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職員・協力会社さまに聞く「120周年を迎えて」

| ご挨拶 | ご祝辞 | 120年のあゆみ | 現況とこれから |

120周年を迎えての当会職員からの声をご紹介します。①~④のテーマに沿ったひとことです。
また、システム構築・運用などを担って頂いている外部協力会社の皆さまからもお言葉をお寄せ頂きました。(順不同)

 ① 医中誌でこんな仕事を担当しています
 ② 医中誌で仕事をしてきていちばん印象に残っていること
 ③ 医中誌で今後やってみたいこと
 ④ その他、120周年を迎えての感想など

職員より

編集部・今坂
② OLD医中誌の校正に携わった。認識できない文字は当会所蔵の原本で確認する。そのなかに戦時中発行された医中誌があった。粗悪な紙と擦れた印刷。困難な時代を乗り越え、連綿と続いてきた本誌は、先人達の使命感と情熱がつまった宝物だ。コロナ禍・ロシア問題と危機に見舞われた現代においても、このすばらしい事業を未来へと繋いでいくことが我々の責務であろう。
データベース事業部・小野
② コロナ禍までは定例で外部の方と対面会議を行っていました。2019年12月、その日は医中誌で会議&懇親会の予定でしたが、会議前に京王井の頭線の運転見合わせが発覚。復旧目途が不明だったため急遽会議を中止し懇親会のみ行う異例の事態となりました。
リモート会議が当たり前となった今では考えられない理由での会議中止と、気軽にできなくなった懇親会に、少し時代を感じます。
データベース事業部・黒沢
④ 先人の努力と利用者の皆様のご愛顧により、120年の歴史と1,500万件という膨大なデータを積み上げてくることができました。この記念すべき節目に立ち会えていることに喜びとその重さを感じますが、様々な変革が押し寄せるこの時代、世の中に取り残されることがないようデータベースとサービスの更なる進化を目指していきたいです。
編集部・佐久間
② かつてウルトラスーパーインデクサーがいた。当時の作成データのおよそ三分の一を一人で索引された。毎日休まず、誰よりも早く出社し、一日に10~12時間パソコンのモニターに向かっていらした。取り組むのは会議録のみ。そう!この超人的インデクサーは大山さん。医中誌の継続は、創始者の尼子先生から連綿と引き継がれたこのような医中誌魂(献身)に支えられてきた面があると思う。大山さんの仕事ぶりを間近に見ていて、とても自分には真似できないと思ったし、他の誰にもできないことだと思った。その自覚から生まれたのが、普通の人たちで索引する仕組み「請負制」。
大山さんがちょっといたずらっぽい表情を浮かべながら、「僕が引退したら佐久間さんが僕の代わりをやるんだよ」と言ったことがあった。なんと答えたのだったか?否定も肯定もせず、苦笑いで答えたような…。
私に大山さんの代わりは無理でも、私の代わりに多くの請負のインデクサーが索引してくれている。心からありがたいと思っている。
総務部・鈴木
④ 想像もできない程の時の長さに、歴史の重みを感じます。次の120年に向けて、受け継がれてきた伝統を守りつつ、変化する社会や技術にも柔軟に対応していくことで、今後も陰ながら支えていければと思います。
編集部・高橋
① 書誌データの作成および管理業務を担当しています。地味な作業ではありますが、積み重ねが大事だと思っています。もっと多くの人から必要とされるような医中誌Webデータを作り、さらなる医中誌の歴史につなげていきたいです。
データベース事業部・寺脇
① 講習会やイベント出展などを担当し、各地でユーザーの皆さまとお話しする機会が多くあります。皆さまの疑問解消のお手伝いをできるのが嬉しいですし、お話しする中で「この検索方法も良いかも」「こんな場面で役立つかも」など、自分の中での気づきがあるのもとても楽しく感じています。もちろん各地のご当地グルメも楽しみにしているのは言うまでもありません。
データベース事業部・豊島
② OLD医中誌プロジェクトです。私が入社して初めて、1から方法を考案した大きな作業が、当時まだ世に出ていないOLD医中誌データの第一弾に、NDLデジタルコレクションへのリンクを付与することでした。120周年の本年、OLD医中誌は創刊号までさかのぼって医中誌Webへ収載することができる予定で、感慨も深いものがあります。
編集部・長沼
① 入職当初はまだアナログの時代で、紙媒体に手書きで索引作業をしていました。
直筆で個性的な筆圧、字体で書かれた抄録文に触れていましたが、現在はPC作業で、均整のとれた文字で、欧文抄録を和文抄録に翻訳する作業工程に携わっています。
これからも、有益な情報を提供し続けていきたいと思っております。
編集部・浜田
④ 100周年に続き、120周年も現役健在で、私もこの佳日を迎えることができました。
医中誌の仕事は100年後も遺る仕事。また、100年先に遺す仕事です。長く勤めれば勤めるほど、こんな意義ある仕事に誇りを感じる今日です。
データベース事業部・春名
④ 関西出身で高校時代野球部に所属した私が事業内容に惹かれて医中誌の入社試験を受けに来た際、社屋前で野球同好会の諸先輩方がバットを持って素振りをしている姿に心を掴まれ、固く入社を決意してから15年ほどが経ちます。
医中誌勤務の中で近年特に感じることとして、医療従事者の方だけでなく一般の方による医療情報へのニーズの高まりがあります。
120周年を機に、一般の方含め医療情報を求めるすべての方々への正しい医療情報提供を目指し、より多くの方に医中誌を知ってもらうため、誰もが愛する阪神タイガースとコラボしてみてはと思考を巡らせています。
データベース事業部・松田
② 出社初日、簡単な説明の後、シソーラスと鉛筆とデータシートと医学雑誌1冊を渡され、訳が分からないまま細かい文字を凝視しているうち気分が悪くなり外の空気を吸いに屋外に出た。その後60代に至るまでその場所で(かなり楽しく)働くこととなる自らの運命を知る由もなく、「何、この仕事」と心の中で呟く20代の私であった。
総務部・水沢
② 総務部 資料情報課は、ユーザー様が検索した結果からのオーダーを受け文献の提供を行います。過去には「手術をするので文献のFaxが欲しい!」というご要望があり、お役に立てているのだなと実感した事がありました。どのような形でも誰かのお役に立てるのは嬉しい事です。今後もそんな事を考えながら、より良いサービスが提供出来たらと思います。
総務部・𠮷川
④ 1995年に入社し、冊子体・CD-ROM・WEBサービスに携わる事が出来、大変感謝致します。
創刊120年という節目に医中誌の一員であることを誇りに思い、今後もチャレンジ精神を持って医学・医療に貢献できるよう鋭意邁進してまいりますので、宜しくお願い致します。
編集部・A.
② 実際に文献にあたって索引作業をしています。
基本的に内勤なので、全職員を挙げてユーザー説明会を行ったときに名古屋出張(日帰り)に行ったのは新鮮でした。
最近ではコロナの印象はやはり大きいです。多分野の雑誌で色々な特集が組まれるなど、索引作業を通じて医療全体への影響力を今もって感じています。
120周年、改めて歴史の古さに驚きます。医療の発展に並走しつつこれからもっと続いてほしいです。
編集部・H.M.
④ シソーラス第1版発行の1983年から40周年でもある。
4年に1度の改訂の年は次々と工程をこなし息つく間もない。完成にこぎつけた日からまた次版への宿題が積りはじめる。
編集部・M.
④ 古い医中誌の誌面を見てみると、当時の編集の方が選んだ医学にまつわる川柳なども載っています。時勢に応じてなのか、すぐに無くなってしまいましたが、医中誌には未だ個性的な方が多々在籍しております。もしお会いする機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
編集部・S.Y.
① 索引課では、インデクシング作業という文献へのキーワード付与、および用語管理というシソーラス含め辞書の管理をしています。地味目な作業ですが、マッピング機能など医中誌Web検索の根幹に関わる部分を担っていると自負しています。今後も引き続き日々コツコツ業務を続けて行ければと思っています!
編集部・T.H.
④ 医中誌Webができたばかりの頃、厚労科研の研究班の一員として、現理事長の脊山先生、(故)篠原先生と共にNLMに訪問させて頂いた2002年、翌2003年には医学用語シソーラスの可能性を追求すべく、リンドバーグ館長はじめ、NLMの幹部の方々の前でプレゼンをさせて頂き、その晩には親交が深かった(故)開原先生も含め、リンドバーグ館長のご自宅の夕食会にお招き頂いたこと、自身のターニング・ポイントとなった。これから、益々、医中誌の可能性を開けるよう続けていく。
総務部・T.Y.
④ 医中誌は長く働いてくれる方がとても多いので、管理部門としても大変ありがたいです。今後も管理部門として、より働きやすい職場を作り、医中誌の事業を支えていきたいです。
データベース事業部・W.T.
③ 創刊120年という歴史ある医中誌の一員になれたことを大変嬉しく思っております。入社したばかりでまだ分からないことが沢山ありますが、日々努力し、一人でも多くの方を笑顔にできるような仕事をしていきたいです!
編集部・Y.H.
④ 日々の業務は地道なものですが、医中誌Webを利用して下さる病院や医学図書館等の皆さまから、医中誌Webを頼りにしています、というお声を聴くと、自身の業務が微力ながらでも医療業界の役に立てているんだと実感し、やりがいを感じています。今後も日々の業務でわからない事は自分で調べたり、先輩方に聞いたりして、学び続ける事を大切にしようと思います。

協力会社さまより

(株)ヒットシステムズ・生澤義則さま(医中誌Webシステム 構築・運用)
120周年おめでとうございます。医中誌Webの開発初期から関わらさせていただき、医中誌様の長い歴史の一助となっていれば幸いに存じます。今後も末永く貴会が継続、発展することを祈念いたします。
(株)デンショク・市川毅さま(書誌データ入力・制作)
創刊120周年、誠におめでとうございます。医学文献情報の提供を通じ、120年もの長きにわたり医学界・医療界へ貢献され続けている貴会に、改めて感銘を受けております。また、「医中誌Web」が紙媒体だった時代から、微力ながらも制作協力させていただいていることを、弊社として大変光栄に感じております。今後も貴会の更なる発展の一助となれましたら大変嬉しく存じます。皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。
Inoue Design Lab・井上始子さま(医中誌Web・医中誌ウェブサイト デザイン)
2022年度の医中誌Webのリニューアル業務に合流してすぐにコロナ世界が始まりました。日々変わる状況の中、オンラインで「エア膝突き合わせ」の会議を重ね、みんなで超正直に意見をぶつけ合い一つ一つの機能や使い勝手を考え抜いた日々。外部の私にはシステムやコンテンツが非常に難解で脳内では何度もプロジェクトXのBGMが再生されつつも、淡々とベター解を模索し続けるチームに本当に頭が下がりました。このパワーは創始者のDNAなのか。KさんTさんMさんFさん皆様ありがとうございました。
NECネクサソリューションズ(株)・上田茉莉子さま(社内編集システム 担当)
創刊120周年、誠におめでとうございます。貴会会議室の歴代の医学中央雑誌を拝見する度に、感慨深く、また背筋の伸びる想いでございます。今後とも貴会並びに医中誌WEBサービスの益々の発展を御支えしていけるよう、まごころITサービスをご提供して参ります。
(株)アテリア・近藤弘康さま(医中誌Webシステム 構築・運用)
創刊120周年をお祝い申し上げます。長い歴史の中で、医学研究者や医療従事者の方々にとって重要な情報源として、常に高い品質の情報を提供してこられたことに敬意を表します。今後も貴会並びに医中誌Webサービスの発展の一助となれましたら幸いに存じます。これからもますますの発展を祈念いたします。
NECソリューションイノベータ(株)・高橋僚子さま(社内編集システム 担当)
創刊120周年おめでとうございます。弊社が医学中央雑誌刊行会のシステムに初めて携わったのは、100周年を迎えられた直後でした。長い歴史の中ではほんの僅かな時間かもしれませんが、20年近く、私たちが作ったシステムが貴会のサービスの一部でも支えているであろうことは、とても誇らしく感じます。貴会ならびに医中誌WEBサービスがこれからも益々発展していくことを願っております。
(株)エムエムツインズ・田邊稔さま(医中誌Webシステム 構築・運用)
創刊120周年おめでとうございます!次の120年に向け、ヒトとAIに寄り添いつつ「ゆるふわ検索」をブラッシュアップし続け、貴会と共に力の続く限り日本の様々な医学シーンを支えて行きたいと思っています。
ホロン(株)・西林瑞夫さま(医中誌Webシステム 構築・運用)
医学中央雑誌刊行会様(以降 「医中誌」に略称) 創刊120周年 お喜び申し上げます。弊社が医中誌を手伝う好機に恵まれるのは、今から20年前、2000年ミレニアムの頃、医中誌創刊100周年の頃、本誌(医学中央雑誌)のCD出版がきっかけでした。CD出版はインターネットの普及で急速にネットワークサービスに収斂し今や医中誌Webに姿を変えました。医中誌Web、古くは付加価値サービス(VAN:value added network)ですが、「医学情報プラットフォーム」が一番しっくりきます。弊社がこの貴重な日本固有のプラットフォームの維持に接する機会に恵まれたことを感謝し、今後のさらなる進化を楽しみにしております。
(有)Voicing・福田良一さま(医中誌Web HELP・検索ガイド 編集制作)
10年近く前、大学病院に入院している私をデータベース事業部のMさんが見舞ってくれました。そこにちょうど看護師さんが「論文にまとめたいので患者調査のアンケートに協力してほしい」と入ってこられたので、「医中誌の方ですよ」と紹介したら、まるで有名人に会ったかのような反応で、可笑しかったと同時に、医中誌さんは偉大なんだなぁと思いました。