| 副標目は、キーワードと組み合わせて使用され、そのキーワードが文献においてどのようなアスペクト(aspect:局面、様相)で扱われているか示すものです。 |
・
・
・ |
各副標目は付与できるキーワードのカテゴリーが限定されています。
副標目は、必要に応じて一つのキーワードに対し、最大3個まで付与できます。
副標目を複数付与する場合は、それぞれの副標目がキーワードと1対1の関係になっています。 |
| |
「キーワード」/[副標目1][副標目2][副標目3]の場合
↓
「キーワード」/[副標目1]
+
「キーワード」/[副標目2]
+
「キーワード」/[副標目3]
|
| |
| 各副標目の定義 |
| ( )内は付与できるキーワードのカテゴリー |
| 10 |
薬理学(B6,D)
薬物・化学物質の生体内での作用および動態学・薬力学的研究に対して付与します。なお、薬物には生体内で合成される生理活性物質、ホルモン、化学伝達物質も含まれます。 |
| |
例.“ステロイドホルモンによる免疫機能の修飾”
「副腎皮質ホルモン」/10 |
| 11 |
毒性・副作用(B5,B6,D,J)
薬物・化学物質の生体に対する有害な作用に対して付与します。また、薬効別キーワードや副作用が軽微な場合にも付与します。 |
| 12 |
治療的利用(B5,B6,D,H,J)
薬物・化学物質が疾病の予防あるいは治療に利用されている場合に付与します。また麻酔や麻酔前投薬で使用された薬物に対しても、薬効別キーワードにも付与します。 |
| 13 |
診断的利用(D)
薬物・化学物質が疾病の診断に利用されている場合に付与します。また、画像診断や負荷試験に用いられた化学物質にも付与しますが、生体内物質を測定している様な場合には付与しません。 |
| |
例.FDG・PET検査
「Fluorodeoxyglucose F18」/13 |
| 14 |
類似体・誘導体(D)
同一親分子、または類似電子構造を共有するか、他の原子や分子の付加、置換によってできた異なる物質であることを示すために、その元となる薬物・化学物質に付与します。 |
| 15 |
15拮抗物質・阻害物質(D)
何らかの機序により生物学的効果に拮抗、阻害作用する物質や因子を示すために、拮抗、阻害作用を受ける薬物・化学物質・生体内物質に付与します。 |
| 16 |
血液(D)
血液中(血漿中、血清中も含む)の物質の存在および分析に対して薬物・化学物質・生体内物質に対して付与します。 |
| |
・疾患などで上昇、あるいは低下している血中物質。
・投与された薬物の血中動態観察でその薬物名。 |
| |
例. 腎不全の診断における血中クレアチニン測定有用性
「Creatinine」/16 |
| 17 |
尿(D)
尿中の物質の存在および分析に対して薬物・化学物質・生体内物質に対して付与します。 |
| |
・疾患などで上昇、あるいは低下している尿中物質。
・投与された薬物の尿中動態観察でその薬物名。 |
| 19 |
欠損・欠乏(D)
生物、または生物システムの正常な必要量に比較して欠乏、または減少している生体内・生体外由来の物質と共に付与します。 |
| |
例.プロラクチン欠乏症
「Prolactin」/19 |
| |
※酵素の欠損で先天性酵素欠損のときは「代謝異常-先天性」も付与します。 |
| |
例.「酵素」/19+「代謝異常-先天性」 |
| |
※遺伝子欠損の場合、遺伝子はGカテゴリーなので19(欠損・欠乏)を付与できません。よって特定の遺伝子名+「遺伝子欠失」でインデクシングします。 |
| |
例.EGF受容体遺伝子欠損
=「erbB-1遺伝子」+「遺伝子欠失」 |
| |
※遺伝子名が登録されてなく、その遺伝子産物の方が登録されている場合は、「遺伝子産物」/19+「遺伝子欠失」でインデクシングします。 |
| |
例.p27Kipl遺伝子の欠失
=「Cyclin-Dependent Kinase Inhibitor p27」/19+「遺伝子欠失」 |
| |
※ 特定の欠乏症、欠損症のキーワードが登録されているので、該当する物質の欠損・欠乏のときは、こちらのキーワードを優先してください。 |
| |
例1. 鬱血性心不全におけるマグネシウム欠乏
=「心不全-うっ血性」/45+「マグネシウム欠乏症」/40
例2. マルチプルカルボキシラーゼの欠損
=「マルチプルカルボキシラーゼ欠損症」 |
| 20 |
診断(C,F3)
診断一般に対して、疾患名に付与します。 |
| 21 |
2画像診断(A,C,F3)
X線検査、放射性核種検査、超音波検査のいずれにも該当しない場合、あるいは画像診断一般に対して、解剖名および疾患名に付与します。対象となる診断法には、MRI、サーモグラフィーなどがあります。蛍光眼底撮影法については20(診断)を付与します。 |
| 22 |
X線診断(A,C,F3)
X線を用いた検査・診断に対して、解剖名および疾患名に付与します。 |
| 23 |
放射性核種診断(A,C,F3)
放射性核種を用いた検査・診断(PET、SPECT、シンチグラフィーなど)に対して、解剖名および疾患名に付与します。 |
| 24 |
超音波診断(A,C,F3)
超音波を用いた検査・診断に対して、解剖名および疾患名に付与します。 |
| 25 |
予後(C,F3)
疾病または患者の経過および結末に対して、疾患名に付与します。 |
| 26 |
有害作用(E,H)
診断、治療、予防、麻酔、外科、その他の処置の有害作用、および放射線、騒音、低温などの人体に与える有害作用に付与します。 |
| 30 |
治療(C,F3) |
| |
・ 治療一般に対して疾患名に付与します。
・ 薬物療法、外科的療法、移植、食事療法、精神療法、放射線療法、リハビリテーションに対しては、それぞれの副標目を付与し、これら以外の治療法(温熱療法、高圧酸素療法、鍼灸治療、他)に対して疾患名に付与します。 |
| 31 |
薬物療法(C,F3) |
| |
・ 薬物・化学物質・抗生物質の投与による治療に対して、疾患名に付与します。生理活性物質、ホルモン、ビタミン、ミネラルの投与も含みます。
・ 免疫療法の副標目は、概念的には30(治療)にあたりますが、行われている手段が免疫作用薬(インターフェロン、シクロスポリン等)の場合は、疾患名に副標目[薬物療法/31]
を付与し、キーワードで「免疫療法」を付与します。 |
| 32 |
外科的療法(A,C,F3)
疾病、外傷、形態異常の移植以外の手術に対して、器官、局所、組織、疾患名に付与します。内視鏡下手術、レーザー手術、経皮冠動脈形成術(PTCA)も含まれます。 |
| 33 |
移植(A,C,F3)
同一の個体のなかでの移植、同種・異種の個体間での移植に対して、器官、組織、細胞、疾患名に付与します。 |
| |
例1.“多発性骨髄腫に対する造血幹細胞移植”
=「骨髄腫-多発性」/33+「造血幹細胞移植」
例2.“手指骨壊死に足指骨を移植した例”
=「骨壊死」/33+「指骨(足)」/33+「指骨(手)」+「骨移植」 |
| |
※移植に利用した組織名と、移植を施行した疾患名の両方に付与します。
※人工器官の移植の場合は付与しません。 |
| 34 |
食事療法(C,F3)
疾病時の食事管理、栄養管理、特別な食事による治療に対して疾患名に付与します。ビタミン、ミネラルの補充に対する副標目は31(薬物療法)を付与します。 |
| 35 |
精神療法(C,F3)
精神分析療法、行動療法、自律訓練、音楽療法など心理的・精神的技法による治療に対して疾患名に付与します。 |
| 36 |
放射線療法(C,F3)
放射線照射による治療に対して、疾患名に付与します。 |
| 37 |
看護(C,E,F3)
看護ケア・看護技術に対して疾患名に付与します。また、診断や治療における看護の役割にも付与します。 |
| 38 |
リハビリテーション(C,E4,F3)
患者の生活機能や社会的機能を回復、促進する技術や方法に対して、疾患名および外科手術に付与します。 |
| 39 |
予防(C,F3)
疾病や外傷・事故の発生を防いだり、軽減するために行われる手段や対策に対して、疾患名に付与します。 |
| 40 |
病因(C,F3) |
| |
・ 疾病の起因因子が明記されている時に、疾患名に付与します。病原微生物、起因因子としての環境や社会因子、個人の習慣(危険因子)も含みます。
・ 治療手技による有害作用に対して、疾患名に副標目「病因」と診断や治療手技にあたるキーワードに「有害作用」を付与します。
・ ある疾患が原因となって続発した疾患は、原因となった疾患に「合併症」、続発した疾患に「病因」を付与します。
|
| 41 |
病理学(A,C,F3)
疾病状態の病理学的検査・研究(病理解剖学・病理組織学・病理細胞学・免疫病理学・免疫組織化学など)に対して、疾患名および器官、組織、細胞に付与します。 |
| 42 |
遺伝学(C,F3)
分子レベルおよび個体や集団レベルの遺伝学的研究に対して、疾患名に付与します。 |
| 43 |
免疫学(C,F3)
疾病の免疫学的研究に対して、疾患名に付与します。 |
| 44 |
化学的誘発(C,F3) |
| |
・ 薬物・化学物質によって発症した疾病状態に対して、疾患名に付与します。
・ 文献中に原因物質の記載があれば、その物質に副標目[毒性・副作用/11]を付与したキーワードを索引します。
例1. スクラルファートによる肝障害=「Sucralfate」/11 +「肝臓疾患」/44
例2. 排気ガスによる喘息=「排気ガス」/11 +「喘息」/44
・ 薬疹、一酸化炭素中毒など、明らかに化学的に誘発されたとわかるキーワードには44(化学的誘発)は付与しません、原因物質の方だけに[毒性・副作用/11]を付与します。
例1. エテンザミドによる薬疹=「Ethenzamide」/11 +「薬疹」
例2. 銅中毒=「銅」/11 +「金属中毒」
例3. バルプロ酸による先天奇形=「Valproic Acid」/11 +「奇形-薬物性」
※ なお酸欠、ビタミン不足など物質の欠乏を原因とする疾患には、副標目[化学的誘発/44]を付与しません。
|
| 45 |
合併症(C,F3) |
| |
・ 二つ以上の疾病が共存している状態、またはある疾病の経過中に他の疾病が発症した場合に、疾患名に付与します。目安としては内容に○○病を合併した、併発した、○○病を伴ったという記述が入っているものなどが挙げられます。
例1. 膵臓炎に合併した十二指腸潰瘍=「膵炎」/45 +「十二指腸潰瘍」/45
例2. 肝硬変に伴った黄疸と消化不良=「肝硬変」/45 +「黄疸」/45 +「消化不良」/45
・腫瘍同士の合併には付与しません。
例. 胃腫瘍に合併した眼腫瘍=「胃腫瘍」+「眼腫瘍」
※なお原発腫瘍同士の合併のときは「腫瘍-多発性原発」を付与します。
・治療手技による有害作用に対して、疾患名には副標目[合併症]ではなく副標目[病因]を付与します。
・キーワード「奇形-多発」には付与しません。
|
| 46 |
疫学(C,F3)
疾病の分布や原因となる要素、および一定の母集団中の疾病の属性に対して疾患名に付与します。発生率、頻度、有病率、風土病や流行病の発生を含みます。 |
| 48 |
転移性(C4)
転移先の部位腫瘍名および転移した組織型腫瘍名に付与します。
例. 肺腺癌の肝臓転移=「肺腫瘍」+「腺癌」/48 +「肝臓腫瘍」/48
※キーワード「腫瘍-原発不明」に、副標目[転移性]は付与しません。このキーワード自体が腫瘍の転移を表しているので、この場合は、組織型腫瘍名の方に副標目[転移性]を付与します。
例. 化学療法が奏効した原発不明未分化癌の2症例
→×「未分化癌」/31+「腫瘍-原発不明」/48/31+「抗腫瘍剤」/12
→〇「未分化癌」/48/31+「腫瘍-原発不明」/31+「抗腫瘍剤」/12
|
| 49 |
実験的(C,E,F3)
実験動物や培養細胞などを用いた実験的研究に対して、疾患名や診断および治療の手技を付与します。 |
| |
例. 肺腺癌細胞株A549の致死的温熱傷害の温度
=「肺腫瘍」/49/30+「腺癌」/49/30+「培養腫瘍細胞」+「温熱療法」/49+「温度」 |