医中誌News
 

医中誌News目次
 
ご挨拶

 今年で医学中央雑誌が創刊されて105 年が経ちました。1 世紀以上も中断することなく事業を継続できましたのも、多くの利用者の支持の賜物と深く感謝しております。医学中央雑誌の作成したデータベースの提供は、冊子体、CD-ROM 版、Web 版と時とともに変遷し、医中誌Web は2000年にリリースしてから9 年目に入りました。お陰様で、法人向け医中誌Web の契約総数は2,000 件に迫っています。その内訳を機関別にみると、医科80 大学をはじめとする教育・研究機関500 件、全国の医療機関(病院)1,300 件、その他、企業、学協会、公共図書館などが200 件となっています。
 また、利用者からのアクセスも年々増加しています。平日1 日当たりのアクセスログによると、ア
クセス回数20 万〜 30 万回、検索回数5 万〜 7 万回、ログイン回数1 万2000 〜 1 万7000 回と着実に増えています。医中誌Web Ver.4 で、外部のフルテキスト(電子ジャーナル)へのリンク等の新機能を備えることで、利用者の検索の拡大につながったものと考えます。
 現在、医中誌Web で提供している1983 年からの約660 万件の文献データのうち、外部のフルテキストとリンクしている件数は100 万件(重複除く)を超えており、全データの2 割近くを占めています。原著論文に限ると2004 年からは5 割までになっています。このように国内医学雑誌の電子ジャーナル化の進展に合わせ、医中誌Web からフルテキストへのリンク先を広げることで、検索結果から本文を閲覧できる文献が大幅に増えています。これからも引き続き、医中誌Web からフルテキストへのリンクの充実を図るとともに、一歩踏み込んで、国内医学雑誌の電子化支援をも行ってまいりたいと考えており今後も利用者の皆様への利便性の向上を最大の目標として、正確かつ迅速なデータベースの作成を心がけてまいります。皆様のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

特定非営利活動法人医学中央雑誌刊行会副理事長
篠原恒樹

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医中誌ホームページのリニューアル

●はじめに
 2008 年11 月、医中誌のホームページがリニューアルされます。トップページを「医中誌ユーザーも、初めての訪問者も、必要な情報をすぐに見つけられるようにする」ことを目標に一新し、また、新たな
情報のご提供、従来からあるページの改善などを行います。

●トップページと全体の構成 ( 図1)
 上部のインデックスとページ中央に「医学中央雑誌とは」「医中誌ユーザー向け情報」「学会・出版社
向け情報」の3種類の情報への入り口を設けます。
・「医学中央雑誌とは」から案内されるのは、「医中誌Web」サービス案内など、主に「医中誌の利用を検討している方」に向けてのページです。
・「医中誌ユーザー向け情報」は、医中誌データベースに関する様々な情報です。また、文献や雑誌の採
択基準や、撤回論文の扱いなど、編集方針に関するご案内もここに掲載します。
・「学会・出版社向け情報」では、医中誌データベースへの収録の手引きや、医中誌Web から電子ジャーナルへのリンクを行う方法などをご案内します。
 トップページには、新コンテンツ「医中誌クイックツアー」などへのリンクが置かれます。また、サ
イト内検索が行えるようになり、ニュースの更新はRSS に対応します。

●新たなコンテンツ・リニューアルするコンテンツ
主な内容についてご紹介します。なお、一部コンテンツはオープン後の掲載となります。

<サービス案内など>
・医中誌クイックツアー

「何かのきっかけで医中誌の存在を知り、一体何?と思いネットで検索してみた」方に向け医中誌とは?医中誌 Web とは?を分かり易くご案する約 1 分間のツアーです。

・医中誌 Web を閲覧できる公共図書館リス
医中誌 Web を閲覧できる全国の公共図書館の案内ですで医療従事者以外の一般の利用者、さんやその家族への情報提供の第一歩として企画しました。

・NLM/PubMed 最新情報
野添篤毅先生の監修により、NLM(National Library of Medicine; 米国国立医学図書館 ) や、PubMed に関する最新情報を随時掲載します。

・公的事業について
当会は、診療ガイドラインや東洋医学関係のタベース作成に関する研究や実作業、ある本医学会の下部組織である日本医学会用語管理員会への協力など、いくつかの公的事業に様立場で関わっています。これらについてご案内ます。

・診療ガイドライン
 医中誌Webに収録されている主に学会誌に掲載された診療ガイドラインの一覧リストです。従来からご提供していた情報ですが、リニューアルを機に、医中誌Webの詳細表示へのリンク、また一部のガイドラインに関しては本文へのリンクを張り、より便利にご利用頂けるようになります。

・複写サービスや代行検索サービスについて
 当会が独自で、また他社と提携してご提供している3つの複写サービスそれぞれのサービスの特徴や料金などについてのご案内です。

・FAQの充実
 「サービスFAQ」では医中誌Webや医中誌パーソナルWebの料金や利用条件など、「検索FAQ」では検索の仕方やデータベース内容についてなど、よく頂くご質問についてまとめます。

<医中誌データベースについて>
・インデクシングマニュアル(図2)

 医中誌の「索引課」で実際に使用している索引マニュアルで、「インデクシングとは?」との概論、インデクシングをする際に留意すべき一般的な注意点から始まり、「部位(組織)名の付いた疾患」「腫瘍」「感染症」等、具体的な索引方法が説明されています実際の検索の際にシソーラスやインデクシングのルールを意識することはあまり無いと思われますが掘り下げた検索を行いたいときや、医中誌の索引についてもっと知りたいときに参照できるよう、公開することとしました。

・収載誌検索(図3)
 医中誌データベース収録誌の検索で、現在もご提供していますが、より詳細な検索が出来るようになります。また、発行元の出版社や学会のHPへのリンクや、雑誌の改題情報を同じくリンクで辿れるようにするなど、いくつかの改善を行います。

・新規採択収載誌
 医中誌データベースに新たに収録される雑誌リストです。新規採択誌の決定にあわせ、月に一度更新します。

・編集方針に関するご案内
 医中誌データベースに収録する雑誌・文献の採択基準や、記事区分の定義など、よくご質問を頂く内容についてまとめてご案内します。また、撤回論文の扱いなど、医中誌としてのポリシーを明らかにすべき内容に関してもここに掲載します。(P.15「撤回論文の扱いについて」参照)

<学会・出版社向け情報>
・医中誌データベースへの収録について

医中誌への収録を希望される学会・出版社に向け申し込みの手続きをご案内するほか、医中誌への書誌や抄録データの提供や、著者抄録の利用許諾など、医中誌データベースへの収録に関する情報をまとめて掲載します。

・医中誌LinkServiceについて
昨年より開始した医書版元に向けての「参考文献リンク」提供サービス「医中誌LinkService」のご案内です。(P.4「医中誌Web(Ver.4)の「リンク」について」参照)

●おわりに
 今回のリニューアルに際しては、皆様からのお問い合わせが多い内容に関する情報強化を念頭に置きましたが、まだまだ不足している部分が多々あると考えています。「こんな情報が欲しい」など、是非皆様のご意見をいただければ幸いです。(データベース事業部 松田真美)




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医中誌Web(Ver.4)の「リンク」について
●はじめに
 医中誌Web(Ver.4)では、電子ジャーナルへのリンクを始めとする「検索後の文献入手のサポート強化」を第一の目標に掲げてバージョンアップを行ってきました。ここでは、これまでの取り組みや現況についてまとめるとともに、今後の展開についてご案内します。


●電子ジャーナルへのリンク
<リンクの現況>
2006年2月のリリース時、医中誌Webから全文へのリンク総数は約30万件でしたが、9月22日現在約104万件に達しています(表1「医中誌Webから各サービスへのリンク数」参照)。


 表2は、2008年1月〜7月に、医中誌Webに表示されるリンクアイコンが実際に何回クリックされたかを集計したものです。クリック数の累計は約121万回となっており、「医中誌Webを検索してリンク先の電子ジャーナルを閲覧」という利用が活発に行われていると考えられます。

<今後の取り組み> 
まもなく(株)医学書院の電子ジャーナルサービス「MedicalFinder」の機関向けの提供が始まるなど、医学雑誌の電子化はこれからますます進展することでしょう。今後も、有償サービス・無償サービスを問わず、医学分野の電子ジャーナルに関しては医中誌Webからのリンクを極力サポートしていく方針です。その実現のため、下記のシステム改訂に取り掛かっています。

・従来のパターンでは対応出来ないリンク先
現在は「CiNii」「J-STAGE」「MedicalOnline」などのサービスごとにリンクを行っていますが、学会や出版社が独自に電子ジャーナルを公開・販売している場合もあります。このようなケース、あるいは機関リポジトリにも対応可能なシステム構築を進めています。

・絞込み検索との連動
検索の時点で「電子ジャーナルへのリンクがある文献を検索」、あるいは「フリーで公開されている電子ジャーナルへのリンクがある文献を検索」との絞り込み条件の設定が出来るようにします。

・アイコンのON/OFFの設定
例えば「契約していない有償サービスへのリンクアイコンは表示したくない」場合、管理者用画面でリンクの表示をOFFに設定することが出来ます。この設定に関して「サービスごとだけではなく、雑誌ごとに設定したい」とのご要望を頂いており、PubMedのLinkOut機能を参考に対応を検討しています。

●各機関のサービスへの連携
<OPACやリンクリゾルバへの連携>
図1は、2006年〜2008年の同時期(7月)のOPACやリンクリゾルバへの設定状況です。2008年7月時点で、全体で約2割、大学図書館については約7割が設定を行っていました。年々全体の設定数の増加とともに、リンクリゾルバの割合が急速に増しており、リンクリゾルバを設定している機関は2006年7月には僅か7機関でしたが、2008年7月には64機関となっています。また、2008年1月〜7月のOPACリンククリック数の累計は約80万回、リンクリゾルバは約32万回でした。


<ダイレクトエクスポート>
 「ダイレクトエクスポート機能」では複数の文献(最大200件まで)の情報を一気に他サービスにエクスポートすることが出来ます。 現在、文献管理ソフトについては「RefWorks」と「EndNote(デスクトップ版)」が対象となっており、「EndNote Web」へのエクスポートもサポートする予定です。また、各機関独自のサービスへの連携も行っております。(P.8「東京医科大学図書館文献複写Web申込システムの構築」P.10「医中誌Webダイレクトエクスポート機能を利用した文献オーダーシステムの開発」をご参照ください。)

<所蔵リストの登録>
 所蔵雑誌のISSNリストを登録すると、OPACへのリンクアイコン、あるいはその雑誌が所蔵誌であることを示すアイコンを該当の雑誌の文献のみに表示することが出来ます。この場合、「○○病院図書室所蔵」のように機関名が明示されているオリジナルアイコンのほうが医中誌で用意する一般的なアイコンよりもエンドユーザーに分かり易いのですが、従来は機関のWebサーバにアイコンを置く必要がありました。2008年2月より、このアイコンを医中誌サーバに置けるサービスを始めました。簡単な手順でご利用頂けますので、ぜひご活用下さい。(手順については「医中誌Web 法人管理者用ガイド」をご参照下さい。)

●「医中誌LinkService」
 最後に、医書版元・学会に向け参考文献リンク機能を提供する「医中誌LinkService」をご紹介します。参考文献リンクはオンラインジャーナルならではの便利な機能です。しかしこの参考文献リンクを行うためには、いったんリンク先を取得した後も、リンク切れのチェックを継続的に行うなど、個々の版元での実現は費用対効果を考えると困難かと思われます。「医中誌LinkService」は、これらの作業を代行し、更にリアルタイムで参考文献リンクを表示するシステムを提供するサービスで、国内誌は医中誌Web、J-STAGEなど、海外誌はPubMed、またCrossRef経由で海外電子ジャーナルへのリンクが張られます。(海外誌へのリンクを行うため、CrossRefと特別の契約を締結しています。)現在、(株)医学書院の「MedicalFinder」の参考文献リンク(図2)、また、(株)中外医学社の「AnnualReviewシリーズ」目次ページからの参考文献リンクがこのサービスにより実現しています。

●おわりに
 医中誌Web(Ver.4)リリース後の2年間に、医中誌Webの利用環境は益々多彩となっています。大学図書館ではリンクリゾルバ+電子ジャーナルが普及し情報環境が整う一方、例えば徐々に利用が広がっている公共図書館においては、医学文献を入手すること自体が容易では無いと思われます。 今後も引き続き様々な場面・環境に対応した「文献入手のサポート強化」に努めたいと考えています。
(データベース事業部 松田真美)

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医中誌における所属機関情報の扱いについて

●はじめに
 文献データベースにおいて、著者の所属機関情報はとても重要である。著者名で検索を行い、同姓同名の複数の著者が存在するとき、実際に探したい著者名を知るには所属機関の情報が必要だろう。またある研究機関から発表されている論文の質や量などからその研究機関の学術的な取り組みの全体像を推測する、なども可能である。
 ここでは、医中誌データベースにおける所属機関情報の取り扱いと、検索する際の留意点について述べる。

●所属機関情報の採用のルール
<基本的なルール>
 著者が複数記載されている場合は、筆頭著者名の所属機関名を採用する。また、筆頭著者の所属が複数ある場合は、先頭に書かれている機関名を採用する。

<階層について>
 所属機関名の表記は、多くの場合例えば「大阪大学 歯学部 口腔形態情報学」のように階層構造となっている。この例で言うと「大阪大学」の部分を第一階層と呼ぶが、医中誌データベースでは、この第一階層に関しては、後述の作業により統制を行い、医中誌Webには統制された「医中誌における正式名」が表示されている。第二階層以下については、もともとの雑誌での表記がそのまま入力されている。

<団体著者名について>
 著者や所属機関が記されておらず、「○○研究会」、「○○学会○○班(グループ)」等の団体名が記載されている場合は、これを「団体著者名」として採用する。団体著者名は原則として略記をせず、原本に表記されたとおり登録している。 団体著者名は、厳密には所属機関情報ではないが、文献の出所や連絡先を見つけるための一助となるため、可能な限り入力している。

●所属機関名の統制について
 所属機関名の表記は、掲載されている雑誌によって異なる場合が多い。実際の正式な所属機関名とは違う表記であることも多く見受けられる。そこで当では、検索効率を上げるために前述の「所属機関の統制」という作業を行っている。以下に、実際の作業の流れを説明する。

@雑誌の誌面に書き込まれた指示に従い、パンチ業者が所属機関名を入力する。この段階の所属機関名の表記は、雑誌での表記そのままである。このデータを、医中誌のデータベース作成システムに入力する。 

A入力された所属機関名の第一階層を、「所属機関マスタ」の同義語辞書(図1「所属機関マスタ画面」参照)と照合し、自動的に正式名称(医中誌で採用している機関の名称)に変換する。この一連の処理はほぼ毎日、夜間のバッチ処理にて行われる。これにより、ほとんどの所属機関名は正式名称に統制されるのだが、所属機関マスタに登録されていない機関名は照合されずに、エラーとして出力される。


Bエラーリスト(図2)を元に、既にマスタに登録されている所属機関なのか、未登録の所属機関なのかを判断する。前者の場合は既に登録されている正式名にデータを修正する。後者の場合は、新たに「正式名(1個)」「略名(1個)」を決定し、医中誌データとして入力するとともに、所属機関マスタにも登録する。正式名を決める際には、インターネットで検索し住所などを参照するが、それでも分からなかった場合は、医中誌Webで著者名を検索し、過去の文献を参考にする場合もある。なお、所属機関マスタには、「ヨミ」、異表記(「別名」)も登録する。

●所属機関の医中誌Web検索を行う際の留意点
(1) 医中誌データベースには、正式名称(例:「東京大学」と省略名称(略名)(例:「東大」)の二つが入力されている。どちらでも検索可能だが、例えば「京都大学」を検索したいときに「京大」とすると、「中京大学」「東京大学」も検索されてしまう。従って、検索は出来るだけ正式名称で行ったほうが良い。但し、データ作成のタイミングにより、一部のPre医中誌データについてはまだ統制処理が済んでおらず、正式名で検索出来ない場合もある。

(2) 第二階層以下は、前述の通り統制は行わずもとの雑誌での記載どおりに入力されている。従って、様々な表現がありそうな場合は、第一階層のみでいったん検索し、その結果を確認したほうが良い。ちなみに、第二階層以下については、ときに非常に長くなる場合もあるが、医中誌データベースでは最大60文字までを登録している。

(3) 所属機関名の検索では、キーワードのような「統制語へのマッピング」は行われないので、検索する前に正式名称を確認するには、Advanced Modeの「候補語辞書の参照」を利用する。を登録している。

●おわりに
 文献データベースは、著者とユーザーとの橋渡しを行っている、とも考えられる。その役割を全うするために、「著者の連絡先としての情報提供」「医中誌Webの検索結果に表示されている所属機関名からその機関のホームページへリンク」などが可能となったら大変便利ではと考える。様々な工夫により、ユーザーと医学文献との繋がりをよりいっそう緊密かつ迅速なものにしていく事が我々の責務であると考えている。(書誌抄録課 今坂信広)


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お知らせ

●研究デザインタグ「ランダム化比較試験」「準ランダム化比較試験」の全年代データ付与のお知らせ

研究デザインタグ「ランダム化比較試験」「準ランダム化比較試験」について、1983年データまで遡って追加付与を行いました。これにより、この2つの研究デザインについては、医中誌Webのすべての年代のデータ(1983年〜最新)で検索が可能になりました。但し、対象文献は、これまで通り原著論文のみで、会議録には付与されていませんのでご注意ください。過去分データへの追加付与は、以下の2つの方法で行いました。

(a) 日本のランダム化比較試験データベース(JRCT)プロジェクト(主任研究者:津谷喜一郎)のハンドサーチにより見出された「ランダム化比較試験」、「準ランダム化比較試験」文献の情報を、JRCTの了解を得て、医学中央雑誌データベースに追加しました。なお、JRCTの対象誌は右記の8誌です。

(b)「医中誌Web」によるエレクトロニックサーチにより見出した「ランダム化比較試験」「準ランダム化比較試験」文献の情報を、データ内容を確認のうえ、医学中央雑誌データベースに追加しました。以上の追加付与により、各研究デザインタグによる検索可能な年代は右表の通りです。ご活用いただければ幸いです。
(索引課 佐久間せつ子)


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事例報告−文献オーダーシステム

医中誌Web(Ver.4)「ダイレクトエクスポート機能」を利用した文献オーダー
システムの、大学図書館と製薬企業における事例についてご寄稿いただきました。

東京医科大学図書館文献複写Web申込みの構築 /東京医科大学図書館八王子分館 石谷真

●はじめに
 図書館の利用傾向を知る指標として資料貸出数と文献複写数がある。2006年10月〜2008年6月の統計から貸出と複写のどちらの形態を利用者が選択するか利用統計の分析を行ったところ、東京医科大学図書館4キャンパスでの雑誌利用は、2対8の割合で複写利用が多かった。これは生命科学系の図書館において、ほぼ同様の傾向と思われる。
 当館ではより効率の良い情報到達を支援し、かつ著作権法に則るため、館内資料の複写は基本的に図書館職員が行っている。また利用者自身が行うコピーは、館内のコインコピー機や、(各キャンパスで館外持出しの事務手続きが異なるが)病院管理の院内コピー機や各医局内のコピー機を利用する。
 図書館に複写を依頼する利用者は、文献リストやデータベースの検索結果を複写申込用紙に手書きで記入しているが、煩雑な事務作業を強いられ非効率的である。そこで、利用者の負担の軽減と、正確な複写依頼の伝票処理を目的とした文献複写依頼の機械化が検討された。


●文献複写Web申込システムの開発
 機械化の要件をまとめ、株式会社エム・ビー・エーにシステム開発を依頼した。 システムの概要は、「PubMed・医中誌Webの検索結果をファイル出力しておき、これを利用者端末からサーバーにアップロードし、複写申込書にコンバートして図書館管理端末より出力をさせる」、となる。

 検索結果を帳票出力にコンバートするプログラムの検証の後、利用者がネットワーク上から複写依頼を行えるWebシステム構築へと段階的に作業を進め、2006年10月2日に文献複写Web申込システムを稼動した。(図1-1、図1-2)

 開発中の2005年7月に、医学中央雑誌刊行会のユーザー会会場にて、当館が開発中の文献複写Web申込システムについて刊行会の方と話す機会を得て、医中誌Web(Ver.4)のバージョンアップにさらなる機能追加が可能であるかどうか打診した。
 検索結果を複写申込サーバーにアップロードする工程は、手書きや手入力との比較においては非常に簡便な作業だが、もしも医中誌Webの検索結果を直接 複写申込サーバーに送り込めるのであれば、より省力化された、文献検索から複写依頼までシームレスなシステムができるはずである―。
 この無理な注文を、医中誌Webの「ダイレクトエクスポート機能」として実現していただいた。文献複写Web申込システム側にデータを引き上げる仕様等、汎用的なシステムとなるように打ち合わせを繰り返し、2007年7月28日、ダイレクトエクスポート機能はリリースされた。文献複写Web申込システムとの連携はスムースで、複写申込システムとしてさらに完成度が増したものとなった。

●東京医科大学図書館文献複写Web申込システムの概要と特徴
 当システムは利用者の利便性を重視して開発したものであり、図書館管理側の操作性は発展途上である。従って、下記に述べる当システムの特徴は主に利用者の使い勝手に関わる内容となる。 当システムの最大の特徴は、「多彩な申込方法」を用意していることである。特に、二次資料データベース(PubMedや医中誌Web)の検索結果のデータをそのまま複写依頼に流用することを重視している。その他の点を含め、以下に紹介する。

<多彩な申込み方法>
 利用者は、状況に応じて以下の複写依頼方法のいずれかを選択することができる(図2)。
・PubMed、医中誌Webの文献検索結果をダウンロードし、そのファイルを文献複写Web申込システムにアップロードする。
・文献複写Web申込システム内から直接PubMed簡易検索を行い、その結果をそのまま複写依頼に流用する。
・医中誌Webのダイレクトエクスポート機能を利用し、検索結果のデータをそのまま文献複写Web申込システムに送り込む(図3)。
・テキストフォームに書誌データを直接入力。この場合は一件ずつの申込となる。
・CSVファイルの一括アップロード。ExcelのテンプレートなどからCSVファイルを生成し、複数書誌を一度に申込可能。

<その他の特徴>
・図書館システムとは完全に別システムなので、既存の図書館システムが何であるかを問わず、独立して機能する。蔵書リストとの連携は二次資料データベース側のOPACリンクを用いる。
・利用者の申込内容は、図書館管理側には複写申込書(PDF)が帳票出力される(次ページ、図4)。
・文献管理ソフト的な操作性。複写依頼の履歴が残るので、簡易な複写物管理ができる。申込内容を履歴と照合し、二重複写依頼を防ぐことも可能である。

● 今後の課題
 2008年の10月で文献複写Web申込システムは運用開始から2ヵ年を経過するが、東京医科大学4キャンパス全体の利用者に、順調に普及してきている。複写利用全体におけるWeb複写申込システム利用の割合をみると、本館は約30%だが、分館2館では95%を超え、4キャンパス全体では40%の普及率だった。(2008年7月調べ)
 手書きの複写申込が減ると、その分の検索結果のプリントアウトは減ってきている。さらに利用が進めば、無駄なプリントアウト用紙の削減が期待できる。利用者への周知をさらに進めたい。
 今までのプログラム修正を経て、基本的な仕様はほぼ満たされてきていると思われるが、操作性の向上や、機能を高める必要はある。例えばOpenURLに対応させ、図書館システムと連動させることは可能と思われる。
 さらに複写履歴と文献管理ソフトとの相互連携ができるようになれば、文献検索から研究・論文作成の作業がより効率的になると考えられ、単なる複写依頼システムにとどまらない“情報検索支援システムInformation Retrieval Support Systems”としての発展が見込まれる。



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医中誌Webダイレクトエクスポート機能を利用した文献オーダーシステムの開発 /大正製薬株式会社 高橋俊哉


●はじめに
 
大正製薬(株)研究システム部では、エンドユーザーが文献検索から原本入手までをスピーディーかつシンプルに行うことができるよう、文献オーダーシステム(システム名称:EagleOrder)を自社開発し、公開している。本稿ではEagleOrderを概説するとともに、医中誌Webダイレクトエクスポート機能によって実現した、文献検索から原本オーダーまでのワンストップサービスを紹介する。

●EagleOrderの概要
 当社では研究所、本社の2箇所に図書館があり、この2館と外部文献複写機関を利用して原本入手を行っているが、即座に文献原本へのアクセスを可能にする電子ジャーナルについては、研究所のみのサービスとなっている。このため、本社においては原本入手の主たる手段は雑誌のコピーであり、文献複写の手続きは、長い間手作業で行ってきた。   EagleOrderは、手作業で行っていた文献複写の手続き(図1「文献複写フロー」参照)をシステム化したもので、PerlやJavaScriptなどのプログラミング言語を利用して構築したWebシステムである。 当システムは、入力処理、マッチング処理、出力処理の3つの機能に分けられる。各機能の処理は以下のとおりである(図2)。

<入力処理>
入力は以下の4パターンがある。
@ 入手したい文献の書誌事項をキーボードから直接入力する。
A 文献DBからダウンロードした検索結果のテキストファイルをアップロードする(医中誌WebとOvid MEDLINE、iyakuSearchの各フォーマットに対応)。
B 医中誌Webダイレクトエクスポート機能を利用して、検索結果をインポートする。
C EagleOrderに入力した複写申込データを保存・管理する目的でダウンロードし、そのテキストファイルを再度アップロードする。

<マッチング処理>
 当システムに入力された文献の書誌事項からISSNと発行年を抽出し、社内所蔵雑誌の「ISSNと発行年のリスト」とマッチング処理を行う。マッチング処理の結果、社内に所蔵がある文献に対して、OPAC検索を実行するアイコンを表示する。所蔵がなければアイコンを表示しない。

<出力処理>
 文献所蔵の有無や所蔵場所(自館or他館)をもとにして振り分ける。システムは各パターンに対応した以下の出力処理を行う。
@ 社内所蔵雑誌で、自館所蔵の文献は、リストを自動作成する。このリストは、利用者自身が自館で文献コピーをとる時の参照用リストである。
A 社内所蔵雑誌で、他館所蔵の文献は、社内複写申込書を自動生成する。
B 社内所蔵がない文献は、外部複写申込書を自動生成する。
C 社内所蔵がない文献や外部提供する文献は、その書誌データを外部複写機関の複写申込システムに送信し、Webオーダーする。



●医中誌Webダイレクトエクスポート機能とEagleOrderのシステム連携
 当社では、医中誌Webを研究開発部門、マーケティング部門等のユーザーに幅広く公開し、非常に多くの利用がある。  そこで、医中誌Webの文献検索から原本入手までのスピード化を図ることを目的として、ダイレクトエクスポート機能と連携するようにEagleOrderを構築した。
 医中誌Webダイレクトエクスポート機能とは、検索結果を自分のPCにダウンロードすることなく、直接指定したWebサイト(ここではEagleOrder)に送信する機能である。この機能を利用するには、受け側WebサイトでCGIを用意する必要がある。そのCGIのURLを医中誌Webのユーザー管理者用画面で入力すれば、準備完了である。実際のフローを図3に示す。
 医中誌Webダイレクトエクスポート機能を利用することで、ユーザーはわざわざ検索結果をダウンロードすることなく、EagleOrderに自動遷移することが可能となった。その結果、ダウンロード機能とダイレクトエクスポート機能を使用したEagleOrderの利用においては、後者は前者のおよそ5倍ものアクセスに達した。このことは、ダイレクトエクスポート機能がスピーディーな原本供給に非常に効率的・効果的な機能であることを示すと同時に、我々が目指している、文献検索から原本オーダーするというワンストップサービス実現の橋頭堡になった。
  今後、他の文献DBでも医中誌Webダイレクトエクスポート機能のように文献検索結果から原本オーダーをワンストップで行えるよう、システム連携を推し進め、ユーザビリティの高い文献オーダーシステムを構築して行きたい。




医中誌Webに期待すること/讃岐美智義 広島大学大学院 医歯薬学総合研究科麻酔蘇生学 


 
医学中央雑誌と私の出会いは、大学生の頃(1985年頃)、症例報告を探すために広島大学医学部図書館を訪れたときだったと思う。その頃は、診療科別/分野別に分類された厚い冊子体の抄録を読んでいた記憶がある。そのときに驚いたのは、全く異なる出版社の学術雑誌の抄録が、原本にはなくても掲載されていたということであった。第一印象は、誰かが自分の勉強のために、はじめたものかと思った。 医師となり、症例報告などの大量の文献を読む必要が出てきた頃、冊子体からCD-ROM版へと提供形態が変わり(1992年)、初めてMEDLINEと同様のインデックス誌であったと気づいた(大変失礼なことである)。さらに、発行元やその歴史を調べているうちに、1903年に広島県立附属医学校(広島大学医学部の前身)の大先輩である尼子四郎先生が始められた、私設の抄録誌であることがわかった。日本語の医学学術誌の抄録を手作業で作成し、1冊の本にするようなことを100年近く前に始めていたことに、再び驚いた。
 冊子体からCD-ROMを経てインターネット上でのWeb検索(2000年より)と閲覧形態は変化したが、現在でも独自の抄録を採用しているのは絶賛に値する。インターネット上のWeb検索が可能になった今、その提供形態を生かしつつ、医学中央雑誌がその存在価値を維持あるいは高めていくために改善すべき方向性について、エンドユーザーとしての意見を述べてみたい。
 医中誌の特徴を生かすために必要な機能を考えるうえで、「読者がどのように利用するか」というワークフローを知ることが大切である。PubMedの様に最先端の研究者のためのツールではなく、臨床医が症例報告や総説を探し出すためのツールとして発展するのが正しいと思う。そのためには、臨床医が必要とする日本語学術誌の範囲をできるかぎり網羅すること(網羅性)が、大切である。また、学会抄録の積極的な採用や抄録の掲載されている他のサイトとのリンクを充実することも、網羅性につながる。
 さらには、フルテキストPDF掲載サイトとのリンクの充実も必須である。
 読者層を拡げるためには、従来の看護師やコメディカルに加え、専門的な医学の情報を求める一般ユーザーの利用の活性化も必要であろう。その場合、障壁となるのは、有料サービスである、ということだろう。「無料開放」が困難なことであるのは容易に想像できるが、例えば、一部の総説などの開放から始めてはどうだろうか。
 冊子体にできてWeb検索でできないことは、紙をぱらぱらめくる感覚で斜め読みができなくなったことである。何らかのくくりで特集記事などをとりまとめて閲覧させる機能があればよいと思う。以下に述べる個人別のサジェスチョンと連携すればスマートである。もう一歩踏み込むとすれば、実際に検索されているキーワード(検索式)を、月間ランキングとして表示すれば、ユーザーへの話題提供もできるのではないだろうか。すなわち、検索語(検索式)を入力して、自ら検索を行わなければ文献にアクセスできない状態からの脱却が必要である。Yahoo!やGoogleなどの歩んできた道とおなじで、ウェブにアクセスするための入り口、すなわち"ポータルサイト"として機能する必要があるのではなかろうか。今まで以上の利便性を実現するために、自ら検索語を入力することなく、文献に自然にたどり着く仕組みが求められている。
 個人別に適切な文献を提示するためには、MY医中誌機能とアラート機能が欲しいと思う。どこまで検索したか、いつどんな検索式を使ったかなどが個人別履歴として残っていれば、Amazonのようにおすすめ文献などもサジェスチョンできる可能性がある。Googleのアラート機能は有名だが、これと同様にキーワード(検索式)とメールアドレスの登録で、任意のデータベースが更新されたタイミングで、文献リストを登録されたメールアドレスに配信する。このリストに表示された文献の詳細を知りたい場合には、メールに記載されたURLのクリックで医中誌Web内の該当箇所にアクセスできれば、医中誌への訪問者数の増加につながるだろう。
 医中誌への注文や改善のためのアイデアはつきないが、筆者は今後も医学中央雑誌Webのパワーユーザーでありつづけたい。そして、医学中央雑誌が今後も日本語医学文献の検索サイトの中で、もっとも有用なポータルサイトとして発展することを望んでいる。
 


利益相反と文献データベース/野添篤毅 愛知淑徳大学名誉教授・医学中央雑誌刊行会理事 


 今年3月、厚生労働省は同省の科学研究費を受けて行われた研究に関して利益相反(conflictof interest)を組織内で管理するための指針を発表しました。利益相反とは研究者が持つ金銭的な利益関係などによって研究における判断の公正さや適正さが損なわれる状態、あるいは損なわれるのではないかと第三者から懸念される状況を指しています。
 昨年マスコミでインフルエンザ治療薬「タミフル」に関する研究班の研究者と製薬企業との金銭的関係をめぐり研究結果の公正さについて疑問が提出され話題となりました。もちろん研究者が企業から研究活動に対して財政的援助を受けること自体に問題があるというわけではありません。しかし金銭的支援を受けたことで、企業にとって有利な実験計画を立てたり、好意的な結果を出すなどということがあれば、研究に公正さを欠くという側面から問題の種があるといえます。
 研究成果の公表について公正さを保つために、国際的な医学雑誌編集者の団体である医学雑誌編集者国際委員会(International Committee of Medical Journal Editors: ICMJE)は、学術雑誌へ投稿する論文の原稿の書式等についてのガイドラインを発表し、多くの国際的な医学雑誌の投稿規定はこのガイドラインに従っています。最新の規定は「生物医学雑誌への投稿のための統一規定」(Uniform Requirements for Manuscripts submitted to Biomedical Journals)(http://www.icmje.org、日本語版はhttp://www.toukoukitei.netにあり)として2007年10月に改訂版が出されています。このガイドラインでは2001年から論文の倫理的な配慮に関する章に利益相反の項目が新たに加えられ、論文の著者ばかりでなく査読者、編集者などの利益相反の問題にも言及しています。ここで対象となる財政的な利益相反の例としては、研究費はもちろんのこと、雇用関係、コンサルタント、株式の保有、謝礼金など多岐にわたっています。また、ICMJEでは臨床試験論文については非営利機関(たとえばclinicaltrials.govやUMIN)への試験の登録をしたもののみを受け付けることを義務付けています。
 この規定に従って、たとえば米国医師会雑誌JAMAの投稿規定ではすべての論文に対して過去5年間の著者全員の利益相反情報を記述することを求めています。このため論文の末尾には半ページからときには1ページにわたる利益相反に関する記述が載せられています。また主要な医学雑誌においては、多施設が参加した大規模な臨床研究論文に関しては、論文著者とは別に論文の最後に研究に参加した研究者の名前がすべて記載されるようになりつつあります。
 このように一次情報である医学論文での研究の公正さを公開する仕組みが整いつつある中で、二次情報としての文献データベースでもいろいろな対応が始まっています。世界最大の医学文献データベースである米国国立医学図書館(NLM)のMEDLINE(PubMed)では、蓄積される文献データに、研究内容を示すキーワード(MeSH用語)に加えて、論文に記載された研究助成であれば「研究課題番号」が文献データに付与されます(図1)。これによっ てNIHから助成を受けた研究の成果を追跡することが可能になっています。
 大規模臨床試験の論文ではプロジェクト名を著者として記述する例がよくあります。プロジェクトに参加した人の名前が論文中に記載されている場合には、PubMedではこれらをすべて研究協力者("collaborators"の項、100人以上の例もある)として文献データに加えて蓄積し検索可能としています(図2)。
これによって研究者が論文の著者としてばかりでなく、他のいろいろな研究プロジェクトに係わっている情報が把握できるようになりつつあります。
 また営利団体(企業など)から財政的援助を得て刊行され、一号すべてが特定のトピックを扱っている雑誌の補遺号supplementについては、利益相反情報を公開していない限り、MEDLINEに収録しない場合があるとの厳しい方針をNLMが最近発表しています。この方針はデータベースから特定の文献情報を排除するということではなく、財政的な利益相反情報を適切に公開して、それによって利用者が研究内容を公正に判断できるようにするためとNLMは考えています。
 我が国でもようやくこれらの問題についての議論する場として日本医学会の下に日本医学雑誌編集者会議(組織委員会委員長 北村聖東京大学医学部教授)が今年8月に発足しました。これによってわが国での医学雑誌の質の向上についての意見交換が活発になることが期待されています。そして雑誌論文の質的変化とともに日本の医学分野の貴重な二次情報ツールとしての医中誌データベースについてもこれらの動きに対応した変革が求められているでしょう。


お知らせ


●撤回論文の扱いについて
 医中誌データベースに収載された文献が、後日、何らかの理由により撤回された場合の扱いについて、数年にわたり検討を続けてきましたが、2007年10月に開催されました当会編集委員会において、データベースから削除せず、「撤回論文」と記載しデータとして残す、との結論を得ました。具体的には右図のように、論文標題の先頭及びAbstract(抄録)の冒頭に【撤回論文】と記載され、さらに、撤回情報がいつ、どのように告知されたかが明記されます。
 対象の資料は2005年の発行誌からで、2008年10月1日現在、該当する文献は9件です。医中誌Webの検索語欄に「撤回論文」と入力して検索されますと、当会で把握された撤回論文9件を一度にご覧いただけます。
 なお、撤回の告知は、雑誌に「おわび」「訂正のお知らせ」「公告」「論文削除について」等として記載されるか、別刷りが挟み込まれます。当会では、データ作成のプロセスで見落とさないよう気をつけてはおりますが、万一見落とされた「撤回論文」がございましたら、お知らせいただければ幸いです。(収集採択課 佐久間せつ子)



 
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