや会のこぼれ話(第3回) 後進育成につなげるメモリアルカンファレンスの取り組み このかかわりでよかったよ
抄録
<文献概要>はじめに 大規模な病院では,がん終末期ケアの経験が浅い看護師が多く勤務しています.経験が浅くても,一人の専門職の看護師として,ケアを担当します.コロナ禍の影響により,現在も面会者の制限がされているなか,がん終末期ケアについて「これでよかったのか?」と,自分のケアに対して疑問を抱いている経験の浅い看護師や若手の看護師は,多くいます.その自分自身への問いかけは,中堅やベテランのスタッフでも,同じように抱いていると思います.そのような気持ちをメモリアル(デス)カンファレンスで紐解きながら,世代や経験の垣根を越えて,共に学び合い,次のケアに活かし,看護師として成長してほしいと,私たち(ゆうがや会)は願っています.
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医中誌Web
PierOnline
医書.jp_オールアクセス
著者中村 正子(京都看護大学)ほか収載誌/巻号頁がん看護 (1342-0569)/29巻1号 p.104-109発行年月2024.01
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【2024096869】(原著論文)
コロナ禍における高校生の心身の変化について
抄録
コロナ禍における高校生の心身の変化を明らかにすることを目的に、京都府立A高等学校全日制に在籍する全校生徒を対象に、2021年1月(1017名)と2022年1月(1066名)の2回、質問紙調査を行った。その結果、2021年と2022年の調査結果の比較では、精神面、身体面、集中力、心配事の全てにおいて、2022年は2021年に比べ、有意に悪化していた。食欲の変化は、精神面、身体面、集中力、心配事の全てと有意に関連し、睡眠の質は、精神面、身体面、集中力、心配事の全てと有意な関連がみられ、睡眠時間が6時間以下になると、精神面、身体面、集中力に影響していた。
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者矢本 良江(京都府立山城高等学校)ほか収載誌/巻号頁京都女子大学養護・福祉教育学研究 (2758-6421)/1号 p.17-25発行年月2023.02
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【2024096532】(原著論文)
本学教職員の新型コロナウイルス感染症に対する意識と行動の実態調査 新型コロナウイルス恐怖尺度を用いて
抄録
本学で2021年9月に実施された定期健診を受診した教職員1275名を対象に、新型コロナウイルス恐怖尺度(FCV-19S)日本語版による調査と、ライフスタイルに関する19項目、ワクチン接種に関する2項目のアンケート調査を行った。736名から有効回答が得られた。FCV-19S合計得点の平均は16.8±4.5点で、属性別で比較すると、女性は男性に比べて有意に高く、また職員は教員に比べて有意に高値、65歳以上の高齢者と同居している群は非同居群に比べて有意に高値、勤務状況として出勤が多い群はテレワークが多い群に比べて有意に高値であった。ライフスタイル調査の結果、半数以上の人が新型コロナ流行前に比べて「外出の頻度」「知人・友人と過ごす時間」「1日の歩行量」が減少した回答とし、また半数以上が「休日の在宅時間」「テレビやネットを見る時間」が増えたと回答した。ライフスタイルの変化とFCV-19S合計得点との関連について検討した結果、ほとんどのライフスタイル項目がFCV-19S合計得点と有意な関連を示した。ワクチン接種の意向を尋ねた質問に対し、「接種を受けようと思う」と答えたのは686名(93%)、「受けようと思わない」は20名(3%)であった。ワクチン接種に不安があるか尋ねた質問に対し、「ある」と答えたのは269名(37%)、「ない」は325名(44%)であった。不安があると答えた群は、ないと答えた群に比べてFVC-19S合計得点が有意に高かった。ワクチン接種の意向とFCV-19S合計得点との間に有意な関連は認められなかった。
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医中誌Web
著者丸山 由衣(青山学院大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.315-317発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096531】(原著論文)
COVID-19感染拡大に伴う大学生活およびメンタルヘルスの変化
抄録
本学学生におけるコロナ禍前と感染拡大時の大学生活およびメンタルヘルスの変化について、定期健診時に実施している独自の学生生活アンケートとUPI(学生精神的健康調査)をもとに検討した。対象はコロナ禍前(2018年)と感染拡大時(2021年)の学部1~4年生とした。学生生活アンケートの結果、大学生活に満足していると答えた割合は2018年が47.0%、2021年は41.8%で有意に減少していた。生活面の変化として、「パソコンやスマホに没頭し生活が不規則」と答えた割合が2018年の13.2%から2021年は16.8%に増加し、「ゲームや漫画に没頭して睡眠不足」が2018年の5.8%から2021年は7.5%に増加していた。一方で、「アルバイトや部活動により生活が不規則になりがち」は2018年の2.7%から2021年は0.8%に減少していた。UPIでは全般的に2021年の得点が低い傾向にあったが、「自殺念慮の疑い」に関する項目では2021年のほうが有意に高かった。
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医中誌Web
著者八木 めぐみ(兵庫県立大学 保健センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.312-314発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096530】(会議録)
新型コロナウィルス感染症流行下における大学生のライフスタイルとメンタルヘルス
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医中誌Web
著者袖山 紀子(筑波大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.310発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096528】(会議録)
コロナ禍の大学生のBMIとメンタルヘルス 2018-2022データの分析
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医中誌Web
著者足立 由美(金沢大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.306発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096526】(原著論文)
大学生のCOVID-19関連ストレスに係る実態調査報告 2021年との比較から
抄録
本学相談支援研究開発センターでは、新型コロナ感染拡大初期の2020年度以降、コロナ禍の学生の日常行動やストレスの実態等を把握する調査を行っている。今回、2020年度の調査結果を2021年度と比較しつつ報告した。自身のストレス状態についての主観的な評定を2021年度と比較すると、「まったくストレスはない」または「それほどストレスはない」と回答した割合が2021年度の18%から2022年度は34%に増加していた。大学での必要な支援について自由記述で回答を求め、共起ネットワークによる分析を行った結果、オンライン授業と対面授業に関する意見が目立った。具体的には、体調などに合わせてオンラインと対面を柔軟に切り替えて受講したいとの意見や、Wi-Fi環境の強化を望む意見があり、オンラインと対面のギャップによるストレスについての記述も散見された。
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医中誌Web
著者篠原 咲希音(東京大学 教養学部)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.299-301発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096523】(会議録)
医療系大学における新型コロナ感染症下の学生メンタルヘルス
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医中誌Web
著者平井 伸英(東京医科歯科大学学生支援・保健管理機構保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.291-292発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096522】(会議録)
新型コロナウイルスが大学生のメンタルヘルスに及ぼす影響
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医中誌Web
著者油谷 元規(新潟大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.290発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096521】(原著論文)
コロナ禍における大学生の心身の健康状態 コロナ流行開始時学部新入生の経年変化
抄録
コロナ流行開始時(2020年度)にA大学に入学した学部生約2400名を対象とし、心身の健康状態が入学後3年間にどのように変化しているか把握するため、2020年3月と2021年5月、2022年5月にWebアンケートを行った。アンケートの内容は、生活や健康状態に関する14項目(「気分の落ち込み」「やる気が起こらない」等)についてそれぞれ「はい/いいえ」の2件法で回答を求めた。その結果、有意な経年的変化を認めた項目として「規則正しい生活」「食の異常」「気分の落ち込み」「対人緊張」「孤独」「不眠」「希死念慮」があった。「自傷」「自殺」「希死念慮」「対人緊張」「孤独」に関する項目のいずれかに「はい」と回答した者を"生活状況ハイリスク者"とすると、その割合は年々増加しており、2020年5.6%、2021年9.9%、2022年12.9%であった。
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医中誌Web
著者中岡 千幸(東北大学 学生相談・特別支援センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.287-289発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096519】(会議録)
COVID-19流行前から流行中における抑うつ症状の変化と報酬知覚の関連性
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医中誌Web
著者高垣 耕企(広島大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.282発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096518】(原著論文)
新型コロナ感染症流行の影響下で学生が抱えるメンタルヘルスの問題についての調査
抄録
本学では、2020年度の前期は新型コロナの影響で入構制限があったため学生健診の実施時期や方法を変更せざるをえなかったが、2021年度は例年どおりの形で健診とWEB問診を行うことができた。今回、新型コロナ流行の影響下で学生が抱えるメンタルヘルスの問題を明らかにするため、流行が拡大する前年の2019年度から、感染拡大が始まってから1年後となる2021年度までのWEB問診データを分析した。WEB問診では、まずスクリーニング目的にWEB上でMINI精神疾患簡易構造化面接法日本語版およびその中のMINIスクリーンを改編した質問項目と、自閉症スペクトラム指数(AQ)の45番目の項目(他の人の考えを理解することは苦手だ)について症状の有無を尋ねた。そして、「症状あり」と回答した学生に、MINI精神疾患簡易構造化面接法を改編した質問項目と、SCOFF、AQ10日本語版、SASS、SDISSを改編した質問項目に加え、「学業に支障をきたす要因」と「コミュニケーションに支障をきたす要因」について回答を求めた。分析の結果、スクリーニング用の質問項目で「症状あり」と回答した学生の割合は、「うつ病エピソード」を除く全ての項目で2019年度に比べて2020年度に低下し、2021年度にはほぼ2019年度のレベルに戻っていた。MINI精神疾患簡易構造化面接法を改編した質問項目、SCOFF、AQ10で基準以上の症状があった学生の割合とSASSスコアには、明らかな経年的変化はみられなかった。
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医中誌Web
著者大渓 俊幸(千葉大学総合安全衛生管理機構)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.279-281発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096514】(原著論文)
コロナ禍における「こころの健康相談」新規来所者の診断分類の変化について
抄録
本学保健管理センター「こころの健康相談」では、新規に初めて来所した人に診断分類を行い、ICD-10に基づき12種類に分類している。今回、2018年4月~2022年3月に新規に来所した学生860名の診断分類の年次推移について検討した。疾病域に該当しない正常範囲に分類された学生の割合は、2018年度が21.4%、2019年度27.1%、2020年度27.4%、2021年度36.0%であり、経年的に有意に増加していた。単極性うつ病に分類された割合は、2018年度14.3%、2019年度15.3%、2020年度16.4%、2021年度8.7%であり、2021年度は他の年度に比べて有意に低かった。発達障害に分類された割合は、2018年度6.7%、2019年度5.7%、2020年度5.5%、2021年度7.6%であり、コロナ禍の2019・2020年度に比べて2021年度は増加傾向にあった。
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医中誌Web
著者近藤 泰子(神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター保健管理部門)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.269-271発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096509】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症濃厚接触者における自粛時の困難感についての検討
抄録
本学の大学生・大学院生のうち2020年4月~2022年6月に本学保健館が新型コロナ感染または濃厚接触を把握した感染者1187名(以下;感染群)と濃厚接触者1729名(以下;濃厚接触群)を対象とし、感染診断後または濃厚接触者と判定後1~2ヵ月時にWebアンケートを行い、「心身の状態についての心配の有無」「体調面での心配の有無」「精神面での心配の有無」「心の支えになった人」などについて調査した。感染群で回答が得られたのは134名、濃厚接触群で回答が得られたのは124名であった。心身についての心配が「あった」と答えたのは感染群のうち76.4%、濃厚接触群のうち48.0%であり、感染群のほうが明らかに高率であった。体調面での心配が「あった」と答えたのは感染群のうち61.2%、濃厚接触群のうち26.4%であり、感染群のほうが有意に高率であった。精神面での心配が「あった」と答えたのは感染群のうち32.8%、濃厚接触群のうち33.6%であり、ほぼ同率であった。心の支えになった人は、両群とも「家族」が最も多く、次いで「友人」、「大学関係者」の順であった。
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医中誌Web
著者近江戸 貴子(関西学院大学 保健館)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.255-257発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096505】(原著論文)
医療専門職を目指す学生支援の特徴と課題 医療実習における課題を中心に
抄録
医療専門職を目指す学生が臨地実習参加前に不安に思っていることや、困ったと感じていることを把握する目的で、ピアサポーター活動に参加している学生11名に自由記述式のWebアンケートを行った。記述された内容をKJ法で分析した結果、以下の5グループが生成された。1)対人関係・コミュニケーション。2)ハードスケジュール・マルチタスク。3)医療現場特有の困難さ・環境不安。4)自信のなさ。5)コロナウイルス関連への不安。
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医中誌Web
著者渡邊 洋子(東京医科歯科大学)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.245-247発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096495】(原著論文)
公立・私立大学を対象とした死亡学生実態調査(2020-2021年度)について
抄録
死亡学生実態調査はこれまで国立大学を対象に実施されてきた。公立・私立大学を対象とした調査を2020年度(R2)に初めて実施し、2021年度(R3)も同じ形式で実施した。方法は文科省から全ての公立・私立大学(R2:1031校、R3:1044校)にメールで回答を依頼した。今回、R3の集計結果を中心に報告した。回答数は846大学(回答率81.0%)、在籍学生数の合計は2205201人、死亡数は467人、死因は病死120人、事故死74人、自殺(疑いを含む)231人、他殺・不詳42人であった。死亡率(学生10万対)は、全死亡21.2、病死5.4、事故死3.4、自殺10.5であった。R2は回答数734大学、死亡数460人、死亡率は全死亡22.5、病死6.0、事故死3.8、自殺11.5であった。
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医中誌Web
著者安宅 勝弘(東京工業大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.220-222発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096450】(原著論文)
新入生の食事と健康の不安に関するアンケート調査
抄録
2021年度の学部新入生2138名を対象とし、COVID-19についてどのように思っているのかを含めて、健康や食事に関する不安や生活環境についてアンケート調査を行った。調査項目は「住まい」「感染症対策として日頃から行っていること」「入学後の食事」「入学後の食事への不安」「ストレス解消はできているか」「解消方法」などとした。1852名から回答が得られた。住まいは自宅が63%、アパートや寮などの下宿生が36%であった。COVID-19については、「周囲の人に移すかもしれないと思うと怖い」と答えた者が77%、「自分が感染したら怖い」が71%などであった。感染症対策として日頃から行っていることは「マスクの着用」と「手洗い・アルコール手指消毒」が多かった。入学後の食事は、自宅生の86%が内食、下宿生の76%が内食であり、COVID-19蔓延のためかいずれも内食が多かった。食事への不安が「ある」と答えたのは、自宅生のうち4%、下宿生のうち26%であった。ストレス解消が「できている」と答えたのは自宅生のうち50%、下宿生のうち39%であった、ストレス解消方法は、自宅生・下宿生とも「友人と遊ぶ・話す」が最も多く、2番目に多かったのは自宅生では「スポーツ」、下宿生では「ゲーム」であった。
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医中誌Web
著者土屋 聖亜(名古屋大学総合保健体育科学センター 保健管理室)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.108-110発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096437】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による環境変化が教職員に与えた精神的ストレスの評価
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医中誌Web
著者毛利 健太朗(神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター保健管理部門)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻1号 p.75-76発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096282】(解説)
【期待高まるクリティカルケア認定看護師】(報告1)自治医科大学附属さいたま医療センター 重症コロナ専用病棟における看護実践の経験を踏まえた健康危機管理体制の構築
抄録
<文献概要>本稿では、COVID-19重症患者の専用病棟において、クリティカルケア認定看護師として取り組んだ、業務マニュアルづくり、看護実践、患者家族への支援、スタッフの教育、チーム連携の強化などについて説明します。最後にコロナ禍の経験を踏まえた、健康危機管理体制の構築についても報告します。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者中川 温美(自治医科大学附属さいたま医療センター)ほか収載誌/巻号頁看護 (0022-8362)/76巻1号 p.029-034発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024096122】(会議録)
全身倦怠感を主訴とするコロナ後遺症患者の心理社会的因子の検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者宮崎 博喜(寿量会熊本機能病院 総合診療科)収載誌/巻号頁日本心療内科学会誌 (1342-9558)/27巻27 p.124発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024093336】(会議録)
COVID-19に罹患し入院となった患者の退院後に抱える不安の実態
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医中誌Web
著者八木 優(NTT東日本札幌病院)ほか収載誌/巻号頁医療の質・安全学会誌 (1881-3658)/18巻Suppl. p.326発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024093331】(会議録)
新型コロナウイルス感染症にともなう社会反応が医療従事者に与えた心理的影響
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医中誌Web
著者渡辺 莉代(浜松医科大学 医学部医学科)ほか収載誌/巻号頁医療の質・安全学会誌 (1881-3658)/18巻Suppl. p.325発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024091090】(解説)
Current Knowledge for ICT コロナ禍におけるDMATの取り組み
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が集団発生した医療機関や社会福祉施設では、陽性者や濃厚接触者の管理だけでなく、職員が感染者や濃厚接触者となるなど勤務できない状況となり、施設は機能不全に陥った。災害時の災害派遣医療チーム(disaster medical assistance team,DMAT)によるCOVID-19への対応は、感染対策の指導に加え、機能維持を目的とした幅広い支援が必要となった。災害医療=医療逼迫・崩壊時の医療提供と同義であり、医療逼迫・崩壊時の被害を低減すべく、社会的アプローチを含めたマクロ対応から、各施設の対応というミクロの視点でも実施した。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者千島 佳也子(国立病院機構 本部厚生労働省DMAT事務局)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/32巻12号 p.1254-1257発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024089145】(解説)
【子どもと家族への心理的支援】感染症(新型コロナウイルス)の蔓延下における家族支援
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医中誌Web
著者鴨志田 冴子(山形大学保健管理センター)収載誌/巻号頁家族心理学年報/41巻 p.98-106発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087978】(会議録)
新型コロナ禍における自殺者数の傾向と精神科医療提供との関連 NDBオープンデータの解析から
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医中誌Web
MedicalOnline
著者緒方 健(千葉大学医学部附属病院 次世代医療構想センター)ほか収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/32巻3号 p.261発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087930】(解説)
現在の社会的病理を反映するcommon diseaseとしての不安障害~最近の臨床像の動向と対応 COVID-19禍におけるパニック症 その臨床像と対応
抄録
COVID-19禍では,一般人口の4割近くがストレスを感じ,3割弱が抑うつや不安を訴える。EUを中心とした国における分析では,COVID-19禍では,心的外傷後ストレス障害や全般不安症,あるいはうつ病程に,パニック症(PD)の発症は増えないものの,元々精神疾患の既往がある場合,あるいはパンデミック下でストレスイベントがある場合,さらには感染への恐怖が強い場合,PDの有病率は増加するとされる。一方,韓国の健康保険システムの病名検索では,年齢に関係なく成人ではパンデミック後にPDの病名が有意に増加したという。また,看護師を中心とした医療従事者を対象とした海外のデータ(EU)では,パニック発作(PA)がパンデミック下で増加していることがわかっている。さらに,パンデミック前から不安症である患者ではパンデミック下で症状が悪化するが,抑うつよりは不安症状が強く出現し,特にパニック症状を呈する場合が多いとの報告がある。したがって,COVID-19禍では,PDの発症やPAの出現,不安症患者の悪化に注意する必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者塩入 俊樹(岐阜大学 大学院医学系研究科精神医学分野)収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/32巻3号 p.205-210発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087929】(原著論文)
COVID-19クラスターを発生した病棟を有する精神科病院の精神療養病棟の看護師における危機的状況と対処プロセス
抄録
【目的】精神療養病棟の看護師が院内でCOVID-19クラスターが発生したことに伴う危機的状況に対して,どのようなプロセスを経て対処しているのかを明らかにする。【対象と方法】COVID-19クラスターが発生した病棟を有するA精神科病院の精神療養病棟に勤務する看護師7名を対象に半構造化面接を行った。逐語録から研究参加者に生じた心理状態と対処行動についてカテゴリー化を行い,カテゴリー間の関係性を分析した。【結果】看護師は【どこまで感染対策業務をすべきかわからず看護業務が圧迫される】,【職員の感染対策に関する意識が低いことへの危機感】から【得体の知れないウイルスへの対応に先が見えない恐怖や不安】を強めた。看護師は【がむしゃらに業務へ臨むしかない】と感じ【COVID-19クラスター発生に対して,病棟全体で前向きな姿勢で感染対策への意識の統一を図る】ようになり,【今日できることを見つけて対処していく】プロセスが生じていた。【結論】看護師は,情報の錯綜,看護師間の感染対策の認識の差,患者の感染予防行動の理解の乏しさ等が影響し,感染予防が徹底できない困難感を抱いていた。この危機的状況で看護師は,感染を拡大させないという共通の目標を持ち,看護師間で感染予防対策の意識の統一を図っていた。その一方で,看護師は余裕のなさからメンタルヘルスに注意や関心を払わなくなるリスクがあるため,組織的にストレスマネジメントを行う体制を整える必要性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者肩 遼平(岡部病院)ほか収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/32巻3号 p.193-202発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087896】(会議録)
COVID-19に対応する保健所保健師のメンタルヘルス
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中川 陽子(順天堂大学 保健看護学部)ほか収載誌/巻号頁心身健康科学 (1882-6881)/19巻2号 p.68-69発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087867】(会議録)
「現在の社会情勢の中でSATをどのように活かしているか」 息子へのセラピーを通しての学びや気づき
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医中誌Web
著者田中 琴美収載誌/巻号頁ヘルスカウンセリング学会学術大会・総会プログラムおよび講演抄録集/30回 p.11発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087787】(解説)
【あたらしいジェンダースタディーズ-転換期を読み解く】転換期を読み解くジェンダースタディーズ 新しい現実には新しい言葉を 援助の「言葉」を更新する
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医中誌Web
著者信田 さよ子(原宿カウンセリングセンター)収載誌/巻号頁臨床心理学 (1345-9171)/ p.9-16発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087582】(解説)
【いま周産期メンタルヘルスで注目されていることを考える】周産期メンタルヘルスにおける総合病院でできる多職種連携 精神科医の視点から
抄録
周産期においてメンタルヘルスの不調をきたす要因は多岐にわたり,それらの要因に対応するためには,精神科医だけでなく,産婦人科医や小児科医,看護師,心理師,薬剤師,ソーシャルワーカーなどの多職種ならびに地域の関係機関との連携が必須となる.いわゆる総合病院では,多職種があらかじめ配置されており,より連携がとりやすい土台はあるものの,多職種をシステマティックに連動させ,早期から介入していくことは決して容易なことではない.多職種が円滑に連携していくうえで,ガイドラインを有効に活用していくことが望まれる.また,妊娠中や新生児がいることで移動や時間的な制約が生じ,当事者が医療機関や地域の保健機関にアクセスしようとしても行動が制限されてしまうことがある.さらに近年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大が,その障壁をより高くしている.著者らによる調査研究の結果から,COVID-19拡大後における産後女性の不安や自傷念慮の悪化が明らかにされた.感染対策もしながら必要な支援によりアクセスしやすくするためにはWEBシステムの活用などが検討されるべきであるが,支援者側の体制の構築だけでは不十分であり,当事者やその家族が能動的に適切な支援機関を探し,つながっていく取り組みも必要である.本稿では,周産期メンタルヘルスにかかわる種々の問題に対応していくことをめざした当院での多職種連携チームであるペアレンティング・サポート委員会の取り組みについて紹介する.(著者抄録)
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医中誌Web
精神神経学雑誌
著者辻野 尚久(済生会横浜市東部病院 精神科)ほか収載誌/巻号頁精神神経学雑誌 (0033-2658)/125巻7号 p.587-593発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087489】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症の流行が未就学児の身体活動とメンタルヘルスに及ぼす影響 流行前後にわたる前向きコホート研究
抄録
COVID-19流行前後にわたる未就学児の身体活動とメンタルヘルスの変化、母親の社会的孤立が児のメンタルヘルスに及ぼす長期的な影響について検討した。児の身体活動・メンタルヘルスに関する研究では母児4015組を対象とし、運動・スポーツやスクリーンタイムを維持している群を基準として、COVID-19流行下で各アウトカムが悪化したことを示す知見は得られなかった。母親の社会的孤立と児のメンタルヘルスに関する研究では母児5842組を対象とし、母親が社会的に孤立している児ほど全問題尺度で測定した問題行動の割合が高く、孤立なしと比較した孤立ありのオッズ比は1.37であった。児が1歳時点で母親が社会的孤立を有している場合、児が4歳時点で問題行動を有している割合が高いことが明らかになった。
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医中誌Web
著者村上 慶子(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)収載誌/巻号頁若手研究者のための健康科学研究助成成果報告書/37号 p.127-134発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024087488】(原著論文)
オンラインセルフケア教室を通じた妊産婦の心の健康支援 With,Afterコロナでの健幸社会構築を目指して
抄録
妊産婦の精神的健康にアプローチする方法として、従来行われてきたカウンセリングのみではなく運動も同時に提供することの効果を検証した。ライブ形式のオンラインセルフケア教室に参加した産後12ヵ月未満の母親129名(平均36歳)を対象とした。介入前におけるエシンバラ産後うつ病自己評価票(EPDS)得点≧9の者の割合は30.23%、PANAS(Positive and Negative Affect Schedule)のポジティブ感情得点は平均28.97、ネガティブ感情得点は平均25.27、介入後においてはEPDS得点≧9の者の割合は17.03%、PANASのポジティブ感情得点は平均29.16、ネガティブ感情得点は平均21.98であった。二群の差の検定を行った結果を確認すると、EPDSのカットオフ値の割合およびPANASのネガティブ感情得点に統計的に有意な差が認められたが、ポジティブ感情得点には統計的有意差はみられなかった。教室参加による心の健康状態悪化防止の可能性が示された。
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医中誌Web
著者松島 みどり(筑波大学 人文社会系)ほか収載誌/巻号頁若手研究者のための健康科学研究助成成果報告書/37号 p.117-126発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024087476】(原著論文)
コロナ禍における都内在住高齢者の運動・栄養・社会参加の変化と認知機能低下の関連 2019~2022年の4時点データを用いた縦断研究
抄録
コロナ禍における運動・栄養・社会参加の変化に関連する要因、このような変化と認知機能低下との関連について検討した。認知症の既往を有する者、認知機能の顕著な低下が疑われる者、パーキンソン病の既往を有する者を除く都内在住の65歳以上の高齢男女を、コロナ流行前の2019年と2020年、2021年、2022年の3年間、各年10月の4時点にわたって追跡した。認知機能はMMSEで評価し、運動・栄養・社会参加の頻度は質問票により把握した。2019~2021年の解析対象者は469人、2019~2022年の解析対象者は446人であった。その結果、糖尿病を有する人では運動の好ましくない変化が生じにくいことが示され、栄養については筋力が低下した者で特に食品摂取多様性が低くなる傾向にあった。社会参加については男性であること、BMIが正常であること、歩行速度低下がある人ほど社会参加が好ましくない変化を起こしやすいことが示された。運動・栄養・社会参加のいずれも認知機能低下との関連は認められなかった。
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医中誌Web
著者笹井 浩行(東京都健康長寿医療センター東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と精神保健研究チーム)ほか収載誌/巻号頁若手研究者のための健康科学研究助成成果報告書/37号 p.38-43発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086957】(解説)
A病院におけるコロナ禍での看護師の精神的負担軽減への取り組み
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)は、ウイルスによって引き起こされる疾病だけでなく、目に見えないことや治療法が確立していないことにより、医療従事者に大きな不安や恐怖を与えた。この不安や恐怖は、嫌悪・差別・偏見を生み出し、医療現場の最前線を支える対応者の負担となり、A病院においても当該部署から複数のメンタルヘルス問題が発生した。自分の身を守るために不可欠となる個人用防護服(以下PPE)着脱の研修、看護師の経験や知識が異なることを前提とした重症患者を管理するために必要な研修、一部のスタッフに負担が集中しない人員配置の調整、メンタルヘルスについてのセルフケア研修とピアサポートについて取り組んだ結果、これらの取り組みが組織において必要とされる「困難な状況で働く職員がこころの健康を維持するために必要な4要素」を満たす活動であったことが明らかとなった。未知のウイルスに対峙する看護師の精神的負担を軽減するためには、対応する看護師を孤立させることなく、組織で支え問題解決に取り組む体制が不可欠である。そして、組織の長期的な安定のためにも、新興感染症という危機を機会に変え、レジリエンスの高い看護部をつくることが、今後も継続する課題であると考える。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者前田 絵理子(京都中部総合医療センター 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本医療マネジメント学会雑誌 (1881-2503)/24巻1号 p.20-25発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086782】(原著論文)
InBody測定受診者の性・年代別にみた筋肉量の違い
抄録
日本の高齢化率は加速し、超高齢社会に突入した。平均寿命が延びる一方で、健康寿命と平均寿命とは約10年の差があり健康寿命延伸が重要な課題となっている。2020年、新型コロナウイルスが蔓延し、活動量や身体状況の低下など健康障害のリスクが増大した。このような状況から、総合健診センターヘルチェック(以下、ヘルチェック)利用者が自身の身体状況を確認するツールとして、また、健康診断とあわせて利用者の健康をヘルチェックがトータルサポートし、その健康度向上をはかる目的として、2022年1月に体組成測定(以下、InBody)およびカウンセリングを開始した。InBody測定受診者の筋肉量から性・年代別傾向、部位別筋肉量の特徴について調査した。結果、筋肉量は男女とも50歳頃より低下し、特に下肢筋力が最も減りやすいことが示唆された。筋肉量は加齢とともに低下することから、高齢期の転倒や寝たきりのリスク低減には、若年期より身体状況を把握し、運動意識や習慣を身につけていく必要があると考える。ヘルチェックでは今後もInBodyを積極的に活用し、利用者へInBody測定受診を促していく。そして個々の生活課題に沿った食事・運動の提案を行うとともに、さまざまな健康課題を見据えながら利用者の健康に携わっていく。(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 千春(総合健診センターヘルチェック ヘルスケア推進部)ほか収載誌/巻号頁善仁会研究年報 (0916-8826)/44号 p.78-81発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086659】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症による長期面会制限下で療養介護病棟患者の感じていること
抄録
【目的】患者が新型コロナウイルス感染症による面会制限についてどのように考えどのようなことを感じているのか明らかにする【方法】量的研究、B病棟入院中で同意が得られた患者26名。独自のアンケートと患者概要調査票を作成・調査を実施し、アンケートを単純集計、カイ二乗検定を行った。【結果】「新型コロナウイル感染症が落ち着いてから面会するのでいい」そう思う16名そう思わない2名「看護師にもっと話を聞いて欲しい」そう思う13名そう思わない2名【考察】患者は面会者が感染する事へのリスクを考慮した結果、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてから面会するのでいいと考えたのではないか。社会・外部から孤立した状況から看護師とのコミュニケーションを必要としていると考える。【結論】新型コロナウイルス感染症が落ち着いてから面会でもいいと8割の患者が思っている。その上で話を聞いて欲しいと思っているためスタッフ間で共有し関わっていく必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
著者金岡 枝里(国立病院機構徳島病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁Journal of Tokushima National Hospital (2185-3169)/14巻 p.47-50発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086658】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症による病棟看護師のストレスの実態調査
抄録
A病院で働く病棟看護師がコロナ禍でどのようなストレスを感じているかを明らかにし、看護師のストレス対策に繋げることを目的に調査を行った。対象はA病院に勤務している入職2年目以降の配属されている全病棟の看護師182名である。アンケートを因子分析した結果「看護ケアを行う上での不安」「新型コロナウイルス感染症対策により生じた業務負担」「勤務時間外でのストレス」「看護師として働く不安」「患者に対する不安」の5因子が抽出された。新型コロナウイルスにより看護ケアを行うなか、またプライベートで緊張感をもって感染対策を続けなくてはいけないことがストレスとなり、それが不安や疲れなどの精神的症状にあらわれていると考える。新型コロナウイルスによるストレスがコロナ禍以前と現在の心身の症状の変化と関連していることが明らかになった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者鴻池 美希(国立病院機構徳島病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁Journal of Tokushima National Hospital (2185-3169)/14巻 p.42-46発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086327】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック下での日本における女性の自殺者増加 2021年10月までの時系列解析(The Unusual Increase in Suicides Among Women in Japan During the COVID-19 Pandemic: A Time-series Analysis Until October 2021)
抄録
<Highlight>●日本のCOVID-19流行下において、女性の自殺者数が増加した。●失業率の経時的変化を考慮しながら、コロナ禍の女性の自殺について、職種、動機、年齢の各カテゴリ別にO/E比を評価した。●2020年3月から12月の期間において、ほぼすべてのカテゴリでO/E比が1.0を大きく上回り,その後2021年10月までの期間でも続いていた。●COVID-19流行時における自殺予防対策としては、特定の集団に限定した介入を行うのではなく、全方位的な対策が重要になるであろう。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者Kikuchi Kohtaro(Department of Biostatistics, M&D Data Science Center, Tokyo Medical and Dental University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Epidemiology (0917-5040)/33巻1-2号 p.45-51発行年月2023.02
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【2024086042】(原著論文)(英語)
職務ストレスと職場サポートがCOVID-19ワクチン接種後の副反応に及ぼす影響 日本人従業員を対象とした前向き研究(The effect of job strain and worksite social support on reported adverse reactions of COVID-19 vaccine: A prospective study of employees in Japan)
抄録
精神社会的労働環境がCOVID-19ワクチン接種後の副反応に及ぼす影響について検討した。日本人のフルタイム従業員747名(男性423名、女性324名、平均44.8歳)を対象に前向き研究を実施し、11項目のワクチン副反応調査結果と労働環境(職務上の要求度、職務コントロール、専門家によるサポート、同僚によるサポート)との関連を評価した。ワクチンの副反応症状として腕部の疼痛/発赤/腫脹をきたしたのが606名(81.1%)と最も多く、疲労感が479名(64.1%)、頭痛が295名(39.5%)、筋肉痛/関節痛が473名(63.3%)、悪寒が239名(32.0%)、37.5℃以上の発熱が400名(53.5%)、悪心/嘔吐が50名(6.7%)、下痢が55名(7.4%)、リンパ節痛が67名(9.0%)であった。重度の副反応により治療を要したのは22名(2.9%)、ワクチン接種後7日以上が経過してから腕部に副反応がみられたのが139名(18.6%)となっていた。多重線形回帰分析では、同僚のサポートと副反応数との間に有意な負の相関、精神的苦痛と副反応との間に有意な関連が認められ、女性、低年齢、2回目接種およびモデルナ接種が副反応数と有意に関連していた。
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医中誌Web
著者Sasaki Natsu(Department of Mental Health, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/64巻1号 p.1 of 13-13 of 13発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086038】(原著論文)(英語)
日本での従業員に対するCOVID-19職域ワクチン接種に寄与する知覚された組織的サポートの高さ 前向きコホート研究(Workplace vaccination opportunity against COVID-19 contributed to high perceived organizational support of employees in Japan: A prospective cohort study)
抄録
COVID-19職域ワクチン接種の実施と知覚された組織的サポート(POS)との関連について検討した。2020年12月~2021年12月の間に日本国内の従業員18560名を対象に自己記入式質問票サーベイによる前向きコホート研究を実施した。POSが高かった従業員6912名とPOSが低かった従業員4971名に分類し、ワクチン接種との関連を評価した。POS低値群のうちワクチン接種を受けたのは1727名、受けなかったのは3244名、POS高値群のうちワクチン接種を受けたのは3025名、受けなかったのは3887名であった。POS低値群のうちワクチン接種を受けた従業員は収入と学歴が高く、企業規模も大きかった。ベースライン時にPOS低値でありながら1年後のフォローアップ時にPOS高値であった従業員のワクチン接種率はフォローアップ時にPOS低値であった従業員より有意に高値を示しており、ベースライン時のPOS高値かつフォローアップ時のPOS高値群においてもワクチン接種率は有意に高かった。職場の感染コントロール環境を補正後もこのような傾向は維持されていた。職場のPOSの充実によってワクチン接種率が高まることが明らかになった。
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医中誌Web
著者Mori Koji(Department of Occupational Health Practice and Management, Institute of Industrial Ecological Sciences, University of Occupational and Environmental Health)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/64巻1号 p.1 of 9-9 of 9発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086037】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック期間における船員のメンタルヘルスとwell-being スコーピングレビュー(Mental health and wellbeing of seafaring personnel during COVID-19: Scoping review)
抄録
COVID-19パンデミック期間中の船上作業者のメンタルヘルスとwell-beingの状況について検討した。各種データベースを検索し、文献14件を抽出してスコーピングレビューを実施した。ネガティブな感情や過度のストレスを抱えている者が多いことが示されたが、PTSD、不安、うつといった精神症状に関して標準の評価法を用いていたのは文献4件にとどまっており、パンデミック前とメンタルヘルス問題の有病率を比較したものはわずか1件であった。PTSDについては船員のうち37%に何らかの症状がみられるとの報告があり、不安の有病率は約11~12%とされたが、自己評価による不安の発症率はわずか2%となっていた。うつ症状の発症率は12~14%から42%まで文献によって差がみられた。このほか、全般性精神症状の有病率は40%、ストレスを抱えているのは6%から30%であることが示され、疲労感や睡眠障害を訴える者も一定程度認められた。COVID-19パンデミックにより船上での滞留期間が長引くことによってメンタルヘルスに悪影響が及んでおり、上陸不許可、収入、今後の雇用、孤独感、COVID-19感染の恐れなど多くの問題が挙げられていた。
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医中誌Web
著者Brooks Samantha K.(Department of Psychological Medicine, King's College London, Weston Education Centre)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/64巻1号 p.1 of 14-14 of 14発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024086035】(原著論文)(英語)
COVID-19パンデミック第3波におけるカナダ人労働者のバーンアウトの寄与因子としての孤独感と社会的サポート 横断研究(Loneliness and social support as key contributors to burnout among Canadians workers in the third wave of the COVID-19 pandemic: A cross-sectional study)
抄録
COVID-19パンデミック第3波におけるカナダ人労働者のMalach-Pines簡易型バーンアウト尺度(MPSBM)スコアと労働者個人の特性・性格、経済的負担度、勤務条件、ワークライフバランス、社会的包摂との関連について検討した。カナダ人労働者486名(男性48.4%、平均34.7歳)を対象に横断研究を実施し、MPSBMスコアと関連する因子の同定を試みた。MPSBMスコアが4未満の非バーンアウト者が334名、スコア4以上のバーンアウト者が152名であった。バーンアウト者では情動的孤独感と社会的孤独感が高く、家族や友人からのサポートが少ないと回答していた。このほか、障害者と同居する者もバーンアウトに陥る比率が高く、経済的負担、ワークライフバランスの不良、職場に対する不満もバーンアウトと関連していた。多重線形モデルでは、情動的孤独感、家族からのサポート不足、学士号取得、睡眠不足、自己評価にもとづく身体健康度低下、持ち家所有、および収入低下とMPSBMスコア高値との間に有意な関連が認められた。労働者のバーンアウトを防ぐには多方面からのアプローチが必要であることが示唆された。
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医中誌Web
著者Card Kiffer G.(Faculty of Health Sciences, Simon Fraser University)ほか収載誌/巻号頁Journal of Occupational Health (1341-9145)/64巻1号 p.1 of 15-15 of 15発行年月2022.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085810】(解説)
内の目外の目(第251回) コロナが教えてくれた今後の高齢者歯科医療戦略 「コロナ禍における介護老人保健施設入所者に対する口腔健康管理の状況調査」から見えてきたこと
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医中誌Web
著者野村 圭介(日本歯科医師会)収載誌/巻号頁日本歯科医師会雑誌 (0047-1763)/76巻10号 p.752-753発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085718】(原著論文)
新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科における最近4年間の外来新患患者の動向
抄録
新潟大学医歯学総合病院歯科麻酔科の最近の外来新患患者の動向を調査し,10年前の状況との比較および新型コロナウイルス感染症拡大前後の比較を行うことで今後の歯科麻酔に対する需要について検討した。外来新患患者数は2019年で129名,2020年で108名,2021年で101名,2022年で86名であった。2011年は117名であり,2019年の患者数は増加した。しかし,2020年と2022年に患者数の減少が認められた。2020年の減少は障害者および非協力児の全身麻酔依頼の患者数の減少が要因であった。これは新型コロナウイルス感染症の拡大で歯科治療が延期を余儀なくされたことが考えられた。また,2022年の減少は上記に加え,口腔外科から紹介される患者の減少が要因であり,特に術後の三叉神経障害とペイン(その他)の紹介が減少した。しかし,全体の三叉神経障害の症例数は減少しなかった。これは院外からの紹介が増加傾向にあることに起因すると考えられた。歯科麻酔に対する需要にも変化が生じ,障害者および非協力児の全身麻酔の需要が増加した。また,痛みや知覚障害の診察,治療に対しては院外からの紹介が増加していることから今後も需要は多いことが予想された。(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者倉田 行伸(新潟大学 大学院医歯学総合研究科歯科麻酔学分野)ほか収載誌/巻号頁新潟歯学会雑誌 (0385-0153)/53巻2号 p.65-71発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085687】(解説)
新型コロナウイルス感染症 Up-to-date COVID-19の後遺症としての神経症状
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医中誌Web
著者大平 雅之(国立精神・神経医療研究センター病院 臨床検査部)ほか収載誌/巻号頁Modern Media (0026-8054)/69巻12号 p.312-317発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024085067】(総説)
介護職員に向けたメンタルヘルスケア研修の構築に関する研究 研修の必要性と在り方について
抄録
超高齢社会の我が国において、介護職員の不足問題や介護職員による利用者への虐待などが社会問題化している。その要因の一部にストレスを要因とするバーンアウトがあるのではないかと推察する。本研究の目的は、介護職員に向けたメンタルヘルスケア研修の必要性と在り方について検証を行うことであった。介護職員の「ストレス」「バーンアウト」「メンタルヘルス」「メンタルヘルスケア研修」をキーワードに、国立国会図書館オンライン(NDL ONLINE)から先行研究を検索・探求した。その結論から介護職員に向けたメンタルヘルスケア研修を実施し、その効果を測定した研究は少なかったためその必要性が示唆された。今後の課題として、介護職員のストレスを軽減し、バーンアウトを予防する為には、ストレス耐性の強化や適切な人間関係の構築方法、他者理解や自己理解などの知識が得られ、介護職員自身が「セルフケア」を行えるようになるメンタルヘルスケア研修を構築し、実践し、その効果を測定する研究が必要であると考える。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面による研修を計画的に実施することが難しい状況であるため、感染リスクの低いオンラインメンタルヘルスケア研修の構築に向けた道しるべとしたい。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者近藤 重晴(同朋大学 大学院人間学研究科仏教人間学専攻臨床心理分野博士後期課程)収載誌/巻号頁人間関係学研究 (1340-8186)/28巻1号 p.33-44発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024083848】(解説)
ポストコロナ時代の家族 ポストコロナ時代 韓国における家族研究の方向と課題
リンク情報
医中誌Web
著者崔 喜晶(成均館大学校)収載誌/巻号頁家族関係学 (0915-4752)/42号 p.17-21発行年月2023.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024083426】(解説)
【今年こそ辞めさせない 定着・成長を支援する 新人看護師が活きる職場づくり】新人看護師が活きる職場づくり 新人を含めた看護部全体で新人を支援する教育体制の構築
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医中誌Web
MedicalOnline
PierOnline
著者宮口 貴子(石心会川崎幸病院 CCU)収載誌/巻号頁Nursing BUSINESS (1881-5766)/18巻1号 p.27-31発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082581】(会議録)
COVID-19感染流行禍における周産期医療サービスと産後うつの関連 産後3ヵ月までの女性を対象として
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医中誌Web
著者岡部 希美(仙台市立病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会学術集会抄録集/19回 p.90発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082573】(会議録)
A病院におけるコロナ禍による面会制限とエジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)との関連
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医中誌Web
著者木戸 亜理菜(飯塚病院 総合周産期母子医療センター産科部門)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会学術集会抄録集/19回 p.82発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082567】(会議録)
コロナ禍における周産期の父親の悩みに関するテーマ分析 インタビュー調査
リンク情報
医中誌Web
著者石下 綾香(国立成育医療研究センター 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会学術集会抄録集/19回 p.76発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082565】(会議録)
コロナ禍における妊婦の抑うつの関連要因
リンク情報
医中誌Web
著者間中 麻衣子(大阪医科薬科大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁日本周産期メンタルヘルス学会学術集会抄録集/19回 p.74発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082496】(原著論文)
当院におけるCOVID-19流行前後の妊産婦のメンタルヘルスの検討
抄録
2018年12月から2020年12月までの6ヵ月毎に合計5回の月間に昭和大学病院を受診した妊産婦延べ1573名を対象に前方視的調査を行い、COVID-19流行前後の妊産婦のメンタルヘルスについて検討した。COVID-19流行前、後で各時期の対象人数は妊娠期、分娩期ともに有意差はなかった。COVID-19流行前後で有意差が見られた要支援項目は、妊娠時では夫のDV(流行前0%、流行後0.9%)、サポートなし(流行前8.6%、流行後17.0%)などであった。分娩時ではサポートなし(流行前10.6%、流行後22.1%)、妊婦が外国人(流行前2.7%、流行後8.5%)などであった。COVID-19流行に伴い、妊娠時のうつ傾向は強まり、メンタルヘルスにおける要支援率は上昇した。COVID-19の感染不安や、病院や地域、および行政のサポート不足による妊娠や育児への漠然とした不安がエジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)陽性率に影響した可能性があり、サポート体制の構築が必要であると考えられた。
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者池袋 真(昭和大学 医学部産婦人科学講座)ほか収載誌/巻号頁女性心身医学 (1345-2894)/28巻2号 p.199-204発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082490】(総説)
本邦の医療通訳に係る現状とその課題
抄録
コロナウイルス感染症も5類となり,今後ますます本邦の外国人医療の受療は増すことが強く予想されている.よって本邦の外国人医療に関する現状と課題について,産業と精神医学の視点を加え文献レビュー形式に準じて概説した.外国人の動向として,特に通訳者が得られにくい地方で技能実習生など日本語も英語もうまく話せない外国人の受療に課題があることなどを紹介し,医療機関,地域,自治体などの対応すべき組織毎の外国人医療への課題の取り組み状況をまとめた.また医療通訳者が抱える課題として,その育成や資質問題,アドボケイト(擁護者)対応,サイト・トランスレーション問題(同意書)などの課題を取り上げ,更には近年のIT技術の高度化による医療通訳システムの進歩を概説した.(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者松崎 淳人(東邦大学医療センター佐倉病院 メンタルヘルスクリニック)収載誌/巻号頁産業精神保健 (1340-2862)/31巻4号 p.209-215発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082189】(会議録)
新型コロナウイルスにより突然病院閉鎖された入院患者の心理状態
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医中誌Web
著者林 亜矢子(日本鋼管福山病院)ほか収載誌/巻号頁日本看護倫理学会年次大会抄録集/14回 p.100発行年月2021.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082165】(会議録)
COVID-19特設セッション COVID-19患者からみた看護とケアの倫理
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医中誌Web
著者大出 順(帝京科学大学 医療科学部)ほか収載誌/巻号頁日本看護倫理学会年次大会抄録集/14回 p.59発行年月2021.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082164】(会議録)
COVID-19特設セッション 発熱外来担当となった看護師のジレンマとその後の経過
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医中誌Web
著者福宮 智子(昭和大学病院 看護部)ほか収載誌/巻号頁日本看護倫理学会年次大会抄録集/14回 p.58発行年月2021.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024082163】(会議録)
COVID-19特設セッション コロナ病棟における認知症を持つ患者への看護倫理
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医中誌Web
著者篠原 綾子(佐久市立国保浅間総合病院)収載誌/巻号頁日本看護倫理学会年次大会抄録集/14回 p.57発行年月2021.05
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024081847】(解説)
【新型コロナウイルスと障害者の人権・発達保障】コロナ禍における大阪府の保健所の現状と課題 現場の声とともに振り返る
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医中誌Web
著者小松 康則(大阪府関係職員労働組合)収載誌/巻号頁障害者問題研究 (0388-4155)/51巻3号 p.198-203発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024081762】(会議録)
一般救急と自殺、リスク評価 山口大学医学部附属病院先進救急医療センターにコロナ禍の3年間に搬送された自殺企図者の臨床的特徴 コロナ禍以前の症例との比較
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医中誌Web
著者山科 貴裕(山口大学医学部附属病院 精神科神経科)ほか収載誌/巻号頁日本精神科救急学会学術総会プログラム・抄録集/31回 p.161発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080301】(解説)
「COVID-19感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス」 COVID-19感染拡大下における地域資源としての学校園で行える取り組みは何か
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医中誌Web
著者藤岡 徹(福井大学 教育・人文社会系部門教員養成領域発達科学講座)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻4号 p.473-477発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080300】(会議録)
「COVID-19感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス」 コロナ禍における子どもへのトラウマインフォームドアプローチ
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医中誌Web
著者田中 恭子(国立成育医療研究センター こころの診療部)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻4号 p.472-473発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080299】(解説)
「COVID-19感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス」 COVID-19感染拡大下の子どもたちへの精神科医療
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医中誌Web
著者宇佐美 政英(国立国際医療研究センター国府台病院 児童精神科)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻4号 p.465-472発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080298】(解説)
「COVID-19感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス」 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス
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医中誌Web
著者岡田 俊(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 知的・発達障害研究部)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻4号 p.461-465発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080297】(解説)
「COVID-19感染拡大下の子どもと養育者のメンタルヘルス」 COVID-19を子どもたちにどう伝え,どう支えるのか
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医中誌Web
著者堀内 史枝(愛媛大学医学部附属病院 子どものこころセンター)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/63巻4号 p.456-460発行年月2022.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024080099】(原著論文)
COVID-19感染症に対する当施設外来透析患者の意識、行動調査
抄録
新型コロナ拡大による外来透析患者への影響を把握するため2022年4月にアンケート調査を行い、精神面の数値化・表面化をしたことで、感染拡大による精神的影響が一部の患者に存在することが明らかになった。今回、患者の感染に対する意識の変化を把握するため、2022年10月に再度アンケートを行い、4月の調査結果と比較した。アンケートの内容は厚労省の「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査概要について」をもとに作成し、ストレスの度合いを1~10で回答してもらった。また、K6ストレスチェックを用いて精神健康度のスクリーニングを行った。4月のアンケートの回答者数は53名、10月は57名であった。調査の結果、K6ストレスチェックによるスクリーニングでは、気分不安障害相当とされる9点以上が4月の15名から10月には7名に減少し、重度精神障害とされる13点以上が6名から1名に減少していた。ストレスの度合いも10月には5未満の患者が増え、ストレスと感じない患者の割合も増加していた。
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医中誌Web
著者渡邉 明日香(淞秋会おのば腎泌尿器科クリニック)ほか収載誌/巻号頁秋田腎不全研究会誌/26巻 p.73-78発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024078185】(原著論文)
当院における人工股関節全置換術(THA)患者の術後在院日数の現状と課題
抄録
当院のTHAクリニカルパスでは術後在院日数が「片側10日」「両側16日」となっている。今回、2021年5月~2022年4月に変股症に対してTHAを施行した553例(片側451例、両側102例)の術後在院日数を調査し、在院日数延長に影響を与える因子について検討した。片側THA例の平均在院日数は10.3±3.0日、両側THA例の平均在院日数は15.9±5.4日であった。在院日数が延長したのは片側例のうち133例(29%)、両側例のうち41例(40%)、合計174例であった。在院日数延長に影響を与える因子は以下の9カテゴリーに分けられた。1)理学療法・歩行獲得関連(132例)。2)疼痛関連(38例)。3)心因的要因(35例)。4)術後合併症(27例)。5)社会的背景(10例)。6)術部以外の障害(9例)。7)術後の予想外の障害(8例)。8)身体的な理由(5例)。9)その他(COVID-19濃厚接触による隔離や転倒4例)。
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医中誌Web
著者丸山 恭子(日産厚生会玉川病院 整形外科病棟)ほか収載誌/巻号頁Hip Joint (0389-3634)/49巻2号 p.S153-S155発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024077528】(解説)
救急車による病院間転院搬送の法的根拠 救急関連法規の整備に向けて
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医中誌Web
著者齊尾 武郎(フジ虎ノ門整形外科病院 内科・精神科)収載誌/巻号頁臨床評価 (0300-3051)/51巻1号 p.153-164発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024077480】(原著論文)
インタビューから分かった精神障害を有する人へのCOVID-19に対する予防教育の不足感
抄録
精神科病棟は,閉鎖的環境などを背景に集団感染が生じやすい.このため,精神科病棟の感染予防策は多く存在するが,医療従事者や介護職員などを対象としたものにとどまっている.今回当事者主体とした感染予防策を構築したいと考え,当事者へのインタビューを行った.その結果,「障がい者に対する偏見」「知識不足による不安」「教育機会を希望」「対策の継続」という4つのカテゴリが得られた.この結果をもとに,当事者主体の感染予防教育プログラムの構築を行っていきたい.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中川 康江(鳥取看護大学 看護学部看護学科)収載誌/巻号頁鳥取看護大学・鳥取短期大学研究紀要 (2189-8332)/87号 p.27-32発行年月2023.07
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024077477】(解説)
職場でのSARS-CoV-2感染抑制と事業継続の両立のための抗原検査キット活用法の検討および活用事例
抄録
SARS-CoV-2に対する検査として抗原定性検査キットの活用が広まっている.一方,日本では特に職場での感染抑制,つまり防疫を目的とした活用方法の検討や活用事例に関する報告は少ない.抗原検査キットは簡易かつ結果が迅速で,安価かつ大量に製造でき,他人に感染させる可能性の高い,高ウイルス量の感染者を特定する迅速トリアージツールとして位置付けられる.ワクチン接種済みかつ,オミクロン株に感染した人口を対象とした研究から,ウイルス量は曝露から5~6日後にピークに達すると推測される.また,症状発現もしくは初回PCR陽性,どちらか早い方から培養陰性までの期間中央値は8日である.行政検査の対象外であったがウイルス量動態から,他人への感染リスクが高いと考えられ,抗原検査キットで検査を行う事でトリアージし,職場でのSARS-CoV-2感染拡大のリスクを低減,もしくは事業継続に寄与したと推定される4事例を紹介した.職場での抗原検査キット活用において,検査の特性からなるべく複数回検査を行う事が望ましい.検査には労働者の同意が必要である.また,いつ,どこで,誰に検査を行うかは,事前に労使協議の場,例えば衛生委員会で審議したうえで,社内規定を設ける事が望まれる.(著者抄録)
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医中誌Web
MedicalOnline
著者辻 洋志(南森町CH労働衛生コンサルタント事務所)ほか収載誌/巻号頁日本職業・災害医学会会誌 (1345-2592)/71巻4号 p.146-151発行年月2023.07
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論文タイトル
【2024077421】(解説)
コロナ後の医療提供体制・病院経営 新型コロナ禍で得た働き方改革への対応のヒント
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医中誌Web
著者吉澤 誠司(国家公務員共済組合連合会浜の町病院)収載誌/巻号頁共済医報 (0454-7586)/72巻2号 p.139-140発行年月2023.05
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論文タイトル
【2024076184】(原著論文)(英語)
チュニジアの初等・中等・高等学校教師におけるCOVID-19による恐怖および心理的ストレス 有所見率と予測因子(COVID-19-Related Fear and Mental Distress Among Tunisian Primary, Middle and High School Teachers: Prevalence and Predictive Factors)
抄録
チュニジア南部の公立学校の教師525名(男性233名、女性292名、平均46±8.1歳)を対象に、COVID-19に伴う恐怖および深刻な心理的ストレスの有所見率および予測因子を調べる横断研究を行った。恐怖レベルは、Fear of COVID-19 Scale(FCV-19S)を用いて評価し、22以上を高レベルと定義した。精神的ストレスはKessler 6(K6)で測定し、13以上を深刻な心理的ストレス状態と定義した。その結果、COVID-19の高レベル恐怖の有所見率は32.8%、重篤な心理的ストレスの有所見率は63.8%であった。高レベルの恐怖は、女性であること、慢性疾患、同居する子供の存在、劣悪な労働条件と独立して関連していた。COVID-19に対する恐怖レベルは、重篤な心理的ストレスと独立して関連していた。重篤な心理的ストレスの有所見率の低さは、地方在住、COVID-19感染歴、徒歩通勤と独立して関連していた。
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医中誌Web
PubMed
MedicalOnline
J-STAGE(無料)
著者Maamri Hanen(チュニジア)ほか収載誌/巻号頁産業医科大学雑誌 (0387-821X)/45巻2号 p.105-115発行年月2023.06
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075878】(解説)
【東京2020大会に向けた心理対策-「自国開催のプレッシャー」を起点とした研究と支援-】自国開催大会における実力発揮に関わる心理要因の検討
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者鈴木 敦(千葉経済大学)収載誌/巻号頁Journal of High Performance Sport (2434-7299)/9巻 p.104-110発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075582】(原著論文)(英語)
COVID-19流行期中に抗精神病薬を服用する患者の薬物治療カウンセリングのための質問票の利用 単一施設、地域薬局ベースの調査研究(Utilizing questionnaires for medication counselling of patients taking antipsychotics during the COVID-19 pandemic: a single site, community pharmacy-based survey study)
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期の地域薬局にて、少なくとも1種類の抗精神病薬を服用している患者71名(男性26名、女性45名)を対象として、薬剤処方の待ち時間内で2種類の質問票AおよびBを実施した。質問票Aではマスクとフェイスシールド(FS)の着用、服薬忘れ、副作用について、質問票Bでは薬物治療カウンセリング(MC)の評価と質問票Aの使い易さを調査した。質問票Aでは、患者の26.8%がマスクとFSによるコミュニケーション問題、33.8%が服薬忘れを認めた。一般的な副作用は、体重増加(43.7%)、口渇(39.4%)、性機能障害(31.0%)であった。質問票Bでは、患者の80%以上が質問票Aを非常に簡単または簡単に記入できると回答し、93%が薬剤師のMCを非常に良いまたは良いと回答した。以上より、COVID-19流行期のMCによる質問票の利用は、患者と薬剤師のコミュニケーション問題を防止する有用な戦略になると考えられた。
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医中誌Web
PubMed
著者Maehara Masaki(Sugiyama Pharmacy)ほか収載誌/巻号頁Journal of Pharmaceutical Health Care and Sciences (2055-0294)/8巻 p.1 of 9-9 of 9発行年月2022.12
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075526】(原著論文)(英語)
COVID-19による学校閉鎖後の授業再開時にみられた教室での睡眠エピソードの回数と時間の増加(Increase in the Number and Duration of Sleep Episodes During Class After Reopening of Schools Following Closure due to COVID-19)
抄録
COVID-19パンデミックに伴う学校閉鎖前後での学童における睡眠パターンの変動について検討した。2020年4月7日~5月31日の学校閉鎖前に睡眠問題を訴えて当院を受診した児童208例(男児112例、女児96例、平均11.73±3.24歳)と学校再開後に受診した155例(男児87例、女児68例、平均11.45±3.30歳)を対象に、起床困難、入眠困難、睡眠中断、早期覚醒といった睡眠関連症状のほか、睡眠ログをもとに授業中の睡眠頻度、睡眠時間などを評価した。検討の結果、睡眠関連症状の訴えや週2日以上の欠席について、学校閉鎖前後で有意な変化はみられず、悪夢をみるとの回答は12.5%から7.7%に減少していたが、授業中の睡眠頻度は学校再開後が31.6%と閉鎖前の24.5%と比較して大きく増加していた。入眠時間、起床時間、総睡眠時間、夜間覚醒回数、覚醒時間について学校閉鎖前後で有意な変化はなかったが、授業中の睡眠エピソード回数は閉鎖前が0.31±0.77/日、再開後が1.04±1.14/日、睡眠時間は閉鎖前が15.8±38.6分/日、再開後が45.7±46.9分/日といずれも有意に増加していた。ナルコレプシー、特発性過眠症、Kleine-Levin症候群のような原発性中枢性過眠症や睡眠不足症候群の患者数は学校再開後に有意な増加を示していた。COVID-19パンデミックに伴う学校閉鎖によって、授業中に睡眠を呈する児童が増加したことが明らかになった。
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医中誌Web
PubMed
著者Kimura Shigemi(Children's Rehabilitation, Sleep & Development Medical Center, Hyogo Prefectural Rehabilitation Central Hospital)ほか収載誌/巻号頁Kobe Journal of Medical Sciences (0023-2513)/68巻1号 p.E23-E29発行年月2022.
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075433】(解説)
【新型コロナ後遺症-これまでの対応と問題点】
抄録
[1]はじめに・いわゆる「新型コロナ後遺症」にいまだ多くの患者が苦しみ,わが国を含む世界的な社会問題となっている。[2]呼称と定義・「新型コロナ後遺症」などの用語の定義は,医学的には統一されていない。・NIHの「PASC」,WHOの「PCC」という用語には定義が定められ,2023年には診断基準案の提案もなされた。[3]コロナ・アフターケア外来とは・罹患後慢性期にかけての症状の遷延に対し,専門外来であるコロナ・アフターケア(CAC)外来を開設した。・1日1~2人の新規患者を受け入れ,800人以上の患者を対面診療してきた。[4]疫学・CAC外来へは,デルタ株流行時に感染者の約1.5%,オミクロン株では感染者の0.1%程度が受診となった。・CAC外来の受診患者は若干女性が多く,30~50歳代が60%,10歳代など若年者が14%だが,70歳代以上の受診は比較的少ない。・オミクロン株に感染したと思われる症例では,95%の患者で急性期は軽症であったが,後遺症は残っている。[5]症状・症状は多彩であるが,倦怠感・易疲労感が最多で,ブレインフォグは,特にオミクロン株で増加していた。[6]病態とメカニズム・感染後の炎症と免疫応答,自己免疫反応,血栓・血管内皮障害,腸内細菌叢変化,自律神経・内分泌障害,ウイルス残存など,種々の仮説がある。・抑うつ指数,FT4,倦怠感スケール,血中コルチゾール値の間に正の相関がみられる。・捲怠感や味覚・嗅覚障害を随伴する患者では,それぞれ成長ホルモン低値,FT4高値,コルチゾール低値の傾向がある。[7]治療とマネジメント・漢方薬の処方のほか,亜鉛補充,急性期の抗ウイルス薬やメトホルミンの処方にも,一定の効果が認められる。・総合診療的なアプローチで,全人的なケアを心がけている。[8]今後の課題・終診とできるまでに日数を要するほか,対応可能な医師・施設も不足している。(著者抄録)
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医中誌Web
著者大塚 勇輝(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本医事新報 (0385-9215)/5208号 p.18-27発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024075341】(解説)
差がつく!保健所・環境衛生監視員 環監未来塾入門講座編(第17回) 仕事が楽しくなる秘訣
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医中誌Web
著者中臣 昌広(オフィス環監未来塾)収載誌/巻号頁生活と環境 (0037-1025)/69巻1号 p.69-73発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074883】(解説)
業務効率化に資するロボット選定と運用を考える AI自律走行型UV照射ロボットによる省力化と感染リスク低減への期待
抄録
新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)は、2023年5月8日をもって5類感染症に変更されました。しかし、その感染力は未だ極めて強く、医療機関においては院内感染対策を緩めることができない状況が続いています。個人防護具を装着しての業務は、職員にとって大きな負担であり、また清掃業務ではいくら個人防護具を装着しているとはいえ、職員はウイルスへの曝露の危険にさらされてしまいます。市立砺波総合病院(以下、当院)では、職員へのウイルス曝露の危険性の低下と、清掃業務の省力化を目的に、2022年12月に自律走行型殺菌灯搭載ロボットを導入しました。このロボットの導入により、職員のウイルス曝露の危険性の低下と、退院後の室内清掃業務時間の短縮が可能となりました。(著者抄録)
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医中誌Web
著者又野 禎也(市立砺波総合病院 感染管理部)収載誌/巻号頁新医療 (0910-7991)/51巻1号 p.86-89発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074828】(原著論文)
コロナ禍の大学生のBMIとメンタルヘルスとの関連
抄録
本研究は,コロナ禍に日本の大学生のBody mass index(以下,BMI)がどう変化したのかを,2018-2022年度の5年間の定期健康診断データと質問形式の健康調査データから把握することを目的とした。分析対象者は,男性24,648名,女性16,036名であった。ストレス,不安・抑うつとBMI(「低体重」<18.5,「普通体重」18.5≦かつ<25,「肥満」≧25)を男女別に解析した。男性は2020年度以降「低体重」群の割合が増加していた。女性は2020年度に「低体重」群の割合が多かった。全年度を通じて,男性は,「低体重」,「肥満」,「普通体重」の順にストレス,不安・抑うつ度が高かった。女性は,2020年度は「肥満」,「低体重」,「普通体重」の順に不安・抑うつ度が高く,強い痩身願望が示された。BMI15以下の「最重度低体重」群において男女はほぼ同数で,診断を有する人もいたが,診断名は摂食障害に限らなかった。一方で,未受診の学生が多かった。低体重は生命の危険があるため,健診をきっかけに受診を勧奨することは重要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者足立 由美(金沢大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻2号 p.107-113発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074827】(原著論文)
大学生の定期健康診断のデータから推測された新型コロナワクチン接種後急性期副反応の危険因子の検討
抄録
本学の新型コロナワクチン職域接種における急性期副反応発生について,学生定期健康診断および「生活と気分の調査」の結果を用いて,急性期副反応を生じた学生の接種前の生理的素因を明らかにし,対策に役立てることを目的とした。対象は2021年度定期健康診断と「生活と気分の調査」(4~5月に実施)を受検した学生のうち,本学の新型コロナワクチン職域接種(7~11月に実施)を受けた6,574人,年齢21(20-22)歳,男性59%。急性期副反応は1回目接種で1.7%,2回目接種で0.2%,合計127人(1.9%)に生じ,ほとんどが血管迷走神経反射や急性ストレス反応であった。急性期副反応発生は,男性1.6%,女性2.4%に認められ,女性に多かった(p=0.028)。ロジスティック回帰分析で,男性では身長[OR(95%C.I.),0.95(0.91-0.99)],体重[0.94(0.91-0.97)],BMI[0.84(0.75-0.93)]が低いこと,「気分が落ち込んで,何が起こっても気が晴れないように感じる」[1.68(1.02-2.78)]ことがリスクであった。女性では「しばしば眠れない・ほとんど眠れない」[2.86(1.4-5.7)]ことがリスク因子であった。大学生の新型コロナワクチン接種に伴う急性期副反応発生の接種前生理的素因として,男性では体格が小柄であること,気分の落ち込みを感じやすいこと,女性では熟睡感が低いことがリスク因子であった。急性期副反応の既往がある場合に加え,上記に該当する場合には,積極的な声掛けや臥位接種の勧奨が急性期副反応予防に有効である可能性が考えられたが,今後のさらなる検討が必要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 弘恵(新潟大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻2号 p.100-106発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074820】(原著論文)
COVID-19のパンデミックは大学生にどのような影響を与えたか 大学における休学・退学・留年学生に関する調査の結果から
抄録
COVID-19のパンデミックの影響を受けて,入構規制,オンライン授業,アルバイト収入の減少など,2020年度の日本の大学生の生活は例年とは大きく異なった。国立大学の学部学生を対象とした休学・退学・死亡に関する調査結果を通じて,パンデミックが大学生に与えた影響を考察した。学部を有する全ての国立大学に,休学・退学・留年(過年度在籍)学生数,休学退学の実態,学生の死亡の実態についての調査を依頼した。2020年度の学生の自殺死亡率は,過去7年間で最高となった。自殺に対するCOVID-19の影響は,不明なケースが多かった。休学や退学が増えることが懸念されたが,休学率も退学率も前年より減少した。経済的理由での休学や退学も増加しなかった。各大学は,困窮している学生に対して,授業料の減免などの経済措置を講じた。経済措置は,自殺者数には反映されなかったが,経済的理由による休学や退学に対しては,効果があったと考えられる。渡航目的で休学する学生の割合は,前年までの半分程度となった。パンデミックは長期化しており,調査結果の比較を継続する必要がある。(著者抄録)
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医中誌Web
著者布施 泰子(茨城大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻2号 p.53-58発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074816】(原著論文)
コロナ禍における大学生の睡眠状況と朝食摂取状況
抄録
2020年春よりコロナ禍が続き,人々は活動に大きな制限を受け,その行動様式が変化した。そこで,本研究では,コロナ禍における大学生の睡眠状況の実態を調査することを目的とした。2021年度広島大学歯学部歯学科1~6年生327名を対象として,2022年2月から3月にかけて,質問紙調査を実施した。質問項目は,性別,学年,年齢と言った個人の属性に加えて,平日と土日の起床・就寝時刻及び生活習慣や睡眠の状況とした。その結果,241名から有効回答が得られ,8時45分から始まる授業に間に合わないと考えられる8時15分より遅くに平日に起床すると回答した者が50名(20.7%)認められた。また,半数以上が,平日,午前1時以降に就寝すると回答した。調査が実施された時期,広島大学歯学部の授業のほとんどが対面からオンラインに移行しており,そのオンライン授業のほぼ全てがオンデマンド授業であった。そのため,学生には早めの起床が不要となり,起床・就寝時刻ともが遅くなった可能性がある。また,朝食摂取の有無と睡眠の質の要因分析を行ったところ,平日の起床時刻が早く,平日と土日の起床時刻の差が少ない学生において,朝食を取り,遅刻がなく,睡眠の質がより良いことが示された。これらの結果から平日と土日で起床時刻を大きく変えず,常時早く起きることが重要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者笹原 妃佐子(広島大学 大学院医系科学研究科)ほか収載誌/巻号頁CAMPUS HEALTH (1341-4313)/60巻2号 p.26-32発行年月2023.08
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074586】(会議録)
新型コロナウイルス流行下に入学した大学生のメンタルヘルスの推移
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医中誌Web
著者油谷 元規(新潟大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.81発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024074585】(会議録)
コロナ禍の東京医科歯科大学におけるオンラインメンタルヘルス支援ツールの変遷
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医中誌Web
著者平井 伸英(東京医科歯科大学学生支援・保健管理機構保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.81発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024074581】(会議録)
コロナ禍におけるこころの健康相談新規来所者の診断分類(第2報)
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医中誌Web
著者林原 礼子(神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター保健管理部門)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.80発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024074565】(会議録)
小児期の逆境的・保護的体験がCOVID-19状況下の大学生のメンタルヘルスに及ぼす影響
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医中誌Web
著者藤田 益伸(人間総合科学大学 人間科学部)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.76発行年月2023.10
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【2024074563】(会議録)
コロナによる医学部新入生のメンタルヘルスへの影響-年度別のコロナと就学意識の差異
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医中誌Web
著者上村 直人(高知大学保健管理センター 医学部分室)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.76発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024074562】(会議録)
コロナ禍での学生相談の新たな取組 遠隔相談システムの立ち上げ
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医中誌Web
著者藤勝 綾香(山口大学 教育・学生支援機構保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.71発行年月2023.10
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【2024074561】(会議録)
COVID-19流行前から流行中における抑うつ症状の悪化と関連するストレッサーの変化
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医中誌Web
著者高垣 耕企(広島大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.71発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024074556】(会議録)
ポストコロナにおけるUPI呼び出し面談を活用した「協働する学生相談」
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医中誌Web
著者山本 真澄(明海大学 学生相談室)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.70発行年月2023.10
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【2024074552】(会議録)
新型コロナウイルス感染症が大学生活に与えた影響の検討
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医中誌Web
著者大場 美奈(信州大学総合健康安全センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.69発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074538】(会議録)
看護師のメンタルヘルス不調の予防について コロナ禍のメンタルヘルス相談を通して
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医中誌Web
著者大西 勝(岡山大学保健管理センター)ほか収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.60発行年月2023.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024074489】(会議録)
コロナ禍を経た学生の心の健康教育に期待されること
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医中誌Web
著者高石 恭子(甲南大学 文学部)収載誌/巻号頁全国大学保健管理研究集会プログラム・抄録集/61回 p.26発行年月2023.10
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論文タイトル
【2024074430】(解説)
【周産期メンタルヘルスケアの最先端】WebやITデバイスを活用した周産期メンタルヘルスプロモーション
抄録
ヘルスプロモーションとは,「人々が自らの健康をコントロールし,改善することができるようになるプロセス」と定義され,実現には医療や保健,福祉領域から政策や社会経済的な活動まで多方面で活動を行う必要がある。周産期メンタルヘルスにおいては,新型コロナウイルス感染症の蔓延により妊産婦の抑うつと不安が悪化したと多くの研究で報告されている。国内では妊産婦自殺の多さ,児童虐待の増加などもかねてから問題となっており,周産期にメンタルヘルスの不調に対して早期発見・早期介入できる体制づくりが課題となっている。近年,WebやITデバイスの進化によりすべての人々の生活が大きく変化し,周産期メンタルヘルスプロモーションにも変革が訪れている。具体的にはモバイルアプリケーションを活用した健診や治療,バーチャルリアリティを活用した治療,オンラインでの専門家による相談などが普及している。(著者抄録)
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医中誌Web
著者久保田 智香(国立精神・神経医療研究センター病院 精神科)ほか収載誌/巻号頁精神科治療学 (0912-1862)/38巻12号 p.1437-1441発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024074225】(解説)
【免疫記憶の形成と疾患制御】自然免疫記憶
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医中誌Web
著者山口 勇太(神戸大学 大学院医学研究科薬理学分野)ほか収載誌/巻号頁臨床免疫・アレルギー科 (1881-1930)/80巻6号 p.625-630発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024074159】(会議録)
コロナウイルス陽性となった母親への育児支援の検討
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MedicalOnline
著者市田 雅美(東京都立大塚病院)ほか収載誌/巻号頁日本新生児看護学会講演集/32回 p.148発行年月2023.11
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【2024074125】(会議録)
COVID-19感染予防のために母児分離となった母親の心情に関する実態調査
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医中誌Web
MedicalOnline
著者杉谷 美沙紀(徳洲会 宇治徳洲会病院)ほか収載誌/巻号頁日本新生児看護学会講演集/32回 p.112発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024074101】(会議録)
COVID-19流行下にNICUに子どもが入院となった母親の退院後の育児不安の現状と医療者に求められる支援(第2報) 質問紙の質的分析より
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医中誌Web
MedicalOnline
著者原田 雅子(広島県立広島病院)ほか収載誌/巻号頁日本新生児看護学会講演集/32回 p.87発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024074100】(会議録)
COVID-19流行下にNICUに子どもが入院となった母親の退院後の育児不安の現状と医療者に求められる支援(第1報) 質問紙の量的データからの比較検討
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医中誌Web
MedicalOnline
著者中山 宏美(広島県立広島病院)ほか収載誌/巻号頁日本新生児看護学会講演集/32回 p.86発行年月2023.11
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論文タイトル
【2024073737】(解説)
ニライカナイのシミュレーション教育 これからのシミュレーション教育に期待されること 若手麻酔科医の視点から
抄録
近年,われわれ医療者を取り巻く環境は大きく変化を遂げつつあり,「医師の働き方改革」と「医療の質と安全性」は特に注力されている.研修医の時間外労働は段階的とはいえ大きく制限されるようになり,これからの研修医や若手医師の修練はシミュレーション教育を中心としたものへ移行していくと想定される.獲得された知識と技術を臨床現場で実践することで,制限の多い時間内であっても人材の育成を効率よく行うことが可能となる.学会組織は各所で開催されるセミナーの質と安全性を保障する立ち位置が今後は求められることになるだろう.教育の質と量を担保し,継続性のある安全な教育と実践という課題をわれわれは乗り越えていかなくてはならない.(著者抄録)
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医中誌Web
著者太田 隆嗣(徳洲会湘南鎌倉総合病院 麻酔科集中治療部)収載誌/巻号頁日本臨床麻酔学会誌 (0285-4945)/43巻7号 p.550-554発行年月2023.11
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【2024073683】(会議録)
COVID-19の影響下で乳幼児を育児する親における育児ストレスの関連要因
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医中誌Web
著者草訳 彩乃(東京医療保健大学 大学院)ほか収載誌/巻号頁聖路加看護学会学術大会講演集/28回 p.57発行年月2023.08
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論文タイトル
【2024073511】(会議録)
ICU看護師が新型コロナウイルス感染症患者受け持ち時に生じるストレス要因
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医中誌Web
MedicalOnline
著者平原 香(東邦大学医療センター佐倉病院 ICU・HCU)ほか収載誌/巻号頁東邦看護学会誌 (2185-5757)/21巻1号 p.62発行年月2023.12
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論文タイトル
【2024073260】(解説)
「近年における自傷行為の実態と新しい支援の動き」 コロナ禍における子どものメンタルヘルス・自傷行為の状況と支援 コロナ×こどもアンケートの結果から
抄録
新型コロナウイルス感染症により,子どもたちの生活は劇的に変化した。国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」は,2020年4月から2021年12月までに合計7回のオンラインアンケートを行った。また,2020年5月から2021年12月までに合計3回の全国郵送調査を実施し,危機の際に届きにくい子どもの声を社会に届けてきた。2021年12月の全国調査では,直近1週間で希死念慮を感じたり自傷行為をしたりした小学校5~6年生と中学生はおよそ15%にのぼることが明らかになった。小学校5~6年生の9%,中学生の13%に,中等度以上のうつ症状があることも示された。同調査で,子どもの援助希求についても尋ねると,こころの不調を感じていても,小学5~6年生の25%,中学生の35%が「誰にも相談しないでもう少し様子を見る」と答えた。さらに,抑うつ状態にある子どもほど相談する割合は低く,相談しないと答えた子どもほど,「気持ちを表現できなさそう」,「真剣に聞いてもらえなさそう」と答える割合が高かった。一連の調査の結果,子どもたちが強いストレスにさらされ,自傷を含む自己対処をしていることが明らかになった。すべての行動はコミュニケーションである。「相談して」と待っているだけではなく,子どもの声を聴き,声なき声にも気づき,子どもの持つ力に光をあてることが重要である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山口 有紗(国立成育医療研究センター コロナ×こども本部)収載誌/巻号頁日本社会精神医学会雑誌 (0919-1372)/32巻4号 p.360-364発行年月2023.11
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024073095】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症流行により腎移植後患者が抱いた思いと生活への影響
抄録
新型コロナウイルス感染症の流行により腎移植後患者が抱いた思いと生活への影響を明らかにするため、腎移植後患者9名に半構造化面接を行い、質的記述的に分析した。思いは8個のカテゴリに分類され、そのうち【免疫抑制剤の内服継続に対する気持ちの揺らぎ】【移植後の自己管理行動が役立ち安心する】【これまでの通院経験が多いからこそ良い面も感じられる】ことは、腎移植後患者に特徴的な思いであったと考えられた。生活への影響は4個のカテゴリに分類され、中でも、【公私に渡り感染予防が優先され、人との関わり方や生活習慣が変化した】というカテゴリには、体重増加や体調の変化を示すサブカテゴリが含まれており、感染予防行動による移植腎の機能へのネガティブな影響が垣間見えた。コロナ等の新興感染症流行下では、腎移植後患者に特化した情報提供や、不安を抱きつつ服薬アドヒアランスを維持する患者への支援、低下した活動量に応じた生活指導、安心して受診できる受診体制の整備等の支援が必要であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE(無料)
著者野田 美帆(熊本赤十字病院)ほか収載誌/巻号頁日本移植・再生医療看護学会誌 (1881-5979)/18巻 p.1-12発行年月2023.
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【2024073090】(原著論文)
COVID-19パンデミック開始段階における看護師の心理社会的反応に関する文献レビュー
抄録
本研究の目的は,COVID-19パンデミック開始段階の看護師の心理社会的反応に関する文献レビューから,今後の再パンデミック発生時の対策に関する示唆を得ることである.分析対象は,文献データベースを用いて抽出された1072文献をもとに,最終的に28文献とした.記載内容は(1)パンデミックにおける心理社会的反応と原因,(2)看護師の心理社会的反応に対する支援とその効果に分類された.パンデミック下の看護師の心理社会的反応,心理的苦痛,心理変化や感情が明らかとなったが,調査地域は限定されていた.また,看護師のストレス軽減には,適切な個人防護具の提供,医療チーム間の相互支援,心理カウンセリングの提供,タイムリーな情報共有や教育支援の提供に加えて,心理的安全性を確保する包括的リーダーシップや勤務体制への配慮など,看護師とのコミュニケーションを中心とした組織的支援の有効性が示唆された.(著者抄録)
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医中誌Web
CiNii
J-STAGE
著者古賀 雄二(大分県立看護科学大学)ほか収載誌/巻号頁日本クリティカルケア看護学会誌 (1880-8913)/19巻 p.184-196発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024072781】(解説)
これからの臨床現場を支えるために COVID-19を経験した米国の看護現場から(第24回) 健康的な職場環境を支えるための安全な職場環境を考える
抄録
<文献概要>今回は前回に引き続き,健康的な職場環境(healthy work environment)に関して,安全な職場環境について考えます。医療機関で働く中で,身体的,または精神的・心理的なダメージを受けた経験がありますか。例えば,怒った患者や認知症の患者に殴られたり,物を投げつけられたりしたこと。身体的な打撃ではないけれど,患者やその家族から言葉の暴力を受けたこと。その他,病棟内で同僚や上司によるいじめ,セクシャルハラスメント(以下,セクハラ)やパワーハラスメント(以下,パワハラ)の被害に遭ったことなど。被害の大小にかかわらず,多くの看護師がこのような被害を経験しているのではないでしょうか。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者岩間 恵子(ペース大学)収載誌/巻号頁看護管理 (0917-1355)/33巻12号 p.1104-1107発行年月2023.12
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【2024070059】(原著論文)
コロナ禍における活動自粛が地域在住自立高齢者の心身機能に与えた影響 3年間の追跡調査から
抄録
横須賀市平成町に在住している日常生活が自立した健常高齢者を対象にコロナ(COVID-19)禍における活動自粛により運動機能低下をきたした地域在住自立高齢者の心身機能の経時的変化について、これまで継続して実施された身体機能測定会から得られた調査データを分析した。2019年度時点でロコモ度0であった高齢者26名について2019年度、2020年度、2021年度の運動機能、日常生活、認知機能、精神面の変化を比較した。2021年度時点でロコモ度が1以上であった対象者は15名(ロコモ度1:14名、ロコモ度2:1名)で低下群とし、ロコモ度0であった11名を維持群とした。全体として外出頻度や運動頻度は変わらず、栄養、口腔機能、認知機能、抑うつ気分も維持していた。その一方で運動機能低下や閉じこもりの傾向が強く、2021年度は日常生活関連動作への影響が示唆された。低下群は全体と同様の傾向であったが、維持群では全ての項目で有意差はなかった。
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医中誌Web
CiNii(無料)
機関リポジトリ(無料)
著者黒澤 千尋(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部リハビリテーション学科理学療法学専攻)ほか収載誌/巻号頁神奈川県立保健福祉大学誌 (1349-4775)/20巻1号 p.71-81発行年月2023.03
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論文タイトル
【2024070056】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症の影響に係る大学基盤型新人看護職員卒前・卒後フォローアップ研修の実施報告 2年目の取り組み
抄録
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響によって臨地実習などに制約を受けた新人看護職員に対する神奈川県立保健福祉大学基盤型卒前・卒後フォローアップ研修の取り組みについて報告した。2021年度卒業予定であった看護学科4年生87名にどのようなフォローアップ研修を希望するかについてニーズ調査を実施した。38名から回答が得られた。「診療に伴う援助技術」(96.2%)「フィジカルアセスメント」(88.5%)「生活援助技術」(84.6%)などが要望が多く、2022年3月に6回の卒前研修、5月から8月に計4回の卒後研修を実施した。卒前研修には本学卒業生が延べ68名、卒後研修には本学卒業生以外の新人看護師も含め延べ83名が参加した。卒前研修では「復習になった」「今後の自分の気持ちの持ちようを学べた」など、卒後研修では「基本内容が確認できた」「知識の再獲得と新しい知識が修得できた」等、研修に肯定的な評価が得られた。
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著者水戸 優子(神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部看護学科)ほか収載誌/巻号頁神奈川県立保健福祉大学誌 (1349-4775)/20巻1号 p.23-34発行年月2023.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【2024069619】(会議録)
脳内炎症からみた認知障害;脳保護は可能か? 自律神経系と脳内炎症 自律神経系から心が見えるか
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医中誌Web
著者中根 俊成(富山大学 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁Dementia Japan (1342-646X)/37巻4号 p.647発行年月2023.10
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