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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献

当ページでは、「医中誌Web 」に収録された新型コロナウイルス関連の文献情報から、下記の項目ごとに、医中誌Webへの収録における最新10件を公開しております。医中誌Webの更新に合わせて、当ページの内容も月2回更新されます。

2024年5月16日更新

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診療ガイドライン情報データベース

症例報告

医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y409480046<Pre 医中誌>】(会議録)
洗浄ドレナージ後にCOVID-19陽性となった股関節炎の1例
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医中誌Web
著者三輪 晶子(滋賀県立小児保健医療センター 整形外科)ほか収載誌/巻号頁滋賀医学 (0288-9765)/46巻 p.65-66発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y409160010<Pre 医中誌>】(原著論文)
専門管理栄養士がレクチャー!Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(vol.19) 介護・歯科・栄養の連携による嚥下機能維持への取り組み VEによる食事介助技術向上と生活動作における歩行が嚥下機能に与える影響の一考察
抄録
専門職種の少ない高齢者福祉施設において,摂食嚥下機能の評価には限界がある.今回,誤嚥による発熱が頻回に起こり,活動性が低下し,歩行もできなくなった利用者に対し,訪問歯科による嚥下内視鏡検査(VE)での評価から食事介助方法を変更し,歩行を再開したところ,誤嚥性肺炎が予防できた症例を報告する.【症例】70歳代,女性.アルツハイマー型認知症.新型コロナウイルス感染症から回復したが,37℃台の発熱を繰り返すようになった.食形態を下げ,全介助での食事摂取へ変更したところ,発熱の頻度は減ったがむせ込みや食事中の鼻汁が頻回にみられた.食事摂取量7~8割となり,1ヵ月で5%の体重減少が認められた.移動は車椅子となった.【経過】食形態,食事介助方法,ポジショニング等を見直すため,訪問歯科によるVEを実施した.その結果,日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021(以下,学会分類)コード2-1でもややコード3に近い嚥下調整食は咽頭残留したため,交互嚥下ができるよう食事介助方法を変更した.水分は均質な中間のとろみ,あるいはゼリー類に限定して提供するよう徹底した.介入時+1ヵ月後に発熱がなく体調がよいときには手引き歩行を再開し,介入時+2ヵ月後には移動は歩行となった.推定摂取エネルギー量は,介入時に28kcal/kg/日であったが,介入時+1ヵ月後は36.7kcal/kg/日,介入時+2ヵ月後は33.8kcal/kg/日となり,介入前に比べて増加した.体重は介入時には43.9kgだったが,介入時+3ヵ月後は45.5kgと増加した.【考察】VEにより食形態の違いによる咽頭残留を目視することで,介護士の食事介助技術が向上し,むせの頻度を減らすことができた.また,食形態を下げて十分なエネルギー量を確保することで,身体機能の低下を防ぎ,歩行を早期に再開できた.その結果,全身状態が回復し,さらなる嚥下機能の低下を防いだことにより,誤嚥性肺炎を予防できたのではないかと考えられる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者小島 三枝(英楽会特別養護老人ホーム楓林花の里 栄養管理科)収載誌/巻号頁臨床栄養 (0485-1412)/144巻4号 p.502-507発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y409150005<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19感染後に発症した急性呼吸窮迫症候群併発の肺結核の1例
抄録
COVID-19(以下,新型コロナウイルス)感染後に発症した急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome:ARDS)併発の肺結核の一例を経験した.症例は86歳,女性.生来,呼吸器疾患を指摘されたことはなかった.新型コロナウイルスに家庭内感染したが,無症状のまま療養期間が終了した.新型コロナウイルス陽性確定日の2週間後から,発熱が出現した.その他に自覚症状はなかった.CT検査では肺野を含めて異常所見を認めなかった.対症療法での経過観察となったが,発熱が持続した.さらに3週間が経過して,呼吸困難・食欲低下が出現した.精査の結果,肺結核によるARDSと診断した.酸素投与とステロイド療法でARDSの管理を行った.また,抗結核薬3剤併用療法を導入した.その後,全身状態は安定し,抗結核薬導入3週目の時点で小川培養:結核菌陰性となった.新型コロナウイルス感染による免疫機能の低下を契機に,潜在性結核感染症から活動性肺結核を発病した可能性が考えられた.結核に限らず,新型コロナウイルス感染後に潜状感染の増悪を来たす症例報告がなされている.新型コロナウイルス感染後の発熱の鑑別に注意する必要がある.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
著者尾崎 裕之(八戸赤十字病院)ほか収載誌/巻号頁八戸赤十字病院紀要 (0919-8121)/20巻1号 p.33-38発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y405130152<Pre 医中誌>】(会議録)
Covid-19罹患後に高次脳機能障害を主症状とする自己免疫性脳症を呈した1例
リンク情報
医中誌Web
著者天白 陽介(日本海員掖済会名古屋掖済会病院 リハビリテーション部)ほか収載誌/巻号頁高次脳機能研究 (1348-4818)/44巻1号 p.86発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y404320016<Pre 医中誌>】(会議録)
急性咽頭炎の鑑別を要したCOVID-19関連多系統炎症性症候群の1例
リンク情報
医中誌Web
著者武山 慧(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 耳鼻咽喉・頭頸部外科)ほか収載誌/巻号頁東京慈恵会医科大学雑誌 (0375-9172)/138巻5号 p.96発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y404320008<Pre 医中誌>】(会議録)
小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C)の1例
リンク情報
医中誌Web
著者福澤 志保(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科)ほか収載誌/巻号頁東京慈恵会医科大学雑誌 (0375-9172)/138巻5号 p.91-92発行年月2023.09
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y403240010<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19関連血栓症を疑う深部静脈血栓症の一症例
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医中誌Web
著者吉村 愛美(愛仁会明石医療センター 技術部検査科)ほか収載誌/巻号頁Hyogo Journal (1342-1581)/45巻1号 p.72発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y403110004<Pre 医中誌>】(原著論文)
回復期リハビリテーション病棟での継続的なリハビリテーションにより運動機能・ADLが改善した人工呼吸器離脱後のCOVID-19重症患者3症例
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医中誌Web
著者伊藤 豪司(苑田会花はたリハビリテーション病院 リハビリテーション科)ほか収載誌/巻号頁呼吸理学療法学 (2436-7966)/3巻1号 p.41-50発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y403070015<Pre 医中誌>】(会議録)
長期に渡りCOVID-19抗原が陽性となり,肺炎を繰り返した一例
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医中誌Web
著者稲葉 拓哉(神奈川県厚生農業協同組合連合会相模原協同病院)ほか収載誌/巻号頁関東農村医学会雑誌 (2436-8466)/34巻 p.40発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y403050006<Pre 医中誌>】(原著論文)
小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)の1例
抄録
症例は6歳女児.COVID-19罹患25日後から腹痛,発熱,下痢を認め,第6病日に紹介入院となり,間もなく血便と四肢を中心とした皮疹が出現した.皮疹は後日生検で血管周囲炎の所見を得た.血液検査では炎症所見,多臓器障害,凝固異常を認めた.発疹以外の川崎病様症状や循環不全といった特異的な症状が無く,当初診断に難渋したが,第8病日に小児COVID-19関連多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS)と診断した.ガンマグロブリン静注施行し,アスピリン内服を開始したが効果不十分で,第10病日にプレドニゾロン静注を追加し軽快した.COVID-19の5類感染症への移行に伴い,今後はCOVID-19の罹患歴が不明確になることが予想される.比較的年長児における消化器症状,皮疹を伴う発熱は本疾患を疑う上で重要な症状であり,診療に際してMIS-C/PIMSを考慮することが重要である.(著者抄録)
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医中誌Web
著者黒岩 かほり(長崎みなとメディカルセンター 小児科)ほか収載誌/巻号頁長崎医学会雑誌 (0369-3228)/98巻4号 p.189-194発行年月2024.03

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ワクチンに関する文献

医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y403260020<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルスワクチン接種に伴う抗体産生様態と副反応について
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医中誌Web
著者宮本 奈穂美(弘前大学 大学院医学研究科附属健康未来イノベーションセンター)ほか収載誌/巻号頁弘前医学 (0439-1721)/74巻1-4号 p.142発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y401050021<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19ワクチン接種後に発症した多発性円形脱毛症
抄録
<文献概要>COVID-19はSARS-CoV-2ウイルスにより引き起こされ,主に呼吸器を侵す疾患であるが,しばしば多種の皮膚症状を伴う。なかでももともと素因をもつ人には自己免疫疾患を発症/再発させうることが知られている。円形脱毛症は自己免疫疾患と考えられ,これまでも種々のウイルス性疾患,またはそのワクチンの接種によって発症や再発が報告されてきた。われわれはCOVID-19ワクチン(Pfizer製3回,Moderna製1回)を接種した79歳女性の後頭部に多発性円形脱毛症が生じた症例を経験した。COVID-19感染後に発症した円形脱毛症は世界的に多数例が報告され,そのワクチン接種後に発症した報告例も増加してきているが,探し得た範囲内では本邦からの報告はない。
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医中誌Web
医書.jp_オールアクセス
著者速水 誠(速水皮膚科)ほか収載誌/巻号頁皮膚科の臨床 (0018-1404)/66巻3号 p.332-334発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y329410013<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナワクチン接種後に初発のてんかん発作をきたした2症例
抄録
症例1は80歳代,女性,主訴は異常行動.症例2は70歳代,男性,主訴は意識障害.2症例とも2回目の新型コロナワクチンを接種後,発熱があり,その数日後に異常行動,意識障害が出現した.そのため,精査目的で当院に紹介された.症例1では,入院時の脳波で光刺激時に左中心部を焦点とした鋭波が認められた.症例2では,前頭部優位に鋭波の出現を認めた.脳波検査の結果からてんかんと診断され,抗てんかん薬の投与が開始された.それ以後,異常行動や意識障害は時間経過とともに改善された.新型コロナワクチン接種とてんかんとの因果関係は指摘されていないが,新型コロナワクチン接種後,発熱によりてんかん閾値が低下した可能性がある.また,高齢者は基礎疾患を持っていることが多く,新型コロナワクチン接種後の副反応がてんかん発症の契機になりうると考える.(著者抄録)
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医中誌Web
著者福山 樹(高松赤十字病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁高松赤十字病院紀要 (2188-0395)/10巻 p.65-68発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y328090019<Pre 医中誌>】(解説)
【行動変容につなげよう!コロナ禍で活発化した「感染対策×コミュニケーション」】行政におけるワクチン接種促進の取り組み
抄録
▼感染対策について、さまざまな立場にある市民が互いの行動の背景にある考え方を理解し、対策の方向性に大筋で合意できるようにするため、ソーシャルマーケティングを活用して適切に情報発信することが有効とされる。▼東京都では、ワクチン接種を推進するうえで、対象に合わせて情報発信の内容を工夫するなど、異なる立場や行動変容ステージにある都民が互いに考え方を理解し、納得して主体的にワクチン接種につなげる取り組みを行った。(著者抄録)
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医中誌Web
著者西塚 至(東京都保健医療局 感染症対策調整担当部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/33巻4号 p.432-437発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y325180135<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19 mRNAワクチンの重要性と今後の展望
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医中誌Web
著者西 順一郎(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科微生物学分野)収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.199発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y325130056<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19ワクチン接種後動眼神経麻痺の1例
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医中誌Web
著者吉田 清香(東北大学)ほか収載誌/巻号頁眼科臨床紀要 (1882-5176)/17巻3号 p.275発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y325130010<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19ワクチン接種後に眼瞼下垂と眼球運動障害を生じた2例
抄録
背景:Coronavirus disease 2019(COVID-19)ワクチン接種後に眼瞼下垂と眼球運動障害を生じた2例の報告.症例:症例1は74歳女性.4回目のCOVID-19ワクチン接種16日後に左眼窩痛を自覚,左眼の眼瞼下垂と内・上下転障害を生じた.有痛性動眼神経麻痺でありTolosa-Hunt症候群を疑った.ステロイド点滴治療により眼痛は消失し眼瞼下垂と眼球運動障害も改善した.症例2は69歳男性.4回目のCOVID-19ワクチン接種11日後に複視を自覚した.著明な右下斜視を呈し,右眼の眼瞼下垂と上転障害を認めた.抗アセチルコリン受容体抗体が陽性であり眼筋型重症筋無力症(MG)と診断された.抗コリンエステラーゼ阻害薬と免疫抑制薬の治療により眼瞼下垂と複視は軽減した.結論:COVID-19ワクチン接種後に有痛性動眼神経麻痺やMGを発症する可能性がある.(著者抄録)
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医中誌Web
著者林 勇樹(高知県・高知市病院企業団立高知医療センター 眼科)ほか収載誌/巻号頁眼科臨床紀要 (1882-5176)/17巻3号 p.240-245発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y319270019<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
Author's reply: COVID-19 vaccine in liver transplant recipients(タイトル和訳中)
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医中誌Web
著者Mita Atsuyoshi(Division of Gastroenterological, Hepato-Biliary-Pancreatic, Transplantation and Pediatric Surgery, Shinshu University School of Medicine)ほか収載誌/巻号頁Annals of Gastroenterological Surgery (2475-0328)/8巻2号 p.367-368発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y319270018<Pre 医中誌>】(レター)(英語)
COVID-19 vaccine in liver transplant recipients(タイトル和訳中)
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医中誌Web
著者Daungsupawong Hinpetchほか収載誌/巻号頁Annals of Gastroenterological Surgery (2475-0328)/8巻2号 p.365-366発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y318090028<Pre 医中誌>】(Q&A)
【どこでもみれる?-コモンディジーズとしての感染症アップデート】ワクチンアップデート 新型コロナワクチン 令和5年秋開始接種時点のQ&A
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医中誌Web
著者守屋 章成(長崎大学 大学院熱帯医学・グローバルヘルス研究科)収載誌/巻号頁Medicina (0025-7699)/61巻3号 p.530-534発行年月2024.03

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診断・検査に関する文献

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論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y403070051<Pre 医中誌>】(会議録)
当院放射線室のX線CT検査におけるCOVID-19感染対策の変遷と現在の対応について
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医中誌Web
著者三ツ橋 早紀(神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院 放射線室)ほか収載誌/巻号頁関東農村医学会雑誌 (2436-8466)/34巻 p.58発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y403070047<Pre 医中誌>】(会議録)
化学療法中COVID-19抗原定量検査で長期間陽性を示した症例
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医中誌Web
著者大橋 祐生(神奈川県厚生農業協同組合連合会伊勢原協同病院)ほか収載誌/巻号頁関東農村医学会雑誌 (2436-8466)/34巻 p.56発行年月2024.03
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【Y325460012<Pre 医中誌>】(解説)
ERにおける臨床検査技師によるタスク・シフト/シェアについて
抄録
2022年4月より、当院救急外来(以下八戸ER)初となる救命救急検査士Emergency Room Medical Technologist(以下ERMT)の常駐が開始された。参入にはタスク・シフト/シェアを意識した業務体制を並行して整えた。さらに検査技師の専門性を発揮することを中心とした実務の構築に務めた。これにより2018年12月より施行された医療法等の一部改正により必要であったER内の検査機器の管理作業日誌作成と記録を開始し、救急医が担当していたCOVID-19関連の検体採取・結果判定をERMTへ業務移管できた。採血業務では静脈路確保の時点から業務支援する事により、再採血の回避や検体滞留時間の短縮に貢献していると考える。検査前工程を実務担当することは精度管理上の意義も非常に大きい。救急医療現場において多職種と共に業務遂行する事は、臨床検査に関するニーズと課題をリアルタイムに知る機会になり、リエゾンとしての行動がタスク・シフト/シェア推進への鍵である。(著者抄録)
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医中誌Web
著者奥沢 悦子(八戸市立市民病院 救命救急センター)ほか収載誌/巻号頁八戸市立市民病院医誌 (0389-5122)/41巻 p.57-63発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y325440012<Pre 医中誌>】(解説)
2022年病理部/病理診断科業務統計
抄録
2022年1月から12月までの病理部/病理診断科の業務統計をまとめた。総依頼件数は前年より約1,000件減少し16,972件であった。内訳は組織診が9,109件,細胞診が7,861件で,病理解剖は2件であった。迅速診断は組織診が3.5%減の640件,細胞診が6.5%減の963件であった。院外受託は4.6%増の459件であった。業務件数については,作製ブロック数が4.3%増の57,922個,普通染色が1.5%増の81,847枚,特殊染色が7.3%減の4,758枚,免疫染色は0.4%減の18,172枚,HER2-IHCは5.0%増の984件であった。遺伝子検査の総依頼件数は4,236件で倍増した。依頼件数はこれまで減少傾向にあったが,新型コロナウイルス感染症の集団感染による病棟閉鎖などで,さらに減少した。しかし,業務件数は,作製ブロック数,染色枚数が増加傾向にあり,業務量は減少していない。院外受託は,微増した。免疫染色は,治療法選択のための詳細な検討の必要性から増加傾向が続いていたが,わずかに減少した。コンパニオン診断やゲノム医療を念頭に置いた検体の取り扱いが必要となることから手術室でのホルマリン固定までの間,摘出材料を冷蔵保存することにしている。今後も新潟県がん診療連携拠点病院,がんゲノム連携病院の病理部/病理診断科としての役割を果たしていきたい。(著者抄録)
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医中誌Web
著者佐藤 由美(新潟県立がんセンター新潟病院 病理部・病理診断科)ほか収載誌/巻号頁県立がんセンター新潟病院医誌 (0549-4788)/62巻1号 p.91-97発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y325180223<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19罹患時にEdwardsiella tarda菌血症と診断された一症例
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医中誌Web
著者井角 崇(京都済生会病院 薬剤部)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.234発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y325180186<Pre 医中誌>】(会議録)
成人肺炎診療ガイドラインの検証 COVID-19肺炎におけるレジオネラ診断予測スコアの評価
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医中誌Web
著者宮下 修行(関西医科大学 内科学第一講座呼吸器感染症・アレルギー科)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.220発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y325180153<Pre 医中誌>】(会議録)
長期入院を要する新型コロナウイルス感染(COVID-19)患者におけるPCR検査でのサイクル閾値(Ct)低値持続/遷延リスクの検討
リンク情報
医中誌Web
著者安里 裕吾(常滑市民病院 初期研修)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.207発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y322100005<Pre 医中誌>】(解説)
【新時代の認知症医療における診断・生活支援の意義と課題】デジタル技術は認知症医療をどのように変え得るか?医療提供者はどうあるべきか? 認知症診療におけるデジタル技術活用の意義と臨床的課題
抄録
認知症診療において,神経心理検査は不可欠である.しかし,心理士などのマンパワーの不足,さらには新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による対面での検査の制限から,必要な対象者すべてに十分に施行できているとは言い難い.そこで期待されるのがデジタル技術の活用である.本稿では,既存の検査のデジタル化やテレビ会議システムを用いた神経心理検査の信頼性について述べたあとに,われわれが作成したオンラインで施行可能な認知機能検査「脳検」と,本邦に初めて登場するアルツハイマー病の根本治療薬の適用者の決定に「脳検」か果たしうる役割について,私見を交えて紹介する.(著者抄録)
リンク情報
医中誌Web
著者佐藤 正之(国立長寿医療研究センター もの忘れセンター)収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/35巻35 p.42-47発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y314280002<Pre 医中誌>】(原著論文)
令和4年度和歌山市における新型コロナウイルス感染症の検査状況について
リンク情報
医中誌Web
著者池端 孝清(和歌山市衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁和歌山市衛生研究所報 (0913-5235)/28号 p.30-31発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y313340001<Pre 医中誌>】(原著論文)
尼崎市における新型コロナウイルス検査(2022年7月1日から2023年5月7日)
リンク情報
医中誌Web
著者村山 隆太郎(尼崎市立衛生研究所 感染症制御)ほか収載誌/巻号頁尼崎市立衛生研究所報 (0913-5146)/49号 p.29-33発行年月2024.03

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PCR検査に関する文献

医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024125455】(会議録)
抗原定量の陰性保留区間(0.5-0.99)のPCR再検による極初期例の拾い上げ
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医中誌Web
著者上田 耕蔵(神戸協同病院)収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.276発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024125377】(会議録)
病院を持たない医療系大学による地域感染制御への貢献を目指した新型コロナウイルスPCR検査体制の確立
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医中誌Web
著者山本 隆敏(熊本保健科学大学 医学検査学科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.244発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024125360】(会議録)
新型コロナウィルス(COVID-19)のリアルタイムPCRによるウィルス定量
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医中誌Web
著者井上 唯史(洛和会音羽病院 形成外科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.239発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024125359】(会議録)
唾液検体を用いたSARS-CoV-2遺伝子検査における偽陽性の検討
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医中誌Web
著者太田 賢治(長崎大学病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.239発行年月2021.10
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【2024125358】(会議録)
SARS-CoV-2 PCR検査における唾液検体前処理装置の導入
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著者太田 賢治(長崎大学病院 検査部)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.239発行年月2021.10
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【2024124803】(原著論文)
新型コロナウイルスにおけるリアルタイムPCR検査,変異株スクリーニング検査及びゲノム解析結果(2022年4月~2023年3月)
抄録
2022年4月~2023年3月にCOVID-19が疑われて当研究所(当所)に搬入された患者検体2559件のリアルタイムPCR検査結果を報告した。また、当所のリアルタイムPCR検査で陽性になった検体と、ホテル療養者の検体、民間検査機関で陽性になった検体、県内の3医療機関で陽性になった検体のうち、当所のリアルタイムPCR検査でCt値が30以下となった合計1625検体について変異株スクリーニング検査を行った結果を報告した。さらに、変異株スクリーニング対象検体についてゲノム解析を行った結果を報告した。リアルタイムPCR検査の結果、2559検体中384検体(15%)が陽性であった。B.1.529系統を検出するL452R変異株スクリーニング検査を1624検体に行い、うち1195検体(74%)が陽性であった。BA.2系統を検出するT547K変異株スクリーニング検査を883検体に行い、うち740検体(84%)が陽性であった。ゲノム解析を実施した13386検体のうち12640検体で良好なゲノムデータが得られた。この12640検体のうち発症日が判明した9744検体について、各系統の検出数と検出率を週ごとにまとめ、県内流行における主流系統の推移を調べた結果を提示した。
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著者江原 勇登(埼玉県衛生研究所)ほか収載誌/巻号頁埼玉県衛生研究所報 (2433-9962)/57号 p.60-64発行年月2023.12
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【2024120645】(会議録)
当施設におけるPCR法での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査の実施状況
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著者工藤 清生(秋田県総合保健事業団 児桜検査センター)ほか収載誌/巻号頁日臨技北日本支部医学検査学会抄録集/11回 p.10発行年月2023.11
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【2024117562】(解説)
FOCUS 髄膜炎の迅速診断
抄録
<文献概要>はじめに 従来,感染症診療における遺伝子検査は,主に,遅発育性細菌や培養・同定が困難な細菌,抗原検査キットが市販されていないウイルスの検出などのために用いられてきた.遺伝子検査には知識や技術,特殊な機器が必要で,時間と費用もかかるため,限られた施設でのみ導入されていた.しかし近年では,核酸の抽出から増幅,検出まで迅速かつ簡便に行える機器が登場しており,特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行を契機に,遺伝子検査は全国規模で広まった.遺伝子検査は呼吸器感染症診断以外にも応用されており,菌血症に対する核酸多項目同時検出が2017年6月より保険収載され,最適な抗菌薬治療開始までの時間を短縮する効果などの有用性が報告されている.髄膜炎・脳炎に対しては,2015年10月に米国食品医薬品局により,脳脊髄液検体を用いたウイルス・細菌核酸多項目同時検出が承認されていた.わが国でも2022年10月より,保険請求が可能となったため,今後は全国的に普及が進むと考えられる.
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著者水野 真介(兵庫県立こども病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁検査と技術 (0301-2611)/51巻11号 p.1280-1283発行年月2023.11
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【2024117261】(原著論文)
新型コロナウイルス再感染疑い時のPCR検査Ct値の有用性
抄録
目的:新型コロナウイルス感染症のPCR検査において,Ct値はその再感染か既往感染かを判断するうえで有用であるかを検討した.対象と方法:2022年3月から6月までに,岩見沢市立総合病院小児科の発熱外来を受診した0歳~16歳までの小児を対象とした.初感染の診断後に再度発熱をきたし,新型コロナウイルスの再感染が疑われた症例に対し,PCR検査を行うとともにCt値を測定しまとめた.結果:再感染が疑われPCR検査を行った54例のうち,22例がPCR検査陽性となった.そのうち,20例はCt値が29以上,2例はCt値が29未満であった.また複数回にわたりCt値を測定しその経過を追った8例では,いずれも時間経過とともにCt値が上昇していた.結語:新型コロナウイルス感染症のPCR検査において,Ct値を測定することは再感染か既往感染かを判断するうえで有用であった.(著者抄録)
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著者大山 和紗(岩見沢市立総合病院 小児科)ほか収載誌/巻号頁岩見沢市立総合病院医誌 (0289-1484)/49巻1号 p.15-20発行年月2023.07
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【2024116346】(解説)
新型コロナウイルス感染症モニタリング検査(PCR検査)の取り組み
抄録
[目的]感染リスクの高い学生に内閣府モニタリング検査(唾液PCR検査)を実施し、検査の機会を利用した学生への感染予防に対する啓蒙活動の取り組みができることを目的とした。[方法]本大学の体育館を実施会場とし、密を避けるために3日間の時間差を設けて実施した。本人の同意のもと実施し、検査結果の周知は本人と事務局で厳重に管理することを伝えた。[結果・考察]本大学は医療従事者を育成する大学であり、学生は、(1)各自がモニタリング検査を実施することでコロナ感染拡大防止についての認識を深めること、(2)各自が患者や療養者の立場を体験することで、医療従事者になった場合の検査の説明、接し方、感染防止の技術についてイメージづくり、(3)もし陽性になったらという不安から、個人情報遵守について学ぶことができたのではないかと推測した。また教員と事務局の協同作業で実施でき、今後の大学教育での教員と事務局の連携についても期待された。(著者抄録)
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著者栃本 千鶴(岐阜保健大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁岐阜保健大学紀要 (2435-0877)/3巻 p.72-76発行年月2022.03

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治療に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【2024125881】(会議録)
新型コロナウイルス後遺症に合併する体位性頻脈症候群の治療経過について
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著者土田 知也(聖マリアンナ医科大学 総合診療内科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.174発行年月2023.02
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【2024125880】(会議録)
漢方によるlongCOVIDの倦怠感への対応
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著者徳増 一樹(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.174発行年月2023.02
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【2024125878】(会議録)
COVID-19流行時の急変対応時における空気感染対策の必要性 院内クラスター事例の検討
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著者宮川 明美(北福島医療センター 総合内科・感染症科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/19巻19 p.173発行年月2023.02
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【2024125751】(解説)
【COVID-19パンデミックの麻酔科領域での小括:来る次のパンデミックに備えて】医療資源の枯渇に備える研究:腸換気
抄録
<文献概要>はじめに 新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)に代表される重症呼吸不全に対しては,人工呼吸器管理が行われ,生命の危機に瀕した際には体外式膜型人工肺(extracorporeal membrane oxygenation:ECMO)管理が行われている。特にECMO管理においては侵襲性の高さだけでなく,高度な専門性と莫大な費用や人的リソースが必要とされる。そのため,COVID-19パンデミックによって需給バランスが破綻して世界中で医療資源へのアクセスが困難になり,救えない人命が多数生じることが浮き彫りとなった。医療現場では将来的なパンデミック発生に備えた新たな呼吸補助療法が切望されている。このような背景のもと,われわれの研究チームでは,ドジョウなどの一部の水棲生物に備わっている自己肺に非依存的な呼吸補助手段である腸呼吸に着目して,哺乳類において"腸換気法"が実現可能であることを世界に先駆けて発見した。現在,呼吸不全患者に対する臨床応用を目標に研究開発を遂行中である。
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著者藤井 祐(名古屋大学医学部附属病院 麻酔科)ほか収載誌/巻号頁麻酔 (0021-4892)/73巻3号 p.185-192発行年月2024.03
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【2024125750】(解説)
【COVID-19パンデミックの麻酔科領域での小括:来る次のパンデミックに備えて】重症COVID-19肺炎の集中治療
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著者佐藤 悠子(東京大学医学部附属病院 救急・集中治療科)ほか収載誌/巻号頁麻酔 (0021-4892)/73巻3号 p.178-184発行年月2024.03
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【2024125459】(会議録)
糖尿病およびHbA1c値が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)症例の治療経過に与えうる影響について
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著者小松 輝也(国立病院機構長良医療センター ICT)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.278発行年月2021.10
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【2024125410】(会議録)
COVID-19患者における高流量酸素療法および人工呼吸器管理を要するリスク因子の検討
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著者栗原 維吹(自治医科大学附属さいたま医療センター 総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.254発行年月2021.10
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【2024125384】(会議録)
比較的早期の収束に成功した、高齢者施設において発生した新型コロナウイルス感染症のクラスター対応の経験
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著者上田 哲也(大阪府済生会中津病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.246発行年月2021.10
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【2024125376】(会議録)
人工呼吸器管理を行ったCOVID-19患者における鼻咽頭ぬぐい液のSARS-CoV-2抗原検査の検討
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医中誌Web
著者堀元 絵梨花(愛媛大学 大学院血液・免疫・感染症内科学)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.244発行年月2021.10
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【2024125372】(会議録)
当院における新型コロナウイルス感染患者へのインターフェロンλ3測定検査の臨床的有効性とその実際
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著者武藤 義和(公立陶生病院)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会西日本地方会学術集会・日本感染症学会中日本地方会学術集会・日本化学療法学会西日本支部総会プログラム・抄録集/91回・64回・69回 p.242発行年月2021.10

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予後・後遺症に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y318300001<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19研究の最前線から 免疫応答の性差とコロナ後遺症
抄録
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は,現時点(2022年7月)に至るまでで世界で600万人以上の死者を数え,次々に出現する変異株の拡大もあり,パンデミックの終息にはいまだ程遠い状況にある.すでに,重症化に関連した免疫応答の特徴,ワクチン,またウイルス変異株についてのウイルス学的研究など,きわめて多様な観点からの膨大な量の研究が蓄積されているが,誌面の制約から本稿では,われわれが特に関心をもって研究を進めている(1)SARS-CoV-2免疫応答における男女の性差と,(2)急性期の回復後も多数の患者が深刻な症状に苦しんでいる,いわゆる「コロナ後遺症」の病態,という2つの話題に焦点を当て,ここまでの研究と今後の展開について考察する.(著者抄録)
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著者高橋 岳浩(Yale University School of Medicine, Department of Immunobiology)ほか収載誌/巻号頁感染・炎症・免疫 (0387-1010)/52巻2号 p.62-73発行年月2022.10
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【Y314110001<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ後遺症外来報告
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医中誌Web
著者三橋 徹(田島診療所)収載誌/巻号頁労働者住民医療/385号 p.10-15発行年月2024.02
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【Y306130187<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症の女性患者にみられる月経異常の検討
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医中誌Web
著者櫻田 泰江(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本内科学会雑誌 (0021-5384)/113巻113 p.177発行年月2024.02
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【Y305390152<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症外来におけるCOVID-19罹患後症状の特徴と抗体価との関連
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医中誌Web
著者櫻田 泰江(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)ほか収載誌/巻号頁日本病院総合診療医学会雑誌 (2185-8136)/18巻18 p.243発行年月2022.08
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【Y228130092<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予後予測因子としてのRNA血症の重要性
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医中誌Web
著者佐々木 裕明(横浜市立市民病院 感染症内科)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.185発行年月2021.09
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論文タイトル
【Y228130080<Pre 医中誌>】(会議録)
医療従事者を対象とした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の後遺症とSARS-CoV-2抗体の維持に関する研究
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医中誌Web
著者日下 祐(青梅市立総合病院)ほか収載誌/巻号頁日本感染症学会東日本地方会学術集会・日本化学療法学会東日本支部総会合同学会プログラム・抄録集/70回・68回 p.181発行年月2021.09
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論文タイトル
【Y227130258<Pre 医中誌>】(会議録)
重症新型コロナウイルス感染症における胸部CTの半定量評価を用いた予後解析
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著者前田 夏奈(国立病院機構大阪医療センター 放射線診断科)ほか収載誌/巻号頁Japanese Journal of Radiology (1867-1071)/41巻Suppl. p.34発行年月2023.02
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【Y220240331<Pre 医中誌>】(会議録)
新型コロナウイルス感染後後遺症の頻度に関するメタ回帰分析(第2報)
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著者志賀 俊哉(国際医療福祉大学市川病院 麻酔科)ほか収載誌/巻号頁国際医療福祉大学学会誌 (2186-3652)/28巻28 p.210発行年月2023.09
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【Y216460208<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ後遺症難治例における社会的処方の有用性
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医中誌Web
著者宮崎 博喜(寿量会熊本機能病院 総合診療科)収載誌/巻号頁日本心身医学会総会ならびに学術講演会プログラム・抄録集/64回 p.200発行年月2023.06
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【Y216010139<Pre 医中誌>】(会議録)
コロナ禍における不登校の原因と予後に関連する因子についての後方視的検討
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著者佐藤 亜希子(福島県立医科大学 神経精神医学講座)ほか収載誌/巻号頁日本児童青年精神医学会総会抄録集/64回 p.O13-2発行年月2023.11

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疫学的研究に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y405140012<Pre 医中誌>】(解説)
【感染対策における分子疫学解析の最新情報】SARS-CoV-2の分子疫学解析
抄録
新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降,全国の地方衛生研究所において次世代シークエンサーの導入が進み,国内の行政検査におけるSARS-CoV-2のゲノムサーベイランスは急速に進展した.これまでの地方衛生研究所でのSARS-CoV-2のゲノム分子疫学解析と検査体制について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者矢野 拓弥(三重県保健環境研究所 衛生研究室微生物研究課)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/51巻2号 p.170-176発行年月2024.03
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【Y405140007<Pre 医中誌>】(解説)
【感染対策における分子疫学解析の最新情報】ESBL産生大腸菌(ExPEC)の分子疫学解析
抄録
近年,ESBLやカルバペネマーゼを産生する腸管外病原性大腸菌(ExPEC)が急増し,世界的な懸念となっている.本稿ではESBL産生E.coliに焦点を当て,分子疫学解析の重要性を強調した.特にsequence type 131(ST131)と呼ばれる単一クローンが世界的に蔓延しつつあり,疫学的に重要である.今後,ポストコロナ時代において臨床微生物検査室はMLST解析,POT法,rep-PCRやWGSなどの分子疫学解析法の技術が求められ,その実際について述べる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者中村 彰宏(天理大学 医療学部臨床検査学科)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/51巻2号 p.138-144発行年月2024.03
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【Y327440004<Pre 医中誌>】(原著論文)
宮崎県で発生した新型コロナウイルスの分子疫学調査(第四報)
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医中誌Web
著者宮原 加奈(宮崎県衛生環境研究所)ほか収載誌/巻号頁宮崎県衛生環境研究所年報 (0917-3331)/34号 p.50-53発行年月2024.02
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【Y321040002<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の積極的疫学調査を行った行政保健師の倫理的課題と倫理的意思決定の促進を促すものの特徴
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医中誌Web
著者上田 修代(東京純心大学 看護学部)収載誌/巻号頁東京純心大学紀要(看護学部) (2424-0532)/8号 p.11-24発行年月2024.03
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【Y318090023<Pre 医中誌>】(解説)
【どこでもみれる?-コモンディジーズとしての感染症アップデート】ガイドラインアップデート 結核 疫学の変化,多剤耐性菌の現状について
抄録
<文献概要>Point ◎新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け,世界の結核対策は後退し,結核患者発見が進まず,結核死亡者数が増加した.◎本邦の結核罹患率(人口10万対)は2022年に8.2となり,結核低蔓延状態を維持している.◎2023年1~9月まででは,20歳代の結核患者数が急増している.◎本邦では,2023年5月に超多剤耐性結核菌の定義が,WHOに準じて「イソニアジド+リファンピシンに加えて,レボフロキサシンあるいはモキシフロキサシンのいずれかのキノロン系薬に耐性を有し,かつ,ベダキリンないしはリネゾリドのいずれかに耐性を有する菌」と変更された.◎世界的には治療の短期化が進んでいるが,本邦では健康保険のもとで投与できない薬剤があるために実施できない.
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医中誌Web
著者佐々木 結花(国立病院機構東京病院 呼吸器センター呼吸器内科)収載誌/巻号頁Medicina (0025-7699)/61巻3号 p.504-507発行年月2024.03
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【Y306110003<Pre 医中誌>】(解説)
【ポストコロナ時代の感染症とワクチン】疾患特異的マクロファージの機能的多様性に基づく感染症とヒト免疫学
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医中誌Web
著者佐藤 荘(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科生体環境応答学講座免疫学分野)収載誌/巻号頁臨床免疫・アレルギー科 (1881-1930)/81巻1号 p.12-17発行年月2024.01
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【Y222390004<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19が遺したもの】これからの疫学調査 COVID-19の振り返りとともに
抄録
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)パンデミックを経て,国全体として新興感染症発生時に行うべき「これからの疫学調査」を考えてみると,その目的は大きく(1)事例の封じ込め(containment),緩和(mitigation)の実施につながること,(2)新しい病原体・感染症に関する疫学的知見を得ること,として集約される.実地疫学としての事例対応の基本は,古典的なアウトブレイク調査のステップを丁寧に実施し,得られた記述疫学の結果にもとづいて理論的に封じ込めることである.さらに国内における,オミクロン前までの保健所による詳細な疫学情報の収集に加えて,ゲノム情報を突合させた分析にもとづくクラスター対策の手法は海外でも例をみないことから,今後,その有用性や実施面での課題について評価を行っていく必要がある.変異株を中心とした疫学的知見の収集を目的とした「深堀調査」については,発生前から疫学調査の実施を合意した医療機関や協力保健所との連携を構築しておくなどの工夫が,迅速な深堀調査を行っていくうえで必要であろう.(著者抄録)
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MedicalOnline
著者砂川 富正(国立感染症研究所 実地疫学研究センター)収載誌/巻号頁臨床とウイルス (0303-8092)/51巻5号 p.259-263発行年月2023.12
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【Y214480054<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナワクチンの有効性と副反応の免疫学的峻別
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医中誌Web
著者中島 裕史(千葉大学 大学院医学研究院アレルギー・臨床免疫学)収載誌/巻号頁上原記念生命科学財団研究報告集 (2433-3441)/37巻 p.1-4発行年月2023.12
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【Y129050004<Pre 医中誌>】(原著論文)
東京都世田谷区における新型コロナウイルス感染症の家庭内感染率と家庭内伝播に関わる要因 従来株およびB.1.1.7系統(アルファ株)流行期の積極的疫学調査より
抄録
目的 東京都世田谷区における新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査から明らかになった主な感染経路は家庭内感染であった。本研究では,これまで報告がない東京都内の家庭内感染率と家庭内感染の発生に関わる要因を明らかにすることを目的とした。方法 感染症法に基づいて実施された新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査で収集されたデータを用いた。従来株流行期である2020年12月とB.1.1.7系統(アルファ株)の流行期である2021年5月の初発患者から同居家族への家庭内感染率を算出した。また,初発患者の属性別の感染率とリスク比を算出し,年代別感染率と発症から診断までの日数について多変量解析を行った。結果 初発患者における家庭内への感染率は従来株流行期が31.1%,アルファ株流行期は36.6%であった。初発患者の属性と家庭内感染の発生状況では,初発患者の年代,発症から診断までの日数,診断時の症状の有無,世帯人数,療養場所,流行株が家庭内感染の発生の有無と関連していた。多変量解析による結果からは,初発患者の年代では0~19歳に対して65歳以上でリスク比が1.59(95%信頼区間:1.19-2.14),発症から診断まで2日以内に対して3日以降でリスク比が1.52(95%信頼区間:1.30-1.77)で,それぞれ独立して家庭内感染の発生と関連していた。結論 世田谷区の積極的疫学調査より,家庭内の初発患者が同居者に感染させる割合は,従来株31.1%,アルファ株36.6%であった。家庭内感染を起こした感染源群から同居家族への感染率が高い関連要因としては,感染源が65歳以上の高齢者であること,患者の発症から診断までの遅れが関連していた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者門脇 睦美(順天堂大学 大学院医学研究科グローバルヘルスリサーチ研究室)ほか収載誌/巻号頁厚生の指標 (0452-6104)/71巻1号 p.25-30発行年月2024.01
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【Y111480014<Pre 医中誌>】(原著論文)
香川県における新型コロナウイルスに対する小児血清疫学調査(2020~2022年度)
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医中誌Web
著者森野 紗衣子(国立感染症研究所感染症疫学センター)ほか収載誌/巻号頁病原微生物検出情報月報 (0915-5813)/44巻12号 p.208-210発行年月2023.12

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予防・感染防御に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y405140012<Pre 医中誌>】(解説)
【感染対策における分子疫学解析の最新情報】SARS-CoV-2の分子疫学解析
抄録
新型コロナウイルス感染症のパンデミック以降,全国の地方衛生研究所において次世代シークエンサーの導入が進み,国内の行政検査におけるSARS-CoV-2のゲノムサーベイランスは急速に進展した.これまでの地方衛生研究所でのSARS-CoV-2のゲノム分子疫学解析と検査体制について概説する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者矢野 拓弥(三重県保健環境研究所 衛生研究室微生物研究課)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/51巻2号 p.170-176発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y405140007<Pre 医中誌>】(解説)
【感染対策における分子疫学解析の最新情報】ESBL産生大腸菌(ExPEC)の分子疫学解析
抄録
近年,ESBLやカルバペネマーゼを産生する腸管外病原性大腸菌(ExPEC)が急増し,世界的な懸念となっている.本稿ではESBL産生E.coliに焦点を当て,分子疫学解析の重要性を強調した.特にsequence type 131(ST131)と呼ばれる単一クローンが世界的に蔓延しつつあり,疫学的に重要である.今後,ポストコロナ時代において臨床微生物検査室はMLST解析,POT法,rep-PCRやWGSなどの分子疫学解析法の技術が求められ,その実際について述べる.(著者抄録)
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医中誌Web
著者中村 彰宏(天理大学 医療学部臨床検査学科)収載誌/巻号頁臨床と微生物 (0910-7029)/51巻2号 p.138-144発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y402540004<Pre 医中誌>】(解説)
小児医療の地域連携-選ばれるためには- 当院小児科の一般診療および重症心身障害医療における感染症対策に関する施設間連携について
抄録
国立病院機構下志津病院(当院)の小児科には,「感染症診療も含め地域の一般小児医療の一端を担う」,そして「感染症で重症化しやすい重症心身障害児(者)を支える」という2つの大きな機能がある.コロナ禍において,両者の機能を維持するため「感染症対策に関する施設間連携」に取り組んだので報告する.1)千葉県小児COVID-19感染症診療の地域連携:2019年の台風災害を機に整備された「千葉県小児災害対策ネットワーク(CPD-net)」では,参加施設(38施設)のCOVID-19患者受け入れ可能状況や,入退院状況をメーリングリストで共有している.当院では本人以外家族全員COVID-19陽性となった人工呼吸管理の重症心身障害児を1名受け入れた.また保健所依頼の「COVID-19陽性小児」の外来診療も行った.2)千葉県院内感染対策支援ネットワーク印旛・北総地区感染防止対策連絡会:2016年に発足した地域の感染管理認定看護師の連携体制を活用し,2020年度から同ネットワーク内の印旛地区と北総地区の2地区合同で感染対策活動を始めた.オンライン会議では,保健所や県職員とも意見交換を行い,施設間ではビジネスチャットや会議機能を持つアプリケーションであるSlackを活用したリアルタイムな相談,資料の共有等を行った.3)国立病院機構重症心身障害研究ネットワーク参加施設の実態調査:重症心身障害児(者)病棟の感染対策は課題が多いが,その特殊性から地域の病院に相談しづらい場合が多い.このため,同ネットワーク内「院内感染対策担当者部会」でメーリングリストを活用し,アンケート調査や,オンライン会議で情報交換等を行った.コロナ禍において地域医療,感染症対策,および重症心身障害医療における施設間連携は,大変重要であった.既存の連携関係に,近年急速に普及したネットワークツールを積極的に導入することで,連携がさらに強化できると期待される.(著者抄録)
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医中誌Web
著者鈴木 由美(国立病院機構下志津病院 感染症内科・小児科)収載誌/巻号頁医療 (0021-1699)/78巻1号 p.19-22発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y402530009<Pre 医中誌>】(解説)
令和5年度医療対策委員会 答申 諮問:医療機関外で行われている医行為についてのコンセンサス
抄録
過去の事例等を見直しながら今までの医行為の解釈について確認し,今後の考え方について検討した。近年タトゥーについて医師法違反に問われた裁判で無罪との最高裁判例が出たこと,さらに新型コロナウイルス感染症への対応をめぐる問題や高齢化社会において介護・訪問看護の現場で医行為の限界との関係などで,「医行為」について議論の必要性が高まっている。眼科関連においても,眼鏡店等医療機関外において医行為ではないかと疑問をいだく眼科的検査が施行され問題視されてきたが,医行為に関する解釈が医療の進歩や社会通念などによって変化してきている。「医療機関外での検査は人体に有害でなく,診断,治療を目的としていなければ医行為ではない」との厚生労働省の考え方がある。タトゥー事件での最高裁判例では,ある行為が医行為に当たるか否かについては,当該行為の方法や作用のみならず,その目的,行為者と相手方との関係,当該行為が行われる際の具体的な状況,実情や社会における受け止め方等をも考慮した上で,社会通念に照らして判断するのが相当であるとされた。今後,医行為該当性を判断する上で基準となると考えられる。我々眼科医には国民の眼を守る使命があるので,医療機関外で行われる医行為や,害を及ぼす可能性がある眼科関連の医行為と紛らわしい事例については積極的に情報を収集し問題点の有無などを検討していく必要があると考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者宮村 昌孝ほか収載誌/巻号頁日本の眼科 (0285-1326)/95巻3号 p.370-378発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y328090019<Pre 医中誌>】(解説)
【行動変容につなげよう!コロナ禍で活発化した「感染対策×コミュニケーション」】行政におけるワクチン接種促進の取り組み
抄録
▼感染対策について、さまざまな立場にある市民が互いの行動の背景にある考え方を理解し、対策の方向性に大筋で合意できるようにするため、ソーシャルマーケティングを活用して適切に情報発信することが有効とされる。▼東京都では、ワクチン接種を推進するうえで、対象に合わせて情報発信の内容を工夫するなど、異なる立場や行動変容ステージにある都民が互いに考え方を理解し、納得して主体的にワクチン接種につなげる取り組みを行った。(著者抄録)
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医中誌Web
著者西塚 至(東京都保健医療局 感染症対策調整担当部)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/33巻4号 p.432-437発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y328090018<Pre 医中誌>】(解説)
【行動変容につなげよう!コロナ禍で活発化した「感染対策×コミュニケーション」】SNSを活用した医療情報の発信時の注意点
抄録
▼多くの人がスマートフォンによるインターネットの利用から情報を入手しているが、多くの記事や投稿の情報源が明らかにされておらず、正確性が担保されていないことが多い。▼インターネットで情報を発信する際、不特定多数の人がその情報に触れることを考慮する必要がある。▼情報を拡散する際、その情報が正確であるかどうかの判断を行う。情報源が匿名性であるものではないか、論文であれば、掲載されている雑誌は査読のある信頼性のあるものかどうかを確認すべきである。▼自ら発信する際は、漏洩してはいけない情報ではないか、個人情報を特定できる情報ではないか、差別を助長するものではないかなど、情報を発信する前に一度確認すべきである。(著者抄録)
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医中誌Web
著者山本 剛(大阪大学 大学院医学系研究科変革的感染制御システム開発学寄附講座)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/33巻4号 p.427-431発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y328090017<Pre 医中誌>】(解説)
【行動変容につなげよう!コロナ禍で活発化した「感染対策×コミュニケーション」】リスクコミュニケーション総論 リスクコミュニケーションをめぐる7つの誤解と正解
抄録
▼リスクコミュニケーションにはしばしば過剰な期待とともに誤解が寄せられる。▼リスクコミュニケーションは、多様な関与者のなかで、双方向に、信頼を要として、PDCAに即しながら、情報発信と広聴・対話によるインテリジェンス機能を果たす。▼リスクコミュニケーションを組織内に恒常的に位置付け、平時から実践しておくことが有事の即応につながる。(著者抄録)
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医中誌Web
著者奈良 由美子(放送大学 大学院生活健康科学プログラム)収載誌/巻号頁INFECTION CONTROL (0919-1011)/33巻4号 p.422-426発行年月2024.04
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y327370005<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19対策,新興ウイルス感染症対策】新型コロナウイルス特異的T細胞の懸念すべき変異株に対する抗原認識機構
抄録
細胞傷害性T細胞(CTL)は様々なウイルスの感染制御に重要な役割を果たしている.CTLはウイルス感染細胞を認識し,それらを殺傷することでウイルスを排除する.最近の研究によりCTLがCOVID-19の感染制御にも重要な役割を果たしていることが明らかになってきている.しかしながら,ウイルス側も進化を続けており,T細胞による細胞性免疫がウイルス抗原変異に対して応答性を維持出来るか否かについて依然として不明な点が多い.我々は,懸念すべき変異株であるデルタ株のスパイクタンパク質のL452R変異がウイルスの感染性を高め,T細胞の認識から逃れることを明らかにした.一方で,その後に出現したオミクロンBA.1株が有する抗原のN末端近傍のG446S変異は,ウイルス感染細胞の抗原提示能を高めることで,逆に,T細胞の抗ウイルス活性増強に寄与することを見出した.このように,ウイルスに対するT細胞応答を抗原特異的T細胞レベルで明らかにすることによって,新たなウイルス/変異株に対するT細胞応答を予測することが可能になり,T細胞を標的とした新たなワクチンならびに免疫療法の開発に発展すると期待される.(著者抄録)
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医中誌Web
著者本園 千尋(熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター感染予防部門感染免疫学分野)収載誌/巻号頁ウイルス (0042-6857)/73巻2号 p.173-181発行年月2023.12
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【Y327370004<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19対策,新興ウイルス感染症対策】ACE2デコイを用いた新型コロナウイルスに対する治療薬の開発
抄録
2019年から始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によるパンデミックから4年目を迎えようとしている。当研究室では,2020年6月からいつまでパンデミックが続くのか,日常生活がいつまで制限されるのか予想ができない中,レセプターデコイを使った治療薬を開発するプロジェクトに取り組んだ.レセプターデコイは,SARS-CoV-2のレセプターであるアンジオテンシン変換酵素2(Angiotensin-converting enzyme 2:ACE2)を利用し,SARS-CoV-2のスパイク蛋白質との結合能を亢進する変異を導入したACE2組換え蛋白質である.この高親和性ACE2を囮(おとり=decoy(デコイ))蛋白質としてSARS-CoV-2が本来のACE2に結合するところをACE2デコイに置き換えることで感染を阻害し治療効果を期待する戦略である.本稿では,ウイルス学とは異なる多くの研究者の先生との共同研究の中で進めてきたACE2デコイ開発を紹介する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者岡本 徹(順天堂大学 大学院医学研究科微生物学)ほか収載誌/巻号頁ウイルス (0042-6857)/73巻2号 p.163-171発行年月2023.12
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【Y327370003<Pre 医中誌>】(解説)
【COVID-19対策,新興ウイルス感染症対策】新型コロナウイルスの中和抗体
抄録
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は,ヒトに感染し呼吸器症状を引き起こす新たなコロナウイルスであり,2019年の登場以降,世界的なパンデミックを引き起こしている.ワクチンや治療薬の開発と使用を始めとした様々な対策の実施により状況は改善しつつあるが,引き続き対策が求められている.SARS-CoV-2感染に対する免疫応答として中和抗体の産生が重要である.SARS-CoV-2の発生から4年が経過して,感染やワクチン接種後の抗体応答について多くの知見が集積しつつある.ウイルス側にも多くの変化が生じており,中和抗体から逃避するアミノ酸変異を持つ変異株の発生が相次いでいる.本項ではSARS-CoV-2に対する抗体応答,またこれらから逃避する変異株の発生と中和抗体について紹介する.最近の流行株であるオミクロン株やその亜系統には多くのスパイクタンパク質アミノ酸変異があり,既存の抗体医薬の中和活性が著しく低下した.これに対処するべく変異耐性の高いモノクローナル抗体の開発が求められており,特に逃避変異耐性の高いエピトープに着目した研究についても紹介する.(著者抄録)
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医中誌Web
著者森山 彩野(国立感染症研究所 治療薬・ワクチン開発研究センター 第四部)収載誌/巻号頁ウイルス (0042-6857)/73巻2号 p.153-162発行年月2023.12

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看護に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y409180002<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19禍における基礎看護学実習に対する学生の反応 シミュレーション教育を組み合わせた学内実習の取り組み
抄録
本研究の目的は,コロナ禍により学内実習となった基礎看護学実習IIのために作成したプログラム(電子カルテ,ハイブリッドシミュレーター,DVD教材,教員による模擬患者,教員による実習指導者役,学生同士のロールプレイを組み合わせたシミュレーション教育)について,実施した学生の反応をもとに学びを分析し,今後のシミュレーション教育充実に向けての示唆を得ることである.学生の学びを特徴ある4項目に絞り分析した結果,(1)電子カルテ「Medi-EYE」については,5つのカテゴリ,(2)ハイブリッドシミュレーター「SCENARIO」については,6つのカテゴリ,(3)DVD教材の事例を受け持ち患者に設定したことについては,8つのカテゴリ,(4)教員による模擬患者の設定については,8つのカテゴリがそれぞれ抽出された.シミュレーション教材により,患者把握や学習への理解を促すことにつながった.しかし,経時的な状態や患者-学生間の関係形成の変化が捉えにくかったことが今後の課題である.(著者抄録)
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著者桐山 勝枝(高崎健康福祉大学 保健医療学部看護学科)ほか収載誌/巻号頁高崎健康福祉大学紀要 (1347-2259)/23号 p.13-26発行年月2024.03
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【Y409020004<Pre 医中誌>】(原著論文)
ゴーシェ病の酵素補充療法を訪問看護で実施した症例の検討
抄録
ゴーシェ病のII型は酵素補充療法が必要な疾患である。この治療は今まで病院受診により治療が行われていたが、令和3年3月から訪問看護による実施が可能になった。同時期に新型コロナウイルス感染が日本中に拡大し、保護者は不安の中で病院受診を余儀なくされていた。このような状況から在宅による酵素補充療法について保護者から強い要望があった。そこで保護者の不安と家庭状況を考慮して訪問看護で酵素補充療法を実施することにした。酵素補充療法そのものの実施については特別な手技を必要とせず、通常の点滴と同じである。ところが使用する薬剤が高額であるため、多方面から検討する必要が考えられた。そこで訪問看護で酵素補充療法を開始後に保護者の考えと、訪問看護及び在宅医療の立場から、酵素補充療法を在宅で行う上でのメリット、デメリット等について検討した。これらの結果から訪問看護で酵素補充療法を行うことは、保護者にとってメリットが大きいと考えられた。実施においては、薬剤が高額であるため取り扱いに注意を要し、破損等が生じた場合の対処については検討を要するが、在宅で酵素補充療法を行うことは家族支援の上からも大切であると考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者片岡 知子(白百合訪問看護ステーション)ほか収載誌/巻号頁障害支援研究/28号 p.33-40発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y408510003<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19影響下に実施した全国看護系大学における周術期看護実習の実態調査 臨地外での目標達成に向けた実習方法の探求
抄録
[目的]新型コロナウィルス感染症(COVID-19)影響下の2020年度に全国の看護系大学において遠隔および学内で実施された周術期看護実習の実態、目標達成状況、課題を明らかにし、臨地外でも実習目標達成が可能となる要因を探求する。[方法]看護系大学273校の周術期看護実習科目責任者を対象に質問紙調査を実施した。[結果]質問紙の有効回答率は24%であった。実習方法は、看護過程55例(85.9%)、シミュレーション50例(78.1%)、視聴覚教材の活用48例(75%)等が多かった。臨地外実習の目標達成状況は、病態や身体機能の理解、看護過程等において臨地実習時を上回っていた。目標達成状況が「臨地実習を上回った」回答者は、周術期の経過の早さを重視し、臨地実習に近い内容で実践していた。[考察]臨地外実習で目標達成を目指すには、学生が自ら考えて動き患者の反応から学ぶ必要がある。刻々と変わる急性期の状況変化を体験し、臨地実習のイメージで能動的に実習できる工夫が効果的な臨地外実習となる一要因と考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者前田 隆子(医療創生大学 国際看護学部)ほか収載誌/巻号頁日本看護学教育学会誌 (0916-7536)/33巻3号 p.29-41発行年月2024.03
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【Y403270011<Pre 医中誌>】(原著論文)
パンデミックにおいて保健師に求められる健康危機管理能力と必要な学び
抄録
目的:パンデミックにおいて保健師に求められる健康危機管理能力と必要な学びを明らかにする.方法:令和4年11月~12月に,A県内の保健所で勤務し,新型コロナウイルス感染症対策業務に携わった保健師4名を対象に半構造的面接を行い,質的記述的に分析した.結果および考察:求められる能力として,【電話で聞き取り・健康観察・相談対応できる能力】【組織内外と連携・調整できる能力】【医療資源を把握する能力】【データ処理・情報発信できる能力】【組織の業務のマネジメント能力】【個人で健康管理できる能力】の6カテゴリー,必要な学びとして【感染症への理解と関心】【看護基礎教育からの学びの積み上げ】【保健師の専門性に関連した視点と実践力を身につける】の3カテゴリーが生成された.看護の基礎的な能力の上に保健師の専門的な視点と実践力,パンデミックに対応できる能力を養う教育内容を追加することが重要になると考えられた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者中堀 伸枝(富山県立大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁看護ケアサイエンス学会誌 (2436-5777)/22巻1号 p.125-136発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y403270008<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19下での小児看護学実習の工夫 オンライン・コミュニケーションツールの導入
抄録
COVID-19感染者数が全国的に急増し,臨地における看護学実習の方法が様々に検討されている.このような中,ベッドサイドへの立ち入り人数や機会を最小限としつつ,全ての実習生が入院中の患児とコミュニケーションを図り,状態アセスメントを実施できる実習展開を目的に,オンライン・コミュニケーションツール(以下,リモケア)を小児看護学実習に導入した.その結果,2021年度小児看護学実習生81人全てに対して,紙事例等を用いた代替え措置を講ずることなく,臨床現場での受け持ち実習を行うことが出来た.小児看護学実習におけるリモケアの導入は,ベッドサイドへの立ち入り人数や時間等の制限がある状況下において,臨地での実習生の学習機会の確保に貢献するものと考えられた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者桶本 千史(富山大学 学術研究院医学系)ほか収載誌/巻号頁看護ケアサイエンス学会誌 (2436-5777)/22巻1号 p.95-101発行年月2024.03
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論文タイトル
【Y402330003<Pre 医中誌>】(原著論文)
精神看護学実習での学びの検証 アクティブラーニングを取り入れた学内実習
抄録
新型コロナウィルス感染症流行ではA学校でも学内実習を余儀なくされた。しかし、より学生の思考とアウトプットを強化するアクティブラーニング(以下AL)への転換を図る機会にもなった。今回、A看護師養成所3年課程3年生のうち2020年、2021年の2年間に学内で精神看護学実習を行った対象学生に質問紙を用いた聞き取り調査を実施した。その結果、最も学びが深まったプログラムに、ALを積極的に取り入れた自己理解をあげている学生が最も多かった。その中でもリフレーミングに関連した30のコードからは【自己肯定感・自尊心】が形成された。最後の自由記載項目には、コロナ禍で臨地実習の中止や就職活動等の不安から気持ちが落ち込み気味な中で、自己肯定感を高められたことや気持ちを切り替えられたといった学生の気持ちが記述されていた。同じく自己理解に関連したプロセスレコードでは【学習方法】が形成された。治療的レクリエーションでは【集団学習効果】のカテゴリーが形成されている。以上の結果より、ALの活用により、自己のコミュニケーションを振り返り、治療的コミュニケーションへの理解を深めることができたと考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者榎田 園子(松戸市立総合医療センター附属看護専門学校)収載誌/巻号頁松戸市立総合医療センター医学雑誌 (2434-6993)/33巻 p.31-33発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y402310003<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス禍の学内統合看護実習評価 卒後1年のインタビュー調査
抄録
A大学での学内統合看護実習においてICTを活用した模擬精神患者や模擬患者家族の対応、高機能シミュレーターを用いた演習による看護技術演習を実習内容に取り入れた。本研究では学生が卒業後1年の臨床経験を経て、学内統合看護実習での演習が、臨床の現場でどのような効果をもたらし、どのようなことが有効であったかについてインタビュー調査を通して明らかにした。データの分析の結果から、35のサブカテゴリー、10のカテゴリーが抽出され、更にカテゴリーを看護の実践、自己の成長、教員の関わりの3つのコアカテゴリーに分類した。結果より臨床に近い設定での演習を行った事で、模擬患者・家族対応、看護技術演習が臨床の現場で看護の実践につながっていた。また、教員のナラティブなフィードバックが学生自身の看護の自信となり、臨床の現場で活かされていることが示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
機関リポジトリ(無料)
著者早坂 笑子(東北文化学園大学 医療福祉学部看護学科)ほか収載誌/巻号頁東北文化学園大学看護学科紀要 (2186-6546)/13巻1号 p.23-31発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y402260016<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍におけるリモート面会の効果検証 リモート面会実施回数増加への取り組み
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医中誌Web
著者又吉 真子(沖縄県立中部病院)ほか収載誌/巻号頁沖縄県看護研究学会集録 (1882-4986)/38回 p.48-51発行年月2024.01
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y329450001<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍でのアクティブ・ラーニングを取り入れた学修活動の実践報告 精神看護援助学II(看護過程)の学修成果の検討と課題
抄録
コロナ禍での精神看護援助学IIの講義において,アクティブ・ラーニングの教育方法を用いた学修効果を検証し課題を明らかにすることを目的として,A大学2年生の学生を対象に,回答のあった73名のデータの傾向性を分析,類型化,カテゴリー化した.デンドログラムおよび解釈可能性を考慮した上で4クラスター解を抽出,ARCS得点およびシラバス達成度のクラスター比較や記述内容の分析結果から,(1)ARCS動機づけの自信においては十分ではなかったため学習での成功体験につながるような教授法の工夫や改善が求められる,(2)シラバス達成度には意志が影響していたが課題が毎回課せられることで学修への意志が持続した可能性があるため能動的学修への定着促進に努めていく必要がある,(3)ソーシャルディスタンスを保持した状況下での意見交換や学びの共有であっても,学生にとっては学びの深化につながり有効であった,という3点が明らかとなった.(著者抄録)
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医中誌Web
著者松本 陽子(福山平成大学 看護学部看護学科)収載誌/巻号頁看護・保健科学研究誌 (1345-983X)/24巻1号 p.1-12発行年月2024.03
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【Y328460008<Pre 医中誌>】(解説)
ICT活用による看護師養成所2校合同学習発表会の成果 山陰地方の特性と暮らしの学びの共有
抄録
1年次の地域・在宅看護論実習Iでは、A校が設置されている地域に焦点を当て、「人々の暮らしの基盤である地域を理解する」等3つの目標の下、実習に取り組んだ。今年度2年目を迎え、視点をA校周辺の「地域」から「地方」に拡大していくために、コロナ禍を経て、ICTの教育環境が整ったことから、この地方の他県のB校と当該実習での学びを共有する合同学習発表会(以下発表会とする)を実施した。発表会は、2校における地域の特性と人々の生活、その支援について理解を深めることを目的として、当該実習が終了した1ヵ月後にWebexにて開催した。ICTを活用した発表会後のアンケートでは、全ての質問項目において高い評価であったことから、2校合同発表会の学習効果があったと考える。(著者抄録)
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医中誌Web
著者小田川 良子(国立病院機構米子医療センター附属看護学校)ほか収載誌/巻号頁中国四国地区国立病院附属看護学校紀要 (1880-6627)/19巻 p.84-90発行年月2024.03

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心理的影響に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y328050001<Pre 医中誌>】(総説)
本邦における外国人労働者のメンタルヘルスに関する研究の動向
抄録
本研究の目的は,我が国において行われた,外国人労働者のメンタルヘルスに関する研究の動向を調べ,その主な知見を要約することであった。2023年7月から8月にかけて,外国人労働者のメンタルヘルスに関する研究論文を抽出する作業を行った。その結果,18件の論文が抽出された。抽出された18件に関して著者2名でレビューを行った。抽出された18件は,論文の内容から「ストレッサーに関する研究」,「メンタルヘルスに関する研究」,「ストレッサーと対処法に関する研究」,「ストレッサーとメンタルヘルスに関する研究」,「異文化適応に関する研究」,「COVID-19感染拡大下のメンタルヘルスに関する研究」の6つに分類することができた。また,レビューの結果,対象者の国籍,在留資格,職種や就労分野に関する情報が不明な研究が多いことが明らかになった。このことから,外国人労働者に対して文化に合わせた支援を検討するために,国籍,在留資格,職種や就労分野などのデータを網羅的に収集する必要性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者青山 瞳(比治山大学 大学院現代文化研究科附属心理相談センター)ほか収載誌/巻号頁心理相談センター紀要/19号 p.13-22発行年月2024.03
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【Y327120001<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍におけるオンライン・カウンセリングの活用に関する研究 相談員の体験と学び
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著者中鉢 路子(青山学院大学 教育人間科学部心理学科)ほか収載誌/巻号頁青山学院大学教育人間科学部紀要 (1884-5460)/15巻 p.77-86発行年月2024.03
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【Y322090008<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス感染症流行下における家族介護者のメンタルヘルスと介護負担感について
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下において,在宅で認知症高齢者を介護している家族介護者71人のメンタルヘルスと介護負担感について,GHQ精神健康調査票12項目(GHQ12),Zarit介護負担尺度日本語版の短縮版(J-ZBI_8),新型コロナウイルス感染症恐怖尺度(FCV-19S)および自記式アンケートを用いて調査した.その結果,精神健康度が不良である家族介護者は,J-ZBI_8の合計得点が高い傾向にあり(p=0.091),Role strain得点は有意に高かった(p=0.008).一方で,COVID-19流行後の被介護者の精神状態の変化や介護上の相談先の有無は,家族介護者の精神健康度に影響を与えていることが推測された.家族介護者は介護・医療専門職からの専門的かつ実践的な助言を必要としており,また,家族の支えや近隣住民とのつながりが情緒的安定に大きな影響を及ぼしていると考えられた.(著者抄録)
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著者堺 景子(大阪河崎リハビリテーション大学 リハビリテーション学部)ほか収載誌/巻号頁老年精神医学雑誌 (0915-6305)/35巻2号 p.189-197発行年月2024.02
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【Y321090016<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍におけるこどものメンタルヘルス 神経発達症のこどもを中心に
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著者岡田 俊(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所 知的・発達障害研究部)収載誌/巻号頁児童青年精神医学とその近接領域 (0289-0968)/64巻3号 p.376-381発行年月2023.06
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【Y319300003<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19パンデミックにおける看護学生のメンタルヘルスの不調に関する文献研究 4か国6件の質的研究より
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著者曲渕 時(兵庫県立大学 看護学部)ほか収載誌/巻号頁兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要 (1881-6592)/31巻 p.29-45発行年月2024.03
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【Y315480312<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19による臨地実習の変更に伴った新卒看護師のメンタルヘルスへの影響に関する縦断的研究
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著者大植 崇(兵庫大学 看護学部看護学科)ほか収載誌/巻号頁日本看護科学学会学術集会講演集/43回 p.340発行年月2023.12
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【Y315480278<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19による医学系大学生のメンタルヘルスおよび生活状況への影響と楽観性・悲観性との関連
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著者廣畠 薫留(千葉大学 大学院看護学研究科)ほか収載誌/巻号頁日本看護科学学会学術集会講演集/43回 p.318-319発行年月2023.12
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【Y313070002<Pre 医中誌>】(原著論文)
幼稚園におけるオンラインを用いた新たな子育て相談の実践研究
抄録
コロナ禍で未就学児への虐待対応件数が増加している。この問題の予防策として,オンラインを用いた子育て相談(オンライン子育て相談)と対面式子育て相談(対面相談)を併用する新たな子育て相談体制を構築した。2020年度~2021年度の2年間,幼稚園にて実践した。第一の目的は,対面相談とオンライン子育て相談の方法の違いによって利用件数,相談内容に違いがあるか否かを検討することであった。2年間全体,および2020年度と2021年度ともに,園全体で,オンライン子育て相談よりも対面相談の利用が有意に多い傾向が確認された。相談内容に関しては,2年間を通じて,相談方法にかかわらず,子どもの性格・情緒に関する相談が多かった。第二の目的は,オンライン子育て相談の利用者4名を対象にアンケート調査を実施し評価を収集し,オンライン子育ての機能と課題を明らかにすることであった。その結果,オンライン子育て相談を利用した全員が「話しやすかった」「今後もまた使いたい」と肯定的に評価していた。本研究の課題として,1園における実践であること,オンライン子育て相談の方法に課題が残されていることと,その改善のための工夫が考察された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者藤枝 静暁(埼玉学園大学)収載誌/巻号頁カウンセリング研究 (0914-8337)/56巻2号 p.55-67発行年月2023.12
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【Y312200004<Pre 医中誌>】(原著論文)
コロナ禍における看護系大学生の人との関わりの変化とメンタルヘルスに関する研究
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J-STAGE(無料)
著者今村 祐司(健和会病院)ほか収載誌/巻号頁The Kitakanto Medical Journal (1343-2826)/74巻1号 p.33-42発行年月2024.02
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【Y308050005<Pre 医中誌>】(原著論文)
COVID-19パンデミックが当院で出産した母親の産後1ヵ月時メンタルヘルスに及ぼす影響
抄録
【目的】COVID-19パンデミックが、当院で出産した母親の産後1ヵ月時メンタルヘルスに及ぼす影響について明らかにする。【方法】当院の産後1ヵ月健診に来院した母親140名を対象に、EPDSに回答してもらい、COVID-19パンデミックの母親自身と家族への影響について個別面談を行った。母親の属性とEPDSの関連について統計学的分析を行うとともに、面談内容の質的分析を行った。【結果】EPDS9点以上の陽性者は22名(15.7%)であった。先行研究で産後うつ病のリスク因子とされている初産は76名(54.3%)、精神疾患既往がある者は13名(9.3%)、緊急帝王切開術をうけた者は28名(20.0%)であった。これらの因子とEPDS得点の関連は認めなかった。また、COVID-19パンデミックの母親自身と家族への影響として【夫や子どもの感染への不安】など15のカテゴリーが得られた。コロナ禍においてリスクの有無にかかわらず、抑うつ傾向が高くなっていることが示唆された。また、母親が感染や、生活の変化、人との接触を避ける行動で不安やストレスを抱えていることが明らかとなった。(著者抄録)
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医中誌Web
著者鴨下 香織(愛知医科大学病院)ほか収載誌/巻号頁愛知母性衛生学会誌 (0917-0162)/40号 p.50-57発行年月2022.12

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社会的影響に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y405240003<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19の経験を踏まえ、ポストコロナから2040年問題を見据えた展望 遠隔医療について
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医中誌Web
著者桐山 瑶子(MICIN パブリックアフェアーズ室)収載誌/巻号頁医療経済研究 (1340-895X)/35巻2号 p.79-86発行年月2024.03
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【Y405240002<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19の経験を踏まえ、ポストコロナから2040年問題を見据えた展望 Hospital at Homeや救急往診サービスなど急性期医療の提供
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著者井口 竜太(筑波大学 医学医療系ヘルスサービスリサーチ分野)ほか収載誌/巻号頁医療経済研究 (1340-895X)/35巻2号 p.72-78発行年月2024.03
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【Y405240001<Pre 医中誌>】(解説)
COVID-19の経験を踏まえ、ポストコロナから2040年問題を見据えた展望 デジタルアプリについて
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医中誌Web
著者中野 壮陛(医療機器センター)収載誌/巻号頁医療経済研究 (1340-895X)/35巻2号 p.65-71発行年月2024.03
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【Y325360001<Pre 医中誌>】(原著論文)
都城市介護予防事業参加者におけるCOVID-19後での実態調査 緊急事態宣言解除後の初回アンケート調査と1年後の2回目調査より
抄録
2020年度4月からのCOVID-19「第1波」とし緊急事態宣言が発出され介護予防事業「こけないからだづくり講座」(以下こけない講座)も休止となった.緊急事態宣言解除後,こけない講座開催も各公民館判断に委ねられ講座が開始された.248ヶ所3048名の内22ヶ所254名を活動自粛による身体機能面や心の健康での変化を調査する目的にアンケート調査を行った.翌年,1年継続してプログラム実施後を2回目調査とした.その結果,身体機能面は初回より低下傾向であった.心の健康面でも不眠や食欲低下がみられた.まん延防止等重点措置等の発出により,休止する所も多くなり,通いの場の喪失による活動性の低下も認められた.今後,行政との協議によるオンライン技術導入の必要性を感じた.(著者抄録)
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医中誌Web
著者迫田 勇一郎(介護老人保健施設はまゆう)ほか収載誌/巻号頁臨床と理学療法 (2188-5508)/10巻2号 p.3-9発行年月2024.02
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【Y325180127<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナの小児呼吸器感染症診療
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医中誌Web
著者大石 智洋(川崎医科大学 臨床感染症学教室)収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.196-197発行年月2024.03
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【Y315480621<Pre 医中誌>】(会議録)
私立看護系大学における外部環境の変化に対応した経営戦略と価値提案 ポストコロナ時代への展望
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医中誌Web
著者李 錦純(関西医科大学 看護学部)収載誌/巻号頁日本看護科学学会学術集会講演集/43回 p.530発行年月2023.12
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【Y315100006<Pre 医中誌>】(解説)
データから見たコロナ禍における歯科受診行動(第1回) 緊急事態宣言中の一般歯科への受診控え
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著者小山 史穂子(大阪府立病院機構大阪国際がんセンター がん対策センター疫学統計部)収載誌/巻号頁保団連 (0288-5093)/1415号 p.42-46発行年月2024.03
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【Y313040004<Pre 医中誌>】(原著論文)
緊急事態宣言中の放課後等デイサービス事業、日中一時支援事業の運営
抄録
新型コロナウイルスは2020年に日本中で感染が拡大し、非常事態宣言が4月に発令された。今後このような事態が発生した場合のより良い対応を考えることを目的として、放課後等デイサービス事業と、日中一時支援事業それぞれの利用者の保護者の考えについてアンケート調査を行い比較検討した。アンケートの内容は、(1)非常事態宣言中の施設利用の程度、(2)もし施設が閉鎖されたら困ったか、(3)施設利用についての不安の程度、(4)その不安の内容、(5)運営を続けたことについての評価、(6)非常事態宣言中の施設利用についての自由記載、とした。今回の結果では、施設の利用について放課後等デイサービス事業の利用者は利用を控えることが多かったが、日中一時支援事業では利用の控えは相対的に少なかった。さらに、もし施設が閉鎖された場合は、日中一時支援事業を利用していた保護者の方が「とても困る」と予想した割合が高かったことからも、預かりといった福祉的な利用が求められていると考えられた。今後同様な事態が発生した場合には、保護者の利用への不安を解消するため施設内での感染リスクを一層減らす必要があり、手洗い・うがい・マスクの着用・アルコール消毒・体温測定等を徹底しなければならないと考えられた。さらに施設の消毒を継続し、施設にウイルスを持ち込まない対策を強化する必要がある。そのための事前の検討をしておくことが重要であると考えられた。(著者抄録)
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著者加納 亜依(かゆりスクール)ほか収載誌/巻号頁障害支援研究/27号 p.30-38発行年月2021.07
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y313030004<Pre 医中誌>】(原著論文)
新型コロナウイルス流行による緊急事態宣言中の病児保育利用についてのアンケート調査(第2報)
抄録
病児保育は新型コロナウイルス感染により緊急事態宣言が発令されていた期間も、社会的に必要な事業として運営継続を求められていた。緊急事態宣言は、令和2年から令和3年の間に3回発令された。新型コロナウイルスは未知のウイルスであったため当初は不安が強く、感染予防のための密接、密閉、密集の3密について、不要不急の外出や医療機関受診の自粛などが連日報道された。そのため、病児保育園利用者は激減し運営に困難を極めた。その後、新型コロナウイルス感染についての理解と、新型コロナウイルスワクチン接種が進み、状況が変化してきた。そこで今後、同じような事態が発生した場合の対応について検討するためにアンケート調査を行った。今回の検討では、病児保育園を利用された保護者は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言中であっても通常の勤務をされていた人が多く、病児保育園が開園していないと困る人が8割近くいたことは、病児保育園は新型コロナウイルス感染症が流行する中でも社会基盤を支える人のために、運営を続ける必要性が明らかであった。また、病児保育園の利用について不安を強く感じている人は少なかった。病児保育制度そのものが多くの人に必要な制度であると評価されているため、感染症のガイドラインに沿って、感染対策をしっかりと行いながら運営をすることが大切と考えられた。(著者抄録)
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医中誌Web
著者河瀬 亜紀(すずらん病児保育園)ほか収載誌/巻号頁成育支援研究/12号 p.27-36発行年月2021.12
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y312070068<Pre 医中誌>】(会議録)
ポストコロナ時代の骨粗鬆症薬物治療はもっと若手が活躍するべきだ
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著者玉井 孝司(大阪公立大学)収載誌/巻号頁関東整形災害外科学会雑誌 (0389-7087)/55巻55 p.105発行年月2024.03

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病院管理に関する文献

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著者収載誌/巻号頁発行年月
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【Y329410002<Pre 医中誌>】(解説)
高松赤十字病院紀要の活性化に向けた取り組み
抄録
高松赤十字病院紀要は職員から投稿された論文を年1回発刊している.2020年発刊の第8巻は21篇の論文を掲載した.コロナ禍で多くの学会が中止となる中,第9巻は投稿数減少の懸念があった.今回,高松赤十字病院医学会に重点を置き,その演者に積極的に投稿を呼びかけた.また新しい試みとして従来の一般募集に加えて新型コロナウイルスをテーマに募集を行った.本紀要への投稿数増加のために図書・紀要作成委員会が行った取り組みについて報告する.対象は令和3年度高松赤十字病院医学会に発表した19演題の演者19名である.学会終了後に演題内容の感想を述べた写真付きメッセージカードを演者其々に届け,投稿を呼びかけた.結果,19名中8名が本紀要に投稿した.第9巻は計26篇を掲載した.新型コロナウイルス関連は9篇であった.過去最多の論文が投稿され,テーマ募集も好評であった.今後も高松赤十字病院紀要の活性化に向けた活動を継続していきたい.(著者抄録)
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医中誌Web
著者峯 秀樹(高松赤十字病院 脳神経内科)ほか収載誌/巻号頁高松赤十字病院紀要 (2188-0395)/10巻 p.11-15発行年月2024.02
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【Y327280048<Pre 医中誌>】(原著論文)
病院において新型コロナウイルス感染症患者を受け入れた部署の看護師長が直面した困難 感染流行第1波から第3波に焦点を当てて
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医中誌Web
J-STAGE(無料)
著者倉岡 有美子(日本赤十字九州国際看護大学 看護学部)収載誌/巻号頁日本看護科学会誌 (0287-5330)/43巻 p.450-457発行年月2023.12
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【Y327200008<Pre 医中誌>】(解説)
コロナ禍における病院の経営状況(最終回) 2022年度の病院の経営状況について
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医中誌Web
著者独立行政法人福祉医療機構経営サポートセンターリサーチグループ収載誌/巻号頁病院経営羅針盤/15巻251号 p.50-53発行年月2024.03
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【Y327070001<Pre 医中誌>】(原著論文)
地域公的基幹病院におけるCOVID-19患者247例の臨床経験 第1波から第5波まで
抄録
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界各地に拡散しパンデミックを引き起こしたが、静岡県も例外でなく医療体制の逼迫を経験した。当院は地域公的基幹病院として通常診療を行いながら、247例のCOVID-19感染症患者の入院加療に携わった。患者の居住地の内訳は静岡市内219例、静岡市外25例、静岡県外3例であった。平均年齢は55歳、男性165例(68%)、女性82例(32%)であり、入院時の症状として発熱202例(82%)、咳嗽100例(41%)、呼吸困難・息切れ95例(39%)、倦怠感90例(37%)、頭痛75例(31%)、嗅覚・味覚障害33例(13%)、下痢13例(5%)を認めた。入院時の重症度分類は軽症54例、中等症-I:103例、中等症-II:85例、重症4例であった。入院後の重症化に伴い、挿管下で人工呼吸管理を10例に施行し、9例(90%)で軽快を認めた。また病院機能維持の観点から、院内での体外式膜型人工肺導入は行わず、適応となる2例については感染症指定病院への転院搬送を行った。患者を軽症+中等症-I(呼吸不全無)と中等症-II+重症(呼吸不全有)の2群に分類し,既報で報告されている独立した重症化マーカーの多くが本研究の呼吸不全無群と有群の間で有意差が見られることを示した。また本県では第3波と第5波において特に病床逼迫を経験したことから両患者群の比較検討を行った。その結果、第5波では若年で基礎疾患の少ないワクチン未接種の患者の入院が多く見られた事から、ワクチン接種の有効性が示唆された。(著者抄録)
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医中誌Web
著者高橋 進悟(静岡県立総合病院 呼吸器内科)ほか収載誌/巻号頁静岡県立総合病院医学雑誌 (0911-4157)/31巻1号 p.1-8発行年月2022.12
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【Y325180215<Pre 医中誌>】(会議録)
慢性期病院における新型コロナウイルス感染症治療薬の使用状況調査
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医中誌Web
著者竹山 千晶(鶴巻温泉病院 薬剤科)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.231発行年月2024.03
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【Y325180168<Pre 医中誌>】(会議録)
Covid-19発症同居家族の濃厚接触者となった病院職員の二次感染発症状況調査
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医中誌Web
著者田村 直暉(神戸大学医学部附属病院 感染制御部)ほか収載誌/巻号頁日本化学療法学会雑誌 (1340-7007)/72巻2号 p.213発行年月2024.03
医中誌Web文献番号/論文種類
論文タイトル
【Y322020037<Pre 医中誌>】(会議録)
肝胆膵がん診療の現状と今後の課題 秋田大学病院におけるCOVID-19流行前,流行期間における胆管癌,膵癌のStage概要
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医中誌Web
著者佐藤 裕貴(秋田大学 消化器内科)ほか収載誌/巻号頁日本消化器病学会東北支部例会プログラム・抄録集/216回 p.61発行年月2024.02
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【Y315360021<Pre 医中誌>】(会議録)
COVID-19による病院経営への影響 経営が厳しい病院への対応と併せて
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医中誌Web
著者園田 孝志(済生会唐津病院)収載誌/巻号頁医療福祉経営マーケティング研究 (1881-297X)/18巻1号 p.73発行年月2023.10
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【Y313480120<Pre 医中誌>】(会議録)
A病院の新型コロナウイルス感染症病棟に従事する看護師が勤務を継続できた要因
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医中誌Web
著者川上 みゆき(宮城県立がんセンター 看護部南病棟)ほか収載誌/巻号頁日本がん看護学会学術集会/38回 p.172発行年月2024.02
医中誌Web文献番号/論文種類
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【Y311110007<Pre 医中誌>】(解説)
誰でもわかる よく聞く医療経営用語 はやわかり講座(最終回) 新型コロナ感染症の病院経営への影響
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医中誌Web
著者世古口 務収載誌/巻号頁病院経営羅針盤/15巻250号 p.42-50発行年月2024.03

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